
【アメリカジョッキークラブカップ2023予想】データ分析と傾向

アメリカジョッキークラブカップ過去10年人気別成績
1番人気馬【2.3.0.5】複勝率50.0%
2番人気馬【3.0.2.5】複勝率50.0%
3番人気馬【2.2.1.5】複勝率50.0%
2番人気馬が最多の3勝
7番人気馬が2勝
4番人気馬が1勝
3着以内馬はほぼ上位7番人気におさまっていしたが
昨年は2着に11番人気マイネルファンロンが激走して
3→11→4番人気の決着で3連単72万馬券と荒れました。
アメリカジョッキークラブカップ過去10年年齢別成績
4歳馬【2.4.3.14】複勝率39.1%
5歳馬【3.1.3.21】複勝率25.0%
6歳馬【4.1.3.28】複勝率22.2%
7歳以上【1.4.1.50】複勝率10.7%
6歳馬が最多の4勝
7歳以上は苦戦傾向
アメリカジョッキークラブカップ過去10年前走人気別成績
前走1番人気【3.2.0.6】連対率・複勝率45.5%
前走4番人気以内【6.6.6.30】複勝率37.5%
前走5番人気以下【3.4.4.83】複勝率11.7%
前走4番人気以内の馬がで過半数の6勝を挙げています。
前走5番人気以下だった馬は苦戦傾向
【アメリカジョッキークラブカップ2023予想】本命馬5選情報

【ガイアフォース】鞍上C.ルメール騎手
父キタサンブラック。母ナターレ。母の父クロフネ。
新馬戦はドウデュースと0秒1差の2着。
昨年の国東特別(小倉芝2000m)は、1分56秒8のコースレコードで7馬身差をつける圧勝で、潜在能力が高いことを示しました。
前走のセントライト記念(中山芝2200m)は、アスクビクターモアを見ながら6番手を追走。
直線に入って並んでいき叩き合いに持ち込み、アタマ差で競り勝ち、勝負根性を見せました。
菊花賞は1番人気に支持されましたが、距離が合わず8着に敗れました。
国東特別で見せた抜けたスピード能力から芝2000mへの距離短縮での巻き返しが必至の実力馬です。
鞍上は初コンビのC.ルメール騎手になります。
【エピファニー】距離延長鍵
父エピファネイア。母ルールブリタニア。母の父ディープインパクト。
前々走の白井特別は、4番手の好位で先行、勝負所で上がっていき、直線で抜け出すと、2馬身半の差をつけて1着。
前走のノベンバーステークスは、2番手を先行から、直線並んでいき交わして1着。
芝1800mで4連勝の昇り馬です。
これまで1800mしか経験していないので、400mの距離延長が鍵になりますが、クリアして、重賞初挑戦勝利なるか注目されます。
【ユーバーレーベン】ステイゴールド系
父ゴールドシップ。母マイネテレジア。母の父ロージズインメイ。
一昨年のオークスを制覇した後は、7レース続けて3着以内に入れていませんが、G1を中心にレースに出走していたからの可能性があります。
中山芝外2200の重賞の、アメリカジョッキークラブカップ、オールカマー、セントライト記念は、ゴールドシップ産駒のウインキートス、オルフェーヴル産駒のソーヴァリアント、ドリームジャーニー産駒のヴェルトライゼンデ、ステイゴールド産駒のステイフーリッシュ、ナカヤマフェスタ産駒のバビット、昨年のAJCCもステイゴールド産駒のマイネルファンロンが11人気2着したように、ステイゴールド系の好走が目立っています。
ゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが好走する可能性も十分あることが推測されます。
【ノースブリッジ】距離延長懸念
父モーリス。母アメージングムーン。母の父アドマイヤムーン。
昨年のアメジストS(3勝クラス・東京芝2000m)は、逃げて快勝しました。
エプソムC(G3・東京芝1800m)は、好位3番手を追走から、4コーナーは外から上がっていき、ゴール前6頭の大接戦を制して重賞初制覇。
ベストの距離は1800m、芝2200mへの距離延長に適応できるが懸念されます。
【バビット】得意コース
父ナカヤマフェスタ。母アートリョウコ。母の父タイキシャトル。
ラジオNIKKEI賞、セントライト記念で重賞2勝を挙げている潜在能力が非常に高い馬です。
適性距離を超えたレース菊花賞、有馬記念、究極のスピードレースの天皇賞秋で大敗していますが、G2なら勝ち負けできる能力があります。
中山芝2200m開催重賞のセントライト記念を1着、オールカマーを4着した実績があります。
【アメリカジョッキークラブカップ2023予想】穴馬5選情報

【エヒト】ベスト中距離
父ルーラーシップ。母ヒーラ。母の父ディープインパクト。
昨年の七夕賞は、緩みのないペースの6番手を追走から、仕掛けられてからの反応が抜群、勝負所で上がっていき、直線で抜け出すと後続に並ばせず、2馬身半差をつけて快勝しました。
前々走の新潟記念は14着に大敗しましたが、前走のチャレンジカップは、中団6番手追走から4コーナーでやや外へ出されて上がってき、直線内のルビーカサブランカに並びかけて叩き合いで3着に粘りました。
4歳まで長距離レースでも好走していましたが、5歳を過ぎた頃からは、中距離がベスト距離になってきました。
距離適性から判断すると、勝ち負けするには厳しいかと思われます。
【スタッドリー】距離適性が高い
父ハービンジャー。母ウインフロレゾン。母の父フジキセキ。
前走オリオンS(阪神芝2200m)は、8番手に控えて、後半上がっていき直線外から35秒1のメンバー中最速上がりの末脚で内馬交わして抜け出し1着。
芝2200mは、昨年千里山特別で33秒9の鋭い末脚で差し切り勝利しています。
芝2200mへの距離適性が高く、初重賞挑戦で1発激走があっても驚けません。
【アリストテレス】芝2200m得意
父エピファネイア。母ブルーダイアモンド。母の父ディープインパクト。
一昨年のアメリカジョッキークラブカップ(中山芝2200m)は、前日からの雨の影響が強く残り、かなり時計の掛かる馬場での開催。
6番手を追走から、4コーナーで外を回って上がってき抜け出して1着。
以降は2400m以上のG1レースを中心に使われ、近3走は2桁着順に甘んじています。
久々の得意の芝2200mのG2レースなら巻き返してくる可能性は十分にあり、人気がないことが予想される今回のアメリカジョッキークラブカップは狙い頃かもしれません。
【ラーゴム】着までか
父オルフェーヴル。母シュガーショック。母の父Candy Ride。
芝、ダート両刀のラーゴムは中山金杯に続き芝レースに挑みます。
昨年ダートへ路線変更後ダートでの成績は、5戦1勝・2着2回・3着1回でした。
前走の中山金杯は久々の芝レースで9着に敗れています。
きさらぎ賞で芝重賞を勝った実績もあります。
勝ち負けは少し厳しいかもしれませんが、3着なら可能性はあると思われます。
【ブラックマジック】やや実力不足
父ディープインパクト。母ナイトマジック。母の父Sholokhov。
近5走は芝2200m以外の距離で5連敗中です。
芝2200mでは2戦2勝。
オープンクラスでは未勝利なので、勝ち負けするには実力不足の感は否めませんが、得意の距離の芝2200mなら2着、3着に好走する可能性があることが推測されます。
【アメリカジョッキークラブカップ2023予想】コース適性馬5選情報

【ブラックマジック】2戦2勝
父ディープインパクト。母ナイトマジック。母の父Sholokhov。
中山芝2200mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
中山芝コースは【2.1.1.0】で複勝率は100%。
芝2200mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【2.1.1.3】で複勝率は57%。
稍重・重・不良馬場は【0.1.0.3】で複勝率は25%です。
近5走は勝利から遠ざかっていますが、中山芝2200mは2戦2勝。
適性が高いコースへ替わり、人気薄での激走の可能性も十分にあると思われます。
【アリストテレス】2020年の覇者
父エピファネイア。母ブルーダイアモンド。母の父ディープインパクト。
中山芝2200mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。中山芝コースは【1.0.0.2】で複勝率は33%。芝2200mは【2.1.0.1】で複勝率は75%。右回りは【2.6.0.6】で複勝率は57%。稍重・重・不良馬場は【2.0.0.2】で複勝率は50%です。2020年のアメリカジョッキークラブカップを優勝後は、京都大賞典での2着が1回だけで、2400m以上のG1・G2を中心に使われ実力を出し切れずに連敗しています。しかし、適性が高いと思われる中山芝2200mでのG2なら、馬券に絡んでくる可能性は高いと思われます。
【ガイアフォース】持ち時計優秀
父キタサンブラック。母ナターレ。母の父クロフネ。
中山芝2200mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
中山芝コースは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
芝2200mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【3.1.0.1】で複勝率は80%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.0.0】で複勝率は100%です。
馬場等の条件は変わりますが、セントライト記念の2分11秒8の時計は過去10年のアメリカジョッキークラブカップと比較してみると1位に相当します。
斤量はセントライト記念から1㎏増えますが、成長分を加味すれば、アメリカジョッキークラブカップでの好勝負は必至かと思われます。
【バビット】中山芝2200m重賞勝ち馬
父ナカヤマフェスタ。母アートリョウコ。母の父タイキシャトル。
中山芝2200mは【1.0.0.1】で複勝率は50%。
中山芝コースは【1.0.0.3】で複勝率は25%。
芝2200mは【1.0.0.1】で複勝率は50%。
右回りは【3.2.0.4】で複勝率は56%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.0.0】で複勝率は100%です。
中山芝2200mは、セントライト記念1着、オールカマー4着と重賞での好走実績があります。
近5走で2桁着順が4回ありますがG1や芝1800mと条件が合わなかったことが原因と明確です。
適性が認められる中山芝2200mであるアメリカジョッキークラブカップなら巻き返してくる可能性もあると思われます。
【スタッドリー】芝2200m2勝
父ハービンジャー。母ウインフロレゾン。母の父フジキセキ。
中山芝2200mは【0.0.0.0】で複勝率は0%。
中山芝コースは【0.00.0】で複勝率は0%。
芝2200mは【2.0.0.2】で複勝率は50%。
右回りは【3.2.3.2】で複勝率は70%。
稍重・重・不良馬場は【2.1.1.1】で複勝率は80%です。
近5走で挙げた2勝は右回りの芝2200mです。中山コースは未経験ですか、阪神コースを勝利していることから、中山のゴール前の急坂は問題なくクリアすることが推測されます。
【アメリカジョッキークラブカップ2023予想】血統馬5選情報

【ガイアフォース】父期待の種牡馬
父キタサンブラック。母ナターレ。母の父クロフネ。
ルイドフィーネ(地方3勝)の近親。
母ナターレは戸塚記念など地方競馬で9勝、アグネスゴールド(きさらぎ賞・プリングS)、フサイチゼノン(弥生賞)、リミットレスビッド(重賞8勝)などと同じ牝系です。
父キタサンブラックは2015年の菊花賞優勝馬。
父キタサンブラックは年度代表馬で初年度から本馬ガイアフォースや昨年の年度代表馬のイクイノックを輩出。
母の母父ダンスインザダークは1996年の菊花賞優勝馬でスタミナ系ですが、牝系はマイラーで全体のバランスは良く中距離向きの血統です。
【エピファニー】中長距離向き
父エピファネイア。母ルールブリタニア。母の父ディープインパクト。
母ルールブリタニアはミッキークイーン(オークス・秋華賞)、トーセンマタコイヤ(JRA5勝)、インナーアージ(JRA5勝)の全妹でJRAの1勝馬です。
母の母ミュージカルウェイはドラール賞(仏G2)優勝馬です。
エピファネイア×ディープインパクトはオーソクレース、アリストテレス、ディヴァインラヴ、ムジカ、ビーマイオーシャンなどと同じで、この配合の特徴は、芝の中長距離向きで仕上がりが早い傾向があります。
【ユーバーレーベン】ステイゴールド系
父ゴールドシップ。母マイネテレジア。母の父ロージズインメイ。
マイネルファンロン(新潟記念)の半妹で、母の母マイネヌーヴェル(フラワーC)はマイネルチャールズ(弥生賞)やマイネルアワグラス(シリウスS)の全姉です。
中山芝外2200mの重賞の、アメリカジョッキークラブカップ、オールカマー、セントライト記念は、ゴールドシップ産駒のウインキートス、オルフェーヴル産駒のソーヴァリアント、ドリームジャーニー産駒のヴェルトライゼンデ、ステイゴールド産駒のステイフーリッシュ、ナカヤマフェスタ産駒のバビット、昨年のAJCCもステイゴールド産駒のマイネルファンロンが11番人気2着したように、ステイゴールド系は中山芝外2200mの血統適性が高い血統です。
【ノースブリッジ】優秀な牝系
父モーリス。母アメージングムーン。母の父アドマイヤムーン。
ローレルゲレイロ(高松宮記念・スプリンターズS)やキタサンラブコール(JRA5勝)の近親。
2代母のモガミヒメから、ディープボンド(フォワ賞・阪神大賞典)やトキノフウジン(JRA5勝)などが出ています。
父モーリスは、芝1600mから2000mのG1を6勝した名馬です。
父モーリスは1600~2000の大レースを勝ちまくり、種牡馬としてはピクシーナイト(スプリンターズS)、ジェラルディーナ(エリザベス女王杯)、ラーグルフ(中山金杯)などを輩出しています。
母の父アドマイヤムーンが配合されたことで、芝2200mでも適応できる血統です。
【スタッドリー】パワーに長ける
父ハービンジャー。母ウインフロレゾン。母の父フジキセキ。
シャトーブランシュ(マーメイドS)、イクイノックス(有馬記念・天皇賞秋)、ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞)、ミスビアンカ(JRA3勝)の近親です。母ウインフロレゾンはJRA2勝。
ハービンジャー×フジキセキはトーセンバジル(JRA5勝)、エアジーン(JRA3勝)と同じ配合です。
ハービンジャーは、パワーに優れているデインヒルの父系なので、力の要る中山でも高いポテンシャルを発揮できる血統です。
【アメリカジョッキークラブカップ2023枠順確定】
1-1 レインカルナティオ(石川裕紀人)
2-2 シャムロックヒル(藤懸貴志)
3-3 ブラックマジック(三浦皇成)
3-4 ノースブリッジ(岩田康誠)
4-5 バビット(横山典弘)
4-6 ユーバーレーベン(牝5、M.デムーロ)
5-7 スタッドリー(坂井瑠星)
5-8 オウケンムーン(北村宏司)
6-9 エヒト(田中勝春)
6-10 ガイアフォース(C.ルメール)
7-11 エピファニー(戸崎圭太)
7-12 レッドガラン(田辺裕信)
8-13 アリストテレス(横山和生)
8-14 ラーゴム(T.バシュロ)