チャンピオンズカップ

【チャンピオンズカップ2022予想】データ分析と傾向

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阪神ダート1800mで行われた2012年、2013年のジャパンダートなと8年のチャンピオンズカップの過去10年のデーター分析です。

チャンピオンズカップ過去10年人気別成績

1番人気馬は【2.3.1.4】連対率50.0%・複勝率60.0%
2番人気馬は【2.0.0.8】複勝率20.0%
3番人気馬は【1.4.3.2】複勝率80.0%
6番人気馬が2勝
4・8・12番人気馬が1勝ずつ。

12番人気馬は2015年にサンビスタがM.デムーロ騎手で優勝。やはり外国人騎手は要注意です。
2着馬は8番人気まで、3着馬も14番人気まで馬券に絡んでおり人気薄の激走が目立っています。
2014年以降2019年を除いて毎年1頭以上は8番人気以下の馬が馬券に絡んでいます。
特に2020年、2021年は2桁人気の穴馬が3着に入線しています
人気薄の激走があるG1です。

チャンピオンズカップ過去10年前走別成績

JBCクラシック組は【4.4.3.32】連対率18.6%・複勝率25.6%
みやこS組は【1.2.4.35】連対率7.1%・複勝率16.7%。
武蔵野S組は【1.2.0.24】連対率・複勝率11.1%
マイルCS南部杯組は【2.2.1.6】連対率36.4%・複勝率45.5%

JBCクラシック組が最有力で、続いてマイルCS南部杯組が好相性です。

チャンピオンズカップ過去8年枠番別成績

1枠【0.2.2.10】で複勝率28.6%、
2枠【2.2.1.11】で同31.3%。
勝ち馬8頭は2~6枠から出ています。
8枠【0.0.0.15】

内の1,2枠に入った馬の複勝率が高く、大外の8枠に入った馬不振です。

【チャンピオンズカップ2022予想】本命馬5選情報

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【テーオーケインズ】前年覇者

父シニスターミニスター。母マキシムカフェ。母の父マンハッタンカフェ。

昨年のチャンピオンズカップを、5番手先行から勝負所で手応え良く上がっていき、直線に入るとインティを交わして先頭にたつと後続との差を6馬身に広げて圧勝しました。

その後平安ステークスを3番手先行から35秒9のメンバー中最速上がりの末脚を使い優勝。

前走JBCクラシックは、縦長の展開にならなかったので、外々を回らされたのですが、それでも2馬身半差をつけて快勝して3つ目のG1タイトルを獲得しました。

現役屈指のダート中距離馬です。

史上2頭目のチャンピオンズカップ連覇を目指します。

【クラウンプライド】成長力

父リーチザクラウン。母エミーズプライド。母の父キングカメハメハ。

今年のUAEダービーを世界のダート強豪馬を相手に見事優勝して実力が本物であることを示しました。

ケンタッキーダービーは結果的には13着でしたが、超ハイペースを2番手で先行して見せ場は作りました。

帰国後は日本テレビ盃、JBCクラシックで連続2着に好走しました。

前走のJBCクラシックでは、テーオーケインズから2馬身半差の2着と健闘。

3歳馬なので成長力に期待してみたいところです。

3歳馬は2018年ルヴァンスレーヴ、2019年クリソベリルと2年連続で制覇しています。

【ジュンライトボルト】中京重賞勝ち馬

父キングカメハメハ。母スペシャルグルーヴ。母の父スペシャルウィーク。

前々走のBSN賞(新潟ダ1800m)は、中団を追走から勝負所で外から進出して、直線で抜け出して勝利。

前走のシリウスS(G3・中京ダ1900m)は、4番手先行から勝負所で抜群の反応で外を回って上がっていき、直線でもスピードを維持して抜け出して重賞制覇。

芝ではオープンクラスでしたが、3走前に、ダート転向後は3戦2勝、2着1回。

ダートでは初めてのG1挑戦になりますが、左回りの方が合っており、引き続き中京ダートコースなので、チャンピオンズカップでも高いポテンシャルを発揮できることが推測されます。

【グロリアムンディ】一発

父キングカメハメハ。母ベットーレ。母の父Blu Air Force。

宝塚記念12着以来の5か月ぶりになります。

6走前の3歳以上1勝クラスで芝からダートに路線変更すると5戦4勝、2着1回と一気に頭角を現しました。

3走前の名古屋城Sを勝ちダートオープン初勝利。

前走のアンタレスS(G3・阪神ダ1800m)は4番手先行から4コーナーで先団に並んでいき直線で先頭に立ちましたが、オメガパフュームに交わされ2着と、ダート重賞でも十分通用することを示しました。

一発があるとすれば、ダートに転向してから底を見せていないグロリアムンディかもしれません。

【ノットゥルノ】筋肉量

父ハーツクライ。母シェイクズセレナーデ。母の父Unbridled’s Song。

前々走のジャパンダートダービ(G1・大井ダ2000m)は、6番手追走から勝負どころで上がっていき直線抜け出して優勝。

先行からでも後方からでも差せる強烈な末脚があります。

中央競馬のダート1800mで2勝2着1回、中央競馬のダートへの適性に懸念はありません。

ダートでは6戦3勝2着1回、まだ3歳馬で底を見せていません。

ダート界屈指の筋肉量を誇るノットゥルノの成長力に期待できそうです。

【チャンピオンズカップ2022予想】穴馬5選情報

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【ハピ】斤量差が1キロ

父キズナ。母クイーンパイレーツ。母の父キングカメハメハ。

レパードステークス(G3・新潟ダ1800m左)は、11番手追走、勝負所で外から上がって直線でも外から伸びていき勝ち馬と0秒1差の3着。

シリウスS(G3・中京ダ1900m左)は、後ろ目10番手のインコースを追走、直線でも内から馬群の中をあがっていき勝ち馬と0秒1差の2着、3歳馬で古馬を相手に好走。

みやこS(G3・ダ1800m)は中団を追走から勝負所で外から包まれる形になり、追い出しが遅れましたが、直線で内を突いてしぶとく伸びて4着。

勝ち馬と0秒1差、僅差で崩れてはいません。

3歳馬でチャンピオンズカップは古馬との斤量差が1キロになることは若干懸念されます。

【サンライズホープ】ダート重賞を2勝

父マジェスティックウォリアー。母オーパスクイーン。母の父スペシャルウィーク。

チャンピオンズカップが開催される中京ダートコースは昨年のシリウスステークスで重賞初制覇した相性の良いコースです。

その後5レース馬券に絡んでいませんが、前走のみやこS(G3・阪神ダ1800m)は、出遅れましたが落ち着いて後方を追走、勝負所で上がっていき、直線でもスピードを維持して抜け出し重賞2勝目を挙げました。

人気になりそうにありませんが、ダート重賞を2勝した実力は軽視できません。

砂をかぶった時にどうなるか。

外目の枠を引ければ勝ち負けの可能性は十分にあると思われます。

【シャマル】距離延長鍵

父スマートファルコン。母ネイティヴコード。母の父アグネスデジタル。

今年なにわS(3勝クラス)を勝利してオープン入り、次走でいきなり東京スプリント競走(G3・大井ダ1200m)を重賞初制覇。

その後もサマーチャンピオン(G3・佐賀ダ1400m)、テレ玉杯オーバルスプ(G3・浦和ダ1400m)の重賞を連勝しました。

前走のマイルチャンピオンシップ(G1・盛岡ダ1600m)で3着に入線して距離延長にも対応できたことは、チャンピオンズカップに向けて大きな収穫でした。

1800mは未経験で、距離延長を克服できるかどうかがポイントになります。

【オーヴェルニュ】左回り巧者

父スマートファルコン。母ギュイエンヌ。母の父タニノギムレット。

昨年、東海S(G2・中京ダ1800m)優勝、平安S(G3・中京ダ1900m)優勝。

今年の東海テレビ杯東海S(G2・中京ダ1800m)2着、シリウスS(G3・中京ダ1900m)3着。

中京ダートコース以外の競馬場では結果を残せていませんが、中京ダートコースになると一変好走するタイプです。

昨年チャンピオンズC(G1・中京ダ1800m)は6着、左回り巧者なので昨年以上の成績が期待できそうです。

【バーデンヴァイラー】D.レーン騎手騎乗

父ドゥラメンテ。母ヴィートマルシェ。母の父フレンチデピュティ。

3歳以上2勝クラス、摩耶S(3勝クラス)、総武S(OP)のダート1800mを3連勝。

前々走のマーキュリーC(G3・盛岡ダ2000m)は5番手先行から直線37秒3のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し優勝。

これまで11戦中7戦でメンバー中最速上がりの末脚を発揮しています。

中京の直線が長いコースなら展開が合えば好走の可能性はあります。

今回のチャンピオンズカップはD.レーン騎手が騎乗予定です。

D.レーン騎手は今年のマイルチャンピオンS(G1)で6番人気のセリフォスを優勝実績へ導いています。D.レーン騎手の手綱捌きに期待できそうです。

【チャンピオンズカップ2022予想】コース適性馬5選情報

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【オーヴェルニュ】持ち時計1位(不良馬場)

父スマートファルコン。母ギュイエンヌ。母の父タニノギムレット。

中京ダ1800mは【2.1.0.1】で複勝率は75%。

中京ダートコースは【3.1.1.2】で複勝率は71%。

ダ1800mは【5.1.0.6】で複勝率は50%。

左回りは【3.1.1.5】で複勝率は50%。

稍重・重・不良馬場は【5.2.0.1】で複勝率は87%です。

中京ダ1800mの持ち時計1分48秒9は1位です。

東海S(G2・中京ダ1800m)優勝。平安S(G3・中京ダ1900m)優勝。

東海S(G2・中京ダ1800m)2着。

シリウスS(G3・中京ダ1900m)3着。

中京ダートコース開催重賞は5戦2勝・2着1回・3着1回で、複勝率80%を誇る中京ダート巧者です。

【テーオーケインズ】持ち時計3位(不良馬場)

父シニスターミニスター。母マキシムカフェ。母の父マンハッタンカフェ。

中京ダ1800mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。

中京ダートコースは【3.0.1.0】で複勝率は100%。

ダ1800mは【5.2.0.2】で複勝率は78%。

左回りは【5.0.1.0】で複勝率は86%。

稍重・重・不良馬場は【3.0.1.0】で複勝率は100%です。

中京ダ1800mの持ち時計1分49秒3は3位です。

昨年のチャンピオンズカップは良馬場では、1分49秒7の好時計で優勝。

良馬場でも不良馬でも速い時計で走れます。

チャンピオンズカップのコース適性は申し分なく優秀です。

【グロリアムンディ】持ち時計4位(良馬場)

父キングカメハメハ。母ベットーレ。母の父Blu Air Force。

中京ダ1800mは【2.0.0.2】で複勝率は100%。

中京ダートコースは【2.0.0.2】で複勝率は100%。

ダ1800mは【2.1.0.0】で複勝率は100%。

左回りは【2.0.0.0】で複勝率は100%。

稍重・重・不良馬場は【2.0.0.0】で複勝率は100%です。

中京ダ1800mの持ち時計1分50秒9は4位ですが、良馬場での持ち時計としては優秀です。

パワーが求められる馬場ならグロリアムンディのコース適性は高くなります。

【クラウンプライド】持ち時計10位(良馬場)

父リーチザクラウン。母エミーズプライド。母の父キングカメハメハ。

中京ダ1800mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。

中京ダートコースは【1.0.0.0】で複勝率は100%。

ダ1800mは【2.1.0.0】で複勝率は100%。

左回りは【2.2.0.2】で複勝率は67%。

稍重・重・不良馬場は【0.0.0.1】で複勝率は0%です。

中京ダ1800mは新馬戦の1戦だけですが、2着馬との差が6馬身あったことから推測すると、チャンピオンズカップへのコース適性は高いと思われます。

【ジュンライトボルト】中京ダ1900m重賞優勝

父キングカメハメハ。母スペシャルグルーヴ。母の父スペシャルウィーク。

中京ダ1800mは【0.0.0.0】で複勝率は0%。

中京ダートコースは【1.0.0.0】で複勝率は100%。

ダ1800mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。

左回りは【2.0.0.0】で複勝率は100%。

稍重・重・不良馬場は【1.0.0.0】で複勝率は100%です。

中京ダ1800mは未出走ですが、乾燥した良馬場でやや速めの時計水準だったシリウスS(G3・中京ダ1900m)を37秒6のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って優勝した実績から、100mの距離短縮でもコース適性に懸念はありません。

【チャンピオンズカップ2022予想】血統馬5選情報

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【テーオーケインズ】重馬場にも対応

父シニスターミニスター。母マキシムカフェ。母の父マンハッタンカフェ。

兄弟にテーオーラフィット(JRA3勝)、キングイマデショウ(5勝)がいます。

シニスターミニスター産駒の特徴は、過去の代表産駒インカンテーション(ダート重賞6勝)、キングズガード(プロキオンS)は、東京や中京のダート重賞で好走、地方でも川崎や浦和など、左回りのコースに重賞勝利が多い傾向があります。

父シニスターミニスターは、現役時代に米G1ブルーグラスS(ダ9F)を優勝したナスルーラ系で、これまでにインカンテーション、キングズガード、ヤマニンアンプリメなどを排出し、ダート大物種牡馬です。

母マキシムカフェの半妹タマノブリュネットはG2レディスプレリュード(大井・ダ1800m)の覇者。

エーピーインディ系で母方にStorm Catが入るので、軽い馬場で本領発揮の血統、脚抜きの良い重馬場にも対応できる血統です。

【ジュンライトボルト】3代母がエアグルーヴ

父キングカメハメハ。母スペシャルグルーヴ。母の父スペシャルウィーク。

チャンピオンズカップ過去10年、キングカメハメハ産駒のホッコータルマエとチュウワウィザード(1着、2着)、ベルシャザールが優勝。

3代母がエアグルーヴ(天皇賞秋、オークス) の名牝系という良血馬です。

母父スペシャルウィークは日本ダービー勝ち馬で、産駒にローマンレジェンドというダートの一流馬を輩出しています。

母母父フレンチデピュティはサウンドトゥルーがチャンピオンズカップを勝ち、母父としてはゴールドドリームがチャンピオンズカップを優勝しています。

【オーヴェルニュ】晩成型血統

父スマートファルコン。母ギュイエンヌ。母の父タニノギムレット。

父スマートファルコンはダートG1を6勝、チャンピオンズカップ強いゴールドアリュール産駒。

兄弟にヴォージュ(万葉S)、バズーカ(地方14勝)がいます。

父スマートファルコンはゴールドアリュールの代表産駒でダート重賞を19勝した歴史的な名馬です。

母系にブライアンズタイムが入るのはアシャカダイキ(JRA5勝)と同じです。

晩成型血統で、5歳になった昨年の平安Sと東海Sを優勝。

ゴールドアリュール産駒はチャンピオンズカップでゴールドドリームが優勝・2着1回と血統的適性も十分にあります。

【グロリアムンディ】母系のパワー血統

父キングカメハメハ。母ベットーレ。母の父Blu Air Force。

兄弟にナイントゥファイブ(JRA3勝)、プリモカリーナ(JRA1勝)がいます。

母ベットーレはカルロキエザ賞 (伊G3・芝1200m)の優勝馬。

母の父Blu Air Forceは、パレロワイヤル賞(仏G3・芝1400m)を優勝したロベルト系です。

ダートに路線変更後4連勝、母系のパワー血統で、ダートに向いています。

キングカメハメハ産駒はチャンピオンズカップで3勝2着1回と、好走実績があります。

【クラウンプライド】血統適性懸念なし

父リーチザクラウン。母エミーズプライド。母の父キングカメハメハ。

エミーズパラダイス(地方5勝)、ホウオウエミーズ(JRA5勝)、オリジナルスマイル(JRA3勝)、ディラクエ(北海道2歳優駿)、が近親にいます。

母母エミーズスマイルはアネモネS(OP)の勝ち馬。

サンデーサイレンス18.75%、3×4。

Mr.Prospector12.50%、4×4のインブリードが底力を高めています。

チャンピオンズカップ過去10年サンデーサイレンス系は3勝・2着4回、3着2回、母父ミスタープロスペクター系は2勝・2着2回、3着4回。

チャンピオンズカップへの血統適性に懸念はないと思われます。

【チャンピオンズカップ2022枠順確定】

1-1 グロリアムンディ(R.ムーア)
1-2 サンライズホープ(幸英明)
2-3 ハピ(横山典弘)
2-4 スマッシングハーツ(鮫島克駿)
3-5 ジュンライトボルト(石川裕紀人)
3-6 レッドガラン(斎藤新)
4-7 オーヴェルニュ(C.ルメール)
4-8 サンライズノヴァ(松若風馬)
5-9 ノットゥルノ(武豊)
5-10 クラウンプライド(福永祐一)
6-11 バーデンヴァイラー(D.レーン)
6-12 テーオーケインズ(松山弘平)
7-13 シャマル(川田将雅)
7-14 タガノビューティー(石橋脩)
8-15 サクラアリュール(酒井学)
8-16 レッドソルダード(丸山元気)