【有馬記念2021予想】過去10年データ分析と傾向
有馬記念過去10年人気別成績
1番人気6勝・2着1回・3着1回、勝率60%、連対率70%、複勝率80%。
2番人気1勝・2着1回・3着3回、勝率10%、連対率20%、複勝率50%。
3番人気1勝・2着1回・3着2回、勝率10%、連対率20%、複勝率40%。
4番人気1勝・2着1回・3着2回、勝率10%、連対率20%、複勝率40%。
1番人気馬は2017年キタサンブラックら過半数の6勝をあげています。
2番人気馬一昨年リスグラシューが優勝しています。
上位4番人気以内で大半の9勝をあげ、その他の1勝は2015年にゴールドアクターが8番人気で勝利しています。
有馬記念過去10年7番人気以下の3着以内実績と3連単配当
2020年11番人気サラキア2着、3連単5万150円
2018年9番人気シュヴァルグラン3着、3連単2万5340円
2017年8番人気クイーンズリング2着、3連単2万5040円
2014年9番人気トゥザワールド2着、3連単10万9590円
2012年10番人気オーシャンブルー2着、3連単2万4250円
2011年7番人気エイシンフラッシュ2着、3連単7万8260円
2011年9番人気トゥザグローリー3着
2・3着馬は下位人気まで幅広く分布しています。
過去10年中6年で8番人気以下の伏兵が1頭ずつ3着以内に激走しています。
過去10年中8回で3連単は万馬券になっています。
大波乱こそありませんが、ヒモ穴で3連単万馬券がでる傾向があります。
有馬記念過去10年枠番別成績
内めの1~4枠が6勝・2着6回・3着2回・着外60回、勝率8.1%、連対率16.2%、複勝率18.9%。
外めの5~8枠が4勝・2着4回・3着8回・着外66回、勝率4.8%、連対率9.7%、複勝率19.5%。
勝率、連対率では内めの1~4枠が優勢ですが、複勝率は外めの5~8枠が上まっています。
基本内枠が有利な傾向がありますが、実力があれば枠順の影響を受けることは少ないと思われます。
昨年の有馬記念は
5枠クロノジェネシス1着
7枠サラキア2着
7枠フィエールマン3着
と外めの枠の決着でした。
ただし大外の8枠は0勝・2着0回・3着1回・着外19回、複勝率5.0%、
大外の馬番に入った馬は0勝・2着0回・3着0回・着外10回と不振傾向にあります。
有馬記念過去10年前走レース別成績
前走菊花賞組は、4勝・2着1回・3着2回・着外4回、勝率36.3%、連対率45.4%、複勝率63.6%。
前走ジャパンカップ組は、2勝・2着4回・3着6回・着外47回、勝率3.3%、連対率10.1%、複勝率20.3%。
天皇賞(秋)は、1勝・2着2回・3着1回・着外13回、勝率5.8%、連対率9.5%、複勝率23.5%。
アルゼンチン共和国杯組は、1勝・2着0回・3着0回・着外5回、勝率16.6%。
エリザベス女王杯組は、0勝・2着2回・3着0回・着外14回、連対率12.5%。
菊花賞組が最多の4勝で有馬記念へ好相は良さそうです。
【有馬記念2021予想】本命馬情報
【⑦クロノジェネシス】グランプリ3連覇
父バゴ。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
有馬記念ファン投票2位。過去グランプリ3連覇は、スピードシンボリ、グラスワンダー、クロノジェネシスの3頭のみで、グランプリ4連覇を成し遂げた馬は未だいません。有馬記念連覇と史上初のグランプリ4連覇の偉業達成をして引退の花道を飾れるか注目されます。3走前のドバイシーマクラシックは、世界トップレベルの強豪馬相手に2着に好走と日本馬の実力をアピールしました。ドバイシーマクラシック3着のラヴズオンリーユーが、次走のQE2世C(G1)を制覇したことは、ドバイシーマクラシックのレベルが高かったことを示しています。2走前の宝塚記念は4番手先行から楽に抜け出すと34秒4のメンバー中最速上がりの末脚で差し切り2着馬に2馬身半差をつけての快勝、グランプリ3連覇を達成しました。前走の凱旋門賞は2番手から直線で好位につけて見せ場を作りましたが、日本とは違う重い馬場に対応できず結果は7着でしたが力は示せました。有馬記念、宝塚記念(連覇)、秋華賞の内回りコースでG1を4勝している内回り巧者、有馬記念で最高のポテンシャルを発揮することが推測されます。
【⑨ステラヴェローチェ】巻き返し可能
父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
有馬記念ファン投票18位。春のクラッシック、皐月賞、日本ダービーで連続3着。昨年の朝日杯フューチュリティSでも2着とG1での好走実績があります。神戸新聞杯は、ダービー馬シャフリヤールを破って優勝。菊花賞は後方15番手から34秒7のメンバー中最速上がりの末脚を発揮して4着でした。有馬記念過去10年前走菊花賞優勝馬以外の入線は2014年トゥザワールド2着(菊花賞16着)、2013年ブラストワンピース1着(菊花賞4着)があり、菊着花賞敗退からの巻き返しも十分可能性があります。グランプリ4連覇がかかるクロノジェネシスと同じバゴ産駒、父譲りのパワーとスタミナがあり、道悪で高いポテンシャルを発揮できることから、馬場が荒れてきた中山コースは合っていることが推測されます。最近調子が上がってきたM.デムーロ騎手への乗り替わりはプラス効果があると思われます。
【⑩エフフォーリア】歴史的名馬破る
父エピファネイア。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
有馬記念ファン投票1位。史上最多の26万票を獲得。無敗で制覇した皐月賞は3馬身差の圧勝、日本ダービーは直線で先頭に立ちましたがシャフリヤールに、クビの上げ下げのハナ差交わされ2着に惜敗しました。天皇賞秋では一線級古馬相手に1馬身差をつけての完勝。ゴール前で力強く抜け出すと3冠馬コントレイル、グランアレグリアを寄せ付けない非常に強い競馬でした。その後コントレイルはジャパンカップを圧勝、グランアレグリアはマイルチャンピオンシップを完勝して引退しました。歴史的名馬コントレイル、名牝馬グランアレグリアに勝ったことは非常に大きな価値があります。スタート地点が少しイレギュラーな中山芝2500m、コースを1周半でコーナーが6回、今までの競馬とは違った流れになることに対応できるかですが、皐月賞を勝っており、トリッキーな内回りコースは経験済なので問題はないと思われます。
【⑬アカイイト】今がピーク
父キズナ。母ウアジェト。母の父シンボリクリスエス。
有馬記念ファン投票7位。前走のエリザベス女王杯は初騎乗の幸英明騎手が10番人気の低評価を覆して、後方13番手から捲り35秒7のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し、G1初挑戦・初制覇を達成しました。これまで20戦中13戦でメンバー中上がり3F最速を計時した強烈な末脚があります。今年は1着→2着→3着→2着→1着→4か月の休養で馬が変わり、休み明けの府中牝馬を使われて、馬が本格化してエリザベス女王杯を優勝しました。4歳になり今がピークの状態で、有馬記念での好走が期待されます。有馬記念前走エリザベス女王杯組は、16頭出走して2020年サラキアと2017年にクイーンズリングの2着が2回です。
【⑯タイトルホルダー】阪神内回りの菊花賞圧勝
父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
有馬記念ファン投票3位。菊花賞は、ペースを落として逃げ、直線に入っても余力があり、2着馬との差を5馬身差に広げて逃げ切りました。1番強い馬が勝つと言われている菊花賞を5馬身差のぶっちぎりで勝ち、世代最強の実力があることを示しました。前走菊花賞組は、4勝・2着1回・3着2回・着外4回、勝率36.3%、連対率45.4%、複勝率63.6%で過去10年3歳馬が4勝を挙げています。有馬記念の菊花賞優勝馬は、2011年オルフェーヴル1着、2012年ゴールドシップ1着、2015年キタサンブラック3着、2116年サトノダイヤモンド1着、2019年ワールドプレミア3着と菊花賞優勝馬が有馬記念で好走する傾向があります。今年の菊花賞は、内回りコースのみを使用し、コーナーを6回通過して約1周半を回る阪神芝3000mで実施されました。中山芝2500m内回りコース形態に似たコースで菊花賞を勝っていることから、これまで以上に菊花賞優勝馬が活躍する可能性が高くなっていることが推測されます。
【有馬記念2021予想】穴馬情報
【②パンサラッサ】心肺機能強化
父ロードカナロア。母ミスペンバリー。母の父Montjeu。
有馬記念ファン投票33位。前々走のオクトーバーS(L・東京芝2000m)を逃げ切って快勝。前走の福島記念(G3・福島芝2000m)は前半1000m、57秒3のハイペースを果敢に逃げ、直線では一時後続に7から8馬身差をつけ、ゴールまで高いレベルでスピードを持続して4馬身差でゴール、2番手で先行したコントラチェックが15着に大敗したことを考慮すれば、ハイペースを逃げ切った能力は非常に高いことが推測されます。福島記念を鮮やか過ぎる逃げで重賞初制覇。心肺機能がかなり強化され、逃げ切り2連勝中。有馬記念で有力馬がけん制し合う展開なら、まんまと逃げ切っても驚けません。
【⑤ディープボンド】重馬場ならばチャンス
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
有馬記念ファン投票15位。阪神大賞典(G2・阪神芝3000m内回りコース)は時計の掛かる重馬場、4番手で先行、3コーナーの勝負所で上がっていき、直線でも抜群の反応で抜け出して2着馬ユーキャンスマイルとの差を5馬身に広げての圧勝。長距離適性と重馬場適性が非常に高いことを示しました。天皇賞(春)(G1・阪神芝3200m外内)は2着に好走。フォワ賞(G2・ロンシャン芝2400m)では鮮やかな逃げ切り勝ちを収めました。凱旋門賞(G1・ロンシャン芝2400m)は14着に敗れましたが、世界の頂点のレースで世界トップクラスの強豪馬を相手に競馬ができた経験は国内競馬でプラスになるはずです。ディープボンドは、狭いコーナーでの加速力、機動力、馬力と独特の内回り適性があり、中山芝2500m内回りコース開催の有馬記念での好勝負必至です。
【⑪アリストテレス】冬場の荒れた馬場合う
父エピファネイア。母ブルーダイアモンド。母の父ディープインパクト。
有馬記念ファン投票23位。昨年の菊花賞(G1・京都芝3000m)では、無敗の3冠馬コントレイルをクビ差まで追いつめて2着に激走。今年初戦のアメリカジョッキーCC(G2・中山芝2200m)を快勝。天皇賞春は、万全の状態からほど遠い状態でしたが、地力の高さだけで4着に粘り込み長距離適性の高さを示しました。前々走の京都大賞典(G2・阪神芝2400m)は、マカヒキにハナ差交わされ2着に好走して復調の兆しを見せました。ジャパンカップ(G1・東京芝2400m)は厳しいレース展開の中、初めて逃げて直線では失速して9着でした。中山コースは、不良馬場だったアメリカジョッキーCCを制しており、冬場の荒れた中山芝2500mへのコース適性に懸念はなさそうです。有馬記念では、好位で控える競馬ができれば上位進出も十分可能だと思われます。
【⑭アサマノイタズラ】展開向けば
父ヴィクトワールピサ。母ハイタッチクイーン。母の父キングヘイロー。
有馬記念ファン投票31位。前々走に重賞勝ちしたセントライト記念(G2・中山芝2200m)を含め中山コースは6戦2勝・2着1回・3着1回と中山コースでは抜群の安定感があります。ここ2戦のセントライト記念、菊花賞は後方から直線上がり3Fはメンバー中最速上がりの末脚を使っており、折り合いに懸念がなくなり長距離レースに対応できるようになっています。得意の中山コースで直線末脚勝負の流れになれば、まとめて差し切れる瞬発力を備えています。
【⑮キセキ】4年連続出走
父ルーラーシップ。母ブリッツフィナーレ。母の父ディープインパクト。
有馬記念ファン投票9位。2017年の菊花賞馬キセキは有馬記念で引退して種牡馬入りが決まっています。有馬記念は今年で4回目になります。有馬記念過去4回以上出走した馬は11頭、4回目で勝った馬は1966年のスピードシンボリの1頭だけで他に3着以内に入った馬もいませんでした。しかし、豊富なスタミナにまかせてスピードを持続できる能力が高く、今年の出走メンバーから推測すれば3着ならかろうじて入賞する可能性あるかと思われます。
【有馬記念2021予想】コース適性
【⑤ディープボンド】阪神内回り重賞で好走
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
阪神大賞典(G2・阪神芝3000m内回りコース)は4番手の好位から内ラチを器用な脚で追走、2着馬に5馬身の差をつけて圧勝しました。天皇賞春は阪神芝3200m、1週目外回り2週目は内回りの変則コースで優勝馬ワールドプレミアと0秒1差の2着に好走しています。阪神内回り重賞での好走実績からコーナーが6回ある中山芝2500m内回りコースへの適応力は高いことが容易に推測できます。
【⑥ウインキートス】小回り得意
父ゴールドシップ。母イクスキューズ。母の父ボストンハーバー。
中山芝2500mは4戦1勝・2着2回で連対率75%です。芝2500mの重賞目黒記念(G2)を優勝した実績があり距離適性に懸念はないと思われます。コーナーが6回ある小回りコースの土湯温泉特別(2勝クラス・福島芝2600m)、コーナー部分が多いまるっこいコース形態でコーナーが6回あるルスツ特別(1勝クラス・札幌芝2600m)を快勝した実績から、コーナーが6回ある中山芝2500m内回りコースへのコース適性は高いことが推測されます。
【⑦クロノジェネシス】内回りG1を4勝
父バゴ。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
秋華賞(G1・京都芝2000m内回りコース)、宝塚記念(G1・阪神芝2200m内回りコース)、有馬記念(G1・中山芝2500m内回りコース)と2000m以上の内回りコースでG1を4勝している内回り巧者です。これまで16戦で3着以内を外したのは、京都外回りコースのエリザベス女王杯(G1)と凱旋門賞(G1)だけです。クロノジェネシスはG1特有の厳しいレース展開の内回りコースで最高のポテンシャルを発揮します。中山芝2500m内回りコースへの適性は、有馬記念出走メンバー中で1枚抜けています。
【⑩エフフォーリア】コーナー6回は初
父エピファネイア。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
中山内回りコースは皐月賞で3馬身差をつけて圧勝した実績があります。芝2500mは未経験ですが日本ダービーでタイム差無しのハナ差の2着に好走した実績があり、コース適性、距離適性に懸念はないと思われます。天皇賞秋(G1・東京芝2000m)でコントレイル、グランアレグリアを撃破した競馬は圧巻です。中山芝2500m、コースを1周半でコーナーを6回通過する競馬にも潜在能力の高さから問題なくクリアできる可能性は高いと思われます。
【⑯タイトルホルダー】阪神内回り菊花賞勝ち馬
父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
菊花賞は、例年は京都外回りコースでの開催ですが、今年はコーナーを6回通過して約1周半を回る阪神内回りコースの阪神芝3000mで実施されました。有馬記念が開催される中山芝2500mの内回りコースに似たコースでの開催で、これまで以上に菊花賞と有馬記念の関連性が高くなっていることが推測されます。その菊花賞を5馬身差の大差で圧勝したことから有馬記念がある中山芝2500mへのコース適性は間違いなく高いと思われます。
【有馬記念2021予想】血統情報
【⑤ディープボンド】母の父キングヘイロー今年のトレンド
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
キズナ産駒は重賞を15勝、今年はG1馬アカイイト(エリザベス女王杯)を排出しています。同じモガミポイントの牝系にローレルゲレイロ(スプリンターズS、高松宮記念)がいます。母の父キングヘイローはカワカミプリンセス(オークス、秋華賞)、クリールカイザー(AJCC)の長い距離の重賞勝ち馬も排出しています。2021年、母の父キングヘイローは、ピクシーナイト(スプリンターズS、シンザン記念)、アサマノイタズラ(セントライト記念)、イクイノックス(東京スポーツ杯2歳S)、メイショウムラクモ(レパードS)、ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞)、ウォーターナビレラ(ファンタジーS)、ディープボンド(阪神大賞典)の8つの重賞を勝っています。3代母のモガミポイントは、父系マルゼンスキー、Nijinskyの血統背景から豊富なスタミナを伝える血統で究極のスタミナ消耗戦のレースの有馬記念で高いポテンシャルを発揮できる血統です。
【⑦クロノジェネシス】欧州パワー、スタミナ血統
父バゴ。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
ヴィクトリアマイル、香港カップを優勝したノームコアの半妹、2代母のインディスユニゾンは重賞を4勝したフサイチエアデールの全妹という血統背景の良血馬です。2代母インディスユニゾンは名牝フサイチエアデール(重賞4勝)の全妹にあたります。父バゴは凱旋門賞、パリ大賞、ガネー賞、ジャンプラ賞のG1を4勝した名馬で、道悪の鬼としても有名なスタミナ豊富な血統です。バゴ産駒にはビッグウィーク(菊花賞) 、オウケンサクラ(桜花賞優勝)、ステラヴェローチェ(神戸新聞杯)などがいます。欧州のパワー、スタミナ血統で、特にパワーと持続力が抜群で、中山内回りコースなら最高のポテンシャルを発揮できます。
【⑨ステラヴェローチェ】母の父SS系懸念
父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
父バゴは現役時代に凱旋門賞を制覇、有馬記念・宝塚記念・秋華賞を優勝したクロノジェネシス、菊花賞を優勝したビッグウィークなど7頭の重賞勝ち馬をだしています。近親に朝日杯FSを勝ったゴスホークケンがいます。バゴの父Nashwanは、英ダービー、英2000ギニー、Kジョージ六世&QエリザベスS、エクリプスSの4つのG1を勝った名馬です。母の母はゴーンウエスト系のマイラーとRoberto系の配合、そこにディープインパクトが配合されてバランスも良好です。ただ母の父サンデーサイレンス系は有馬記念過去10年で勝ち馬がでていない点は少し懸念されます。
【⑩エフフォーリア】スタミナ血統
父エピファネイア。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
エピファネイアの種付け料金が1800万円に値上がりして、国内最高額になりました。父エピファネイアは菊花賞とジャパンカップの優勝馬で、デアリングタクト(牝馬三冠馬)、アリストテレス(AJCC)、オーソクレース(菊花賞2着とホープフルS2着)の父です。近親にアドマイヤムーン(ドバイデューティーF、宝塚記念、ジャパンカップ)、スリープレスナイト(スプリンターズS)、2代母ケイティーズファーストの半妹に、エリザベス女王杯(G1)を勝ったヒシアマゾンがいる一流の牝系の血脈が流れています。母の父ハーツクライはディープインパクトを破って有馬記念を優勝しました。父系母系ともにスタミナ豊富な血統で、スタミナが求められる有馬記念に適性が高い血統と言えます。天皇賞秋ではコントレイル、グランアレグリア相手にゴール前は流していた勝ち方から底知れない血統であることが推測されます。
【⑯タイトルホルダー】有馬記念に向いた重厚な欧州血統
父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
父ドゥラメンテの母系は成長力に優れたエアグルーヴの牝系です。芝2400mから芝2600mで3勝を挙げているメロディーレーンの半弟です。母メーヴェはJRA5勝のオープン馬で丹頂S(OP・札幌芝2600m)を勝っています。母父Motivatorは英国ダービーを制覇したヴァンドギャルドの母父であり、自身も英国ダービーを制覇しています。母父Motivatorの父モンジューは凱旋門賞などG1を5勝したSadler’sWells系のステイヤー血統で、スタミナとパワーを伝えている重厚な欧州血統です。サドラーズウェルズは瞬発力には欠けているため高速決着よりも、スタミナと持続力を伝えるため、有馬記念に向いている血統です。
【有馬記念2021枠順確定】
1枠1番ペルシアンナイト
1枠2番パンサラッサ
2枠3番モズベッロ
2枠4番メロディーレーン
3枠5番ディープボンド
3枠6番ウインキートス
4枠7番クロノジェネシス
4枠8番ユーキャンスマイル
5枠9番ステラヴェローチェ
5枠10番エフフォーリア
6枠11番アリストテレス
6枠12番シャドウディーヴァ
7枠13番アカイイト
7枠14番アサマノイタズラ
8枠15番キセキ
8枠16番タイトルホルダー
【有馬記念2021予想オッズ】
人気順 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | クロノジェネシス | 1.9 |
2 | エフフォーリア | 2.1 |
3 | タイトルホルダー | 9.1 |
4 | ステラヴェローチェ | 13.5 |
5 | アカイイト | 37.5 |
6 | ディープボンド | 41 |
7 | アリストテレス | 43.9 |
8 | アサマノイタズラ | 55 |
9 | キセキ | 61.9 |
10 | パンサラッサ | 71.5 |
11 | ウインキートス | 73 |
12 | ペルシアンナイト | 157.2 |
13 | シャドウディーヴァ | 163.4 |
14 | モズベッロ | 175.9 |
15 | メロディーレーン | 185.3 |
16 | ユーキャンスマイル | 216.2 |
17 | エブリワンブラック | 305.5 |