【中京記念2024予想】本命馬候補5選と穴馬候補5選・コース解説・血統馬5選・過去10年データー分と傾向|3連単

中京記念は、第3回小倉全8日の最終日のAコースで開催されます。

芝状態は、3コーナーから4コーナーにかけてコース内側に傷みがあります。

小倉競馬場芝Aコースの1週距離は1,615.1m、幅員は30m、直線距離は293m、高低差は3mです。

福島競馬場に次ぐ小さな小回りコースです。

293mの直線に坂はなく平坦になっています。小倉競馬場はローカル競馬場らしい、直線平坦、小回りのコース設定になっていますが、2つの特徴があります。

まず1つ目の特徴はゴール板を通過直後から2コーナー半ばにかけて約220mが上り坂になっていることです。

この坂の高低差は3m、勾配率1.3%です。

2コーナー半ばにかけて上った3mを、2コーナーから向正面、向正面の200mは平坦、3コーナーから4コーナーにかけて下るというコース設定になっていることです。

小倉競馬場2つめの特徴はコースの幅が30mと広くゆったりしていることです。30m芝コースの幅員は、他のローカル競馬場としては広い設定になっています。

残り600mの3コーナー付近から各馬がラストスパートに入り勝負を仕掛けてきます。

小倉競馬場の3、4コーナーにはスパイラルカーブがあります。

スパイラルカーブとは、コーナーの入口が緩やかで、コーナーの出口がきついカーブになっているカーブのことを言います。

コーナーの入口が緩やかで3コーナーから4コーナーにかけて下り坂は、直線のスピードを落とさずにコーナーへ突入できます。

4コーナーの出口がきついカーブになっているので、スピードにのっている馬は外へ大きく膨らみます。

その中できついカーブで内ラチを走る馬は一旦スピードを落としますが、そこから機動力を発揮して短時間でトップスピードにギアチェンジできる機動力のある馬の好走率が高い傾向があります。

ゴール前の直線は293mと短く平坦で、直線だけでの差し切りは難しいコースです。先行して流れに乗った馬と、最終コーナーで加速して後方から上がってきた馬によって直線勝負が繰り広げられます。

コース形態上ペースが緩みにくいためにロングスパート勝負になる傾向があり、残り600m地点からのスピードの持続力が求められます。

中京記念が開催される小倉競馬場芝1800mで求められる能力は、スピードを落とさずに回れるスパイラルカーブになっていることから残り600m辺りからペースアップして長く脚を使うことと、ゴールまでスピードを持続できる体力が要求されます。

コーナーが4回ある小回りコースなので内枠の先行馬が断然有利。差し追い込み馬には厳しいコース形態になっています。

①480キロから498キロ【2.7.6.32】

②480キロから498キロは3着以内15頭で半数を占めています。

③単勝狙いなら4勝の500キロから518キロが狙い目です。

①上位人気が奮わない中、好調なのが

5番人気【1.1.2.6】

6番人気【2.4.0.4】

②2014年から2022年と9年連続で5番人気、6番人気のいずれかが好走、8年連続で2着を確保しています。

①ハンデ 57.5キロは10頭が全滅。

②56キロも3着以内9頭だが優勝皆無。

③トップハンデは16頭中優勝1頭のみ。

①前走オープン が6勝で3着以内14頭。

②G1組も8頭が好走。

③G3組はエプソムCとCBC賞がほぼ全滅。

①4歳馬と7歳以上馬

②ハンデ57キロと56キロ

③トップハンデの馬

④前走G3戦出走馬

⑤7枠の上位人気馬

①中穴馬が勝つ波乱含みのレース

②前走G1組はとりあえずおさえておく

③5歳馬が中心。3歳4歳の人気馬は微妙

④57.5キロ以上は10頭が全滅

父エピファネイア。母ルールブリタニア。母の父ディープインパクト。

一昨年の白井特別は、4番手の好位で先行、勝負所で上がっていき、直線で抜け出すと、2馬身半の差をつけて1着。

続くノベンバーステークスは、2番手先行から、直線並んでいき交わして1着して4連勝した潜在能力が高い馬です。

昨年のケフェウスS(OP・阪神芝2000m)は、控えて中団からインコースを追走、直線に入って外から伸びて抜け出し1着。

前々走の小倉大賞典(G3・小倉芝1800m)は、中団の前目の7番手に控えて追走、直線伸びて逃げていたセルバーグを交わして1着。

コーナーが4回ある内回り・小回りコースで4勝の小回りコース巧者です。

中京記念と同じ舞台の小倉大賞典を解消した実績もあり、得意コースなら大阪杯敗退からの巻き返してくる可能性は大きいかと思われます。

父ディープブリランテ。母ショウナンカラット。母の父ブライアンズタイム。

昨年4連勝で毎日王冠を制覇。

マイルチャンピオンS(G1)でも、勝ち馬ナミュールから0秒4差の4着とマイルG1で結果を残しています。

小回りコースは、ラジオNIKKEI賞(福島芝1800m)で重賞初制覇して高いコース適性を証明済です。

ここ2戦がひと息ですが、実績(福島芝1800m)のあるコーナーが4回ある小回りコースの小倉コース(中京記念)なら巻き返してくる可能性は十分にあります。

父ヴィクトワールピサ。母ノッテビアンカ。母の父Kendargent。

中京記念と同じ舞台で開催された小倉大賞典は4着・2着と2年連続で入線。

また似たコース形態のコーナーが4回ある中山芝1800mで2勝を挙げており、小回りコースへの適性が高い馬です。

芝2000mは微妙に距離が長く、ベストの1800m、そして小回りコースなら中京記念で好走する可能性は高いことが推測されます。

父スピルバーグ。母ルーラ。母の父Oasis Dream。

立雲峡S(3勝クラス・阪神芝1600m)、都大路S(L・京都芝1800m)を連勝中の上り馬。

コーナーが4回ある内回りコースの芝1800mから芝2000mの距離では、2勝2着2回の実績から、中京記念がある小倉芝1800mなら十分勝負になりそうです。

時計のかかる馬場にも適応できるから雨が降っても問題なしです。

父ヴィクトワールピサ。母ノッテビアンカ。母の父Kendargent。

中京記念と同じ舞台で開催された小倉大賞典は2着。

コーナーが4回ある中山芝1800mで2勝、重馬場実績もあり。前走福島民報杯は出遅れと距離が長すぎたことが敗因です。

適性の高い小回り芝1800mの小倉開催の中京記念なら前走8着から大きく巻き返してくる可能性があります。

父キタサンブラック。母ニホンピロアンバー。母の父スウェプトオーヴァーボード。

小倉コース3戦3勝の小倉巧者です。京都芝2000m内回りコースでも2着した実績があり、コーナーが4回ある小回りコースへの適性が高いことは間違いなと思われます。

父モーリス。母ジュベルアリ。母の父ディープインパクト。

全5勝を右回りコースで挙げており、 中京記念での右回りへのコース替わりは大きなプラス材料になりそうです。
コーナーが4回ある芝2000mの小回り・内回りでは8着・6着と結果を出せていない点は懸念され割り引き要素です。

父ミッキーアイル。母タケノローマン。母の父キングカメハメハ。

コーナーが4回ある芝1800mから芝2000mでの実績は、1勝・2着6回。近走はマイルレースを中心に使われていますが、本来は中距離馬です。

適性距離に戻ることで本来の高いポテンシャルを発揮しての激走に期待です。

父キングカメハメハ。母アドマイヤシルク。母の父シンボリクリスエス。

愛知杯(G3・小倉芝2000m)、中山牝馬S(G3・中山芝1800m)のコーナーが4回ある小回り、内回りの直線が短いコースで35秒4、35秒5のメンバー中最速上がりの末脚を使っています。

短い直線で一瞬の瞬発力を使える小回り巧者。コーナーが4回ある小倉芝1800m・芝2000mでの実績は、2着1回・3着4回と小倉コースへの適性は高い。

一瞬の瞬発力は短い直線で最大限いかされます。

父エピファネイア。母エナチャン。母の父キンシャサノキセキ。
昨年中京記念(中心芝2000m)は、ハナに立ってペースを緩めずに逃げきって優勝しました。

コーナーが4回ある小倉芝1800mで開催された小倉大賞典では、緩みのないペースで後続を離して逃げ、直線やや勢いが鈍り、交わされたものの粘って3着は確保しました。
ペースを緩めずに逃げることができる馬、超ハイペースにならない限り好走する可能性大。

父ディープブリランテ。母ショウナンカラット。母の父ブライアンズタイム。
ドグマ(JRA3勝)やカバーガール(JRA3勝)の半弟で、グランプリゴールド(JRA4勝)、ダノンプログラマー(JRA7勝)の近親です。母母ニュースヴァリューはJRA6勝のオープン馬で、Moonscapeの牝系。Moonscapeの牝系からベガ、アドマイヤベガ、ハープスターなど活躍馬が多数出ている優秀な牝系です。父ディープブリランテはダービー馬でモズベッロ(日経新春杯)やセダブリランテス(中山金杯・ラジオNIKKEI賞)などを輩出。母父がブライアンズタイムでパワーと機動力を受け継いでおり、中距離適性が高い血統です。ディープインパクトとSeattle Songの配合で斬味を伝えますが、母父がブライアンズタイムでパワーと機動力も伝える総合力の高く小回りコースに向いている血統配合です。

父モーリス。母ジュベルアリ。母の父ディープインパクト。

シャフリヤール(日本ダービー・ ドバイシーマクラシック)、アルアイン(皐月賞)の近親で、母母ドバイマジェスティはBCフィリー＆メアスプリント(米G1・ダ7F)の優勝馬です。

モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナ、ルークズネスト、ディヴィーナなどと同じ配合です。

父モーリスは、初年度産駒ピクシーナイトが2021年スプリンターズSを制し、初のGI勝ちを達成。

ジェラルディーナ(エリザベス女王杯)、ジャニックドール(大阪杯)など3頭のG1馬を輩出。

瞬発力、パワーを伝え、コーナーが4回の小倉芝2000mへ適性が高い血統配合です。

父ミッキーアイル。母タケノローマン。母の父キングカメハメハ。

父ミッキーアイル産駒は、小回りでスピードを活かすタイプが多く、産駒の芝での成績、45勝中40勝は1600m以下です。

芝不良馬場での複勝率は44.4%です。

ミッキーアイル×キングカメハメハはシャーレイポピー(JRA4勝)やショウリュウレーヴ(JRA3勝)と同じです。

父ミッキーアイル産駒はパワーが勝ったタイプが多くダートでも46勝を挙げており、馬場が渋ったほうが狙い目です。

父エピファネイア。母ルールブリタニア。母の父ディープインパクト。

母ルールブリタニアはミッキークイーン(オークス・秋華賞)、トーセンマタコイヤ(JRA5勝)、インナーアージ(JRA5勝)の全妹でJRAの1勝馬です。

母の母ミュージカルウェイはドラール賞(仏G2)優勝馬です。

エピファネイア×ディープインパクトはオーソクレース、アリストテレス、ディヴァインラヴ、ムジカ、ビーマイオーシャンなどと同じで、この配合の特徴は、芝の中長距離向きで仕上がりが早い傾向があります。

父スピルバーグ。母ルーラ。母の父Oasis Dream。

スーパーラティヴS(英国G2・芝7F)3着ミスタースカラマンガの半弟です。

ジュライS(英国G2・芝6F)を勝ったクラシックブレイドの近親です。

母母ドミニカはキングズスタンドS(英国G2・芝5F)優勝馬です。

父スピルバーグは天皇賞(秋)を勝った中距離馬。

セオも、しなやかなストライドは直線が長く広いコース向き。

小回りコースはやや懸念が残る血統配合です。