
【天皇賞秋2022予想】データ分析と傾向

天皇賞秋過去20年馬番成績
8番が3勝で単独最多勝利。
2勝は1番・2番・4番・7番・12番・14番
7番は【2.4.2.14】で連対率30%1位。複勝率40%1位。
0勝は6番・10番・11番・15番・16番・17番
天皇賞秋過去20年枠番成績
4枠馬が【5.4.4.26】勝利数、勝率12.8%、 複勝率33.3%で1位。
1枠馬が【4.5.1.27】 連対率24.3%で1位。
3枠馬は、【1.0.4.32】と不振です。
7枠馬は、【4.3.2.41】勝利数で2位タイ。
8枠馬は、【1.0.4.49】と不振です。
天皇賞秋過去20年年齢別成績
3歳【2.3.3.18】
4歳【8.9.8.63】
5歳【9.7.7.83】
6歳【0.1.2.57】
7歳以上【1.0.0.59】
勝利数では5歳馬が9勝、4歳馬が8勝。
勝率、連対率は4歳馬が1位。
複勝率は3歳馬が30.8%で1位。
7歳以上馬の1勝は8歳で勝った2009年カンパニーだけです。
天皇賞秋過去20年人気別成績
1番人気が【10.4.2.4】
勝利数10勝、勝率50%、連対率70%、複勝率80%のすべてで1位。
5番人気が4勝で2位。
3番人気が2勝。
2番人気は、【1.5.5.9】
と1勝止まりですが、連対率30%は2位タイ。複勝率55%は2位。
天皇賞秋過去20年脚質別成績
逃げた馬は【0.1.2.17】
天皇賞秋は逃げ切るのは非常に難しいレースです。
4コーナーで13番手以下の馬は【0.2.4.73】
追い込むのは至難の業です。
先行・差し馬が中心になりそうです。
【天皇賞秋2022予想】本命馬5選情報

【イクイノックス】皐月賞、ダービー大外枠で2着
父キタサンブラック。母シャトーブランシュ。母の父キングヘイロー。
新潟の2歳新馬以来だった東京スポーツ杯2歳Sは、32秒9のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って快勝。
皐月賞は、東京スポーツ杯2歳Sからの直行と異例のローテーションで2着に好走。
日本ダービーはドウデュースをクビ差まで追いつめて2着。
日本ダービー3着馬のアスクビクターモアは菊花賞を制覇したことで、日本ダービーのレベルが非常に高かったことを十分に示しています。
キャリア5戦目で天皇賞秋を制覇すれば、史上最短になります。
直線での切れる末脚は東京コース向きです。
皐月賞、日本ダービーはともに大外枠で2着、枠順の不利を考慮すれば、イクイノックスは世代トップクラスの実力馬の可能性も十分にあると思われます。
【ジャックドール】左回りで5連勝
父モーリス。母ラヴァリーノ。母の父Unbridled’s Song。
金鯱賞は1分57秒2のコースレコードで逃げ切って5連勝を達成しました。
大阪杯は落鉄したこともあり5着に敗退。
前走の札幌記念は、これまでの逃げとは一転して4番手で控えて先行、4コーナーで2番手まで順位を上げて直線に入ると、逃げ粘るパンサラッサとの激しい追い比べをクビ差抜け出して優勝。
天皇賞秋過去20年逃げた馬で勝った馬はいません。
札幌記念で控える競馬ができたことは、天皇賞秋制覇に向けて非常に大きな収穫でした。
左回りで5連勝した実績から、東京コース替わりは大きなプラス材料です。
デビュー戦から全11戦2000mを使われた2000mのスペシャリストです。
【シャフリヤール】毎日杯レコード
父ディープインパクト。母ドバイマジェスティ。母の父Essence of Dubai。
ドバイシーマクラシックでは、海外G1初挑戦で、世界の一流強豪馬を相手に見事に優勝して、世界にシャフリヤールの実力を示しました。
シャフリヤールは、1度海外に行って精神面も成長、それに伴って肉体面も大きく成長しています。
毎日杯を1分43秒9のレコードで勝っているので、距離が2000mに短縮されるのはプラスになりそうです。
ドバイシーマクラシックを勝った実力があれは、天皇賞秋を圧勝する可能性は十分にあります。
凱旋門賞制覇実績のあるC.デムーロ騎手騎乗は非常に大きなプラス材料です。
【ダノンベルーガ】実力は本物
父ハーツクライ。母コーステッド。母の父Tizway。
新馬、共同通信杯を圧勝して、挑んだクラッシックは皐月賞2番人気、日本ダービーは1番人気に支持され結果はともに4着でした。
距離・コース適性を考慮した結果菊花賞ではなく、得意の東京コースで開催される天皇賞秋へ駒を進めることになりました。
左トモの飛節後腫があり神戸新聞杯を見送り、日本ダービーからぶっつけの天皇賞秋参戦となりました。
過去10年の天皇賞秋3着以内馬延べ30頭中27頭は、東京芝コースで行われた重賞で3着以内に入ったことがある馬でした。
ダノンベルーガは共同通信杯(東京芝1800m)1着の実績があります。
日本ダービーで1番人気が示す能力は世代トップクラスです。
日本ダービー3着馬のアスクビクターモアは菊花賞を制覇したことで、日本ダービーのレベルが非常に高かったことを十分に示しています。
アスクビクターモアとクビ差4着の実力は本物かもしれません。
【ジオグリフ】骨折完治具合
父ドレフォン。母アロマティコ。母の父キングカメハメハ。
皐月賞はイクイノックスと木村哲也厩舎のワンツーフィニッシュで優勝、クラシック1冠目獲りました。
ドウデュース、イクイノックス、アスクビクターモア、ダノンベルーガを破って優勝した皐月賞。
日本ダービー7着は、軽度の骨折もあり仕方のない結果でした。
軽度の骨折がどこまで完治して、気にせずに走れるようになっているかを、見極めるのは非常に難しいです。
骨折の完治具合は、レースで走るまでわからないというのが本音です。
【天皇賞秋2022予想】穴馬5選情報

【パンサラッサ】逃げきれるか
父ロードカナロア。母ミスペンバリー。母の父モンジュー。
東京芝2000mは【1.1.0.0】と得意の舞台、ドバイターフに続く2つ目のG1タイトル奪取を狙います。
前走の札幌記念は、果敢に攻めてハナへ。激しい先行争いで脚を使ったことが響き、粘りきれずハナ差交わされての2着でした。
中山記念では前半57秒6のハイペースを、2着馬に2馬身半差をつけて快勝した実績から多少のハイペースは問題ありません。
世界の強豪馬を相手にスピード勝負を制した能力は非常に高く、逃げ切りが困難な天皇賞秋でも逃げきれる可能性はあると思われます。
【ポタジェ】上積みに期待
父ディープインパクト。母ジンジャーパンチ。母の父Awesome Again。
今年の大阪杯でG1初制覇達成したポタジェが天皇賞秋で巻き返しを狙います。
毎日王冠は直線で伸び脚がつかず6着に敗れましたが、斤量も58㎏を背負っていたことを考慮すれば、悲観する敗けではありません。
毎日王冠から天皇賞秋というローテーションは昨年と同じです。
毎日王冠は、叩きレースで休み明け2戦目の上積みに期待できます。
大阪杯で2000mのスピード勝負を制覇した実力があれば、天皇賞秋でも好勝負は必至です。実力馬で人気にならない馬券妙味がある穴馬です。
【マリアエレーナ】前走5馬身差圧
父クロフネ。母テンダリーヴォイス。母の父ディープインパクト。
前走小倉記念は、5番手の好位から34秒6の上がり最速で抜け出し、後続に5馬身差の大差をつけての圧勝でした。
小倉の短い直線で5馬身差の大差をつけて突き放す瞬発力は、大舞台のG1天皇賞秋でも十分通用するはずです。
東京コースは初めてですが、こなせる下地は十分にあります。
1戦毎に着実に力をつけて、前走の小倉記念で重賞初制覇。
牡馬を相手に5馬身差圧勝の力は侮れません。
【ユーバーレーベン】たたき良化タイプ
父ゴールドシップ。母マイネテレジア。母の父ロージズインメイ。
前走札幌記念は11着に敗れましたが、ドバイ遠征後の帰国初戦で、たたき良化タイプの休み明けという厳しい条件だったことを考慮すれば仕方のない結果です。
昨年は秋華賞16着からジャパンカップでは6着に好走しています。
3月のドバイシーマクラシックは内枠・先行有利な展開を追い込み5着。
同世代のダービー馬シャフリヤールとはジャパンカップ、ドバイシーマクラシックで2度対戦して、いずれも差のない競馬をしています。
昨年のオークス馬で牡馬相手のG1では勝ち切れていませんが、2着・3着に入線してくる可能性は十分にあります。
【カラテ】2着・3着
父トゥザグローリー。母レディーノパンチ。母の父フレンチデピュティ。
東京新聞杯を勝っている1600mのスペシャリストのマイラーでしたが、前走芝2000mの新潟記念へ路線を変更。
直線で馬群を割って伸び優勝しました。
フットワークの大きな走りは広いコースの2000mが合っています。
芝2000mの新潟記念を制覇して挑むG1で2着・3着に好走する可能性はあると思われます。
【天皇賞秋2022予想】コース適性馬5選情報

【ジャックドール】持ち時計1位
父モーリス。母ラヴァリーノ。母の父Unbridled’s Song。
東京芝2000mは【2.0.0.1】で複勝率は67%。東京芝コースは【2.0.0.1】で複勝率は67%。
芝2000mは【7.2.0.2】で複勝率は82%。左回りは【5.0.0.1】で複勝率は83%。
稍重・重・不良馬場は【0.0.0.0】で複勝率は0%です。
今年初戦の白富士S(東京芝2000m)を、1分57秒4の好時計で逃げ切っています。
1分57秒4は、天皇賞秋過去10年の時計と比較すると、2018年レイデオロ、2019年アーモンドアイの時計の次ぐ第3位の時計に相当します。
このデータから逃げ切りが難しい天皇賞秋でも、逃げ切って歴史を塗り替える可能性があると思われます。
【ノースブリッジ】持ち時計4位
父モーリス。母アメージングムーン。母の父アドマイヤムーン。
東京芝2000mは【2.0.0.1】で複勝率は67%。
東京芝コースは【3.0.0.3】で複勝率は50%。芝2000mは【4.0.0.1】で複勝率は80%。
左回りは【4.0.0.3】で複勝率は57%。稍重・重・不良馬場は【1.0.0.1】で複勝率は50%です。
昨年のtvk賞(東京芝2000m)を3番手先行から抜け出して1分59秒0の好時計で勝利。
1分59秒0は、天皇賞秋過去10年の時計と比較すると8位に相当する時計です。
1分59秒0の持ち時計は、天皇賞秋出走メンバー中4位です。
今年の エプソムC(G3・東京芝1800m)を3番手先行から抜け出して勝利しており、東京芝コースへの適性は高く、人気薄での激走の可能性も十分にあると思われます。
【ポタジェ】持ち時計3位
父ディープインパクト。母ジンジャーパンチ。母の父Awesome Again。
昨年の天皇賞秋(東京芝2000m)を1分58秒7の時計で6着。
1分58秒7の時計は、天皇賞秋出走メンバー中3位です。
1分58秒7の持ち時計から大阪杯は勝つべくして勝ったG1、決してフロックではなく、実力があるから勝てたG1です。
東京芝2000mは【1.1.0.1】で複勝率は67%。
東京芝コースは【1.1.1.2】で複勝率は60%。
芝2000mは【5.4.1.2】で複勝率は83%。
左回りは【1.2.2.3】で複勝率は63%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.1.2】で複勝率は50%です。
芝2000mが1番合っている距離です。
大阪杯以来の芝2000mで、巻き返すことができる芝2000mのスペシャリストです。
【レッドガラン】持ち時計5位
父ロードカナロア。母ダンスオンザルーフ。母の父シンボリクリスエス。
東京芝2000mは【0.0.1.0】で複勝率は100%。
東京芝コースは【0.0.1.0】で複勝率は100%。
芝2000mは【2.0.1.3】で複勝率は50%。
左回りは【1.0.2.3】で複勝率は50%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.0.4】で複勝率は20%です。
札幌記念、京都大賞典は、ともに9着に敗れてはいますが、芝2000mの重賞新潟大賞典、中山金杯を勝っています。
暑い時期は苦手で、寒くなると走るタイプです。
距離短縮、気温が下がり体調面が向上すれば、2着・3着に好走する可能性も十分にあると思われます。
【イクイノックス】上がり32秒9
父キタサンブラック。母シャトーブランシュ。母の父キングヘイロー。
東京芝コースは【1.1.0.0】で複勝率は100%。
芝2000mは【0.1.0.0】で複勝率は100%。
左回りは【2.1.0.0】で複勝率は100%。稍重・重・不良馬場は【0.0.0.0】で複勝率は0%です。
東京スポーツ杯2歳Sは、32秒9、日本ダービーは33秒6の、メンバー中最速上がりの末脚を使っています。
4コーナー14番手からドウデュースとの差をクビ差まで詰めた走りから、天皇賞秋でも強烈な末脚でまとめて差し切れる可能性は大きいと思われます。
東京の長い直線で最高のポテンシャルを発揮できる脚質です。
【天皇賞秋2022予想】血統馬5選情報

【シャフリヤール】スピード勝負に向くアメリカ血統
父ディープインパクト。母ドバイマジェスティ。母の父Essence of Dubai。
父ディープインパクト産駒は天皇賞秋過去10年で【1.8.2.41】と1勝止まりですが、3着以内の11頭はすべて4歳、5歳です。
4歳のディープインパクト産駒シャフリヤールなら血統適性に懸念はないかと思われます。
アルアイン(皐月賞)やダノンマジェスティ(JRA4勝)の全弟。
母ドバイマジェスティはBCフィリー&メアスプリント(米国G1・ダ7F)勝ち馬。母父Essence of Dubaiは米国重賞4勝。
ディープインパクト×母米国中距離スピードの配合からシャフリヤールの適性距離は2000m。
スピード勝負に向くアメリカ血統です。
【ジャックドール】Roberto系0勝
父モーリス。母ラヴァリーノ。母の父Unbridled’s Song。
ディナースタ(JRA3勝)、サウンドストリート(JRA2勝)の半兄。
3代母It’s in the Airは、ヴァニティHなど明国中距離ダートG1を5勝した名牝。
母の父Unbridled’s Songはコントレイルなどの母の父。
父モーリスのスピード×母系米国中距離スピード血脈で、G1ハイペースの究極のスピードレースで、高いポテンシャルを発揮できる血統です。
天皇賞秋過去10年でRoberto系が優勝した実績がない点は、若干懸念せざるを得ません。
【イクイノックス】東京向き血統
父キタサンブラック。母シャトーブランシュ。母の父キングヘイロー。
ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞)の半弟で、母シャトーブランシュはマーメイドS優勝馬です。
父キタサンブラックは年度代表馬で賞金18億7,684万円を稼いだ歴史に残る名馬です。
持続力ある大きなストライドは東京向きです。
キタサンブラック×キングヘイローは、究極のスピードレースよりも、ジャパンカップの方が向いている血統と思われます。
【パンサラッサ】タイトルホルダー似
父ロードカナロア。母ミスペンバリー。母の父モンジュー。
父ロードカナロアの産駒は東京の高速馬場に良績が多く、ロードカナロアの産駒アーモンドアイの天皇賞秋連覇もあります。
母父モンジューは凱旋門賞馬。
母にサドラーズウェルズが入るのはサートゥルナーリアやキングオブコージと同じで、ロードカナロア産駒でも中距離適性が高くなる血統配合です。
父キングカメハメハ系×母の父モンジューの配合は、タイトルホルダーと似た組み合わせで、ハイペースで粘り強さを発揮します。
ミスタープロスペクター系が天皇賞秋過去10年【5.0.3.33】で、24.2%です。
【カラテ】Kingmambo系5勝
父トゥザグローリー。母レディーノパンチ。母の父フレンチデピュティ。
3代母ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹。
ステイゴールド、レクレドールの母、ショウナンパンドラの2代母はゴールデンサッシュです。
父トゥザグローリーの母トゥザヴィクトリーはエリザベス女王杯の勝ち馬。
ミスタープロスペクター系が天皇賞秋過去10年【5.0.3.33】でサンデーサイレンス系【3.9.5.95】を勝利数では大きくリードしています。
東京の長い直線はKingmambo系から多くの勝ち馬がでています。
天皇賞秋は、Kingmambo系はおさえておきたい血統です。
【天皇賞秋2022枠順確定】
1-1 マリアエレーナ(松山弘平)
2-2 カラテ(菅原明良)
2-3 パンサラッサ(吉田豊)
3-4 ポタジェ(吉田隼人)
3-5 ダノンベルーガ(川田将雅)
4-6 ジオグリフ(福永祐一)
4-7 イクイノックス(C.ルメール)
5-8 シャフリヤール(C.デムーロ)
5-9 ジャックドール(藤岡佑介)
6-10 ノースブリッジ(岩田康誠)
6-11 レッドガラン(横山和生)
7-12 バビット(横山典弘)
7-13 アブレイズ(T.マーカンド)
8-14 ユーバーレーベン(M.デムーロ)
8-15 カデナ(牡8、三浦皇成)