
朝日杯フューチュリティステークス2020予想過去10年傾向とデータ分析
過去6年前走1着馬優秀
阪神開催になって6年は前走1着だった馬が6勝、2着馬は3頭が前走1着、3着馬は4頭が前走1着でした。朝日杯フューチュリティステークスは前走大敗からの巻き返しは厳しい傾向があります。
460キロ以上が6勝
朝日杯フューチュリティステークス過去6年、馬体重が459キロ以下だった馬は23頭出走して馬券に絡んだのは2019年にグランレイが3着に入線したのが1回だけです。460キロ以上479キロ以下は38頭出走して2勝・2着4回・3着1回で複勝率18%でした。480キロ以上499キロ以下は25頭出走して2勝・2着2回・3着3回で複勝率28%でした。500キロ以上は13頭出走して2勝・3着1回で複勝率23%でした。459キロ以下の馬は厳しい傾向があります
過去6年距離延長組未勝利
過去6年朝日杯フューチュリティステークスの勝ち馬で、1400mより短い距離に出走した馬は、0頭でした。朝日杯フューチュリティステークス過去6年、前走京王杯2歳Sだった馬の成績は18頭出走があり2着2回・3着2回でした。前走京王杯2歳S組から過去6年勝ち馬は、でていません。2着、3着は距離延長組が入線しているので着穴で狙えそうです。
朝日杯フューチュリティステークス2020予想本命馬5選まとめ情報
【④ショックアクション】上がりかかれば
父Gleneagles。母ResetInBlue。母の父FastnetRock。
2歳新馬(阪神芝1400m)は3着に敗れましたが、2歳未勝利(新潟芝1600m)、新潟2歳S(G3・新潟芝1600m)を2戦とも、メンバー中最速上がりの末脚で好位から抜け出す正攻法の競馬で2連勝しました。
前走の新潟2歳Sは3番手の好位で折り合って先行、直線は外を回って上がっていき34秒1の力強い末脚で差し切り余力を十分残して勝利しました。
ショックアクションはどちらかというとパワータイプなので高速決着になると不利になりますが、上がりのかかる展開になれは阪神の急坂でも止まらないパワーが発揮されることが推測されます。
【⑤ドゥラモンド】脚質有利
父ドゥラメンテ。母シーズインクルーデッド。母の父Include。
2歳新馬(福島芝1800m)、アスター賞(1勝クラス・中山芝1600m)を勝ちデビュー2連勝中です。
ダービー馬ドゥラメンテの初年度産駒で大いに注目されます。
前走のアスター賞はスタートで出遅れ後方の8番手を追走、直線は35秒3のメンバー中最速上がりの末脚でまとめて差し切りました。
あの末脚があれば差し馬が有利な傾向がある朝日杯フューチュリティステークスで有利な脚質であることが推測されます。
武豊騎手が朝日杯フューチュリティテークス、21回目の挑戦で初勝利を目指します。
勝てばホープフルステークスを残し、JRA・G1完全制覇王手になります。
【⑦ステラヴェローチェ】2勝は稍重と不良馬場
父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
2歳新馬(阪神芝1600m)、サウジアラビアRC(G3・東京芝1600m)をデビュー2連勝しました。
2勝は稍重と不良馬場での勝利でした。
良馬場でのG1特有のハイペースのスピード勝負へ対応できるかが鍵になります。
同じオールザウェイベイビーの牝系のゴスホークケンが2007年中山芝1600mで開催された朝日杯フューチュリティステークスを、当時の2歳コースレコードに0秒1まで迫る1分33秒5の優秀な時計で優勝しており、血統的にG1特有のハイペースのスピード勝負への対応力に懸念はないと思われます。
【⑧レッドベルオーブ】持ち時計優秀
父ディープインパクト。母レッドファンタジア。母の父Unbridled’sSong。
2歳未勝利(中京芝1600m)、デイリー杯2歳S(G2・阪神芝1600m)を2連勝中です。
2歳新馬(阪神芝1600m)は稍重で脚をとられて2着に敗れましたが、デビューから3戦全てメンバー中最速上がりの末脚を使っています。
阪神芝1600mで開催された過去6年の朝日杯フューチュリティステークスの優勝時計と比較すると、デイリー杯2歳S(G2)勝ち時計1分32秒4は1位に相当する非常に優秀な時計だと言えます。
阪神芝1600mで開催される朝日杯フューチュリティステークスでの勝ち負けは必至です。
【⑭モントライゼ】条件厳しい
父ダイワメジャー。母ムーングロウ。母の父Nayef。
小倉2歳S(G3・小倉芝1200m)2着、京王杯2歳S(G2・東京芝1400m)優勝。
今回初めての芝1600mに対応できるかが鍵になります。
平均から速めのペースで流れる傾向になることが多く、上がりの時計がかかり、底力が問われるため距離延長で挑む短距離馬には厳しいコースです。
また前傾ラップになると、逃げ・先行馬は苦しくなり、差し・追い込み馬が有利なことから、モントライゼには、厳しい条件のレースだと言えそうです。
朝日杯フューチュリティステークス2020予想穴馬5選まとめ情報
【②グレナディアガーズ】マイル適性に懸念
父Frankel。母ウェイヴェルアベニュー。母の父Harlington。
2歳新馬(新潟芝1400m)は34秒5のメンバー中最速上がりの末脚を使いましたが0秒1差の2着でした。
3戦目の前走2歳未勝利(阪神芝1400m)は2番手の好位で逃げるロードリスペクトを見ながら先行、直線で交わして抜け出すと差を広げて勝利しました、距離短縮で完勝しました。
2戦目の2歳未勝利を勝ち馬から1秒2差で4着に敗れた走りからマイル適性に懸念が残ります。
【⑩アスコルターレ】欧州スタミナ血統
父ドゥラメンテ。母アスコルティ。母の父DanehillDancer。
2歳新馬(阪神芝1400m)を勝って挑んだダリア賞(OP・新潟芝1400m)は重馬場の時計の掛かる馬場が合わず5着に敗れましたが、もみじS(OP・京都芝1400m)は中団の4番手を追走、直線で追い上げて行き、前の馬を交わして勝利しました。
ドゥラメンテの初年度産駒で注目されます。
1400mからの距離延長で1600mが未経験ですが、母アスコルティはデインヒル×サドラーズウェルズの欧州スタミナ血統で克服できる血統です。
【⑪バスラットレオン】で一発激走あるか
父キズナ。母バスラットアマル。母の父NewApproach。
2歳新馬(札幌芝1800m)を逃げて勝利、2戦目の札幌2歳S(G3・札幌芝1800m)は、2番手を先行して3着に粘りました。
3戦目の前走ラジオN杯京都2歳S(G3・阪神芝2000m)は馬体重が20キロ増えていて、明らかな太目残りで6着でした。
芝1800mで1勝・3着1回、芝2000mの経験もあり、距離短縮での参戦で、大きく変わってくる可能性があります。
未勝利1勝の実績ですが、朝日フューチュリティステークスで一発激走があるならバスラットレオンか。
【⑬ホウオウアマゾン】着までか
父キングカメハメハ。母ヒカルアマランサス。母の父アグネスタキオン。
2018年セレクトセールで、1億5,120万円で落札された期待の良血馬です。
2歳新馬(阪神芝1600m)は2着に敗れましたが、2歳未勝利(阪神芝1600m)、野路菊S(OP・中京芝1600m)を2連勝しました。
前走のデイリー杯2歳S(G2・阪神芝1600m)は2番手で先行、直線は抜け出して先頭に立ちましたが、内を突いて並んできたレッドベルオーブに差されアタマ差の2着でした。
ハイペース、前傾ラップになる傾向がある朝日杯フューチュリティステークスでの逃げ・先行馬には厳しい展開になることから、脚質的に見て着までか。
【⑮ロードマックス】前走京王杯2歳S組未勝利
父ディープインパクト。母パーフェクトトリビュート。母の父Dubawi。
不良馬場で開催された2歳新馬(東京芝1600m)を逃げ切って勝利。2戦目の新潟2歳S(G3・新潟芝1600m)は7着、3戦目の京王杯2歳S(G2・東京芝1400m)は、これまでとは一転して10番手を追走、折り合って脚をためることができたので、直線は33秒7のメンバー中最速上がりの末脚で前の馬を交わして優勝しました。
東京の長い直線の瞬発力勝負で勝てたことで阪神外回りでも鋭い末脚を発揮してくることが推測されます。
阪神開催になった朝日杯フューチュリティステークス過去6年、前走京王杯2歳Sだった馬の成績は18頭出走があり2着2回・3着2回でした。
前走京王杯2歳Sだった馬の勝ちがないことが懸念されます。
朝日杯フューチュリティステークス2020予想コース適性馬5選まとめ情報
【⑤ドゥラモンド】芝1800m勝利実績有
父ドゥラメンテ。母シーズインクルーデッド。母の父Include。
阪神芝コースは未経験、芝1600mは1戦1勝です。
ドゥラモンドは2歳新馬で芝1800mを勝利しています。
朝日杯フューチュリティステークス過去10年の3着以内に入線した30頭中27頭は、重賞を除く1800m以上レースで5着以下に敗退していない馬だったことから、芝1800mを勝利した実績は軽視できません。
ドゥラモンドは出遅れ癖があるため、出遅れを巻き返すには、直線の長い阪神外回りでより高いパフォーマンスを発揮してくることが推測されます。
【⑦ステラヴェローチェ】レース展開向く
父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
阪神芝1600mは1戦1勝、芝1600mは2戦2勝です。
先行しても、後方待機から差しても、どこからでも勝負できる自在性が高い脚質です。
阪神外回り、東京と直線の長いコースで2連勝しています。
朝日杯フューチュリティステークスはハイペースの前傾ラップになることが多く、差し・追い込み馬が有利な展開になる傾向があります。
道中しっかり脚を溜めて直線で末脚を発揮できるので、レース展開はステラヴェローチェに向いていると思われます。
【⑧レッドベルオーブ】1歩リード
父ディープインパクト。母レッドファンタジア。母の父Unbridled’sSong。
阪神芝1600mは1戦1勝、芝1600mは3戦2勝・2着1回です。
デイリー杯2歳S(G2)の勝ち時計1分32秒4は、非常に優秀で、阪神開催になった2014年以降の時計と比較すると1番の好時計です。
よって阪神芝1600mへのコース適性については、1歩リードしていると言えそうです。
【⑫ジュンブルースカイ】スタミナ消耗戦なら
父ドゥラメンテ。母ジュントップヒトミ。母の父ゼンノロブロイ。
阪神芝コースは未経験、芝2000mで1戦1勝、芝1800mで2戦2着1回、3着1回の中距離馬です。
マイルレースの経験はありません。朝日杯フューチュリティステークスは前半からハイペースで上がりのかかる消耗戦になることもあり、そうなれば中距離馬のスタミナがいかされます。
展開次第ではありますが、スタミナ消耗戦になった時に怖い存在になります。
【⑬ホウオウアマゾン】高速決着を2番手先行で粘る
父キングカメハメハ。母ヒカルアマランサス。母の父アグネスタキオン。
阪神芝1600mは3戦1勝・2着1回、芝1600mは4戦2勝・2着2回です。
デイリー杯2歳S(G2)のアタマ差2着の走破時計は勝ち馬とタイム差なしの1分32秒4です。
2014年以降朝日杯フューチュリティステークスは阪神芝1600mで開催されるようになってからの時計と比較すると歴代1位となる時計です。
高速決着を2番手先行で粘った能力は非常に高いものがあると思われます。
阪神芝1600m3戦1勝・2着1回の実績は高く評価できます。
朝日杯フューチュリティステークス2020予想血統馬5選まとめ情報
【②グレナディアガーズ】大舞台に強い血統
父Frankel。母ウェイヴェルアベニュー。母の父Harlington。
父FrankelはG1を10勝してドイツの歴史的名馬です。
Frankel産駒に、阪神ジュベナイルF(G1)、優駿牝馬(G1)を制覇したソウルスターリング、安田記念(G1)、フェブラリーS(G1)を制覇したモズアスコットがいます。
Frankel産駒は日本ではマイル適性が高い傾向があります。
母ウェイヴェルアベニューは2015年にBCフィリー&メアスプリント(G1)を優勝しました。
Sadler’sWells、デインヒル、Mr.Prospectorの血脈が流れている、大舞台に強い血統です。
【⑦ステラヴェローチェ】過去6年ナスルーラ系勝ちなし
父バゴ。母オーマイベイビー。母の父ディープインパクト。
父バゴは宝塚記念・秋華賞を優勝したクロノジェネシス、菊花賞を優勝したビッグウィークなど7頭の重賞勝ち馬をだしています。
バゴの父Nashwanは、英ダービー、英2000ギニー、Kジョージ六世&QエリザベスS、エクリプスSの4つのG1を勝った名馬で産駒の傾向は外回りより小回りコースで能力を発揮する傾向があります。
過去6年阪神外回りコースで朝日杯フューチュリティステークス開催されるようになってからは、ナスルーラ系の勝ち馬はいません。
ちなみに、ナスルーラ系の勝利は中山開催だった2010年のグランプリボスまで遡ります。
【⑧レッドベルオーブ】コントレイルと配合似
父ディープインパクト。母レッドファンタジア。母の父Unbridled’sSong。
2014年以降に阪神開催になってからのディープインパクト産駒は7頭出走して3勝・3着1回です。
ディープインパクト×Unbridled’sSongの配合は3冠馬コントレイル、2014年の朝日杯フューチュリティステークスを優勝したダノンプラチナと同じです。
2代母CatChatの父がStormCatでディープインパクトと配合されたことで底力が押し上げられている血統です。
【⑬ホウオウアマゾン】キングカメハメハの自在性
父キングカメハメハ。母ヒカルアマランサス。母の父アグネスタキオン。
2014年以降に阪神開催になってから、2015年にキングカメハメハ産駒のリオンディーズが優勝、エアスピネルが2着、キングカメハメハ系のステルヴィオが2017年に2着に入線しています。
母ヒカルアマランサスは2010年の京都牝馬S(G3)を最後方から33秒6の末脚で差し切って優勝、ヴィクトリアマイル(G1)を2着した屈指のマイラーです。
近親に金鯱賞(G2)優勝、宝塚記念(G1)2着、天皇賞(春)(G1)3着したカレンミロティックがいます。
3代母Caerlinaは、仏オークス(G1芝2100m)を優勝した名牝馬です。
キングカメハメハの自在性が強くでていることから馬場を問わず実力を出せる血統です。
【⑭モントライゼ】阪神外回りへ高い適性
父ダイワメジャー。母ムーングロウ。母の父Nayef。
父ダイワメジャーは2015年に2歳種牡馬チャンピオンになったことがあります。
ダイワメジャー産駒はアドマイヤマーズが2018年に朝日杯フューチュリティステークスを優勝しています。
ダイワメジャー×ミスタープロスペクター系の組み合わせとノーザンダンサーのクロスがある血統配合はアドマイヤマーズと血統構成が似ています。
父ダイワメジャーは5頭のマイルG1馬を輩出、その内4頭は阪神芝1600mで開催されたG1を優勝しています。
阪神芝1600m外回りコースに高い適性がある血統です。
朝日杯フューチュリティステークス2020枠順確定
1-1 カイザーノヴァ(池添謙一)
1-2 グレナディアガーズ(川田将雅)
2-3 ビゾンテノブファロ(山田敬士)
2-4 ショックアクション(戸崎圭太)
3-5 ドゥラモンド(武豊)
3-6 ブルースピリット(藤岡佑介)
4-7 ステラヴェローチェ(横山典弘)
4-8 レッドベルオーブ(福永祐一)
5-9 テーオーダヴィンチ(浜中俊)
5-10 アスコルターレ(北村友一)
6-11 バスラットレオン(坂井瑠星)
6-12 ジュンブルースカイ(岩田康誠)
7-13 ホウオウアマゾン(松山弘平)
7-14 モントライゼ(C.ルメール)
8-15 ロードマックス(岩田望来)
8-16 スーパーホープ(M.デムーロ)
朝日杯フューチュリティステークス2020予想オッズ
人気順 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | レッドベルオーブ | 2.1 |
2 | モントライゼ | 4.5 |
3 | ステラヴェローチェ | 4.7 |
4 | ドゥラモンド | 6.5 |
5 | ホウオウアマゾン | 9.7 |
6 | ショックアクション | 22.9 |
7 | グレナディアガーズ | 38.7 |
8 | バスラットレオン | 49.7 |
9 | ロードマックス | 56 |
10 | アスコルターレ | 58.5 |
11 | スーパーホープ | 78.1 |
12 | ジュンブルースカイ | 79.9 |
13 | カイザーノヴァ | 123.8 |
14 | ブルースピリット | 127.3 |
15 | テーオーダヴィンチ | 140.2 |
16 | ピンクカメハメハ | 208.4 |
17 | ビゾンテノブファロ | 303.3 |
18 | マーチリリー | 337.4 |