CBC賞

【CBC賞2021予想】過去10年データ分析と傾向

CBC賞過去10年の人気別成績

CBC賞過去10年の人気別成績は、
1番人気馬が3勝・2着1回・3着1回で、連対率40%・複勝率50%。
2番人気馬は、3勝・2着1回・3着2回で複勝率は60%でトップです。
あとは、
3番気馬が1勝、
4番人気馬が2勝、
13番人気馬が1勝を挙げています。
2020年は、13番人気→11番人気→3番人気で決まり3連単の配当は2,444,630円の大波乱になりました。3連単の払い戻しはCBC賞過去10年で100,000円以上は6回あり、波乱になりやすいハンデ戦です。

CBC賞過去10年年齢別成績

3歳馬が、0勝・2着0回・3着0回・着外15回です。
4歳馬が、1勝・2着1回・3着1回・着外15回で、複勝率16.7%です。
5歳馬が、7勝・2着5回・3着4回・着外30回で、連対率26.1%・複勝率34.8%です。
6歳馬が、2勝・2着2回・3着5回・着外40回で、複勝率18.4%です。
7歳馬以上が、0勝・2着2回・3着0回・着外28回で、複勝率18.4%です。
CBC賞は3歳・4歳は不振で5歳・6歳が中心になります。

CBC賞過去10年負担重量別成績

CBC賞過去10年負担重量別成績は、
49kg以下は0勝。
50kg、51kgが1勝。
52kg、53kgが1勝。
54kg、55kgが1勝。
55.5kg~57kgが4勝。
57.5kg以上が3勝。
CBC賞は、3歳馬が古馬のレースに出走できるようになった直後の時期で、ハンデ差が大きくなりやすいレースです。軽い斤量よりも重い斤量の優勢です。昨年は51kgのラブカンプーが優勝しましたが、CBC賞過去10年で7勝は斤量55.5kg以上ハンデの重い馬が挙げています。重いハンデの馬の方が信頼できそうです。

【CBC賞2021予想】本命馬情報

CBC賞
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【①タイセイビジョン】57.0kg

父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク
昨年稍重の馬場で開催されたアーリントンC(G3・阪神芝1200m)を後方11番手から36秒2のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って優勝しました。その後芝1600m、1400mを5レース連続で馬券圏内を外していることと、デビュー2戦目の函館2歳S(G3・函館芝1200m)を4コーナー12番手から34秒7のメンバー中最速上がりの末脚を使い2着に好走していることから芝1200mへの適性が高いことが推測されます。一瞬の末脚があるので短い直線でも末脚は切れます。

【⑧メイショウチタン】54.0kg

父ロードカナロア。母ラルティスタ。母の父マイネルラヴ。
CBC賞が開催される小倉芝1200mは、スタートが下り坂で全半からハイペースになり、上がりがかかるスタミナ消耗戦になる傾向にあるため、1400m、1600mで勝ち負けできる馬も勝負になります。芝1200mでは全4戦着外ですが、全4勝は芝1400mで挙げているスタミナがCBC賞でいかされる可能性もあります。

【⑨ヨカヨカ】51.0kg

父スクワートルスクワート。母ハニーダンサー。母の父Danehill Dancer。
芝1200mでデビュー3連勝したスプリント能力が高い馬です。3連勝後には勝てていませんが、芝1400m、芝1600mを使われて本来のスプリント能力を発揮できなかったことが敗因です。前走葵S(G・中京芝1200m)は5戦ぶりの芝1200m、出遅れて後方からの競馬になりましたが、直線で速い末脚を使い2着まで差を詰めて、スプリント適性の高さを示しました。馬体重が10㎏減っていたので、CBC賞当日これ以上馬体重が減らない方がいいと思われます。

【⑩アウィルアウェイ】55.5kg

父ジャスタウェイ。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
昨年シルクロードS(G3・京都芝1200m)を4コーナー12番手から33秒7の強烈な末脚で差し切って勝利、重賞初制覇しました。その後北九州記念(G3・小倉芝1200m)3着、スプリンターズS(G1・中山芝1200m)は、4コーナー16番手の最後方から33秒7の猛烈な末脚で13頭をごぼう抜き、10番人気の低評価を見事に覆して3着に好走しました。マイルチャンピオンS(G1)は距離、フジオーシャンS(G3)と高松宮記念(G1)は、重い馬場が合わず、3戦連続で2桁着順に負けていますが、実績のある小倉芝1200mで良馬場開催ならCBC賞で1発があっても驚けません

【⑪ピクシーナイト】53.0kg

父モーリス。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
2歳新馬(中京・芝1400m)は、中団追走から直線は外から上がっていき、直線抜け出し勝利しました。4前走の秋明菊賞(1勝クラス・阪神芝1400m)はスタート出遅れから、直線は内を突いて上がっていきましたが3着でした。3前走のシンザン記念(G3・中京芝1600m)は、スムーズにハナへ、後続に並ばせることなく逃げ切って優勝しました。2前走のアーリントンC(G3・阪神芝1600m)は、平均ペースで逃げましたが、ホウオウアマゾンのマークが厳しく、時計が掛かる馬場も合わず4着に敗れました。前走NHKマイルC(G1・東京芝1600m)は距離が長すぎたのが敗因です。CBC賞芝1200mでの距離短縮で大きな変り身を見せてくる可能性があるスプリント適性が高い馬です。

【CBC賞2021予想】穴馬情報

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【②メイショウケイメイ】51.0kg

父ワークフォース。母メイショウアキシノ。母の父デュランダル。
芝1200mでデビュー2連勝したように、芝1200mで復活するきっかけになるかもしれません。昨年のCBC賞は不良馬場開催、50.0kgで11着でした。今年も斤量は51.0kgです。良馬場開催なら昨年以上の走りが期待できそうです。

【④クリノアリエル】50.0kg

父ディープインクト。母ユニバーサル。母の父ブライアンズタイム。
今年初戦の大濠特別(2勝クラス・小倉芝1200m)を斤量53kg、ハイペースを後方10番手で追走、直線33秒3の末脚を使い、1分07秒0の時計で勝利しました。小倉芝1200mの持ち時計1分07秒0は、今回CBC賞出走メンバー中1位です。CBC賞は、当時より3.0kg軽い50.0kgでの出走です。小倉芝1200mのコースレコードは1分06秒5なので、クリノアリエルの持ち時計は優秀です。1発あるならクリノアリエルかもしれません。

【⑤クーファウェヌス】51.0kg

父Frankel。母イーデンズコーズウェイ。母の父Giant’s Causeway。
昨年筑紫特別(1勝クラス・小倉芝1200m)を斤量55kg、ハイペースを2番手で先行、1分07秒6の時計で2馬身差をつけて快勝しています。小倉芝1200mの持ち時計1分07秒6は、今回CBC賞出走メンバー中2位です。CBC賞は、当時より4.0kg軽い51.0kgで出走でき、得意コースでのハイパフォーマンスが期待されます。

【⑥ビオグラフィー】53.0kg

父ロードカナロア。母チアズメッセージ。母の父サンデーサイレンス。
全4勝中3勝を時計のかかる馬場で挙げている道悪巧者です。3走前の豊橋特別(2勝クラス・中京芝1400m不良馬場)を逃げ切りで勝利。前々走の淀屋橋S(3勝クラス・阪神芝1200m稍重)は5番手先行から抜け出して勝利。前走の京王杯スプリングC(G2・東京芝1400m良馬場)は果敢に逃げましたが直線で失速して5着でした。良馬場での高速馬場の瞬発力勝負は、厳しいですが、雨が降って水分を含んだ馬場になれば、勝ち負けまで持ち込める重馬場巧者です。

【⑫メイショウカリン】51.0kg

父ケイムホーム。母ショコット。母の父デインヒル。
今年7歳になってCBC賞と同じ小倉芝1200mで開催された巌流島S(3勝クラス)を勝利して、念願のオープン入りを決めました。後方待機からの直線一気の末脚勝負の脚質です。先行馬には厳しいハイペースになれば、直線でまとめて差し切って大穴をあける可能性もあります。

【CBC賞2021予想】コース適性

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【④クリノアリエル】50.0kg

父ディープインクト。母ユニバーサル。母の父ブライアンズタイム。
小倉芝1200mは2戦1勝・3着1回、複勝率は100%です。小倉芝1200mの実績は今年の大濠特別を斤量53kgで、1分07秒0のタイムで勝利しました。1分07秒0のタイムは、今回CBC賞出走メンバーに中では1位です。3走前の下関S(3勝クラス・小倉芝1200m)は、4コーナー17番手から、34秒4のメンバー中最速上がりの末脚を使い勝ち馬と0秒1差の3着まで追い込みました。強烈な末脚があり、前半からハイペースが予想されるCBC賞(小倉芝1200m)へのコース適性は高いと思われます。

【⑤クーファウェヌス】51.0kg

父Frankel。母イーデンズコーズウェイ。母の父Giant’s Causeway。
小倉芝1200mは6戦1勝・2着1回・3着2回、複勝率は67%です。小倉芝1200mの走破タイムは昨年の筑紫特別で、1分07秒6を記録しました。1分07秒6のタイムは、今回CBC賞出走メンバー中では2位です。スタートからゴールまで上り坂がほとんどなく、下り坂と平坦だけのコースでスピードの絶対値が問われる小倉芝1200m(CBC賞)で高いポテンシャルを発揮でき、コース適性はCBC賞出走メンバー中で上位だと思われます。

【⑨ヨカヨカ】51.0kg

父スクワートルスクワート。母ハニーダンサー。母の父Danehill Dancer。
小倉芝1200mは2戦2勝、複勝率は100%です。小倉芝1200mは4戦3勝・2着1回、連対率は100%です。開幕週でインコースが良好な馬場なので、逃げ、先行タイプが明らかに有利です。軽快なダッシュ力と絶対的なスピード能力があるので、小倉芝1200m(CBC賞)へのコース適性に懸念はありません。

【⑩アウィルアウェイ】55.5kg

父ジャスタウェイ。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
小倉芝1200mは、北九州記念で4コーナー14番手から34秒2の末脚で追い込み3着。スプリンターズS(G1・中山芝1200m)は、4コーナー16番手の最後方から33秒7の猛烈な末脚を使いグランアレグリア、ダノンスマッシュに次ぐ3着でG1でも通用する実力があることを示しました。北九州記念3着の実績があり小倉芝1200m(CBC賞)へのコース適性は十分にあると思われます。

【⑫メイショウカリン】51.0kg

父ケイムホーム。母ショコット。母の父デインヒル。
小倉芝1200mは6戦2勝・2着1回・3着1回、複勝率は67%です。3走前の巌流島S(3勝クラス・小倉芝1200m)を、4コーナー16番手から34秒1の末脚で差し切って勝利しているように、スタートから下りと平坦のみのコースを得意にしています。全く人気にはなりそうにないですが、小倉芝1200mを6戦経験している分、評価を上げてもいいかと思われます。

【CBC賞2021予想】血統情報

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【①タイセイビジョン】57.0kg

父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク
近親に同じハニードリーマー牝系でダートG1・4勝のユートピアがいる血統です。父タートルボウルはフランスG1ジャンプラ賞の優勝馬、 種牡馬としてはフランスで2頭のG1馬をだしています。父タートルボウルの影響でマイラー体形です。馬郡は苦にせず、脚捌きが上手く、牝系特有の一瞬の瞬発力でどこからでも差せる一瞬の脚があり、時計のかかる馬場の方が走れるタイプです。

【⑧メイショウチタン】54.0kg

父ロードカナロア。母ラルティスタ。母の父マイネルラヴ。
父ロードカナロアは、芝1200mのG1を5勝した最強スプリンター。5年で重賞40勝、内G1を12勝と種牡馬としても成功しています。母の父マイネルラヴはスプリンターズSを優勝、国内で11頭の重賞勝ち馬を排出しています。父系、母系ともに短距離の血脈でスプリント適性が高い血統です。

【⑨ヨカヨカ】51.0kg

父スクワートルスクワート。母ハニーダンサー。母の父DanehillDancer。
父スクワートルスクワートは、米国G1のBCスプリント(ダ・7.0F)とキングズビショップS(ダ・6.0F)を制覇した短距離馬です。母の父DanehillDancerはアイルランドG1のフィーニクスS(芝・6.0F)、愛ナショナルS (芝・7.0F)を制覇した短距離馬です。父母ともに短距離血統で1200mに高い適性があります。

【⑩アウィルアウェイ】55.5kg

父ジャスタウェイ。母ウィルパワー。母の父キングカメハメハ。
2代母は名繁殖トキオリアリティーで、インディチャンプ(安田記念・マイルチャンピオンS)の3/4妹です。近親に、リアルインパクト(安田記念・ジョージライダーS)、ネオリアリズム(QE2世C)やアイルラヴァゲイン(フジオーシャンS)がいる血統です。母ウィルパワーは1200~1400mで4勝を挙げています。ウィルパワーの短距離血統が全面的に出ており、スプリンターズS(G1)を3着した実績から地力は上位です。

【⑪ピクシーナイト】53.0kg

父モーリス。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
父モーリスは芝1600mから2000mのG1を6勝したスピード能力に優れた馬で、初年度産駒からルークズネスト(ファルコンS)やシゲルピンクルビー(フィリーズレビュー)などを輩出しています。母ピクシーホロウは、JRA3勝を挙げています。母の父キングヘイローは高松宮記念の優勝馬、種牡馬としては、メーデイア(JBCレディスクラシック)、ローレルゲレイロ(スプリンターズS)、カワカミプリンセス(オークス)の3頭のG1馬を排出しています。芝1400mを2勝しているように母の父キングヘイローの影響が強く、スプリント適性が高い血統です。

【CBC賞2021枠順確定】

1-1 タイセイビジョン(川田将雅)
2-2 メイショウケイメイ(藤懸貴志)
3-3 ファストフォース(鮫島克駿)
4-4 クリノアリエル(富田暁)
4-5 クーファウェヌス(酒井学)
5-6 ビオグラフィー(藤岡康太)
5-7 プリカジュール(角田大和)
6-8 メイショウチタン(松若風馬)
6-9 ヨカヨカ(和田竜二)
7-10 アウィルアウェイ(松山弘平)
7-11 ピクシーナイト(福永祐一)
8-12 メイショウカリン(秋山真一郎)
8-13 ノーワン(荻野極)

【CBC賞2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1ヨカヨカ2.2
2ピクシーナイト3.2
3アウィルアウェイ5.9
4タイセイビジョン6.8
5ビオグラフィー13.2
6メイショウチタン14.2
7クーファウェヌス31.7
8クリノアリエル38.9
9メイショウケイメイ57.1
10ファストフォース60.3
11メイショウカリン76
12ノーワン116.4
13プリカジュール193.6
CBC賞2021予想オッズ