
【エルムステークス2023予想】データ分析と傾向

エルムステークス過去10年人気別成績
1番人気【1.1.3.5】
2~4番人気【7.3.2.18】
単勝オッズ50倍以上【0.0.0.33】
1番人気が苦戦を強いられ、2~4番人気が好走しています。
単勝オッズ50倍以上の3着以内はなく大穴狙いは難しい傾向。
エルムステークス過去10年前走連対馬成績
前走連対馬【7.6.4.28】
マリーンSで連対していた馬【5.3.1.5】
前走連対馬が好成績。
中でもマリーンSで連対していた馬は優秀。
21年、22年ともマリーンSでの連対馬がエルムSでも連対、それぞれ馬連配当が4,290円、 5,340円と高配当。
エルムステークス過去10年前走距離別成績
前走同距離1700m組【8.4.3.47】
距離延長組【0.2.0.18】
距離短縮組【2.4.7.40】
重賞レース以外の距離短縮組【0.0.0.7】
マリーンSを筆頭に、 同距離組が好走馬の大半を占めています。
距離延長組よりも、 距離短縮組が好走しいます。
距離短縮組は、重賞レース以外だと好走例がない点は要注意です。
エルムステークス過去10年騎手別成績
岩田康騎手【3.1.0.31】
横山和騎手【1.2.1.3】
直線短い地方競馬を主戦場としてきた岩田康騎手、北海道シリーズで活躍を見せる横山和騎手の活躍が目立っています。
JRAで最も直線の短い函館競馬場と、2番目に短い札幌競馬場。
直線の短いエルムステークスは仕掛けどころが難しく、 鞍上の手腕も重要になります。
エルムステークス過去10年最高配当
単勝最高配当2,850円 (2016年)
馬連最高配当9,660円 (2016年)
馬単最高配当24,260円 (2016年)
3連複最高配当40,610円 (2021年)
3連単最高配当194,430円 (2021年)
エルムステークスデータ分析まとめ
1番人気は1勝のみ、 2~4番人気が活躍傾向。
連対馬が好成績で、マリーンS組の信頼度高。
同距離組が狙い、次に短縮組が狙い。
特殊条件のダ1700mなのでリピーター組が活躍傾向。
【エルムステークス2023予想】本命馬候補5選情報


【ペプチドナイル】条件的に合う
父キングカメハメハ。母クイーンオリーブ。母の父マンハッタンカフェ。
前々走の大沼S(L・函館ダ1700m)は2番手先行から直線抜け出して、3馬身差をつけて快勝。前走のマリーンS(OP・函館ダ1700m)は逃げて、上がりも最速の末脚で3馬身半の差をつけて快勝、これでオープンクラス2連勝
。確実に実力をつけています。エルムステークス過去10年マリーンSで連対していた馬は【5.3.1.5】 。
21年、22年ともマリーンSでの連対馬がエルムSでも連対、それぞれ馬連配当が4,290円、 5,340円と高配当。前走マリーンS優勝のペプチドナイルは条件的に好勝負が期待できます。
【セキフウ】短すぎる直線
父ヘニーヒューズ。母シヤボナ。母の父Kingmambo。
前々走の大沼S(L・函館ダ1700m)は後方11番手追走から追い込み、36秒0のメンバー中最速上がりの末脚で差を詰めて2着。
前走のマリーンS(OP・函館ダ1700m)は5番手追走から36秒1の末脚で3着まで順位を上げてゴール。
エルムステークスの直線の長さは264.3mで、差し切るには短すぎる直線なので2・3着で狙ってみたいです。
【タイセイサムソン】東京ダ4勝
父メイショウサムソン。母マイユクール。母の父バゴ。
アハルテケS(OP・東京ダ1600m)は大雨で超高速馬場に、前走とは一転して前へ、内枠から先手をとり、ペースを緩めずに逃げ、直線に入っても先頭で後続を4馬身突き放して1着。
脚抜きの良い馬場で積極策からスピードを生かして勝利しました。
全5勝中4勝を東京ダであげており、エルムステークスは、コーナー部分が多く直線が東京ダの約半分の距離です。
札幌ダへの適性が少し懸念されます。
【オーソリティ】脚元不安
父オルフェーヴル。母ロザリンド。母の父シンボリクリスエス。
今年のエプソムCでの復帰を目指して調整を続けていましたが、体調面がひと息で回避。
放牧を挟み状態面が上向いてきました。これまで3回骨折している馬なので、脚元を考慮してのダート参戦となりました。
ダートはやってみないと分からないところがありますがパワーはあり、能力は高い馬なのでダートに適応できることが推測されます。
ただし今回は脚元の様子見的なところがあるので、馬券的には見送りが妥当かもです。
【ワールドタキオン】3連勝中
父アジアエクスプレス。母アナコンダ。母の父フサイチコンコルド。
地方競馬から中央競馬へ転戦して、中央ダートで3連勝中の上がり馬です。
好位で先行して、切れる末脚もあるので、重賞初挑戦のエルムステークスでも、しっかりと結果を出しきれる実力馬で注目されます。
【エルムステークス2023予想】穴馬候補5選情報

【ルコルセール】特殊距離の1700m2着
父ロードカナロア。母ラバヤデール。母の父サンデーサイレンス。
近親にフェブラリーステークスなどに勝ち、種牡馬としても多くのダート活躍馬を出したゴールドアリュールがいるダート向きの血統です。
エルムステークス過去10年、マリーンSで連対していた馬の成績は【5.3.1.5】 、連対していた馬は優秀で8頭の連対馬がでています。
また前走同距離1700m組【8.4.3.47】で、特殊距離の1700m組の実績はとても重要です。
前走マリーンステークス(OP・函館ダ1700m)を出遅れて2着した実力は高く評価できます。
【ペイシャエス】距離短縮組
父エスポワールシチー。母リサプシュケ。母の父ワイルドラッシュ。
前走ダイオライト記念(G2・船橋ダ2400m)5着、川崎記念(G1・川崎ダ2100m)7着と連敗していますが、ユニコーンS(G3・東京ダ1600m)1着、名古屋グランプリ(G2・名古屋ダ2100m)1着と重賞2勝の実力は侮れません。
エルムステークス過去10年、前走重賞からの距離短縮組の成績は【2.4.7.33】とまずまずです。
【カフジオクタゴン】暑い季節得意
父モーリス。母メジロマリアン。母の父メジロベイリー。
平安S(G3・京都ダ1900m)は大差で7着に敗れましたが、2・3走前は、アンタレスS(G3・阪神ダ1800m)5着、マーチS(G3・中山ダ1800m)5着と掲示板内に好走しています。
レパードS(G3・新潟ダ1800m)1着、白山大賞典(G3・金沢ダ2100m)3着、佐賀記念(G3・佐賀ダ2000m)3着と重賞でも実績は十分です。
レパードSを昨年の夏に勝っているように暑い季節に調子を上げるタイプでエルムステークスでの好走が期待できそうです。
【ハセドン】直線末脚勝負
父モーリス。母クイーンオリーブ。母の父マンハッタンカフェ。
3勝すべて、上がり最速の末脚で差し切って勝っています。
直線末脚勝負タイプなので、直線の長いコースで好成績です。
直線の長さは264.3mと東京競馬場ダートコースの直線の長さ501.6mの約半分とかなり短い直線になっていますので、短い直線で差し切るのは至難の業、着までか。
【パワーブローキング】中山ダ4勝
父アメリカンペイトリオット。母ピクシープリンセス。母の父ディープインパクト。
札幌競馬場は、まるっこい独特なコース形態をした競馬場。
コーナー部分の占める割合が多いため、外を回れば回るほど距離ロスが大きくなってしまいます。
コーナーが4回ある内回り中山ダート1800mで全4勝を挙げていますので、コーナーでの機動力があり、エルムステークスでの好走が期待できそうです。

【エルムステークス2023予想】コース適性馬5選情報

【ロッシュローブ】抜群の機動力
父ロードカナロア。母サンコロネット。母の父スペシャルウィーク。
ダ1700mは【3.3.0.4】で複勝率は60%。
右回りは【5.6.1.11】で複勝率は52%です。
ダ1700mでの実績ならエルムステークス出走メンバー中上位です。
札幌ダ1700mはコーナーが4回り、直線が短いのでコーナー部分の距離が長く、いかにコーナーでスピードを持続した走りができるかが需要なポイントです。
コーナーが4回あるダ1700mの小倉、函館で3勝を挙げていることから、札幌ダ1700mへの適性に懸念はないことが推測されます。
【ゲンパチルシファー】コーナーが4回ダ1700m重賞勝ち馬
父トゥザグローリー。母ラブリイステラ。母の父クロフネ。
ダ1700mは【2.1.2.1】で複勝率は83%。
右回りは【2.4.6.8】で複勝率は60%です。
コーナーが4回ある小倉ダ1700mのプロキオンS(G3)を7番手追走から後半上がっていき、直線で抜け出して重賞初制覇。
プロキオンSの勝ち方は、コーナーを器用に立ち回る機動力、瞬発力があることを示しており、コーナーが4回の札幌ダ1700mへの適応力に懸念がないことが推測されます。
【ペプチドナイル】函館ダ1700mと札幌ダ1700mの関連性
父キングカメハメハ。母クイーンオリーブ。母の父マンハッタンカフェ。
ダ1700mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【4.0.0.1】で複勝率は80%です。
コーナーが4回ある小回りの函館ダ1700mを積極策でそれぞれ、3馬身差をつけて快勝しています。
この結果から札幌ダ1700mで開催されるエルムステークスへのコース適性は高いことが推測されます。
エルムステークス過去10年マリーンSで連対していた馬は【5.3.1.5】 。
21年、22年ともマリーンSでの連対馬がエルムSでも連対していることから函館ダ1700mと札幌ダ1700mの関連性は高く、ペプチドナイルのエルムステークスでの好走が期待できそうです。
【ルコルセール】函館ダ1700mで1勝・2着1回
父ロードカナロア。母ラバヤデール。母の父サンデーサイレンス。
ダ1700mは【1.1.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【1.1.0.1】で複勝率は67%です。
21年、22年ともマリーンSでの連対馬がエルムSでも連対していることから、函館ダ1700mと札幌ダ1700mでの関連性は高く、ルコルセールは、函館ダ館1700mで1勝・2着1回で、前走のマリーンSも2着に入線している実績から札幌ダ1700mへの適応は高いことが推測されます。
【ワールドタキオン】一瞬の切れる末脚
父アジアエクスプレス。母アナコンダ。母の父フサイチコンコルド。
ダ1700mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。右回りは【5.1.2.2】で複勝率は80%です。
3走前にコーナーが4回ある小回りの福島ダ1700mでは、4馬身差をつけて圧勝しています。
現在ダートで4連勝中、好位から抜け出す時の一瞬の切れる末脚は短い直線でも十分通用します。
【エルムステークス2023予想】血統馬5選情報

【ルコルセール】
父ロードカナロア。母ラバヤデール。母の父サンデーサイレンス。
ソロル(小倉サマージャンプ)、リープオブフェイス(JRA3勝)の半弟です。
ゴールスキー(根岸S)、ペルシアンナイト(マイルチャンピオンS)の近親です。
母ラバヤデールはゴールドアリュールの全妹でJRA3勝。
父ロードカナロアはアーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアなどの父ですが、ルコルセールは母方のダート適性を強く受け継いでいます。ゴールドアリュール牝系でダート適性が高い血統です。
【ペイシャエス】
父エスポワールシチー。母リサプシュケ。母の父ワイルドラッシュ。
タイセイモンスター(JRA3勝)の近親で、母リサプシュケはJRA2勝。父エスポワールシチーはゴールドアリュールの代表産駒で、ヴァケーション、イグナイター、ケイアイドリーなどを出しているダートで多くの活躍馬がいます。
母系はStorm Cat、Sadler’s Wellsなどが配合された底力あるパワータイプでダート向きの血統です。
【タイセイサムソン】
父メイショウサムソン。母マイユクール。母の父バゴ。
ラインガルーダ(JRA3勝)やショーヒデキラ(JRA2勝)の半弟です。母マイユクールはJRA3勝(全てダ1400)。
3代母のハローキティーからはキングズガード(プロキオンS)やキングズソード(JRA5勝)が出ている優秀な牝系です。
父メイショウサムソンは日本ダービー、皐月賞、天皇賞春、天皇賞秋に勝った名馬でルミナスウォリアー(函館記念)、デンコウアンジュ(愛知杯・福島牝馬S)やフロンテアクイーン(中山牝馬S)などの父。母父バゴは、凱旋門賞馬で、産駒にクロノジェネシス(有馬記念・宝塚記念・秋華賞)、ビッグウィーク(菊花賞)がいる中距離血統です。
【ペプチドナイル】
父キングカメハメハ。母クイーンオリーブ。母の父マンハッタンカフェ。
ハセドン(JRA4勝)、(地方5勝)ラストダンスの半兄でイバル(JRA4勝)などが近親にいます。
母クイーンオリーブはJRA4勝。
父キングカメハメハはダービー馬で、ドゥラメンテやロードカナロアなど数々の名馬を送り出した大種牡馬です。
キングカメハメハ産駒は札幌ダートで過去3年の複勝率は30.6%です。
札幌ダートへ適性が高い血統と言えそうです。
【ハセドン】
父モーリス。母クイーンオリーブ。母の父マンハッタンカフェ。
ペプチドナイル(JRA6勝)、ラストダンス(地方5勝)の半弟で、イバル(JRA4勝)の近親。母クイーンオリーブはJRA4勝。
牝祖マイダーリングワンはファンタジーS(米G1・ダ8.5F)優勝馬。
父モーリスはジャックドール(大阪杯)、ジェラルディーナ(エリザベス女王杯)、ピクシーナイト(スプリンターズS)などを輩出して種牡馬として成功しています。