オークス(優駿牝馬)

【オークス(優駿牝馬)2021予想】本命馬情報

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【⑦アカイトリノムスメ】鋭い末脚

父ディープインパクト。母アパパネ。母の父キングカメハメハ。
母アパパネは牝馬3冠とヴィクトリアマイル、阪神JFを勝ちG1を5勝した名牝馬です。2歳未勝利、赤松賞、デイリー杯クイーンC(G3)の東京芝1600mで3連勝している東京コース巧者です。桜花賞(G1・阪神芝1600m)は初めての右回りで、勝ったソダシとは0秒2差の4着でした。東京コースでは3戦3勝、距離延長も歓迎です。オークスは、各馬がけん制し合うことからスローペースになることが多く、展開にかかわらず、直線上がり3Fは11秒台のラップを刻み、速い末脚が要求されます。オークスにおいては差し馬、追い込み馬が圧倒的に好走馬の多数を占めています。どんな展開でも速い末脚を使えるかが、オークスの最重要ポイントになります。アカイトリノムスメは東京コースで33秒9の末脚を使った実績がありオークスのスローペースからの直線勝負の展開は合いそうです。絶好調C.ルメール騎手騎乗は大きなプラスになります。

【⑨ユーバーレーベン】速い末脚

父ゴールドシップ。母マイネテレジア。母の父ロージズインメイ。
阪神ジュベナイルF(G1・阪神芝1600m)は、4コーナー14番手から33秒6のメンバー中最速上がりの末脚を使い3着。サンスポ賞フローラS(G2・東京芝2000m)は、4コーナー10番手から33秒2のメンバー中最速上がりの末脚を使い3着。2戦とも距離が100m長かったら差し切れていたような強烈な末脚でした。ユーバーレーベンは全6戦で上がり3Fで3位以内の末脚を使えています。3戦でメンバー中最速上がりの末脚を使えています。オークスの2400mの距離に対応できるキーポイントは、スタミナより、『どんな展開でも速い末脚を使える』かですが、ユーバーレーベンはその条件を満たしています。ゴールドシップ産駒で時計のかかる馬場にも対応できます。

【⑪ソダシ】馬場を問わない

父クロフネ。母ブチコ。母の父キングカメハメハ。
2歳新馬(函館芝1800m)、札幌2歳S(G3・札幌芝1800m)、アルテミスS(G3・東京芝1600m)、阪神ジュベナイルF(G1・阪神芝1600m)、桜花賞(G1・阪神芝1600m)をデビュー5連勝してマイルG1を2勝、無敗の6連勝でオークス制覇を狙います。前走の桜花賞(G1)は、好発から3番手の好位で先行、直線は抜群の手応えで上がっていき、サトノレイナスが32秒9の末脚で猛追してきましたが、勝負強さを発揮して、クビ差凌いで優勝しました。速い上がりや、速い全体時計を要求される馬場コンディションにも対応でき、馬場を問わないのはソダシ強みです。芝2400mという距離は、ほぼ全馬が未知の距離となります。ソダシは、折り合いに懸念がなく、3歳牝馬同士のレースということで、厳格な距離適性はあまり問われないオークスなら芝2400mでもこなせる距離です。史上3頭目となる無敗の牝馬二冠制覇に挑みます。

【⑬ファインルージュ】距離延長鍵

父キズナ。母パシオンルージュ。母の父ボストンハーバー。
前々走のフェアリーS(G3・中山芝1600m)は、9番手追走から、4コーナーで外を回って上がっていき、直線追われると抜群の反応で伸びて、直線は弾けて後続に2馬身半差をつけて優勝しました。前走の桜花賞(G1・阪神芝1600m)では優勝馬ソダシと0秒1差の3着に入り、世代トップクラスの実力を証明しました。母系がスプリント血統なので、オークスでの800mの距離延長が鍵になりそうです。

【⑱ステラリア】5戦連続最速末脚

父キズナ。母ポリネイター。母の父Motivator。
忘れな草賞(L・阪神芝2000m))を1分58秒0の好タイムで快勝。過去10年忘れな草賞の優勝馬から、2011年エリンコート、2015年ミッキークイーン、2019年ラヴズオンリーユーの3頭のオークス馬がでており、ステラリアの好走が期待されます。2歳未勝利から5戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を使っています。忘れな草賞のように高速決着にも対応でき、瞬発力も優れています。オークスは展開にかかわらず、直線上がり3Fは11秒台のラップを刻み、速い末脚が要求されます。5戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を発揮した実績があり、オークスのスローからの直線勝負向きも脚質です。ステラリアの末脚はオークスで炸裂、まとめて差し切る可能性は十分にあります。

【オークス(優駿牝馬)2021予想】穴馬情報

オークス(優駿牝馬)
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【①ククナ】末脚強力

父キングカメハメハ。母クルミナル。母の父ディープインパクト。
昨年のアルテミスS(G3・東京芝1600m)は、最優秀2歳牝馬に輝いたソダシと0秒3差の2着の実力は高く評価できます。3走前のシンザン記念(G3・中京芝1600m)は牡馬とのレースに加えて不利な大外枠、前が止まらない展開と不利な条件の中で4着に好走しました。2走前のデイリー杯クイーンC(G3・東京芝1600m)は、スタートで遅れて、アカイトリノムスメをマークしながら8番手を追走、直線で上がっていきましたが、0秒1差の3着でした。デビューから3戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を使っているように、東京の長い直線は合いそうです。末脚をいかせるオークスで、直線でまとめて差し切っても驚けません。

【②スルーセブンシーズ】1発激走

父ドリームジャーニー。母マイティースルー。母の父クロフネ。
デビュー戦の2歳新馬(中山芝1800m)は、4コーナーで外を回って上がっていき34秒9のメンバー中最速上がりの末脚で差して勝利しました。2戦目の3歳1勝クラス(中山芝2000m)は、馬体重は20キロ増えていましたが成長分でした。4コーナーで外を回って上がっていき35秒3のメンバー中最速上がりの末脚で3着に入線、昇級戦で休み明けだったことを考慮すれば善戦だったと言えます。前走のミモザ賞(1勝クラス・中山芝2000m)は、雨が降り時計の掛かる馬場。スタートは遅れましたが、7番手を落ち着いて追走、直線は外から35秒7のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し勝利、道悪でも末脚は強烈で、強い勝ち方でした。時計のかかる馬場での消耗戦になれば1発激走の可能性も十分にあります。

【④タガノパッション】異次元の末脚

父キングカメハメハ。母アドマイヤシルク。母の父シンボリクリスエス。
デビュー戦(阪神芝1800m)は3着でしたが、4コーナー最後方16番手から異次元の末脚、33秒0のメンバー中最速上がりの末脚を使っています。前々走の3歳未勝利(阪神芝2000m)は、雨が降り続き時計が掛かる馬場。後方11番手から追い込み勝利、時計のかかる馬場にも対応できました。前走のスイートピーS(L・阪神芝1800m)は、前半ハイペースを8番手で折り合う、直線外から上がっていき、34秒3のメンバー中最速上の末脚で抜けだし勝利しました。切れる末脚は、直線が長い東京コース向きです。2代母のキャッチザゴールドはステイゴールドの全妹で豊富なスタミナがある血統です。距離延長は歓迎の血統背景です。

【⑤クールキャット】距離適性上位

父スクリーンヒーロー。母メジロトンキニーズ。母の父ダンスインザダーク。
デビュー戦の2歳新馬(東京芝1400m)は7番手の中団を追走、直線は全体的に各馬が外へ進路を向ける中、器用な脚で最内へ進路をとり先頭に立つと後続から迫った馬に2馬身差をつける快勝で潜在能力が高いことを示しました。前走のフローラS(G2・東京芝2000m)は、17頭立ての外枠15番、東京芝2000mで不利な枠順でしたが、4番手を先行、直線33秒4の末脚で差し切って1馬身先着して優勝しました。距離延長で資質が一気に開花しました。名馬メジロマックイーンと同じメジロアイリスの牝系のスタミナの中長距離血統に、母父ダンスインザダークが配合され、胴長の体型で、オークス芝2400mへの適性が高い馬です。距離適性はメンバー中トップクラスです。

【⑮アールドヴィーヴル】馬場が渋れば

父キングカメハメハ。母イサベル。母の父ディープインパクト。
2歳新馬(京都芝1600m)は、雨の影響で時計の掛かる馬場。後方の11番手に控えて追走。4コーナーで外を回って直線へ、外から34秒9のメンバー中最速上がりの末脚で追い込み勝利、不良馬場でも切れる脚を使い潜在能力の高さを示しました。前々走のデイリー杯クイーンC(G3・東京芝1600m)は、長距離輸送の影響で18キロの馬体重が減っていましたが、4コーナー10番手から34秒1のメンバー中最速上がりの末脚でクビ差の2着まで差を詰めました。桜花賞(G1・阪神芝1600m)は、中団の8番手を追走、直線、外目からじわじわ上がっていきましたが、優勝馬ソダシとのタイム差は0秒7と、やや差がありました。2歳新馬を不良馬場で勝利しているように、オークスが時計のかかる馬場で開催されればチャンスはあると思われます。

【オークス(優駿牝馬)2021予想】コース適性

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【③パープルレディ 】長く良い脚

父ディープインパクト。母メリッサ。母の父ホワイトマズル。
オークスと同じ舞台であった、前々走のゆりかもめ賞(1勝クラス・東京芝2400m)は最後方待機から、直線で34秒2のメンバー中最速上がりの末脚で差し切り勝利しました。1分26秒9の時計は遅かったですが、オークス出走メンバーの中で、唯一東京芝2400mを勝利した実績は大きなプラス材料です。東京芝コースは4戦2勝・3着1回、複勝率は75%です。直線距離が525.9mと長いコースで、長く良い脚が使え、芝2400mへ対応できるスタミナがあり、オークスで好走する可能性は十分にあると思われます。

【⑤クールキャット】さらに速い末脚

父スクリーンヒーロー。母メジロトンキニーズ。母の父ダンスインザダーク。
東京芝1600mで3戦2勝。前走のフローラS(G2・東京芝2000m)は、初めての距離2000mながら、クールキャット自身最速となる上がり3F33秒4の末脚を記録、それまでの最速がアルテミスS(G3・東京芝1600m)の34秒0でした。芝2400mのオークスでさらに、速い末脚を使える能力を秘めています。

【⑦アカイトリノムスメ】決め手

父ディープインパクト。母アパパネ。母の父キングカメハメハ。
東京芝1600mで3戦3勝、勝率100%です。その内2戦でメンバー中最速上がりの末脚を使っています。左回りコースを4戦経験していることもプラスになります。5戦中4戦でスタートは遅れています、スタートの克服がオークスでの勝敗の鍵になりそうです。全5戦が芝1600mで、800m距離が長くなるオークスの芝2400mへ距離適性がどうかですが、折り合いに懸念がなければ、3歳牝馬同士のレースということで、厳格な距離適性はあまり問われない傾向があり、決め手があり、オークスでの距離克服は十分可能だと思われます。

【⑨ユーバーレーベン】直線勝負に強い脚質

父ゴールドシップ。母マイネテレジア。母の父ロージズインメイ。
東京芝コースは3戦1勝・3着1回です。サンスポ賞フローラS(G2・東京芝2000m)で見せた33秒2の強烈な末脚は、オークスで十分通用する末脚です。全6戦で上がり3Fで3位以内の末脚を使い、内3戦でメンバー中最速上がりの末脚を使っていることから、オークスの直線勝負に強い脚質と言えそうです。

【⑪ソダシ】先行しても速い末脚

父クロフネ。母ブチコ。母の父キングカメハメハ。
東京芝1600mは1戦1勝、アルテミスS(G3・東京芝1600m)は余力を十分残しての勝利で、距離が長くなっても十分対応できると思われます。先行しても33秒台の速い末脚が使えることから、オークスでもいい脚を使えることが推測されます。これまでの5戦全勝で能力の高さは証明済みですが、気になる点が1つ。クロフネ産駒は障害重賞を除くと重賞勝ちは全て1800m以下というデータです。

【オークス(優駿牝馬)2021予想】血統情報

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【①ククナ】はまれば1発ある血統

父キングカメハメハ。母クルミナル。母の父ディープインパクト。
母クルミナルは、桜花賞(G1)2着、オークス(G1)3着。2代母の父がCandyStripesで操縦性が難しい血統です。その父BlushingGroomはG1を5勝、23頭のG1馬を排出している名馬です。母クルミナル譲りの決め手があり、距離延長はプラスです。オークス過去10年、キングカメハメハ産駒は2016年チェッキーノが2着、2010年アパパネが優勝しています。出遅れ癖は、母クルミナルと同じでCandyStripesの影響で気性難がでている半面、はまれば高い能力を発揮できる血統です。

【⑦アカイトリノムスメ】母牝馬三冠

父ディープインパクト。母アパパネ。母の父キングカメハメハ。
母アパパネは2010年の牝馬三冠馬で、阪神JF(G1)、ヴィクトリアマイル(G1)も優勝しています。ディープインパクト×キングカメハメハの配合から、ワグネリアン(日本ダービー優勝)、デニムアンドルビー(オークス3着、ジャパンカップ2着)がでており、東京芝2400mに好績を残しています。父サンデーサイレンス系はオークス過去10年で7勝、ミスタープロスペクター系は過去10年で1勝、オークス過去10年の優勝馬10頭すべて5代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていましたが、アカイトリノムスメにノーザンダンサーのインブリードがないことがマイナス要素になります。

【⑩エンスージアズム】SS×NDオークス過去10年6勝

父ディープインパクト。母ゼラスキャット。母の父Storm Cat。
オークス過去10年、父馬の系統別成績はサンデーサイレンス系が7勝、オークス過去10年、母父の系統別成績はノーザンダンサー系が6勝です。特に父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系という配合は、オークス過去10年6勝、勝率13.0%と圧倒的な血統適性があります。また、オークス過去10年の優勝馬10頭すべて5代前までにノーザンダンサーのインブリードを持っていました。エンスージアズムの、ディープインパクト(サンデーサイレンス系)×Storm Cat(ノーザンダンサー系)の配合からオークスへの血統適性は出走メンバー中トップクラスだと思われます。

【⑮アールドヴィーヴル】東京芝2400m向きの配合

父キングカメハメハ。母イサベル。母の父ディープインパクト。
全弟青葉賞(G2)を優勝、ダービー(G1)2着のアドミラブル。近親にダービー馬のフサイチコンコルド、皐月賞ヴィクトリー、菊花賞2着のリンカーン、菊花賞2着のアリストテレスがいる、バレークイーンの牝系です。キングカメハメハ×ディープインパクト×シンボリクリスエス×トニービンの配合は東京芝2400mへの適性が高い血統配合です。

【⑱ステラリア】母系重厚な欧州血統

父キズナ。母ポリネイター。母の父Motivator。
オークス過去10年6勝している、父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系という配合。母の父Motivatorは、凱旋門賞を連覇したTreveの父です。その父モンジューはG1を5勝、種牡馬として25頭のG1馬を排出しています。前走の忘れな草賞(阪神芝2000m)は、1分58秒0のレースレコードで快勝しているように、重厚な欧州血統サドラーズウェルズ系なので、スタミナとパワーを伝え、ハイペースのスタミナ消耗戦で底力を発揮します。キズナ×サドラーズウェルズ系で馬場が渋っても問題はありません。

【オークス(優駿牝馬)2021枠順確定】

1-1 ククナ(横山武史)
1-2 スルーセブンシーズ(戸崎圭太)
2-3 パープルレディー(田辺裕信)
2-4 タガノパッション(岩田康誠)
3-5 クールキャット(武豊)
3-6 ウインアグライア(和田竜二)
4-7 アカイトリノムスメ(C.ルメール)
4-8 ハギノピリナ(藤懸貴志)
5-9 ユーバーレーベン(M.デムーロ)
5-10 エンスージアズム(岩田望来)
6-11 ソダシ(吉田隼人)
6-12 ミヤビハイディ(吉田豊)
7-13 ファインルージュ(福永祐一)
7-14 ストライプ(柴田善臣)
7-15 アールドヴィーヴル(松山弘平)
8-16 ニーナドレス(藤岡康太)
8-17 スライリー(石川裕紀人)
8-18 ステラリア(川田将雅)

【オークス(優駿牝馬)2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1ソダシ1.8
2アカイトリノムスメ3.3
3ユーバーレーベン10.5
4ステラリア11.9
5ファインルージュ15.4
6クールキャット16.2
7アールドヴィーヴル19.8
8ククナ30.6
9スルーセブンシーズ56.5
10タガノパッション64.1
11スライリー96
12エンスージアズム98.6
13ニーナドレス102.9
14ウインアグライア125.8
15ホウオウイクセル132.9
16パープルレディー150
17ハギノピリナ244.1
18メイサウザンアワー294.1
19ストライプ355.7
20ミヤビハイディ362.6
21スウィートブルーム393.1
オークス(優駿牝馬)2021予想オッズ