日本ダービー(東京優駿)

【日本ダービー(東京優駿)2021予想】本命馬情報

日本ダービー(東京優駿)
日本ダービー(東京優駿)

【①エフフォーリア】4戦4勝の皐月賞馬

父エピファネイア。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
2歳新馬(札幌芝2000m)、百日草特別(東京芝2000m)をデビュー2連勝。百日草特別はスタートで接触がありましたが、緩やかなペースだったためスッと4番手まで順位を上げて追走。直線は外から先に抜け出したレインフロムヘヴンをその内から交わして1馬身半差をつけて快勝。共同通信杯(G3・東京芝1800m)は、2番手を折り合って追走、直線半ばで前の馬を交わして抜け出して、2馬身半差にリードを広げて優勝。皐月賞(G1・中山芝2000m)は雨の影響が残り、時計は掛かっていました。4番手の好位のインコースを追走、直線は馬場の良いとこから抜け出すと、後続をあっさりと引き離し3馬身差をつけて優勝しました。日本ダービーが、グレード制導入でG1に格付けされた1984年以降、無敗の2冠馬は、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、ミホノブルボン、ディープインパクト、コントレイルの5頭が誕生していますが、皐月賞で、2着馬につけた0秒5の差は、これまでの無敗の2冠馬より大きい着差でした。4戦4勝の皐月賞馬、東京コースは、2戦2勝。日本ダービーで無敗の2冠馬誕生なるか注目されます。

【⑤ディープモンスター】芝2200m2戦2勝

父ディープインパクト。母シスタリーラヴ。母の父BellamyRoad。
3走前の梅花賞(1勝クラス・中京芝2200m)は、少数頭8頭立ての6番手に控えてインコースを追走から直線は鋭い末脚で前の馬を交わして勝利。2走前のすみれS(L・阪神芝内2200m)は、後方の7番手を追走から、直線は34秒6のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出すと2馬身半に差を広げて圧勝しました。皐月賞(G1)はタフな馬場で後方からの競馬になり、しぶとい末脚は不発におわり7着でした。脚長のストライドで走る走法から、もともと小回りコース合わないとみられており、日本ダービーかある東京芝2400mで高いポテンシャルを発揮してくることが期待されます。芝2200mでは2戦2勝していることから芝2400mへの距離適性に懸念はなさそうです。

【⑩シャフリヤール】スローペースなら

父ディープインパクト。母ドバイマジェスティ。母の父EssenceofDubai。
全兄に皐月賞と大阪杯を制覇したアルアインがいる良血馬です。前走の毎日杯(G3・阪神芝1800m)を、1分43秒9というJRAレコードタイで優勝して、実力が本物であることを示しました。兄アルアインも毎日杯を勝っており、兄弟制覇。アルアイン同様に距離は、芝2400mよりは芝2000mの方があっていますが、高速馬場でスローペースならば、デビュー戦4戦目で迎える大一番の日本ダービーで自力をフルに発揮でき、好勝負が期待できそうです。

【⑫ワンダフルタウン】ダービートライアル快勝

父ルーラーシップ。母シーオブラブ。母の父ディープインパクト。
前々走のラジオN杯京都2歳S(G3・阪神芝2000m)は35秒0の最速上がりで差して、重賞を初制覇しました。その後、爪を痛めて休養、約5か月の休み明けだった前走の日本ダービートライアルの青葉賞(G2・東京芝2400m)は、やや余裕のある馬体、レース中の落鉄かありながらも勝利して、重賞を連勝しました。日本ダービーと青葉賞は同じ東京芝2400mで開催されますが、ペース、レース展開が全く異なることから、青葉賞組からの日本ダービー優勝馬は誕生していません。ワンダフルタウンがジンクスを破って日本ダービーで勝てるか注目されます。

【⑯サトノレイナス】14頭をごぼう抜き

父ディープインパクト。母バラダセール。母の父NotForSale。
2歳新馬(東京芝1600m)、サフラン賞(1勝クラス・中山芝1600m)をデビュー2連勝。阪神ジュベナイルF(G1・阪神芝1600m)は、スタートはひと息で中団の内目を追走、直線でも内から上がっていき、外のソダシに並びかけたが、同タイムのハナ差の2着。桜花賞(G1・阪神芝1600m)は、大外枠18番からスタートで、無理はせずに後方16番手を追走。直線に入って32秒9のメンバー中最速上がりの末脚で追い込みましたが、同タイムのクビ差届かず2着でした。桜花賞で、4コーナー16番手からクビ差の2着まで14頭をごぼう抜きした、32秒9の末脚のインパクトは強烈でした。あの末脚は全く東京コース向きです。2007年のウオッカ以来14年ぶりの牝馬の日本ダービー制覇がかかります。

【日本ダービー(東京優駿)2021予想】穴馬情報

日本ダービー(東京優駿)
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【④レッドジェネシス】1発の可能性

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父StormCat。
前走の京都新聞杯(G2・中京芝2200m)は、後方の4番手で脚をため、4コーナーから仕掛けられると、抜群の反応で伸び、35秒3のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し優勝しました。京都新聞杯で見せた、ロングスパートを日本ダービーでも発揮できれば、1発の可能性も十分にあります。

【⑪ステラヴェローチェ】道悪を苦にしないタイプ

父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
前走の皐月賞(G1・中山芝2000m)は10番手のインコースを追走、直線でも内を突いて上がっていき、2着馬タイトルホルダーとクビ差の3着まで追い込みました。共同通信杯のようなスローペースからの直線よーいドンの展開は不向きで、日本ダービーが高速馬場でスローペースになると厳しくなります。時計のかかる稍重、不良馬場でデビュー2連勝しているように、道悪を苦にしないタイプなので、馬場が渋ればチャンスです。

【⑬グレートマジシャン】皐月賞は見送りダービー

父ディープインパクト。母ナイトマジック。母の父Sholokhov。
キャリアは、わずか3戦ですが、通算成績は2勝・2着1回です。毎日杯(G3・阪神芝1800m)は、初の長距離輸送、右回りと課題があったにもかかわらず、レースレコード、タイム差なしの2着に入り、速い時計で走破できたことは日本ダービーにつながると思われます。皐月賞は見送って、日本ダービー1本の目標を絞り込んだ戦術がプラスにでれば、好走が期待できそうです。

【⑭タイトルホルダー】距離延長は歓迎

父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
前走の弥生賞ディープインパクト記念(G2・中山芝2000m)は、前半1000mを1分02秒6とペースを抑えて逃げることができ、直線に入ってもスピードを持続、2着馬との差を1馬身半に広げて優勝しました。前走の皐月賞(G1・中山芝2000m)は、反応良くゲートを出て2番手を先行、3コーナーで先頭に立ち直線へ、内からエフフォーリアに抜け出されましたが、後続に抜かせず2着を確保して、地力が高いことを示しました。半姉にマラソンホースのメロディーレーン、母の父の父がモンジューのスタミナ血統で、距離延長は歓迎です。日本ダービーが、上がりのかかるスタミナ消耗戦になれば、強さを発揮してくることが推測されます。

【⑮アドマイヤハダル】多頭数にも対応

父ロードカナロア。母スウェアトウショウ。母の父ディープインパクト。
エリカ賞(1勝クラス・阪神芝2000m)、若葉S(L・阪神芝2000m)を2連勝。2前走の若葉Sは、4番手を追走から、直線33秒7のメンバー中最速上がり末脚で、2着馬に3馬身差をつける圧勝でした。前走の皐月賞(G1・中山芝2000m)、中団追走から、じわじわ伸びてきましたが、2着馬タイトルホルダーとクビ差・クビ差の4着、多頭数にも対応したことが大きな収穫でした。力の要る馬場より、東京コースの方が向きそうなタイプだけに、日本ダービー東京コースに替わるのは歓迎です。鞍上は先週のオークスを制覇して勢いにのる日本ダービー2勝のM,デムーロ騎手に替わります。

【日本ダービー(東京優駿)2021予想】コース適性

日本ダービー(東京優駿)
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【①エフフォーリア】東京コースは2戦2勝

父エピファネイア。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
東京コースは2戦2勝、2勝とも先行して33秒4の速い末脚を使えています。上がりのかかるスタミナ消耗戦になった皐月賞は、3馬身差をつけて圧勝、時計のかかる馬場でも強い競馬ができました。日本ダービー開催週に、BコースからCコースへ替わり、内ラチの状態が良い芝の出現で前が残りやすくなります。エフフォーリアは、先行しても直線で33秒台の強烈な末脚が使えるのでCコースへの替わりは大きなプラス材料になります。総合力の高さからコース適性に懸念はありません。

【④レッドジェネシス】距離延長で変わり身

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父StormCat。
ゆきやなぎ賞(1勝クラス・阪神芝2400m)は、雨の影響が残り時計の掛かる馬場。最後方11番手で待機、3コーナー手前から進出、直線でも余力があり4馬身差を広げて圧勝、距離延長で大きな変わり身を見せました。京都新聞杯(G2・中京芝2200m)は、開幕週で速い時計の出る馬場。8番手を追走から、直線35秒3のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出して優勝しました。1周距離が1530mと、東京、京都に次いで全場3位の広く大きな左回りのコースで好走したのは収穫で日本ダービーへつながる走りでした。芝2400m、左回り、ゴール前の急坂、重馬場良馬場兼用で日本ダービー東京芝2400mへのコース適性は高いことが推測されます。

【⑤ディープモンスター】左回りの中京芝2200mに実績

父ディープインパクト。母シスタリーラヴ。母の父BellamyRoad。
梅花賞(1勝クラス・中京芝2200m)、すみれS(L・阪神芝内2200m)を2連勝。例年梅花賞は京都芝2400mで開催されてきましたが、京都競馬場改修工事のため今年は、梅花賞と京都新聞杯は中京芝2200mで開催されました。今年のキーポイントは左回りの中京芝2200mに実績があるかどうかの可能性があります。このことからディープモンスターとレッドジェネシスが日本ダービーで馬券に絡む可能性が大いにあると思われます。

【⑫ワンダフルタウン】4戦連続最速末脚

父ルーラーシップ。母シーオブラブ。母の父ディープインパクト。
前走の日本ダービートライアルの青葉賞(G2・東京芝2400m)は、6番手の前目を追走、長く良い脚を使い4コーナー5番手から直線で抜け出し優勝しました。先行馬総崩れの展開を6番手先行で、粘ったことは東京芝2400mへの適性が高いことを十分に示しています。デビューから4戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を使っており、日本ダービーの最重要ポイントの残り800mから長くいい脚を使えるかの要件を満たしています。青葉賞組からの日本ダービー優勝馬は誕生していないデータがありますが、2着・3着の可能性なら十分あると思われます。

【⑯サトノレイナス】牝馬特有の一瞬の切れる末脚

父ディープインパクト。母バラダセール。母の父NotForSale。
東京コースは1戦1勝。桜花賞(G1・阪神芝1600m)は、4コーナー16番手から32秒9のメンバー中最速上がりの末脚で14頭をごぼう抜きして、クビ差の2着まで迫りました。不利な大外枠を考慮すれは負けて強しの競馬でした。牝馬特有の一瞬の切れる末脚は、日本ダービー東京コースで最大限いかされると思われます。

【日本ダービー(東京優駿)2021予想】血統情報

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【①エフフォーリア】トビの大きい豪快なフットワーク

父エピファネイア。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
エピファネイア×ハーツクライで、近親にドバイデューティーF(G1)、宝塚記念(G1)、ジャパンC(G1)を勝ったアドマイヤムーン、2代母ケイティーズファーストの半妹に、エリザベス女王杯(G1)を勝ったヒシアマゾンがいる一流の牝系の血脈が流れています。エピファネイアは日本ダービー2着、菊花賞優勝だから距離延長のスタミナに懸念はありません。母の父ハーツクライ産駒は、スワーヴリチャード(ジャパンC)、シュヴァルグラン(ジャパンC)、ワンアンドオンリー(日本ダービー)、ヌーヴォレコルト(オークス)の4頭が東京芝2400m開催G1で優勝していることから、日本ダービー東京芝2400mへの適性を押し上げています。

【⑥グラティアス】母系が快速牝系

父ハーツクライ。母マラコスタムブラダ。母の父LizardIsland。
父ハーツクライ産駒は2014年に優勝したワンアンドオンリー、2020年サリオス、2017年スワーヴリチャード、2011年ウインバリアシオンが2着。広い東京コースで高いポテンシャルを発揮してくるのがハーツクライ産駒の特徴です。半姉に阪神ジュベナイルF(G1)の勝ち馬レシステンシア(父ダイワメジャー)がいます。母の父LizardIslandはDanzig系で、母系はスピードを伝えます。ハーツクライ産駒は、晩成タイプが多い中、母系が快速スピード牝系だとクラシックでも活躍できる傾向があります。

【⑩シャフリヤール】父産駒過去10年で6勝

父ディープインパクト。母ドバイマジェスティ。母の父EssenceofDubai。
全兄が皐月賞と大阪杯を制覇したアルアインです。母ドバイマジェスティは米国のG1・BCフィリーメアスプリント(1400m)の勝ち馬、母の父EssenceofDubaiがG1・UAE2000ギニー(ダ1600m)の勝ち馬で、日本ダービー優勝馬の母父にマイル重賞で活躍した馬が多くいるパターンがあてはまります。母方にA.P.Indyを持つディープインパクト産駒は、アルアインの他にグランアレグリアがいます。ディープインパクト産駒は日本ダービー過去10年で6勝、ここ3年は3連勝中です。日本ダービー過去10年母父の系統別成績はナスルーラ系が1勝・2着1回です。サンデーサイレンス系×ナスルーラ系の配合は日本ダービーで通用する血統配合です。

【⑬グレートマジシャン】母の2代父がSadler’sWells

父ディープインパクト。母ナイトマジック。母の父Sholokhov。
日本ダービー過去10年父馬の系統別成績はサンデーサイレンス系が8勝・2着9回・3着6回。日本ダービー過去10年母父の系統別成績は、ノーザンダンサー系が3勝・2着5回・3着2回。父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)×母の父Sholokhov(ノーザンダンサー系)で日本ダービーへ実績がある血統配合です。グレートマジシャンは母が独オークス馬。日本ダービー優勝馬の母父にはマイル重賞で活躍した馬が多く、グレートマジシャンの母父SholokhovはイタリアのマイルG1グランクリテリウムを優勝した実績がありプラス材料です。母の2代父がSadler’sWellsでスタミナと重厚なパワーを伝えています。

【⑯サトノレイナス】父産駒3連勝中

父ディープインパクト。母バラダセール。母の父NotForSale。
ディープインパクト×NotForSaleの配合で弥生賞を優勝したサトノフラッグの全妹です。全兄サトノフラッグが菊花賞で3着と健闘したこと考慮すれば距離延長は大歓迎です。母バラダセールは、アルゼンチン1000ギニー、アルゼンチンオークスのG1を2勝してアルゼンチン3歳牝馬チャンピオンに輝いた名牝馬です。ディープインパクト×NotForSaleの配合は、重賞を5勝したダノンファンタジーと同じ。牝馬兄サトノフラッグよりも一瞬の切れる脚があり、東京芝2400mで瞬発力が最大限発揮できると思われます。ディープインパクト産駒は日本ダービー過去10年で6勝、ここ3年は3連勝中で牝馬だからといって割り引く必要はありません。

【日本ダービー(東京優駿)2021枠順確定】

1-1 エフフォーリア(横山武史)
1-2 ヴィクティファルス(池添謙一)
2-3 タイムトゥヘヴン(石橋脩)
2-4 レッドジェネシス(横山典弘)
3-5 ディープモンスター(武豊)
3-6 バジオウ(大野拓弥)
4-7 グラティアス(松山弘平)
4-8 ヨーホーレイク(川田将雅)
5-9 ラーゴム(浜中俊)
5-10 シャフリヤール(福永祐一)
6-11 ステラヴェローチェ(吉田隼人)
6-12 ワンダフルタウン(和田竜二)
7-13 グレートマジシャン(戸崎圭太)
7-14 タイトルホルダー(田辺裕信)
8-15 アドマイヤハダル(M.デムーロ)
8-16 サトノレイナス(C.ルメール)
8-17 バスラットレオン(藤岡佑介)

【日本ダービー(東京優駿)2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1エフフォーリア1.6
2サトノレイナス3.7
3シャフリヤール10.8
4ディープモンスター19.1
5タイトルホルダー19.9
6ワンダフルタウン20.5
7グレートマジシャン26.3
8ステラヴェローチェ28
9ヨーホーレイク30.3
10バスラットレオン43.4
11レッドジェネシス46.8
12アドマイヤハダル50.7
13ヴィクティファルス72.9
14ダノンザキッド87.3
15グラティアス92.7
16ラーゴム122.5
17バジオウ210.8
18タイムトゥヘヴン213.6
【日本ダービー(東京優駿)2021予想オッズ】