阪神ＪＦの出走馬から有力な血統背景を持つ馬を5頭ピックアップ。阪神ＪＦの予想に役立つ血統情報を詳しく解析します。ウーマンズハート、レシステンシア、ロータスランド、クラヴァシュドール、リアアメリアの5頭の血統を説明します。
阪神競馬場・芝1600ｍ右外回りコース
【3ウーマンズハート】
ハーツクライ産駒。母の父Shamardal。
母は1200mで2勝、半兄に函館スプリントSの勝ち馬のティーハーフがいます。短距離でのスピード能力が高い母系です。母父Shamardalは仏ダービーの勝ち馬で、産駒では仏ダービー馬Lope de Vegaを輩出しています。ハーツクライ×ダンチヒ系やストームバード系は速い時期から走れる一流馬が出やすい配合です。ウーマンズハートは母系の両方のダンチヒ系やストームバード系を持ち、阪神JFで勝ち負けできそうな優秀な血統背景です。
【4レシステンシア】
ダイワメジャー産駒。母の父Lizard Island。
母マラコスタムブラダはG1ヒルベルトレレナ大賞の覇者でデインヒル×サドラーズウェルズ系で欧州パワータイプです。母父リザードアイランドはデインヒル系の短距離タイプです。欧州パワー型の母マラコスタムブラダにパワー・スピード型のダイワメジャーと配合されたことでパワー・スピード能力が底上げされています。
【7ロータスランド】
Point of Entry産駒。母の父Scat Dadd。
父Point of Entryは米国産でG1を5勝。Robertoの18.75% 3 x 4のインブリードの影響が強くでているスプリンター向きの体形をしています。先行力に優れたパワータイプで直線に急坂のある阪神コースで高いポテンシャルを発揮してくると思われます。
【10クラヴァシュドール】
ハーツクライ産駒。母の父Giant’s Causeway。
母父Giant’s Causewayは愛チャンピオンSなどG1を6勝した名馬です。種牡馬として28頭のG1馬を輩出した名種牡馬、産駒に国内G1を制覇したエイシンアポロンがいます。ハーツクライ×ストームバード系の配合はウインバリアシオンと同じ配合です。血統的には中距離がベストですが、芝1600ｍで2勝と結果をだしたいますのでマイルでも十分通用すると思われます。
【15リアアメリア】
ディープインパクト産駒。母の父Rockport Harbor。
母リアアントニアは米国の2歳女王決定戦の2013年ＢＣジュヴェナイルフィリーズを優勝したマイラーです。母方にUnbridled’s Songを持つディープインパクト産駒に、朝日杯FSを優勝したダノンプラチナや、ラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ったダノンバラードがいて、2歳重賞に強い配合と言えます。母リアアントニアに似たマイラー体型で、父ディープインパクトの柔軟な関節と母のパワーを受け継いだ大物感あふれる血統配合です。
