ラジオNIKKEI賞

ラジオNIKKEI賞コース解説(福島競馬場芝1800m)

福島芝1800m
福島芝1800m
ラジオNIKKEI賞コース解説


福島芝1800mは、スタンド前スタートで、ゲートを出るとすぐに高低差1.2mの上り坂に差し掛かります。

1コーナーまでの距離は約300mと短く、ポジション争いが激しくなります。

ゴール板を過ぎ、1~2コーナー中間までは緩やかな下りだが、バックストレッチ前半で再び上り坂に。

その後、平坦な区間を経て、4コーナーの残り400m付近から下り坂に転じ、直線では再び上り坂を登り切ってゴールに到達。

ゴール前の直線はAコース使用時で292mと短めです。

JRA全場で最も1周距離が短い福島競馬場は、小回りかつ細かい起伏が連続するレイアウトが特徴。

ラジオNIKKEI賞が開催される開幕週は、馬場が良好で前有利(過去10年、先行馬の連対率約25%)な傾向が顕著です。

福島芝1800mは、短い直線と連続する起伏により、器用さと粘り強さが求められるコースです。

スタート直後の上り坂と短い1コーナー進入で、先行・好位を取れる機動力が重要。

バックストレッチのアップダウンで消耗しやすく、4コーナーからの下りで加速しつつ、直線の急坂を乗り切るスタミナと末脚が必要です。

【ラジオNIKKEI賞2025予想】データ分析と傾向

ラジオNIKKEI賞
ラジオNIKKEI賞

ラジオNIKKEI賞過去10年人気別成績

ラジオNIKKEI賞過去10年人気別成績


過去10年の単勝人気別成績を見ると、順当な決着は少ないことがわかります。優勝馬10頭中7頭が単勝3番人気以内(1番人気:2勝、2番人気:2勝、3番人気:3勝)と、上位人気馬が勝利するケースが多いものの、3着内率では5番人気以内の馬(30.0~40.0%)と6~9番人気の馬(27.5%)に大きな差がありません。

特に6~9番人気の馬は2勝、2着5回、3着4回と好走が多く、3連単の配当が2万円を下回ったことがないことからも、波乱の可能性が高いレースといえます。

一方、10番人気以下の馬は2着1回、3着1回のみで、極端な人気薄の好走は稀です(3着内率3.8%)。ラジオNIKKEI賞は3歳限定のハンデ戦であり、斤量設定が鍵を握ります。

過去10年のデータによると、優勝馬10頭中9頭が54kg以上で、53kg以下の馬は優勝がありません。

ただし、53kgの馬は3着内率が高く(1勝、2着4回、3着4回)、単勝6番人気以下の伏兵が絡むケースが多いです。

特に、春のG1不出走馬や重賞連対歴のない馬が「格より調子」で好走する傾向があり、福島芝1800mの小回りコースでは、先行力や機動力のある馬が有利です。

過去の好走馬には、2018年2着のフィエールマン(後の菊花賞馬)のように、後のG1馬が台頭する例も見られます。

予想では、単勝3番人気以内の実績馬を中心に据えつつ、6~9番人気の伏兵を積極的に組み込む戦略が有効です。

ラジオNIKKEI賞過去10年 負担重量別成績

ラジオNIKKEI賞過去10年 負担重量別成績


過去10年の負担重量別成績を分析すると、優勝馬10頭中9頭が54kg以上(54kg:3勝、55kg:3勝、56kg:2勝、56.5kg以上:1勝)で、比較的重いハンデを背負った馬が勝利を収めています。

しかし、3着内率では53kgの馬が25.0%と、54kg(22.5%)や56kg(23.8%)と遜色ない成績を残しています。

特筆すべきは、53kgの馬が3着以内に来た9頭すべてが単勝6番人気以下だった点です。このため、53kgの軽ハンデ馬は人気薄でも軽視禁物です。

一方、52kg以下の馬は3着1回のみ(3着内率4.8%)で、極端な軽ハンデは好走確率が低い傾向にあります。

55kgの馬は3着内率29.4%と高く、勝率17.6%も優秀で、安定感のあるハンデといえます。ラジオNIKKEI賞は3歳馬のハンデ戦であり、斤量設定がレース結果に大きく影響します。

53kgの馬は1勝(勝率2.8%)ながら、2着4回、3着4回と連対率13.9%、3着内率25.0%を記録し、穴馬として配当を押し上げる存在です。

これらの馬は、春のクラシック不出走や重賞実績が乏しい馬が多く、福島芝1800mの小回りコースで機動力を活かして好走します。

過去の例では、2019年2着のヒシイグアス(53kg、単勝7番人気)のように、後の重賞戦線で活躍する馬が軽ハンデで台頭するケースも。

逆に、56.5kg以上の馬は1勝のみで、3着内率14.3%とやや低めです。予想では、55kg前後の馬(54~56kg)を軸にしつつ、53kgの単勝6番人気以下の馬を積極的に狙う戦略が有効です。

ラジオNIKKEI賞2025は、54kg以上の馬が優勝を独占する傾向にある一方、53kgの軽ハンデ馬が単勝6番人気以下で高配当を演出する波乱のレースです。

55kgの安定感と53kgの穴馬ポテンシャルを組み合わせ、先行力のある馬や福島適性の高い血統馬をピックアップすることで、攻略の可能性が高まります。

ラジオNIKKEI賞過去10年前走別成績

ラジオNIKKEI賞過去10年前走別成績


過去10年の前走別成績を見ると、オープン特別組が6勝(勝率19.4%、連対率25.8%、3着内率29.0%)と圧倒的な成績を誇り、中心的な存在です。

特に、プリンシパルS組と白百合S組が各3勝ずつを挙げており、この2レースからの出走馬は最注目。

プリンシパルSは東京芝2000m、白百合Sは中京芝2000mで、ともに左回りの中距離実績が福島の小回りコースに繋がる傾向があります。

一方、GⅠ組は優勝こそないものの、2着4回、3着2回(3着内率27.3%)と好走率が高く、2着4頭中3頭が単勝9番人気以下だった点から、人気薄でも軽視禁物です。

GⅡ組は1勝(勝率5.6%)、GⅢ組は3着内ゼロと低調。1勝クラス組は3勝(勝率5.3%、3着内率21.1%)と伏兵として活躍し、2勝クラス組や地方・海外組は目立った成績を残していません。

ラジオNIKKEI賞は、クラシック不出走馬や重賞未勝利馬が台頭するハンデ戦です。

オープン特別組の強さは、プリンシパルSや白百合Sで上位(4着以内)の馬が、斤量面で有利な53~55kgで出走するケースが多いため。

過去の好走例では、2017年優勝のセダブリランテス(プリンシパルS2着、54kg)や、2020年2着のパンサラッサ(白百合S1着、54kg)などが該当します。

GⅠ組は、NHKマイルCや日本ダービーからの参戦が多く、9番人気以下の穴馬が2着に食い込むパターンが目立ちます。

福島芝1800mは開幕週で前有利(先行馬の連対率約25%)かつ小回りコースのため、機動力と先行力が求められます。

ラジオNIKKEI賞2025は、オープン特別組(特にプリンシパルS・白百合S)が中心ながら、GⅠ組の人気薄や1勝クラス組の伏兵が絡む波乱のレースです。

ラジオNIKKEI賞過去10年優勝馬性別成績

ラジオNIKKEI賞過去10年優勝馬性別成績


過去10年の優勝馬10頭はすべて牡馬で、牝馬の優勝はゼロという明確な傾向があります。さらに、優勝馬10頭中7頭がレース当日の出走馬中、上がり3ハロン推定タイム2位以内をマークしており、末脚の鋭さが勝利の鍵であることがわかります。

前走の上がり3ハロン推定順位を見ると、10頭中8頭が2位以内(1位:3頭、2位:5頭)で、例外は2020年バビット(6位)と2024年オフトレイル(3位)のみ。このデータから、前走で鋭い末脚を発揮した牡馬が1着候補として最適といえます。

具体的には、2015年アンビシャスや2021年ヴァイスメテオール(いずれも前走1位)が代表例で、福島芝1800mの小回りコースでも直線での瞬発力が求められることを示しています。

ラジオNIKKEI賞はハンデ戦であり、クラシック不出走馬や重賞未勝利馬が活躍する舞台です。

福島の小回りコースは先行有利(過去10年、先行馬の連対率約25%)ながら、優勝には直線での鋭い末脚が不可欠。

前走でプリンシパルSや白百合S(オープン特別)に出走し、上がり3F2位以内を記録した馬が特に好成績。ハンデは53~55kgの馬が優勝馬の中心で、軽ハンデ(53kg)の人気薄が2・3着に絡む波乱要素も。

牝馬は2・3着に数頭入るが、優勝に至らない傾向から、1着候補は牡馬に絞るのが賢明です。

開幕週の馬場を考慮し、前走で速い上がりを使った馬の機動力を重視しましょう。

【ヒシミラクル】最新競馬情報!フォローお願いします。

3連単6点勝負無料メルマガのご案内です。


3連単6点勝負のご案内です。


ラジオNIKKEI賞有力馬情報

ラジオNIKKEI賞

【トレサフィール】

【トレサフィール】


芝1800mで2連勝中の勢いは本物で、特に前走の1勝クラス(東京・芝1800m)では、逃げて後続を3馬身引き離す圧勝劇を披露。

メンバー中3位タイの上がり3ハロン34秒4(推定)の末脚も繰り出し、スピードとスタミナを兼備している。

デビュー戦のメイクデビュー東京(芝1800m)では最後方から7着に敗れたが、その後は積極的にハナを奪うスタイルに転換。

3戦連続で逃げて2勝、2着1回と安定感抜群だ。

特に2走前の未勝利戦(東京・芝1800m)では、2~4着馬、6着、8着馬が後に勝ち上がるハイレベルな一戦を制した実績が光る。

休養明けの前走でも、持ち前のスピードで逃げ切り、開幕週の福島の馬場にも適性を見せる。

ラジオNIKKEI賞では、2023年優勝馬エルトンバローズが1勝クラス勝利直後に制した例もあり、トレサフィールにも期待がかかる。

2020年のバビット以来の逃げ切りVを狙い、持ち前のスピードでレースを支配できるか。

トレサフィールの逃げがどこまで通用するか注目だ。

【センツブラッド】

【センツブラッド】


キャリア6戦で5連対という安定感を誇り、前走・白百合S(リステッド、京都・芝1800m)では2着に好走。

先行力を活かし、福島の馬場にも適性を見せる。白百合Sでは、4~5番手の好位をキープし、3コーナーから徐々に進出。

直線で一旦先頭に立つ鋭い伸びを見せたが、勝ち馬ライトトラックにアタマ差で交わされた。

それでも、レース内容は次に繋がる好走で、ポテンシャルの高さを証明。

6戦中唯一連対を外したのは、3走前の京成杯(GIII、中山・芝2000m、8着)。雨の影響を受けた重馬場だったが、好位から粘り強い走りを見せ、敗戦の中にもセンスを示した。

管理する斉藤崇史厩舎は、皐月賞2着&日本ダービー優勝のクロワデュノールと同じ厩舎。

センツブラッドは調教でもその同期のスターと互角に渡り合っており、素質は引けを取らない。

福島の芝1800mは、先行力と機動力を活かせる舞台。

開幕週の軽快な馬場で、持ち前のセンスと安定感を発揮し、2020年バビット以来の逃げ・先行馬による勝利を狙う。

重賞初制覇で、厩舎の看板馬に続く飛躍を期待したい。

【フクノブルーレイク】


これまで崩れたのはデビュー戦のメイクデビュー中山(芝1600m、7着)と前走・皐月賞(G1、16着)の2戦のみ。

芝1800mではスプリングS(GII、2着)で7番人気ながら好走し、適性の高さを示している。

前走の皐月賞では序盤からスムーズさを欠き16着に敗れたが、力負けではない。

2走前のスプリングS(中山・芝1800m)では、後方から4コーナーで3番手付近まで進出。

直線ではしぶとく伸び、勝ち馬ピコチャンブラックをクビ差まで追い詰める2着と健闘した。

騎乗した松岡正海騎手は「前残りの馬場でも折り合いを重視して運んだ。力のある馬」と高く評価。

福島の芝1800mは、スプリングSで証明したこの馬の機動力と持続力が活きる舞台だ。

ラジオNIKKEI賞は、開幕週の軽快な馬場が特徴。フクノブルーレイクの鋭い末脚と、芝1800mでの実績がマッチする。

過去の同レースでは、先行・差しどちらも決まる展開が多く、柔軟なレース運びが可能な本馬に有利に働く可能性が高い。

皐月賞の敗戦から成長を見せ、父ウインブライトが得意とした1800mで重賞初制覇を狙う。

スプリングSの再現か、それ以上のパフォーマンスに期待が集まる一戦だ。

【ショウナンマクベス】

【ショウナンマクベス】


デビュー戦のメイクデビュー東京(芝1600m)を逃げ切りで制し、その後も札幌2歳S(8着)、ホープフルS(G1、10着)、共同通信杯(GIII、6着)と重賞で強敵相手に経験を積んできた。

前走・プリンシパルS(リステッド、東京・芝2000m)では久々の逃げ策で4着に善戦。

勝ち馬レディネスとの差はわずか0.2秒で、しぶとい走りを見せた。ラジオNIKKEI賞は、過去10年でプリンシパルS組が2021年ヴァイスメテオールなど3勝を挙げ、好相性のレース。

ショウナンマクベスは、福島の芝1800mで持ち前の先行力を発揮できる舞台が整う。

重賞3戦では控える競馬で結果を残せなかったが、逃げたデビュー戦と前走で好パフォーマンスを示しており、展開次第で上位争いが期待できる。

開幕週の軽快な馬場も、スピードを活かしたい本馬に有利に働く可能性が高い。

日本ダービー出走は叶わなかったが、中間の調整は順調。

豊富なレース経験と、プリンシパルSで見せた粘りを武器に、初の重賞タイトルを狙う。

福島の小回りコースで、ショウナンマクベスの逃げが炸裂すれば、2020年バビット以来の先行勝利も見えてくる。

きっかけを掴み、飛躍の一戦となるか注目だ。

【ビーオンザカバー】

【ビーオンザカバー】


前走・山藤賞(1勝クラス、中山・芝2000m)では、3番人気で好位から隙のない競馬を披露。

4コーナーで2番手に進出し、直線で逃げ馬を捕らえて2馬身1/2差の快勝。追い込み勢も完封する堂々たる走りで、着差以上の強さを見せつけた。

デビュー時の馬体重456kgから472kgへと成長し、心身の充実が顕著だ。

伊藤圭三調教師は「力をつけている。

長い距離では折り合いが難しいが、2000mで流れに乗れたのが良かった」と評価。

過去10年のラジオNIKKEI賞では、前走2000m組が連対率20%超(4勝・5連対)と好成績。

ビーオンザカバーのスタミナは証明済みで、福島の芝1800mへの距離短縮は折り合い面でもプラスに働く可能性が高い。

開幕週の軽快な馬場も、好位でリズム良く運べる本馬にマッチする。

これまで堅実なレースぶりで、先行策から鋭い末脚を繰り出すスタイルが持ち味。

福島の小回りコースは、機動力を活かせる舞台であり、前走の再現が期待される。

初重賞でも、成長著しいビーオンザカバーが好位から抜け出し、2020年バビット以来の先行勝利を狙う。

山藤賞で見せたパフォーマンスをさらに昇華させ、初の重賞タイトル獲得なるか注目の一戦だ。

【ヒシミラクル】最新競馬情報!フォローお願いします。

3連単6点勝負無料メルマガのご案内です。


3連単6点勝負のご案内です。