大阪杯

【大阪杯2021予想】本命馬情報

【②サリオス】中距離で巻き返し

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。
デビューから無敗の3連勝で朝日杯FS(G1)を優勝。クラシックは無敗の3冠馬になったコントレイルに1番迫った。皐月賞(G1)2着、日本ダービー(G1)2着しており、マイルからの距離延長に懸念はない。毎日王冠(G2)では強豪古馬相手に3馬身差をつけて圧勝、毎日王冠まででは、コントレイルにしか先着を許していない。マイルチャンピオンS(G1)は出遅れて直線で34秒1のメンバー中最速上がりの末脚を使ったが5着まで追い込んだ。父ハーツクライの影響もあり、マイルでは距離が少し短かったのかもしれない。大阪杯芝2000m、サリオスの適性距離である中距離での巻き返しが期待される。

【⑦コントレイル】無敗の三冠馬

父ディープインパクト。母ロードクロサイト。母の父UnbridledsSong。
昨年皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制覇して史上3頭目の無敗の三冠馬の偉業を達成。JRA賞最優秀3歳牡馬を受賞。世紀の決戦となったジャパンカップは、2番手以下の集団で9番手を追走。直線、先に抜け出したアーモンドアイに外から迫っていったが、デアリングタクトをクビ差交わして2着。上がり3Fは34秒3でメンバー中最速だった。位置取りの差で決して力負けではなかった。勝ち馬アーモンドアイが引退した今年、現役最強馬の座は譲れない。メンバー的に文句なしの圧勝が大阪杯で期待される。

【⑧レイパパレ】機動力

父ディープインパクト。母シェルズレイ。母の父クロフネ。
デビューから無傷の5連勝中の上がり馬。5連勝全て2着馬に1馬身以上の差をつけて、余力を残した走りだ。前走のチャレンジC(G3・阪神芝2000m)は、逃げたジェネラーレウーノをマークして2番手で先行。4コーナーあたりから抜群の手応えで上がって直線で差を広げて快勝。大阪杯の同じ舞台であったチャレンジCを先行力と機動力(コーナーでの加速力)で勝利した実績は見逃せない。コントレイル、グランアレグリアとの好勝負できる高い潜在能力がある。

【⑫グランアレグリア】距離延長

父ディープインパクト。母ピッツフライ。母の父Tapit。
桜花賞(G1)、安田記念(G1)、スプリンターズS(G1)、マイルチャンピオンS(G1)を制覇した現役最強のマイラーだ。あの安田記念では、アーモンドアイに2馬身半差をつけて完勝したスピード能力は本物。コントレイルが今回2キロ増の57キロに対してグランアレグリアは55キロ。安田記念でアーモンドアイに2馬身半差で勝った時の斤量は両馬とも斤量56キロ。距離延長がどうかの判断が難しいが安田記念とジャパンカップの走りを単純に比較すれば大阪杯では、グランアレグリアが優勢になる。

【⑬アドマイヤビルゴ】6億2640万円

父ディープインパクト。母イルーシヴウェーヴ。母の父Elusive City。
2017年のセレクトセールにて、6億2640万円で落札された期待の大きい良血馬。2走前のアンドロメダS(L・阪神芝2000m)斤量54キロでしたが、1分58秒8の好時計での勝利は、大阪杯(阪神芝2000m)へのコース適性が高いことを示している。日経新春杯(G2)は10着に敗れ、芝2200mで2敗目を喫したが、200m距離が長かったことが敗因と推測される。阪神芝2000mで2戦2勝、芝2000mに抜群の適性があり、今回の大阪杯はG1制覇のチャンスだ。

【大阪杯2021予想】穴馬情報

【①モズベッロ】コース適性高い

父ディープブリランテ。母ハーランズルビー。母の父HarlansHoliday。
日経新春杯(G2・京都芝2400m)優勝、日経賞(G2・中山芝2500m)2着、宝塚記念(G1・阪神芝2200m)3着と中長距離の重賞での好走実績があります。スタミナ豊富な馬なので、前半から緩みのないラップを刻む、上がりのかかる消耗戦になれば、大阪杯で上位進出する能力はある。阪神内回りコースは宝塚記念で3着した実績がありコース適性は相当に高いことが推測される。宝塚記念3着の実績は軽視できない。

【④ブラヴァス】馬場次第

父キングカメハメハ。母ヴィルシーナ。母の父ディープインパクト。
母はヴィクトリアマイルを連覇、近親に秋華賞やドバイターフを制覇したヴィブロス、ジャパンカップを制覇したシュヴァルグラン。多くのG1馬を輩出した優秀な牝系を母にもつ良血馬。3走前の新潟記念(G3・新潟芝2000m)は外枠17番から9番手で控えて追走、直線は外を回って上がっていき、内のジナンボーを交わして優勝。2走前のチャレンジC(G3・阪神芝2000m)は中団5番手を追走、4コーナーは外目を回って上がっていき、2番手へ上がって行ったが、レイパパレとの差を縮めることはできず2着。外をまわった分距離ロスが大きかったことが敗因。前走の金鯱賞(G2・中京芝2000m)は、雨の影響が残ってかなり時計の掛かる馬場が合わず10着。通算成績は14戦5勝2着・4回・3着1回と安定感ある走りはブラヴァスの長所だ。大阪杯の馬場次第で巻き返してくる可能性は十分ある。

【⑤ペルシアンナイト】ハイペースなら

父ハービンジャー。母オリエントチャーム。母の父サンデーサイレンス。
2018年大阪杯(G1・阪神芝2000m)では、33秒7のメンバー中最速上がりの末脚を使い2着、2020年札幌記念(G2・札幌芝2000m)を34秒5のメンバー中最速上がりの末脚を使い2着しているように、芝2000mへの距離に懸念はない。大阪杯はG1特有のハイペースになることが多く、過去10年追い込み馬が3勝と勝率が最も高い傾向がある。大阪杯がハイペースで差しが決まりやすい展開になればペルシアンナイトの強烈な末脚が炸裂する。

【⑥ワグネリアン】ノドの調子

父ディープインパクト。母ミスアンコール。母の父キングカメハメハ。
ノド鳴りと声帯の手術をして参戦した前走の京都記念(G2)は5着、術後の休み明けだったことを考慮すれば合格点。大阪杯は2019年3着、2020年5着に入線していることから、コース適性に懸念はなく、たたき2戦目で術後の効果が期待できる。これまで13戦して掲示板を外したのは2回だけ。ノドの調子さえ問題なければ大阪杯で馬券に絡む可能性は十分にある。

【ギベオン】回避

父ディープインパクト。母コンテスティッド。母の父Ghostzapper。
金鯱賞(G2・中京芝2000m)は、雨の影響が残ってかなり時計の掛かる馬場。積極的に前へいき速いペースで逃げる。直線にいってもバテることなくスピードを持続。ゴール前で外からデアリングタクトが迫ってきたが、クビ差おさえて先着。無敗の牝馬3冠のデアリングタクトに勝った実力はフロックではなく、間違いなく本物。6歳になって本格化。大穴大逃げ、まんまと逃げ切っても驚けない。大阪杯でおさえておきたい逃げ穴馬。

【大阪杯2021予想】コース適性

【②サリオス】中距離体形

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。
皐月賞(G1・中山芝2000m内)では器用な脚でインコースを追走して4コーナーへ。うまく馬郡を割って直線で抜け出したとこを外からコントレイルに交わされたが、それでも3着馬には3馬身半差をつけている。中山芝2000m内回りコースでコントレイルと差のない強い競馬をした走りから、大阪杯がある阪神芝2000m内回りコースへの対応力に懸念はない。538キロの破格の大きな馬体は、スタミナとパワーが求められる大阪杯へ向いている体形だ。2強に食い込むチャンスは十分ありだ。

【⑦コントレイル】スタミナと馬力

父ディープインパクト。母ロードクロサイト。母の父UnbridledsSong。
阪神の内回りコースに出走した経験はありませんが、中山内回りコースで開催されたホープフルS(G1)と皐月賞(G1)を勝利した実績があり、阪神内回りコースへの適応力に問題はない。特に皐月賞を3コーナー手前から早めに仕掛け、直線34秒9のメンバー中最速上がりの末脚で差した走りは大阪杯でも十分通用すると思われる。大阪杯はハイペースになる傾向があり、直線が短く3コーナー手前からロングスパートして急坂のある直線で速い末脚で突き抜けるスピードとスタミナ、馬力が求められる。コントレイルは、これまでの戦績からその条件を満たしており、大阪杯(阪神芝2000m)へのコース適性は相当高いことが推測される。

【⑧レイパパレ】機動力文

父ディープインパクト。母シェルズレイ。母の父クロフネ。
大阪杯と同じ舞台で開催された、前走のチャレンジC(G3・阪神芝2000m)は、初めての芝2000mでしたが難なく、2番手で先行して抜け出して勝利。阪神芝2000m内回りコースへの適性が高いことを示しました。先行力とスピードの持続力、コーナーでの機動力は文句なし、高速馬場でも時計の掛かる馬場でも大丈夫。馬場を問わない走りはレイパパレの強みだ。

【⑫グランアレグリア】コーナーが4回

父ディープインパクト。母ピッツフライ。母の父Tapit。
これまでの戦績は10戦7勝・2着1回・3着1回。G1での戦績は7戦4勝・2着1回・3着1回。桜花賞(G1)、安田記念(G1)、スプリンターズS(G1)、マイルチャンピオンS(G1)を制覇した現役最強のマイラーだ。あの安田記念では、アーモンドアイに2馬身半差をつけて完勝したスピード能力は本物。コントレイルが今回2キロ増の57キロに対してグランアレグリアは55キロ。安田記念でアーモンドアイに2馬身半差をつけて完勝してレースは歴史に残る名勝負。伝説の名馬アーモンドアイに勝った実力は大いに過大評価すべきだ。これまでの実績から大阪杯の2000mへ距離延長は大丈夫だ。唯一の懸念されることは、コーナーが4回ある内回りコースで上手くスピードを発揮できるかどうかだ。

【⑬アドマイヤビルゴ】器用な脚

父ディープインパクト。母イルーシヴウェーヴ。母の父Elusive City。
阪神芝2000m内回りコースは2戦2勝。日経新春杯(G2・中京芝2000m)からの距離短縮で変わり身をみせてくる可能性がある。内回りコースで、器用な脚を使い高いレベルでスピードを持続できる。重賞未勝利で高速決着の経験がないため、ハイペースになると厳しい面があることが若干懸念される。

【大阪杯2021予想】血統情報

【②サリオス】スタミナ消耗戦

父ハーツクライ。母サロミナ。母の父Lomitas。
半姉に府中牝馬Sを勝ったサラキアがいる。母サロミナは独のオークス馬。母方にニジンスキーとデインヒルの配合があるハーツクライ産駒にワーケア(G1ホープフルS・3着)がいる。母系にデインヒルを持つハーツクライ産駒は、1600mから1800mで活躍する傾向があります。母の父Lomitasは、ドイツ芝2400mのG1のオイロパ賞、バーデン大賞、ベルリン銀行大賞を優勝。種牡馬としては8頭のG1馬をだし、代表産駒に凱旋門賞を制覇したデインドリームがいる。父母ともにスタミナを伝え、高速決着の上がりのかかるスタミナ消耗戦で無類の強さを発揮できる血統なので、スタミナと馬力が求められる大阪杯(芝2000m)への血統適性は高い。

【⑦コントレイル】SS系の独壇場

父ディープインパクト。母ロードクロサイト。母の父UnbridledsSong。
母ロードクロサイトは、1400m以下を使われて未勝利だった。UnbridledsSong×Tiznowは米国マイラーの配合。母の母FolkloreはメイトロンS、ブリーダーズカップジュベナイルのG1を2勝したマイラーで、米2歳牝馬チャンピオンとなった名牝馬。母系にUnbridledsSongを持つディープインパクト産駒にダノンプラチナ(朝日杯FS優勝)がいる。昨年のブリーダーズカップジュベナイル(G1)を優勝したエッセンシャルクオリティの2代母Contriveは、コントレイルの3代母と同じ。世界に通用する優秀なContrive牝系の血統がコントレイルの競走馬としての底力を押し上げている。大阪杯過去10年サンデーサイレンス系が10戦全勝、2着が6回。母父サンデーサイレンス系で2着か3回。昨年2着のクロノロジストは2代母の父がサンデーサイレンス。大阪杯はサンデーサイレンス系の独壇場だ。血統的にもコントレイルが1枚抜けている感がある。

【⑧レイパパレ】クロノジェネシス似

父ディープインパクト。母シェルズレイ。母の父クロフネ。
ホープフルS(G2)とCBC賞(G3)を勝ったシャイニングレイの全妹。昨年2着馬のクロノジェネシスの母の父はクロフネ、2代母の父がサンデーサイレンスで、レイパパレに似た配合。父ディープインパクト産駒は過去10年大阪杯10勝。大阪杯への血統的適性は申し分ない。今回大阪杯が初めての斤量55キロ、420キロ台の小柄な馬体だけに斤量増加に若干の懸念が残る。

【⑫グランアレグリア】スピード血統

父ディープインパクト。母ピッツフライ。母の父Tapit。
母タピッツフライはG1ジャストアゲイムS (芝8F)、G1ファーストレディS (芝8F)を制覇した米国屈指のマイラーで高速決着を得意で、厳しい流れのG1に向いている血統。母の父Tapitが米国G1ウッドメモリアルSの優勝馬、種牡馬として23頭のG1馬をだしている名種牡馬。北米リーディングサイアーで国内では産駒のテスタマッタがフェブラリーステークス(東京ダ1600m)を優勝している。母の父Tapitの影響で折り合い面が難しく、ハイペースのスピード勝負で無類の強さを発揮する血統。近走はうまく折り合っているのでハイペースの2000mは大丈夫だが、スローペースになると折り合いを欠く可能性もある。G1昇格後4年の大阪杯は、前半1000mが平均60秒7なので、前半の折り合いが鍵になる。

【⑬アドマイヤビルゴ】パワーと機動力

父ディープインパクト。母イルーシヴウェーヴ。母の父ElusiveCity。
2017年のセレクトセールにて、6億2640万円で落札された。母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニー(G1)を優勝。仏モルニー賞(G1・芝1200m)の優勝馬でパワーと機動力があり、阪神芝内回りコースの適性を高めている。母系はスピードを伝えている血統。ディープインパクトとの配合でアドマイヤビルゴは弱点の少ない中距離馬のイメージが強い。

大阪杯無料予想

【大阪杯2021枠順確定】

1-1 モズベッロ(池添謙一)
2-2 サリオス(松山弘平)
3-3 アーデントリー(和田竜二)
4-4 ブラヴァス(三浦皇成)
4-5 ペルシアンナイト(大野拓弥)
5-6 ワグネリアン(吉田隼人)
5-7 コントレイル(福永祐一)
6-8 レイパパレ(川田将雅)
6-9 クレッシェンドラヴ(内田博幸)
7-10 カデナ(鮫島克駿)
7-11 ハッピーグリン(団野大成)
8-12 グランアレグリア(C.ルメール)
8-13 アドマイヤビルゴ(岩田望来)

【大阪杯2021予想オッズ】

人気順馬名予想オッズ
1コントレイル1.6
2グランアレグリア2.3
3サリオス6.6
4レイパパレ17.6
5アドマイヤビルゴ98.3
6キセキ103.6
7ワグネリアン103.6
8ギベオン117.6
9ブラヴァス145.2
10ペルシアンナイト161.4
11カデナ164.4
12モズベッロ172.6
13アーデントリー212.8
14クレッシェンドラヴ229.7
15ハッピーグリン350.3
大阪杯2021予想オッズ