【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】本命馬候補5選と穴馬候補5選・コース適性と解説・血統馬5選・過去9年と傾向|3連単

阪神ジュベナイルフィリーズコース解説(阪神芝1600m)

野芝および洋芝とも順調に生育しており、全体的に良好な状態です。

阪神ジュベナイルフィリーズは阪神開催4日目のAコースで開催されます。

外回りAコースは、1周距離は2,089m、幅員は24～29m、直線距離は473.6m、高低差は2.4mです。

スタート地点は向こう正面の中間からやや左寄りの平坦地点からのスタートです。

3コーナーにある内回りコースへの分岐の所で上り坂があり、残り600m地点から直線の半ばにかけて緩やかな下り勾配が設けられています。

そこからすぐにゴール前の高低差こそ1.8mながら、勾配は1.5％の急坂が待ち構え、直線距離は473mです。コーナーが2回で直線距離も十分あり、全般的にフェアで紛れが生じにくく、全馬が力を発揮しやすい舞台で、2歳馬にとってはタフで力を必要とするレースです。

阪神芝1600mは、古馬のレースだとスローペースになる傾向が高いのですが、阪神ジュベナイルフィリーズでは平均から速めのペースで流れることが多く前傾ラップになり、上がりの時計がかかり、真の底力が問われるレースです。

改造工事後外回りコースになった06年以降は逃げ切るのは難しくなり、先行馬も残るのは容易ではありません。

前半に負荷がかかりやすいコースなので、阪神ジュベナイルフィリーズは、道中脚をためることができる差し馬が圧倒的に好成績で、勝ち馬の大半を占めています。

改造工事が竣工した2006年以降は基本的には枠順の有利・不利が少ないコースになり、あまり気にしなくてもいいと思われます。

基本的に直線でスピードを発揮できる速い末脚が使える馬が有利です。

阪神ジュベナイルフィリーズは、前半に体力を温存し、脚を溜めて後半の末脚勝負に持ち込める馬が中心になります。

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【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】データ分析と傾向

阪神ジュベナイルフィリーズ過去9年人気別成績

阪神ジュベナイルフィリーズ過去9年生産馬別成績

阪神ジュベナイルフィリーズ過去9年前走別成績

阪神ジュベナイルフィリーズ過去9年前走着順別成績

阪神ジュベナイルフィリーズ過去10年最高配当

阪神ジュベナイルフィリーズデータ分析まとめ

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【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】本命馬候補5選情報

回避【ボンドガール】マイル2戦経験

父ダイワメジャー。母コーステッド。母の父Tizway。

2歳新馬(東京芝1600m)は、先行馬を見ながら好位3番手のインコースを追走、直線、やや外に出されて伸び、逃げたチェルヴィニアに迫っていき抜け出して1着。

ダノンベルーガの半妹の良血馬で潜在能力が高さをいきなりデビュー戦示しました。

サウジアラビアRC(東京芝1600m)は、新馬戦以来、4ヵ月ぶりの実戦、控えて後方でじっくり追走から、直線は外目から伸びて内のシュトラウス、ボンドガールとの追い比べから抜け出して2着、スタートの出遅れが大きく響きました。

スタートと折り合いに課題はありますが、直線が長い東京芝1600mに2戦連続で出走した経験は、阪神ジュベナイルフィリーズでいかされるはずです。

【コラソンビート】前走2歳コースレコード

父スワーヴリチャード。母ルシェルドール。母の父オルフェーヴル。

2歳未勝利(東京芝1600m)は、積極策でハナへ、スムーズに逃げて直線に入っても先頭、後続に並ばせずに逃げ切り初勝利。

ダリア賞(新潟芝1400m)は、今回は控えて5番手を追走、後半押し上げていき、直線外から伸び内の馬を交わして1着。

京王杯2歳S(東京芝1400m)は、中団の6番手を追走、直線に入って外目から伸び内から抜け出したオーキッドロマンスに迫っていき、交わして1着。京王杯2歳Sを、2歳コースレコードで勝ったレース内容から、高速決着への適性は高そうですが、2戦連続で1400mのスプリントレースに出走しているので折り合い面に課題が残りそうです。

ハイペースからの高速決着なら勝機ありです。

【サフィラ】万全の状態

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。

2歳未勝利(阪神芝1800m)は、最内枠から少頭数だったので前と離れずに追走、外から進出していき、直線33秒7の末脚で抜け出し1着。

アルテミスS(東京芝1600m)は、中団追走、馬群の外目から上がっていき、直線の追い比べでチェルヴィニアに抜け出されましたが、ラストまで伸び2着。アルテミスSは、中3週で東京への長距離輸送と不利な条件でしたが、今回の阪神ジュベナイルフィリーズは、余裕のある日程での長距離輸送なしと万全の状態で出走できそうです。

馬体重増加なら勝ち負け必至です。

【アスコリピチェーノ】長距離輸送ない

父ダイワメジャー。母アスコルティ。母の父Danehill Dancer。

2歳新馬(東京芝1400m)は、中団のやや後ろの馬群の中を追走、直線は外へ出されて、そこから33秒3の鬼脚で伸び、レッドセニョールを交わして抜け出し1着。

新潟2歳S(新潟芝1600m)は、外枠から出遅れましたが、それでも中団には上がっていき、直線外目から33秒3の末脚を伸ばして逃げ粘るショウナンマヌエラを交わして抜け出し1着、距離延長に対応できたことは大きな収穫でした。

阪神ジュベナイルフィリーズは、栗東トレーニングセンターに滞在、長距離輸送がないのはプラス材料です。

【ステレンボッシュ】中2週

父エピファネイア。母ブルークランズ。母の父ルーラーシップ。

2歳新馬(札幌芝1800m)は、1角で不利を受けましたが立て直し35秒0の末脚で抜け出し、さらに1馬身半に差を広げて1着。

サフラン賞(中山芝1600m)は、少頭数の後ろ目のポジションで追走し、直線追い上げましたが、内のスプリングノヴァに競り負けて2着。

赤松賞(東京芝1600m)は、4番手を追走、前半で接触する場面がありましたが持ち直し、直線に入って外目から進出、内のテリオスサラに迫っていき抜け出して1着。

勝負根性があり接戦に強いタイプでG1の厳しい展開に向いています。

但し中2週に加え、初の関西圏への長距離輸送と不利な条件になります。

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【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】穴馬候補5選情報

【キャットファイト】馬体重減の注意

父ディスクリートキャット。母フラマブル。母の父パイロ。

2歳未勝利(新潟芝1600m)は、控えて中団の前目を追走、直線は前に馬がいたので外へ出されて33秒8の末脚で伸びて内の馬を交わして抜け出し1着。

アスター賞(中山芝1600m)は、先行馬を見ながらインコースの好位を進み、勝負所で進出、逃げていたフェンダーを交わして抜け出すと、差を5馬身に広げて1着。

強い勝ちっぷりで1分33秒1の時計も速く潜在能力が高いことを示しました。

438キロの小柄な馬体だけに、長距離輸送により大幅な馬体重の減少がないか要確認です。

【ナナオ】200mの距離延長

父ロードカナロア。母バイザディンプル。母の父オルフェーヴル。

2歳未勝利(函館芝1200m)は、2番手先行から35秒7のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し、3馬身差をつけて圧勝しました。

函館2歳S(函館芝1200m)は、前目のインコースを立ち回って直線へ、馬郡を割るように伸びてきましたが、外からゼルトザームに抜け出され2着。

もみじS(京都芝1400m)で体重が12キロ増えていたのは成長分。

先手をとりスローペースで逃げ、直線に入っても先頭、余力があり、後続に並ばせることなく逃げ切り快勝。

前走芝1400mは余力を残して勝っており、200mの距離延長も問題なさそうです。

【カルチャーデイ】スプリント向き血統

父ファインニードル。母ラルティスタ。母の父マイネルラヴ。

2歳新馬(小倉芝1200m)は、先行馬を見ながらインコースの好位につけ、勝負所での追い出しが遅れましたが、それでも35秒9の末脚で抜け出し、差を広げて快勝した実力は本物です。

ファンタジーS(京都芝1400m)は、スタートはやや遅れましたが二の脚で前目へ、直線で上がっていきスムーズに伸び、先行馬を交わして1着。デビュー2戦目で重賞制覇。

スプリント向き血統でマイルの距離克服が鍵になります。

【アトリウムチャペル】前走新馬組厳しい

父ドレフォン。母ジュリエットベール。母の父ヴィクトワールピサ。

2歳新馬(東京芝1400m)は、スタートはやや遅れましたが、中団にはつけて、直線大外へ出され、そこから伸び、33秒2の強烈な末脚で、先に抜け出したニコラウスに迫って抜け出し勝利。

前走新馬組の成績は【0.0.1.2】で、3着までなら可能性はありそうです。

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【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】コース適性馬5選情報

【ルシフェル】前走芝1800m1着

父ハーツクライ。母アルアリングスター。母の父Exchange Rate。

阪神ジュベナイルフィリーズ過去10年前走芝1800mだった馬の成績は【2.1.1.9】で連対率23%、複勝率30%はいずれもトップです。

阪神ジュベナイルフィリーズでは平均から速めのペースで流れることが多く前傾ラップになり、上がりの時計がかかり、真の底力が問われるレースです、芝1800mで勝ち負けできるスタミナが求められるため、前走芝1800mからの参戦の馬が好成績であることが推測されます。

芝1800mで1勝・2着1回の実績がありルシフェルは人気にはなりませんが、1発激走の可能性を秘めていると思われます。

【ビーグラッド】前走芝1800m2着

父エピファネイア。母シャブリ。母の父ディープインパクト。

前走赤松賞(東京芝1600m)は、距離延長となりましたが、先手をとってスムーズに逃げて直線に入って、外からルシフェルに抜け出されましたが、それでも粘って2着で1800mにも対応できました。

阪神ジュベナイルフィリーズ過去10年前走芝1800mだった馬の成績は【2.1.1.9】で連対率23%、複勝率30%は、いずれもトップです。

阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬で前走芝1800mだったビーグラッド、ルシフェル、この2頭で決まれば好配当が期待できそうです。

【コスモディナー】、芝1800mで1勝・2着1回

父ダノンバラード。母コスモミール。母の父ヘクタープロテクター。

阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m）は、ゴール前の高低差こそ1.8mながら、勾配は1.5％の急坂が待ち構え、直線距離は473m、コーナーが2回で直線距離も十分あり、2歳馬にとってはタフで力を必要とするレースなので、芝1800mで勝ち負けできるスタミナがある馬の好走率が高い傾向があります。

前走は芝1500mで1着でしたが、芝1800mで1勝・2着1回の実績があり、阪神芝1600mへの適応力が高いことが推測されます。

【サフィラ】3戦連続で33秒台

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。

前走アルテミスS(東京芝1600m)は2着。阪神芝1800mであった2歳未勝利は、直線33秒7の末脚で抜け出し1着。

デビューから3戦全て広く直線が長いコースで3戦連続33秒台の末脚を使っています。

芝1800mで勝ち負けできるスタミナ、直線での速い末脚が使えますので阪神芝1600m外回りコースへの適性は高く、阪神ジュベナイルフィリーズでの勝ち負けは必至です。

【ステレンボッシュ】33秒6の鋭い末脚

父エピファネイア。母ブルークランズ。母の父ルーラーシップ。

札幌芝1800mであった2歳新馬は、1角で不利を受けましたが立て直し35秒0の末脚で抜け出し、さらに1馬身半に差を広げての勝利は、スタミナがあることを十分に示しています。

赤松賞(東京芝1600m)は、直線33秒6の鋭い末脚で差し切って勝利。

札幌芝1800mで勝ち負けできるスタミナ、直線での瞬発力があり、直線が長い阪神芝外回りコースへの適性は高いことが推測されます。

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【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】血統馬5選情報

【サフィラ】ドイツの有力な牝系

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。

サリオス（朝日フューチュリティS）の全妹でサラキア（有馬記念2着）、サリエラ（JRA3勝）、エスコーラ（JRA4勝）の半妹です。

母サロミナは独オークス馬。

近親のセリエンホルデ（独オークス）やシュネルマイスター(NHKマイルC)もドイツの有力なSaldeの牝系です。

母父Lomitasは、1991年に、オイロパ賞、バーデン大賞、ベルリン銀行大賞を勝ちドイツの年度代表馬に輝き、これまで8頭のG1馬を輩出して独リーディングサイアーになった実績もあります。

阪神ジュベナイルフィリーズは、1800mでも勝ち負けできる馬の好走率が高く、中距離向きの血統配合なので、血統的適性は高いことが推測されます。

【アスコリピチェーノ】母系にSadler’s Wells

父ダイワメジャー。母アスコルティ。母の父Danehill Dancer。

ダイワメジャー産駒は、レシステンシア、メジャーエンブレムが阪神ジュベナイルフィリーズを優勝しています。

その他マイルG1を5勝とマイル重賞に非常に適性が高い血統です。

アスコルターレ（JRA3勝）、の半妹で、母アスコルティはJRA2勝、母母リッスンはフィリーズマイル(英G1)勝ち馬で、タッチングスピーチ(秋華賞)の母です。

母系にSadler’s Wellsが入るダイワメジャー産駒にアドマイヤマーズ(朝日フューチュリティS)にレシステンシア(阪神ジュベナイルF)がいます。阪神ジュベナイルフィリーズに適性が高い血統です。

【コラソンビート】直線が長いコース向き

父スワーヴリチャード。母ルシェルドール。母の父オルフェーヴル。

マイネルマーティン（JRA3勝）の近親で、母母マイネヒメルはJRA4勝。3代母のコスモチェーロはウインマリリン(香港ヴァーズ)やウインマーレライ(ラジオNIKKEI賞)の母です。

父スワーヴリチャードはハーツクライの代表産駒でジャパンカップと大阪杯で優勝、初年度から勝ち馬が続出しており種牡馬人気を高めています。脚長で大きなストライドは直線が長い阪神外回りコースに向いています。

【キャットファイト】デストームキャット系×A.P. Indy系

父ディスクリートキャット。母フラマブル。母の父パイロ。

ロケット（JRA3勝）やインフェルノ（JRA4勝）の近親。

3代母のエターナルレーヴはメイトロンS(IRE・G3)の勝ち馬です。

父ディスクリートキャットはシガーマイル（北米G1)の勝ち馬でオオバンブルマイ(京王杯2歳S)やエアハリファ(根岸S)などの父です。

デストームキャット系×A.P. Indy系の組み合わせで、直線が長いマイルコースへの適性が高い血統です。

【ナナオ】内回り脚質

父ロードカナロア。母バイザディンプル。母の父オルフェーヴル。

クリームソーダ（9勝）の近親で、母バイザディンプルはJRA2勝。

母母バイザスポーツはガゼルH(米G1)の優勝馬です。

父ロードカナロアは世界的名馬でアーモンドアイ、パンサラッサ、ダノンスマッシュ、サートゥルナーリアなどを輩出、7年で延べ重賞66勝を挙げ、種牡馬としても大成功しています。

ロードカナロア×ステイゴールド系で機動力が全面に出て、内回りでポテンシャルを発揮するタイプです。

直線がながい外回りコースへ適応できるかが鍵です。

【的中速報】(2023年11月25日から12月3日)

＜2023年12月2日3日の収支報告です＞

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