宝塚記念コース解説(阪神芝2200m）
宝塚記念は84年にG1に格付けされ、有馬記念と同じくファン投票によって出走馬は選出されています。
宝塚記念は、1960年に有馬記念と並ぶビッグレース、上半期を締めくくるレースとして設立され、阪神競馬場芝1800mで開催されました。
1961年から2000mへ、1966年に2200mの距離に延長されてきました。
95年からは地方馬にも出走資格が与えられ、97年からは国際競走に指定されています。宝塚記念優勝馬はブリーダーズカップターフへの優先出走権を得ることができます。
宝塚記念の過去の優勝馬には、タイトルホルダー、クロノジェネシス、リスグラシュー、オルフェーヴル、ディープインパクト、サイレンススズカなどがいます。
阪神競馬場芝Bコース（Aコースから直線部3メートル、曲線部4メートル外側に内柵を設置）内回りの1周距離は1,713.2m、幅員は20mから250m、直線距離は359.1m、高低差は1.9mです。
向正面直線から内回り3コーナー、4コーナー、正面直線にかけて内柵沿いに傷みがあります。
梅雨の時期なので時計の掛かる馬場になる可能性が高く、淀みのない流れで厳しい展開になることが推測されます。
宝塚記念のレースレコードは2011年にアーネストリーが記録した2分10秒1です。
阪神芝内回りBコースの1周距離は1,713.2m。
スタート地点は外回りコースの4コーナー出口付近になります。
1コーナーまでの距離は525mと長くスタート直後は下り坂のため前半からペースが速く緩みのないラップが続くレースとなりやすい傾向があります。
直線が359.1mと短いことから、各馬の仕掛けは早めでロングスパート合戦になります。
前半は中団以降に待機していた有力馬が早めのロングスパートを仕掛けて進出してきます。
宝塚記念は、逃げ馬には非常に厳しい展開になります。
中団より前目から上がり3F最速の上がりを使っている馬が好走しています。
レース全体の上がりの時計がかかりやすく、コース形態上、単純なスローペースの上がり勝負にはなりません。
ゴール前200m付近には阪神名物の高低差1.8m、勾配率1.5%の急坂があり、約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がります。
スタートからゴールまで阪神名物の急坂を2度越えるタフなコース設定です。
パワー不足の先行馬が坂で失速することもあります。
2021年クロノジェネシスは大外枠8枠16番、2020年リスグラシューは、大外枠8枠12番で優勝。
宝塚記念過去10年大外枠の8枠に入った馬が過半数の7勝をあげており、勝率31.8%と非常に高い勝率で、内回りで揉まれない外枠が宝塚記念では有利になる傾向があります。
コーナーが4回ある内回りコースで内ラチを器用なコーナーワークで距離ロスを最小限に走れ、道中の厳しい流れに対応できる末脚の持続力と底力、内回りコースをロングスパートする時のコーナーワークでの器用さ(加速力と機動力)、馬力と独特の内回り適性能力が宝塚記念で求められます。
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【宝塚記念2023予想】データ分析と傾向
宝塚記念過去20年騎手別成績
池添騎手【3.1.2.8】
内田騎手【2.0.0.2】
横山典騎手【1.4.0.11】
武豊騎手【1.2.3.11】
川田騎手【1.2.1.11】
M・デムーロ騎手【1.1.1.6】
ルメール騎手【1.0.0.6】
池添騎手が05年スイープトウショウ、 09年ドリームジャーニ一、 12年オルフェーヴルと3勝で最多勝。 複勝率も42.9%と優秀で回収率は単複とも300%を超えています。
意外なのはルメール騎手の1着1顔回の成績です。
宝塚記念過去20年現役調教師別成績
宝塚記念過去20年現役調教師別成績
池江師が【3.1.1.18】 で
佐々木師 【2.0.3.4】
須貝師 【2.0.0.2】
斉藤崇師【2.0.0.0】
堀師【1.2.0.5】
矢作師 【1.1.0.1】
池江師が3勝で最多勝。
斉藤崇師は2戦2勝で勝率100%です。
宝塚記念過去20年年齢別成績
3歳【0.0.0.5】
4歳【9.4.9.63】
5歳【8.9.7.72】
6歳【2.5.3.47】
7歳【1.2.1.31】
8歳~【0.0.0.20】
勝率 複勝率は4歳馬が1位で、単勝回率135%
連対率5歳馬が1位
宝塚記念過去20年馬体重別成績
~419キロ【00.0.2】
420キロ~【2.0.1.6】
440キロ~【3.4.3.28】
460キロ~【8.4.4.53】
480キロ~【3.7.6.77】
500キロ~【3.4.3.46】
520キロ~【1.1.3.20】
540キロ~【0.0.0.6】
大型馬より小型、中型馬が好走する傾向があります。
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3連単6点勝負の考え方です⇒【予想理論：3連単6点勝負】
(2010年09月28日に書いた記事です)
【宝塚記念2023予想】本命馬候補5選情報
【イクイノックス】ファン投票1位(216,379票)
父キタサンブラック。母シャトーブランシュ。母の父キングヘイロー。
天皇賞秋、有馬記念、ドバイシーマクラシックとG1を3連勝中。
昨年の年度代表馬で、今年初戦のドバイシーマクラシックでは他を寄せ付けない逃げ切りで快勝。
その走りが評価され、ロンジンワールドベストレースホースランキングでレーティング129を獲得(1月1日~6月4日に実施された世界主要レースが対象)。
世界ランク暫定1位と堂々の結果を残している世界トップレベルの実力馬です。
今回のファン投票では2位に5万票以上の差をつける216,379票を集め高い評価を得ています。
関西への輸送は初めては、懸念されますが、2週前追い切りから栗東に滞在して調整さえて体調面に余念はなく、大きな不安材料は見当たりません。
【ジェラルディーナ】ファン投票2位(139,111票)
父モーリス。母ジェンティルドンナ。母の父ディープインパクト。
ジェラルディーナは、昨年9月のオールカマーで重賞初制覇、続くエリザベス女王杯も勝ってG1初制覇。
さらに有馬記念でもイクイノックスの3着入線、牡馬の最強クラスとも互角に渡り合える実力がついてきたことを示しました。
今年は大阪杯、香港のクイーンエリザベス2世Cに出走してともに6着に敗れましたが、2戦とも距離は2000m。
今回の舞台はエリザベス女王杯を勝った阪神芝2200m、距離が延びるので、前走からの変わり身に注意です。
ここ4年リスグラシュークロノジェネシス連覇で牝馬が3勝しています。
斉藤崇厩舎はクロノジェネシスで20、21年連覇を達成して宝塚記念の勝率は100%です。
【ジャスティンパレス】ファン投票5位(122,151票)
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
今年に入り阪神大賞典、天皇賞春を連勝して本格化。
上がりの鋭さは父ディープインパクト譲りです。
天皇賞春でG1初制覇制したジャスティンパレスが、一気の距離短縮で上半期のグランプリ宝塚記念制覇に挑みます。
前々走の阪神大賞典は、有馬記念以来の実戦で体重は16kg増えて大きく成長していました。
好位につけてインコースを追走から、直線内を突いて抜け出して優勝。
天皇賞春は最内枠から中団を追走、勝負所で先に上がっていったディープボンドを追うように上がっていき、直線で交わして先頭に立つと差を広げて1着。
厳しいレースが続くとズブくなる馬が多いですが、ジャスティンパレスは、厳しいレースを経験したことで成長しました。
ルメール騎手から鮫島騎手への乗り替わりがどう走りに影響するか、乗り替わりに若干の懸念が残ります。
【ディープボンド】ファン投票6位(119,154票)
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
阪神大賞典連覇、天皇賞春3年連続2着、有馬記念2着、フォワ賞1着、京都新聞杯1着と長距離レースで実績がある無類のスタミナ馬です。
宝塚記念と関連性がある有馬記念で2着の実績もあります。
前走の天皇賞春は中団を追走、2周目で好位へ上がっていき、抜群の手応えで直線へ、自慢の粘り強さで2着に入線して 底力を示し、6歳となってもまだまだ衰えていません。
水分を含んだ馬場状態を得意としているパワータイプなので、梅雨時期の雨は恵の雨になりそうです。
【アスクビクターモア】ファン投票7位(118,143票)
父ディープインパクト。母カルティカ。母の父Rainbow Quest。
昨年の菊花賞は、逃げるセイウンハーデスを見ながら2番手先行から早目に仕掛けて4コーナーで先頭、直線踏ん張り外から迫ったボルドグフーシュをハナ差で凌ぎ、自身でペースをつくりスタミナ勝負に持ち込み優勝しました。
今年初戦の日経賞は荒れた馬場に雨が降り不良馬場、その上、スタートで痛恨の出遅れもあり9着。
前走の天皇賞春はハイペースになった上に、2周目で前方のタイトルホルダーが競走を中止するアクシデントが発生して、ブレーキをかけざるを得ない状況で11着でした。
折り合い面に懸念がある馬なので、2200mへの距離短縮で折り合い面の不安が払しょくされれば、菊花賞で見せた高いパフォーマンスを再現する可能性は十分にあると思われます。
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【宝塚記念2023予想】穴馬候補5選情報
【ヴェラアズール】ファン投票10位(100,281票)
父エイシンフラッシュ。母ヴェラブランカ。母の父クロフネ。
昨年のジャパンカップは、11番手を追走、直線、窮屈なポジションにいましたが、狭いスペースを割って伸び抜け出して1着。
前走のドバイワールドカップは13着と結果が出ませんでしたが、メイダン競馬場のダートが合わなかったのと、淡々とした流れで小出しに脚を使わされてしまったことが敗因で、本来の持ち味を生かせずレースになりませんでした。
京都大賞典、ジャパンカップの重賞連勝をはじめ、昨年3月の芝転向後に6戦連続で上がり最速をマークしたように、折り合いに懸念なく抜群の瞬発力を繰り出す能力があります。
タフな馬場になれば内回りでも鋭い決め手を発揮できそうです。
【ミクソロジー】ファン投票86位(1,399票)
父オルフェーヴル。母スターエンジェル。母の父アフリート。
ダイヤモンドステークスは、中団7番手を追走から、直線は外へ出されて上がっていき、内から抜け出したヒュミドールをクビ差交わして1着、芝2200mから芝3400mの距離のレースを4連勝でG3ダイヤモンドステークスを制覇しました。
430キロ台の小柄な馬体ながら、父オルフェーヴル譲りの豊富なスタミナで頭角を現してきました。
前走ダイヤモンドステークス後は爪の不安で天皇賞春と目黒記念は見送ってじっくり回復に専念したことで万全の状態で挑めそうです。
上がりのかかるスタミナ消耗戦になれば1発激走の可能性は十分にあると思われます。
【ブレークアップ】ファン投票43位(5,539票)
父ノヴェリスト。母リトルジュン。母の父 クロフネ。
昨年のアルゼンチン共和国杯は、3番手を進み、直線はキングオブドラゴンが内ラチに接触するアクシデントがありましたが、うまく切り抜けて1着、重賞初制覇しました。
前々走の阪神大賞典は、中団を追走から勝負所で馬群の中に入っていき直線、外から伸びましたが、ボルドグフーシュにクビ差で届かずに3着でした。
前走の天皇賞春は、一線級馬相手にG1で4着に大健闘しました。
時期的に馬場が重くなりやすい梅雨期、ブレークアップはタフな馬場への適応力が高く、馬場を味方にできれば好勝負は十分可能かと思われます。
【ボッケリーニ】ファン投票48位(4,091票)
父キングカメハメハ。母ポップコーンジャズ。母の父ダンスインザダーク。
前々走の日経賞は、どこを通っても極悪馬場の明らかに状態の悪いタフな馬場開催、道中は控えて7番手の中団に控え、直線外から上がっていき、勝ったタイトルホルダーには離されましたが、2着争いでは先着して実力は示せました。
前走の鳴尾記念は、中団の8番手に控え、早めに仕掛け、4コーナーで馬群の外を回って上がっていき、大接戦をクビ差制して1着、絶対に抜かせない勝負根性はG1級です。
トップハンデ58.5キロを敬遠して鳴尾記念へ参戦したため、宝塚記念は中2週になることが若干懸念されます。
【ダノンザキッド】ファン投票31位(14,172票)
父ジャスタウェイ。母エピックラヴ。母の父Dansili。
昨年マイルチャンピオンSは、道中馬群の中の中団を追走して、直線は狭いスペースから馬郡を割って上がってき、外のセリフォスに交わされて2着。
香港Cは2着でしたが、ダノンザキッド以外の1着から5着馬の4頭はセン馬だったことを考慮すれば、2着に良く健闘していたと言えます。
大阪杯は、外目の枠からじわじわ好位に上がっていき、直線に入ったあたりでは2番手、外から伸びてきたスターズオンアースに交わされましたが、踏ん張って3着、勝ち馬ジャックドールとは同タイムの接戦でした。香港Cは2着、大阪杯3着の走りから芝2000mの適性に懸念はなさそうです。
前走のクイーンエリザベス2世Cは5着。
帰国後は放牧で疲れを癒やして宝塚記念へ向けて順調に調整されています。
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【宝塚記念2023予想】コース適性馬5選情報
【イクイノックス】関連性高い有馬記念覇者
父キタサンブラック。母シャトーブランシュ。母の父キングヘイロー。
阪神芝2200mは未出走。
阪神芝コースは未出走。
芝2200mは未出走。
右回りは【1.1.0.0】で複勝率は100%。稍重・重・不良馬場は未経験。
宝塚記念と関連性のある有馬記念を2馬身半差で快勝していることから、宝塚記念へのコース適性は高いことが推測されます。
5月、6月は湿度も高く、まだ暑さに慣れていない時期であることから、実は一番熱中症を発症する馬が多く、基本的に大きい馬のほうが、リスクが高い傾向がありますので、唯一の懸念は熱中症発症です。
【ジャスティンパレス】上がりのかかる展開
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
阪神芝2200mは未出走。
阪神芝コースは【2.0.1.0】で複勝率は100%。
芝2200mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【6.0.2.7】で複勝率は53%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.0.0】で複勝率は100%です。
阪神開催の菊花賞を、優勝馬から０秒1差の3着、阪神内回り開催の阪神大賞典を先行押し切りで1着。
内回りコースで先行して内ラチを器用な脚で距離ロスを最小限にできることから、阪神内回りコースでの好走の可能性は十分にあると思われます。
天皇賞春を稍重で快勝しているように、上がりのかかるスタミナ消耗戦になれば、好勝負は必至です。
【ジェラルディーナ】梅雨時期の馬場
父モーリス。母ジェンティルドンナ。母の父ディープインパクト。
阪神芝2200mは【1.0.0.1】で複勝率は50%。
阪神芝コースは【3.0.0.6】で複勝率は33%。
芝2200mは【2.0.0.1】で複勝率は67%。
右回りは【6.0.2.7】で複勝率は53%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.1.1】で複勝率は66%です。
内回りの有馬記念3着、阪神芝2200m重馬場開催のエリザベス女王杯を後方から追い込み1着。
内回り適性が高く実績も十分あります。梅雨時期の時計のかかる馬場への適応力にも懸念はありません。
【ディープボンド】時計のかかる馬場
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
阪神芝2200mは【0.0.0.1】で複勝率は0%。阪神芝コースは【2.3.0.2】で複勝率は71%。
芝2200mは【1.0.0.2】で複勝率は33%。
右回りは【4.1.0.3】で複勝率は63%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.0.0】で複勝率は100%です。
阪神内回りの阪神大賞典連覇、阪神開催の天皇賞春2年連続2着、有馬記念2着と内回りのG1で十分な実績があります。
時計のかかる馬場での開催になれば勝機ありです。
【アスクビクターモア】内回り巧者
父ディープインパクト。母カルティカ。母の父Rainbow Quest。
阪神芝2200mは未出走。
阪神芝コースは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
芝2200mは【0.1.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【4.1.0.3】で複63%。
稍重・重・不良馬場は【0.1.0.2】で複勝率は33%です。
昨年阪神開催の菊花賞を2番手先行から抜け出し優勝、コーナーが4回ある中山内回りで3勝を挙げています。
内回り巧者で宝塚記念へのコース適性に懸念はありません。
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【宝塚記念2023予想】血統馬5選情報
【イクイノックス】内回り適性ある血統
父キタサンブラック。母シャトーブランシュ。母の父キングヘイロー。
キタサンブラック産駒は、今年すでに41勝を挙げています。
キタサンブラック産駒は一瞬の瞬発力はありませんが、長く良い脚を使える傾向があります。
半兄ヴァイスメテオールは今月芝2400mのメトロポリタンSを勝っています。
母シャトーブランシュはマーメイドS勝ち馬です。父キタサンブラックと体形は似ており、持続力あるストライド、母の父キングヘイローの影響から鋭い末脚を受け継いでいます。
母の父キングヘイローは、母の父としてドゥーラ、フェーングロッテン、ピクシーナイト、ディープボンド、キングズガード、アサマノイタズラ、ヴァイスメテオールなど、重賞16勝を挙げています。
母の父キングヘイローで、有馬記念を勝ったように機動力もあり、内回りのも適性がある血統です。
【ジャスティンパレス】持続力を活かせる血統
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
母パレスルーマーは優秀な繁殖牝馬で、パレスマリス(ベルモントS・メトロポリタンH)、アイアンバローズ(阪神大賞典2着・ステイヤーズステークス2着)を産んでいます。
母の父Royal AnthemはヨークインターナショナルS(芝10.0F)、ガルフストリームパークBCH(芝11.0F)、カナディアンインターナショナルS(芝12.0F)のG1を3勝しています。
Nureyev系で力強いストライドで走り、ある程度前々で持続力を活かせる血統で急坂のある内回りコースに合っています。
【ジェラルディーナ】母の高い内回り適性
父モーリス。母ジェンティルドンナ。母の父ディープインパクト。
近親に京都牝馬S(G3)、京都牝馬S(G3)を優勝したドナウブルーがいるドナブリーニの牝系です。
2019年日本ダービーを勝ったロジャーバローズの近親です。
母ジェンティルドンナはG1を7勝した歴史的な名牝馬です。
ジェラルディーナは、父がRoberto系のモーリスでジェンティルドンナが伝える高い潜在能力を引き出してくれる可能性があります。
母ジェンティルドンナは、有馬記念1着、宝塚記念3着と、パワーと機動力を、3代父のグラスワンダーは有馬記念を連覇と宝塚記念優勝と高い内回り適性を伝えています。
【ディープボンド】消耗戦に向いている血統
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
キズナ産駒は重賞を18勝、G1馬ソングライン(安田記念)、アカイイト(エリザベス女王杯)をだしています。
ダンケシェーン(JRA3勝)の半弟、ノースブリッジも近親。
同じモガミポイントの牝系にローレルゲレイロ(スプリンターズS、高松宮記念)、ノースブリッジ(AJCC、エプソムC)がいます。
母の父キングヘイローはカワカミプリンセス(オークス、秋華賞)、クリールカイザー(AJCC)の長い距離の重賞勝ち馬も排出しています。
3代母のモガミポイントは、父系マルゼンスキー、Nijinskyの血統背景から豊富なスタミナを伝える血統で、梅雨時期の上がりのかかる消耗戦に向いている血統配合です。
【アスクビクターモア】母系の持続力・パワー
父ディープインパクト。母カルティカ。母の父Rainbow Quest。
母の父Rainbow Questはブラッシンググルーム系の凱旋門賞馬で、ブラッシンググルームを持つステイヤーはマヤノトップガン、サクラローレル、テイエムオペラオーなどがいる、豊富なスタミナを伝える血統です。
母系の持続力・パワー・スタミナで走る中長距離馬で、宝塚記念が上がりのかかる展開になればパフォーマンスが一気に上がります。
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【宝塚記念2023枠順確定】
1-1 ライラック
1-2 カラテ
2-3 ダノンザキッド
2-4 ボッケリーニ
3-5 イクイノックス
3-6 スルーセブンシーズ
4-7 プラダリア
4-8 ヴェラアズール
5-9 ジャスティンパレス
5-10 ディープボンド
6-11 ジェラルディーナ
6-12 アスクビクターモア
7-13 ジオグリフ
7-14 ブレークアップ
8-15 ユニコーンライオン
8-16 モズベッロ
8-17 ドゥラエレーデ
