マイルチャンピオンシップコース解説(京都芝1600m)
マイルチャンピオンシップは第3回京都6日目京都芝1600m外回りCコースで開催されます。
京都芝外回りCコースの一周距離は1,932.4m。幅員は18～32m。
直線距離は398.7m。マイルチャンピオンシップ開催週からCコース、内ラチにグリーンベルト地帯が出現します。
京都競馬場は4つのコース（A、B、C、D）を設定でき、内回りと外回りで負担が分散化される背景もあり、馬場の傷みは進行しにくいため、概ね馬場状態は良好です。
マイルチャンピオンシップは、スピードと瞬発力が要求されます。
外回りコースのスタート地点は向正面直線の2コーナーのポケットから。
向正面直線半ばからは徐々に坂を上り、3コーナーのところで頂上を迎えます。
そして4コーナーにかけて下ります。高低差は4.3mあり勾配はキツく、直線は平坦で約398mです。
古馬のマイルG1なのでスローペースとなることはほとんどなく、平均からやや速めのペースで流れます。
ペースが遅くなっても容易には残れず瞬発力が要求され、いかに速い脚を使えるかポイントになります。
ハイペースで走り切る、高いレベルのスピード能力が要求されます。
脚質傾向はハイペースがほとんどなので、逃げ切るのは困難で馬券に絡むには相当に高い実力が要求されます。
中心は差し・先行で末脚が鋭く京都の外回り芝コースを得意としている馬は要チェックです。
あとはスピードの持続性に加えて、内ラチの経済コースを器用に立ち回れる能力と、馬群を割って内から突き抜ける勝負根性がある馬の好走パターンも多く、狙いは内目の枠を引いた、折り合える差し脚鋭い馬はおさえておきたいです。
万馬券23,960円3連単6点的中(2023年11月18日)
【マイルチャンピオンシップ2023予想】データ分析と傾向
マイルチャンピオンシップ過去10年人気別成績
1番人気【2.1.2.4】
2勝は20~21年のグランアレグリアが挙げたもので、京都競馬場開催時は1番人気の勝利がない。
勝ち馬9頭中8頭が5番人気以内。
大穴の勝利はなく、上位人気馬の逆転が多い。
マイルチャンピオンシップ過去10年前走距離別成績
距離延長組【2.3.2.35】
距離短縮組【4.2.5.38】
距離短縮組が最も勝利数が多い。
マイルチャンピオンシップ過去10年前走レース別成績
毎日王冠組【2.1.2.17】
天皇賞秋組【1.1.2.6】
富士S組【2.3.1.32】
スワンS組【0.3.2.29】
主要ステップ組で狙うなら富士S組。
マイルチャンピオンシップ過去10年年齢別成績
3歳【2.1.2.27】
4歳【3.4.3.21】
5歳【3.3.4.48】
2017年2018年は3歳馬が連勝。
21年も3歳馬が2着3着に好走。
以前は古馬が優勢でしたが、近年は3歳馬でも評価を上げた方が良い。
6歳馬は好走率が下がり､7歳以上は3着内が1頭も出ていません。
マイルチャンピオンシップ過去10年騎手別成績
ルメール騎手【2.1.0.6】
デムーロ騎手【1.2.0.3】
ムーア騎手【1.1.1.4】
ビュイック騎手【1.0.0.3】
勝ち馬の半数以上を占めており、外国人騎手には要注意です。
マイルチャンピオンシップ過去10年最高配当
単勝最高配当1,810円(2014年)
馬連最高配当3.890 円(2014年)
馬単最高配当11,460円(2014年)
3連複最高配当25,760円(2014年)
3連単最高配当193,290円(2014年)
マイルチャンピオンシップ勝ち馬ポイント
①上がり3F最速または33.9秒以内の脚をマークしての勝利経験がある
②芝1800m以上で勝利経験がある
③ 京都か阪神の外回りコースで勝利、もしくは重賞で連対経験がある
④1年以内に重賞で勝利を収めている
⑤前走までにG1で3着以内の実績がある
⑥3歳春までに重賞で3着内があ
⑦馬体重が460キロ以上
⑧鞍上が関西所属
⑨マイルG1勝ちの実績がある騎手
⑩5歳以下
マイルチャンピオンシップデータ分析まとめ
京都競馬場に戻り波乱もある
距離短縮組の好走多い
近年は3歳馬の好走傾向
外国人騎手が5勝
万馬券23,960円3連単6点的中(2023年11月18日)
【マイルチャンピオンシップ2023予想】本命馬候補5選情報
【セリフォス】昨年マイルチャンピオンシップ覇者
父ダイワメジャー。母シーフロント。母の父Le Havre。
昨年の安田記念は、フルゲートの外枠15番から10番手に控え、4コーナーで外を回り、直線32秒8の末脚で追い込み4着、3歳馬で一線級馬古馬相手に善戦しました。
昨年のマイルチャンピオンシップは、14番手に控えて追走、直線外から33秒0の豪快な末脚で一気に伸びて内の馬を交わして抜け出し優勝。
前走の安田記念は、内枠から先団を見ながらインコースの好位を立ち回り、直線で内目から上がっていき、ジャックドールを交わして抜け出しかけましたとこを外のソングラインに交わされましたが、うまく立ち回って2着。
ドバイターフは距離が微妙に長く5着に敗れましたが、全5勝を芝1600mで挙げており、特にマイルG1特有の厳しい流れで最も高い潜在能力を発揮できるタイプです。マイルチャンピオンシップ連覇なるか注目されます。
【シュネルマイスター】マイル巧者
父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。
一昨年のマイルチャンピオンシップは、内枠から中団のインコースの馬群の中を追走、直線で間を割りつつ上がって、外のダノンザキッド、グランアレグリアとの叩き合いでグランアレグリアに敗れましたが、3歳馬で2着に粘り込みました。
昨年のマイルチャンピオンシップは1番人気、内目の枠から密集した中団で動きづらい展開、直線は外目から追い上げていきましたが、抜け出すほどの勢いではなく5着。
3走前の読売マイラーズCは、道中は後ろ目の12番手のポジションから外を回って、直線、大外から追い込んで、ゴール前、ソウルラッシュ、ガイアフォースに並んで交わし、長い直線で末脚を生かして優勝しました。
前々走の安田記念は、今回も控えて後方を15番手追走、直線32秒8のメンバー中最速上がりの末脚で追い込み3着。
前走毎日王冠は、最内枠から控えて後ろ目の10番手を追走、直線は前にスペースがなく、外に出されて追い上げ、ゴール前は鋭く伸び、内のエルトンバローズ、ソングラインに並びかけましたが、僅差で遅れて3着。
マイルG1で1勝・2着2回・3着2回のマイル巧者です。調子が上がってきた今なら念願の古馬マイルG1制覇が期待できそうです。
【ソウルラッシュ】末脚はG1級
父ルーラーシップ。母エターナルブーケ。母の父マンハッタンカフェ。
昨年のマイラーズカップを、4コーナー13番手から34秒1の強烈な末脚で12頭をごぼう抜きして差し切り優勝した末脚はG1級です。
富士ステークスでは、勝った馬セリフォス54キロ、3着馬ダノンスコーピオン56キロを相手の斤量57キロで2着に食い込み古馬の実力を示しました。
マイルチャンピオンシップは、中団を追走から外目を回り、直線ではソダシに競り負けましたが、同タイムの接戦の4着。
前走の京成杯オータムHは、内枠から先行馬を見る4番手を追走、後半じわじわ上がって直線、先に抜け出したウイングレイテストに迫っていき、ゴール前で交わして1着。
昨年のマイルチャンピオンSは、勝ち馬セリフォス(56キロ)から0秒3差の4着、斤量差1キロを考慮すれば、巻き返し可能な着差。京成杯オータムHを勝った勢いでマイルチャンピオンシップ制覇を狙います。
【エルトンバローズ】4連勝の上がり馬
父ディープブリランテ。母ショウナンカラット。母の父ブライアンズタイム。
3歳未勝利は、5番手先行、直線外目から上がっていき抜け出し初勝利。
3歳1勝クラスは先行した2頭を見ながら3番手の好位を進み、勝負所で押し上げていき、直線、シルヴァーデュークを交わして差を2馬身に広げて1着。
前々走のラジオNIKKEI賞は、先行馬を見ながら好位の3番手で先行、4コーナーで内のシルトホルンに並んでいき追い比べからゴール前で抜け出して1着、距離延長でしたが、1800mにスムーズに対応。
前走の毎日王冠は、控えて4番手の内に進路をとり、勝負所で押し上げてき直線でも内目から伸び、ゴール前、外からソングライン、シュネルマイスターが迫ってきましたが、凌いで1着、これで4連勝となりました。
マイルチャンピオンシップは、距離短縮組が最も勝利数が多く、過去10年で4勝・2着2回・3着5回で、芝1800m以上で勝利経験がある馬の好走例が多く、エルトンバローズの好走が期待できそうです。
【ナミュール】富士S組が狙い目
父ハービンジャー。母サンブルエミューズ。母の父ダイワメジャー。
今年初戦の東京新聞杯は、外枠15番から先団のあと5番手を追走、直線は外目から上がっていき、逃げ粘るウインカーネリアンに迫りましたが、アタマ差で届かず惜しい2着でも芝1600mで、1分31秒8の猛時計を発揮してマイル適性が高いことを示しました。
前走のヴィクトリアマイルは、スタート直後に、内・外から挟まれる不利を受けて力を出せず7着。
安田記念はスタートで大きく出遅れで巻き返しできず16着。
前走の富士Sは、道中は控えて中団を追走、直線馬群の中から狭いスペースを割って抜け出すと、外から迫ってきたレッドモンレーヴに勝負根性を見せ並ばせず勝利。
オークス3着、秋華賞2着と中長距離レースで勝ち負けしたスタミナと持続力から、マイルチャンピオンシップでの好走も期待できそうです。
マイルチャンピオンシップ過去10年、富士S組は【2.3.1.32】、主要ステップ組で狙うなら富士S組が狙い目です。
的中実績・回収率162.8%・万馬券3本的中・京王杯2歳S本命穴馬的中
(2023年11月4日5日)
万馬券23,960円3連単6点的中(2023年11月18日)
【マイルチャンピオンシップ2023予想】穴馬候補5選情報
【レッドモンレーヴ】万能タイプ
父ロードカナロア。母ラストグルーヴ。母の父ディープインパクト。
3走前の京王杯スプリングカップは、スタートでやや遅れ、12番手に控えて追走から、4コーナーで外目を回り、直線32秒6の末脚で追い上げて抜け出して重賞初制覇。
前走の富士ステークスは、道中はじっくり構えて後ろ目のポジションで待機、直線外に出されて追い込み、先に抜け出したナミュールとの差を詰めましたが、並ぶことはできずに2着、直線が長いコースは合うことを示しています。
先行しても良し、差しても良し、距離の融通性と自在性能力が非常に高く、脚をためれば33秒台の速い末脚も使え、どんな展開にも対応できる万能タイプです。
【ジャスティンカフェ】これまで以上の強烈な末脚
父エピファネイア。母カジノブギ。母の父ワークフォース。
昨年の小豆島特別は、4コーナー9番手から33秒9の強烈な末脚で抜け出し2馬身半差をつけての圧勝。
湘南ステークスは、4コーナー15番手から32秒9の猛烈な末脚で追い込み、3馬身差をつけて圧勝。
エプソムカップは、33秒5のメンバー中最速上がりの末脚を発揮、勝ち馬から0秒1差の4着。
毎日王冠は、4コーナー6番手から馬群の外を回り、直線でも外から伸びて内で叩き合っているレイパパレ、ダノンザキッドを交わしましたが、サリオスに内から抜け出されて2着。
3走前のダービー卿チャレンジは、中団追走から直線で外へ出されて追い込でいきましたが先に抜け出したインダストリアには届かず2着。
前々走のエプソムCは、15番枠から控えて追走、馬群の外から直線で脚を伸ばし、内のマテンロウスカイ、ルージュエヴァイユに迫り、交わして1着、待望の重賞初制覇。
前走の毎日王冠は、スタートで出遅れ直線脚をあましての7着。
直線一気の末脚勝負の脚質、長い直線で33秒台の末脚を使え、京都の外回り、直線は長く平坦、これまで以上の強烈な末脚を発揮してくる可能性があります。
【エエヤン】前走は叩きレース
父シルバーステート。母シルクヴィーナス。母の父ティンバーカントリー。
3歳未勝利(中山芝1600m)、3歳1勝クラス(中山芝1600m)、ニュージーランドT(中山芝1600m)を一気の3連勝で重賞制覇しました。
前走のニュージーランドTは、4番手を追走から、勝負所で3番手に上がっていき、直線追い比べは抜群の手応えで抜け出し、正攻法の競馬で好位から危なげなく押し切って1着。
前々走のNHKマイルカップ9着は、中団追走から、直線での不利があり、力を出しての結果ではないです。
前走の毎日王冠は、休み明けで動きが鈍く7着。陣営も毎日王冠は叩きレースとの認識があり、マイルチャンピオンシップが最大の目標です。
【ソーヴァリアント】中距離馬のスタミナと持続力
父オルフェーヴル。母ソーマジック。母の父シンボリクリスエス。
チャレンジカップを連覇。札幌記念は、強豪馬を相手に3着。前走富士ステークスは初めてのマイルレース。
距離短縮で無理はせず控えて追走、4コーナーで外を回って直線に入り、ナミュール、レッドモンレーヴにやや離されたものの、踏ん張って3着。マイルの距離に適応してみせ高い適性を示しました
。今度はG1となり、相手がさらに強くなりますが、中距離馬のスタミナと持続力があるので、マイルチャンピオンシップで好走する可能性は高いと思われます。
【ダノンザキッド】緩み内展開への適応力
父ジャスタウェイ。母エピックラヴ。母の父Dansili。
昨年マイルチャンピオンSは、道中馬群の中の中団を追走して、直線は狭いスペースから馬郡を割って上がっていき、外のセリフォスに交わされて2着。香港Cは2着でしたが、ダノンザキッド以外の1着から5着馬の4頭はセン馬だったことを考慮すれば、2着に良く健闘していたと言えます。
大阪杯は、外目の枠からじわじわ好位に上がっていき、直線に入ったあたりでは2番手、外から伸びてきたスターズオンアースに交わされましたが、踏ん張って3着、勝ち馬ジャックドールとは同タイムの接戦でした。
クイーンエリザベス2世Cは5着。宝塚記念は流石に距離が長すぎて13着。
マイルチャンピオンシップは2021年3着、2022年2着は阪神開催でしたが、マイルG1の緩みのない展開への適応力は高く、京都開催のマイルチャンピオンシップでも上位入線してくる可能性は高いと思われます。
的中実績・回収率162.8%・万馬券3本的中・京王杯2歳S本命穴馬的中
(2023年11月4日5日)
【マイルチャンピオンシップ2023予想】コース適性馬5選情報
【エルトンバローズ】距離短縮組強い
父ディープブリランテ。母ショウナンカラット。母の父ブライアンズタイム。
芝1600mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【3.3.0.0】で複勝率は100%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.0.0】で複勝率は100%です。
京都芝1600mでも勝利実績があります。
近2走は芝1800mで連勝、マイルチャンピオンシップは、過去10年距離短縮組は、4勝・2着2回・3着5回で、芝1800m以上で勝利経験がある馬の好走例が多く、京都芝1600mへのコース適性に懸念はなさそうです。
【セリフォス】瞬発力勝負なら
父ダイワメジャー。母シーフロント。母の父Le Havre。
芝1600mは【5.2.0.2】で複勝率は78%。
右回りは【2.1.0.0】で複勝率は100%です。
全5勝を芝1600mで挙げており、特にマイルG1特有の厳しい流れで最も高い潜在能力を発揮できます。
長い直線での瞬発力勝負ならセリフォスが1枚抜けている感があります。
【ソウルラッシュ】万能タイプ脚質
父ルーラーシップ。母エターナルブーケ。母の父マンハッタンカフェ。
芝1600mは【5.1.1.3】で複勝率は70%。
右回りは【4.0.1.2】で複勝率は71%。
稍重・重・不良馬場は【3.0.0.0】で複勝率は100%です。
先行してもスピード持続でき、後方から直線での瞬発力勝負もできる万能タイプ脚質です。
ある程度の展開の変化にも適応できます。
だだしG1特有の前半から早いラップを刻む厳しいレース展開にどこまでついていけるか試金石の一戦です
【ナミュール】粘り強い末脚
父ハービンジャー。母サンブルエミューズ。母の父ダイワメジャー。
芝1600mは【4.1.0.4】で複勝率は56%。
右回りは【1.1.0.3】で複勝率は40%。
稍重・重・不良馬場【0.0.0.1】で複勝率は0%です。
オークス3着、秋華賞2着と中長距離レースで勝ち負けしたスタミナと持続力から、マイルチャンピオンシップでの好走も期待できそうです。
マイルチャンピオンシップ過去10年、富士S組は【2.3.1.32】、主要ステップ組で狙うなら富士S組が狙い目です。
【シュネルマイスター】末脚は圧巻
父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。
芝1600mは【3.2.2.2】で複勝率は78%。
右回りは【3.2.0.4】で複勝率は56%です。
読売マイラーズカップ(京都芝1600m)で見せた32秒9の末脚、安田記念で見せた32秒8の末脚は圧巻。
あの末脚はスローペースにならない限り非常にマイルチャンピオンシップで有効になります。
的中実績・回収率162.8%・万馬券3本的中・京王杯2歳S本命穴馬的中
(2023年11月4日5日)
万馬券23,960円3連単6点的中(2023年11月18日)
【マイルチャンピオンシップ2023予想】血統馬5選情報
【シュネルマイスター】欧州色強い血統
父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。
父Kingmanはダンチヒ系で、愛2000ギニー、ジャックルマロワ賞など欧州マイルG1を4勝して2014年の欧州の年度代表馬に選出された名マイラーで、種牡馬としても4頭のG1馬をだしています。
母セリエンホルデは独オークス(独G1・芝2200m)の優勝馬。
サリオスやサラキアも同じSaldeの牝系です。
母父SoldierHollowはバイエルンツフトレネン(独G1・芝2000m)、ローマ賞 (伊G1・芝2000m)をそれぞれ2勝して、独リーディングサイアーに輝きました。
Danzig系(豊富なスピードを武器に短距離で活躍)×Sadler’s Wells系(芝の道悪やタフな馬場で活躍)でNorthern Dancerの血が濃い配合で時計のかかる馬場への適性が高い血統です。
マイラーズカップも前半47秒台から後半44秒台で走破しており、マイルチャンピオンシップが後傾ラップなら強烈な末脚が発揮できそうです。
【セリフォス】自在な脚
父ダイワメジャー。母シーフロント。母の父Le Havre。
母の父Le Havreは2009年の仏ダービー馬で、アヴニールセルタン(仏オークス、仏1000ギニー)、ラクレッソニエール(仏オークス、仏1000ギニー)の仏2冠牝馬を輩出して種牡馬としても成功しています。
母シーフロントはベルトランデュブルイユ賞(仏G3・芝1600m)の3着馬。
近親にパシフィッククラシックS(米G1・ダ10F)を勝ったゴービトゥウィーンなどがいる優秀な血統です。
母系の血脈構成がマイルG1を2勝したアドマイヤマーズと似ています。
重厚感を伝えるダイワメジャー産駒で、母父がブラッシンググルーム系で脚質は自在性が高い。
昨年のマイルチャンピオンシップのように直線一気に差し切るか、安田記念のように先行するか、自在な脚で好勝負必至です。
【エルトンバローズ】総合力の高い血統
父ディープブリランテ。母ショウナンカラット。母の父ブライアンズタイム。
ドグマ(JRA3勝)やカバーガール(JRA3勝)の半弟で、グランプリゴールド(JRA4勝)、ダノンプログラマー(JRA7勝)の近親です。
母母ニュースヴァリューはJRA6勝のオープン馬で、Moonscapeの牝系。Moonscapeの牝系からベガ、アドマイヤベガ、ハープスターなど活躍馬が多数出ている優秀な牝系です。
父ディープブリランテはダービー馬でモズベッロ(日経新春杯)やセダブリランテス(中山金杯・ラジオNIKKEI賞)などを輩出。
母父がブライアンズタイムでパワーと機動力を受け継いでおり、中距離適性が高い血統です。
ディープインパクトとSeattle Songの配合で斬れ味を伝えますが、母父がブライアンズタイムでパワーと機動力も伝え総合力の高い血統。
【ナミュール】絶妙な配合
父ハービンジャー。母サンブルエミューズ。母の父ダイワメジャー。
父ハービンジャーはKジョージ六世＆QエリザベスSの優勝馬で、種牡馬としては6頭のG1馬をだしています。
G3ファルコンS(3着)の半妹。
3代母のキョウエイマーチは、1997年の桜花賞馬。同じキョウエイマーチの牝系のマルシュロレーヌ(父オルフェーヴル)は、BCディスタフ(G1)を制覇しています。
ラヴェルの半姉で、マルシュロレーヌやバーデンヴァイラーの姪。
母サンブルエミューズはフェアリーS3着。
3代母キョウエイマーチは桜花賞馬でトライアンフマーチなどの母。東京新聞杯・富士Sでマイルの高速決着に対応でき、コーナリングは得意ではないので京都外回りコースのワンターンはプラスです。
重厚な父ハービンジャー×母の父ダイワメジャーの配合が絶妙でマイルレースへの高い血統適性がある配合です。
【ジャスティンカフェ】1800m向き血統
父エピファネイア。母カジノブギ。母の父ワークフォース。
父エピファネイアは、菊花賞、ジャパンカップを優勝、産駒ですでにG1を7勝、非常に優秀な種牡馬です。
母カジノブギはJRA1勝。母の母ギミーシェルターはJRA5勝。
母の父ワークフォースは、凱旋門賞、英ダービーの優勝馬です。
サンデーサイレンス、Sadler’s Wellsのインブリードがあり、瞬発力、持続力に優れている配合です。
エピファネイア×ワークフォース、サドラーズウェルズのクロス血統でマイルより1800mが向いています。
的中実績・回収率162.8%・万馬券3本的中・京王杯2歳S本命穴馬的中
(2023年11月4日5日)
万馬券23,960円3連単6点的中(2023年11月18日)
