NHKマイルカップ

【NHKマイルカップ2021予想】本命馬情報

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【④バスラットレオン】5馬身差の圧勝

父キズナ。母バスラットアマル。母の父NewApproach。
前々走の3歳1勝クラス(阪神芝1600m)は、前日深夜からの雨の影響が残り、時計の掛かる馬場。ロスなく先手をとり、ペースを落として逃げ、直線に入ってもスピードを持続。2着馬に2馬身半差をつけ、逃げ切り勝利をおさめました。前走のニュージーランドT(G2・中山芝1600m)は、今回もハナに立って、やや緩めの平均ペースで逃げ、直線に入っても先頭。外に進路をとって後続を5馬身突き放して逃げ切りました。余力を残しての圧勝、NHKマイルカップでも十分勝ち負けできる実力がついてきました。

【⑧グレナディアガーズ】朝日杯FSコースレコード

父Frankel。母ウェイヴェルアベニュー。母の父Harlington。
デビュー3戦目の2歳未勝利(阪神芝1400m)は2番手の好位で、逃げるロードリスペクトを見ながら先行、直線で交わして抜け出すと差を3馬身に広げて勝利しました。前々走の朝日杯フューチュリティS(G1・阪神芝1600m)は、逃げたモントライゼからは離れて3番手の好位を先行。直線半ばで先頭に立つと、後続をよせつけず、ハイペースのレース展開の中スピードを持続してゴール、1分32秒3の2歳コースレコードで優勝して潜在能力が高いことを示しました。前走のファルコンS(G3・中京芝1400m)は、2番手で先行、直線、逃げたルークズネストに並んで交わしかけましたが、アタマ差届かず、単勝1.8倍の圧倒的人気に支持されましたが、2着に惜敗しました。ファルコンSは、前半600mが33秒7。重賞らしく緩みないハイペースを休み明けで2着に粘れたことは大きな収穫でした。叩き2走目の上積みがNHKマイルカップで見込めそうです。

【⑬ホウオウアマゾン】前半が緩いペースなら

父キングカメハメハ。母ヒカルアマランサス。母の父アグネスタキオン。
2018年セレクトセールで、1億5,120万円で落札された期待の良血馬です。2歳新馬(阪神芝1600m)は2着に敗れましたが、2歳未勝利(阪神芝1600m)、野路菊S(OP・中京芝1600m)を2連勝しました。3前走のデイリー杯2歳S(G2・阪神芝1600m)は2番手で先行、直線は抜け出して先頭に立ちましたが、内を突いて並んできたレッドベルオーブに差されアタマ差の惜しい2着でした。前走のアーリントンC(G3・阪神芝1600m)は、雨が降り続き、時計の掛かる馬場。逃げたピクシーナイトを見ながら、平均ペースを流れに乗って2番手を先行。直線で先頭に立つと、後続を突き放して完勝しました。NHKマイルカップ過去10年は、前半ハイペースの1分32~33秒台の決着となることが多く、逃げ、2番手先行の走りには厳しい展開になることが推測されるため、前半が緩いペースの展開になれば勝ち負けになると思われます。

【⑮シュネルマイスター】芝中距離もこなせるスタミナ

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。
デビュー戦の2歳新馬(札幌芝1500m)、ひいらぎ賞(1勝クラス・中山芝1600m)を2連勝しています。弥生賞ディープ記念(G2・中山芝2000m)は400mの距離延長で重賞初挑戦と厳しい条件でしたが、今回は逃げたタイトルホルダーを見ながら緩やかなペースを2番手で先行、直線でも勢いそのままで2着に粘りました。皐月賞の優先出走権を獲得しましたが、距離適性を重視してNHKマイルカップに参戦となり、陣営の本気度は非常に高いことが推測されます。NHKマイルカップは、スタートからゴールまで淀みない流れになる傾向があり、全馬ゴール前の200mでは脚が上がる消耗戦になり、芝中距離もこなせる底力が要求されます。シュネルマイスターは弥生賞ディープ記念で2着の実績があり、芝中距離もこなせるスタミナがあり、NHKマイルカップへのレース適正はメンバー中でトップクラスです。

【⑱ピクシーナイト】左回り得意

父モーリス。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
2歳新馬(中京・芝1400m)は、中団で折り合う。直線は外から伸びていき、内の馬を交わして抜け出し勝利しました。3前走の秋明菊賞(1勝クラス・阪神芝1400m)はスタートで出遅れて後方からの競馬になり、直線は内を突いて上がっていきましたが3着でした。前々走のシンザン記念(G3・中京芝1600m)は、これまでの2走とは一転して逃げました。平均ペースをスムーズに逃げ、直線に入っても先頭。後続に並ばせることなく逃げ切って優勝しました。前走のアーリントンC(G3・阪神芝1600m)は、先手をとって平均ペースで逃げましたが、ホウオウアマゾンのマークが厳しく、雨が降り続き、時計が掛かる馬場も合わず4着に敗れました。左回りでは2戦2勝、NHKマイルカップの東京左回りコースに替わることで一変して激走する可能性も十分にあると思われます。

【NHKマイルカップ2021予想】穴馬情報

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【②アナザーリリック】体形東京マイル向き

父リオンディーズ。母アンソロジー。母の父サクラバクシンオー。
新馬戦(新潟芝1600m)は、9番手を追走、外から直線へ入っていき、追い比べを制して2馬身差をつけて快勝しました。アネモネS(L・中山芝1600m)は、雨の影響が残って重馬場。後方11番手で控える。勝負所で外から上がっていき、直線でも36秒3のメンバー中最速上がりの末脚で伸びて、前の馬を交わして抜け出し勝利しました。父リオンディーズはエピファネイアの半弟でシーザリオの息子です。母父がサクラバクシンオーなのでマイル適性も十分で、父リオンディーズに似た大きなトビは東京マイル向きです。

【③ルークズネスト】脚が上がる消耗戦

父モーリス。母ヴィラ。母の父ディープインパクト。
前々走のシンザン記念では4コーナー7番手から34秒8の末脚で2着まで差を詰め、前走のファルコンSは鮮やかな逃げ切り勝利と、どんな展開にも対応できる自在性がルークズネストの長所です。ファルコンS(G3・中京芝1400m)は、スタートで遅れましたが二の脚で先頭へゴール前でグレナディアガーズが並んできて交わされかけましたが、勝負根性で差し返して優勝。左回りコースで3戦1勝・2着2回。芝1600mは3戦1勝・2着2回の実績から、NHKマイルカップ東京芝1600mへの対応力は高いと思われます。スローの直線瞬発力勝負になると厳しいですが、ゴール前の200mで脚が上がる消耗戦になれば好勝負は必至です。

【⑤リッケンバッカー】重馬場なら

父ロードカナロア。母シティウェルズ。母の父CityZip。
前走のアーリントンC(G3・中山芝1600m)は、雨が降り続き、時計が掛かっていました。6番手を追走から34秒8の末脚で2着まで追い込みました。芝1600mでは5戦1勝・2着3回の実績がありマイルへの適性に懸念はありません。2代母の父がSadler’sWellsで、雨が降り重馬場になれば1発の可能性も十分あると思われます。

【⑦タイムトゥヘヴン】気性難

父ロードカナロア。母キストゥヘヴン。母の父アドマイヤベガ。
デビュー3戦目の未勝利(中山芝2000m)で初勝利を挙げました。3前走の京成杯(G3・中山芝2000m)は、1枠1番から先頭へ、少頭数でもありスムーズに逃げましたが、4コーナーでやや外へ膨れたとこを、内からグラティアスに抜け出されて2着でした。前走のニュージーランドT(G2・中山芝1600m)は中団前目の6番手を追走、4コーナーで外目を回って直線へ。勝ち馬バスラットレオンとは差がありましたが、3着馬には1馬身半の差をつけて2着に入線しました。気性の難しさがあり前走のニュージーランドTでシャドーロールとチークピーシーズ着用して距離短縮に対応できました。気性眼面から中距離よりもマイル適性が高くNHKマイルカップでの好走が期待されます。

【⑩ソングライン】桜花賞度外視

父キズナ。母ルミナスパレード。母の父シンボリクリスエス。
2歳未勝利(東京芝1600m)は、デビュー戦以来、5か月ぶりの実戦で馬体重が14キロ増えていたましが太目感はありませんでした。10番手で折り合って控え、4コーナー9番手から34秒1の末脚でまとめて差し切って勝利しました。2前走の紅梅S(L・中京芝1400m)は、3番手の好位で先行。直線で35秒3のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出すと2着馬に3馬身差をつけて圧勝。桜花賞はスタートで遅れて11番手からの競馬、勝負どころで反応できず15着に大敗しました。大外枠18番の不利も大きかったと思われます。桜花賞の敗因は明らかで度外視できると思われ、NHKマイルカップの牡馬相手でも互角以上の実力があり、巻き返しが期待されます。

【NHKマイルカップ2021予想】コース適性

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【③ルークズネスト】左回り連対率は100%

父モーリス。母ヴィラ。母の父ディープインパクト。
シンザン記念(G3・中京芝1600m)は1分33秒 5の時計で2着。ファルコンS(G3・中京芝1400m)は逃げて優勝。左回りコースは3戦1勝・2着2回、芝1600mは3戦1勝・2着2回は、ともに連対率は100%です。総じて左回りの芝1600mのコースで実績があり、NHKマイルカップ東京芝1600mへのコース適性は十分あることが推測されます。切れる脚がないので、上がりのかかるNHKマイルカップのレース展開は合っています。

【⑧グレナディアガーズ】高速決着適性最上位

父Frankel。母ウェイヴェルアベニュー。母の父Harlington。
前々走の朝日杯フューチュリティS(G1・阪神芝1600m)は、ハイペースを3番手先行から抜け出して、1分32秒3の2歳コースレコードで優勝しました。NHKマイルカップ過去10年で7回が1分32秒台の高速決着です。1分32秒3の持ち時計があり、NHKマイルカップの高速決着への対応力は高いと思われます。逆に緩いペースになった場合は実力を余す可能性があります。G1特有の緩みのない上がりのかかるスタミナ消耗戦で高いポテンシャルを発揮できるタイプです。NHKマイルカップの高速決着への適性はメンバー中で最上位です。

【⑩ソングライン】左回り2勝

父キズナ。母ルミナスパレード。母の父シンボリクリスエス。
NHKマイルカップ過去10年で7回が1分32秒台の高速決着です。NHKマイルカップ過去10年の優勝馬10頭中8頭に芝1600mで1分33秒台以下の持ち時計がありました。2013年のNHKマイルカップ優勝馬マイネルホウオウは1分34秒1、2020年のNHKマイルカップ優勝馬ラウダシオンは1分34秒0の時計を持っていました。ソングラインは2歳未勝利で東京芝1600mを1分34秒1で走破した実績があります。東京芝1600mは2戦1勝・2着1回、左回りで3戦2勝・2着1回です。NHKマイルカップ東京芝1600mへのコース適性は高く、桜花賞15着の大敗からコース替わりでの変わり身があっても驚けません。

【⑮シュネルマイスター】芝中距離こなせるスタミナ

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。
NHKマイルカップは、前半600m通過平均タイムは34秒台前半、スタートからゴールまで淀みない流れになります。残り400mから200mでは11秒台のラップになりますが、ゴール前の200mはラップが落ち12秒台になる傾向があり、ゴール前の200mでは脚が上がる消耗戦になります。そのためNHKマイルカップ東京芝1600mは、芝中距離もこなせるスタミナの有無が重要になります。シュネルマイスターは弥生賞ディープ記念で2着の実績、芝中距離もこなせるスタミナがあり、淀みのないNHKマイルカップの上がりのかかる展開への適性は非常に高いと思われます。

【⑱ピクシーナイト】左回り2戦2勝

父モーリス。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
アーリントンC(G3・阪神芝1600m)は、4着に敗れましたが、左回りコースでは2戦2勝です。前々走のシンザン記念(G3・中京芝1600m)は、淀みのないペースを、1分33秒3の優秀な時計で逃げ切りました。NHKマイルカップ過去10年の優勝馬10頭中8頭に芝1600mで1分33秒台以下の持ち時計があった条件はクリアしています。1分33秒3の持ち時計、左回り2戦2勝、ゴール前の坂も克服済で、NHKマイルカップ東京芝1600mへ対応力は高いことが推測されます。

【NHKマイルカップ2021予想】血統情報

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【①レイモンドバローズ】NHKマイルカップ血統適性高い

父ヴィクトワールピサ。母レッドレイチェル。母の父Medagliad’Oro。
父ヴィクトワールピサは産駒に桜花賞馬ジュエラーがいます。NHKマイルカップ過去10年、サンデーサイレンス系7勝・2着4回・3着7回で勝率8.2%、連対率12.9%、複勝率21.2%と好調です。母父の系統別NHKマイルカップ過去10年の成績は、ノーザンダンサー系が、3勝・2着4回・3着5回で勝率5.0%、連対率11.7%、複勝率20.0%と好調です。レイモンドバローズは、サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系のNHKマイルカップに実績がある組み合わせです。父ヴィクトワールピサは皐月賞G1、有馬記念G1、ドバイワールドCのG1を3勝、母の父Medagliad’Oro。は9.0Fから10.0FのG1を3勝、その父の父がSadler’sWellsでパワーとスタミナを伝えています。NHKマイルカップは、上がりのかかる消耗戦になる傾向があり、父ヴィクトワールピサとSadler’sWellsの配合が上がりのかかる展開への血統適性を高めています。

【④バスラットレオン】重厚な欧州血統

父キズナ。母バスラットアマル。母の父NewApproach。
母バスラットアマルの半姉に英国G1チヴァリーパークS、カナダG1ニアークティックSを制覇したシリアスアティテュードがいる良血馬です。母の父NewApproachの父はGalileo、その父Sadler’sWellsという重厚な欧州血統です。母の父NewApproachは現役時代にG1を5勝、種牡馬としても3頭のG1馬を排出しています。重厚な欧州血統で機動力が求められる小回りコースのほうが合っていますが、過去10年NHKマイルカップのうち8回は上がりのかかる前傾ラップだった傾向から、スタミナ消耗戦になれば勝ち負けできる血統です。

【⑧グレナディアガーズ】マイラー血統

父Frankel。母ウェイヴェルアベニュー。母の父Harlington。
母ウェイヴェルアベニューは米G1のBCフィリー&メアスプリント(7.0F)を勝った名牝馬で、米国のスピード血統を受け継いでいます。父Frankelは14戦全勝、G1を12連勝した世界的な名マイラー。Frankel産駒はG1を5勝、モズアスコットが安田記念、フェブラリーSを優勝しており、東京コースに適性がある血統です。モズアスコットの母系もアメリカのスピード血統なので、グレナディアガーズと似た配合です。Frankel×アメリカのスピード血統でNHKマイルカップへの血統適性は高くなっています。

【⑬ホウオウアマゾン】東京血統適性ある

父キングカメハメハ。母ヒカルアマランサス。母の父アグネスタキオン。
母ヒカルアマランサスは京都牝馬Sで重賞タイトルを獲得し、ヴィクトリアマイルでは2着に入った活躍馬で、2010年、2011年リーディングサイヤーのキングカメハメハを配合した良血馬です。母の半弟にカレンミロティック(天皇賞春2着、宝塚記念2着)がいます。NHKマイルカップ過去10年父馬系統別では、ミスタープロスペクター系0勝・2着2回・3着2回。NHKマイルカップ過去10年母父の系統では、サンデーサイレンス系が3勝・2着4回・3着1回です。NHKマイルカップ過去10年ではキングカメハメハ産駒の連対はありませんが、キングカメハメハ自身が2004年のNHKマイルカップと日本ダービーを勝っていることから、東京コースへの血統適性はあると思われます。

【⑮シュネルマイスター】欧州マイラー血統

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。
父キングマンは、現役時代に愛2000ギニー、ジャックルマロワ賞、セントジェームズパレスS、サセックスS、とマイルG1を4連勝して2014年ドイツの年度代表馬に輝きました。Kingmanの母ZendaはG1仏1000ギニーの優勝馬。サリオス(朝日杯FS)やサラキア(有馬記念2着)、の母サロミナと同じSaldeの牝系の良血馬です。キングマンは激しい気性とスピードを伝える血統なので2000mから1600mへの距離短縮は血統的に大きなプラスになります。パワーにみなぎる欧州マイラー血統なので東京の高速決着に対応できるかがポイントになります。

【NHKマイルカップ2021枠順確定】

1-1 レイモンドバローズ(浜中俊)
1-2 アナザーリリック(津村明秀)
2-3 ルークズネスト(幸英明)
2-4 バスラットレオン(藤岡佑介)
3-5 リッケンバッカー(横山武史)
3-6 シティレインボー(三浦皇成)
4-7 タイムトゥヘヴン(M.デムーロ)
4-8 グレナディアガーズ(川田将雅)
5-9 ゴールドチャリス(田中勝春)
5-10 ソングライン(池添謙一)
6-11 ヴェイルネビュラ(戸崎圭太)
6-12 ランドオブリバティ(石橋脩)
7-13 ホウオウアマゾン(武豊)
7-14 ショックアクション(田辺裕信)
7-15 シュネルマイスター(C.ルメール)
8-16 ロードマックス(岩田望来)
8-17 グレイイングリーン(武藤雅)
8-18 ピクシーナイト(福永祐一)

【NHKマイルカップ2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1グレナディアガーズ2.5
2シュネルマイスター4.4
3バスラットレオン4.4
4ホウオウアマゾン6.4
5ルークズネスト14.1
6ピクシーナイト17.5
7ソングライン22.6
8タイムトゥヘヴン25.2
9アナザーリリック32.7
10ランドオブリバティ40.9
11リッケンバッカー71.1
12エリザベスタワー104.5
13ショックアクション134.7
14レイモンドバローズ135.6
15ロードマックス145.7
16ヴェイルネビュラ156.2
17グレイイングリーン184.1
18シティレインボー256.6
19ワザモノ263.5
20ヴィジュネル270.8
NHKマイルカップ2021予想オッズ