CBC賞2020コース解説(阪神競馬場芝1200m内回り)
阪神競馬場芝内回りコースの1周距離は1689mです。
内回りの芝1200mと外回りの芝1600mはスタート地点が同じです。
阪神競馬場のコースの設定はA、Bのみです。
京都競馬場4つのコース(A、B、C、D)に比べると、馬場は荒れやすい傾向があり、梅雨と重なる6月7月の開催は特に、時計の掛かる馬場になりやすいため、コース適性に加えて馬場適性の有無は重要な見極めポイントになります。
スタートから3コーナーまで約243mと最初のコーナーまでの距離が短いために枠順は内枠が圧倒的に有利ですが、激しい先行争いが繰り広げられることから、ダッシュ力のない馬が最内枠に入ると馬郡に飲み込まれるのでマイナスになります。
総合的に2枠の馬が1番良いところを走れる可能性が高いようです。
阪神競馬場芝1200m内回りコースは残り800m地点から直線の半ばにかけて緩やかな下り坂が続きます。
直線距離は359m、ゴール前200m地点から約120mの間に、急坂が待ち受けています。
この急坂は高低差1.8m、勾配率は1.5%となかなかキツい上り坂です。この急坂を上がりきってから約80mを全力でゴールまで走りきる体力と強い精神力が問われるタフなコースです。
CBC賞は、3コーナーまでの距離が短いので揉まれず先行できるスタートダッシュ力、内回りコースのインを器用に立ち回る機動力、短い直線での一瞬の末脚が求められます。