皐月賞

皐月賞2020予想本命馬と傾向

皐月賞は、1分58秒前後の決着で決まる傾向があり、スピードレースの経験が必要です。凡走からの巻き返しは難しく、差し一辺倒だと厳しく、人気馬が差して届かずというパターンで負けています。スピードレースの経験があり先行力に優れているサリオスが注目されます。

皐月賞2020予想オッズ

人気順馬名予想オッズ
1コントレイル2.4
2サトノフラッグ3.3
3サリオス3.5
4ヴェルトライゼンデ12.5
5クリスタルブラック13.1
6マイラプソディ18.2
7ダーリントンホール21.7
8コルテジア50.2
9ラインベック62.7
10ガロアクリーク64.4
11レクセランス87.2
12ビターエンダー104.7
13キメラヴェリテ117.5
14ブラックホール120
15サトノフウジン305.9
16ウインカーネリアン423.6
17ディープボンド740.9
皐月賞2020予想オッズ

【①コントレイル】(福永祐一)

父ディープインパクト。母ロードクロサイト。母の父Unbridled’s Song。
デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sは2着馬に5馬身、3着馬には9馬身差をつけて圧巻のレコードタイムで優勝。3戦目のホープフルステークスはスタートを決めて4番手の好位で流れにのり、抜群の手応えで直線に向くと、中山の急坂を全く苦にせず駆け上がり先行馬を、持ったままで、あっさり交わして1馬身半差をつけて余力を十分に残して優勝しました。2分01秒4の時計は速くありませんが、東京スポーツ杯2歳Sをレコード勝ちしたスピードがあれば本番皐月賞2020の1分58秒台の高速決着にも十分対応できると思われます。1週前の皐月賞追い切りは栗東CW馬なりで追われ、6F80秒7-12秒2、余裕で抜け出して先着、落ち着きもあり、調整は順調そのものです。コントレイルの凄さは東京スポーツ杯2歳Sで見せた33秒1の桁違いの末脚、ホープフルステークスで見せた、追い出してからの抜群の反応の速さです。コントレイルは、ホープフルステークス→皐月賞→日本ダービー→菊花賞を完全制覇できる資質を持っています。

【⑤サトノフラッグ】(C.ルメール)

父ディープインパクト。母バラダセール。母の父Not For Sale。
新馬戦は敗れましたが、その後は一気の3連勝で弥生賞ディープインパクト記念(中山競馬場芝2000m)を力強い豪快な末脚で差し優勝、3強に待った!4強に名乗りを上げました。武豊騎手はマイラプソディで皐月賞出走が決まっていたことと、ワーケアが日本ダービーへ直行になったことでルメール騎手が皐月賞騎手に決まりました。1週前の皐月賞2020追い切りは美浦南Wで強めに追われて、5F63秒8-36秒2-11秒9、桁違いのスピードで抜け出し、文句なしの動きを披露しました。皐月賞2020と同舞台の中山芝2000mを快勝したように高いコース適性が最大の強みです。

【⑦サリオス】(D.レーン)

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。
サウジアラビアロイヤルカップを2歳コースレコード勝ち、朝日杯フューチュリティステークスをレースレコードで勝っているようにスピードレースは大歓迎です。皐月賞2020が1分58秒台のスピード決着になれば、サリオスのスピード能力を最大限生かせるので2000mの距離への懸念はないと思われます。1週前の皐月賞2020追い切りは9日美浦Wコースで5F66秒1-11秒8、躍動感あふれる走りで状態の良さをアピールしました。デビュー3戦3勝で抜群のレースセンスがありコーナーが4回ある中山競馬場の内回りコースもこなしてくれるでしょう。サウジアラビアロイヤルカップで発揮した33秒1の瞬発力は、中山でも十分通用することが推測されます。

【⑪クリスタルブラック】

父キズナ。母アッシュケーク。母の父タイキシャトル。
新馬戦(中山競馬場芝1800m)、と皐月賞と同じ舞台の京成杯(中山競馬場芝2000m)を2連勝中。京成杯では4コーナー10番手からメンバー中最速上がり35秒4の末脚で差し切り、7番人気に低評価を覆して見事優勝しました。父キズナの影響が強く、切れ味と瞬発力がクリスタルブラックの最大の武器が、クラシック本番皐月賞2020で発揮できれば勝ち負けも十分に可能です。中間は放牧にだされ20キロ馬体重が増えて、良い意味で成長しています。1週前の皐月賞2020追い切りは吉田豊騎手が手綱をとり美浦南Wで5F65秒8-12秒5、併走馬を外から交わして勝負根性を見せました。強めに調教されて絞り込まれた馬体は筋肉が盛り上がり、大きな上積み効果期待ができそうです。

【⑫マイラプソディ】(武豊)

父ハーツクライ。母テディーズプロミス。母の父Salt Lake。
新馬戦、野路菊ステークス、京都2歳ステークスを3連勝してクラシックの有力候補として共同通信杯に参戦しましたが、結果は4着。武豊騎手が騎乗した馬で、他にも皐月賞出走予定馬が複数いましたが、マイラプソディを選択したのは皐月賞を勝てる能力があると判断したからだと思われます。共同通信杯の負けは、皐月賞を見据えた騎乗で無理をさせなかったことが敗因であれば、クラシック本番皐月賞で真の実力を発揮してくることが推測されます。1週前の皐月賞2020追い切りは武豊騎手が手綱をとり3頭併せ馬、併走馬に0秒1遅れましたが余力十分の走り、太目感なく仕上がりは順調です。