札幌記念2020データ分析と傾向
昨年の札幌記念は、天皇賞(春)優勝馬のフィエールマンが3着、毎日杯芝1800mで勝った実績のブラストワンピースが優勝。
2018年は、スワンステークス(京都競馬場芝1400m)、読売マイラーズカップ(京都競馬場芝1600m)の芝1600m以下の重賞で2勝した実績があるサングレーザーが優勝。
2014年は桜花賞馬ハープスが優勝しています。
この札幌記念データから、札幌記念はスタミナよりはスピードが求められる傾向があります。
スピードが求められる観点から見ると札幌記念過去10年前走からの距離短縮の馬が4勝、前走も2000mだった馬が2勝していることから、前走距離2000m以上でかつ、マイル以下の重賞で勝利した実績があるスピードを兼ね備えた馬が中心になります。
穴馬4選!札幌記念2020の勝ち馬はどの馬?穴馬はどの馬?そんな疑問を解決します。札幌記2020の競馬予想特集です。3連単6点勝負はあなたの競馬予想に役立つ情報を一心不乱に提供します。有力な競走馬5頭をピックアップ。ここでは、マカヒキ、トーラスジェミニ、トーセンスーリヤ、ペルシアンナイト、カウディーリョの競走馬情報を詳しく説明します。
札幌記念2020予想オッズ
人気順 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ラッキーライラック | 1.6 |
2 | ノームコア | 4.2 |
3 | アドマイヤジャスタ | 11.4 |
4 | ブラックホール | 13.7 |
5 | ポンデザール | 15 |
6 | マカヒキ | 17 |
7 | トーセンスーリヤ | 19.1 |
8 | トーラスジェミニ | 24 |
9 | ペルシアンナイト | 26.1 |
10 | カウディーリョ | 41.8 |
11 | イェッツト | 59.9 |
12 | ドレッドノータス | 116 |
13 | ルミナスウォリアー | 229.3 |
【②ペルシアンナイト】の出走馬情報です。(大野拓弥)
父ハービンジャー。母オリエントチャーム。母の父サンデーサイレンス。
マイルチャンピオンシップで2017年1着、2018年2着、2019年3着とハイペースのマイルG1を得意にしています。マイルチャンピオンシップは直線が平坦な京都競馬場で開催されています。ほぼ平坦な札幌競馬場ならば好走する可能性あります。2018年大阪杯(阪神競馬場芝2000m)の内回りコースで2着していることから2000mまでなら2着・3着に好走する能力を秘めています。近走のG1敗退が目立っていますが、これまでG2 以下のレースでの掲示板確保率は100%です。馬券的妙味があり、おさえておきたい穴馬です。
【③トーセンスーリヤ】の出走馬情報です。(横山和生)
父ローエングリン。母トーセンガラシャ。母の父デュランダル。
前走の宝塚記念は7着でしたが、宝塚記念以前の6戦は新潟大賞典の1勝を含め3勝・2着1回・3着2回と先行力をいかした走りで好走していました。オープン昇級初戦で重賞新潟大賞典を勝った実力は高く評価できます。芝の2000mは新潟大賞典を勝った1勝のみですが、芝1800mで3勝を挙げていますので中距離馬としてのスピードの持続力があることは証明済です。札幌競馬場では4戦1勝・2着1回・3着1回と好走しており、札幌芝2000mへのコース適性に懸念はありません。父ローエングリンはサドラーズウェルズ系、欧州独特のパワーを伝えていることから、札幌競馬場の洋芝への適性が高い血統だと言えます。
【⑧カウディーリョ】の出走馬情報です。(藤岡佑介)
父キングカメハメハ。母ディアデラノビア。母の父サンデーサイレンス。
3走前に関門橋S(小倉競馬場芝2000m)を逃きりオープン入りしました。札幌競馬場は2戦2勝で洋芝への適性が高く、コース替りで一変してくる可能性があります。最近の札幌記念でキングカメハメハの血を持つサクラアンプルール(6番人気1着)、ナリタハリケーン(12番人気2着)、ヒットザターゲット(8番人気2着)が穴をあけ、札幌記念への血統的適性の高さを示しています。カウディーリョの父はキングカメハメハで穴をあける血脈が流れています。母ディアデラノビアは重賞3勝馬で父、母ともに優秀な血統です。
【⑫トーラスジェミニ】の出走馬情報です。(木幡育也)
父キングズベスト。母エリモエトワール。母の父マンハッタンカフェ。
2走前の巴賞(函館競馬場芝1800m)を逃げ切って、オープン初勝利を挙げました。コーナー部分が多い札幌競馬場芝2000mは外々を回る馬と内ラチを回る馬では、走る距離の大きな差がでます。このため内を走れる逃げ馬は外を回る馬より断然有利になります。そのコース特性を最大限いかすことができるなら、トーラスジェミニの好走もあるかもしれません。ただし過去の札幌記念では人気馬だったヤマカツエースやエアスピネルのように先行して敗退したケースもあるので逃げ馬の信頼性は、あまり高くないようです。
回避【マカヒキ】
父ディープインパクト。母ウィキウィキ。母の父フレンチデピュティ。
2017年の天皇賞(秋)からG1での3着以内はありませんが、G2では2着・3着と複勝率は100%です。近走のG1凡走から人気しそうにありません、G2での複勝率の高さを考慮するなら、ここは馬券に絡んでくる可能性は十分にあることが推測されます。2018年の札幌記念は後方15番手から息の長い末脚で追い込み2着している実積から人気薄でも軽視できない実力馬です。札幌競馬5週目で内がやや荒れてくることから馬場状態の良い外を回ってくる差しが決まりやすく、早めに仕掛ける追い込みが決まることもあります。マカヒキの息の長い末脚なら1発の可能性も十分にあります。ダービー馬マカヒキの復活が楽しみです。
札幌記念まとめ
マイルチャンピオンシップで3年連続3着以内に入賞しているペルシアンナイトはマイルのスピード能力に非常に優れています。G2レベルなら、まだまだ勝負になる力を持っているペルシアンナイトを穴馬に推したく思います。