函館記念


2026年6月28日(日) 函館・芝2000m(右A)GⅢ ハンデ|15:20発走

サマー2000シリーズ開幕戦🔥

1枠1番 バルナバ(牡4・55.0kg)斎藤新/浜田多実雄

ハービンジャー産駒の上がり目候補。
時計のかかる馬場にめっぽう強い血統で、恵みの雨で渋れば一発があってもおかしくない一頭。
前走・福島民報杯は9着だが、本質はマクリ脚を使えるロングスパートタイプ。
斎藤新騎手は「トレセンにいるときより折り合いがついて、いい雰囲気」と手応えを口にしており、課題だった気性面が前進している。
重賞初挑戦の4歳馬で、軽ハンデ55キロは魅力。
ただし水曜追い切りは手前替えに鈍さが見え、評価は控えめという声も。
洋芝適性を実戦で見せられるかが最大の焦点で、馬場が渋れば穴妙味は十分。最内枠を活かして道中のロスを抑えたい。

2枠2番 ファウストラーゼン(牡4・56.0kg)小林美駒/須貝尚介

小林美駒騎手とのコンビで注目を集める一頭。
去勢後は馬群でも崩れず安定感が増し、2走前の鳴尾記念ではないが、もともと切れる脚を持つタイプ。
前走・大阪杯13着は追い切りから行きたがり、脚が溜まらなかった形。折り合い重視の競馬ができれば一変可能との見方が強い。
本馬場追い切りでは活気あふれる動きを披露し、状態面の上昇は明らかだ。
データ面でも斤量53.5〜57.0キロ該当の4歳馬として追い風があり、北海道得意の須貝厩舎という後押しも心強い。
小回り2000mでの復活に期待がかかる。間隔を空けたローテで臨む今回、ハマれば突き抜ける可能性を秘めた要警戒馬だ。

2枠3番 ピースワンデュック(牡5・55.0kg)佐々木大輔/大竹正博

前走・福島民報杯14着から巻き返しを狙う5歳馬。
グレーターロンドン産駒で、低い姿勢から繰り出す独特のフォームが持ち味。
追い切りでは脚元の弾力性十分で、佐々木大輔騎手も「ラストは切れたし動きは悪くなかった。引っ掛かることはなさそう」と前向きなコメント。
ただし操縦性に難しさがあり、実戦で制御がきくか否かが最大の焦点となる。
「前走6着以下・2000m以上・460〜490kg台」という人気薄激走の法則に該当する一頭として、データ派から妙味を指摘されている。
55キロの軽ハンデも味方で、馬場が後押しすれば一発の余地。人気が落ちるようなら押さえておきたい伏兵だ。

3枠4番 マジックサンズ(牡4・58.0kg)横山和生/須貝尚介

昨年のNHKマイルC2着、当レース最有力の一頭。
一昨年この函館でデビュー勝ち、札幌2歳Sも無敗制覇と洋芝適性は抜群だ。
前走・エプソムC4着は窮屈な競馬で脚を余しながらの好内容。中団から上がり33秒台の決め手は重賞でも通用する。
得意の洋芝、好成績を残す夏競馬と条件は揃った。気温上昇とともに上向く近年の傾向もプラス材料。
懸念は58キロのトップハンデと、2000mで厳しい流れを経験していない点。
最終追い切りでファウストラーゼンに伸び負けたとの指摘もあり、状態面に一抹の不安。後方に構えすぎず早めに動ければ、北の大地で主役を張れる実力馬だ。

3枠5番 イガッチ(牡4・55.0kg)浜中俊/笹田和秀

センテニアルパークSを勝ち、3勝クラスから昇級してきた上がり馬。
リアルスティール産駒で、芝1800mに高い指数を持つ。
笹田助手は「すごく前向きに走ってくれて動きは良かった。状態はいいと思う」と好感触。
追い切りでも直線でスピーディーな動きを見せ、デキの良さがうかがえる。
本質は器用さを活かすツーターン向きで、時計や上がりが速すぎない函館は条件として合う。
昇級初戦かつ重賞初挑戦のため相手強化は確かだが、まだ底を見せていない4歳馬。
軽ハンデ55キロを背に、勢いそのままに通用すれば連下〜上位までありえる。データ面でも4歳馬は好走例が多く、軽視は禁物だ。

4枠6番 サンストックトン(牡7・54.0kg)松本大輝/堀内岳志

ワールドエース産駒の7歳馬で、最軽量タイの54キロが唯一の魅力。
前走・大阪杯12着をはじめ、3年近く馬券圏内から遠ざかっているのが現状で、強気にはなりにくい。
ただし松本大輝騎手は「今年の馬場は合いそう」とコメントしており、洋芝適性に活路を見出したいところ。
水曜追い切りは舌を越す癖が出ず折り合いは良かったものの、直線の反応は好調時に見劣るとの厳しい評価も。
軽ハンデと展開の助けがあれば掲示板争いに食い込む余地はあるが、現状は人気薄での一発を狙う立場。
馬場が渋って前残りの展開になれば、開幕週の馬場をうまく立ち回りたい。

4枠7番 チャックネイト(セ8・58.0kg)鮫島克駿/堀宣行

ハーツクライ産駒のセン8歳、58キロのトップハンデ。
前走・日経賞8着で、近走は長距離戦でもテンに行けなくなっているのが気がかり。
2500mからの大幅な距離短縮となる今回、追走で手いっぱいになる可能性が指摘されている。
一方で1週前追い切りでは終いの伸びと反応が良く、仕上がりは一歩リードとの好評価もあった。
ベテランらしい安定感と堀厩舎の手腕は侮れないが、8歳という年齢と斤量、距離適性の3点が重なるのは楽な条件ではない。
展開が向けば渋太く脚を伸ばすタイプだけに、馬群を捌いて末を活かせるか。鮫島克駿騎手の好騎乗に期待したい。

5枠8番 ケイアイセナ(牡7・57.5kg)武豊/平田修

昨夏の巴賞をレコード勝ちした函館巧者で、武豊騎手とのコンビ復活が話題。
ディープインパクト産駒の7歳馬で、2走前の小倉大賞典2着のように自分の型にハマれば強い。
前走・ダービー卿CT10着は道悪の1600mハイペース先行と、明らかに条件が向かなかった一戦。
ベスト条件は「淀みない流れを良馬場1800mで運ぶ形」で、今回の2000mはベストではない点が悩ましい。
それでも前走の厳しい状況からは一転、自分のリズムで運びやすくなる。
追い切りも脚元素軽くリズム良好で、攻め気配は悪くない。
ただし過去10年で前走1600m組は【0.0.0.5】と不振。武豊マジックで覆せるかが見もの。

5枠9番 オニャンコポン(セ7・54.0kg)横山琉人/小島茂之

エイシンフラッシュ産駒のセン7歳、軽ハンデ54キロでの参戦。
前走・エプソムC15着と近走は振るわないが、かつてGⅠ皐月賞でも上位を争った素質の持ち主。
2000mは本来の活躍距離で、距離延長はプラスに働く可能性がある。
ただ全体に強調材料が乏しく、最終追い切りでの上積みに注目したいという評価が多い。
横山琉人騎手の軽快な手綱で、軽斤量を活かして前々で立ち回れれば見せ場はあるか。
近年の函館記念は10番人気以下が頻繁に馬券に絡む大波乱レース。
人気を大きく落とすようなら、ヒモ穴として一考の価値はある。展開の助けが欲しい一頭だ。

6枠10番 ケリフレッドアスク(牝4・55.0kg)北村友一/藤原英昭

紅一点での参戦となるドゥラメンテ産駒の4歳牝馬。
前走・ヴィクトリアマイル14着だが、母父ディープインパクトの良血で素質は高い。
ただし重賞での牡馬混合戦は今回が初めて。牝馬55キロは牡馬換算で考えると決して恵まれた斤量とは言えず、強調材料は乏しいとの見方が大勢。
北村友一騎手は追い切りで「あまり動きの質の良さは感じられなかった」とやや慎重なコメント。
一方で評論家筋からは「1週前の重め感が解消し、折り合いも問題ない、悪くない仕上がり」との声もあった。
藤原英昭厩舎の管理馬だけに状態面は整っているはず。牝馬の意地で穴をあけられるか、人気次第では妙味も。

6枠11番 ジュタ(牡4・56.0kg)坂井瑠星/矢作芳人

ドゥラメンテ産駒で、2歳時からGⅠに挑戦してきた素質馬。
24年ホープフルS4着の実績を持ち、矢作厩舎×坂井瑠星の強力布陣で臨む。
前走・エプソムC8着だが、切れ味勝負の東京から、上がりがかかりパワーを要する洋芝函館への舞台替わりは好材料との分析。
2走前に右回り芝2000mで結果を残しており、条件は揃う。
追い切りでもパワフルな動きを見せ、及第点の仕上がり。久保助手も「しまいはいい動きだった」と評価。
Vデータで唯一の減点1という好データ該当馬でもあり、待望の重賞タイトル獲得へ機は熟しつつある。
伸びしろ十分の4歳馬で、開花の予感が漂う注目の一頭だ。

7枠12番 エコロディノス(牡4・57.0kg)池添謙一/大久保龍志

昨年11月から連勝でオープン入り、今年初戦の京都記念3着の上がり馬。
キタサンブラック産駒で、前走・大阪杯15着は喉頭蓋エントラップメント(喉の疾患)が原因の大敗で度外視可能。
手術明けの復帰戦となるが、北海道の牧場でしっかり乗り込まれ、動きも上々。
追い切りではコーナーで窮屈そうな面を見せつつも、直線でバネを感じさせるフットワークを披露した。
折り合いに課題があり、小回りや上がりがかかる状況は合うタイプ。
距離短縮ローテも折り合い面でプラスに働く。実戦で喉の影響がどう出るかが鍵だが、力を出せれば即巻き返し可能。
夏競馬での一変を警戒したい実力馬だ。

7枠13番 アラタ(牡9・58.0kg)大野拓弥/和田勇介

キングカメハメハ産駒のベテラン9歳、58キロのトップハンデ。
母父ハーツクライの血を引き、かつては重賞でも善戦した実力馬。
小島良助手は「スピードがないから洋芝は合う」と適性面に言及するが、過去2度使われた函館記念はいずれも掲示板外。
年齢的に上積みを望むのは酷との厳しい見方が多い。
追い切りでも仕掛けへの反応が渋く、推進力に物足りなさが残るとの評価でCランク。
調子を取り戻しつつある反面、ピーク時の走りには届いていない印象。
豊富な経験を武器に渋太く脚を伸ばすが、トップハンデと年齢のハードルは高い。馬場が悪化すればパワー型として浮上の余地も。

8枠14番 フィーリウス(牡4・56.0kg)丹内祐次/手塚貴久

スピカSを完勝、連勝中で勢いに乗る4歳馬。
キタサンブラック産駒で母父ロードカナロアという良血。
右回り【4-2-3-2】の好成績を持ち、データ面でも「4.2.3.2」の追い風が指摘される注目の上がり馬。
前走スピカSでは自分から動いて完勝し、1800mの流れに対応して最後まで脚を使えた点が函館2000mにつながる。
重賞では相手強化となるが、近走の充実度は魅力十分。
ノーザンファーム天栄を経由し、先週末に函館入りして順調な仕上げ。
手塚厩舎×丹内のコンビで、勢いそのままに重賞通用を証明できるか。56キロの斤量も手頃で、有力候補の一角に名を連ねる。

8枠15番 デビットバローズ(セ7・58.0kg)岩田望来/上村洋行

昨年12月の鳴尾記念で重賞初制覇を飾ったセン7歳。
ロードカナロア産駒で、前走・大阪杯8着もGⅠ初挑戦で強敵相手に0秒7差なら健闘の部類。
ローカルのメンバー相手なら戦いやすいのは間違いなく、実績は当然上位。
1週前追い切りでは終いの伸びと反応が抜群で、仕上がり一歩リードとの高評価。
一方で58キロのトップハンデ、7歳という年齢、小回り経験不足から「危険な人気馬」に挙げる声もあり評価は分かれる。
24年の函館記念16着の大敗は中1週ローテと滞在競馬が響いた可能性が高く、適性で負けたわけではない。
間隔を空けた今回、雪辱を果たせるか。本質的に洋芝は合うタイプだ。

📊 函館記念2026 攻略ポイント

過去10年は1番人気が【2-0-1-7】で複勝率30%と大苦戦、2025年は10人気→6人気→14人気で3連単69万円の大波乱。
10番人気以下が10回も馬券に絡むため、中〜下位人気を積極的に狙うのがセオリーだ。

前走重賞組、特にGⅠ組の巻き返しが顕著で、該当馬は必ず押さえたい。
枠順は2〜5枠に好走馬が集中する傾向。
血統はハービンジャー・ステイゴールド系・キングカメハメハ系などパワー&洋芝適性が問われる。

トップハンデ58キロ勢(マジックサンズ・チャックネイト・アラタ・デビットバローズ)は【0.1.0.10】と苦戦データあり。
軽ハンデの4歳上がり馬(イガッチ・フィーリウス・ジュタ)に妙味十分の一戦だ。

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