【菊花賞2022予想】データ分析と傾向
菊花賞過去10年単勝前走レース別成績
神戸新聞杯組は、7勝・2着4回・3着4回・着外50回。
セントライト記念組は、2勝・2着4回・3着1回・着外46回。
ラジオNIKKEI賞組は、1勝・2着0回・3着0回・着外1回。
小牧特別組は、0勝・2着1回・3着0回・着外0回。
札幌記念組は、0勝・2着1回・3着0回・着外2回。
前走神戸新聞杯組、セントライト記念組が9勝。
ぶっつけ本番は厳しい。
菊花賞過去10年前走距離別成績
2400m組は、6勝・2着4回・3着5回・着外48回。
2200m組は、3勝・2着5回・3着4回・着外60回。
1800m組は、1勝・2着0回・3着1回・着外11回。
2000m組は、0勝・2着1回・3着0回・着外18回。
2600m組は、0勝・2着0回・3着1回・着外6回。
前走2000m以下から距離延長での参戦は厳しい。
前走2200m以上が9勝。
前走2400m組が中心。
菊花賞過去10年レース間隔別成績
中3週組は、7勝・2着4回・3着4回・着外56回。
中4週組は、2勝・2着5回・3着2回・着外50回。
中10週以上組は、1勝・2着0回・3着0回・着外9回。
中8週組は、0勝・2着1回・3着3回・着外6回。
中2週組は、0勝・2着0回・3着1回・着外11回。
中3週組、中4週組が9勝。
菊花賞前哨戦経由が王道。
【菊花賞2022予想】本命馬5選情報
【ガイアフォース】スピード&スタミナ
父キタサンブラック。母ナターレ。母の父クロフネ。
新馬戦はドウデュースと接戦の2着、能力が本物であることを示しました。前々走の国東特別(1勝クラス・小倉芝2000m)は、1分56秒8というコースレコードで後続に7馬身差をつける圧勝で、桁違いのスピード能力を見せました。前走のセントライト記念(G2・中山芝2200m)は、道中は中団で控えると、勝負所で仕掛けていき、直線は日本ダービー3着馬のアスクビクターモアとスタミナ比べの叩き合いを制して重賞初制覇を達成しました。国東特別ではずば抜けたスピードを見せ、セントライト記念ではスタミナがあることを示しました。3000mは未知数ですが、近2走の走りから克服は十分可能です。皐月賞馬ジオグリフ、ダービー馬ドウデュース不在なら菊花賞の主役はガイアフォースだ!
【ジャスティンパレス】牝系の成長力
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
ぶっつけ本番で挑んだ皐月賞、日本ダービーはともに9着に敗れました。他の馬との完成度の差が出たレースでした。夏場を越しての成長が試された神戸新聞杯(G2・中京芝2200m)では、好位の内ラチ追走で脚を温存。直線は早めに先頭に立つと、後続との差を3馬身半に広げて圧勝。操縦性とコーナーワークが向上していました。皐月賞、日本ダービーで露呈した幼さが抜けて、肉体的・精神的に大きく成長した今なら、菊花賞での好勝負は必至です。
【アスクビクターモア】中山巧者
父ディープインパクト。母カルティカ。母の父Rainbow Quest。
報知弥生ディープインパクト記念(G2・中山芝2000m)では、後のダービー馬ドウデュースを抑えて優勝。皐月賞は果敢に逃げて見せ場十分の5着。日本ダービーは勝ち馬ドウデュースと0秒3差の3着に好走した実力は、間違いなく世代トップクラスです。セントライト記念(G2・中山芝2200m)は、賞金的に菊花賞出走は可能でした。本番を見据えた8分の仕上げだったことを考慮すれば、先行しての2着は、合格点の走りでした。中山コース3勝の中山巧者で阪神内回りに懸念はありません。道中我慢がきく馬なので長距離3000mも適応できると思われます。セントライト記念2着でも能力は世代トップクラスです。
【フェーングロッテン】古馬重賞3着の実力
父ブラックタイド。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
ラジオNIKKEI賞(G3・福島芝1800m)は、中団の前目のインコースを追走。直線でも内を突いて伸びて内から交わして抜け出して重賞初制覇。前走の新潟記念(G3・新潟芝2000m)は、フルゲートの大外枠から上がって3番手の好位を追走。直線では外目からしぶとく伸びて古馬相手に粘りの走りで3着も、古馬にもまれた経験は菊花賞でいかされるはずです。古馬相手の新潟記念3着の実力があれば、菊花賞でも勝ち負けは必至になると思われます。ブリンカー着用後のレースは4戦2勝・3着2回。菊花賞もブリンカー効果で好走が期待できます。
【ドゥラドーレス】能力世代屈指
父ドゥラメンテ。母ロカ。母の父ハービンジャー。
新馬戦、セントポーリア賞を2連勝しましたが、毎日杯で3着に敗れてクラシック出走は叶いませんでした。前走の藻岩山特別(2勝クラス・札幌芝2000m)は、道中で折り合うと直線は馬郡を割って一気に抜け出して快勝しました。ディープインパクトと同じウインドインハーヘアの牝系でポテンシャルの高さは世代屈指です。デビューから5選連続で上がり3Fメンバー中最速上がりの末脚を発揮。直線が短い札幌でも35秒1の末脚で差し切っているので阪神内回りでも強烈な末脚が発揮できることが推測されます。
【菊花賞2022予想】穴馬5選情報
【ヴェローナシチー】内回り得意
父エピファネイア。母アモーレエテルノ。母の父ゼンノロブロイ。
菊花賞トライアルの神戸新聞杯は、4コーナーで馬郡に包まれて追い出すタイミングが遅くなり脚を余して5着。
力を出し切れていないので敗戦を悲観する必要はないと思われます。
まだ1勝馬ですが、若葉S、京都新聞杯、白百合Sで2着の実績があり、6着以下がなく安定感があります。
阪神と中山の内回りコース、小倉小回りコースでは、外回りコースの瞬発力勝負よりも、機動力としぶとさが生かせる内回りコースのほうが合っています。
【ボルドグフーシュ】長距離戦向き
父スクリーンヒーロー。母ボルドグザグ。母の父Layman。
前哨戦の菊花賞トライアル神戸新聞杯は、スローペースで差し馬には厳しい展開でしたが、直線で大外から34秒3のメンバー中最速上がりの末脚を発揮して3着、負けて強しの競馬でした。
デビューから8戦中6戦で上がり最速をマーク、折り合いがついて、確実に末脚が使えるので、長距離戦に向いています。
阪神内回りでも後方から差し切っての勝利実績もあり、芝3000mの内回りコースに懸念はなさそうです。
【ディナースタ】無類のスタミナ
父ドゥラメンテ。母ラヴァリーノ。母の父Unbridled’s Song。
積丹特別、札幌日刊スポーツ杯の芝2600m戦を、持ち前のスタミナと持続力を発揮して2連勝中の上がり馬です。
前走の札幌日刊スポーツ杯は、時計の掛かる稍重場を、2周目の向こう正面辺りから仕掛けて3コーナーで先頭へゴールまでスピードを持続して後続に1馬身半差をつけての非常に強い競馬で勝利しました。
積丹特別、札幌日刊スポーツ杯の連勝で心配機能が高いことを示しました。
スタミナは菊花賞出走メンバー中でも上位です。上がりの掛かるスタミナ消耗戦になれば1発の可能性は大いにあります。
【ヤマニンゼスト】菊花賞5勝武豊騎手
父シンボリクリスエス。母ヤマニンバステト。母の父ディープインパクト。
前走の菊花賞トライアル神戸新聞杯は、インで脚をためて後方から追い上げ、12番人気の低評価を覆し2着入り菊花賞優先出走権を獲得しました。
折り合いに懸念なく、直線での瞬発力もあり、3000mへの距離延長でも十分適応できると思われます。
前走から引き続き菊花賞5勝のレジェンド武豊騎手騎乗で、ヤマニンゼストの潜在能力を高い確率で引き出してくれるはずです。
【プラダリア】叩き良化型
父ディープインパクト。母シャッセロール。母の父クロフネ。
前走の神戸新聞杯は、8着に敗れましたが、本番菊花賞を見据えた仕上がり途上の叩きレースで、上積みが見込めそうです。
2週間前の時より格段に状態は良くなっています。
叩き良化型で、前走度外視での巻き返しで1発激走の可能性を十分に秘めています。
青葉賞優勝、日本ダービー5着の実力は軽視できません。
【菊花賞2022予想】コース適性馬5選情報
【ジャスティンパレス】先行力
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
菊花賞トライアルの神戸新聞杯を好位先行から粘り強い末脚でスピードを持続して、2着馬に3馬身半の差をつけて余力を残しての圧勝は、長距離戦への適性が高いことを十分に示しています。
阪神芝3000m内回りコース過去3年8レース中、逃げ1勝・先行4勝で先行力がある馬が好走する傾向が大きいコース。
ジャスティンパレスの先行力は菊花賞でいかされるはずです。
【ディナースタ】器用な脚
父ドゥラメンテ。母ラヴァリーノ。母の父Unbridled’s Song。
4つのコーナーはそれぞれ半径が大きく、緩やかで大きなカーブで構成されている円形に近い札幌競馬場でコーナーが6回ある積丹特別、札幌日刊スポーツ杯の芝2600m戦を、好位先行追い込んで快勝しています。
スタミナ・持続力・器用な脚で上手にコーナーを走れる能力は、いかにも、阪神内回りコースに向いていることが推測されます。
捲りでの1発の可能性も十分にあると思われます。
【ボルドグフーシュ】長距離・内回り適性有
父スクリーンヒーロー。母ボルドグザグ。母の父Layman。
ゆきやなぎ賞(阪神芝2400m外回り)、2歳未勝利(阪神芝2000m内回り)を勝利して阪神コースは4戦2勝。
一宮特別(中京芝2000m)1着。神戸新聞杯(中京芝2200m)は34秒3のメンバー中最速上がりの末脚を発揮して3着。
これらの実績芝2200m・芝2400mで2勝・3着1回、阪神コースで1着から、長距離適性と内回り適性に懸念なく、菊花賞芝3000mでも能力を発揮しての好走が期待されます。
【セレシオン】豊富なスタミナ
父ハーツクライ。母クルソラ。母の父Candy Stripes。
阿賀野川特別(2勝クラス・新潟芝2200m内回り)は、好位先行から34秒8の最速上がり末脚で抜け出し3馬身半をつけて余力を十分残しての完勝。
梅花賞(1勝クラス中京芝2200m)を勝利。
先行策から早い末脚を使えることは豊富なスタミナがあることを十分に示しています。
芝2200mの勝利実績から菊花賞芝3000mへの距離適性には懸念はなさそうです。
【ヤマニンゼスト】本物の長距離適性
父シンボリクリスエス。母ヤマニンバステト。母の父ディープインパクト。
ヤマニンゼストは芝2200への距離延長だった神戸新聞杯で一気に、長距離適性への資質が開花しました。
これまでの戦績から菊花賞でも人気になりそうではありません。
菊花賞芝3000mへ更に距離延長することで本物の長距離適性を存分に発揮しての激走に注意です。
【菊花賞2022予想】血統馬5選情報
【ヴェローナシチー】スタミナ血統(Sadler’s Wellsの血脈)
父エピファネイア。母アモーレエテルノ。母の父ゼンノロブロイ。
エピファネイア産駒の菊花賞は、4頭出走して2着2回・3着1回。
昨年の菊花賞は、エピファネイア産駒のオーソクレース2着、ディヴァインラヴ3着でした。
特に3着に入ったディヴァインラヴは、2勝クラスを勝ち上がったばかりの牝馬でした。
エピファネイア産駒が持久力と菊花賞適性が非常に高いことを示しています。
エピファネイア自身も2013年の菊花賞を5馬身差で圧勝しています。
母の父ゼンノロブロイもスタミナを伝える血統です。父から無類のスタミナと母からパワーを受け継ぎ、スローの上がり勝負よりは持続力・スタミナ勝負に向くいている血統です。
【ポッドボレット】Sadler’s Wellsの血脈
父ジャスタウェイ。母シーエスシルク。母の父Medaglia d’Oro。
昨年の阪神芝3000mで開催された菊花賞の1着タイトルホルダー、2着オーソクレース、3着ディヴァインラヴに共通しているのがSadler’s Wellsの血を引いていたことです。
京都から阪神へ菊花賞に舞台が変わったことで、これまでの菊花賞とは、血統適性に変化が見られます。
ポッドボレットは、母の父Medaglia d’OroがSadler’s Wells系です。
母の父Medaglia d’Orから受け継いだ機動力で内回りを上手く立ち回れ、父ジャスタウェイのスタミナで長距離適性が高められています。
Sadler’s Wellsの血脈は重視した方が良さそうです。
【ヤマニンゼスト】Sadler’s Wellsの血脈
父シンボリクリスエス。母ヤマニンバステト。母の父ディープインパクト。
昨年の菊花賞の1着タイトルホルダー、2着オーソクレース、3着ディヴァインラヴはがSadler’s Wellsの血脈がありました。
今年菊花賞の出走馬でSadler’s Wellsの血脈が流れているのは、本馬ヤマニンゼストとポッドボレット、ヴェローナシチーです。
阪神開催の菊花賞ならヤマニンゼストはおさえておいた方が良さそうです。
ヤマニンゼストとポッドボレット、ヴェローナシチーの3連単ボックス馬券もありかもしれません。
【ガイアフォース】父系、母系菊花賞に実績
父キタサンブラック。母ナターレ。母の父クロフネ。
母ナターレは戸塚記念など地方競馬で9勝。ロージーチャームの牝系は地方競馬で多くの活躍馬がでています。
父キタサンブラックは2015年の菊花賞優勝馬。
父キタサンブラックは年度代表馬で初年度から本馬ガイアフォースやイクイノックス(東京スポーツ杯2歳S)を輩出。
母母父ダンスインザダークは1996年の菊花賞優勝馬で、ザッツザプレンティ、デルタブルース、スリーロールスの3頭の菊花賞優勝馬を輩出しているスタミナ血統です。
父系、母系ともに菊花賞に実績がある血統です。
【アスクビクターモア】持続力・パワー・スタミナ
父ディープインパクト。母カルティカ。母の父Rainbow Quest。
菊花賞過去10年でディープインパクト産駒4勝、母父ノーザンダンサー系3勝と菊花賞で好走実績がある血統です。
母の父Rainbow Questは凱旋門賞の優勝馬。
母系の持続力・パワー・スタミナで走る中長距離馬で、上がりのかかる展開になればパフォーマンスが一気に上がります。
阪神内回り3000mは、潜在能力を100%発揮する絶好の舞台です。
【菊花賞2022枠順確定】
1-1 ガイアフォース(松山弘平)
1-2 シェルビーズアイ(松田大作)
2-3 プラダリア(池添謙一)
2-4 ボルドグフーシュ(吉田隼人)
3-5 ヤマニンゼスト(武豊)
3-6 ビーアストニッシド(岩田康誠)
4-7 アスクワイルドモア(岩田望来)
4-8 マイネルトルファン(丹内祐次)
5-9 シホノスペランツァ(浜中俊)
5-10 セイウンハーデス(幸英明)
6-11 ドゥラドーレス(横山武史)
6-12 ヴェローナシチー(川田将雅)
7-13 ディナースタ(横山和生)
7-14 アスクビクターモア(田辺裕信)
7-15 ポッドボレット(坂井瑠星)
8-16 フェーングロッテン(松若風馬)
8-17 ジャスティンパレス(鮫島克駿)
8-18 セレシオン(福永祐一)