【スプリンターズステークス2021予想】過去10年データ分析と傾向
スプリンターズステークス過去10年人気別成績
1番人気馬が5勝・2着1回・3着1回、連対率60%・複勝率70%。
2番人気馬が2勝・2着3回・3着0回、複勝率50%。
以下3番人気馬が2勝、13番人気馬が1勝、
上位3番人気以内の馬が9勝を挙げています。
2・3着馬は下位人気まで幅広く馬券に絡み、特に3着馬は10頭中6頭が9番人気以下の人気薄の馬でした。
1着馬は人気馬で決まる傾向がありますが、2・3着馬に人気薄が入線していますので3連単配当は10万円以上の払い戻しが5回ありました。
スプリンターズステークスは小波乱含みのレースと言えそうです。
スプリンターズステークス過去10年年齢別成績・性別成績
3歳馬が0勝・2着1回・3着1回・着外27回、複勝率13.3%。
4歳馬が4勝・2着3回・3着5回・着外17回、連対率24.1%・複勝率41.4%。
5歳馬が3勝・2着5回・3着2回・着外39回、複勝率20.4%。
6歳馬が3勝・2着0回・3着1回・着外27回、複勝率12.9%。
7歳以上馬が0勝・2着1回・3着1回・着外34回、複勝率5.6%。
勝ち馬はすべて4~6歳馬から出ています。
牡馬・せん馬が7勝・2着5回・3着4回・着外91回、複勝率15.0%。
牝馬が3勝・2着5回・3着6回・着外91回、複勝率26.4%。
昨年スプリンターズステークスは1・3着馬が牝馬、2013年以外、1頭以上の牝馬が馬券に絡んでいます。
4歳、牝馬が狙い目か。
スプリンターズステークス過去10年前走レース別成績
セントウルS組が5勝・2着4回・3着3回・着外46回、連対率15.5%・複勝率20.7%。
セントウルS組5着以内だった馬は、5勝・2着4回・3着2回・着外22回、馬券に絡んだ12頭中11頭を占めていることから、セントウルS組5着以内の馬が中心になりそうです。
【スプリンターズステークス2021予想】本命馬情報
【④ピクシーナイト】斤量差2キロ
父モーリス。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
3歳馬で強豪古馬相手にスプリントG1制覇を目指します。今年初戦シンザン記念(G3・中京芝1600m)を制覇。今年の夏から本格的にスプリント路線へ移行。前々走のCBC賞(G3・小倉芝1200m)は、馬場、展開が向かない中、古馬相手に2着。前走のセントウルS(G2・中京芝1200m)もタイム差無しの2着に好走して、古馬相手でも十分通用する力をつけていることを示しました。スプリンターズステークスでは古馬との斤量差2キロがプラスになりそうです。
【⑪ジャンダルム】展開次第
父Kitten’s Joy。母Believe。母の父Sunday Silence。
3走前の春雷S(L・中山芝1200m)は、好位の4番手を先行、4コーナーで外を回って上がっていき、直線は抜群の手応えで抜け出すと、2馬身半差をつけて勝利、距離短縮、初めての芝1200mでしたが、強い競馬で勝ち、スプリント適性が高いことを十分に示しました。前々走の北九州記念(G3・小倉芝1200m)は、スタートで出遅れて後方からの競馬になってしまい7着。前走のセントウルS(G2・中京芝1200m)は出遅れて最後方15番手からの競馬になりましたが最速上がり32秒6の末脚で猛追、前残りの展開にもかかわらず4着に健闘しました。スプリンターズステークスで発馬さえスムーズに決まれば勝ち負けできる実力がある馬です。
【⑫レシステンシア】1400m以下重賞3勝
父ダイワメジャー。母マラコスタムブラダ。母の父Lizard Island。
2019年のJRA優秀牝馬に輝いたレシステンシアが、スプリンターズステークスでG1・2階級制覇、スプリント階級でトップの座を狙います。阪神JFを、1分32秒7の2歳コースレコード勝ち、桜花賞2着、NHKマイルカップ2着のマイラーが今年から路線変更。今年初戦の阪急杯(G3)を完勝すると、高松宮記念(G1)は優勝馬ダノンスマッシュとクビ差の2着、前走のセントウルS(G2)、芝1200mでは重賞初制覇を達成しました。芝1400m以下の重賞は4戦3勝・2着1回で連対率は100%と高いスプリント適性があることを十分に示しています。
【⑭ダノンスマッシュ】レース間隔十分
父ロードカナロア。母スピニングワイルドキャット。母の父Hard Spun。
休み明けぶっつけ本番でG1・3勝目を目指します。昨年香港スプリント(G1・シャティ芝1200m)でG1初制覇を達成すると、続く高松宮記念(G1・中京芝1200m)で国内G1を初制覇しました。G1・3連勝を目指したチェアマンズスプリン(G1・シャティ芝1200m)は6着に敗退、毎レースを全力で走る馬なので、1か月以下のレース間隔が短かったのが影響したと思われます。昨年香港スプリントは約2か月、高松宮記念は約3か月の休みあけで優勝しているように、レース間隔は空いた方が、高いポテンシャルを発揮できるタイプの馬です。2012年13年にスプリンターズステークスを連覇した父ロードカナロアに続くことができるか注目されます。
【⑯モズスーパーフレア】現役屈指ダッシュ力
父Speightstown。母Christies Treasure。母の父Belong to Me。
一昨年のスプリンターズステークス(G1)2着の実績があります。昨年の高松宮記念(G1・中京芝1200m)で念願のG1制覇。休み明けの前走の北九州記念(G3・小倉芝1200m)は、猛ダッシュから、雨の影響で前日よりも時計の掛かる荒れた内の馬場を通り前半32秒2のハイペースで逃げて3着に粘り復活の兆しが伺えました。現役屈指のスタート猛ダッシュができる馬、スプリンターズステークスはモズスーパーフレアのペース次第で展開が変わりそうです。
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【スプリンターズステークス2021予想】穴馬情報
【⑤ファストフォース 】日本レコードホルダー
父ロードカナロア。母ラッシュライフ。母の父サクラバクシンオー。
今年の夏サマースプリントシリーズチャンピオンに輝きました。前々走のCBC賞(G3・小倉芝1200m)は逃げて快勝、勝ち時計1分06秒0は、これまでの記録を0秒4更新する日本レコードでした。前走の北九州記念(G3・小倉芝1200m)は、前走から斤量が3キロ増え、稍重の厳しい条件でも0秒2差の2着に好走して力を示しました。芝1200mの日本レコードホルダーの意地をスプリンターズステークスで見せてくることに期待できそうです。
【⑦タイセイビジョン】前走で32秒7の鬼足
父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク
新潟開催を除く過去9年中、8年で勝ち馬は上がり3F33秒台の末脚を使っていました。スプリンターズステークスを優勝したグランアレグリアはマイルG1を2勝、タワーオブロンドン芝1400m以上の重賞を3勝、レッドファルクスは1400mで4勝、ストレイトガールはヴィクトリアマイルを制覇、ロードカナロアは安田記念を制覇していました。新潟開催を除く過去9年中4歳馬は複勝率が42.3%と4歳馬の成績が抜けています。近2走で上がり33秒台の末脚をつかっています、芝1400m芝1600mで3勝、4歳馬の3つの条件を満たしているのがタイセイビジョンです。
【⑧ビアンフェ】十分なレース間隔
父キズナ。母ルシュクル。母の父サクラバクシンオー。
前走のフジオーシャンS(G3・中山芝1200m)は、スタートはもうひとつで、脚を使ってハナへ、直線でコントラチェック、カレンモエに交わされますが、後続の猛追をしのぐ勝負根性を見せて3着に粘りました。全走の函館スプリントS(G3・札幌芝1200m)は、外枠から猛ダッシュして先頭へ、クビ・ハナ・クビ差をしのいで接戦を制し、去勢して2走目で重賞勝利しました。昨年スプリンターズステークスは最下位でしたが、セントウルS(G2)とのレース間隔が短かったことが敗因の1つと推測できます。レース間隔をあけたほうが能力を発揮できるタイプなので、全走の函館スプリントSから約3カ月半レース間隔をあけたことで、体力回復して、スプリンターズステークスで能力を最大限発揮できると思われます。
【⑨クリノガウディー】完全復活
父スクリーンヒーロー。母クリノビリオネア。母の父ディアブロ。
昨年の高松宮記念(G1)で1位入線4位降着した幻のG1馬です。以降は8連敗して低迷していましたが、3走前のダート名鉄杯(OP)を使われ一変して良化、前々走鞍馬S(OP・中京芝1200m)、前走の安土城S(L・中京芝1200m)を2連勝しました。前走のセントウルS(G2)では好位から末脚を伸ばして3着に健闘して復活を印象づけました。過去10年前走セントウルSで5着以内だった馬は、5勝・2着4回・3着2回・着外22回、勝率15.6%、連対率28.1%、複勝率34.3%は、クリノガウディーにとって心強いデータです。
【⑬アウィルアウェイ】大外強襲で1発
父ジャスタウェイ。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
昨年シルクロードS(G3・京都芝1200m)を4コーナー12番手から33秒7の強烈な末脚で差し切って重賞初制覇。昨年のスプリンターズステークス(G1・中山芝1200m)は、4コーナー16番手の最後方から33秒7の猛烈な末脚で13頭をごぼう抜き、10番人気の低評価を見事に覆して3着に健闘しました。前々走のCBC賞(G3・小倉芝1200m)は33秒2の強烈な末脚を発揮して3着。ビアンフェが、前走の函館スプリントSで前半32秒8のハイペースで逃げ切ったことで、今年のスプリンターズステークスはハイペースになる可能性も高くなることが推測されます。そうなれば、展開がハマったときの破壊力があるアウィルアウェイの大外強襲で1発の可能性もあると思われます。
【スプリンターズステークス2021予想】コース適性
【⑤ファストフォース】日本レコード保持
父ロードカナロア。母ラッシュライフ。母の父サクラバクシンオー。
芝1200mは6戦3勝・2着1回、連対率66.7%。前々走のCBC賞(G3・小倉芝1200m)はハイペースで逃げて、1分06秒0の日本レコードで優勝しました。ハイペースで逃げての日本レコード更新は、決してフロックで記録することはできません。芝1200m日本レコード保持の実力は本物です。ハイペースが予想されるスプリンターズステークスで高いポテンシャルを発揮してくることが推測されます。
【⑪ジャンダルム】32秒6の末脚
父Kitten’s Joy。母Believe。母の父Sunday Silence。
中山芝1200mは1戦1勝。中山芝1200mの持ち時計1分07秒3は、スプリンターズステークス出走メンバー中で第三位です。前走のセントウルS(G2)では32秒6のメンバー中最速上がりの末脚を発揮して0秒2差の4着でした。新潟開催の2014年を除くスプリンターズステークス過去9年中、8年で勝ち馬は上がり3F33秒台の末脚を使っているというデータから、ジャンダルムは前走で上がり3F32秒6の末脚を使っていますので、上がり33秒台のキレ味が要求されるスプリンターズステークスで強烈な瞬発力を発揮してくると思われます。
【⑬アウィルアウェイ】1200m複勝率100%
父ジャスタウェイ。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
中山芝1200mは2戦3着1回。昨年のスプリンターズステークスは2着馬ダノンスマッシュと0秒1差の3着。馬場の影響を受けやすいタイプで、重馬場を苦手としていますが、良馬場では10戦3勝・2着1回・3着3回で、馬券圏内を外したのは桜花賞とマイルチャンピオンSのマイルG1だけです。1200mは5戦2勝・3着回と複勝率100%です。スプリンターズステークスが良馬場開催なら馬券に絡んでくる可能性は十分にあると思われます。
【⑭ダノンスマッシュ】2着3着の実績
父ロードカナロア。母スピニングワイルドキャット。母の父Hard Spun。
中山芝1200mは3戦1勝・2着1回・3着1回、複勝率100%。中山芝1200mの持ち時計1分07秒2は、スプリンターズステークス出走メンバー中で第二位です。スプリンターズステークスは2019年高速決着で0秒1差の3着、2020年は上がりのかかる展開で2着、違う展開でもすぐさま対応できる自在性があります。スプリンターズステークスへのレース適性が高く3年連続で馬券に絡む可能性は高いと思われます。
【⑯モズスーパーフレア】持ち時計第一位
父Speightstown。母Christies Treasure。母の父Belong to Me。
中山芝1200mは6戦3勝・2着2回、勝率50%、連対率83%。昨年のスプリンターズステークスは10着でしたが、一昨年のスプリンターズステークスは1分07秒2の優秀な時計で2着に入線しています。中山芝1200mの持ち時計1分07秒0は、スプリンターズステークス出走メンバー中で第一位です。中山芝1200mは過去3年逃げ馬の勝率14.8%、複勝率30.6%。先行馬の勝率9.8%、複勝率25.8%。差し馬の勝率5.8%、複勝率17.8%。追い込み馬の勝率2.5%、複勝率7.7%。逃げ馬の成績が1枚抜けています。現役屈指のダッシュ力がある馬、中山芝1200mをハイペースで逃げる能力を備えている中山芝1200m巧者です。
【スプリンターズステークス2021予想】血統情報
【④ピクシーナイト】スプリント適性高い血統
父モーリス。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
父モーリスは芝1600mから2000mのG1を6勝したスピード能力に優れた馬で、初年度産駒からルークズネスト(ファルコンS)やシゲルピンクルビー(フィリーズレビュー)などを輩出しています。母ピクシーホロウは、JRA3勝を挙げています。父モーリスは短距離向きの種牡馬でありませんが、母ピクシーホロウがキタサンミカヅキ(東京盃競走(G2・ダ1200m)連覇、東京スプリント競走(G3))と同じキングヘイロー×サクラバクシンオーの配合なので、1200mへの適性がある血統です。母の父キングヘイローは高松宮記念の優勝馬、種牡馬としては、メーデイア(JBCレディスクラシック)、ローレルゲレイロ(スプリンターズS)、カワカミプリンセス(オークス)の3頭のG1馬を排出しています。ピクシーナイトは母の父キングヘイローの影響が強く、スプリント適性が高い血統です。
【⑥メイケイエール】シラユキヒメ一族
父ミッキーアイル。母シロインジャー。母の父ハービンジャー。
阪神ジュベナイルF(G1)、桜花賞(G1)を制覇したソダシとは近親です。母ユキチャンは関東オークス(G2)、クイーン賞(G3)、TCK女王盃競走(G3)の重賞を3勝しています。サンデーサイレンス×Topsider×クロフネが配合されたことでパワーとスピード能力が押し上げられています。今年勢いのあるシラユキヒメの牝系で注目されます。3代母のシラユキヒメは白毛で有名な一族の牝系です。母の父ハービンジャーはダンヒチ系で、折り合いに難しさはありますが、ハイペースの芝1200mなら折り合えます。キーンランドC(G3)の凡走でスプリンターズステークスで人気はを落としそうですが、ダンヒチ系は休み明けの凡走から2戦目で激走する傾向があるのでおさえておきたい血統背景です。
【⑫レシステンシア】母の父ダンヒチ系
父ダイワメジャー。母マラコスタムブラダ。母の父Lizard Island。
母マラコスタムブラダは現役時代アルゼンチンG1ヒルベルトレレナ大賞を4馬身差で圧勝。母マラコスタムブラダはデインヒルとサドラーズウェルズを併せ持ち、スピードの持続力を伝えています。1200mへの距離に対応できる血統です。父ダイワメジャーは瞬発力よりもスピードの持続力に優れたタイプで、芝1200mの重賞を7勝、スプリンターズステークスでは3着が1回です。母の父Lizard Islanは、ダンヒチ系で短距離血統適性に懸念はありません。
【⑭ダノンスマッシュ】ミスプロ系6勝
父ロードカナロア。母スピニングワイルドキャット。母の父Hard Spun。
父ロードカナロア産駒は芝1200mの重賞で11勝。母スピニングワイルドキャット。母はRobertoの18.75%4×3の重厚なインブリードを持つ。Roberto系はスタミナ、持続力があり、ダノンスマッシュ自身重馬場だった高松宮記念(G1)を、優勝しているように、重馬場の時計にかかる馬場が得意です。スプリンターズステークス当日、台風の影響で雨が降って、重馬場になれば母のRoberto系のポテンシャルがいかされます。母の父Hard Spunは、スプリントG1に強いダンヒチ系で、2019年2着のモズスーパーフレア、2016年2着のミッキーアイルが母父ダンヒチ系です。スプリンターズステークス過去10年でミスタープロスペクター系が6勝、勝率12.2%。スプリンターズステークス過去5年では4勝、複勝率は66.6%と高い血統適性があります。
【⑯モズスーパーフレア】ハイペース向きの血統
父Speightstown。母Christies Treasure。母の父Belong to Me。
父Speightstownは、BCスプリント(米国ダ6.0F)優勝馬、種牡馬としては15頭のG1馬を排出。マテラスカイ(プロキオンS)やリエノテソーロ(全日本2歳優駿)の父でもあります。父Speightstownは、スプリンターズステークス過去10年で6勝ミスタープロスペクター系で、強靭なスピードの持続力を伝え、G1ハイペース向きの血統配合です。母の父Belong to Meはダンヒチ系で短距離向きの血脈です。
【スプリンターズステークス2021枠順確定】
1-1 シヴァージ(吉田隼人)
1-2 ミッキーブリランテ(和田竜二)
2-3 ラヴィングアンサー(岩田望来)
2-4 ピクシーナイト(福永祐一)
3-5 ファストフォース(鮫島克駿)
3-6 メイケイエール(池添謙一)
4-7 タイセイビジョン(三浦皇成)
4-8 ビアンフェ(セ4、藤岡佑介)
5-9 クリノガウディー(岩田康誠)
5-10 エイティーンガール(横山和生)
6-11 ジャンダルム(浜中俊)
6-12 レシステンシア(C.ルメール)
7-13 アウィルアウェイ(戸崎圭太)
7-14 ダノンスマッシュ(川田将雅)
8-15 ロードアクア(田中健)
8-16 モズスーパーフレア(松若風馬)