【函館スプリントステークス2023予想】データ分析と傾向
函館スプリントステークス過去10年人気別成績
1番人気【2.1.2.5】
2番人気は【0.2.0.8】
3~5番人気【5.2.4.19】
6~10番人気【2.4.2.39】
11番人気以下【1.1.2.45】
1番人気は5年に限れば複勝率100%ですが、そのうち3回は2桁人気馬が馬券に絡んでおり平穏には収まりづらい傾向があります。
2番人気の勝ちはない
3~5番人気5勝
6番人気以下で3勝。
函館スプリントステークス過去10年年齢別成績
3歳【3.2.2.11】複勝率38.9%。
4歳【2.2.3.15】複勝率31.8%
5歳【3.3.3.40】複勝率18.4%
6歳【1.2.0.26】複勝率10.3%
7歳以上【1.1.2.24】複勝率14.3%
6歳以上の好走馬はすべて6番人気以下の穴馬でした。
函館スプリントステークス過去10年前走クラス別成績
前走G1組【5.2.4.30】複勝率26.8%
前走高松宮記念組【2.0.1.21】複勝率12.5%
前走から距離短縮組【3.2.3.9】複勝率47.1%
前走京王杯スプリングC組【2.0.2.7】複勝率36.4%
桜花賞などからの距離短縮で参戦してくる馬が好成績です。
【函館スプリントステークス2023予想】本命馬5選情報
【トウシンマカオ】先行もできる自在な脚
父ビッグアーサー。母ユキノマーメイド。母の父スペシャルウィーク。
昨年のオパールS(阪神芝1200m)は、大外枠から11番手に控えて追走、直線外から伸びて内の馬を、34秒0のメンバー中最速上がりの末脚で交わして1着、切れる末脚が目立っていました。
京阪杯(阪神芝1200m)は、先団を見ながら5番手を追走、4コーナーで外を回って直線に入り、内の馬を33秒0のメンバー中最速上がりの末脚で外から交わして1着、重賞初制覇。
前々走のシルクロードS(中京芝1200m)は、大外枠から控えて後方の9番手から追走、直線は馬群の中から上がっていきましたが4着、3,4コーナーで外を回ったコースとりの差も響いたようです。
京阪杯を勝った時のように先行する走りもできるので、先行力が求められる函館芝1200mでも勝ち負けまで十分持ち込めそうです。
【ムーンプローブ】スプリントレースで変わり身
父モーリス。母スマイリングムーン。母の父フジキセキ。
フィリーズレビュー(阪神芝1400m)は、フルゲートの外枠15番から控えて中団を追走、4コーナーで外目を回って追い上げ、内の馬を交わし、外から迫ったジューンオレンジを抑えて2着、デビューからの4戦はマイルでしたが、初の1400m距離短縮で結果を出しスプリント適性が高いことを示しました。
桜花賞(阪神芝1600m)は、やはり距離が長すぎて最下位の17着。阪神ジュベナイルF(阪神芝1600m)も17着だったように、マイルへの適性は低く、スプリントレースでの変わり身が大きく期待できそうです。
【リバーラ】凡走続きから巻き返し
父キンシャサノキセキ。母インドリヤ。母の父Stormy Atlantic。
デビュー2戦目の2歳未勝利(新潟芝1200m)は、4番手を追走、直線インコースから馬郡を割って抜け出し勝利。ファンタジーS(阪神芝1400m)は、これまでの2走とは一転して先頭へ、直線でも先頭をキープしてそのまま逃げ切って、10番人気の低評価を覆して重賞制覇してスプリント適性を示しました。キンシャサノキセキ産駒で阪神ジュベナイルF(阪神芝1600m)は明らかに距離が長すぎました。血統的にもベストの芝1200mなら凡走続きから一気に巻き返返しての勝利の可能性も十分にあると思われます。
【ブトンドール】古馬を一喝
父ビッグアーサー。母プリンセスロック。母の父スウィフトカレント。
阪神ジュベナイルF(阪神芝1600m)10着、桜花賞(阪神芝1600m)9着とマイルG1では結果を残せませんでした。
ファンタジーS(阪神芝1400m)を2着、函館芝1200mでデビュー2連勝と短距離レースでは連対率100%です。
適性距離、斤量52キロなら古馬を一喝負かしても驚けません。注目の3歳牝馬です。
【ディヴィナシオン】展開次第
父ヴィクトワールピサ。母フギン。母の父ストリートセンス。
前々走のフジオーシャンS(中山芝1200m)は、中団に位置。先にヴェントヴォーチェが上がっていき、そのあとを追走、ヴェントヴォーチェには2馬身差をつけられましたが、ゴールまで伸びており、2番手で入線、昇級後、着外が続いていましたが一変良化。
函館スプリントステークスは先行馬有利の傾向がありますが、展開次第では強烈な末脚でまとめて差し切ることがあっても驚けません。
【函館スプリントステークス2023予想】穴馬5選情報
【ジャスパークローネ】斤量1キロ減
父Frosted。母Fancy Kitten。母の父Kitten’s Joy。
前々走の4歳以上2勝クラス(中山芝1200m)、駿風S(新潟芝1000m)を重馬場、不良馬場で逃げて連勝中の上がり馬です。
4歳以上2勝クラス(中山芝1200m)は、最内枠1番から今回もハナへ、先手をとって直線に入っても、並ばせることなく、そのまま逃げ切り道悪に対応できました。
駿風S(新潟芝1000m)は大外枠16番から終始馬場の良いところを進み、後続馬をハナ差しのいで勝利しました。
斤量58キロで連勝から今回函館スプリントステークスの斤量は57キロ、1キロ軽くならパフォーマンスを上げてくる可能性は十分にあると思われます。
【キミワクイーン】横山武史騎手との相性抜群
父ロードカナロア。母チェリーペトルズ。母の父ダイワメジャー。
昨年札幌スポニチ賞(札幌芝1200m)は4番手先行から直線35秒0のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出して快勝。
今年初戦のサンライズS(中山芝1200m)は、馬体重は18キロ増えていましたが、前走時減っていた回復分。
最内枠から4番手で先行、直線外から脚を伸ばしていき、内の先行馬を交わして抜け出して勝利しました。
前走の春雷S(中山芝1200m)は、最内枠1番から先行馬を見ながら3番手のインコースを追走、直線は内にスペースがあり、そのまま内を突いて上がっていき2着。
外のマッドクールに抜け出されましたが、2着は確保。
横山武史騎手とのコンビは4戦2勝・2着2回、札幌の洋芝での勝利実績あり、横山武史騎手は、函館・札幌で好成績と、今回函館スプリントステークスは好条件が整っていることから、1発激走の可能性も十分にあると思われます。
【ヴィズサクセス】ノーマークで逃げ切るか
父Siyouni。母Viz。母の父Darshaan。
前走のモルガナイトS(福島芝1200m)は、早朝の雨の影響で時計がかかる馬場をスムーズに逃げ、クビ差しのいで逃げ切り勝利しました。
函館芝1200mは、稍重・重馬場で勝利実績があります。稍重・重馬場の洋芝で勝っていることは、力の要る馬場の洋芝への適性が非常に高いことを十分に示しています。
人気薄なので前走のように、ノーマークで逃げ切る可能性は十分にあると思われます。
【ディヴィナシオン】中団追走なら
父ヴィクトワールピサ。母フギン。母の父ストリートセンス。
前々走のフジオーシャンS(中山芝1200m)は、中団追走から、先に抜け出したヴェントヴォーチのあとから上がっていき、そのまま2番手でゴール。
昇級後、着外が続いていましたが一変して好走しました。
後方から直線一気の脚質ですが、フジオーシャンSのように中団あたりで競馬が出来れば、着なら可能性はありそうです。
【テイエムトッキュウ】パワータイプ洋芝向き
父ロードカナロア。母アグネスナチュラル。母の父サクラバクシンオー。
近3走はダートで2勝・2着1回。今年初戦の初春S(中山ダ1200m)は、初めてのダートでしたが、芝でのレースと同じくハナへ、スムーズに逃げて直線に入っても先頭、後続を突き放しての強い勝ち方でした。
前々走の千葉S(中山ダ1200m)は、最内枠からダッシュしてハナへ、直線に入っても先頭で粘っていましたが、ゴール前スズカコテキタイに抜け出され2着。
前走の京葉S(中山ダ1200m)も積極的に先手をとってスムーズに逃げ、直線に入っても先頭をキープ、後続に差をつけてそのまま逃げ切りました。
もともと芝1200mでも3勝しており、ダートでの勝利実績から、時計がかかり力のいる洋芝への適性が高いことが推測され、函館スプリントステークスでの好走が期待できそうです。
【函館スプリントステークス2023予想】コース適性馬5選情報
【ブトンドール】洋芝巧者
父ビッグアーサー。母プリンセスロック。母の父スウィフトカレント。
函館芝1200mは【2.0.0.0】で複勝率は100%
。函館芝コースは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
芝1200mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【2.1.0.3】で複勝率は50%。
稍重・重・不良馬場は【2.0.0.0】で複勝率は100%です。
函館芝1200mは、洋芝稍重で更に力の要る馬場で、直線伸びて連勝しているように、洋芝への高い適性が認められます。
中央の軽い馬場で苦戦が続いていましたが、パワーが求められる洋芝へ替わることで一変した走りでの激走が期待できる洋芝巧者です。
【ヴィズサクセス】先行力
父Siyouni。母Viz。母の父Darshaan。
函館芝1200mは【2.1.0.1】で複勝率は75%。
函館芝コースは【2.1.0.1】で複勝率は75%。
芝1200mは【4.2.0.4】で複勝率は60%。
右回りは【4.2.0.5】で複勝率は55%。
稍重・重・不良馬場は【3.1.0.2】で複勝率は66%です。
函館芝1200mで2勝・2着1回、稍重・重・不良馬場で3勝・2着1回の実績から、力の要る洋芝で高いポテンシャルを発揮できます。
前に行った馬の踏ん張りが利くのが函館芝1200mで、先行力がいかされるので、好勝負は必至かと思われます。
【テイエムトッキュウ】ダート勝利実績
父ロードカナロア。母アグネスナチュラル。母の父サクラバクシンオー。
函館芝1200mは未出走。
函館芝コースは未出走。
芝1200mは【3.1.0.3】で複勝率は57%。
右回りは【3.1.0.3】で複勝率は57%。
稍重・重・不良馬場は未出走。芝1200mでも3勝の実績あり、またダートでの勝利実績から、時計のかかる力のいる馬場の洋芝への適性が高いことが推測されます。
パワータイプなので、函館スプリントステークスでの好走が期待できそうです。
【キミワクイーン】洋芝適性懸念なし
父ロードカナロア。母チェリーペトルズ。母の父ダイワメジャー。
函館芝1200mは未出走。
函館芝コースは未出走。
芝1200mは【2.2.0.1】で複勝率は80%。
右回りは【2.2.0.3】で複勝率は57%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.0.0】で複勝率は100%です。
稍重・重馬場で1勝・2着1回と、小雨だったサンライズSを勝利した実績、洋芝の札幌スポニチ賞(札幌芝1200m)を快勝した2つの実績から、洋芝への適性に懸念はなく、洋芝の函館芝1200mで一変する可能性は十分にあると思われます。
【ウォーターナビレラ】札幌快勝
父シルバーステート。母シャイニングサヤカ。母の父キングヘイロー。
函館芝1200mは未出走。
函館芝コースは未出走。
芝1200mは【0.0.0.1】で複勝率は0%。
右回りは【3.1.1.4】で複勝率は56%。
稍重・重・不良馬場は【0.0.0.0】で複勝率は0%です。
芝1200m、函館での勝利実績はありませんが、デビュー戦で札幌芝1500mを、余力十分で快勝した走りから、洋芝への適性が高いことが推測されます。
【函館スプリントステークス2023予想】血統馬5選情報
【ブトンドール】父の父サクラバクシンオー
父ビッグアーサー。母プリンセスロック。母の父スウィフトカレント。
母プリンセスロックはスプリントダートでJRA3勝。
ビーナスヤシマの牝系からタフネススター(カブトヤマ記念)、カゼノコ(G1ジャパンダートダービー)、モンドクラッセ(東海S・2着)がでています。
父ビッグアーサーは高松宮記念の勝ち馬で産駒には、トウシンマカオ(京阪杯)やビッグシーザー(中京2歳S)などがいます。
父ビッグアーサーの父はサクラバクシンオーで短距離適性が高い血統です。
【トウシンマカオ】母優秀な繁殖
父ビッグアーサー。母ユキノマーメイド。母の父スペシャルウィーク。
父ビッグアーサーは、圧倒的に芝1200mでの勝ち鞍が多い短距離血統のサクラバクシンオー産駒で、2016年の高松宮記念優勝馬です。
母ユキノマーメイドは優秀な繁殖で、これまで8頭が勝ち上がっています、父はスペシャルウィーク、3代母の父はNijinskyでスタミナを伝える血統でもあり、前半ハイペースからの、上がりのかかる消耗戦になった時は、非常に強い競馬ができる血統です。
【ウォーターナビレラ】上がりのかかる消耗戦
父シルバーステート。母シャイニングサヤカ。母の父キングヘイロー。
ソイカウボーイ(地方7勝)の半妹で、ビナスイート(JRA地方8勝)、メイショウムネノリ(兵庫チャンピオンシップ)の近親です。
父シルバーステートの半兄Seville(父Galileo)は、豪州G1・ATCザメトロポリタンの優勝馬です。
シルバーステート(父ディープインパクト)は現役時代5戦4勝で主戦の福永騎手が当時『今まで乗った馬で1番のエンジンを持っている』と高く評価していました。
父シルバーステートは本馬ウォーターナビレラやエエヤン(ニュージーランドT)やカルロヴェローチェ(ファルコンS・2着)などを出している人気種牡馬です。
母の父キングヘイローは、イクイノックス、ピクシーナイト、ディープボンド、キングズガード、アサマノイタズラ、ヴァイスメテオールなど重賞勝ち馬をだしています。
2代母BoubskaiaがNijinskyでスタミナを伝えていますので、上がりのかかる消耗戦で高いポテンシャルを発揮できる血統です。
【ヴァトレニ】短距離対応血統
父グラスワンダー。母チアフルスマイル。母の父サンデーサイレンス。
母チアフルスマイルは2006年のキーンランドカップの勝ち馬で、母の母ゴールデンカラーズはクイーンカップの2着馬。
3代母ウィニングカラーズはケンタッキーダービー馬です。
父グラスワンダーは有馬記念連覇の名馬。スクリーンヒーロー(ジャパンカップ)、セイウンワンダー(朝日杯FS)、アーネストリー(宝塚記念)などの父です。
キーンランドカップを勝った母アフルスマイルも洋芝巧者でした。
グラスワンダー産駒のフジオーシャンステーク(中山芝1200m)を勝っており、短距離にも対応できる血統です。
【レイハリア】短距離血統
父ロードカナロア。母ライトリーチューン。母の父マンハッタンカフェ。
キングカメハメハ×Storm Cat×サンデーサイレンスの配合。
ロードカナロア産駒は、母系との組み合わせ次第で2000m以上の重賞の勝ちもありますが、基本は1600m以下での重賞勝ちが多い短距離血統です。
2代母リーインフォーストは父トニービン×母父ノーザンテーストでエアグルーヴと同じ配合です。
母の父マンハッタンカフェは自身が長距離馬でしたが、ジョーカプチーノ(NHKマイルC、シルクロードS、ファルコンS)、レッドアンシェル(北九州記念、CBC賞)、ガルボ(ダービー卿チャレンジT、東京新聞杯、シンザン記念)など短距離馬を多数輩出しています。
母の父マンハッタンカフェでも函館スプリントステークスに懸念のない血統です。
【函館スプリントステークス2023枠順確定】
1-1 トウシンマカオ
1-2 レイハリア
2-3 サトノアイ
2-4 カイザーメランジェ
3-5 ヴィズサクセス
3-6 ウォーターナビレラ
4-7 ジュビリーヘッド
4-8 リバーラ
5-9 ディヴィナシオン
5-10 テイエムトッキュウ
6-11 ジャスパークローネ
6-12 ムーンプローブ
7-13 ブトンドール
7-14 ヴァトレニ
8-15 キミワクイーン
8-16 カルネアサーダ