ローズステークス

ローズステークス2020コース解説(中京芝2000m)

ローズステークスの歴史

ローズステークスが実施される中京競馬場は、2012年のリニューアルオープンで、芝コースの1周距離は1600mから1705mに延長、ゴール前の直線距離は313mから412mに延長されて、コース全体が新しい競馬場に生まれ変わりました。ローズステークスは1983年に牝馬限定重賞として創設されました。当初は京都芝2000mで実施され、1984年にG2へ昇格しました。1996年に秋華賞が創設されたことで、ローズステークスは秋華賞トライアルに指定され、3着までに入賞した馬に秋華賞の優先出走権が与えられるようになり、舞台は阪神芝2000mで実施されました。2007年から距離が200m短縮され、芝1800mになりました。今年のローズステークスは、中京芝2000mで実施されます。

ローズステークスのコース概要

ローズステークスが開催される、中京芝2000m芝コースの1周距離は阪神競馬場や中山競馬の内回りコースよりも長く、直線の長さは京都競馬場の外回りよりも長いコースで、ローカル競馬場でも中央競馬場に近いコース設定になっています。中京競馬場芝コースの1週距離は1705.9m、幅員は28~30m、直線距離は412.5m、高低差は3.5mです。3.5mの高低差は中山競馬場、京都競馬場に次いで国内競馬場で3位となっています。

ローズステークスの高低差全体像

コース全体の高低差は、スタートしてゴール地点を通過した辺りから向こう正面半ば、スタートしてから900m地点まで高低差約1mのなだらかな上り勾配が続きます。この1番高い地点からは直線の入口にかけて高低差3.5mを下ります。直線に向いてすぐの残り340mの地点から高低差2.1m、勾配率2.1%、中山競馬場(勾配率2.24%)に次ぐ急坂を上がりきってからゴールまで約200mを全力で走ることが求められる非常にタフなコース設定になっています。

ローズステークスコース解説まとめ

中京芝2000m芝コースは、直線距離が412.5mと長く、高低差は中山競馬場に匹敵します。ローズステークスでは、急坂を2回超えるスタミナとパワーが求められます。また、ゴール前の急坂を上がりきって残り200mの直線距離を、一瞬の瞬発力でトップスピードにギアチェンジできる反応の良い馬の好走率が高い傾向があります。

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