エルムステークスコース解説(札幌競馬場ダート1700m)
札幌競馬場ダートコースの1週距離は1487.2m、幅員は20m、直線距離は264.3m、高低差は0.9mです。1周の距離は、ローカルのダートでは中京競馬場に次ぐ大きさですが、直線の長さは264.3mと東京競馬場ダートコースの直線の長さ501.6mの約半分とかなり短い直線になっています。中京競馬場ダートコースは1周距離が1530m、直線の長さが410.7mです。札幌競馬場と中京競馬場を比較すると札幌競馬場がいかにまるっこい独特なコース形態をした競馬場なのかが分かります。コーナー部分の占める割合が多いため、外を回れば回るほど距離的なロスが大きくなってしまいます。コーナーでの機動力に加えて騎手の手腕が大きく勝ち負けに影響してきます。コーナーが緩やかで、更に直線距離が264.3mと短いため好位から長くいい脚を使える逃げ・先行馬が有利な傾向があります。その反面、緩いカーブで一気に捲くり直線入口で好位につける馬が馬券に絡むパターンもあるので追い込み馬にも注意は必要です。総合判断はスタートからゴールまで高いレベルでスピードを持続する豊富なスタミナを持った馬の好走度が高い傾向があります。
まるっこい独特なコース形態でコーナー部分占める割合が多いため、コーナーワークの上手さ、コーナーで加速できる機動力がある馬が、エルムステークスコースへのレース適性が高いことが推測されます。