新潟記念

【新潟記念2021予想】コース解説(新潟競馬場芝2000m外回り)

新潟芝2000m
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新潟記念コース解説(新潟芝2000m外回り)

競馬場芝コースの1週距離は2,223m、幅員は25m、直線距離は658.7m、高低差は2.2mです。

国内最長の直線の長さは658.7mで、東京競馬場の直線より130mも長い直線で、究極の瞬発力勝負が繰り広げられます。

ちなみに内回りコースの1周距離1623mで最後の直線が358.7mと、外回りコースとの差が大きいため、新潟コースに実績がある馬でも、その実績が内回りか外回りかを念入りに調べることが重要になります。

新潟芝2000mは内回りと外回りがありますが、新潟記念は外回りを使用します。

新潟競馬場芝外回りコースは、この長い658.7m直線まで脚を温存することを、各馬が意識します。

向正面直線を延長したポケットからのスタートで、3コーナーまでは2.2mの緩やかな上がり坂で、距離は948mと非常に長くなっています。

この長い直線を騎手たちも意識するため、外回りコースのレースでは序盤から中盤にかけてはゆったりとしたペースで流れ、直線の末脚比べに持ち込まれるケースが多い傾向があります。

3コーナー入口から4コーナー半ばにかけて約1.6mの下り坂があり、徐々にスピードアップしていきます。

ここから勝負を仕掛けてしまうと直線で失速してしまうので、ペースアップしながらもまだ我慢が必要です。

スピードに乗って直線に向かいます。新潟記念はAコース使用14日目ということになり、さすがに馬場の傷みは否めず、開催中盤からは外を回った差し、追い込み勢の台頭が目立っています。

直線が長いため、馬場状態の良くない内を走ることを避けるために、馬場の外へ外へと馬場の良い状態のところまで持ち出されてからの直線勝負になります。

長い直線での仕掛けどころが難しいので、騎手の経験と判断力が重要な勝ち負けの鍵になります。

芝2000mでは唯一ワンターンで、コーナーが2回の特殊コースで、極端に上がりの速いレースになりやすい傾向にあります。

芝2000mの小回り・内回りコースで苦戦していた馬で、直線で脚を余していた馬がここ新潟記念で、別馬のように息を吹き返して激走することがあります。

まとめ
新潟記念を勝つ為の3つの条件とは?

コーナーが2回の芝2000mがキーポイントです。

①後半3コーナーから4コーナーの下り坂でも我慢が効くこと。

②長い直線で仕掛ける騎手の的確な判断力があること。

③極端に上がりの速いレースに対応できる速い末脚があること。

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【新潟記念2021予想】過去10年データ分析と傾向

新潟記念過去10年脚質別成績

脚質別成績は、
逃げ0勝・2着3回・3着0回
先行3勝・2着3回・3着2回
中団差し5勝・2着1回・3着4回
後方差し2勝・2着2回・3着4回
先行は3勝でも勝率8.3%で中団差し・後方差しよりも高く、連対率19.4%・複勝率25.0%は中団差し・後方差しよりもだいぶ高くなっていて、先行脚質の方が馬券圏内に入る確率は高そうです。

新潟記念過去10年前走クラス別成績

G1組が2勝・2着1回・3着0回
G2組が0勝・2着0回・3着0回
G3組が7勝・2着7回・3着7回

前走重賞組が9勝、前走G2組は不振、
前走G3組の中で、
前走2着以内に限ると4勝・2着2回・3着1回
前走6~9着は3勝・2着3回・3着4回
前走G3組は前走の着順にはこだわる必要はなさそうです。

前走3勝クラスは
1勝・2着2回・3着1回
3着以内に入った4頭は、近2走内で、2勝クラス以上の東京芝2000mから2400mで連対していました。

新潟記念過去10年人気別成績

過去10年の人気別成績は
1番人気2勝・2着2回・3着3回
2番人気3勝・2着0回・3着0回
3番人気0勝・2着1回・3着2回
4番人気0勝・2着0回・3着0回
5番人気1勝・2着1回・3着1回
6~10番人気4勝・2着6回・3着4回
11番人気以下0勝・2着0回・3着3回
勝ち馬の半分は1番人気2番人気ですが
6~10番人気が4勝・2着6回・3着4回と健闘しています。

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【新潟記念2021予想】本命馬情報

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【②ザダル】57.5kg

父トーセンラー。母シーザシー。母の父Lemon Drop Kid。
一昨年3歳新馬、3歳500万下、プリンシパルS(L)を3連勝しました。3走前の関越S(OP・新潟芝1800m外回りコース)は、5番手を先行して、直線は32秒8の鬼脚で抜け出すと、2着馬に3馬身差をつけて圧勝しました。前走のエプソムC(G3・東京芝1800m)は、終盤に雨が降り、若干時計は掛かっていました。馬体重は12kg増えていましたが、8ヵ月ぶりの実戦で成長分でした。中団の10番手追走から直線は外目を回って上がっていき34秒4の末脚で抜け出し重賞初制覇を達成しました。長い直線で末脚を生かす競馬を得意にしていますのでワンターンで直線が長い新潟記念(新潟芝2000m外回り)で高いポテンシャルを発揮してくることが推測されます。

【⑤リアアメリア】55.0kg

父ディープインパクト。母リアアントニア。母の父RockportHarbor。
デビュー2戦目のアルテミスS(G3・東京芝1600m)を後方から33秒0の強烈な末脚で差し切って重賞制覇しました。昨年ローズS(G2・中京芝2000m)を優勝後は、5戦連続で7着以下に敗退しています。左回りの成績は4戦2勝、G1以外の左回りなら2戦2勝です。近2走はサンスポ杯阪神牝馬S(G2)9着、ヴィクトリアマイル(G1)13着に敗れていますが、32秒9、33秒2瞬発力は使えています。上がりの速いレースに対応できる速い末脚があり、新潟記念での巻き返しが期待されます。

【⑩ラーゴム】53.0kg

父オルフェーヴル。母シュガーショック。母の父Candy Ride。
デビュー3戦目のラジオN杯京都2歳S(G3・阪神芝2000m)は、5番手の中団を追走。4コーナー4番手からじわじわあがっていったがワンダフルタウンに抜け出されて2着。3走前のきさらぎ賞(G3・中京芝2000m)は、好位の3番手で先行、勝負所で上がっていき、4コーナーで2番手から直線で先頭に立つと、しぶとい脚を持続して優勝しました。皐月賞(G1)13着、日本ダービー(G1)12着とクラッシックは大敗しましたが、G3なら勝ち負けできる実力があります。上がりのかかるタフな消耗戦になれば新潟記念での好走が可能な実力馬です。

【⑬クラヴェル】52.0kg

父エピファネイア。母ディアデラマドレ。母の父キングカメハメハ。
これまで11戦中7戦で上がり3Fメンバー中最速上がりの末脚を使っている、直線瞬発力勝負タイプの脚質です。前々走、重賞初挑戦だったマーメイドS(G3)は最速上がり34秒6の末脚を使い4コーナー13番手から2着まで追い込み、前走の中京記念(G3)は最速上がり33秒5の末脚を使い4コーナー10番手から3着まで追い込み、瞬発力は重賞でも十分通用することが示されました。折り合いに懸念がなく、長い直線まで末脚を温存でき、上がりの速いレースに対応できる瞬発力があります。

【⑰トーセンスーリヤ】57.5kg

父ローエングリン。母トーセンガラシャ。母の父デュランダル。
昨年の新潟大賞典(G3・新潟芝2000m)を1分58秒6の優秀な時計で重賞初制覇しました。前走の函館記念(G3・函館芝2000m)は3番手で先行、直線でもスピードを持続して早めに抜け出すと3馬身に差を広げて圧勝して実力が本物であることを示しました。今回は57.5kgの重いハンデを背負うことになりますが、実績のある新潟(新潟記念)なら重賞連勝の可能性は十分にあると思われます。

【新潟記念2021予想】穴馬情報

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【③ショウナンバルディ】55.0kg

父キングズベスト。母バノヴィナ。母の父Redoute’sChoice。
前々走の鳴尾記念(G3・中京芝2000m)は2番手先行から直線でもスピードを持続して2着に粘り重賞で初連対、実力がついてきたことを示しました。七夕賞(G3・福島芝2000m)は、前夜の雨の影響が残って時計の掛かる馬場。8番手を追走から、直線でやや外へ出され、馬郡を割って伸びて3着。勝ち切れませんでしたが、しぶとい競馬で実力がついてきたことを示しています。

【⑥パルティアーモ】52.0kg

父ワークフォース。母リビアーモ。母の父アドマイヤベガ。
これまで左回りコースで12戦4勝・2着3回・3着1回で複勝率66%。前走のメトロポリタンS(L・東京芝2400m)は、3ヵ月ぶりの実戦でしたが仕上がっていました。逃げ馬を見ながら緩やかなペースの中2番手を先行、直線で一旦先頭に立ちますが外からゴールドギアに交わされ2着。ここ2戦は先行していますが、脚をためれば33秒台前半の強烈な末脚も使えます。新潟記念2000mへの距離短縮で大きな変り身を見せての激走の可能性も十分にあると思われます。

【⑧ギベオン】57.5kg

父ディープインパクト。母コンテスティッド。母の父Ghostzapper。
これまで中日新聞杯(G3・中京芝2000m)、金鯱賞(G2・中京芝2000m)の重賞を2勝、左回りへの適性が高い馬です。調子が良い時と悪い時が、はっきりしている馬で、凡走が続いていても調子が上がれば重賞で勝ち負けできる実力があるので、新潟記念で人気薄でも一応おさえておきたい穴馬です。

【⑪ラインベック】54.0kg

父ディープインパクト。母アパパネ。母の父キングカメハメハ。
芝3勝、ダート1勝の芝ダート兼用パワータイプで、時計の掛かる馬場を得意にしていましたが、前走の江の島S(3勝クラス・東京芝1800m)で逃げて33秒0の瞬発力を発揮して勝利、速い時計の出る馬場へも対応できました。左回りで3勝、直線が長いコースでの実績があり新潟記念(新潟芝2000m)でも、能力を存分に発揮できることが推測されます。

【⑫ヤシャマル】54.0kg

父キズナ。母シャインプレジャー。母の父アグネスデジタル。
今年初戦から4歳以上1勝クラス(東京芝1800m)、4歳以上2勝クラス(東京芝2000m)、府中S(3勝クラス・東京芝2000m)を3連勝してオープン入り。前走のエプソムC(G3・東京芝1800m)は9着に敗れましたが、左回りで3連勝した左回り巧者、左回りワンターンの新潟記念なら3連勝の勢いを取り戻して激走の可能性も十分にあると思われます。

回収率161.0%(2021年8月21日22日)

【新潟記念2021予想】コース適性情報

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【②ザダル】57.5kg

父トーセンラー。母シーザシー。母の父Lemon Drop Kid。
新潟芝1800m外回りコースで1戦1勝。東京コースは4戦2勝・3着1回。前走のエプソムC(G3・東京芝1800m)は優勝。左回りコースへの適性は文句なし、直線が平坦な新潟コースなら32秒台の末脚も使えます。新潟芝2000mでは唯一コーナーが2回の特殊コースで、極端に上がりの速いレースになりやすい傾向があり、ザダルの強烈な末脚が最大限発揮できるコースです。

【⑥パルティアーモ】52.0kg

父ワークフォース。母リビアーモ。母の父アドマイヤベガ。
新潟芝2000m外回りコースは2戦2勝、左回りコースで12戦4勝・2着3回・3着1回で複勝率66%。新潟コースは、6戦3勝・2着1回・3着1回、複勝率83%。新潟コースでの実績は、新潟記念出走メンバー中最上位です。重賞初挑戦ですが、高いコース適性から勝ち負けになる可能性は十分にあると思われます。

【⑫ヤシャマル】54.0kg

父キズナ。母シャインプレジャー。母の父アグネスデジタル。
左回りの東京コースは、9戦4勝・2着2回・3着1回、複勝率77%。新潟芝2000mは逃げて3着が1回。左回りの経験が豊富で、得意にしています。今年東京コースで3連勝した実績は重視した方が良さそうです。前走エプソムC(G3)9着だけで見限れません。

【⑭エフェクトオン】53.0kg

父ディープインパクト。母オヴァンボクイーン。母の父Kalatos。
左回りコースは6戦2勝・3着1回、複勝率50%。新潟芝コースは2戦2勝ですが、芝2200mと芝2400mの内回りコース。直線が長いコースでの実績は、青嵐賞(2勝クラス・東京芝2400m)での3着があり、新潟外回りコースの長い直線にも対応できると思われます。

【⑰トーセンスーリヤ】57.5kg

父ローエングリン。母トーセンガラシャ。母の父デュランダル。
新潟芝コースは3戦1勝、1勝は昨年の新潟大賞典(G3・新潟芝2000m)は1分58秒6の好時計で優勝しています。昨年の新潟大賞典は4着に敗れていますが、勝ち馬と0秒1差の4着で決して悲観するレース内容ではありません。新潟記念はAコース使用14日目ということになり、さすがに馬場の傷みは否めず時計がかかる馬場になっています、トーセンスーリヤは時計の掛かる馬場でも高いポテンシャルを発揮できるので開催14日目にある新潟記念の馬場は有利になる可能性があります。

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【新潟記念2021予想】血統情報

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【②ザダル】57.5kg

父トーセンラー。母シーザシー。母の父Lemon Drop Kid。
父トーセンラーは、天皇賞(春)(G1)2着、マイルチャンピオンS(G1)を優勝、距離適性が幅広い馬でした。母の母Magic BroadはセリマS(米G3・ダ9.0F)の勝ち馬で、ピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)を優勝したインクルードの全姉にあたる良血馬です。母の父の父がKingmamboで長い直線の瞬発力勝負に強い血統です。広く直線が長いコースに向いている血統配合です。

【③ショウナンバルディ】55.0kg

父キングズベスト。母バノヴィナ。母の父Redoute’sChoice。
父キングズベストは、英G1・2000ギニー(芝8.0F)の優勝馬、日本ダービー優勝馬エイシンフラッシュなど8頭のG1馬をだしています。母の母Macedon Ladyは、豪G1コールフィールド1000ギニー(芝1600m)の優勝馬。母の父Redoute’sChoiceは、豪G1を4勝、種牡馬として22頭のG1馬を輩出した名種牡馬です。父キングズベストの影響でしぶとい先行力を受け継いた中距離馬で、瞬発力よりパワーのある血統なのでタフな馬場の方が向いています。

【⑤リアアメリア】55.0kg

父ディープインパクト。母リアアントニア。母の父RockportHarbor。
コントレイル(3冠馬)、ラウダシオン(NHKマイルカップ)と同じディープインパクト×Unbridled’sSongの黄金配合です。母リアアントニアは、左まわりの米国G1のBCジュヴェナイルフィリーズ(ダ・8.5F)の覇者です。父ディープインパクトの関節の柔らかさと母のパワーの配合が絶妙な血統です。母系のマイラー色が強く、マイラーの体型をしており、ベストは1800mくらいですが、ワンターの2000mなら適応できそうな血統です。

【⑧ギベオン】57.5kg

父ディープインパクト。母コンテスティッド。母の父Ghostzapper。
母コンテスティッドは米G1エイコーンS(ダ8F)、米G1テストS(ダ7F)の優勝馬。近親に北米短距離G1を2勝したポメロイがいます。母の父Ghostzapperは、米G1BCクラシック(ダ10F)、米G1メトロポリタンH(ダ8F)、米G1ウッドワードS(ダ9F)、米G1ヴォスバーグS(6.5F)を制覇した北米年度代表馬。種牡馬としては7頭のG1馬をだしています。母方がスピードを伝える北米血統で、ディープインパクトと配合されて体形は中距離向きになっています。

【⑰トーセンスーリヤ】57.5kg

父ローエングリン。母トーセンガラシャ。母の父デュランダル。
父ローエングリンはサドラーズウェルズ系の欧州パワータイプの血統で、皐月賞を優勝したロゴタイプ、フィリーズレビューを優勝したカラクレナイを排出しています。新潟記念はAコース使用14日目で、馬場の傷みもあり、力の要る馬場なら能力を発揮できそうです。母の父デュランダルは芝の短距離マイルG1を3勝。近親には同じユキグニの牝系でダートの中距離重賞4勝したエムアイブラン、阪神ジュベナイルF(G1)を無傷の3連勝で優勝したテイエムプリキュアがいます。

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【新潟記念2021枠順確定】

1-1 サトノアーサー(石川裕紀人)
1-2 ザダル(石橋脩)
2-3 ショウナンバルディ(戸崎圭太)
2-4 レッドサイオン(杉原誠人)
3-5 リアアメリア(川田将雅)
3-6 パルティアーモ(横山武史)
4-7 マイネルサーパス(柴田大知)
4-8 ギベオン(岩田望来)
5-9 アドマイヤポラリス(三浦皇成)
5-10 ラーゴム(池添謙一)
6-11 ラインベック(津村明秀)
6-12 ヤシャマル(菅原明良)
7-13 クラヴェル(横山典弘)
7-14 エフェクトオン(木幡巧也)
8-15 プレシャスブルー(柴田善臣)
8-16 マイネルファンロン(M.デムーロ)
8-17 トーセンスーリヤ(横山和生)

【新潟記念2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1ザダル2.8
2トーセンスーリヤ4.1
3リアアメリア5.4
4ラーゴム8.2
5クラヴェル8.9
6ラインベック13.9
7ショウナンバルディ17.5
8ヤシャマル23.8
9パルティアーモ25.3
10ギベオン25.9
11アドマイヤポラリス68.4
12エフェクトオン68.9
13サトノアーサー75.4
14マイネルファンロン82.6
15プレシャスブルー132.8
16マイネルサーパス136.6
17サトノクロニクル159.2
18レッドサイオン183.6
新潟記念2021予想オッズ