アルゼンチン共和国杯3連単

アルゼンチン共和国杯2020予想過去10年傾向とデータ分析

アルゼンチン共和国杯人気馬の好走率が高い

アルゼンチン共和国杯過去10年で9回は3番人気以内の馬が優勝している、上位人気馬の好走率が高いハンデキャップ競走です。3連単の配当が10万円を超えたのは、2009年まで遡らなくてはなりません。

アルゼンチン共和国杯、前走G1だった馬の勝率は高い

アルゼンチン共和国杯過去10年、前走G1だった馬の成績は13頭出走して3勝・2着1回・3着・1回で勝率23.1%、連対率30.8%、複勝率38.5%です。G1から直行してきた馬の勝率が高い点に注目です。

アルゼンチン共和国杯優勝馬の年齢

アルゼンチン共和国杯過去10年、3歳馬1勝、4歳馬6勝、5歳馬1勝、6歳馬2勝です。過去10年の優勝馬10頭はすべて5番人気以内の馬でした。

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【4,ユーキャンスマイル】長距離適性(横山典弘)

父キングカメハメハ。母ムードインディゴ。母の父ダンスインザダーク。
ダイヤモンドS(G3・東京芝3400m)、新潟記念(G3・新潟芝2000m)、阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)の重賞で3勝を挙げているスタミナ豊富な実力馬です。ユーキャンスマイルが長距離レースに強い要因として、折り合って脚をためることができることと、気性の穏やかさと操縦性が高いことが挙げられます。そのため3000mを超えるレースでも33秒台の末脚を使えます。コース適性については、東京芝コースは3戦1勝ですが、ジャパンカップ5着、天皇賞(秋)4着と一線級馬相手に掲示板を確保しています。特に天皇賞(秋)で見せたメンバー中最速上がり33秒7の瞬発力は一級品です。母の父ダンスインザダークから無類のスタミナ、父キングマンボ系から直線の長い東京芝コースへの適応力を受け継いでいる血統です。東京芝2500mの長距離適性が高く、折り合いに懸念なく33秒台の末脚が使えることから、アルゼンチン共和国杯では、勝ち負けになることが推測されます。

【7,アイスバブル】目黒記念2年連続で2着(横山武史)

父ディープインパクト。母ウィンターコスモス。母の父キングカメハメハ。
昨年のアルゼンチン共和国杯(G2・東京芝2500m)は11着に敗れていますが、同じ舞台の2019年目黒記念(G2・東京芝2500m)B.アヴドゥラ騎乗は昨年と今年はD.レーン騎手騎乗で、2年連続で2着に入線しています。外国人騎手の手腕による好走の可能性も考えられます。今回は横山武史騎手騎乗がどうかになります。東京芝2500mへのコース適性は高く、好走できる実力は間違いなくあります。

【12,メイショウテンゲン】宝塚記念で善戦した実力(横山典弘)

父ディープインパクト。母メイショウベルーガ。母の父フレンチデピュティ。
2019年弥生賞(G2・中山芝2000m)を優勝。今年はダイヤモンドS(G3・東京芝3400m)2着、阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)3着、古馬になって長距離レースへの適性が高くなってきています。前走の宝塚記念(G1・阪神芝2200m)は、出遅れて後方16番手からの競馬になりましたが、4コーナー14番手から追い込んで5着に入線しました。雨が降り、先行馬に有利な時計の掛かる馬場の稍重にもかかわらず37秒7の脚で追い込んだ能力は高く評価できます。G1宝塚記念で善戦した実力からG2アルゼンチン共和国杯のメンバー相手なら実力は間違いなく上位で、勝ち負けは必至です。

【15,サトノルークス】2億9,160万円で落札(大野拓弥)

父ディープインパクト。母リッスン。母の父Sadler’sWells。
2017年のセレクトセールにて2億9,160万円で落札された期待の大きい良血馬です。全姉にローズSを優勝したタッチングスピーチがいます。2019年の菊花賞とセントライト記念を2着したスタミナ豊富な実力馬です。鳴尾記念(G3・阪神芝2000m)8着、小倉記念(G3・小倉芝2000m)11着と中距離で完敗しています。しかし、長距離レースへの適性が高いスタミナ馬、芝2500mへの距離延長で大きな変わり身を見せてくる可能性は十分にあると思われます。

【18,オーソリティ】骨折休養明けで古馬相手(C.ルメール)

父オルフェーヴル。母ロザリンド。母の父シンボリクリスエス。
2歳新馬(函館芝1800m)、芙蓉S(OP・中山芝2000m)を2連勝して、小回り巧者と思われましたが、前走の青葉賞(東京芝2400m)を勝利して、広く直線の長いコースにも対応できました。18頭のフルゲート青葉賞を5番手の好位で先行、直線は外へ出されてスパート、内の馬を交わして先頭に立つとそのまま押し切って優勝しました。2400mを折り合って脚をため、鋭い末脚を使うことができたことは大きな収穫でした。父オルフェーヴル×母の父シンボリクリスエスの血統配合でHailtoReasonのインブリード6.25%、5×5。サンデーサイレンスのインブリード、8.75%、3×4で強力な瞬発力を受け継いでいる血統配合です。2代母シーザリオは日米オークスを制覇した名牝馬で、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの3頭のG1馬をだし、エピファネイアは無敗の3冠牝馬デアリングタクトの父でもあります。その優秀な牝系のスタミナ、パワータイプのオルフェーヴルが配合され、長距離レース適性が高められた血統です。ただし骨折休養明けで古馬相手の2500mなので、アルゼンチン共和国杯は、様子を見ながらのレースになる可能性が高いのではないかと思われます。

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【2,ラストドラフト】血統適性が高い(戸崎圭太)

父ノヴェリスト。母マルセリーナ。母の父ディープインパクト。
デビュー2連勝で京成杯(G3・中山芝2000m)を優勝した資質馬です。その後は中日新聞杯(G3・中京芝2000m)2着、アメリカジョッキーC C(G2・中山芝2200m)3着して、重賞で勝ち負けできる実力がついてきたことを示しました。父ノヴェリストは芝2400mのG1を4勝しているスタミナ馬です。母マルセリーナは桜花賞馬です。父ノヴェリストからスタミナ、母マルセリーナから瞬発力を受け継ぎ、アルゼンチン共和国杯東京芝2500mに適性が高い血統配合です。

【6,トーセンカンビーナ】上積み見込め(M.デムーロ)

父ディープインパクト。母カンビーナ。母の父HawkWing。
2019年の3歳以上1勝クラス(阪神芝1800m)から阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)まで5戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を使っています。これは騎手の指示通りゴールまで全力で走る精神力の強さと、操縦性が高いことを示しています。阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)はスタートで遅れ後方を落ち着いて追走。脚をためて、直線は外を回って内の馬を交わして2着に好走しました。3走前の天皇賞(春)(G1・京都芝3200m)もスタートで遅れ、後方14番手を追走から、勝負所で外から上がっていき5着に入線して実力を示しました。前走休み明けのオクトーバーS(L・東京芝2000m)12着を使われての上積みが見込めます。今回アルゼンチン共和国杯は、M.デムーロ騎手へ乗り替わり、新たな潜在能力を引き出してくれることに期待できそうです。

【8,サンレイポケット】距離延長で(荻野極)

父ジャングルポケット。母アドマイヤパンチ。母の父ワイルドラッシュ。
3走前のジューンS(3勝クラス・東京芝2400m)を13番手追走から差し切って勝利、オープン入りしました。続く新潟記念(G3・新潟芝2000m)は、32秒4の末脚で追い込み3着、前走の毎日王冠(G2・東京芝1800m)は優勝馬サリオスとは差がありましたが、2着馬ダイワキャグニーとはハナ差の3着に好走して実力を示しました。母の父ワイルドラッシュの父WildAgainは、ジャスタウェイの母の父と同じです。父ジャングルポケットで断然東京コース向きの血統です。サンレイポケットの東京コース実績は2戦1勝・3着1回で複勝率は100%です。ジューンS(東京芝2400m)を勝利した実績から2500mの距離に懸念はありません。むしろアルゼンチン共和国杯の距離延長でパフォーマンスを上げてくることが推測されます。

【10,サンアップルトン】強靭な精神力(柴田善臣)

父ゼンノロブロイ。母シナル。母の父キングカメハメハ。
3走前のサンシャインS(3勝クラス・中山芝2500m)を4コーナー7番手からメンバー中最速上がり35秒3のしぶとい末脚で差し切って勝利して、オープン入りしました。6走前の岩船特別(1勝クラス・新潟芝2200m)から、2走前の日経賞(G2・中山芝2500m)まで5選連続メンバー中最速上がりの末脚を使っている強靭な精神力の持ち主です。通算成績12戦4勝、内訳は芝2200mで2勝、芝2500m1勝、芝2600m1勝していることは、長距離レースへの適性が高くアルゼンチン共和国杯芝2500mへの距離適性の高さはメンバー中トップクラスであることが推測されます。

【13,タイセイトレイル】2着、3着で穴を(坂井瑠星)

父ハーツクライ。母マザーウェル。母の父シンボリクリスエス。
芝2500mは、3戦2着1回、連対率66%。芝2400mは、7戦1勝・2着1回・3着3回、複勝率は57%。芝2600mは5選2勝・3着3回で複勝率は100%です。特に芝2500m、芝2600mでの好走率が高く、長距離レースのスタミナ勝負で高いポテンシャルを発揮してきます。直近18レースは一貫して芝2200m以上のレースを使われ、1戦ごとに心肺機能が強化されています。アルゼンチン共和国杯を勝ち負けするには若干実力が不足していますが、2着、3着で穴をあける可能性は十分にあると思われます。

【アルゼンチン共和国杯2020枠順確定】

1-1 バレリオ(津村明秀)
1-2 ラストドラフト(戸崎圭太)
2-3 ベストアプローチ(江田照男)
2-4 エアウィンザー(横山典弘)
3-5 ユーキャンスマイル(岩田康誠)
3-6 トーセンカンビーナ(M.デムーロ)
4-7 アイスバブル(横山武史)
4-8 サンレイポケット(荻野極)
5-9 ミュゼエイリアン(横山和生)
5-10 サンアップルトン(柴田善臣)
6-11 プリンスオブペスカ(丸山元気)
6-12 メイショウテンゲン(池添謙一)
7-13 タイセイトレイル(坂井瑠星)
7-14 オセアグレイト(三浦皇成)
7-15 サトノルークス(大野拓弥)
8-16 アールスター(長岡禎仁)
8-17 ゴールドギア(田辺裕信)
8-18 オーソリティ(C.ルメール)