秋華賞3連単

秋華賞予想2020予想過去10年傾向とデータ分析

秋華賞の特徴

秋華賞は、非常に騎乗が難しい直線が短い京都内回りコースで実施されることから、単勝オッズ1.8倍の圧倒的な人気に支持されたブエナビスタが敗れるなど、紛れのあるレースです。コーナーが4回ある内回りコース、終始外を回ると、桜花賞、オークスを圧勝した馬でも厳しいレースになる傾向があるのが秋華賞の特徴です。

秋華賞過去10年前走別成績

前走オークス組が2勝、ローズSが4勝、クイーンSが1勝、紫苑Sが3勝、オープン未勝利馬は0勝です。夏以降のレースを使われた馬が8勝です。ここ2年はオークスから直行したアーモンドアイとクロノジェネシスが秋華賞を連勝していますが、オークスから直行組から3着以内に入線した馬は、アーモンドアイとクロノジェネシス2頭だけです。ずば抜けた能力がない限り夏以降のレースを使われた馬を狙うのがセオリーのようです。

秋華賞過去10年芝重賞実績

秋華賞過去10年、同年の芝重賞での勝利した実績がある馬が秋華賞で8勝、残りの2頭の芝重賞最高順位は2着と5着でした。最低限同年芝重賞で掲示板を確保した実績があった方がいいかもしれません。

秋華賞2020予想本命馬5選まとめ情報

【2,リアアメリア】(川田将雅)

父ディープインパクト。母リアアントニア。母の父Rockport Harbor。
デビュー2戦目のアルテミスS(G3)を33秒0の強烈な末脚で差し切って優勝しました。桜花賞(G1)は重馬場に泣き大差の10着に敗れますが、オークス(G1)は、デアリングタクトから0秒3差の4着に入線して実力を示しました。ローズS(G2)は、馬体重が14キロ増え、ひと回り大きくなっていましたが、太目感はなく成長分でした。ローズS(G2)は、スローペースを2番手つけ、直線で抜け出し完勝しました。秋華賞1週間前追い切りは、栗東芝で6F78秒3-12秒8、ローズSがスローペースだったことが功を奏して反動は見られず、良化一途の非常に良い状態を維持しています。

【3,マルターズディオサ】(田辺裕信)

父キズナ。母トップオブドーラ。母の父Grand Slam。
桜花賞(G1)は重馬場、オークス(G1)は距離が長すぎたことが敗因。条件が変われば一発激走する可能性がある潜在能力が高い馬です。前走の紫苑S(G3)時は、12キロ馬体重が増加、筋肉量が増えて成長したことが馬体重増加につながっていました。紫苑S(G3)は2番手を先行、直線で抜け出し、後続を突き放して勝利、秋華賞優勝候補に名乗りをあげました。秋華賞1週間前追い切りは、美浦南Wで5F69秒4-13秒2、時計は平凡ですが馬場の外目を回って、馬に強い負荷をかけて追われました。力強い走りから、時計のかかる馬場への適性が高いように見えました。

【5,ウインマイティー】(和田竜二)

父ゴールドシップ。母アオバコリン。母の父カコイーシーズ。
2連勝して挑んだオークス(G1)は7番手追走、3コーナー手前あたりから早めに仕掛けてロングスパート、優勝馬デアリングタクトと0秒2差の3着に大善戦しました。オークスは強い正攻法の強い競馬で実力を示しました。前走の紫苑S(G3)は出遅れて後方16番手からの競馬になりましたが、上がり3Fメンバー中最速上がり35秒0の末脚を使って、勝ち馬との差を0秒3まで詰めて実力は示せました。秋華賞1週間前追い切りは、栗東CWで6F80秒1-11秒8、仕掛けられてからの反応が抜群でラスト1Fは鋭く切れていました。紫苑Sを使われたことで人叩きされ、走りに迫力がでてきています。

【13,デアリングタクト】(松山弘平)

父エピファネイア。母デアリングバード。母の父キングカメハメハ。
2歳新馬、エルフィンS(L)、桜花賞(G1)、オークス(G1)を4連勝中、無敗の3冠牝馬になれるか大注目です。仕上がりは早い方で休み明けから実力を発揮できるタイプです。秋華賞過去10年オークスから秋華賞へ直行した馬13頭の成績は2勝・2着0回、3着0回です。データーは目に見えない因果関係が潜んでいます。ぶっつけ本番のローテーションに懸念が残ります。しかし4連勝したレース内容は全て完勝です。能力は世代レベルでは1枚抜けているデアリングタクトなら、休み明けでも、ずば抜けた能力でぶっちぎりの圧勝の可能性の方が大きいと思われます。秋華賞1週間前追い切りは栗東CWで6F80秒5-12秒1、仕掛けられてからの反応が良く、実力を発揮できる状態まで仕上がっています。

【17,ウインマリリン】(横山武史)

父スクリーンヒーロー。母コスモチェーロ。母の父Fusaichi Pegasus。
ミモザ賞(1勝クラス)、フローラS(G2)を連勝して参戦のオークス(G1)は、デアリングタクトと半馬身差の2着でした。これまでの5戦は長距離輸送のない関東圏内でした。今回は初の長距離輸送があるので、当日の気配次第です。芝2000mは3戦2勝、内回りの中山芝2000mは2戦2勝していることから、京都芝2000m内回りコースへの適性は高いことが推測されます。秋華賞1週間前追い切りは、美浦南Wで5F68秒8-13秒1と時計は遅かったようですが、重いチップだったことを考慮すれば、順当な時計だったと言えます。

秋華賞2020予想穴馬5選まとめ情報

【1,ミヤマザクラ】(福永祐一)

父ディープインパクト。母ミスパスカリ。母の父Mr.Greeley。
京都2歳S(G3・京都芝2000m)を2着した実績があり、秋華賞のコース適性はクリアしています。クイーンC(G3・東京芝1600m)を2番手先行から抜け出し、前走から距離短縮で重賞初制覇しました。ミヤマザクラのオークスからの直行ローテーションに懸念が残ります。秋華賞過去10年前走がオークスだった馬で馬券に絡んだ馬はアーモンドアイとクロノジェネシスの2頭だけです。このデータを考慮すれば、オークスから直行ローテーションは厳しいかもしれません。秋華賞1週間前追い切りは、栗東CWで6F81秒0-12秒0、併走馬に0秒2先着しました。ひと追いごとに良くなっていますが、本当に良くなるのは、レースを1度使われてからになると思われます。

【10,クラヴァシュドール】(M.デムーロ)

父ハーツクライ。母パスオブドリームズ。母の父Giant’s Causeway。
サウジアラビアRC(G3)2着、阪神ジュベナイルF(G1)3着、チューリップ賞(G2)2着、桜花賞(G1)4着。重賞で2着2回、3着1回の好走実績があります。ローズS(G2・中京芝2000m)で5着して距離延長にメドがつきました。ローズS時は馬体重が18キロ増加していました。成長力が豊富なハーツクライ産駒らしく、夏場を越して大きく変わっていました。18キロ馬体重増加を1度使われでの上積みは、メンバー中で1番の可能性大です。一変激走が期待できる穴馬です。

【12,マジックキャッスル】(大野拓弥)

父ディープインパクト。母ソーマジック。母の父シンボリクリスエス。
デビュー3戦目のファンタジーS(京都芝1400m)は、上がりのかかる馬場を2着に差した脚があるように、距離、外回りと条件は違いますが、持続力が求められる京都コースで好走していることは、秋華賞での大きなアドバンテージになります。オークスは後方16番手から33秒4の末脚で5着まで追い込んだ実力は軽視できません。ファンタジーSを2着した京都コースなら、大きな変わり身を見せても驚けません。秋華賞1週間前追い切りは、美浦南Wで5F68秒6-13秒2、ピッチ走法で回転の速い脚捌きが出来ていることから、状態は非常に良いです。紫苑Sを使われての上積みが十分にあります。

【16,パラスアテナ 】(坂井瑠星)

父ルーラーシップ。母ステラリード。母の父スペシャルウィーク。
3歳未勝利(福島芝2000m)、カーネーションC(1勝クラス・東京芝1800m)を連絡挑んだ、ラジオNIKKEI賞(G3・福島芝1800m)は、1番人気に支持されましたが4着に敗退しました。ラジオNIKKEI賞は、後方待機から勝負所で外を回って上がっていきましたが、ゴール前で脚色が鈍り、時計のかかる馬場で末脚は切れませんでした。紫苑S(G3・中山芝2000m)は、大外枠18番からスタートして8番手を追走。勝負所の3コーナー手前から上がっていき2着、稍重の馬場を克服できたことは大きな収穫でした。しかし本来は瞬発力を発揮できる軽い高速馬場を得意にしているので、京都の直線が平坦なコースへの相性は良いと思われます。秋華賞1週間前追い切りは、美浦Pで5F65秒5-12秒1、末脚が鋭く切れて併走馬に2馬身差をつけてゴール、状態は紫苑S時よりも良くなっているようです。

【18,アブレイズ】(藤井勘一郎)

父キズナ。母エディン。母の父ジャングルポケット。
オークス(G1)17着、ローズS(G2)12着と2桁着順が続いています。しかしデビュー2連勝でフラワーC(G3・中山芝1800m)を勝ち重賞制覇した資質馬です。特にアブレイズはコーナーが4回ある中山芝1800m内回りコースを、先行馬に不利なハイペースを2番手で先行して抜け出す強い競馬で勝ったことは、軽視できません。コース形態の似た秋華賞の京都芝2000m内回りコースで大きな変わり身を見せてくる可能性が大きい注目の穴馬です。

【レイパパレ】(抽選はずれ)

父ディープインパクト。母シェルズレイ。母の父クロフネ。
3歳新馬(京都芝1600m)、3歳以上1勝クラス(阪神芝1600m)、糸魚川特別(2勝クラス・新潟芝1800m)を勝ちデビュー3連勝している上がり馬です。無理のない、成長を促す長いレース間隔で使われていることから、成長力に大きな期待が持てる馬です。抽選突破して欲しい潜在能力の高い馬です。

秋華賞2020予想コース適性馬5選まとめ情報

【3,マルターズディオサ】(田辺裕信)

父キズナ。母トップオブドーラ。母の父Grand Slam。
紫苑S(G3・中山芝2000m内回りコース)を、2番手先行から抜け出して勝利、内回りコースへの適性が高いことを示しました。キズナ産駒はアブレイズも内回りコースのフラワーC(中山芝1800m)を勝っているように、小回り適性が高い血統の可能性があります。秋華賞過去10年紫苑S組(新潟開催を除く)が2勝していることから、中山芝2000m内回りコースと秋華賞との関連があると思われます。

【5,ウインマイティー】(和田竜二)

父ゴールドシップ。母アオバコリン。母の父カコイーシーズ。
京都コースは3戦1勝・2着1回、連対率は66%です。内回りコースの成績は、デイジー賞(1勝クラス・中山芝1800m)、忘れな草賞(L・阪神芝2000m)で2戦2勝です。オークス(G1)は、スピードの持続力を発揮して3着。オークスで見せた持続力は京都の内回りコースで有効です。1頭強い馬がいるので、3連単の買い方は2着、3着つけで。

【13,デアリングタクト】(松山弘平)

父エピファネイア。母デアリングバード。母の父キングカメハメハ。
京都コースの経験は、芝1600mで2戦2勝の実績があります。秋華賞で有利な脚質は道中脚を溜められる差し馬です。デアリングタクトは、ハイペースを我慢して脚を溜めることができる折り合いに懸念のない馬です。唯一の懸念は小回り、内回りコースの経験がないことです。京都芝2000m内回りコースは、騎乗が難しく紛れのあるコースということは、気にとめておいたほうがいいのかもしれません。

【16,パラスアテナ】(坂井瑠星)

父ルーラーシップ。母ステラリード。母の父スペシャルウィーク。
小回り・内回りコースの成績は3戦1勝・2着1回です。前走の紫苑S(G3・中山芝2000m内回りコース)は、内回りコースでは絶対的不利な大外枠18番から2着した実力は、紫苑S勝ち馬以上のものがある可能性があります。大外枠を克服して2着した走りから内回り適性は間違いなく高いです。人気薄から1発の可能性がある1勝クラスの要注意の秋華賞穴馬です。

【18,アブレイズ】(藤井勘一郎)

父キズナ。母エディン。母の父ジャングルポケット。
京都芝2000m内回りコースは1戦1勝。コーナーが4回あるフラワーC(中山芝1800m内回りコース)を優勝しています。オークス(G1)17着、ローズS(G2)12着と2桁着順で2連敗中ですが、コーナーが4回ある内回りコースでは2戦2勝しています。コーナーで加速しながら器用に走れる内回り巧者です。広い左回りコースから、秋華賞の内回りコースに替わることで、潜在能力を最大限発揮してくる可能性は十分にあります。大敗からの変わり身に注意です。

【秋華賞2020枠順確定】

1-1 ミヤマザクラ(福永祐一)
1-2 リアアメリア(川田将雅)
2-3 マルターズディオサ(田辺裕信)
2-4 ホウオウピースフル(池添謙一)
3-5 ウインマイティー(和田竜二)
3-6 ダンツエリーゼ(太宰啓介)
4-7 ムジカ(秋山真一郎)
4-8 ソフトフルート(藤岡康太)
5-9 サンクテュエール(C.ルメール)
5-10 クラヴァシュドール(M.デムーロ)
6-11 フィオリキアリ(北村友一)
6-12 マジックキャッスル(大野拓弥)
7-13 デアリングタクト(松山弘平)
7-14 オーマイダーリン(幸英明)
7-15 ミスニューヨーク(長岡禎仁)
8-16 パラスアテナ(坂井瑠星)
8-17 ウインマリリン(横山武史)
8-18 アブレイズ(藤井勘一郎)

秋華賞2020予想オッズ

人気順馬名予想オッズ
1デアリングタクト1.2
2リアアメリア5
3ウインマリリン17.7
4マルターズディオサ21.2
5レイパパレ29.7
6ウインマイティー31.2
7クラヴァシュドール43.8
8ミヤマザクラ51.2
9マジックキャッスル73
10パラスアテナ74.8
11デゼル85.1
12ホウオウピースフル138.7
13ミスニューヨーク145.3
14ムジカ150.6
15クラヴェル156.3
16ソフトフルート190
17アブレイズ202.5
18サンクテュエール216.7
19オーマイダーリン228.7
20フィオリキアリ294.2
21ダンツエリーゼ343.3
秋華賞2020予想オッズ