大阪杯

大阪杯コース解説(阪神芝2000m)

阪神芝2000m
阪神芝2000m
大阪杯コース解説

大阪杯の近年の走破時計は、2017年1分58秒9、2018年1分58秒2、2020年・2022年1分58秒4、2023年はジャックドールが1分57秒4の大阪杯レースレコードを記録しました。

阪神競馬場芝2000mのコースレコードは、2018年鳴尾記念でストロングタイタンが1分57秒2で走破しています。

大阪杯は、G1でスローペースにはなりにくく良馬場馬ななら1分58秒台前半の高速決着の可能性が高くなります。

2019年は時計の掛かる馬場の影響で2分01秒0、2021年は重馬場で2分01秒6でした。阪神競馬場芝内回りBコースの1周距離は1,713.2m、幅員は20~25m、直線距離は359.1m、高低差は1.9mです。

1コーナーまでの距離は325m。

向正面直線から外回り3コーナーから4コーナー、向正面および外回り3コーナーから4コーナーの内側に傷みがみられますが、

全体的には良好な状態です。スタート地点は正面スタンド前直線右の4コーナー出口付近。1コーナーまでの距離は325m、内回りコース使用で、一周強回ります。

スタート直後に阪神名物の約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がる、勾配率1,5%の急坂があります。

ゴールまでこの急坂を2度越えるタフなコース設定です。

ゴール前の直線距離が359.1mと短く、急坂があり、速い流れに対応できるスピード能力、コーナーリングでの器用さを伴う瞬発力、そしてゴール前の急坂を駆け上がる底力が要求されます。

芝2000mで実績のある馬が力を発揮しやすいコースです。コーナーが4回ある内回りコースで内ラチの経済コースを走れる機動力に優れた先行馬が有利になります。

コーナーワークでの機動力と器用な脚で距離ロスの少ない走りができることが大阪杯で求められる条件です。

大阪杯は、ペース次第で、遅くなればある程度前々に位置していないと厳しくなり、速くなれば差し馬が届きやすくなります。

Bコース替わりでも極端にインコースが強い印象はありません。

内回りコースにしては外枠に入った馬の活躍馬が多くなっています。

大阪杯は、G1特有のハイペースになることが要因で、速くなれば差し馬が届きやすくなります。

しかし2020年大阪杯は先行馬が残りました。

ダノンキングリーが逃げてラッキーライラックとクロノジェネシスが追う、ハイレベルの三つ巴戦だったことが前残りの要因です。

直線が短く、直線後方一気は難しく、3コーナー手前からロングスパートして急坂のある直線で速い末脚で突き抜けてスピードを持続し続けられるスタミナと馬力のある馬、つまり良い脚を長く使えるしぶとい馬が大阪杯での好走率が高い傾向がみられます。

【大阪杯2025予想】データ分析と傾向

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大阪杯過去10年単勝人気別成績

大阪杯過去10年単勝人気別成績

1番人気、2番人気、4番人気がそれぞれ3着内率60.0%を記録し、安定感を示しています。

特に2番人気は4勝を挙げ、勝率40.0%、連対率50.0%と抜群の成績。

一方、3番人気は勝率0%、3着内率20.0%と苦戦傾向にあり、過信は禁物です。

5番人気以下では、6~10番人気で2勝、3着内率16.0%と伏兵の活躍も見られますが、11番人気以下は3着が1回のみで大穴は厳しい傾向です。

【大阪杯】攻略には、上位人気馬を中心に据えつつ、3番人気の扱いと中穴馬の台頭に注意を払うデータ分析が鍵となります。

大阪杯過去10年年齢別成績

大阪杯過去10年年齢別成績

【大阪杯】は、年齢別成績から若馬が主役となる傾向が顕著です。

過去10年のデータ分析によると、3着以内馬30頭中28頭が4歳と5歳馬で占められ、5歳以下の馬が圧倒的な存在感を示しています。

具体的には、4歳馬が4勝(勝率9.3%、連対率18.6%、3着内率30.2%)、5歳馬が6勝(勝率11.5%、連対率21.2%、3着内率28.8%)と好成績。

一方、6歳馬は3着以内が2回(3着内率7.7%)にとどまり、7歳以上は連対すらゼロと苦戦が目立ちます。

この傾向から、【大阪杯】の予想では4歳と5歳馬を軸に据える戦略が有効と考えられます。

特に5歳馬は勝利数でリードしており、経験と成長のバランスが結果に結びついていると言えるでしょう。

大阪杯過去10年枠番別成績

大阪杯過去10年枠番別成績

【大阪杯】の枠番別成績をデータ分析すると、馬券戦略に有用な傾向が見られます。

過去10年で勝ち馬10頭中8頭が3枠から6枠から出ており、中央寄りの枠が圧倒的に有利です。

具体的には、3枠(勝率11.8%、連対率23.5%、3着内率29.4%)、4枠(勝率11.1%、3着内率22.2%)、5枠(勝率10.5%、3着内率26.3%)、6枠(勝率10.0%、3着内率25.0%)が好成績を記録。

これに対し、1枠と2枠は勝利がなく、3着内率もそれぞれ14.3%と7.1%で低調。

7枠と8枠も各1勝にとどまり、外枠は苦戦傾向にあります。

【大阪杯】では、3枠から6枠の馬を軸に据え、内すぎる枠や外枠を軽視する予想が的中率を高める鍵となりそうです。

大阪杯過去10年前走の上がり3ハロンタイム成績

大阪杯過去10年前走の上がり3ハロンタイム成績

【大阪杯】の予想において、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位は見逃せないデータです。

過去10年の分析によると、前走でメンバー中3位以内の末脚を記録した馬が優れた成績を残しています。

具体的には、1位が3勝(勝率11.5%、連対率26.9%、3着内率30.8%)、2位が1勝(3着内率31.6%)、3位が2勝(3着内率26.3%)と、3着内率はいずれも25%超えで安定。

一方、4位以下は勝利がなく、4位の3着内率14.3%、5位は0%と低調です。

この傾向から、【大阪杯】では前走で鋭い末脚を発揮し、特に上位3位以内に入った馬を軸に据える戦略が有効。

終盤の切れ味が勝負を分ける鍵となりそうです。

大阪杯過去10年優勝馬の所属、前走の着順、年齢、枠番

大阪杯過去10年優勝馬の所属、前走の着順、年齢、枠番

【大阪杯】の過去10年優勝馬データを分析すると、明確な傾向が見られます。

優勝馬10頭はいずれも栗東所属で、前走着順が7着以内、年齢が5歳以下、枠番が3枠から8枠という共通点があります。

例えば、2015年のラキシス(5歳、3枠、前走6着)、2017年のキタサンブラック(5歳、4枠、前走2着)、2021年のレイパパレ(4歳、6枠、前走1着)など、いずれもこの条件を満たしています。

特に栗東所属は全勝、前走1~2着が5頭と安定感抜群。枠番では3枠から6枠が8勝を占め、中央寄りが優勢です。

【大阪杯】予想では、栗東所属の4~5歳馬で、前走7着以内かつ3~8枠に入った馬を重視するデータ分析が勝利への近道と言えるでしょう。

【大阪杯2025予想】本命馬候補5選情報

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【ステレンボッシュ】

【ステレンボッシュ】

昨年の桜花賞を制した実力馬だ。

桜花賞ではスタートこそ速くなかったものの、二の脚で中団につけ、馬群の中で窮屈な展開を強いられたが、直線でアスコリピチェーノの内を突いて抜け出し、リードを保って1着を獲得。

オークスでは中団から進め、直線で内を突いて一時先頭に立つも、外から伸びた馬に交わされ2着。

秋華賞は体重10kg増ながら仕上がりは良く、外枠からの出遅れで後方待機となったが、直線で内を突いて3着と健闘した。

昨秋の2戦はスタートの遅れで位置取りに苦しんだ印象が強く、大阪杯の内回りコースではスタートを決め、ある程度のポジションを確保することが鍵となる。

モレイラ騎手とのコンビ継続も注目され、2025年大阪杯での巻き返しに期待がかかる。

【ベラジオオペラ】

【ベラジオオペラ】

昨年の大阪杯では、先手を取るスタニングローズを見ながら2番手を進み、流れに乗りつつ外からローシャムパークと併走。

直線では内から迫るルージュエヴァイユとの接戦を制し、2頭に競り勝ってGI初制覇を達成した。

この勝利は、ベスト条件とされる阪神芝2000mでの実力が際立った結果だ。

一方、宝塚記念では3、4番手を進み、勝負所で外から進出するも、4コーナーでブローザホーンとソールオリエンスに交わされ、道悪の中でも踏ん張ったが3着に終わった。

早くから結果を残してきたが、陣営が「完成期は5歳以降」と語るように、有馬記念(4着)でのトリッキーなコース適性も示し、成長が顕著。

2025年大阪杯での走りに注目が集まる。

【シックスペンス】

【シックスペンス】

昨年の毎日王冠では、好位外目から進め、直線で粘るホウオウビスケッツをゴール前で交わして1着。

休み明けで仕上がり途上ながら中距離適性を発揮した。中山記念では最内枠から中団インを追走し、直線で外に進路を取ると、エコロヴァルツが開けたスペースを突いて伸び、ゴール前で差し切って1着。

中山芝で4戦4勝と抜群の相性を誇る。

前走は10kg増で太め残りだったが、その一戦を使った上積みは確実。

課題は2000mへの距離延長と阪神への長距離輸送だが、調整が順調なら2025年大阪杯でも上位争いが期待される逸材だ。

【ロードデルレイ】

【ロードデルレイ】

昨年の中日新聞杯では、中団後方から外目を押し上げ、直線で伸びて2着。先頭デシエルトには届かなかったが、マテンロウレオを抑えた。

前走の日経新春杯では中団から4コーナー手前で進出し、直線入口で2番手から抜け出して1着。2200mを克服したのは大きな収穫だ。

全6勝中3勝が2000mで、折り合い面に課題はあるものの、距離短縮はプラスに働く可能性が高い。

阪神経験は外回りのみで、内回りコースの器用さが求められる点が課題だが、中内田厩舎の仕上げと鞍上坂井瑠星騎手の継続起用で、2025年大阪杯での上位争いに期待がかかる。

【ジャスティンパレス】

【ジャスティンパレス】

昨年の天皇賞(秋)ではゲート出遅れから後方追走となり、直線で内に切り替えて伸びを見せ、ホウオウビスケッツに迫る4着。

有馬記念では中団から控えて進め、勝負所でアーバンシックに先行されたが、直線で内ラチ沿いからスペースを見つけて伸び、5着を確保した。

本格化した4歳以降、唯一の大敗は重馬場だった昨年の宝塚記念(10着)のみで、馬場が悪化しなければ安定した走りが期待できる。

2025年大阪杯では、良馬場なら上位争いが確実視され、鞍上鮫島克駿騎手との約2年ぶりのコンビ復活も注目ポイントだ。

【大阪杯2025予想】穴馬候補5選情報

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【ヨーホーレイク】

【ヨーホーレイク】

昨年の鳴尾記念では中団前目から好位に進出し、直線で先頭に立つと、ボッケリーニとの叩き合いをアタマ差で制し、長期休養明け3戦目で重賞初制覇。

前走の京都記念では中団からインを立ち回り、直線で少し外に出てリビアングラスらを交わし1着。

4か月半ぶりで20kg増と仕上がり途上ながら地力を証明した。

以前の毎日王冠(7着)での力みを解消するため、ハミを変更した効果で操縦性が向上し、好位で折り合えた点も強み。

【ホウオウビスケッツ】

【ホウオウビスケッツ】

昨年の天皇賞(秋)では、ノースブリッジの出遅れで先手を取り、ペースを落として逃げ、直線でドウデュースとタスティエーラに交わされたが、3着争いを制した。

前走の金鯱賞では3番手から進め、直線で外に出てデシエルトを交わし、ゴール前で接戦をハナ差制して1着。

中京芝2000mとの相性の良さが光る。

自在性が高く、逃げも番手追走も可能なレース運びは、阪神内回り2000mの舞台設定に最適。

【エコロヴァルツ】

【エコロヴァルツ】

前走のディセンバーSでは内枠から3番手を進み、4コーナー手前で動き、直線で抜け出してジューンオレンジを振り切り1着。

前々走の中山記念では好位から早めに進出し、直線で先頭に立つもシックスペンスに交わされ2着。

近2走は内枠を生かし、馬群のインを立ち回って早めに抜け出すスタイルで好走しており、このパターンは阪神内回りコースにも適合する。

折り合い面の進境が顕著で、2000mへの距離延長も克服可能と見られる。

【デシエルト】

【デシエルト】

昨年のアンドロメダSでは、日本ダービー以来の芝で果敢にハナを切り、スムーズに逃げて直線も先頭を譲らず、ロードデルレイの追撃を振り切って1着。

前々走の中日新聞杯でも先手を主張し、自分のペースで逃げて後続を寄せ付けず重賞初制覇。

前走の金鯱賞では抑えきれず前へ出たが、ホウオウビスケッツに交わされ2着。

逃げ一辺倒のスタイルが持ち味で、阪神内回り2000mでも先行力を生かせれば上位争いが可能。

【ソールオリエンス】

【ソールオリエンス】

昨年の宝塚記念では中団から追走し、勝負所で外に出て加速。直線で鋭く追い込み、ベラジオオペラらを交わして2着に浮上。

道悪適性も示した。

前走の京都記念では後方からインを選び、直線で外へ進路を求めたがスペースがなく、反応も鈍く凡走。

末脚が武器の差し馬で、展開次第では鋭い脚を発揮するが、前走のように位置取りや進路取りに失敗すると脆さも露呈する。

【大阪杯2025予想】血統情報

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【ステレンボッシュ】

【ステレンボッシュ】

ステレンボッシュの血統は、中長距離適性と名門牝系の底力を兼ね備えた魅力的な配合だ。

父エピファネイアはシンボリクリスエス産駒で、エフフォーリアやデアリングタクト、ダノンデサイルといった一流ステイヤーを輩出する長距離砲。

母ブルークランズはルーラーシップ産駒で、JRA3勝(芝1800~2000m)を挙げた実績を持つ。

母系の牝祖ウインドインハーヘアはディープインパクトの母として知られ、その子孫は繁栄を続けている名繁殖牝馬だ。

ステレンボッシュはヴァルコスやロカの姪にあたり、ドゥラドーレス、レガレイラ、アーバンシックとはイトコ関係にある。

血統背景から長手体型の中距離馬で、牝馬三冠では秋華賞のみ連対を逃したように広いコースが得意。

大阪杯のような大箱向きの舞台で底力を発揮する可能性は高いが、内回りでの立ち回りに課題が残るかもしれない。

【ベラジオオペラ】

【ベラジオオペラ】

ベラジオオペラは、優れた機動力と中距離適性を備えた血統を持つ。

父ロードカナロアはキングカメハメハ産駒で、世界的な短距離王として知られるが、アーモンドアイやパンサラッサなど中距離の名馬も輩出。

母エアルーティーンはハービンジャー産駒で、母父の影響により本馬は2000mがベストの中距離馬に仕上がった。

牝祖エアデジャヴーはオークス2着の実績を持ち、エアメサイアやエアシェイディの母、エアスピネルやエアウィンザーの祖母として名牝系を築いた。

ベラジオオペラはエアアンセムやサトノヘリオスの甥にあたる。

この牝系特有の機動力を受け継ぎ、重賞勝利は全て内回りコースで記録。

宝塚記念や有馬記念でも好走を見せたが、内回り2000mこそが最適条件だ。

【シックスペンス】

【シックスペンス】

シックスペンスは、北米のスピードとディープ系の地力を融合した魅力的な血統を持つ。

父キズナはディープインパクト産駒で、スタミナと底力を子に伝える名種牡馬。

母フィンレイズラッキーチャームは米国G1・マディソンS(ダート7F)を制した実績馬で、母父トワーリングキャンディはマリブS(ダート7F)勝ちのスピード血統。

母系はクリプトクリアランス4×3、ダンジグ4×4の濃いクロスを持ち、近親にはフラワーボウル招待S(芝10F)のピュアクランやフリゼットS(ダート8F)のスカイディーバが名を連ねる。

母の北米血統由来の俊敏さと機動力に優れ、父キズナの影響で地力も兼備。

母父キャンディライド系との配合で中距離適性も強化され、大阪杯の2000mは最適な舞台と言える。

【ロードデルレイ】

【ロードデルレイ】

ロードデルレイは、名門牝系と有力ニックスの融合による中距離適性が光る血統を持つ。

父ロードカナロアはキングカメハメハ産駒で、アーモンドアイら中距離の名馬を輩出。

母デルフィーノはハーツクライ産駒で、JRA3勝(芝1800~2000m)を記録。

母父ハーツクライとの配合はコスタノヴァなどで実績を残すニックスだ。

3代母レディバラードは交流重賞2勝馬で、ダノンバラードやクラヴィコードの祖母。

牝祖エンジェリックソングはグロリアスソングやデヴィルズバッグの全妹という名門出身。

ロードデルレイはロードクルセイダーの甥にあたる。

通算成績[6-2-0-1]で底を見せておらず、母似の特性から2000mがベスト。

母系のヘイロー3×4のクロスにより、内回りでのコーナリング能力も高い。

【ジャスティンパレス】

【ジャスティンパレス】

ジャスティンパレスは、ディープインパクトの持続力と母系のスタミナが融合した血統を持つ。

父ディープインパクトは日本競馬を代表する名種牡馬で、底力とスピードを子に伝える。

母パレスルーマーは優秀な繁殖牝馬で、ベルモントS勝ちのパレスマリス(ジャンタルマンタルの父)やアイアンバローズを輩出。

母父ロイヤルアンセムはシアトリカル産駒で、芝10~12FのGIを3勝したスタミナ豊富な血統。

近親にはハリウッドゴールドC勝ちのレイルトリップがいる。

ジャスティンパレスは野太いストライドで持続力に優れ、ディープインパクトとヌレイエフの影響が感じられる大箱・坂コース向きの特性を持つ。

昨年の有馬記念5着から内回りのコーナリングに課題が見られるものの、大阪杯の広いコースでその長所を活かせれば、好走が期待できる。

乗り方次第で結果が変わる一頭だ。

【エコロヴァルツ】

【エコロヴァルツ】

エコロヴァルツは、ディープインパクトの全兄ブラックタイドとキングカメハメハの母系による中距離適性が特徴の血統だ。

父ブラックタイドはキタサンブラックの父として知られ、持続力と底力を伝える。母プティプランセスはキングカメハメハ産駒で、JRA3勝(芝1800~2000m)を記録。

ウォータースペースの全弟であり、ヴェントヴォーチェのイトコにあたる。牝祖マサケは米国G3ハニームーンH(芝9F)勝ち馬で、母系には気難しいオリオールの血が入る。

この影響でかつては極端な競馬が目立ったが、最近は馬群で落ち着いて走れるようになり、中山記念2着と好走。

ナスキロ系の柔らかいフォームを持ち、大箱の1800mがベストとされるが、大阪杯の2000mでも適応力を見せれば、上位争いが期待できる。

【ヨーホーレイク】

【ヨーホーレイク】

ヨーホーレイクは、名繁殖クロウキャニオンとディープインパクトの配合による地力ある中距離馬だ。

父ディープインパクトは日本を代表する種牡馬で、持続力と瞬発力を伝える。

母クロウキャニオンはフレンチデピュティ産駒で、カミノタサハラ、ボレアス、ベルキャニオン、ストーンリッジらの全弟にあたる本馬を産んだ名牝。

母母クロカミは府中牝馬Sと京成杯AHを制した実績馬。

このディープインパクト×フレンチデピュティの配合は、ショウナンパンドラやマカヒキ、アンジュデジールなど成功例が多い。

ヨーホーレイクは兄弟の中でカミノタサハラに似たニジンスキー的な伸びのある体型を持ち、京都記念で重賞3勝目を挙げた。

阪神内回り2000mの大阪杯より、京都外回り2200mがベストとされるが、血統の底力を活かせば大阪杯でも上位争いが可能な素質を秘めている。

【ホウオウビスケッツ】

【ホウオウビスケッツ】

2025年大阪杯に出走予定のホウオウビスケッツは、パワーと中距離適性を兼ね備えた血統が魅力だ。

父マインドユアビスケッツはドバイゴールデンシャヒーンを連覇した短距離王で、デルマソトガケの父としても知られる。

母ホウオウサブリナはルーラーシップ産駒で、ホウオウユニコーンの半弟にあたる。

牝祖マンファスはキングカメハメハやサンタアニタダービー勝ちのザデピュティを輩出した名繁殖で、母はマンファスのクロス3×2を持つ。

母父ルーラーシップの影響が強く、パワー型の特性が際立つ中距離馬に仕上がった。

金鯱賞ではデシエルトの大逃げを番手で追走し勝利し、天皇賞(秋)3着と良馬場でも対応可能だが、馬場が渋るとさらにアドバンテージを発揮する。

大阪杯の2000mは適距離で、馬場状態次第で上位進出が期待できる血統背景を持つ一頭だ。

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【大阪杯2025予想】追い切り/調教情報

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【ステレンボッシュ】

【ステレンボッシュ】

放牧先から3月7日に美浦へ帰厩後、9日から本格的な調整を開始。

Wコースで「日曜軽め、水曜強め」のメニューを週2本ずつこなし、計8本の追い切りを消化しており、大阪杯に向けた調教量は十分です。

具体的には、4月2日(水)の最終追い切りでは、美浦Wコースで83.6-67.1-52.5-37.8-24.5-12.0というタイムを記録。

モレイラ騎手を背に、終始馬なりのまま僚馬に追走し、先着する内容でした。時計自体は平凡ですが、ステレンボッシュは調教で派手に動くタイプではないため、輸送前の仕上げとしては問題ないと思われます。

先週の追い切りでは、助手を背に3頭併せを実施。

真ん中に入り、外の馬に先着する一方、内の馬には手応えでやや劣勢ながらも併入に持ち込む粘りを見せました。

この調整過程から、大阪杯でのパフォーマンスが期待できる状態に仕上がっているといえます。

【シックスペンス】

【シックスペンス】

前走後に放牧を挟み、3月21日に美浦へ帰厩。23日からWコースで3週連続の併せ馬を実施し、大阪杯に向けた調教量は十分です。

4月2日(水)の最終追い切りでは、美浦Wコースで82.8-65.6-50.6-36.6-23.3-11.4を記録しました。

先週の追い切りでは、助手を背に僚馬2頭を追走し、4コーナーで内から並びかけると、最後まで馬なりのまま両馬を突き放す圧巻の動き。

ラスト200mは11.1秒と鋭い伸びを見せました。

今週は横山武騎手を背に僚馬を追走し、内から軽く仕掛けられるだけでラスト100mできっちり先着。

時計と動きともに申し分なく、大阪杯本番に向けて仕上がりは上々です。

シックスペンスにとって初の関西遠征が課題となりますが、調教内容からは適応力の高さがうかがえます。

【ベラジオオペラ】

【ベラジオオペラ】

放牧先から3月5日に栗東へ帰厩後、翌日から坂路とWコースで乗り込みを開始。中間の追い切り本数が豊富で、大阪杯に向けた意欲的な調整が際立ちます。

4月2日(水)の最終追い切りでは、栗東Wコースで98.2-81.5-66.8-51.9-36.8-22.7-11.1をマークしました。

先週は上村調教師を背に、Wコースでオープン馬2頭を追走。

直線で内に入り、ラスト250mから一杯に追われると、両馬を大きく突き放す力強い動きを見せました。

今週は横山和騎手を背に僚馬と併せ、終始楽な手応えで内から交わし、最後は余裕を持って先着。

休み明けながらも仕上がりはほぼ万全で、大阪杯でのパフォーマンスが期待されます。

栗東での調整過程は非常に順調で、調教の動きからもベラジオオペラの状態の良さが伝わります。

初戦から力を発揮できる仕上げで、阪神の舞台でもその実力を存分に発揮しそうです。

【ロードデルレイ】

【ロードデルレイ】

前走後に放牧を挟み、2月末に栗東へ帰厩。3月9日から本格的な調整を開始し、今週までに8本の追い切りを消化。

大阪杯に向けた調教量は十分です。4月2日(水)の最終追い切りでは、栗東Wコースで68.6-51.9-36.7-22.4-11.1を記録しました。

近走同様、追い切りはすべてWコースでの単走。

先週は西村淳騎手を背にやや強めに追われ、時計の出やすい馬場を考慮しても1000m63.3秒、ラスト200m11.3秒と優秀なタイムをマーク。

今週は助手を背に終い重点の調整で、直線の伸びは上々でした。

折り合い面に若干の課題が残るものの、体調は万全で、大阪杯での走りが期待されます。

ロードデルレイの調整過程は安定しており、栗東での単走中心のメニューが功を奏しています。

調教での動きから、阪神コースでも力を発揮できる状態にあるこちが推測されます。

【ホウオウビスケッツ】

【ホウオウビスケッツ】

4月2日(水)の最終追い切りでは、美浦Wコースで86.6-68.4-52.2-37.2-23.5-11.3を記録。

前走の中京遠征から中2週での再度の遠征となり、昨秋の天皇賞時より中間の追い切りが1本少ないものの、大阪杯への調整としては十分で問題ありません。

レース1週間前の日曜には、助手を背にWコースでラスト200m11.0秒の鋭い動きを披露。

今週は岩田康騎手を背に、オープン馬との併せ馬を実施。

追走から直線半ばで内から並びかけ、軽く追われるとしっかり反応して先着しました。

馬場状態を考慮しても時計は優秀で、大阪杯に向けて仕上がりは万全といえます。

ホウオウビスケッツの調教過程は、中2週のローテーションを考慮した効率的な内容。

美浦での調整が順調で、遠征の疲れを感じさせない動きが光ります。

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