有馬記念コース解説(中山芝2500m)
第5回中山8日、中山芝Aコースで有馬記念は開催されます。
5回中山開催最終週ということもあり、3コーナーから4コーナーと直線の内側に傷みがあり、内からの差しが決まりにくい馬場状態です。
有馬記念が開催される中山芝2500m内回りAコースの1周距離は1,667.1m、幅員は20～32m、直線距離は310m、高低差は5.3mです。
有馬記念は、毎年勝ち時計が変わるため、展開を予測するのが難しいレースです。
平均勝ち時計は、およそ2分32から33秒くらいです。
有馬記念はペースが読みにくく、コース適性が勝ち負けの大きな鍵を握っています。
有馬記念は内回りコースでレースが実施され、コーナーを6回通ります。
スタート地点は外回りコースの3コーナー内回りコースとの合流地点手前付近からです。
スタートして最初の4コーナーを目がけて緩い下り坂を約192m走り、すぐにコーナーに入ります。
距離ロスの少ない好位の内ラチを確保するために、先行争いは激しくなり、前半500mから700mまでは速いペースで流れる傾向があります。
その後はペースが落ちついて、ひと息入ります。正面スタンド前で1回目の急坂を越え、1コーナーの中間までは上り坂です。
2コーナーから向こう正面中間あたりまで約2.2mの下り坂になっています。
ここで掛からないで折り合うことが末脚温存につながります。
残り800m地点を過ぎた3コーナー手前あたりから各馬が一斉に仕掛けてロングスパートのスタミナ比べになります。
3～4コーナーはスパイラルカーブで、緩い下り坂になっています。
スパイラルカーブとは、コーナーの入り口は緩やかで、コーナーの出口がきつい特殊な形をしたカーブです。
入り口は緩やかで、スピードを落とさずに進入でき、コーナーの出口は小回りで、スピードにのって進入してきた馬は外へふくらみ、直線はばらけるのでインからの強襲も可能になります。
ゴール前の直線距離が310mと短く、ゴール前には高低差約2mの急坂があるので4コーナー出口では5番手以内くらいの好位につけておく必要があります。
有馬記念はコーナーを6回通る内回りコースで実施され、スタートしてすぐにコーナーがあるため激しい先行争いが予想されます。
有馬記念では前半500mから700mまでの正面スタンドの急坂の手前辺りまでは速いペースで流れる傾向があります。
その後はペースが落ち着いて12秒台後半から13秒台前半のラップで流れます。
残り1000mあたりから徐々にペースアップしていき、12秒台前半から11秒台後半の厳しいラップを刻む究極のスタミナ勝負になります。
特に中盤が緩むと、全体的にスローペースとなりますが、傾向としては平均から厳しいペースとなる方が多い傾向があります。
瞬発力よりも末脚の持続力やコーナーでの器用さと速い脚が求められ、そしてロングスパートできるスタミナが問われるのが有馬記念で求められる能力です。
機動力がある小回り巧者で、天皇賞(秋)やジャパンカップでは、もう一歩足りなかった馬が有馬記念で巻き返してくることがあります。
中山内回り芝コースへの適性が非常に重要になるということです。
脚質は08年ダイワスカーレットと17年のキタサンブラックが逃げて優勝、トリッキーなコースで主導権を握れるメリットは大きいです。
コーナーが6回あり経済コースを走れる先行勢が優勢です。
有馬記念過去10年でまくりは、13年優勝のオルフェーヴルだけです、圧倒的な実力差がない限りまくりは難しいようです。
仕掛けどころまで体力を温存でき、6回のコーナーを器用に走る操縦性、残り1000mからゴールまでスピードを持続する能力が求められる究極のタフなレースが有馬記念です。
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【有馬記念2023予想】データ分析と傾向
有馬記念過去10年人気別成績
1番人気【6.1.1.2】
馬券圏内を外したのは全盛期を過ぎていた15年ゴールドシップと香港遠征が断たれ急遽出走となった19年アーモンドアイ。
有馬記念を目指して出走してきた1番人気馬は崩れていません｡
有馬記念過去10年枠順別成績
1枠1勝
2枠1勝
3枠2勝
4枠2勝
5枠3勝
6枠1勝
7枠0勝
8枠0勝
4枠と5枠で5勝。
7枠と8枠からの勝利は1頭もいません。
内枠有利な傾向。
有馬記念過去10年騎手別成績
池添騎手【2.0.0.6】
ルメール騎手【3.2.2.3】
武豊騎手【1.1.1.6】
川田騎手【0.0.0.7】
有馬記念を得意としているのは池添騎手とメール騎手。
苦手としているのは川田騎手。
有馬記念過去10年年齢別成績
3歳【4.3.2.16】
4歳【2.4.2.37】
5歳【4.3.5.45】
6歳以上【0.0.1.32】
3歳馬が4勝と好成績。
6歳以上はシュヴァルグランの3着の1度だけ。
有馬記念過去10年最高配当
単勝最高配当1,700円(2015年)
馬連最高配当12,350円(2014年)
馬単最高配当21,190円(2014年)
3連複最高配当20,360円(2015年)
3連単最高配当125,870F円(2015年)
有馬記念勝ち馬ポイント
①G1馬
②3歳クラシックで5着内に入ったことがある
③同年の秋シーズンで3戦目以内の出走
④非根幹距離 (400Mで割り切れない距離)の重賞を勝利したことがある
⑤3コーナー通過順位からコーナー通過順位を上げての勝利経験がある
⑥走が4着内
⑦前走か前々走で1番人気に支持されていた
⑧今回の鞍上とのコンビで重賞1着かGI連対がある
⑨今回の枠番が 1枠から6枠
⑩当日1番人気から4番人気
有馬記念データ分析まとめ
有馬記念を目標に調整された1番人気馬の信頼度は高い
トリッキーなコースで内枠有利、7枠と8枠からの勝利なし
得意な騎手（池添騎手・ルメール騎手）、苦手な騎手（川田騎手）
6歳以上の連対はない
天皇賞秋組と菊花賞組なら1着、ジャパンカップなら2から5着が狙い
（ジャパンカップは、 間隔が短く1着馬の反動が大きいため）
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【有馬記念2023予想】本命馬候補5選情報
【スターズオンアース】ルメール騎手が鞍上
父ドゥラメンテ。母サザンスターズ。母の父Smart Strike。
イクイノックス引退に伴い、ルメール騎手とのコンビ復活です。
昨年の桜花賞は7番人気で優勝、オークスは大外18番となりましたが、 外からしっかりと伸び続け優勝。
全く異なるレースぶりでクラシックを連勝して潜在能力が高いことを示しました。
秋華賞は右前脚剥離骨折明けで、わずかながら影響もありましたが、直線は33秒5のメンバー中最速上がりの末脚で3着まで追い込みました
。大阪杯では出遅れ、それでもラストは34秒4のメンバー中最速上がりの末脚を使って2着に食い込みました。
ヴィクトリアマイルはルメールが騎乗できることもあり参戦、ソングライン、ソダシのマイルのスペシャリストには先着されましたが3着に粘り込みました。
ジャパンカップは、2キロの斤量差があるリバティアイランドに迫り3着、ドウデュースに先着できたことは実力が本物であることを示しています。
スターズオンアースのことをよく知るルメール騎手が鞍上になることは大きなアドバンテージになり、勝ち負けは必至になりそうです。
【タスティエーラ】鞍上R.ムーア騎手
父サトノクラウン。母パルティトゥーラ。母の父マンハッタンカフェ。
有馬記念鞍上予定のR.ムーア騎手は今年も英ダービー、アイルランドダービー、愛チャンピオンS、ブリーダリーズCターフを勝つなど活躍を見せ、通算4度目のロンジンワールドベストジョッキー獲得は、R.デットーリと並ぶ最多タイ記録です。
R.ムーア騎手騎乗はこの上ないプラスです。
日本ダービーは、先行押し切りのスタイルで、皐月賞で1馬身差譲ったソールオリエンスを首差おさえて優勝したレース内容は、は掛け値なしに強かったと言えます。
日本ダービーは道中5番手以内の馬は、軒並み上がり34秒以上の脚を要しましたが、タスティエーラは4番手から33秒5の脚を使い頂上決戦を制しました。
日本ダービーでは「テン乗りは勝てない」というジンクスを、初騎乗のレーン騎手と69年ぶりに記録を塗り替えました。
菊花賞は、日本ダービー以来の実戦。
中団を追走から馬群の中から上がっていき、直線スムーズに伸びて2着、休み明けで菊花賞を好走したことは潜在能力が高いことを示しています。
【ジャスティンパレス】長距離レースで巻き返し
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
有馬記念初参戦だった昨年が7着、好位のインで折り合いをつけましたが、直線は余力がありませんでした。
とはいえ、成長を促したことで実力をつけ、今年初戦の阪神大賞典は体重が有馬記念から16キロ増えてパワーアップ、前年の有馬記念2着馬ボルドグフーシュに完勝しました。
続く天皇賞春でも長距離に適応できるスタミナ、切れ味を見せつけ、G1で初勝利できました。
宝塚記念は、イクイノックスやスル―セブンシーズの瞬発力に及ばず3着も、外から伸びて力は示せました。
前走の天皇賞秋は、昨年の皐月賞9着以来の2000m戦で距離不足でしたが、上がり3F33秒7の猛烈な末脚で2着に追い上げました。
異次元のイクイノックスに次ぐ2着で実力は本物であることを示しました。適性が長距離レースで巻き返しは必至になりそうです。
【ドウデュース】復調気配
父ハーツクライ。母ダストアンドダイヤモンズ。母の父Vindication。
昨年のダービー馬ドウデュースが有馬記念に初参戦。
デビューから3連勝で朝日杯FSを制覇。
昨年、クラシック初戦となった皐月賞が後方から追い込み3着。
ダービーでも後方から鮮やかな末脚で差し切りって優勝。
凱旋門賞は、レース直前の大雨で一気に重馬場に、持ち味を生かせないまま19着に敗れました。
帰国後初戦の京都記念は直線強烈な末脚で差し切り優勝。天皇賞秋は、約8ヶ月ぶり実戦となり、道中かかってしまい、直線は持ち前の瞬発力を発揮できず7着に敗れました。
ジャパンカップは、リバティアイランド、スターズオンアースの後から直線に入り、外へ出されて追い上げてましが、前の馬に並ぶことはできず4着。
今年の牝馬3冠馬で2着リバティアイランドとは0秒2差で、復調気配を感じさせる内容で、有馬記念で更に良化してくれば好勝負は必至の実力馬です。
【ソールオリエンス】短い直線で一瞬の末脚
父キタサンブラック。母スキア。母の父Motivator。
中山競馬場であった京成杯、皐月賞で見せた圧巻の末脚は衝撃的でした。
粗削りなところはありますが､ 決め手は十分です｡
無敗の2冠を目指した日本ダービーは前の馬に有利なペースが影響し、4番手で進んだ勝ち馬タスティエーラをとらえきれず2着。
セントライト記念もスピードに乗ろうとした4角で外に振られ、減速を余儀なくされた影響が大きすぎて2着も、地力は示しました。
菊花賞は、外枠14番から抑えて追走、2周目の坂の下りで押し上げていき、直線追い上げましたが届かず3着。
スローペースで先行馬有利の状況を考えれば負けて強しの競馬でした。
距離短縮はプラスになるはず、菊花賞のようなスローペースにはなりにくく、中山の短い直線で一瞬の末脚を最大限発揮できるので、巻き返してくる可能性は大いにあります。
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【有馬記念2023予想】穴馬候補5選情報
【スルーセブンシーズ】凱旋門賞4着
父ドリームジャーニー。母マイティースルー。母の父クロフネ。
今年、最もイクイノックスに迫った馬はスルーセブンシーズ。
宝塚記念では後方17番手から追い込み34秒6の強烈な末脚で世界一のイクイノックスにクビ差まで迫り2着でした。
有馬記念、ドバイシーマC、天皇賞秋、ジャパンカップは、大差でワンサイドの勝利でしたので、宝塚記念クビ差の2着の走りは潜在能力が高いことを十分に示しています。
続く凱旋門賞でも後方待機から、最終コーナーでは後方から3番手、それでも直線では馬群から鋭い脚を繰り出し、上位勢に迫って4着でした。
父ドリームジャーニーは宝塚記念、有馬記念の覇者。スルーセブンシーズもその遺伝子を受け継ぎ中山内回りで3勝、凱旋門賞で4着の走りから、冬場の時計かかる馬場は合いそうです。
【タイトルホルダー】逃げ切りVなるか
父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
有馬記念は、一昨年5着、昨年9着。三度目の正直でグランプリ制覇を狙い3年連続で参戦します。
有馬記念と同じコースで行われる日経賞を2年連続で制しています。
今年の日経賞は8馬身突きして優勝。
G1・3勝の地力はまだまだ健在であり、展開にハマった時のパフォーマンスは圧巻です。
瞬発力でなく持久力勝負になれば1発もあます。
今年の有馬記念で引退、今年は逃げ馬パンサラッサもイクイノックスもいないので、逃げて自分で競馬を組み立てることができそうです。
【ライラック】重馬場・ 中山適性高い
父オルフェーヴル。母ヴィーヴァブーケ。母の父キングカメハメハ。
2勝馬ですが、デビュー3戦目でフェアリーSを勝った後、紫苑S(G3) 3着、エリザベス女王杯(G1)2着、府中牝馬(G2)3着、と3度馬券に絡んでいますが、人気は6.12.10番人気。
3連単、3連複のヒモでなら馬券狙えそうです。
有馬記念と宝塚記念は小回り、 ラストの急坂などコースがトリッキーなところに関連性があります。
宝塚記念と同じ阪神2200mで開催された2022年エリザベス女王杯でジェラルディーナの2着に好走、ジェラルディーナは次走の有馬記念で3着に好走しました。
中山適性が高いことが推測され、有馬記念での好走が期待できそうです。
【シャフリヤール】復調の兆し
父ディープインパクト。母ドバイマジェスティ。母の父Essence of Dubai。
全兄が2017年皐月賞、2019年大阪杯を優勝したアルアインという良血馬です。
香港ヴァーズを健康上の問題で回避。体調面に懸念が残ります。
前々走 札幌記念11着後に喉の異常が見つかり手術を受けました。
前走のブリーダーズカップターフは世界の強豪馬を相手に3着に奮闘して復調の兆しを見せました。
日本ダービー、ドバイシーマククラシックを制覇した実力は本物です。
ややピークを過ぎた感は否めませんが、2.3着なら十分可能性はあります。
【プラダリア】距離延長適応
父ディープインパクト。母シャッセロール。母の父クロフネ。
コンビを組んで3勝を挙げてきたグランプリ男池添謙一騎手からの乗り替わりが残念ですが、昨年ホープフルSを14番人気馬で制覇した実績のある、フランスの名手B.ムルザバエフ騎手なら安心です。
世界的なジョッキーを鞍上で1発狙います。前走の京都大賞典は、先行馬を見ながら好位を追走、直線内から追い比べで抜け出し勝利しました。
距離延長の適応でき有馬記念の距離でも懸念はないと思われます。
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【有馬記念2023予想】コース適性馬5選情報
【タイトルホルダー】スタミナ消耗戦
父ドゥラメンテ。母メーヴェ。母の父Motivator。
中山芝2500mは【2.0.0.2】で複勝率は50%。
中山芝コースは【4.2.0.4】で複勝率は60%。
芝2500mは【2.0.0.4】で複勝率は50%。
右回りは【7.2.0.6】で複勝率は60%。
稍重・重・不良馬場は【3.1.0.2】で複勝率は66%です。
有馬記念と同じ中山芝2500mで行われる日経賞を2年連続優勝。
今年の日経賞は8馬身差の圧勝。展開にハマった時のパフォーマンスは圧巻で、瞬発力でなく上がりのかかるスタミナ消耗戦になれば上位進出も十分可能です。
【ブローザホーン】抜群の機動力
父エピファネイア。母オートクレール。母の父デュランダル。
中山芝2500mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
中山芝コースは【2.1.1.3】で複勝率は57%。
芝2500mは【2.0.0.0】で複勝率は100%。
右回りは【5.2.3.6】で複勝率は63%。
稍重・重・不良馬場は【5.2.0.4】で複勝率は63%です。
中山芝2500mを2勝に加えて、コーナー部分が多い札幌芝2600m、小回りの函館芝2000mをそれぞれ勝利。
抜群のコーナーでの機動力が、小回りコースの中山芝2500mへの適性を高めています。
コース適性からだけ見るならば、1発激走の可能性もありそうです。穴で一考。
【ウインマリリン】エリザベス女王杯2着
父スクリーンヒーロー。母コスモチェーロ。母の父Fusaichi Pegasus。
中山芝2500mは【1.0.0.0】で複勝率は100%。
中山芝コースは【4.0.0.3】で複勝率は57%。
芝2500mは【1.0.0.】で複勝率は100%。
右回りは【5.1.1.10】で複勝率は41%。
稍重・重・不良馬場は【1.1.0.4】で複勝率は33%です。
中山重賞を2勝。有馬記念とコース形態の似た阪神芝2200m内回り催のエリザベス女王杯2着の実績から、有馬記念へのコース適性に懸念なく、香港ヴァーズ(G1)を勝ったスタミナもあるので、上位進出も十分可能です。
【スターズオンアース】内回り適性高い
父ドゥラメンテ。母サザンスターズ。母の父Smart Strike。
中山芝2500mは未出走。
中山芝コースは【0.1.0.0】で複勝率は100%。
芝2500mは未出走。右回りは【1.2.1.0】で複勝率は100%。
稍重・重・不良馬場は未出走です。
阪神内回りG1の秋華賞を3着、大阪杯2着と内回りで好走した実績から中山内回りコースにも懸念はなさそうです。
距離もジャパンカップ3着、オークス1着と距離適性は高い。
【タスティエーラ】内回りコースでの機動力
父サトノクラウン。母パルティトゥーラ。母の父マンハッタンカフェ。
中山芝2500mは未出走。
中山芝コースは【1.1.0.0】で複勝率は100%。芝2500mは未出走。
右回りは【1.2.0.0】で複勝率は100%。
稍重・重・不良馬場は【0.1.0.0】で複勝率は100%です。
先行力、内回りコースでの機動力、スピードの持続力があり、有馬記念中山芝2500mへのコース適性に懸念なく、好勝負は必至です。
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【有馬記念2023予想】血統馬5選情報
【スターズオンアース】2代母スタセリタの重厚さ
父ドゥラメンテ。母サザンスターズ。母の父Smart Strike。
オークス、阪神JFを制覇したソウルスターリング、アルテミスSを勝ったシェーングランツと同じスタセリタの牝系です。
ドゥラメンテ産駒で母系にミクスドマリッジの血が入るのはタイトルホルダーやリバティアイランドと同じで黄金配合です。
母の母スタセリタは、仏オークス、ヴェルメイユ賞、サンタラリ賞 、ビヴァリーディS、フラワーボールS 、ジャンロマネ賞の欧米の芝中距離G1を6勝した世界的な名牝馬です。
父がドゥラメンテでスタミナが強化されてジャパンカップへの血統適性を高めています。
父ドゥラメンテは皐月賞、日本ダービーの二冠馬で菊花賞、天皇賞春を制覇したタイトルホルダーの父です。
2代母スタセリタの重厚さ奥深さが有馬記念への血統的適性を高めています。
【タスティエーラ】母父有馬記念優勝馬
父サトノクラウン。母パルティトゥーラ。母の父マンハッタンカフェ。
父サトノクラウンは宝塚記念、香港ヴァーズのG1優勝馬で2015年弥生賞も勝ち、時計の掛かる馬場の内回りコースで無類の強さを見せていた名馬でした。
母パルティトゥーラはJRA3勝、母母フォルテピアノ(JRA3勝)はサウンドアクシス(JRA5勝)の全妹。
4代母クラフテイワイフの牝系にはカンパニー(天皇賞秋)やトーセンジョーダン(ジャパンカップをレコード勝ち)など活躍馬が多数でています。
母父マンハッタンカフェもグランプリ有馬記念優勝馬で血統的適性を高めています。
サトノクラウン×マンハッタンカフェでパワーとスタミナ、母母フォルテピアノが短距離で活躍したパワー型で小回りコース適性を押し上げています。菊花賞よりも有馬記念の方が合っている血統です。
【ジャスティンパレス】持続力を活かせる血統
父ディープインパクト。母パレスルーマー。母の父Royal Anthem。
母パレスルーマーは優秀な繁殖牝馬で、パレスマリス(ベルモントS・メトロポリタンH)、アイアンバローズ(阪神大賞典2着・ステイヤーズステークス2着)を産んでいます。
母の父Royal AnthemはヨークインターナショナルS(芝10.0F)、ガルフストリームパークBCH(芝11.0F)、カナディアンインターナショナルS(芝12.0F)のG1を3勝しています。
Nureyev系で力強いストライドで走り、ある程度前々で持続力を活かせる血統。
脚長で大きいストライドはディープインパクトのイメージで、中山よりは東京向きのストライドですが、ディープインパクト産駒は有馬記念過去10年で2勝・2着1回の実績からある程度の適性はありそうです。
【ソールオリエンス】内回りコースでの機動力
父キタサンブラック。母スキア。母の父Motivator。
父はジャパンＣ勝ち馬キタサンブラック、母父は英ダービー馬Motivator、母は仏G3フィユドレール賞の勝ち馬。
3/4の弟にヴァンドギャルド(富士S)がいます。父キタサンブラックはイクイノックス(G1ドバイシーマC・有馬記念・天皇賞秋・宝塚記念・ジャパンC)や、ラヴェル(G3アルテミスS)、ガイアフォース(G2セントライト記念)などを輩出しています。
母父Motivatorは英ダービー馬でタイトルホルダーの母父でもあります。
母父Motivatorの芝重賞成績は中山5勝・阪神3勝・福島1勝・東京1勝で、重賞10勝の内直線が短い右回りで9勝です。
DansiliやGone Westのマイラーも受け継いで機動力はあり、直線が短いトリッキーな中山コース（有馬記念）に向いた血統配合です。
【ドウデュース】一瞬の瞬発力
父ハーツクライ。母ダストアンドダイヤモンズ。母の父Vindication。
マッチベターベイショアS(米G2・ダ7F2着)やフラーレン(JRA4勝)の半弟。
母の父Vindicationはシアトルスルーの直仔で北米2歳チャンピオンです。
シアトルスルーはケンタッキーダービーなどG1を8勝、種牡馬としては19頭のG1馬をだしています。
母ダストアンドダイヤモンズは米国GIのBCフィリーメアスプリント2着(7.0F)、G2ギャラントブルームH(6.5F)1着、G3シュガースワールS(6.0F)1着の短距離スピード系。
ダンシングブレーヴの近親なので一瞬の瞬発力勝負にも強い血統です。
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