【金鯱賞2023予想】データ分析と傾向
3月開催になった2017年以降の過去6回を分析します。
金鯱賞過去6年人気別成績
1番人気が【4.1.1.0】で複勝率100%
2番人気は【1.1.1.3】
5~8番人気が【0.4.3.17】
1番人気は複勝率100%と抜群の安定感。
3~4番人気は好走がありません。
10番人気1勝、13番人気の3着1回があります。
2桁人気馬が馬券に絡んだ年は3連単78万馬券と19万馬券と荒れました。
金鯱賞過去6年年齢別成績
4歳が【4.2.1.11】複勝率38.9%。
5歳は【1.3.3.16】複勝率30.4%。
6歳【1.0.2.15】複勝率16.7%、
7歳以上【0.1.0.13】複勝率7.1%
性別では、
牡・セン馬【6.3.5.44】複勝率24.1%
牝馬【0.3.1.11】複勝率は26.7%
4歳が4勝を挙げ
5歳は3着以内7頭は4歳と同じです。
牝馬は複勝率26.7%で牡・セン馬を上回るっています。
金鯱賞過去6年馬体重別成績
500~510キロ台【5.2.4.10】複勝率52.4%
520キロ以上も【1.0.1.6】複勝率25.0%
500キロ未満は【0.4.1.39】複勝率11.4%
牡・セン馬の500キロ未満は【0.1.1.29】複勝率6.5%
優勝馬6頭はすべて500キロ以上で
特に牡・セン馬の500キロ未満は厳しい結果です。
【金鯱賞2023予想】本命馬5選情報
【プログノーシス】7戦中6戦最速の末脚
父ディープインパクト。母ヴェルダ。母の父Observatory。
デビューからで【4・1・1・1】。
3着を外した前走・中日新聞杯はスローペースで前残りの展開の中を、道中17番手から大外を回って33秒2のメンバー最速の末脚で勝ち馬と0秒1差の4着に入線して、重賞でも十分通用する能力があることを示しましました。
これまで7戦中6戦で上がり3Fがメンバー中最速の末脚だったことから金鯱賞でも好勝負は必至です。
【フェーングロッテン】中距離重賞1勝・3着2回
父ブラックタイド。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
昨年のラジオNIKKEI賞は、6番手のインコースを追走、直線でも内を突いて抜け出して重賞初制覇しました。
新潟記念は、フルゲートの大外枠から3番手に上がって先行、直線では外からしぶとく伸びて3着に入線しました。
前走の中山金杯は、菊花賞とは一転して先頭へ、緩めのペースで逃げることができ、直線でも粘っていましたが、ゴール前に交わされ3着も、1着・2着馬とは同タイムでした。
中距離重賞では3戦1勝・3着2回の実力馬、金鯱賞で重賞2勝目なるか注目されます。
【マリアエレーナ】愛知杯では2着、3着
父クロフネ。母テンダリーヴォイス。母の父ディープインパクト。
昨年の愛知杯は、2番手先行から勝負所でややポジションを下げ、直線外へ出されて伸びましたがアタマ差交わされて惜しい2着でした。
小倉記念は、1枠から5番手の好位で先行、勝負所で上がっていき、直線で先頭に立つと後続との差を5馬身に広げて圧勝、強い勝ち方で実力がついてきたことを示しました。
前走の愛知杯は、先行馬を見ながら3番手の好位を進み、直線内から、じわじわ伸びて3着に入線しました。金鯱賞と同じ舞台の愛知杯では2着、3着に入線した実績から、金鯱賞でも馬券に絡んでくる可能性は十分にあると思われます。
【ヤマニンサルバム】中京芝は4戦4勝
父イスラボニータ。母ヤマニンエマイユ。母の父ホワイトマズル。
昨年12月の名古屋日刊スポーツ杯は、3番手先行から34秒0のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し2馬身差をつけて快勝。
前々走の寿Sは、先行馬を見ながら好位で追走、直線やや外へ出されて上がっていき、前の馬を交わして抜け出し勝利。
前走の白富士Sは、中団のインコースを追走し、直線でも内を突いて上がっていき3着、昇級戦でも善戦しました。
中京芝は4戦4勝、得意コースなら重賞初挑戦、初制覇があっても驚けません。
【アラタ】上積み期待大
父キングカメハメハ。母サンシャイン。母の父ハーツクライ。
一昨年に一気の4連勝でオープン勝ちした資質馬です。
前走の福島記念は、中団追走から、直線でも伸びてきましたが、内のサトノセシルを交わせず、2年連続で3着に入線しました。
前走の中山金杯は、中団追走から35秒2の末脚で4着まで順位を上げてゴールしました。
中山金杯では24キロ馬体重が増えていて、太目残りを使われて、絞れていれば一変激走の可能性は十分にあります。
【金鯱賞2023予想】穴馬5選情報
【ディープモンスター】機動力あり
父ディープインパクト。母シスタリーラヴ。母の父Bellamy Road。
丹頂S(札幌芝2600m)2着、アンドロメダS(阪神芝2000m)2着、関門橋S(小倉芝2000m)と、ここにきて一気に本格化の様相です。
コーナーが4回以上のコースでの好走率が高くいで金鯱賞でも上位に絡んでくる可能性は大いにあります。
折り合いに懸念なく、末脚もしっかりしているので成績が安定しています。
【ポタジェ】適性距離
父ディープインパクト。母ジンジャーパンチ。母の父Awesome Again。
昨年の大阪杯を制覇した以降はG1を中心に使われたこともあり苦戦を強いられて4連敗中です。
3歳時には芝2000mで4連勝した中距離馬です。
2021年の金鯱賞で勝ち馬から0秒1差の3着した実績もあり、G2での適性距離レースなら、まだまだ巻き返せる能力はあります。
【ヴェローチェオロ】スタミナ消耗戦なら!
父ゴールドシップ。母プレシャスライフ。母の父タイキシャトル。
前走のダイヤモンドS(東京芝3400m)は15着に大敗しました。
芝2200m、芝2500mでそれぞれ1勝を挙げている、スタミナ豊富なタイプです。
金鯱賞が上がりのかかるスタミナ消耗戦になれば、勝ち負けまで持ち込めると思われます。
馬場が重くなればおさえておきたい穴馬です。
【ハヤヤッコ】57.0kgなら!
父キングカメハメハ。母マシュマロ。母の父クロフネ。
昨年の函館記念は、最内枠から控えて6番手のインコースを追走、勝負所で上がっていき、直線やや外目から伸びてマイネルウィルトスとの叩き合いを制して優勝しました。
前々走の中日新聞杯は、休み明けで14キロの馬体重増加の太目残り、57.5kgのトップハンデを背負うも、勝ち馬から0秒1差の5着に入り実力を示しました。
日経新春杯は時計のかかる馬場での58.5kgのハンデは、負荷が大きく6着に敗退しました。
金鯱賞は57.0kgで出走できるので巻き返せる余地は十分にありそうです。
【ワンダフルタウン】ズブくなっている
父ルーラーシップ。母シーオブラブ。母の父ディープインパクト。
一昨年京都2歳S、青葉賞を2連勝した以降は勝ち鞍がありません。
今回得意な左回りの中京替わりもどるのはプラス。
デビューから4戦連続でメンバー中最速上がりの末脚を発揮した実績があります。
近走の敗因の一つは馬がズブくなってきて、全力で走らなくなっていることが推測されます。
鞍上がどこまで馬の能力を引き出せるかで、変化があるのかもしれません。
【金鯱賞2023予想】コース適性馬5選情報
【ヤマニンサルバム】中京芝2000m2戦2勝
父イスラボニータ。母ヤマニンエマイユ。母の父ホワイトマズル。
中京芝2000mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
中京芝コースは【4.0.0.0】で複勝率は100%。
芝2000mは【2.0.1.0】で複勝率は100%。
左回りは【4.0.1.0】で複勝率は100%。
稍重・重・不良馬場は【0.2.1.0】で複勝率は100%です。
中京芝コースは4戦4勝、中京芝2000mに絞れば2戦2勝と抜群のコース適性が認められます。
展開や馬場状態に関係なく、常に高いポテンシャルを発揮できる馬です。
【ルビーカサブランカ】コース適性上位
父キングカメハメハ。母ムードインディゴ。母の父ダンスインザダーク。
中京芝2000mは【2.1.1.2】で複勝率は67%。
中京芝コースは【2.1.1.2】で複勝率は67%。
芝2000mは【3.4.3.4】で複勝率は64%。
左回りは【2.1.2.3】で複勝率は63%。
稍重・重・不良馬場は【1.0.2.3】で複勝率は50%です。
昨年金鯱賞と同じ舞台で開催された愛知杯を後方から長鋭い末脚で差し切って快勝。
前々走のチャレンジCでも後方から、勝負所で内目から上がっていき、しぶとく踏ん張って2着に入線しました。
近走不振は続いて人気薄が推測されますが、コース適性に関してなら、出走メンバー中でも間違いなく上位です。
人気薄からの巻き返しの可能性もあると思われます。
【マリアエレーナ】中京芝2000m重賞で2着、3着
父クロフネ。母テンダリーヴォイス。母の父ディープインパクト。
中京芝2000mは【1.1.2.0】で複勝率は100%。
中京芝コースは【2.3.2.2.】で複勝率は78%。
芝2000mは【3.2.2.1】で複勝率は88%。
左回りは【3.3.2.3】で複勝率は73%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.2.2】で複勝率は66%です。
中京芝2000mで開催された、昨年の愛知杯2着、今年は3着の実績から、コース適性に懸念はありません。
重馬場でも良馬場でも結果を残しています。好勝負は必至かと思われます。
【アラタ】着までか
父キングカメハメハ。母サンシャイン。母の父ハーツクライ。
中京芝2000mは【1.0.0.2】で複勝率は33%。
中京芝コースは【1.1.0.2】で複勝率は50%。
芝2000mは【3.0.2.8】で複勝率は39%。
左回りは【1.1.0.4】で複勝率は33%。
稍重・重・不良馬場は【3.1.0.4】で複勝率は50%です。
中京芝2000mを重馬場で1勝をあげていますが、本質はコーナーが4回ある直線が短い内回り・小回りコースを得意にしています。
中京芝2000m開催重賞なら2・3着までか。
【フェーングロッテン】どこからでも行ける自在性
父ブラックタイド。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
中京芝2000mは【1.1.0.1】で複勝率は67%。
中京芝コースは【1.1.1.0】で複勝率は75%。
芝2000mは【2.1.2.2】で複勝率は71%。
左回りは【1.1.2.1】で複勝率は80%。
稍重・重・不良馬場は【0.0.1.0】で複勝率は100%です。
どこからでも行ける自在性があり展開に左右されないのは大きな強みです。
中京芝2000mでの勝利実績、重賞好走実績から、コース適性に懸念はなさそうです。
【金鯱賞2023予想】血統馬5選情報
【フェーングロッテン】1800mベスト
父ブラックタイド。母ピクシーホロウ。母の父キングヘイロー。
半姉にスプリンターズステークス(G1)を制覇したピクシーナイトがいる良血馬です。
母ピクシーホロウはJRA3勝。
3代母ンコウエンジェルはクィーンズバーン(阪神牝馬S)、ワイルドソルジャー(名古屋グランプリ)、ダノンカモン(名古屋大賞典)などを排出した名牝馬です。
ブラックタイド×キングヘイロー×サクラバクシンオーだからキタサンブラックに似た父スタミナ×母スピード配合で中距離にも対応できる血統です。
脚質的には、ラジオNIKKEI賞快勝からベスト距離は1800mの可能性がありますが、スローペースなら2000mまでは好走できる能力があると思われます。
【アラタ】消耗戦
父キングカメハメハ。母サンシャイン。母の父ハーツクライ。
ジュエラー(桜花賞)やワンカラット(スプリント重賞4勝)の近親。
母サンシャインはJRA3勝。母の母バルドウィナはペネロープ賞(仏G3・芝2100m)の優勝馬。
ハーツクライからスタミナを受け継ぎ、上がりがかかる消耗戦になれば、好勝負可能な血統です。
【ディープモンスター】中距離色が強くでている
父ディープインパクト。母シスタリーラヴ。母の父Bellamy Road。
ダノンアレ(JRA3勝)の全弟で、母シスタリーラヴはG3オンタリオメイトロンS、G3ダブルドッグデアSを勝った優秀な牝馬です。
母父Bellamy RoadはウッドメモリアルS(米G1・ダ9.0F)優勝馬です。
母母父がディキシーランドバンドだから、しぶとく差す中距離馬色が強くでています。
芝2000m向きの配合でここ金鯱賞は、好勝負が期待できそうです。
【ポタジェ】芝2000m向き配合
父ディープインパクト。母ジンジャーパンチ。母の父Awesome Again。
エリティエール(JRA3勝)の全弟。
ルージュバック(毎日王冠など重賞4勝)の半弟でテンカハル(JRA3勝)の半兄です。
母ジンジャーパンチは北米ダートG1を6勝した名牝馬。
母の父Awesome Againは、BCシック、ホイットニーHの米国G1を2勝、種牡馬として15頭のG1の馬をだしています。
ディープインパクト×母系北米血統はアルアインと同じです。
半弟ルージュバックが毎日王冠を優勝、血統的に芝2000mの適性が高い血統配合です。
【マリアエレーナ】中距離配合
父クロフネ。母テンダリーヴォイス。母の父ディープインパクト。
母テンダリーヴォイスはワグネリアン(日本ダービー)のやミスフィガロの兄弟でアネモネステークスの勝ち馬です。
近親にマイネルオフィール(JRA・8勝)などがいます。
3代母のブロードアピールは根岸ステークスやシルクロードステークスなどの重賞を6勝した名牝馬。
父クロフネの産駒はソダシ、カレンチャン、アエロリット、ホエールキャプチャなど牝馬の好走が目立ちます。
アエロリット、ホエールキャプチャはクロフネ×サンデーサイレンス系でマリアエレーナと同じ配合です。
アエロリット、ホエールキャプチャは中距離で活躍しており、芝2000mに向いている血統配合です。
【金鯱賞2023枠順確定】
2023年3月10日公開予定です。