
フェブラリーステークス2020
フェブラリーステークスの歴史
フェブラリーステークスは1984年にG3フェブラリーハンデキャップとして創設されました。
1994年にフェブラリーステークスと改名されてG2に昇格しました。
1997年にJRA初のダートG1に昇格して現在に至り今年で24回目に開催になります。
創設時から東京競馬場ダート1600mで開催され、東海ステークスと並んで一番古い歴史を持つ重賞レースです。
フェブラリーステークスのレース解説
過去24回のG1フェブラリーステークスで連覇したのは14年・15年のコパノリッキーだけで、2勝したのもコパノリッキーだけになります。
フェブラリーステークス過去10年の3着以内の馬の内25頭が前走3着以内で、前走4着以下の馬が苦戦しています。
前走の着順が4着以下だった馬が3着以内に入ったのは2014年コパノリッキーが優勝した以降、前走着順が4着以下からは1頭も3着以内はなく、大敗からの巻き返しは厳しいようです。
フェブラリーステークス過去10年の3着以内に入った内の23頭は、前走の距離が1800mでした。
前走1600m以下で3着に入った馬7頭は前走がすべて根岸ステークス(東京競馬場ダ1400m)でした。
フェブラリーステークス過去10年の3着以内馬で馬体重が500キロ以上の馬は23頭でした。
このことからフェブラリーステークスはある程度の馬恪からくり出せるパワータイプの馬の好走率が高いことがわかります。
またJRAの左回りのダート重賞を勝っている馬もフェブラリーステークスで好走しています。
フェブラリーステークスのコース解説(東京競馬場ダート1600m左回りコース)
東京競馬場ダート1600m左回りコースは、直線の長さが501.6m、バックストレッチとホームストレッチに2つの坂があるのは芝コースと同じです。
直線の上り坂の高低差は2.4mで芝コースより急な上り坂になっています。
東京競馬場ダート1600m左回りコースは、非常にタフでハードなコース形状になっています。
向正面のダートに合流するまでの距離は約150mです。スムーズに流れにのれる芝適性能力が必要になります。
芝部分からの発走というのが、フェブラリーステークス(東京競馬場ダート1600m左回りコース)の大きな特徴です。
芝部分で各馬が一斉に加速してダートに進入するので、出遅れると非常に厳しくなります。
良いスタートが出来ることが勝つための必要十分条件になります。
最初の3コーナーまでの距離は600m以上ありゴール前の直線距離501.6mよりも長くテンから速くなりやすく、前半600mの方が後半の600mよりも速くなる非常に厳しいレース展開になる傾向があります。
速い流れを追走しつつ501.6mの長い直線での激しい追い比べに対応できる瞬発力も要求されます。
入れ込まず好位できっちり折り合い、直線まで脚を温存できるかが大きなポイントになります。
スタートから約150mが芝コースで、外枠の方が芝を走る距離が長くなり東京競馬場ダート1600mは外枠の方が有利になります。
逃げ切るのは難しく、先行馬の成績が優秀で好位から抜け出せるスピードの持続力のある競走馬の好走率が高くなっています。
フェブラリーステークスは、当日の馬場が、軽い馬場か重い馬場かでレース展開が大きく変わるので馬場状態のチェックは重要です。