関屋記念コース解説(新潟芝1600m外)
関屋記念が行われる新潟競馬場芝1600m外回りコースの解説をします。このコースは、新潟競馬場の特徴を活かした、非常に戦略的なコースです。以下にその主な特徴をまとめます。
■コースの特徴
1.コース形状と距離
①1週の距離: 2,223m(外回り)
②直線距離: 658.7m(日本最長)
③高低差: 2.2m(外回り)
2.スタートからゴールまでの流れ
①スタート地点: 向正面からスタート
②3コーナーまでの直線距離: 548m
③バックストレッチ: 内回りと外回りの分岐点を過ぎてから、約1.7mの坂を上ります
④3から4コーナー: スパイラルカーブで、やや急な下り坂で約2.0mの高低差があります
⑤直線: 658.7m、ほぼ平坦
■レース展開の傾向
①ペース: スタートから4コーナーまでの部分はスローペースで流れることが多いです。直線が長いため、早めの仕掛けは後続に差されるリスクがあり、遅すぎると届かないため、タイミングが重要です。
②仕掛けのタイミング: 直線が長い分、仕掛けるタイミングが非常に重要になります。早すぎると直線で持続力に欠ける場合があり、遅すぎると前に行かれてしまうため、騎手の判断力が問われます。
■特徴と攻略ポイント
①下り坂: 3コーナーから4コーナーにかけての緩やかな下り坂(約2.0m)は、馬の折り合いに影響を与えることがあります。この部分で勢いをつけることができる馬が有利ですが、下り坂で折り合いを欠く馬もいます。
②上がりタイム: 直線が長いため、レースの上がりタイムが速くなる傾向があります。32秒台の上がりが決まることもありますので、瞬発力が求められます。
③逃げ・先行馬の不利: コース形態上、逃げ切りは難しく、特に逃げ・先行馬には厳しいコースです。差し馬が有利な傾向があります。特に直線の長さを活かせる馬が有利です。
④器用さと適性: 小回りコースや内回りコースで不振だった馬でも、新潟外回りコースでは息を吹き返すことがあります。特に東京競馬場などで上がりの速い競馬で勝利実績がある馬が狙い目です。
■まとめ
新潟競馬場芝1600m外回りコースは、直線が長く、スローペースから直線での瞬発力勝負となることが多いです。仕掛けのタイミング、長い直線での瞬発力、折り合いの良さが勝敗に大きく影響します。特に差し馬が有利で、器用さに欠ける馬でも直線での持続力があればチャンスがあります。
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(2010年09月28日に書いた記事です)
【関屋記念2024予想】データ分析と傾向
関屋記念過去10年人気別成績
1番人気【3.1.3.3】
2番人気【1.1.1.7】
3番人気【1.0.1.8】
4番人気【4.1.1.4】
①10回中9勝が4番人気以内。 別定戦かつ紛れのないコースで行われるということもあり、 人気馬が実力を遺憾なく発揮できるレース。
②2022年は12番人気だったシュリが2着に好走しましたが、 それを除くと単勝オッズ30倍以上が馬券に絡んだことはありません。
③1番人気はやや取りこぼしが多いことには注意。
関屋記念過去38年枠順成績
1枠【3.3.3.48】
2枠【3.1.6.50】
3枠【3.2.5.50】
4枠【2.7.1.56】
5枠【4.5.1.53】
6枠【3.8.3.59】
7枠【13.6.7.61】
8枠【7.6.5.72】
①過去38年で7枠は13勝で抜けています。
②8枠が7勝。
③4枠はわずか2勝で勝率最低。
関屋記念過去10年左回り実績
①左回り実績の有無は注目データ。
②関屋記念優勝馬9頭に左回り連対実績あり。
③関屋記念過去10年の優勝馬8頭に左回り勝利あり。
④関屋記念優勝馬10頭に3着以内実績あり。
関屋記念前走G1組は危険
前走レース安田記念とヴィクトリアM出走馬は合計【0.2.2.15】。
上位人気は8頭が凡走しています。
関屋記念見送りが妥当パターン
①前走から斤量が増えた馬
②前走安田記念&ヴィクトリアM出走馬
③ハーツクライ産駒の単勝
④左回り3着歴のない馬
⑤社台F・社台白老C生産馬の単勝
関屋記念データ分析まとめ
①関屋記念は上位人気が実力を発揮できる。
②G1組は微妙で、 サマーマイルシリーズ組優勢。
③関屋記念は7枠、 8枠は10年連続馬券圏内入り。
④直線が長く差し有利のイメージに反して先行馬の好走多い。
【関屋記念2024予想】本命馬候補5選情報
【ジュンブロッサム】末脚強烈
父ワールドエース。母エンプレスティアラ。母の父クロフネ。
9レース連続で1番人気に指示され続けている期待の資質馬です。
9レース中3回の出遅れがありますが、5回は上り3Fメンバー中最速上がりの末脚を使い、全て33秒1以下で3度32秒台の脚を使っています。
直線勝負タイプなので、平坦で直線が長い新潟コースで最高のポテンシャルを発揮できる可能性は大きいです。
関屋記念注目の有力馬です。
【ディスペランツァ】危険な人気馬
父ルーラーシップ。母ルパンII。母の父Medaglia d’Oro。
アーリントンカップを優勝した潜在能力が高い今ですが、G1組は微妙でサマーマイルシリーズ組優勢、左回り実績がないことが若干懸念されることから、本命には推しにくく危険な人気馬。
【プレサージュリフト】左回り実績有
父ハービンジャー。母シュプリームギフト。母の父ディープインパクト。
前走左回りのメイステークスは、大外から3番手の好位を進み、直線に入って前の馬との差を詰めていき、外から交わして1着、接戦を強い競馬で勝ち実力を示しました。
左回りの実績は【3.1.2.2】、複勝率75%で、左回りへの適性は文句なしです。
関屋記念過去10年の優勝馬9頭に左回り連対実績あり、優勝馬8頭に左回り勝利あり優勝馬10頭に3着以内実績ありのデータから、プレサージュリフトの好走する可能性は高そうです。
【パラレルヴィジョン】左回り複勝率50%
父キズナ。母アールブリュット。母の父マクフィ。
今年は、ニューイヤーS、ダービー卿チャレンジTを連勝したマイラーです。前走安田記念は13着。
左回りは【2.0.1.3】、複勝率50%で左回りへの適性に懸念はありません。
しかし、前走レース安田記念とヴィクトリアM出走馬は合計【0.2.2.15】と凡走が多く、ここ関屋記念での好走は難しいかもしれません。
【ロジリオン】左回り複勝率63%
父リオンディーズ。母ビービーバーレル。母の父パイロ。
デビューから8戦全て左回りコースで【2.2.1.3】、複勝率63%と左回りコースの経験は、関屋記念でいかされます。
前走のパラダイスステークスは、雨の影響で先行勢が好走する条件の中で33秒8の末脚で4着まで追い込んだ走りは能力が高いことを示しています。
左回り2勝・2着2回に実績から関屋記念での好走が期待できそうです。
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(2010年09月28日に書いた記事です)
【関屋記念2024予想】穴馬候補5選情報
【ディオ】勝負根性ある
父リオンディーズ。母エターナルブーケ。母の父マンハッタンカフェ。
甲東特別、斑鳩S、東風Sを3連勝、オープンクラスで勝利した潜在能力が高い馬です。
前走の米子Sは、5番手追走から、勝負所で外から押し上げていき、直線でも外から伸びて、ゴール寸前、アナゴサンを交わして2着、勝負根性があることを示しました。
左回りコースは【2.1.1.4】で、複勝率75%と勝ち切れてはいませんが、 関屋記念での2着、3着ならありそうです。
【サンライズロナウド】自在な脚
父ハービンジャー。母ヴァイスハイト。母の父アドマイヤベガ。
前々走の阪急杯は、10番手のインコース追走から、勝負所でも内から上がっていき35秒4のメンバー中最速上がりの末脚で3着。
芝でもダートでも走れ、良馬場でも重馬場で走れる総合力が高い馬です。
【2.0.2.1】と左回りコースでも懸念なく勝負できます。
またどこからでも行ける自在な脚があり、ここ 関屋記念でも大穴一発の可能性を秘めている穴馬です。
【トゥードジボン】まんまと逃げきるか
父イスラボニータ。母コッパ。母の父Yesbyjimminy。
今年初戦の京都金杯で3着に入り、重賞でも好勝負できる実力があることを示しました。
前走米子Sを逃げて、直線に入っても先頭、ディオが目から追い上げてきましたが、並ばせずに逃げ切って快勝しました。
左回りコースは【0.1.1.1】複勝率67%と適性はまずまずです。
【アスクコンナモンダ】左回り勝率41%
父ダイワメジャー。母アンナモンダ。母の父Monsun。
今年になって東京新聞杯4着、ダービー卿チャレンジ3着と重賞で好走、5歳になって充実期を迎えたようです。
脚をためての直線の末脚には定評があり、平坦で直線が長い新潟コースで高いポテンシャルを発揮することが推測されます。
左回りコースは【3.1.1.2】、複勝率71%、勝率41%は、 関屋記念出走馬中2番目の勝率です。
コース適性の高さから勝ち負け可能な穴馬です。
【サクラトゥジュール】左回り巧者
父ネオユニヴァース。母サクラレーヌ。母の父シンボリクリスエス。
前走の東京新聞杯は、7番手のインコースを立ち回り、直線でも内目から馬群を割って伸び抜け出し1着。
左回りコースは【4.2.0.3】勝率44%は関屋記念出走メンバー中1位です。
東京新聞杯優勝以来約半年ぶりの休み明けになりますが、休み明けでも実績を残しており、左回り巧者でもあり、関屋記念でも好勝負が期待できそうです。
【関屋記念2024予想】血統馬5選情報
【ジュンブロッサム】スピードとスタミナのバランス
父ワールドエース。母エンプレスティアラ。母の父クロフネ。
父ワールドエースは、JRA(日本中央競馬会)で活躍した競走馬で、ワールドプレミアの全兄です。
ワールドエースは、スピードと持続力を兼ね備えた馬で、距離適性は中距離から長距離まで幅広くこなすことができます。
代表産駒に、シルトプレ、メイショウシンタケなど、比較的安定した実力を持つ馬を多く輩出しています。
特に長距離での実績があるため、スタミナ面での優れた影響を与える可能性があります。母レッドレグナントは、競走馬として一定の成績を収めたものの、主に血統的な影響を強く受け継いでいる馬です。
ジュンブロッサムはこの母の半弟で、遺伝的な特徴が受け継がれています。母の母ゴールドティアラは南部杯(JpnI)を勝利した実力馬で、スピードと持続力を兼ね備えた競走馬です。
彼女の血統は、スプリントやマイル戦での能力を強調するものです。ジュンブロッサムが持つマイラー資質は、ゴールドティアラからの影響が大きいとされています。
ワールドエースの影響で、スタミナと持続力のバランスが取れた能力を持っています。一方で、母の血統からスピードに特化した遺伝も受け継いでいるため、特にスピードの持続力が重要なレースで強さを発揮します。
ゴールドティアラの影響により、ジュンブロッサムはマイラー資質を持っています。芝マイルでの成績が良いのは、この血統からの影響によるものです。
ただし、ジュンブロッサムはピュアなマイラーではなく、ベスト距離が1800mであるため、1600mでもその能力を発揮することができます。
ゴールドティアラのスピード重視の血統から、道悪にはやや適性が欠ける傾向があります。ジュンブロッサムも、良馬場でのパフォーマンスが最も安定しており、道悪では力を発揮しきれない可能性があります。
ジュンブロッサムの血統は、スピードとスタミナをバランス良く備えた特徴を持っています。
父ワールドエースの影響でスタミナ面が強化され、母ゴールドティアラからのスピード資質が加わることで、マイラーとしての能力も兼ね備えています。
道悪には向かないものの、良馬場でのパフォーマンスは非常に優れており、関屋記念のような条件でその強みを発揮できる可能性があります。
【ディオ】中距離からマイル戦
父リオンディーズ。母エターナルブーケ。母の父マンハッタンカフェ。
父ルーラーシップは、2010年代に日本の競馬界で非常に成功を収めた種牡馬です。
ルーラーシップはキングカメハメハを父に持ち、母はエリザベス女王杯勝ち馬のエアグルーヴ。
ルーラーシップ自身も、香港の国際レースであるクイーンエリザベスII世カップを制した実力馬です。
キングカメハメハの産駒は、クラシックディスタンスや中長距離での活躍馬が多いですが、ルーラーシップはその中でも特にタフさと持久力を伝える傾向があります。
母父マンハッタンカフェは、日本競馬で中長距離を得意とし、天皇賞(春)、有馬記念などを制した名馬です。
種牡馬としても多くのステイヤーや中距離馬を輩出しており、持久力やスタミナに秀でた馬が多いのが特徴です。
ディオの母系には、ストームキャット (Storm Cat) の血が強く流れています。ストームキャットは、世界的に有名な種牡馬で、その産駒はスピードとパワーに優れていることで知られています。
特にマイルから中距離での適性が高く、ディオのマイルでの活躍には、このストームキャットの影響が見られます。
ディオ近親に、ヒラボクディープ(父ディープインパクト)という名馬がいます。ヒラボクディープは長距離戦での活躍が目立ち、特にG1の菊花賞での3着が知られています。
また、カフェブリッツやカフェリュウジンも近親馬で、これらの馬たちは中距離から長距離での堅実な成績を残しています。
これらの馬たちからも、ディオの持つスタミナや堅実な走りの裏付けが感じられます。ディオの配合で特に注目されるのは、リオンディーズ(父キングカメハメハ、母シーザリオ)とマンハッタンカフェの組み合わせです。
この配合は、過去にテーオーロイヤルやリプレーザといった成功例があります。リオンディーズはスピードとパワーを伝える種牡馬で、母系のマンハッタンカフェからのスタミナと併せ持つことで、バランスの取れた競走馬が生まれやすいのです。
ディオは、近14走で[4.7.2.1]という非常に安定した成績を収めています。
これは、ディオが母方から受け継いだ堅実さと、ストームキャットからのスピードが反映されていると言えるでしょう。
ただし、爆発的な末脚を持つタイプではなく、堅実に好位でレースを運ぶタイプであるため、大箱のマイル戦では2着が多くなりがちです。
この点も、ディオの血統的な背景が影響していると言えるでしょう。
ディオは血統的にも非常に魅力的で、特に中距離からマイル戦にかけての安定した走りが期待できる馬です。
【ディスペランツァ】ストライドと距離適性
父ルーラーシップ。母ルパンII。母の父Medaglia d’Oro。
父ルーラーシップは、キングカメハメハの産駒で、エアグルーヴを母に持つ名馬です。
ルーラーシップ自身は香港のクイーンエリザベスII世カップを制し、その後種牡馬としても大成功を収めています。
彼の産駒は、メールドグラースやキセキ、ドルチェモアなど、タフさと持久力を持つ馬が多いです。
母系には、優れた競走馬が多く含まれています。
母はファントムシーフやルピナスリードを生んでおり、彼らは中距離で活躍する馬として知られています。
特にファントムシーフは、スピードとスタミナのバランスが取れた馬で、ディスペランツァにもその特性が受け継がれている可能性があります。
母母であるプロミシングリードは、愛G1・プリティポリーSで勝利した実績を持ちます。さらに、プロミシングリードは、ダンジリ、バンクスヒル、シャンゼリゼと同血であり、これらの馬たちの父が同じで母が全姉妹の間柄です。
これにより、非常に優れた血統背景を持っており、特に中距離での能力が期待される血統です。
ディスペランツァの父ルーラーシップは、ダンジリ的な大きなストライドを持つことで知られており、その影響でディスペランツァも長いストライドを持つ馬であると考えられます。
これは、東京競馬場の1800m戦が最適な距離であるとされる理由です。
広いコースでのびのびと走れる距離が、ディスペランツァの強みを最大限に発揮できる場です。
ただし、ディスペランツァがマイル戦に挑む際には、高速決着に対応できるかが課題となります。これは、短い距離での瞬発力が求められるレースであり、ストライドの長い馬にとっては適応が難しい場合があります。
ディスペランツァがこの課題を克服できるかどうかが、今後の成績に大きく影響を与えるでしょう。
ディスペランツァは、血統的に優れた資質を持つ馬であり、特に中距離戦での活躍が期待されます。
マイル戦でも適応できれば、更なる飛躍が見込まれます。
【パラレルヴィジョン】スピードとスタミナ
父キズナ。母アールブリュット。母の父マクフィ。
父キズナは2013年の日本ダービー馬で、ディープインパクト産駒としても成功を収めている名種牡馬です。
ジャスティンミラノやソングラインなど、優れた競走馬を多く輩出しており、2024年のJRAリーディングサイアーとしても活躍しています。
キズナの産駒は、スピードとスタミナに優れ、マイルから中距離での活躍が目立ちます。
母アールブリュットはJRAで4勝を挙げた馬で、1200mから1800mの距離で勝利しています。
これは、スピードと適応力に優れた母系の影響が強いと言えるでしょう。アールブリュットの母、つまりパラレルヴィジョンの母母にあたるイグジビットワンは、イタリアのパオロメザノッテ賞(G3、芝2000m)で勝利した実績を持ち、中距離戦での力強さを示しています。
パラレルヴィジョンは、フランスで活躍したメートルダールの甥にあたります。
メートルダールは、マイルから中距離で安定した成績を残しており、特にフランスのG2戦線で活躍しました。
この血統背景から、パラレルヴィジョンも同様に、スピードとスタミナを兼ね備えた競走馬としてのポテンシャルが期待されます。
パラレルヴィジョンの配合は、バスラットレオンと似た輪郭を持っています。
バスラットレオンは、G2ニュージーランドトロフィーやサウジアラビアでのG3・1351ターフスプリントで勝利した馬であり、母父マクフィを持つことで強いマイラーとして完成しています。
パラレルヴィジョンも、同様にマクフィの影響を受け、スピードと機動力に優れた馬として期待されています。
パラレルヴィジョンは、機動力に優れた脚質を持っており、特に新潟の外回りコースでのスローペースにおいて前残りのレース展開が理想的です。
このコースでは、広い直線での加速力と持久力が求められるため、パラレルヴィジョンの持つ特性が十分に発揮されると思われます。
パラレルヴィジョンは、血統的にスピードとスタミナを兼ね備えた競走馬であり、特にマイルから中距離での活躍が期待されます。
新潟外回りコースで高いポテンシャルを発揮することが推測されます。
【プレサージュリフト】レース展開が鍵
父ハービンジャー。母シュプリームギフト。母の父ディープインパクト。
父ハービンジャーは、英国の名馬であり、その産駒はスピードとスタミナに優れ、芝の中距離から長距離での活躍が目立ちます。
日本では、特に耐久力のある競走馬を生み出しており、その影響はプレサージュリフトにも期待されています。
母シュプリームギフトは、函館スプリントステークスで2着に入った実績を持つスピード馬です。
プレサージュリフトは、同じ母から生まれたオールアットワンスの半妹にあたります。
また、デアレガーロやロワアブソリューの姪でもあり、母系にはスピード能力の高い血が流れています。
母母スーヴェニアギフトはアメリカのランダルースステークス(G3、ダート1200m)で勝利しており、スピードに秀でた血統背景を持っています。
この影響は、プレサージュリフトのスピードとパワーにも反映されていると考えられます。
プレサージュリフトの配合は、ハービンジャー×ディープインパクトという成功例の多い組み合わせです。
この配合からは、ヒンドゥタイムズ、ハッピーアワー、アライバルなどの実績馬が出ており、プレサージュリフトにもその才能が期待されています。
ディープインパクトのしなやかな体質とスピードに、ハービンジャーの持久力が加わり、バランスの取れた競走馬が誕生します。
プレサージュリフトは、マイラーに近い体型を持ちながらも、細身でしなやかな体質はディープインパクト譲りです。
そのため、1800m前後の距離に適性があると考えられます。
スピードとスタミナを活かした走りが期待され、中距離戦での活躍が見込まれます。
プレサージュリフトは、スローペースの展開で鋭い末脚を発揮するタイプです。
特に直線が長いコースや広いコースの関屋記念では、その切れ味を生かして好走する可能性が高いです。
プレサージュリフトは、血統的に見ても非常に優れたスピードとスタミナを持つ馬で、特に1800メートル前後の距離での活躍が期待されます。
スローペースでのレース展開が鍵となります。
3連単6点勝負の考え方です⇒【予想理論:3連単6点勝負】
(2010年09月28日に書いた記事です)