
【京都金杯2022予想】過去10年データ分析と傾向

京都金杯は、今年も昨年同様に中京競馬場で施行されますが、2012年から2020年の京都開催を含めた過去10年のデータから分析します。
京都金杯過去10年人気別成績
1番人気の馬は、3勝・2着1回・3着1回・着外5回、勝率30%、連対率40%、複勝率50%。
3番人気の馬が3勝。
4・5・6・12番人気の馬が1勝ずつです。
3着馬は10番人気以下が4回入線しています。
昨年2021年は12番人気のケイデンスコールが優勝、3着に14番人気のエントシャイデンが入線した3連単の配当は1,228,010円の大波乱でした。
今年の京都金杯も中京開催で大波乱の傾向が続く可能性もあるかもしれません。
京都金杯過去10年ハンデ別成績
52キロの馬が、0勝・2着0回・3着0回・着外5回、複勝率0%。
53キロの馬が、2勝・2着0回・3着2回・着外12回、勝率12.5%、複勝率25.0%。
54キロの馬が、0勝・2着2回・3着4回・着外31回、連対率8.1%、複勝率16.2%。
55キロの馬が、4勝・2着1回・3着0回・着外27回、勝率12.5%、連対率15.6%。
56キロの馬が、2勝・2着2回・3着2回・着外35回、勝率4.8%、連対率9.7%、複勝率14.6。
57キロ以上の馬が、2勝・2着5回・3着2回・着外25回、勝率5.8%、連対率20.5%、複勝率26.5%。
ハンデ57キロ以上の複勝率が26.5%と高くなってます。
勝ち数は55キロの馬が4勝で最多。
52キロの馬は好走馬が出ていません。
京都金杯過去10年年齢別成績
明け4歳馬が、4勝・2着3回・3着2回・着外32回、勝率9.7%、連対率17.0%、複勝率21.9%。
明け5歳馬が、4勝・2着3回・3着2回・着外27回、勝率11.1%、連対率19.4%、複勝率25.0%。
明け6歳馬が、2勝・2着2回・3着3回・着外35回、勝率4.7%、連対率9.5%、複勝率16.6%。
明け7歳以上馬が、0勝・2着2回・3着3回・着外32回、連対率5.4%、複勝率10.9%。
2021年が明け5歳馬が1着・2着でした。
4歳馬、5歳馬が4勝
7歳以上馬が0勝
4歳馬、5歳馬が中心で7歳以上の馬は苦戦が強いられている傾向があります。
京都金杯過去10年種牡馬別成績
ディープインパクト産駒が、3勝・2着3回・3着2回・着外16回、勝率13.0%、連対率26.0%、複勝率34.7%。
ロードカナロア産駒が、1勝・2着1回・3着0回・着外1回、勝率33.3%、連対率66.6%。
ディープインパクト産駒は、2020のサウンドキアラら最多の3勝をあげ、
2021は14番人気エントシャイデンが3着に激走しています。
ロードカナロア産駒は、2020年ダイアトニックが2着、2021年ケイデンスコールが優勝しています。
【京都金杯2022予想】本命馬情報

【⑦ザダル】32秒8の鬼脚
父トーセンラー。母シーザシー。母の父Lemon Drop Kid。
デビュー3連勝した潜在能力が高い馬です。一昨年の関越S(OP・新潟芝1800m)は、5番手先行から、直線は32秒8の鬼脚で抜け出し、2着馬に3馬身差をつけて圧勝しました。3走前のエプソムC(G3・東京芝1800m)は、終盤に雨が降り若干時計は掛かっていました。中団の10番手追走から直線は外目を回って上がっていき34秒4の末脚で抜け出し重賞初制覇を達成しました。新潟記念(G3・新潟芝2000m)は1番人気に支持されましたが、スタートの出遅れが大きく影響して13着。前走の富士S(G2・東京芝1600m)は、外を回った馬が上位を独占、結果内枠が不利になったレースでした。左回コースへの適性は高く開幕週の馬場で、京都金杯で大きく巻き返してくる可能性は十分にあると思われます。
【⑩カイザーミノル】距離短縮で巻き返す
父ロードカナロア。母ストライクルート。母の父Smart Strike。
昨年は読売マイラーズC(G2・阪神芝1600m)3着、京王杯スプリングC(G2・東京芝1400m)3着と重賞で連続3着した実績があります。3走前の朱鷺S(L・新潟芝1400m)は、折り合って中団から抜け出す競馬センスのある好内容でオープン初勝利しました。毎日王冠(G2・東京芝1800m)5着、天皇賞秋(G1・東京芝2000m)14着は距離が長すぎたことが敗因です。京都金杯芝1600mでの距離短縮で近2走の着外から京都金杯で巻き返してくる可能性は十分にあると思われます。
【⑫エアロロノア】強烈な末脚
父キングカメハメハ。母エアワンピース。母の父ロックオブジブラルタル。
昨年3連勝で武庫川S(3勝クラス・阪神芝1600m)を勝利してオープン入りしました。重賞初挑戦だった昨年のマイラーズカップ(G2・阪神芝1600m)は、1番人気で5着に敗れましたが、オープンクラスで経験を積み、前走のリゲルS(L・阪神芝1600m)では8番手追走から32秒6の鬼脚で抜け出して快勝しました。これまで14戦中12戦で上がり3Fをメンバー中3位以内の末脚を使い、7戦で1位の最速上がりの末脚を上がりの末脚を発揮しています。京都金杯(中京芝1600m)のゴール前の直線の長さ412.5mは京都の外回りよりも長く、国内では東京競馬場の次に直線が長いコース、エアロロノアが強烈な末脚を発揮できるコースで、まとめて差し切るシーンがあっても驚けません。
ニューイヤーSへ登録【カラテ】
父トゥザグローリー。母レディーノパンチ。母の父フレンチデピュティ。
3歳以上2勝クラス(中山芝1600m)、若潮S(3勝クラス・中山芝1600m)、東京新聞杯(G3・東京芝1600m)を、3連勝した実績がある屈指のマイラーです。前々走の関屋記念(G3・芝新潟1600m)は、じわじわ上がっていき7番手を追走、34秒0の末脚で2着まで順位を上げました。大きなストライドで走るカラテの走法は、1周距離が阪神競馬場や中山競馬場の内回りコースよりも長い中京競馬場芝コースで高いポテンシャルを発揮できます。左回りのマイル重賞で1勝・2着1回の左回り巧者で中京の左回りへ前走から変わることで、京都金杯で一変して激走する可能性は十分にあると思われます。
回避【アンドラステ】前走負けて強し
父オルフェーヴル。母ヴァリディオル。母の父Dynaformer。
昨年の中京記念(G3・小倉芝1800m)は、インコースを追走から、直線も内を突いて上がっていき、抜け出して勝利、重賞初制覇を達成しました。前々走アイルランド府中牝馬(G2・東京芝1800m)は、2番手を追走から直線で一旦ぬけだしましたが、シャドウディーヴァにクビ差交わされて2着も、1着、3着、4着馬は4コーナー11番手以下だった、先行馬に厳しいレース展開の中で、2着に残ったことは潜在能力が高いことを十分に示しています。前走のターコイズS(G3・中山芝1600m)は前日の降雨の影響で稍重、斤量差が3.5キロあったことを考慮すれば負けて強しの競馬内容でした。重賞で1勝・2着3回、3着1回の実績は京都金杯出走メンバー中トップクラスです。55.5キロで出走できる今回の京都金杯は勝ち負け必至です。
【京都金杯2022予想】穴馬情報

【⑥シュリ】巻き返し可能
父ハーツクライ。母エーゲリア。母の父Giant’s Causeway。
デビューから10戦連続で1番人気に支持された期待の資質馬です。前走のエプソムC(G3・東京芝1600m)は、スタートでつまずいたことも影響して14着に大敗しました。距離が長かったことも敗因の1つかもしれません。芝1600mは6戦4勝とマイルレースへの適性が高い馬です。先行力とスピードの持続力に優れており、昨年の京都金杯は勝ち馬と0秒3差の5着の走りから3着までなら十分巻き返し可能な能力はあると思われます。
【⑪ダイワキャグニー】先行力
父キングカメハメハ。母トリプレックス。母の父サンデーサイレンス。
昨年の毎日王冠(G2・東京芝1800m)で4着に好走しており地力は健在です。前走は初ダートだった武蔵野S(G3・東京ダ1800m)でも大崩れなく8着に善戦しました。東京コースを得意にしていますが、2020年の金鯱賞(G2・中京芝2000m)3着した実績があり、東京コースと同じ左回りコースの中京コースへの適性に懸念はありません。2021年に実施された古馬の中京芝1600mの成績は、4コーナー1番手の馬は複勝率42.9%、4コーナー5番手以内でも複勝率31.0%あり、ダイワキャグニーの先行力がいかされるコースで、京都金杯で人気薄の激走の可能性も十分にあると思われます。
【⑬ヴェロックス】着までか
父ジャスタウェイ。母セルキス。母の父Monsun。
重賞勝ちはありませんが、重賞で2着2回、3着3回と一線級馬相手に好走した実績があります。一昨年の中日新聞杯(G3・中京芝2000m)と中京開催重賞での好走実績があります。昨年は5戦消化して1度も馬券に絡んでいませんが2桁着順はなく、体調が万全な状態で出走できれば、3着までの入賞なら可能性はあると思われます。
【⑭トーラスジェミニ】重い斤量を苦にしない
父キングズベスト。母エリモエトワール。母の父マンハッタンカフェ。
昨年の東風S(L・中山芝1600m)を、緩みのないペースで逃げ切り勝利しました。安田記念(G1・東京芝1600m)は、内から逃げたダイワキャグニーを見ながら2番手で先行、直線で交わされましたが失速してはおらず、5着に好走して実力を示しました。3走前の七夕賞(G3・福島芝2000m)は、前夜の雨の影響が残って時計の掛かる馬場で開催され、レースは2番手で先行、4コーナーでやや外から直線へ上がっていき、インを突いたロザムールに競り勝って優勝しました。近3走は中距離路線への参戦が続きましたが、厳しいレース展開の安田記念を2番手先行から5着に好走したことは、マイルの距離への適性が高いことを示しています。七夕賞を57キロの斤量で勝っているように重い斤量を苦にしないこともプラス材料で京都金杯での57.5キロの斤量に懸念はないと思われます。
【⑮ステルヴィオ】トップハンデ
父ロードカナロア。母ラルケット。母の父ファルブラヴ。
2018年マイルチャンピオンS(G1・京都芝1600m)を3歳で制覇した潜在能力が高い馬です。サウジアラビアRC(2着)、朝日FS(2着)、スプリングS(1着)、毎日王冠(2着)、マイルチャンピオンS(1着)、中山記念(3着)、京王杯スプリングC(2着)、スワンS(2着)と重賞で2勝・2着5回・3着1回と実績は京都金杯出走馬の中で上位です。今回の京都金杯は斤量が58キロのトップハンデ。近4走の走りからピークは過ぎた感は否めませんが、京都金杯で3着までなら可能性はあるかもしれません。
ニューイヤーSへ登録【エントシャイデン】
父ディープインパクト。母ルシュクル。母の父サクラバクシンオー。
昨年のフランス遠征でフォレ賞(G1・芝1400m)を58キロの斤量で欧州特有の時計のかかる重馬場を克服して14頭立てのレースで3着に入線して、実力がついてきたことを示しました。中京記念(G3・中京芝1600m)3着、京都金杯(G3・中京芝1600m)3着と中京芝1600mで開催された重賞実績は見逃せません。前走フォレ賞で3着の実績がありながら、京都金杯では人気になりそうにありません。重賞で勝ち負けできる実力で、馬券的妙味が高く、京都金杯でおさえておきたい穴馬です。
【京都金杯2022予想】コース適性
【①ヴィジュネル】前走の先行力
父マクフィ。母コードネーム。母の父サンデーサイレンス。
京都金杯と同じ舞台の中京芝1600mで開催された白梅賞(1勝クラス)は、控えて中団から追い上げ、直線は内目から伸びて外の馬を交わして抜け出して快勝しました。前走の奥多摩S(3勝クラス・東京芝1400m)は逃げるトウカイオラージュからやや離れた2番手で先行、外を回って直線へ進出、1馬身半差をつけ、余力を十分残して快勝した走りから、芝1600mへの距離延長でも十分勝ち負けになることが推測されます。奥多摩Sのような先行力をいかした走りができれば京都金杯(中京芝1600m)へも十分対応できると思われます。
【⑥シュリ】多彩な脚
父ハーツクライ。母エーゲリア。母の父Giant’s Causeway。
中京芝1600mは4戦2勝、勝率50%。芝1600mは6戦4勝、勝率67%。中京芝1600m2勝と芝1600m4勝は、京都金杯出走馬の中1位のデータから京都金杯(中京芝1600m)への適性が高いことを十分に示しています。逃げ、先行、差しなら33秒台の末脚と多彩な脚があり、ある程度の展開に対応でき、展開に左右されにくい自在な脚質が大きな武器です。前走のエプソムC(G3)は14着に敗れていますが、スタートでつまずいたことが敗因で、スタートさえスムーズならコース適性は京都金杯出走馬の中で上位になります。
【⑦ザダル】左回り3勝
父トーセンラー。母シーザシー。母の父Lemon Drop Kid。
左回りコースは7戦3勝・3着1回、複勝率57%。芝1600mは2戦1勝。直線が長い左回りコースでは、32秒8、33秒2の強烈な末脚を使っています。中京芝1600mは、直線距離が412.5mと長く、末脚を発揮しやすいコースです。中京芝1600mは先行馬に有利なイメージがあり激しい先行争いから前崩れの展開になる可能性もあります。そうなれば瞬発力のあるザダルが一気に差し切るシーンもあるかもしれません。展開次第ではありますが、強烈な末脚があり、京都金杯で、まとめて差し切っても驚けません。
【⑩カイザーミノル】先行力を発揮できれば
父ロードカナロア。母ストライクルート。母の父Smart Strike。
左回りコースは8戦1勝・3着1回、複勝率25%。中京芝1600mは3戦で複勝率は0%。芝1600mは9戦2勝・2着1回・3着1回、複勝率44%。中京芝1600m(京都金杯)へのコース適性は実績から高いとは言えません。しかし、中京芝1600m(京都金杯)は先行した馬の好走率が高くカイザーミノルの先行力があれば勝ち負けまで持ち込めると思われます。
【⑪ダイワキャグニー】金鯱賞3着
2020年の金鯱賞(G2・中京芝2000m)3着した実績があり、東京コースと同じ左回りコースの中京コースへの適性に懸念はありません。2021年に実施された古馬の中京芝1600mの成績は、4コーナー1番手の馬は複勝率42.9%、4コーナー5番手以内でも複勝率31.0%あり、4コーナー10番手以下は複勝率2.7%で、中京芝1600m(京都金杯)での先行力は必須条件です。昨年の京都金杯も逃げたエントシャイデンが14番人気で3着に激走して穴をあけています。脚質的の先行力をいかしたはしりができれば人気薄で穴をあけることがあっても驚けません。
【京都金杯2022枠順確定】
1-1 ヴィジュネル(藤岡康太)
1-2 バスラットレオン(坂井瑠星)
2-3 サトノフェイバー(古川吉洋)
2-4 ダイアトニック(岩田康誠)
3-5 ディアンドル(C.デムーロ)
3-6 シュリ(武豊)
4-7 ザダル(松山弘平)
4-8 ルークズネスト(泉谷楓真)
5-9 クリノプレミアム(江田照男)
5-10 カイザーミノル(横山典弘)
6-11 ダイワキャグニー(幸英明)
6-12 エアロロノア(岩田望来)
7-13 ヴェロックス(浜中俊)
7-14 トーラスジェミニ(原優介)
8-15 ステルヴィオ(和田竜二)
8-16 メイケイダイハード(酒井学)
【京都金杯2022予想オッズ】
人気順 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | アンドラステ | 1.9 |
2 | エアロロノア | 4.8 |
3 | カラテ | 12.4 |
4 | カイザーミノル | 12.7 |
5 | ザダル | 12.8 |
6 | バスラットレオン | 19.2 |
7 | グランデマーレ | 21.4 |
8 | ステルヴィオ | 25.3 |
9 | ヴェロックス | 31 |
10 | シュリ | 34.2 |
11 | ルークズネスト | 36.5 |
12 | ディアンドル | 44 |
13 | エントシャイデン | 53.5 |
14 | ダイアトニック | 63.4 |
15 | ヴィジュネル | 64.4 |
16 | トーラスジェミニ | 65.9 |
17 | ダイワキャグニー | 81.7 |
18 | ダディーズビビッド | 118.3 |
19 | トライン | 156.7 |
20 | クリノプレミアム | 156.7 |
21 | レッドガラン | 169.7 |
22 | フランツ | 173.3 |
23 | サトノダムゼル | 177 |
24 | ショックアクション | 208.6 |
25 | リレーションシップ | 225.8 |
26 | サトノフェイバー | 253.8 |