【阪神ジュベナイルフィリーズ2024予想】本命馬情報・穴馬情報・血統馬情報・調教追い切り情報・過去10年データー分析と傾向・コース解説|3連単

前走札幌2歳ステークス（G3）は、前半は中団でマジックサンズと同じあたり。勝負所でいったん外へ出され、4コーナーで内に入って伸びてきた。直線、抜け出しかけたが、外のマジックサンズとの追い比べになり、ハナ差で遅れて2着。今回の阪神ジュベナイルフィリーズは多頭数のマイル戦であり、これまでのレースと比べるとスピード勝負が求められます。過去の2戦が1800mだったため、1600mでのスピード対応が鍵となります。上村洋行調教師によると、「遊びながら走っていた」札幌2歳Sでのパフォーマンスが評価され、今回も高い期待が寄せられています。しかし、マイル戦でのスピード対応力が課題となりそうです。札幌2歳S後は阪神ジュベナイルフィリーズを目標に調整が行われており、動きは非常に良好で仕上がりに不足はないようです。

コートアリシアンはこれまで2戦に出走しており、両レースとも出遅れが課題となっています。新潟2歳ステークス（G3）は、スタートはもうひとつ。それでも中団に上がっていき、直線外からトータルクラリティに並んでいき、叩き合いから抜け出しましたが、ラストは差し返されて２着も、後続には３馬身の差をつけました。出遅れが2戦連続で見られているため、今回のレースでもスタートが重要となります。スタートが決まれば、末脚がより生かされます。多頭数のレースでは、前に壁を作ることで自分のリズムを保つことが可能。先行馬が多く、ペースが速くなる可能性が高い中で、後方から追い込むスタイルが有利になる可能性があります。推定上がり3ハロンのタイムが2戦連続で最速であることから、末脚の強さが最大の武器。最終コーナーから直線にかけての加速力が勝敗を左右しそうです。

新馬戦では圧倒的な勝利を収めた潜在能力が高い馬です。アルテミスステークス（G3）は、最内枠から今回もハナへ、道中はペースを落として逃げることができ、直線でも粘っていまいしたが、ブラウンラチェットが迫ってきて抜け出された。それでも失速せず、ショウナンザナドゥの追撃を抑えて2着。過去2戦は左回りのレースでしたが、特に4コーナーの入り口で右手前に変えて走る姿勢が見られたことから、右回りコースでは、特にスピードに乗った走りが期待できるかもしれません。今回の阪神JFでのコース替わりがプラスに働く可能性があります。

新馬戦では2着に敗れるも、未勝利戦は圧勝。前半は先行馬を見ながら好位に位置。勝負所で先団へ進出していった。直線の追い比べで抜け出し、マナミンに並ばせることなく押し切り、2走目で順当勝ち。1番人気に応え、力強い走りで初勝利を飾りました。前走のアスター賞は、体重は18kg増えていましたが回復分と成長分。最内枠から控えて、前とさほど離れずに追走し、直線で外から伸びて、内から抜け出したキタノクニカラに迫り、交わして1着。アドマイヤマーズの初年度産駒として、早くから注目されており、母ヘアキティーのスピードを受け継いでいると考えられます。特に、マイル戦での瞬発力が期待されます。

新馬戦は逃げて、6馬身差をつけて圧勝。もみじステークスは、先行馬を見ながら好位追走、早目に上がっていき、直線の追い比べで内からインフローレが進出、リリーフィールドは外から伸びていき、抜け出して、1分21秒2の好タイムで1着。競走除外から1週後のレースだったが、力を発揮できました。1週前の追い切りでは、CWコースで馬なりでラスト1F11秒8の時計を出しており、小崎調教師も「瞬発力がついた」とコメントしています。仕上がりは非常によく、特にトモの力強さが目立ちます。スタートダッシュが良く、先行する形も取れる馬です。今回のレースでも、スタートを決めて自分のリズムで走ることがポイントです。

12月4日（水）美浦 ウッドチップコース（美Ｗ）
タイム83.6-67.4-52.3-38.0-24.1-11.6。
前走後に放牧に出され、11月26日に美浦トレーニングセンターに戻ってきました。その後、2日後の11月28日には強めの追い切りを行っており、牧場での乗り込みを考慮すると調整過程に問題はないと判断されます。先週は、ウッドコースで追い切りを実施。先週は3頭併せで、僚馬を数馬身前に置きつつ、直線で強めに追われてラスト200メートルで11.4秒をマークした。これは非常に良い動きで、素晴らしい瞬発力を示したと言えます。12月4日の追い切りは、嶋田騎手が騎乗し、オープン馬を追走する形で追い切りで、直線では内に併せ、手応えは優勢で楽に併入。初の関西遠征が課題となりますが、輸送前の段階では万全の仕上がりを見せています。

12月4日（水）美浦 ウッドチップコース（美Ｗ）
タイム84.3-67.8-52.5-37.3-23.5-11.3。
放牧先から11月15日に美浦へ戻ってきました。11月20日から12月4日までの間に5本の追い切りをこなしており、調教量に不足はないです。ここ数週間でしっかりと乗り込まれています。先週の追い切りでは、直線に入って内から僚馬に並びかけ、反応よく先着。1000メートルを65.4秒、ラスト200メートルを11.3秒という好タイムをマークしています。12月4日の追い切りでも、僚馬を追走しつつ内に併せ、手応え良く先着した。手応えは楽で、ラスト11.3秒のタイムも、前週に引き続き鋭い末脚を披露して、好調を維持しています。関西への輸送を控えていますが、現時点では前走以上の状態といえそうです。

12月4日（水）美浦 ウッドチップコース（美Ｗ）。
タイム83.0-66.4-52.1-37.6-23.6-11.3。
前走後に放牧に出され、11月中旬に美浦へ戻ってきました。11月20日から今週にかけて計4本の追い切りをこなしており、調整過程は非常に順調で問題ないと判断できます。追い切りは、すべてウッドチップコースで行われました。先週はM.デムーロ騎手が騎乗し、僚馬を追走してゴールを過ぎてから追いつく形だったが、ほとんど馬なりで軽めの内容でした。これは意図的に負荷をかけず、馬の調子を見るための追い切りと考えられます。12月4日の追い切りは助手を背に、4コーナーで内から僚馬を交わす形に。直線では軽く手綱を動かされただけで、上々の伸び脚を見せました。これは、馬の動きが良好で、力強さと瞬発力が増していることを示しています。ラスト200メートルで11.3秒をマークするなど、好調さが伺えます。状態面は万全と見てよさそうです。

12月4日（水）栗東 ウッドチップコース（栗Ｗ）。
タイム50.5-35.4-22.5-11.1。
前走の1週間後に坂路での調教を再開、しっかりと乗り込まれている調整過程は極めて順調で、状態維持に対して何の問題もなさそうです。先週は松山弘平騎手が騎乗し、オープン馬を追走して直線で内に併せたが、ゴール前で追われた際に若干遅れてゴールしたため、反応が今一つでした。12月4日の追い切りは小崎綾也騎手を背に、800メートルからの短い追い切りを実施、ラストでは一杯に追われ、追走先着する形で好時計をマークした。馬の反応やスピードが非常に良く、調子が上向いています。現時点での実力は出し切れる状態です。

12月4日（水）栗東 坂路コース（栗坂）。
タイム54.5-39.7-25.8-12.6。
前走後に放牧に出され、11月13日に栗東トレーニングセンターに帰厩。翌日から坂路での調教を再開し、しっかりと乗り込まれ、調整過程は順調です。先週は幸英明騎手を背に僚馬に先行する形からゴールでは遅れたものの、自己ベストを大幅に更新する800メートル51.8秒という速い時計をマーク。力強さやスピード能力が向上していることを示しました。今週は助手を背に単走で追い切りを実施。時計自体は平凡であったが、ビップデイジーにとってはこの馬なりにしっかりと動けていました。好状態に仕上がったと見てよさそうです。