
【秋華賞2022予想】データ分析と傾向

秋華賞過去10年単勝人気別成績
1番人気は、4勝・2着1回・3着0回・着外5回、複勝率50%。
2番人気は、0勝・2着4回・3着0回・着外6回、複勝率40%。
3番人気は、4勝・2着0回・3着2回・着外4回、複勝率60%。
4番人気は、2勝・2着2回・3着1回・着外5回、複勝率50%。
7番人気以下は、0勝・2着0回・3着2回・着外53回、複勝率3.6%。
1番・3番人気がそれぞれ4勝。
勝ち馬は全て上位4番人気以内の馬から出ています。
7番人気以下は3着内率3.6%と厳しい結果になっています。
3連単で10万円以上の配当は2013年の1回だけ、秋華賞は馬券的には平穏傾向です。
秋華賞過去10年所属別成績
関西馬は、8勝・2着6回・3着10回・着外82回、複勝率22.6%。
関東馬は、2勝・2着4回・3着0回・着外63回、複勝率8.7%。
関西馬が秋華賞過去10年8勝と圧倒的に優勢。
しかし昨年は関東馬が1着・2着を占めました。
関東馬で連対した6頭中5頭は秋華賞で上位4番人気以内に支持されていました。
秋華賞過去10年前走レース別成績
オークス組は、4勝・2着0回・3着0回・着外14回、複勝率37.5%。
ローズS組は、3勝・2着4回・3着7回・着外56回、複勝率20.0%。
紫苑S組は、2勝・2着4回・3着0回・着外24回、複勝率20.0%。
前走条件戦組は、0勝・2着2回・3着3回・着外24回、複勝率17.2%。
2018年アーモンドアイ以来4年連続でオークス組から秋華賞に勝ち馬がでています。
この4頭は全てオークスで3着以内の成績でした。
秋華賞過去10年中9年で1頭は前走ローズS組から3着以内に入線しています。
前走ローズS組からの秋華賞勝ち馬は3頭、2着4頭は全てローズSで5着以内でした。
秋華賞は前走大敗からの巻き返しは難しい傾向です。
【秋華賞2022予想】本命馬情報

【スターズオンアース】闘争心
父ドゥラメンテ。母サザンスターズ。母の父Smart Strike。
桜花賞、オークスのクラシック制覇、秋華賞で史上7頭目の牝馬三冠制覇達成できるか注目されます。
桜花賞は、後方馬郡の中を追走、直線は内から馬郡を割って上がっていき、ゴール寸前ハナ差交わして優勝しました。
馬郡を苦にせず、接戦で勝ち切る勝負根性があることを示しました。
オークスは、不利な大外枠18番からのスタート。
8番手を追走から直線で大外を回って上がっていき、33秒7のメンバー中最速上がりの豪快な末脚で、前の馬を交わして優勝。
距離延長にも対応して潜在能力が高いことを示しました。
約5か月の休み明けですが、桜花賞を約2か月のレース間隔で優勝しており、久々でも懸念はないと思われます。
前に出ようとする本能が強く、強烈な末脚もあり牝馬三冠に輝く可能性は十分にあると思われます。
【スタニングローズ】内回り重賞を2勝
父キングカメハメハ。母ローザブランカ。母の父クロフネ。
オークスは、スターズオンアースに直線で交わされましたが2着に粘り、世代トップクラスの実力馬であることは示せました。
紫苑Sは、馬体重が14キロ増えて一回り大きくなっていましたが太目感はありませんでした。
3番手で先行、勝負所で早目に仕掛けて2番手へ上がっていき、直線追い比べからクビ差抜け出して優勝しました。
夏場を越しての成長が目立っていました。フラワーC、紫苑Sでコーナーが4回ある中山内回りコースで重賞を2勝している内回り巧者。
コース適性の高さからオークスからの巻き返しの可能性も十分考えられます。
【アートハウス】一瞬の末脚
父スクリーンヒーロー。母パールコード。母の父ヴィクトワールピサ。
オークス2番人気7着から、ローズSを優勝して秋華賞での巻き返しを狙います。
前走のローズSは、4番手を先行から直線でスムーズに伸びて抜け出して優勝。
夏場を越しての成長を示しました。
阪神芝2000mで開催された、2歳新馬、忘れな草賞では先行してメンバー中最速上がりの末脚で差し切っているように、短い直線で一瞬の末脚を発揮できます。
得意コースで開催される秋華賞はビッグチャンスです。
【ナミュール】内回りの機動力
父ハービンジャー。母サンブルエミューズ。母の父ダイワメジャー。
オークスは、中団追走から、直線はインを突いて上がっていき、しぶとく伸びて3着。外差しに有利な馬場だったので、着差ほど実力差はない可能性があります。
小回り・内回りの中距離で機動力を最大限発揮してくるハービンジャー産駒、初めての芝2000m内回りコースで大きな変り身を見せて秋華賞を制覇しても驚けません。
【ウォーターナビレラ】平均ペース以下なら
父シルバーステート。母シャイニングサヤカ。母の父キングヘイロー。
桜花賞は、緩めのペースを2番手で先行、直線は外からスターズオンアースにハナ差交わされ2着でしたが、ロスのない走りで自在性の高さを示しました。
適性距離はマイル以下と思われますが、ロスのない走りで、息の入りやすい内回りコースなら2000mの距離はぎりぎり持つと思われます。
ただし平均ペース以下でないと厳しいかもしれません。
【秋華賞2022予想】穴馬情報

【ライラック】高い内回り適性
父オルフェーヴル。母ヴィーヴァブーケ。母の父キングカメハメハ。
桜花賞16着、オークス11着とクラシックは惨敗しました。
前走の紫苑Sでは、後方を追走から4コーナーを外目から上がっていき、直線でも外から伸びて3着、馬体重も増えて休み明けとしては合格点の走りでした。
オルフェーヴル産駒でスタミナ、成長力、高い内回り適性があります。
休み明け2戦目の内回りコースで、桜花賞、オークスの大敗から大きく成長しており、秋華賞での一変した走りに期待できそうです。
【プレサージュリフト】33秒台の末脚
父ハービンジャー。母シュプリームギフト。母の父ディープインパクト。
オークスでは、桜花賞11着から距離延長で変り身を見せて5着に入線しました。
芝1600mで2勝を挙げていますが、オークス5着の走りから、適性距離は中距離であることが推測されます。
出遅れるとG1では非常に厳しいです。スタートがスムーズにできるかが鍵になります。
33秒台の末脚が使えるので、折り合って直線まで末脚をためることができれば秋華賞での1発があっても驚けません。
【サウンドビバーチェ】まんまと逃げ
父ドゥラメンテ。母スクービドゥー。母の父Johan Cruyff。
オークスは競走除外となりました。前走の紫苑Sは、実質的に6か月ぶりの実戦。
馬体重14kg増えて太目感なく一回り大きくなっていました。好発から逃げて直線でも粘っていいましたが、ゴール前にクビ差交わされ2着でした。
初めての2000mを勝ち馬とタイム差無しで好走して中距離適性に懸念がないことを示しました。
紫苑Sとコース形態に似た秋華賞(阪神芝2000m)ならコース適性も懸念なく、まんまと逃げ切る可能性も十分にあると思われます。
【エリカヴィータ】内回り適性高
父キングカメハメハ。母マルシアーノ。母の父フジキセキ。
オークスは、距離延長で芝2400mに対応することができずに9着に敗れました。
フローラSでは、4番手を先行から器用な脚で上手にインコースを立ち回り直線インから抜け出し前の馬を交わして1着。
フローラSで見せたコーナーでの器用な立ち回り、芝2000mへの距離適性から内回りの秋華賞(阪神芝2000m)で高いポテンシャルを発揮してくることが推測され、秋華賞で好走する可能性は十分にあると思われます。
【ピンハイ】馬券妙味大
父ミッキーアイル。母レイテッド。母の父ジャングルポケット。
チューリップ賞は13番人気で2着。桜花賞は13番人気で5着。
オークスは13番人気で4着。
評価は低く不人気の割には、桜花賞5着、オークス4着に入線しています。
ほぼノーマークで思い切った走りができるはずです。
桜花賞5着、オークス4着から更に上の順位を穴で狙える実力馬です。
【秋華賞2022予想】コース適性情報

【アートハウス】一瞬の切れる末脚
父スクリーンヒーロー。母パールコード。母の父ヴィクトワールピサ。
阪神芝2000mは3戦2勝・2着0回・3着0回で複勝率は67%。
阪神芝コースは3戦2勝・2着0回・3着0回で複勝率は67%。
芝2000mは4戦3勝・2着0回・3着0回で複勝率は75%。
右回りは3戦1勝・2着0回・3着0回で複勝率は67%。
稍重・重・不良馬場は0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%です。
阪神芝2000mは3戦2勝、芝2000mは4戦3勝で秋華賞コース適性は文句なしです。
内回りでの機動力、短い直線での一瞬の切れる末脚は秋華賞出走メンバー中トップクラスです。
秋華賞制覇可能な実力馬です。
【スタニングローズ】内回り実績有
父キングカメハメハ。母ローザブランカ。母の父クロフネ。
阪神芝2000mは未経験。
阪神芝コースは3戦2勝・2着0回・3着0回で複勝率は67%。
芝2000mは1戦1勝・2着0回・3着0回で複勝率は100%。
右回りは5戦4勝・2着0回・3着0回で複勝率は80%。
稍重・重・不良馬場は0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%です。
フラワーC、紫苑Sで、直線の急坂とコーナーが4回ある中山内回りコースの重賞を2勝、スタミナとパワーが求められる中山芝2000mでの勝利実績があり、阪神芝2000mへのコース適性は高いことが推測されます。
【ウォーターナビレラ】3歳牝馬同士なら
父シルバーステート。母シャイニングサヤカ。母の父キングヘイロー。
阪神芝2000mは未経験。
阪神芝コースは4戦1勝・2着1回・3着1回で複勝率は75%。
芝2000mは未経験。右回りは7戦3勝・2着1回・3着1回で複勝率は71%。
稍重・重・不良馬場は0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%です。
桜花賞で2番手先行から2着に粘った能力があり、3歳牝馬同士なら2000mまでの距離適応可能と思われます。
阪神の急坂で失速しないパワーがあり、上がりの掛かる消耗戦なら好勝負必至です。
【スターズオンアース】瞬発は一級品
父ドゥラメンテ。母サザンスターズ。母の父Smart Strike。
阪神芝2000mは未経験。
阪神芝コースは1戦1勝・2着0回・3着0回で複勝率は100%。
芝2000mは未経験。
右回りは2戦1勝・2着1回・3着0回で複勝率は100%。稍重・重・不良馬場は0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%です。
折り合いがつき、直線での瞬発力は一級品。
唯一内回りコース未経験だけが懸念されますが、総合力の高さから適応可能と思われます。
【サウンドビバーチェ】器用な脚と先行力
父ドゥラメンテ。母スクービドゥー。母の父Johan Cruyff。
阪神芝2000mは未経験。
阪神芝コースは2戦0勝・2着1回・3着0回で複勝率は50%。
芝2000mは1戦0勝・2着1回・3着0回で複勝率は100%。
右回りは4戦1勝・2着2回・3着0回で複勝率は75%。
稍重・重・不良馬場は1戦1勝・2着0回・3着0回で複勝率は100%です。
中山芝2000m内回りコース開催の紫苑Sを逃げて2着。
中山内回りコースで見せた器用な脚と先行力があれば、秋華賞が開催される阪神芝2000m内回りコースでも十分通常することが推測されます。
【秋華賞2022予想】血統情報

【スターズオンアース】スタセリタの牝系
父ドゥラメンテ。母サザンスターズ。母の父Smart Strike。
ソウルスターリング(オークス優勝)やシェーングランツ(アルテミスS優勝)と同じスタセリタの牝系です。
母母スタセリタは、仏オークス、ヴェルメイユ賞、サンタラリ賞 、ビヴァリーディS、フラワーボールS 、ジャンロマネ賞の欧米の芝中距離G1を6勝した世界的な名牝馬です。
父ドゥラメンテは、皐月賞、日本ダービーを優勝したクラシック2冠馬で、G1・4勝のタイトルホルダーの父です。
母の父Smart Strikeは、ストロングリターン(安田記念優勝)、エーポス(フィリーズレビュー優勝)などの母父でもあります。
秋華賞過去10年父キングカメハメハ系の優勝は、2018年のアーモンドアイ1頭のみ。
母の父キングカメハメハとしては2020年デアリングタクト、2021年アカイトリノムスメが2年連続で秋華賞を制覇しています。
秋華賞へ適応できる血統背景です。
【アートハウス】内回り向き血統
父スクリーンヒーロー。母パールコード。母の父ヴィクトワールピサ。
シークレットコード(阪神JF2着)、ホウオウスクラム(JRA4勝)の近親です。
母パールコードは2016年の秋華賞で2着に入賞。
母母マジックコードはG3バレリーナHを連覇。母の父ヴィクトワールピサとしてはオニャンコポン(京成杯優勝)がいます。
スクリーンヒーローは、モーリス(G1・6勝)、ゴールドアクター(有馬記念優勝)などを輩出しています。
父Roberto系で小回り・内回りで機動力を発揮する脚質はゴールドアクターに近く、阪神内回り向きの血統です。
【タガノフィナーレ】1発がありそうな血統
父エピファネイア。母タガノミューチャン。母の父ハーツクライ。
母タガノミューチャンはJRA芝ダ1400mで4勝を挙げ、近親にウッドメモリアルS(米G1・ダ9F)を優勝したブッダがいます。
エピファネイア×ハーツクライはエフフォーリア(皐月賞、天皇賞秋、有馬記念のG1を3勝)と同じ組み合わせです。
母母がマイラー血統ですが、ハーツクライが配合されたことで胴が長くなり中距離適性が高くなっています。
2勝馬で格上挑戦ですが、1発がありそうな血統でおさえておきたい血統穴馬です。
【ウインエクレール】人気薄のディープ産駒
父ディープインパクト。母サマーエタニティ。母の父アドマイヤコジーン。
ウインブライト(QE2世C優勝、香港C優勝)やウインファビラス(JRA2勝)の半妹です。
ミスゲランの牝系からハクサンムーンなどが出ています。
母父アドマイヤコジーンは安田記念と朝日杯3歳Sの優勝馬で、産駒にアストンマーチャン(スプリンターズS優勝)、スノードラゴン(スプリンターズS優勝)がいます。
ディープインパクト(中距離血統)×アドマイヤコジーン(マイラー血統)で先行力と機動力に優れた内回り、小回り向きの血統配合です。
前半スローペースの前残りの展開なら勝ち負けになると思われます。
秋華賞過去10年サンデーサイレンス系6勝の内、ディープインパクトが4勝です。
今年の秋華賞は、ディープインパクト産駒はウインエクレール1頭だけ、人気薄のディープインパクト産駒はおさえておいて損はなさそうです。
【ブライトオンベイス】変わり身の可能性
父キタサンブラック。母コーディーライン。母の父Miswaki。
コスタアレグレ(通算17勝)、レジアーネ(通算4勝)、グランセノーテ(JRA3勝)の半妹で、サミットストーン(浦和記念優勝)、トラキチシャチョウ(通算9勝)、カジュフェイス(JRA2勝)の近親です。
タイキシャトル(G1・5勝)やピースオブワールド(阪神JF優勝)と同じMuffitysの優秀な牝系です。
父キタサンブラックは初年度からイクイノックス(東京スポーツ杯2歳S優勝)や、菊花賞へ出走予定のガイアフォース(セントライト記念)を輩出しています。
芝1400mを連勝中で短距離馬のイメージがありますが、中距離をこなせる血統。距離延長での変わり身の可能性がある血統です。
【秋華賞2022枠順確定】
1-1 ウインエクレール(松岡正海)
1-2 ライラック(M.デムーロ)
2-3 タガノフィナーレ(鮫島克駿)
2-4 ラブパイロー(酒井学)
3-5 ストーリア(松山弘平)
3-6 メモリーレゾン(古川吉洋)
4-7 スタニングローズ(坂井瑠星)
4-8 ナミュール(横山武史)
5-9 スターズオンアース(C.ルメール)
5-10 アートハウス(川田将雅中)
6-11 エグランタイン(池添謙一)
6-12 ウォーターナビレラ(武豊)
7-13 エリカヴィータ(福永祐一)
7-14 ブライトオンベイス(秋山真一郎)
8-15 サウンドビバーチェ(岩田望来高)
8-16 プレサージュリフト(戸崎圭太)