菊花賞

【菊花賞2021予想】過去10年データ分析と傾向

菊花賞
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菊花賞過去10年前走別成績

G1組が0勝・2着0回・3着0回・着外1回、複勝率0%。
G2組が9勝・2着9回・3着6回・着外98回、複勝率19.7%。
G3組が1勝・2着0回・3着0回・着外4回、複勝率20.0%。

G2組で有力なのは神戸新聞杯組
神戸新聞杯組は8勝・2着5回・3着4回・着外29回、複勝率25.6%と3着以内馬の半数以上を占めています。2010年以降は神戸新聞杯組が毎年連対中です。

G2セントライト記念組は1勝・2着3回・3着2回・着外46回、連対率7.7%・複勝率11.5%と神戸新聞杯組に大きく差をつけられています。

菊花賞過去10年出走馬の所属別成績

栗東所属の関西馬が9勝・2着10回・3着8回・着外104回で連対率14.5%・複勝率20.6%。
美浦所属の関東馬は1勝・2着0回・3着2回・着外46回で連対率2.0%・複勝率6.1%。
関西馬の成績が関東馬の成績を大きく上回っています。

菊花賞過去10年人気別成績

1番人気馬が6勝・2着0回・3着2回で勝率60%、複勝率80%。
2番人気馬が0勝・2着3回・3着0回で勝ちはなく連対率20%。
あとは3番人気馬が2勝。5.7番人気がそれぞれ1勝。
2.3着馬に人気薄の馬が絡む傾向があり
2017年の菊花賞は1番人気→10番人気→13番人気の決着で3連単配当は55万9700円と50万馬券が飛び出しました。
2.3着に穴馬を絡めて高配当を狙うといいかもしれません。

97,750円3連単6点的中

【菊花賞2021予想】本命馬情報

菊花賞
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【②アサマノイタズラ】スムーズに折り合う

父ヴィクトワールピサ。母ハイタッチクイーン。母の父キングヘイロー。
セントライト記念(G2・中山芝2200m)は9番人気の低評価を覆して重賞初制覇を達成。メンバー中最速上がり34秒6の猛烈な末脚で差しました。後方でリズム良くスムーズに折り合えたことは、本番菊花賞に向けて大きな収穫でした。重馬場だったスプリングSをタイム差無しの2着に粘っているように、タフな馬場もこなせ、セントライト記念を勝ったようにスタミナがあり、菊花賞で落ちついた走りができれば勝ち負けまで持っていけそうです。

【③タイトルホルダー】体力温存

父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
弥生賞ディープインパクト記念(G2・中山芝2000m)を逃げて優勝。皐月賞は厳しい流れの中、2番手先行から早めに仕掛けて2着。日本ダービーは先行馬に厳しい展開でも6着に粘り、世代トップクラスの実力馬であることを示しました。セントライト記念は1番人気に支持され、インコースを進路にとりレースを進めましたが、直線は前が詰まって進路を見つけられず、13着に大敗。セントライト記念では、直線で追い出せず余力を残していた分、ダメージが少なく、本番菊花賞へ体力温存できたという見方もできます。神戸新聞杯組は、重馬場で激走したダメージがあり、神戸新聞杯上位組よりも菊花賞では有利になるかもしれません。

【⑤レッドジェネシス】重馬場のダメージ

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父StormCat。
京都新聞杯を勝って挑んだ、日本ダービーは2桁11着と苦戦を強いられましたが、神戸新聞杯は朝から雨が降り続き、不良馬場とタフな条件の中、後方からしぶとく伸びて差のない2着に好走して世代トップクラスの実力を示しました。レッドジェネシスは折り合いがつき、スタミナとパワーがあり、力のいる馬場が合い、今年の菊花賞が開催される阪神芝3000mはプラスになることが推測されます。前走の神戸新聞杯がタフな馬場での消耗戦だったので状態面が少し懸念されます。

【⑭ステラヴェローチェ】馬体回復

父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
春のクラッシック、皐月賞日本ダービーで連続3着。昨年の朝日杯フューチュリティSでも2着とG1での複勝率は100%。今年の菊花賞は日本ダービーの1・2着馬が出走しません。神戸新聞杯(G2・中京芝2200m)でダービー馬シャフリヤールを破って優勝したステラヴェローチェが菊花賞で堂々の主役をつとめます。前走の神戸新聞杯は朝から雨が降り続き、かなり時計の掛かる馬場で開催されました。馬体重は18キロ増え、ダービー時に減った馬体が回復と成長していました。道中は後方9番手で折り合って追走。直線は馬郡を割って抜け出す勝負根性を見せて優勝しました。父バゴ譲りのパワーがあり、道悪で高いポテンシャルを発揮できます。

【⑱オーソクレース】勝負根性

父エピファネイア。母マリアライト。母の父ディープインパクト。
宝塚記念、エリザベス女王杯でG1・2勝を挙げたマリアライトの初子です。骨折休養明けでホープフルS・2着以来約9か月ぶりだった、セントライト記念(G2・中山芝2200m)は、速いラップを刻む厳しい展開でも長くいい脚を使って3着に粘り込みました。勝負根性は母マリアライト譲りで、菊花賞が阪神内回りで開催されることは大きなプラスになりそうです。

回収率428%

【菊花賞2021予想】穴馬情報

菊花賞
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【④ロードトゥフェイム】長距離適性

父マツリダゴッホ。母ラドランファーマ。母の父ホワイトマズル。
前走の九十九里特別(2勝クラス・中山芝2500m)は、3か月ぶりの実戦でしたが仕上がっていました。道中は4番手に控えて追走、直線は馬郡を割って伸び、先に抜け出したロードトゥフェイムに外から並んで同着1着となりました。2004年のデルタブルースが九十九里特別を勝って菊花賞を制覇しました。フジTVスプリングS(G2)はレース中に落鉄して8着、ラジオNIKKEI賞(G3)はスタートであおり、出遅れて16着と、実力を重賞で出し切っていません。前走の九十九里特別で距離延長して長距離適性が一気に開花、菊花賞3000mの距離に懸念はなさそうです。

【⑦ディープモンスター】ぶっつけ本番

父ディープインパクト。母シスタリーラヴ。母の父BellamyRoad。
梅花賞(1勝クラス・中京芝2200m)、すみれS(L・阪神芝内2200m)を非常に強い競馬で連勝した走りから、潜在能力は世代トップ級です。皐月賞7着、日本ダービー16着に敗退。脚長のストライドで走る走法から、トップギアーに入るまでに時間がかかるタイプ、ダイナミックな走りから距離延長が歓迎です。阪神内回りはすみれSで圧勝しているように、菊花賞は阪神開催になったことのマイナス影響はないと思われます。菊花賞過去10年日本ダービーからのぶっつけは1頭だけ出走していますが着外でした。秘めた能力はありますが、菊花賞のぶっつけ本番は割引せざるを得ません。

【⑧エアサージュ】1発激走

父Point of Entry。母Nokaze。母の父エンパイアメーカー。
デビューから4戦3勝とまだ底を見せていません。3歳新馬(中京芝2000m)を完勝、潜在能力の高さを予感させる強い競馬でした。前々走の3歳以上1勝クラス(函館芝2000m)を逃げて圧勝。前走の札幌日刊スポーツ杯(2勝クラス・札幌芝2600m)を逃げ切って勝利、長距離レースへ高い適性があることを示しました。豊富なスタミナがあり菊花賞で1発激走の可能性がある穴馬です。

【⑪ディヴァインラヴ】中長距離戦連勝

父エピファネイア。母ディープラヴ。母の父ディープインパクト。
牝馬の菊花賞参戦は2019年のメロディーレーン以来2年ぶりです。古馬との初対決となったタイランドC(1勝クラス・小倉芝2600m)は、激しく雨が降り一気に時計が掛かかる馬場になりました。体重は14kg増えていました。道中は好位。少し離れた3番手を折り合って先行、勝負所で上がっていき、前の2頭に並んでいき抜け出し、距離延長で大きな変り身を見せて勝利しました。前走の木曽川特別(2勝クラス・中京芝2200m)は、先行馬を見ながら3番手の好位を追走。流れに乗って上がっていき直線で先頭に立つと、そのまま押し切って勝利しました。芝2600m、2200mの中長距離戦を先行して早い上がりで抜け出す強い競馬で2連勝した実力は本物です。菊花賞芝3000mでさらなる進化が期待できそうです。

【⑰ヴィクティファルス】操縦性

父ハーツクライ。母ヴィルジニア。母の父Galileo。
スプリングS(G2)1着。共同通信杯は、シャフリヤール、ステラヴェローチェに先着して2着の実績。神戸新聞杯は、中団でしっかり折り合い、前が詰まり直線は追い出しが遅れましたが、進路が開いてからは反応良く伸びました。夏場を越して成長力あるハーツクライ産駒らしく大きく成長していました。仕掛けられてからの反応が抜群で、折り合いに懸念がなく操縦性が高いので菊花賞3000mでも対応できることが推測されます。

スプリンターズS・9050円3連複6点的中

【菊花賞2021予想】コース適性

菊花賞
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【⑤レッドジェネシス】末脚切れる

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父StormCat。
ゆきやなぎ賞(1勝クラス・阪神芝2400m)、京都新聞杯(G2・京都芝2200m)を連勝して長い距離へ適性が高いことを示しました。神戸新聞杯(G2)は不良馬場でも2着。これまで9戦中5戦で上がり3Fメンバー中最速上がりの末脚を使っています。長距離レースを勝っており距離に問題はなさそうです。菊花賞の阪神の短い直線は、後方一気の追い込みは難しく、中団あたりで追走できれば短い直線でも末脚は通用すると思われます。

【⑨ヴェローチェオロ】阪神内回り快勝

父ゴールドシップ。母プレシャスライフ。母の父タイキシャトル。
前走三田特別(2勝クラス・阪神内回り芝2200m)は、最後方追走から早めに仕掛けると抜群の手応えで上がっていき、後続に並ばせずの快勝しました。菊花賞を前に、阪神内回りコースを攻略できたことは大きな収穫でした。ステイゴールド系は阪神の内回りコースでの好走率が高く、スタミナも豊富。長距離適性がありそうで、菊花賞阪神芝3000mへの適性は高いと思われます。

【⑩モンテディオ】長距離4戦経験

父ジャスタウェイ。母ディオニージア。母の父Tejano Run。
前走の神戸新聞杯(G2)は、道中は楽な手応えで2番手を先行。直線で早めに先頭に立ちましたがステラヴェローチェ、レッドジェネシスに交わされましたが、ダービー馬のシャフリヤールを抑えて3着に入線、菊花賞優先出走権を獲得しました。芝2200mは6戦1勝・2着1回・3着2回。芝2400m以上を4戦1勝・2着1回、連対率50%。長距離レースを4戦経験していることは、菊花賞で大きなアドバンテージになります。前々走のルスツ特別(1勝クラス・札幌芝2600m)、コーナー部分が多いコースで快勝、阪神内回りへの適性も高そうです。スタミナが豊富で長距離レースを勝った実績もあり、阪神で開催される今年菊花賞なら上位を狙えそうです。

【⑬アリーヴ 】長くいい脚

父ドゥラメンテ。母エスメラルディーナ。母の父Harlan’s Holiday。
小回りコースの小倉コースで3戦3勝、急坂のある阪神・中京でそれぞれ3着が1回あり、急坂への適性に懸念はなさそうです。小回り巧者なので、阪神内回りなら機動力を存分に発揮できることが推測されます。夏の小倉で2連勝、特に柳川特別(2勝クラス)は不良馬場で長くいい脚を使っていることから菊花賞での1発もあるかもしれません。

【⑭ステラヴェローチェ】スタミナとパワー

父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
神戸新聞杯(G2)は、朝から雨が降り続き、かなり時計の掛かる不良馬場のスタミナ消耗戦で35秒6のメンバー中最速上がりの末脚で差して優勝。スタミナとパワーは世代トップであることを示しました。あとは内回りコースがどうかですが、中山内回りの厳しいレース展開の皐月賞で後方13番手から追い込み3着まで順位を上げていますので、菊花賞阪神内回りへの懸念はなさそうです。短い直線でも末脚は十分きれることが推測されます。

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【菊花賞2021予想】血統情報

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【⑤レッドジェネシス】父産駒菊花賞3連勝

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父ストームキャット。
ディープインパクト産駒は、菊花賞過去10年4勝・2着3回、現在3年連続勝利中で2019年は1・2着を独占しました。ディープインパクト産駒は芝3000m以上のG1を7勝・2着5回で、ディープインパクト産駒の長距離レースへの信頼性の高さを示しています。ディープインパクト×ストームキャットは、2015年リアルスティールが2着しています。ディープインパクト×ストームキャットはキズナ、エイシンヒカリ、リアルスティール、ラヴズオンリーユー、ラキシス、サトノアラジンなどがでている黄金配合です。母母父がSadler’s Wells、パワーとスタミナを伝えていますので長距離レースに向いた血統です。

【⑪ディヴァインラヴ】SS濃厚インブリード

父エピファネイア。母ディープラヴ。母の父ディープインパクト。
エピファネイア×ディープインパクトは、昨年の菊花賞2着馬アリストテレス、オーソクレースと同じ血統配合です。父エピファネイアは芝2500m以上で連対率31.4%、エピファネイア×ディープインパクトは芝2500m以上で連対率46.7%と長距離レースの高い適性が認められます。サンデーサイレンスの18.75%、4×3の濃厚なインブリードが潜在能力を高めています。

【⑭ステラヴェローチェ】欧州型持続力

父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
父バゴは現役時代に凱旋門賞を制覇、宝塚記念・秋華賞を優勝したクロノジェネシス、菊花賞を優勝したビッグウィークなど7頭の重賞勝ち馬をだしています。近親に朝日杯FSを勝ったゴスホークケンがいます。バゴの父Nashwanは、英ダービー、英2000ギニー、Kジョージ六世&QエリザベスS、エクリプスSの4つのG1を勝った名馬です。ナスルーラ系は過去10年の菊花賞に6頭出走して3着以内は1度もありませんでした。ステイヤー血統ではありませんが、欧州型の優れた持続力の血統は阪神内回りに向いている可能性があります。

【⑰ヴィクティファルス】Galileo×Nijinsky

父ハーツクライ。母ヴィルジニア。母の父Galileo。
ハーツクライ産駒の過去3年阪神芝3000mでの成績は8頭出走して2着2回、連対率は25%です。JRAで3勝した母ヴィルジニアは、豪G1のATCザメトロポリタン(芝2400m)を優勝したセヴィルの全妹にあたります。母母シルヴァースカヤはフランスG3のロワイヨモン賞、ミネルヴ賞を優勝しています。母の父Galileoは70頭のG1馬をだしている世界的名種牡馬です。ハーツクライ×Galileo×Nijinskyのスタミナとパワーに優れた配合で阪神芝3000m(菊花賞)の長距離レースに向いている血統配合です。

【⑱オーソクレース】昨年菊花賞2着馬と似た配合

父エピファネイア。母マリアライト。母の父ディープインパクト。
母マリアライトは宝塚記念とエリザベス女王杯を優勝、有馬記念でも4着に好走しています。ダートG1を4勝したクリソベリル、ダートG1を2勝したクリソライト、菊花賞3着と神戸新聞杯を優勝したリアファルが近親にいます。父エピファネイアはデアリングタクト(牝馬3冠)、エフフォーリア(皐月賞馬)の大物をだしている大舞台に強い血統です。エピファネイア×ディープインパクトの配合とサドラーズウェルズのインブリードは、2020年菊花賞2着のアリストテレスと同じ血統配合です。

2021年8月回収率179%(通常)回収率337%(重賞)

【菊花賞2021枠順確定】

1-1 ワールドリバイバル(津村明秀)
1-2 アサマノイタズラ(田辺裕信)
2-3 タイトルホルダー(横山武史)
2-4 ロードトゥフェイム(丹内祐次)
3-5 レッドジェネシス(川田将雅)
3-6 セファーラジエル(鮫島克駿)
4-7 ディープモンスター(武豊)
4-8 エアサージュ(藤岡佑介)
5-9 ヴェローチェオロ(幸英明)
5-10 モンテディオ(横山和生)
6-11 ディヴァインラヴ(福永祐一)
6-12 ノースザワールド(和田竜二)
7-13 アリーヴォ(M.デムーロ)
7-14 ステラヴェローチェ(吉田隼人)
7-15 ヴァイスメテオール(丸山元気)
8-16 グラティアス(松山弘平)
8-17 ヴィクティファルス(池添謙一)
8-18 オーソクレース(C.ルメール)

【菊花賞2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1ステラヴェローチェ2.3
2オーソクレース3.7
3レッドジェネシス6
4タイトルホルダー8.1
5アサマノイタズラ14.1
6ディープモンスター16.8
7ヴィクティファルス30.3
8ヴァイスメテオール34.6
9ディヴァインラヴ38.2
10エアサージュ49.4
11アリーヴォ65.3
12モンテディオ69
13グラティアス69
14ヴェローチェオロ84.9
15マカオンドール89.7
16ハギノピリナ111.8
17ロードトゥフェイム124
18セファーラジエル148.4
19テーオーロイヤル180.6
20シュヴァリエローズ196.2
21ワールドリバイバル223.9
22ノースザワールド324.9
23ワイドエンペラー338.8
24トーホウバロン398.4
菊花賞2021予想オッズ