【オークス(優駿牝馬)2023予想】データ分析と傾向
オークス(優駿牝馬)過去10年単勝人気別成績
2番人気馬は【1.2.3.4】複勝率60%
3番人気馬が【3.0.1.6】複勝率40%
上位3番人気以内で大半の9勝をあげています。
その他の1勝は2013年にメイショウマンボが9番人気で優勝しています。
近4年は昨年は10番人気のスタニングローズが2着など、10番人気以下の人気薄が1~3着に各年1頭ずつ激走しています。
オークス(優駿牝馬)過去10年前走レース別成績
桜花賞組【7.4.5.62】連対率14.1%・複勝率20.5%
フローラS組【1.4.2.38】連対率11.1%・複勝率15.6%
忘れな草賞組【2.0.1.9】複勝率25.0%
桜花賞組が最多の7勝をあげており、毎年1頭は3着以内に入っています。
フローラS組でオークスで3着以内だった7頭全て前走フローラSで5着以内でした。
オークス(優駿牝馬)過去10年前走馬体重別成績
前走420キロ未満の馬は【0.0.1.15】
前走480キロ以上の馬は【0.1.3.21】
勝ち馬10頭はすべて前走420キロ以上480キロ未満の馬でした。
前走から馬体重増減なしの馬【3.2.3.21】で複勝率27.6%
前走から馬体重増【5.3.4.66】で同15.4%
前走から馬体重減【2.5.3.60】で同14.3%
【オークス(優駿牝馬)2023予想】本命馬5選情報
【リバティアイランド】異次元の末脚
父ドゥラメンテ。母ヤンキーローズ。母の父All American。
新馬戦は、道中は12頭立ての中団馬群を追走から直線外に持ち出され、大きなフットワークで一気に先行馬をとらえノーステッキで3馬身差の圧勝。
上がり3F31秒1は、新潟コースで直線が平坦だったことを割り引いても驚異のタイムでした。
アルテミスステークスは、10頭立ての6番手を追走から直線に向くと馬郡に包まれて追い出しが遅れて猛追して首差まで迫りましたが2着に敗れました。
阪神ジュベナイルフィリーズは、16頭立ての中団の前の外から行きっぷり良く追走、4コーナーもスムーズに馬群の外を回り、直線は馬場の真ん中からつきぬけて2馬身半の差をつけ快勝、勝ち時計1分33秒1は優秀です。
桜花賞はスタートで遅れ後方15番手に控えて追走、4コーナー出口でもまだ16番手にいましたが、直線は1頭だけ次元の違う32秒9の末脚で追い込に、前の馬達をごぼう抜きにして抜け出して1着。
32秒9の末脚は、まさに東京コース向きです。
【ハーパー】前に行こうとする本能は強く
父ハーツクライ。母セレスタ。母の父Jump Start。
クイーンカップは道中の6番手に控え、直線で不利を受けましたが、それでも立て直して内から馬郡を割って進出、内のドゥアイズ、外のモリアーナとの追い比べを猛烈な瞬発力で、大接戦となったクイーンカップを競り勝った勝負根性は、厳しいレース展開が予想されるG1に向いています。
また稍重で1分33秒1の勝ち時計は潜在能力の高さを十分に示しています。
桜花賞は6番手追走から、直線じわじわ上がっていきましたが、勝ったリバティアイランドの切れは及ばず4着。
東京芝1600mが舞台のクイーン カップは底力勝負になりやすく、上位入賞馬はのちのオークスで好走する傾向があります。
クイーンカップで不利を巻き返した、前に行こうとする馬の本能は強く、接戦になれが接戦になるほど強い競馬が出来るタイプです。
【コナコースト】スピード持続力タイプ
父キタサンブラック。母コナブリュワーズ。母の父キングカメハメハ。
デビューから4戦連続連対中の実力馬です。
前々走のチューリップ賞は外目の枠から6番手で控え、直線に入って外から進出していき内のペリファーニアを交わして、逃げ切った勝ち馬モズメイメイに鼻差まで詰め寄り2着に入線して実力を示しました。
桜花賞は2番手で先行、直線でモズメイメイを交わして先頭に立ちました、外から追い込んできたリバティアイランドに交わされて2着でしたが、リバティアイランドの切れが一枚上で実力は本物です。
ただオークスは、展開にかかわらず、直線上がり3Fは11秒台のラップを刻み、速い末脚が要求され、逃げ・先行馬が先手をとって押し切るのは非常に厳しい傾向があり、スピード持続力タイプだけに、2着・3着までか。
【ソーダズリング】速い末脚を使える
父ハーツクライ。母ソーマジック。母の父シンボリクリスエス。
デビュー2戦目の3歳未勝利(阪神芝1800m)は、6番手の先団を見るポジションにつけ、直線に入っていくあたりで外を回って上がっていき、直線で抜け出すと差を2馬身半に広げて1着。
フローラステークスは、先行馬を見ながら3番手を進み、直線内から上がっていき、先頭のゴールデンハインドをとらえることはできませんでしたが、後続に並ばせずに2着を確保しました。
デビューから3戦中距離を使われたことはオークスではプラスになります。
どんな展開でも速い末脚を使えるかが、オークスでは求められますが、ソーダズリングは控えれば速い末脚が使えるので好走する可能性は十分にあります。
【ペリファーニア】上積みと成長
父モーリス。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
半兄は2021年の年度代表馬エフフォーリア(父エピファネイア)です。
新馬戦を勝ち、2戦目のチューリップ賞を大外枠からスタートで遅れましたが、二の脚で4番手まで上がっていき、直線でもしっかり伸びて勝ち馬とタイム差なし、ハナ、クビ差の3着に入線。
桜花賞は、4番手で外目を進み、直線外から上がっていき内のコナコーストに並びかけましたが、交わすことはできず、逆に外からリバティアイランドに抜け出され3着も、キャリア3戦を考えれば好走したと言えます。
桜花賞はまだ余力があったように見え、前走からの上積みと成長が期待できそうです。
【オークス(優駿牝馬)2023予想】穴馬5選情報
【ゴールデンハインド】スタミナ消耗戦
父ゴールドシップ。母オレゴンレディ。母の父Shamardal。
前走のフローラステークス(G2・東京芝2000m)は、先手をとり中盤でペースを落として逃げ、直線でも余力があり先頭をキープして逃げ切り優勝。
1勝馬同士のトライアルでキャリアを見せ、スローペースを逃げ切ったレース内容から、成長途上で本格化は秋以降になることが推測されます。
父ゴールドシップ譲りのスタミナで、スタミナ消耗戦の展開なら勝ち負けまで持ち込める可能性は十分にあると思われます。
【ドゥアイズ】自在性と安定感
父ルーラーシップ。母ローズマンブリッジ。母の父ディープインパクト。
デビュー戦の2歳新馬は、好位追走からゴール前の接戦を制して勝利。コスモス賞は出遅れて直線伸びましたが2着。
前走の札幌2歳Sは、8番手追走から早目に仕掛けて、直線外から先頭に立ちましたが、仕掛けが早すぎたためドゥーラに交わされて2着。
阪神ジュベナイルフィリーズは出脚がもうひとつで道中は後方12番手に控え、直線で内に入って伸びて、2着馬のシンリョクカにクビ差にまで迫り3着。
クイーンカップは、3番手のインコースを先行、直線でも内目から馬郡を割って上がっていき抜け出しましたが、外からハーパーに抜け出され2着。
桜花賞は、後ろ目9番手のポジションに控え直線、外から追い上げましたが5着。
重賞で2着2回・3着1回の成績を残す堅実派で桜花賞でも5着に踏ん張り能力は示し、自在性と安定感があるのでオークスで好走する可能性は十分にあると思われます。
【ライトクオンタム】コース替わり
父ディープインパクト。母イルミナント。母の父 Quality Road。
デビュー戦の2歳新馬戦は、好発から先頭へ、12秒台のラップを刻む緩みのない流れで逃げ、4コーナーから加速してラスト3ハロンを11秒3-11秒1-11秒6の34秒0でまとめて快勝。
前々走のシンザン記念は、スタートで遅れ、デビュー戦とは違い後ろ目のポジションから追走、直線外へ出されて追い出されると、抜群の反応で34秒1の末脚を発揮して伸びて1着。
桜花賞は、フルゲートの内枠2番から中団馬群の中を追走、直線で外へ出されて追われての反応は鈍く、中団馬群の中での競馬は少し窮屈で精神的にひるんでしまったのが敗因かと推測されます。
今回は広く直線が長い東京コースに替わり、本来の潜在能力を存分に発揮して大きな変り身を見せても驚けません。
メンバー中唯一の牝馬として出走したシンザン記念を勝った実力は本物です。
【ラヴェル】東京コース向き
父キタサンブラック。母サンブルエミューズ。母の父ダイワメジャー。
昨年のアルテミスステークスでは、スタートで遅れて後方を追走していましたが、直線に入ってモタつくことなく上がっていき、抜け出して先頭に立ち、リバティアイランドに並ばせず重賞初制覇、長い直線の競馬で地力を見せました。
前々走の阪神ジュベナイルフィリーズ11着は、大外枠で出遅れ、直線は後方から追い込みましたが、持ち前の末脚は発揮できず、道中は力むシーンも見られ、その分もあり直線は切れず、気持ちと能力がかみ合っていない印象でした。
桜花賞も出遅れ後方13番手を追走か直線は反応鈍く11着でした。
アルテミスステークスでは後方から33秒0の末脚でごぼう抜きして勝利した走りから、東京コース向きの脚質です。
やや胴長体形から距離延長での変わり身に期待です。
【シンリョクカ】一変激走
父サトノダイヤモンド。母レイカーラ。母の父キングカメハメハ。
2歳新馬(東京芝1600m)は、中団の前目追走から、直線外目から伸びスムーズに加速して33秒4の末脚で内馬を交わして抜け出し1着。
阪神ジュベナイルFは、勝ったリバティアイランドと同じあたりの中団を追走、直線で内に入っていき、うまく間を割って伸びて2着、人気薄でしたが実力は本物であることを示しました。
桜花賞は4コーナー11番手から33秒8の末脚で追い込み6着。
東京コースの新馬戦で発揮した33秒4の末脚があるので、コース替わりで一変激走するか注目されます。
【オークス(優駿牝馬)2023予想】コース適性馬5選情報
【リバティアイランド】31秒1の末脚
父ドゥラメンテ。母ヤンキーローズ。母の父All American。
新馬戦の上がり3F31秒1の末脚は現役牝馬の中でも間違いなく上位です。
桜花賞は急坂がありながらも32秒9の末脚で快勝。
リバティアイランドの瞬発力は東京コースで更に強化されることが推測されます。
東京コースへの適性はリバティアイランドが1枚抜けている感があります。
【コナコースト】先行力
父キタサンブラック。母コナブリュワーズ。母の父キングカメハメハ。
桜花賞、チューリップ賞は接戦の2着。
ゴールまであきらめずに走る抜く勝負根性があります。
先行力があり、折り合えるので距離延長には適応できると思われます。
左回りのエルフィンステークスでは33秒6の末脚で2着した実績があり、直線が長い東京コースでも高いパフォーマンスを発揮することが推測されます。
【ハーパー】接戦得意
父ハーツクライ。母セレスタ。母の父Jump Start。
東京芝1600mが舞台のクイーン カップは底力勝負になりやすく、上位入賞馬はのちのオークスで好走する傾向があります。
クイーンカップでは直線で受けた不利から瞬時に立て直して34秒5の瞬発力で巻き返した能力は非常に高いです。
前に行こうとする馬の本能が強く、接戦になれば接戦になるほど強い競馬が出来るタイプです。
【ソーダズリング】距離延長プラス
父ハーツクライ。母ソーマジック。母の父シンボリクリスエス。
デビューから3戦連続で1800mから2000mの中距離を使われたことで、2400mへ順応できる準備は出来ています。
胴が長めの体形なので、距離延長の東京芝2400m直線で一気にパフォーマンス上げてくる可能性があります。
【ペリファーニア】消耗戦なら
父モーリス。母ケイティーズハート。母の父ハーツクライ。
先行してスピードを持続する能力が高い馬です。
前傾ラップで上がりのかかる消耗戦になれば、スピードを持続する能力が高く、東京芝2400mでも先行して残れる可能性は十分にあると思われます。
実際の配信予想と結果
2023年5月13日東京8R10,810円3連単6点的中
≪実際の予想配信≫
東京8R
⑨⇒⑥④⑤
≪予想結果≫
9⇒4⇒5
10,810円3連単6点的中
1着9ルージュカルミア(2番人気)
2着4ホーリーエンブレム(3番人気)
3着5トーセンクレセント(4番人気)
https://talmudic.net/2023-5-14results/
実際の配信予想と結果
2023年5月14日京都6R1,740円3連単6点的中
≪実際の予想配信≫
京都6R
⑤⇒④⑧⑦
≪予想結果≫
5⇒4⇒7
1,740円3連単6点的中
1着5サンクフィーユ(1番人気)
2着4ダイシンビヨンド(2番人気)
3着7ゴールドローズ(5番人気)
https://talmudic.net/2023-5-14results/
実際の配信予想と結果
2023年5月14日ヴィクトリアM1,720円3連復6点的中
≪実際の予想配信≫
②⇒⑯⑤⑥⇒3連単6点
②⇒⑯⑤⑥⑭⇒3連複6点
≪予想結果≫
6⇒16⇒2
1,720円3連復6点的中
1着6ソングライン(4番人気)
2着16ソダシ(3番人気)
3着2スターズオンアース(1番人気)
https://talmudic.net/2023-5-14results/
【オークス(優駿牝馬)2023予想】血統馬5選情報
【リバティアイランド】父ドゥラメンテ産駒昨年優勝
父ドゥラメンテ。母ヤンキーローズ。母の父All American。
ロムネヤ(1勝馬)の半妹で、母ヤンキーローズは豪2歳女王&3歳女王でATCサイアーズプロデュースS、ATCスプリングチャンピオンSの豪G1を2勝。母の父All Americanは、VRCカンターラSの豪G1の優勝馬。
そこにエアグルーヴの牝系のドゥラメンテが配合されたことで底力が高められました。
桜花賞過去10年キングカメハメハ系が2勝・2着3回、昨年はキングカメハメハ系のワンツーフィニッシュで、ドゥラメンテ産駒のスターズオンアースがオークスを優勝、大舞台に強い血統で不動の血統本命です。
【コナコースト】距離延長はプラス
父キタサンブラック。母コナブリュワーズ。母の父キングカメハメハ。
半姉のカイルアコナ牝系のロシュフォール(JRA4勝)やテオドール(JRA4勝)が近親、母コナブリュワーズはJRA4勝。
母母アンブロワーズは阪神JF2着。
牝祖バレークイーンはSadler’s Wellsで、子孫にはフサイチコンコルドやリンカーンなど活躍馬が多数いる良血馬です。
父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックス(有馬記念、天皇賞秋)やソールオリエンス(皐月賞)などを出して種牡馬として大成功をおさめています。距離延長はプラスになる血統です。
【ハーパー】父産駒2014年優勝
父ハーツクライ。母セレスタ。母の父Jump Start。
ダノンセレスタ(JRA3勝)の全妹でヴァレーデラルナ(G1・JBCレディスクラシック)の半妹。
母セレスタはエストレラスジュヴェナイルフィリーズ大賞典(アルゼンチンG1・芝1600m)に勝ったアルゼンチン2歳女王。
母父ジャンプスタートはサラトガスペシャルS(米国G2・ダ6.5F)の勝ち馬。配合パターンはドウデュース(日本ダービー)と似て、オークス向きの血統かもしれません。
ハーツクライ産駒は2014年にヌーヴォレコルトがオークスを優勝しています。
【ライトクオンタム】父譲りの柔らかい関節
父ディープインパクト。母イルミナント。母の父 Quality Road。
母イルミナントはゲイムリーS(米国G1・芝9.0F)優勝馬。
母系はMr. Prospector産駒のGone West×Danzigのリアアメリアとも似た配合でマイル適性を高めています。
オークスはディープインパクト産駒が3勝・2着4回と高い血統適性が認められます。
428キロの小柄な馬体は父ディープインパクト譲りで、柔らかい関節から繰り出されるしなやかなストライドはオークスに向いています。
【ドゥアイズ】ルーラーシップ×ディープの黄金配合
父ルーラーシップ。母ローズマンブリッジ。母の父ディープインパクト。
母母サミットヴィルはメイヒルS(英国G3・芝8.0F)優勝馬。
ドゥアイズの父ルーラーシップ×母父ディープインパクトの組み合わせは、菊花賞馬キセキや、朝日杯FSを制覇したドルチェモアと同じ配合です。
トップスピードにのるまで時間のかかるルーラーシップ産駒の弱点を母の父ディープインパクトが補っています。大きなストライド走法は、東京芝2400mに向いています。
【オークス(優駿牝馬)2023枠順確定】
1-1 ラヴェル
1-2 ライトクオンタム
2-3 キタウイング
2-4 キミノナハマリア
3-5 リバティアイランド
3-6 ゴールデンハインド
4-7 ヒップホップソウル
4-8 レミージュ
5-9 コナコースト
5-10 ソーダズリング
6-11 ミッキーゴージャス
6-12 ハーパー
7-13 ドゥーラ
7-14 ペリファーニア
7-15 エミュー
8-16 ドゥアイズ
8-17 シンリョクカ
8-18 イングランドアイズ