【京都金杯2023予想】データ分析と傾向
中京芝1600mで行われた2021年と22年のレースを分析
波乱傾向
2021年は12番人気→2番人気→14番人気で3連単は122万8010円
2022年は7番人気→11番人気→2番人気で3連単は19万4320円
京都金杯は中京開催になって波乱傾向が強くなっています。
左回りの重賞で好走実績があることが重要
2021年優勝馬のケイデンスコールは、近走不振でしたが、過去に新潟2歳S1着やNHKマイルC2着の左回りの重賞で好走実績がありました。
2022年優勝馬のザダルは、前走富士Sで7着に敗退していましたが、前年にエプソムカップを優勝していました。2022年2着馬のダイワキャグニーも近走は3着以内に入っていませんでしたが、エプソムカップ優勝や毎日王冠2着の左回りの重賞で好走実績がありました。
距離ロスを抑える走り
2021年優勝馬ケイデンスコール、2022年優勝馬のザダルも馬場の内ラチから攻めていきました。
距離ロスを抑える走りができるとが、中京開催の京都記念で求められます。
【京都金杯2023予想】本命馬5選情報
【マテンロウオリオン】将来的には短距離馬
父ダイワメジャー。母パルテノン。母の父キングカメハメハ。
シンザン記念(中京芝1600m)1着、ニュージーランドT(中山芝1600m)2着、NHKマイルカップ(東京芝1600m)2着とマイル重賞でいいレースができています。
日本ダービーは出遅れ、血統的にも距離が合わず17着。
マイルチャンピオンS(G1・阪神芝1600m)は一線級馬古馬を相手に苦戦して10着でした。
前走のスワンステークスも出遅れて、4コーナー17番手から33秒5のメンバー中最速上がりの末脚を発揮しましたが7着、マイルチャンピオンシップでの200m距離延長延を考慮して折り合いに専念していたと思われます。
体形的胴が詰まってきていますので、将来的には短距離馬になっていくかと思われます。
【オニャンコポン】マイル路線に変更
父エイシンフラッシュ。母シャリオドール。母の父ヴィクトワールピサ。
京成杯(G3・中山芝1600m)は、直線は外へ出されて伸び、先に抜け出した馬を差し切って勝利、重賞制覇。
前走の福島記念(G3・福島芝2000m)は、中団追走から、直線では外から追い上げましたが4着、外を回った距離ロス、コースとりの差が着差にでました。
エイシンフラッシュ産駒は揉まれ弱さはあり、広い中京コースなら馬郡を避けることができるので、好走する可能性は十分にあります。
マイル路線に変更しての変わり身に期待です。
【イルーシヴパンサー】32秒6の末脚
父ハーツクライ。母イルーシヴキャット。母の父キングカメハメハ。
条件クラスの3歳以上1勝クラス、鷹巣山特別、ノベンバーS、東京新聞杯を4戦連続メンバー中最速上がりの末脚を発揮して4連勝しており、直線での末脚は一級品です。
1番人気に支持された前々走安田記念(東京芝1600m)は8着に敗れましたが、着差はわずか0秒2で後方から32秒6のメンバー最速タイの上がりで追い込んで実力は示せました。
前走関屋記念(G3・新潟芝1600m)は、逃げ・先行有利の展開で、余力を余しての11着は度外視できます。
連敗中ですが、能力高く侮れません。
【プレサージュリフト】左回りマイル2戦2勝
父ハービンジャー。母シュプリームギフト。母の父ディープインパクト。
デビュー2連勝でクイーンC(G3・東京芝1600m)を勝った潜在能力が高い馬。
牝馬三冠レースは桜花賞11着、オークス5着、秋華賞9着はいずれも勝ち馬から0秒6差以内で、京都金杯と同じ左回りのマイル戦は2戦2勝の実績から、巻き返しは可能であることが推測されます。
【エアロロノア】展開次第
父キングカメハメハ。母エアワンピース。母の父ロックオブジブラルタル。
昨年の京都金杯は、1番人気に支持されましたが、直線で伸び切れず6着に敗退。
安田記念(G1・東京芝1600m)は、出遅れて後方17番手を追走、4コーナー16番手から32秒6のメンバー中最速上がりの末脚で9頭を抜き去りましたが、スタート出遅れが大きく響き7着も、ポテンシャルは非常に高いことを示しました。
【京都金杯2023予想】穴馬5選情報
【ピースワンパラディ】コース替わりで
父ジャングルポケット。母クリアソウル。母の父アグネスデジタル。
昨年の京都金杯を好位先行から2着に入線。中京コースは【2.3.0.0】と連対率100%の得意コースで、富士ステークス6着から、コース替わりで、巻き返してくる可能性は大きいことが推測されます。
【タイムトゥヘヴン】直線末脚勝負
父ロードカナロア。母キストゥヘヴン。母の父アドマイヤベガ。
昨年のダービー卿チャレンジ(G3・中山芝1600m)は、4コーナー14番手から33秒7のメンバー中最速上がりの豪快な末脚で差し切って1着。近3走は5・7・8着と馬券に絡んでいません。しかし直線末脚勝負になったときは、強烈な末脚でまとめて後方から差し切れるだけの能力は持っています。
【アルサトワ】主導権
父ルーラーシップ。母ポップアイコン。母の父ダイワメジャー。
全6勝中5勝を逃げて挙げたスピード能力が高い馬です。京都金杯と同じ舞台で開催されたポートアイランドS(L・中京芝1600m)は、外枠9番からダッシュして先手をとりペースを落として逃げ、直線に入っても余力があり、後続に並ばせることなくそのまま逃げ切りました。重賞では、まだ結果を残せていませんが、主導権を握って自分のペースで逃げることが出来れば、京都金杯で逃げ切れる可能性は十分にあります。
【シュリ】重賞でも通用する能力
父ハーツクライ。母エーゲリア。母の父Giant’s Causeway。
一昨年の谷川岳Sを勝利以降勝ち鞍から遠ざかっていますが、前走の関屋記念は、先手をとってペースを落とし、前半800m・48秒4とスローペースで逃げ、直線で交わされましたが2着に粘り、重賞でも通用するポテンシャがあることを示しました。3度目の京都金杯挑戦で重賞制覇達成なるか注目されます。
【エントシャイデン】穴で一考
父ディープインパクト。母ルシュクル。母の父サクラバクシンオー。
2021年フォレ賞(G1・芝1400m)3着。2022年フォレ賞3着。中京コースで開催された2021年都金杯3着、安土城ステークス1着。走りにムラがあるのは欠点ですが、条件が合ったときには好走することが多い馬です。海外G1を2年連続で3着した実力は侮れません。穴で一考。
【京都金杯2023予想】コース適性馬5選情報
【ワールドバローズ】瞬発力
父ディスクリートキャット。母ポーシア。母の父ディープインパクト。
中京芝1600mは【4.0.0.1】で複勝率は80%。
中京芝コースは【4.0.0.1】で複勝率は80%。
芝1600mは【4.3.0.4】で複勝率は64%。
左回りは【4.1.0.4】で複勝率は56%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.0.2】で複勝率は50%です。
直線で33秒台の瞬発力が使えます。
東京や中京の直線の長いコースで持ち前の瞬発力を最大限発揮できます。
直線末脚勝負タイプ、展開に左右されやすい脚質ですが、京都金杯がハイペースで流れれば1発激走の可能性はあると思われます。
【ピースワンパラディ】全15戦左回り
父ジャングルポケット。母クリアソウル。母の父アグネスデジタル。
中京芝1600mは【2.3.0.0】で複勝率は100%。
中京芝コースは【2.3.0.0】で複勝率は100%。
芝1600mは【4.3.0.2】で複勝率は78%。
左回りは【5.4.2.4】で複勝率は73%。
稍重・重・不良馬場は【3.1.1.2】で複勝率は71%です。
全15戦すべて左回りコースを使われている経験は、京都金杯で有利になります。
昨年京都金杯を4着しているように、コース適性に懸念はありません。
【イルーシヴパンサー】東京芝1600m4連勝
父ハーツクライ。母イルーシヴキャット。母の父キングカメハメハ。
中京芝1600mは【0.0.0.0】で複勝率は0%。
中京芝コースは【0.0.0.0】で複勝率は0%。
芝1600mは【4.1.0.1】で複勝率は71%。
左回りは【5.1.0.2】で複勝率は75%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.0.3】で複勝率は40%です。
2021年から2022年にかけて東京芝1600mを4連勝で東京新聞杯を制覇、しかも4戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を使っています。
直線が長い左回りの中京芝1600mなら、直線でまとめて差し切っても驚けません。
【マテンロウオリオン】インコースの機動力
父ダイワメジャー。母パルテノン。母の父キングカメハメハ。
中京芝1600mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
中京芝コースは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
芝1600mは【1.3.0.1】で複勝率は80%。
左回りは【1.1.0.1】で複勝率は67%。
稍重・重・不良馬場は【0.0.0.0】で複勝率は100%です。
昨年中京芝1600mで開催されたシンザン記念は、先行馬を見ながら好位のインコースを追走し、直線でも内ラチ沿いを突いて伸びて1着。
シンザン記念のような走りができるので、京都金杯でも勝ち負けは必至です。
【プレサージュリフト】33秒台の末脚
父ハービンジャー。母シュプリームギフト。母の父ディープインパクト。
中京芝1600mは【0.0.0.0】で複勝率は0%。
中京芝コースは【0.0.0.0】で複勝率は0%。
芝1600mは【2.0.0.1】で複勝率は67%。
左回りは【2.0.0.1】で複勝率は67%。
稍重・重・不良馬場は【0.0.0.0】で複勝率は0%です。
京都金杯と同じ左回りのマイル戦は2戦2勝。
東京コースで見せた33秒台の末脚は、同じ左回りの直線が長い中京芝コースなら存分に発揮できる可能性が大きいです。
【京都金杯2023枠順確定】
1-1 ベレヌス(西村淳也)
1-2 プレサージュリフト(D.イーガン)
2-3 ピースワンパラディ(松山弘平)
2-4 アルサトワ(幸英明)
3-5 エアロロノア(福永祐一)
3-6 タイムトゥヘヴン(北村友一)
4-7 イルーシヴパンサー(岩田望来)
4-8 ヴィクティファルス(団野大成)
5-9 ダイワキャグニー(セ9、岩田康誠)
5-10 マテンロウオリオン(横山典弘)
6-11 エントシャイデン(坂井瑠星)
6-12 シュリ(鮫島克駿)
7-13 オニャンコポン(菅原明良)
7-14 カイザーミノル(荻野極)
8-15 シャーレイポピー(富田暁)
8-16 ミッキーブリランテ(藤岡佑介)