安田記念

安田記念コース解説(東京芝1600m)

東京芝1600m
東京芝1600m

安田記念は日本ダービーと同じCコースで開催されます。

東京競馬場芝Cコースの1周距離は2,120.8m、幅員は25~35m、直線距離は525.9m、高低差は2.7mです。

スタート地点は向正面の2コーナー出口付近の下り坂のスタートでバックストレッチの中間まで約1.8m下ります。

そこからは約80mで1.5mの急な上り坂です。

その後、約60m平坦を走り、3コーナー手前から3~4コーナーの中間まで再び約2.2mの下り坂です。

4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配のカーブを曲がり、ホームストレッチ直線、残り460メートル地点から300メートル地点にかけて、高低差約2mの上り坂が設けられています。

この高低差2mの坂を上り切った後に、函館芝コースの直線の長さとほぼ同じ300mの直線が待ち受けています。

ゴール前の直線は、仮柵の位置とは関係なく、525.9mとなっています。

安田記念は、下り坂からのスタートである点と、バックストレッチの距離が540mと長いため、前半からスピードに乗りやすいコース設定になっています。

安田記念は前半のペースが速く後半の方が、時計がかかり、直線は脚が上がる消耗戦になりやすい傾向があります。

このため芝1600mから芝2000mぐらいまでの距離で勝利実績がある馬の方が有利になります。

今年は、オークス2分23秒9、日本ダービー2分21秒9の日本ダービーレコードで決着しているように、高速馬場への対応力と、瞬発力、ギリギリまで追い出しを我慢させられる操縦性が求められます

。安田記念は、息の入りにくい、日本一タフなマイル消耗戦で、真の実力がないと勝ち切るのは難しいマイルG1です。

前半スローペースからの直線勝負になることは少なく、スタートからゴールまでスピードを持続できるハイレベルな能力とスタミナ・持続力も求められます。

安田記念のおさえておきたい重要な馬場情報は、日本ダービー週に、Cコースへ替わり、内ラチの状態が良い芝の出現で前が残りやすくなることです。

安田記念は、東京連続開催14日目で、Cコース使用4日目になります。

Cコースに替わった影響から内を走った馬が有利になる傾向が強く、逃げ・先行馬の激走に警戒が必要になります。

しかし、先々週のオークスはスターズオンアースが大外から33秒7のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って優勝。

先週の日本ダービーもドウデュースが外から33秒7末脚で差し切って優勝、2着馬のイクイノックスはドウデュースの外から33秒6の末脚でクビ差の2着でした。

Cコースで開催される安田記念は、直線の芝状態の良い外を回る馬が能力を発揮しやすいと考えます。

2015年から2020年まで上がり最速馬が6年連続で馬券に絡んでいます。

決め手があれば直線一気でも差し切れます。

その一方で、2019年はアエロリットが3番手先行から2着、ロゴタイプが逃げて2017年2着、2016年優勝しており、逃げ・先行馬の好走も十分ありますが、今年の安田記念は馬場状態から外差しが決まりやすいと推測します。

【安田記念2022予想】本命馬情報

安田記念
安田記念

【シュネルマイスター】成長著しい

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。

デビュー戦と、ひいらぎ賞を連勝。

弥生賞ディープ記念は400mの距離延長で重賞初挑戦と厳しい条件でしたが2着に粘る。

NHKマイルカップは、距離短縮、緩みのないペースを9番手に控えて、外を回って直線でも外から上がっていき先に抜け出したソングラインをゴール前、ハナ差交わし優勝。

昨年の安田記念はスタートで出遅れましたが5番手まで順位を上げて追走、外を回って直線へ、外のダノンキングリー、内のグランアレグリアに交わされましたが0秒1差の3着に粘り古馬G1の一線級馬相手に高い潜在能力を示しました。

毎日王冠は、後方12番手を追走から直線外目から追い込み、先に抜け出したダノンキングリーを、アタマ差で差し切って優勝。

マイルチャンピオンシップは直線で32秒9の猛烈な末脚を発揮、3歳馬で2着に激走して、潜在能力が高いことを示しました。

ドバイターフは8着。東京開催重賞では3戦2勝・2着1回と東京コースの適性が抜群に高いです。

東京芝1600mでは1分31秒台の持ち時計もあり、ハイペースの高速決着が予想される安田記念で、非常に高いポテンシャルを発揮してくる可能性が十分にあります。

【イルーシヴパンサー】鬼脚

父ハーツクライ。母イルーシヴキャット。母の父キングカメハメハ。

条件クラスの3歳以上1勝クラス(東京芝1600m)、鷹巣山特別(2勝クラス・東京芝1600m)、ノベンバーS(3勝クラス・東京芝1800m)、東京新聞杯(G3・東京芝1600m)を4戦連続メンバー中最速上がりの末脚を発揮して4連勝している昇り馬です。

左回りでは6戦5勝・2着1回の左回り巧者です。4連勝となった東京新聞杯を直線だけでファインルージュ(次走ヴィクトリアマイルで2着)を差し切った33秒1の末脚のインパクトは強烈の一語でした。

東京芝1600mで1分31秒台の高速決着を経験したことがないことはマイナスポイント。

しかし、先々週のオークスはスターズオンアースが大外から33秒7のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って優勝。

先週の日本ダービーもドウデュースが外から33秒7末脚で差し切って優勝、2着馬のイクイノックスはドウデュースの外から33秒6の末脚でクビ差の2着で、今年の安田記念は馬場状態から外差しが決まりやすいと推測され、イルーシヴパンサーの鬼脚を発揮しやすいコースで安田記念3着以上の結果が期待されます。

【ソウルラッシュ】人気の盲点

父ルーラーシップ。母エターナルブーケ。母の父マンハッタンカフェ。

3歳以上1勝クラス(中京芝1600m)、クリスマスC(2勝クラス・中山芝1600m稍重)、春興S(3勝クラス・中山芝1600m重馬場)、読売マイラーズC(G2・阪神芝1600m稍重)を4連勝中です。

特に重賞初制覇となった読売マイラーズCは、スタートで大きく出遅れて、普通に考えたらとうてい届きそうにない後方から、上がりのかかる馬場の中34秒1のメンバー中最速上がりの豪快過ぎる末脚で12頭をごぼう抜き、その実力はG1級であることを十分に示した1戦でした。

ソウルラッシュは時計の掛かる馬場で物凄い強さを発揮できます。

外差しが決まりやすい今の東京コース、Cコース4日目で内ラチのやや余計のかかる馬場でも、長い直線で高いレベルでスピードを持続できる可能性が十分にあります。

4連勝中でも人気になりそうにない人気の盲点、ならば安田記念はソウルラッシュから狙うのもありかもしれません。

【サリオス】スタートさえ

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。

朝日杯FS優勝したG1馬。

2020年に毎日王冠(G2・東京芝1800m)を34秒1の鮮やかな末脚で差し切り勝ちした以降は、勝鞍はありませんが、 香港マイル(G1・シャンティ芝1600m)で3着に入線して実力を示しました。

前走の高松宮記念(G1)は、スプリントの究極のスピードレースには対応できず15着に大敗しました、敗因は明らかに距離不足と明確なので、度外視しても問題ないと思われます。

たまに出遅れくることがあります。

マイルG1で出遅れると巻き返しは厳しいです。

安田記念でスタートさえ普通に出れば2着3着なら狙える実力があります。

【ソングライン】高速決着適応

父キズナ。母ルミナスパレード。母の父シンボリクリスエス。

前走サウジアラビア遠征の1351ターフスプリント(G3・芝1351m)では世界の強豪馬を相手に見事に優勝して、実力を世界に向けてアピールできました。

前走のヴィクトリアマイル(G1)は、3コーナーで不利を受けて馬群の中で少しバランスを崩しましたが、すぐに立て直して33秒2の末脚で3着レシステンシアと同タイムの5着まで粘り込んだ能力は非常に高いことが十分に推測されます。

昨年のNHKマイルC(G1)を、3コーナーで不利を受けながらも1分31秒6の好時計で2着しており、安田記念の高速決着にも十分に適応できるスピードがあります。

【セリフォス】激走

父ダイワメジャー。母シーフロント。母の父Le Havre。

デビュー戦の2歳新馬(中京芝1600m)、新潟2歳S(G3・新潟芝1600m)、デイリー杯2歳S(G2・阪神芝1600m)と、マイルでデビュー3連勝。

デイリー杯2歳Sは少数頭レースでしたが、上がり3F33秒4の末脚で競り勝って、勝負根性を見せ、着差以上に強い競馬でした。

朝日杯FS(G1・阪神芝1600m)は、中団で抑えつつ追走、直線、内の馬を交わして先頭に立ち一瞬勝利が見えましたが、外からドウデュースに交わされ2着。

前走のNHKマイルC(G1・東京芝1600m)は、6番手のインコースを追走し、直線でも内ラチ沿いを突いて上がっていきましたが4着。

この日の東京競馬場では外の方が伸びていました。1・2・3着馬は、外から差した馬でした。

そんな中セリフォスがただ1頭だけ内ラチを通って伸びていましたので、1・2・3着馬に劣らぬ力があると思います。

このような負け方をした馬は次走で大きく変わって激走することがあります。

安田記念でセリフォスの巻き返しの可能性も十分にあると思われます。

【安田記念2022予想】穴馬情報

安田記念
安田記念

【カフェファラオ】スピード芝でも通用

父American Pharoah。母Mary’s Follies。母の父More Than Ready。

昨年のフェブラリーステークス(G1・東京ダ1600m)は積極的に3番手を先行から、力強い末脚で先行馬を交わして抜け出し完勝でG1初制覇。

1分34秒4の勝ち時計は良馬場でのフェブラリーステークス史上最速タイム。

歴史的名馬の2006年カネヒキリ、2010年のエスポワールシチーのフェブラリーステークス走破時計を0秒5も上回る凄い時計でした。

前走のフェブラリーステークス(G1)は3番手先行から34秒3のメンバー中最速上がりの末脚で後続に2馬身半差をつけて圧勝しました。

安田記念は外差しが決まりやすい馬場と睨んでいますが、カフェファラオの必勝パターンは、内ラチ経済コースでの逃げか先行しかないと思います。

2019年はアエロリットが3番手先行から2着、ロゴタイプが逃げて2017年2着、2016年優勝しており、逃げ・先行馬の好走も十分あえますので、カフェファラオもこのパターンにはまれば、2着3着なら十分ありえる能力はあります。

昨年フェブラリーステークス史上最速タイム1分34秒4で勝っているので、安田記念の高速決着に対応できる余地は十分あると思われます。

【ファインルージュ】高速決着対応

父キズナ。母パシオンルージュ。母の父ボストンハーバー。

昨年紫苑ステークス(G3・中山芝2000m)は、6番手追走から勝負所で上がっていき、直線反応良く抜け出して勝利。

秋華賞(G1・阪神芝2000m)は、後ろ目の11番手で追走、直線は外からアカイトリノムスメを追うように上がっていき2着に入線。

東京新聞杯(G3・東京芝1600m)は中団追走から直線では馬郡に包まれましたが間を割って伸びて2着。

ヴィクトリアマイル(G1)は、先団を見るポジションから直線に入ってから不利を受け、内から馬郡を割って抜け出して2着と、不利をカバーして実力は示せました。

1分31秒1のコースレコードだった昨年の桜花賞は優勝馬ソダシから0秒差の3着の1分31秒2の持ち時計があり、安田記念の高速決着に十分対応可能です。

【ナランフレグ】判断悩む

父ゴールドアリュール。母ケリーズビューティ。母の父ブライアンズタイム。

前走高松宮記念(G1)を8番人気で4コーナー14番手から33秒9の豪脚で差しきっての優勝は決してフロックではなく、真の実力で勝ち取った勝利です。

高松宮記念から前の4走を後方から全てメンバー中最速上がりの末脚を使って2着・1着・3着・2着で常に人気以上の走りでした。

直近15戦連続で上がり3Fメンバー中3位以内の末脚を使っています。先々週のオークスはスターズオンアースが大外から33秒7のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って優勝。

先週の日本ダービーもドウデュースが外から33秒7の末脚で差し切って優勝、2着馬のイクイノックスはドウデュースの外から33秒6の末脚でクビ差の2着でした。

Cコースで開催される安田記念は、直線の芝状態の良い外を回る馬が能力を発揮しやすいので、ナランフレグの末脚が炸裂して、まとめて差し切る可能性もあると思われます。

ただし芝1600m未経験はマイナスポイント。

距離適性不安で切るか、末脚に期待して馬券を買うか非常に判断が難しいところです。

【ヴァンドギャルド】1戦毎に強化

父ディープインパクト。母スキア。母の父Motivator。

昨年から海外競馬で4戦。

ドバイターフ(G1)は昨年2着、今年は3着と世界の強豪馬相手に善戦しています。

ドバイターフを連覇したLord Northとの着差は3馬身からハナまで縮まり、ヴァンドギャルドの実力は1戦毎に強化されています。

国内では重賞1勝で、3戦連続6着・4着・8着と馬券圏内を外しているので人気を落としそうですが、海外競馬の実績から安田記念で勝ち負けできる可能性はあると思います。

【ダノンザキッド】叩き良化型

父ジャスタウェイ。母エピックラヴ。母の父Dansili。

デビューから無敗3連勝でホープフルSを勝ちでG1を制覇した実力馬です。

富士Sは8番手を追走、馬群の外から直線上がっていきましたが、休み明けで馬体重が22キロ増、成長分を加味してもやや太目残り、それでも4着には踏ん張りました。

マイルチャンピオンSは、中団の8番手を追走、直線は馬群を割って上がっていき、優勝馬グランアレグリアから0秒2差の3着に好走してマイルへの適性があることを示しました。

前走中山記念は外枠からスタートで遅れ、大外からまくったため距離ロスが大きくなり勝ち馬から1秒4差7着に敗退しました。

叩き良化型でいきなりのG1参戦は少し厳しいのかもしれません。

【安田記念2022予想】コース適性情報

安田記念
安田記念

【イルーシヴパンサー】絶好のコースコンディション

父ハーツクライ。母イルーシヴキャット。母の父キングカメハメハ。

東京芝1600mは3戦3勝で勝率100%。

東京芝コースは5戦4勝・2着1回で連対率100%。

芝1600mは5戦4勝・2着1回で連対率100%。

左回りは6戦5勝・2着1回で連対率100%。

ここ4戦は東京芝コースで4戦連続メンバー中最速上がりの末脚を発揮して4連勝中です。

コース適性に関してはイルーシヴパンサーが1枚抜け出している印象です。

オークス、日本ダービーともに外差しが決まりやすい馬場でした。

イルーシヴパンサーが末脚を発揮するには絶好の芝状態です。

【シュネルマイスター】持ち時計1位タイ

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。

東京芝1600mは2戦1勝・2着0回・3着1回で複勝率100%。

芝1600mは4戦2勝・2着1回・3着1回複勝率は100%。

左回りは2戦2勝・2着0回・3着1回で複勝率75%です。

東京芝1600mは、NHKマイルカップ優勝、安田記念の3着。

東京芝1800mは毎日王冠で古馬相手に33秒0の圧巻の瞬発力で優勝。

東京芝1600mで1分31秒台のハイペースを2度経験して結果の残している観点か見れば、コース適性、レース適性の総合力はシュネルマイスターは1番。

東京芝1600mの1分31秒6の持ち時計は、安田記念出走メンバー中1位タイです。

【ソングライン】持ち時計1位タイ

父キズナ。母ルミナスパレード。母の父シンボリクリスエス。

東京芝1600mは4戦2勝・2着1回で連対率75%。

東京芝コースは5戦2勝・2着2回で連対率80%。

芝1600mは6戦2勝・2着1回・3着1回で複勝率67%。

左回りは8戦4勝・2着2回・3着1回で複勝率88%です。

東京芝1600mの1分31秒6の持ち時計は、安田記念出走メンバー中1位タイです。

富士S(G2・東京芝1600m)は52キロの有利な斤量でしたが、それでも古馬相手に勝利。

前走のヴィクトリアマイルは、3コーナーで不利を受けた中で3着馬レシステンシアと同タイムの5着まで差を詰めています。

コース適性は出走メンバー中トップクラスですが、ヴィクトリアマイルから中2週でのレース間隔が短いことだけが、やはり懸念が残ります。

【カラテ】適性懸念なし

父トゥザグローリー。母レディーノパンチ。母の父フレンチデピュティ。

東京芝1600mは5戦2勝・2着0回・3着1回で複勝率60%。

東京芝コースは8戦2勝・2着0回・3着1回で複勝率38%。

芝1600mは12戦5勝・2着1回・3着1回で複勝率58%。

左回りは15戦2勝・2着1回・3着1回で複勝率27%です。

東京新聞杯で1着・3着に好走しているので軽視はできないかと思われます。

昨年の安田記念は出遅れて、今年の東京新聞杯はスタート後に不利がありました。

カラテの能力は高く東京芝1600mへの適性も懸念はありません。

あとは騎手4年目の菅原明良騎手が一皮むければ1発の可能性があると思っています。

【サリオス】3戦2勝

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。

東京芝1600mは3戦2勝で勝率67%。

東京芝コースは5戦3勝・2着1回で連対率80%。

芝1600mは7戦3勝・2着0回・3着1回で複勝率は43%。

左回りは6戦3勝・2着1回で連対率は67%です。

昨年の安田記念はスタートの出遅れが大きく影響して8着。

一昨年毎日王冠を勝っており、コース適性自体には懸念はありません。

スプリントレースの高松宮記念を使ったことに疑問は残りますが、陣営は高松宮記念を使うことで何かを確信しているのか。

短距離を使われての変わり身があるかもです。

【安田記念2022予想】血統情報

安田記念
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【シュネルマイスター】マイルとタフな馬場

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。

母セリエンホルデは2016年の独オークス馬。

父Kingmanは、愛2000ギニーなど欧州マイルG1を4勝して2014年の欧州の年度代表馬に選出されました。

種牡馬としても4頭のG1馬をだしています。

Danzig系×Sadler’s Wells系でNorthern Dancerの血が濃い配合。Danzig系は豊富なスピードを武器に短距離で活躍、Sadler’s Wells系は芝の道悪やタフな馬場で活躍する傾向があります。

血統的には、マイル適性は高く、時計のかかる馬場に向いています。

【イルーシヴパンサー】連勝中のハーツクライ系注意

父ハーツクライ。母イルーシヴキャット。母の父キングカメハメハ。

2021年安田記念優勝馬ダノンキングリーはディープインパクト×Storm Cat、2020年優勝馬サトノアラジンはディープ×Storm Cat、2018年勝ち馬モズアスコットは母父Storm Cat系でした。

父ハーツクライ×2代母レッドキャットの父がStorm Catの配合は、2021年優勝馬ダノンキングリーと近い配合で、母母父Storm Catの影響が強くマイラー色が強くでています。

ハーツクライ産駒は、リスグラシューが5歳でG1を3連勝、ジャスタウェイが2014年安田記念を4連勝で制覇しているように連勝中のハーツクライ系はおさえておきたい血統です。

【ソングライン】高速向き血統

父キズナ。母ルミナスパレード。母の父シンボリクリスエス。

母ルミナスパレードはJRA4勝(芝ダ1200~1400m)。母母ルミナスポイントはノーザンリバー(重賞6勝)の全姉でJRA5勝のオープン馬でした。

3代母ソニンクの牝系からディアドラ(G1・2勝)、ロジユニヴァース(ダービー馬)、ランフォルセ(重賞4勝)など活躍馬が多くでています。

キズナ×シンボリクリスエスはアカイイト(エリザベス女王杯)と同じです。昨年のNHKマイルカップの高速決着を1分31秒6の時計でシュネルマイスターとタイム差なしハナ差の2着しているように、キズナ産駒のマイラーなので高速決着向きの血統配合です。

【ファインルージュ】Storm Cat血脈

父キズナ。母パシオンルージュ。母の父ボストンハーバー。

安田記念過去10年母の父Storm Catは2勝・2着2回。キズナの母の父がStorm Catで安田記念への適性が高い血統です。

母パシオンルージュは短距離で3勝を挙げたスプリンター。母パシオンルージュの半弟に新潟2歳S(G3)を1分33秒5のレコードタイムで優勝したザラストロがいます。

母の父ボストンハーバーは、BCジュヴェナイル(G1)を優勝。

3代母ココパシオンはシェーヌ賞(仏G3・芝1600m)の優勝馬でココナッツパンチ(弥生賞2着)の母。

母の父ボストンハーバーはBCジュヴェナイルの優勝馬です。ダンスインザダーク、Nijinskyの血脈が母系にあることから、上がりのかかるスタミナ消耗戦に強い血統です。

【セリフォス】父産駒連対なし

父ダイワメジャー。母シーフロント。母の父Le Havre。

ディープインパクト×Le Havreの組み合わせは阪神牝馬S(G2)の勝ち馬のデゼルと同じです。

母の父Le Havreは2009年の仏ダービー馬で、アヴニールセルタン(仏オークス、仏1000ギニー)、ラクレッソニエール(仏オークス、仏1000ギニー)の仏2冠牝馬を輩出しています。

母シーフロントはベルトランデュブルイユ賞(仏G3・芝1600m)の3着馬。

近親にパシフィッククラシックS(米G1・ダ10F)を勝ったゴービトゥウィーンなどがいます。

母系の血脈構成がマイルG1を2勝したアドマイヤマーズと似ています。

安田記念過去10年でダイワメジャー産駒が1度も連対していない点は懸念されます。

【安田記念2022予想】データ分析と傾向

安田記念
安田記念

安田記念過去10年の人気別成績

1番人気は、3勝・2着3回・3着2回・着外2回、勝率30%、連対率60%、複勝率80%。
2番人気は、1勝・2着0回・3着1回・着外8回、勝率10%、連対率10%、複勝率20%。

8番人気馬が2勝
3・4・7・9番人気が1勝ずつ
7・8・9番人気で4勝
人気薄の穴馬の激走が多く、3連単は10万円以上の配当が6回です。
3着馬は10番人気以下が4頭でています。

安田記念過去10年年齢別成績

3歳馬が、0勝・2着0回・3着1回・着外2回、複勝率33.3%。
4歳馬が、4勝・2着2回・3着2回・着外25回、勝率12.1%、連対率18.2%、複勝率24.2%。
5歳馬が、3勝・2着5回・3着3回・着外41回、勝率5.7%、連対率15.4%、複勝率21.1%。
6歳馬が、3勝・2着2回・3着3回・着外37回、勝率6.5%、連対率10.8%、複勝率17.3%。

7歳以上の馬が、0勝・2着1回・3着1回・着外25回、連対率3.7%、複勝率7.4%。
優勝馬は4・5・6歳馬から全てでています。

安田記念過去10年前走上がり順位別成績

前走で上がり最速だった馬が、4勝・2着4回・3着1回・着外19回、勝率14.2%、連対率28.5%、複勝率32.1%。
前走で上がり2位だった馬が、3勝・2着1回・3着2回・着外16回、勝率13.6%、連対率18.1%、複勝率27.3%。
前走上がり2位以内の馬で前走1着だった馬が、2勝・2着2回・3着3回・着外9回、勝率12.5%、連対率25.0%、複勝率43.8%。

前走上がり2位以内の馬が7勝
前走上がり2位以内の馬に注目

安田記念過去10年前走人気別成績

前走1番人気馬は、4勝・2着2回・3着3回・着外22回、勝率12.9%、連対率16.1%、複勝率29.0%。
前走2番人気馬は、3勝・2着3回・3着2回・着外12回、勝率15.0%、連対率25.0%、複勝率40.0%。
前走海外組は、1勝・2着1回・3着1回・着外15回、勝率5.5%、連対率11.1%、複勝率16.6%。

前走1番人気馬が最多の4勝
前走2番人気馬が3勝

前走1番2番人気で7勝

前走国内組の勝ち馬9頭はすべて前走で4番人気以内でした。

【安田記念2022枠順確定】

-1 カフェファラオ(福永祐一)
1-2 ヴァンドギャルド(岩田望来)
2-3 ロータスランド(M.デムーロ)
2-4 ダノンザキッド(川田将雅)
3-5 ホウオウアマゾン(坂井瑠星)
3-6 カラテ(菅原明良)
4-7 ファインルージュ(武豊)
4-8 イルーシヴパンサー(田辺裕信)
5-9 シュネルマイスター(C.ルメール)
5-10 エアロロノア(幸英明)
6-11 カテドラル(戸崎圭太)
6-12 ダイアトニック(岩田康誠)
7-13 ソングライン(池添謙一)
7-14 ソウルラッシュ(浜中俊)
7-15 セリフォス(藤岡佑介)
8-16 レシステンシア(横山武史)
8-17 サリオス(D.レーン)
8-18 ナランフレグ(丸田恭介)

3連単6点勝負のご案内です。

【3連単6点勝負】のご案内情報をお届けします。
充実した内容ですので見るだけでも価値があります。
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