セントウルステークス

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セントウルステークスコース解説(中京競馬場芝1200m)

中京芝1200m
中京芝1200m

セントウルステークスが行われる中京競馬場の芝1200mコースについて詳しく解説します。

このコースはバックストレッチからスタートし、コースを約半周するレイアウトとなっています。

スタートから3コーナーまでの距離は約300mと比較的短く、スタート直後から激しい先行争いが繰り広げられます。

しかし、このコースの最大の特徴は、ゴール前の直線が412.5mと、JRAの芝1200mコースの中で最も長いという点です。

バックストレッチの半ばから直線の入口までは下り勾配が続き、馬たちはこの区間で息を入れることが難しい状況に置かれます。

さらに、直線に入るとすぐに高低差2mの上り坂が待ち受けており、このタフなコース設定が勝負を決定づける要因となります。

直線勝負に備えて脚を温存したいところですが、1200mのスプリント戦では、序盤からスピードを求められるため、そのバランスが非常に重要です。スピードだけで押し切るのは難しく、少し長めの距離をこなすスタミナや、坂を攻略するパワーも必要です。

特に、直線での瞬発力と持続力が問われるため、ラストスパートでの一気の加速ができる馬が有利です。

また、急坂での消耗を最小限に抑えられる持久力も重要となります。

セントウルステークスでは、こうしたタフなコース設定を考慮したレース展開が鍵となり、スピードとスタミナ、そして坂を乗り越える力強さが求められるレースと言えるでしょう。

【セントウルステークス2024予想】データ分析と傾向

セントウルステークス
セントウルステークス

セントウルステークスは、サマースプリントシリーズの最終戦であり、秋のスプリントGⅠであるスプリンターズステークスへの重要な前哨戦として位置づけられています。

今年は開催日程の変更により中京競馬場で行われることとなり、その点も予想に影響を与える可能性があります。

以下に、過去10年のデータを基にしたレースの傾向と分析を詳述いたします。

①人気馬の信頼性

過去10年で1番人気の馬が好成績を収めています。

特に重賞勝ちの実績がある1番人気馬は、[6勝・2着2回・3着0回・着外0回]と勝率75%、連対率100%という圧倒的な信頼性を示しています。

今年の1番人気が重賞勝ち馬である場合、その馬を中心に予想を組み立てる価値が高いと言えます。

②波乱の可能性と穴馬の台頭

昨年は14番人気のテイエムスパーダが優勝し、大波乱を演出しました。過去10回中9回で3連単が万馬券となっており、穴馬が馬券圏内に絡むケースが多いレースです。

5番人気以下で馬券に絡んだ10頭の多くは、前走で先行策を取って粘り切れなかった馬や、後方からの競馬で差し届かなかった馬が一変して好走するパターンが見られます。

前走で結果を残せなかったものの、展開やコース取りに恵まれなかった馬が巻き返す可能性が高く、こうした馬を積極的に狙うことで高配当を狙えます。

③前走レースとローテーション

サマースプリントシリーズからの参戦馬が多い中、春のマイル以下のGⅠやGⅡを走り、夏を休養に充てた馬が高い好走率を示しています。

特に中京競馬場で開催された2020年から2022年では、この条件に該当する馬が3連勝しています。

休養明けとなるものの、格上のレースで実績を残してきた馬には大きな期待が持てます。

④年齢と実績の重要性

過去10年の優勝馬はすべて3歳から5歳であり、この年齢層が中心となっています。

10頭中9頭が重賞勝利の実績を持っており、2018年以降は重賞を複数勝っている馬が優勝するケースが増えています。

重賞での勝利経験、特に複数回の勝利実績がある若い馬は、優勝候補として有力視できます。

⑤総合まとめ

本命候補: 重賞勝ちの実績がある1番人気馬は信頼度が高く、本命として最適です。

前走で不利な展開ながらも能力を示した先行馬や差し馬。春のGⅠ・GⅡで好走し、夏場を休養に充てた実績馬。

年齢が3歳から5歳であること。重賞勝利の実績を持つこと。

セントウルステークス血統情報

セントウルステークス
セントウルステークス

【ピューロマジック】

父アジアエクスプレス。母メジェルダ。母の父ディープインパクト。

父アジアエクスプレスは、ヘニーヒューズを父に持ち、ソロユニットやワールドタキオンといった名馬を輩出していることで知られています。

アジアエクスプレスは、スピードとパワーを兼ね備えた産駒を数多く輩出しており、ピューロマジッもその影響を強く受けています。

母メジェルダは、ファンタジーステークスで2着に入った実績を持ち、その産駒は全てオープン馬として活躍しています。

ピューロマジッの他にも、メディーヴァルやバグラダスといった兄弟がいますが、いずれも優れた競走馬として名を馳せています。

母父ディープインパクトは、日本競馬を代表する名馬であり、そのスピードとスタミナがピューロマジッにも受け継がれています。

ピューロマジッの血統には、ストームキャットやデピュティミニスターのクロスが見られ、父母相似配合によるバランスの取れた血統背景が特徴です。

芝適性は母譲りであり、特にスピードが際立つ馬です。

これまでのレースでは、テンが速く、北九州記念でも猛ラップで逃げ切る力強いパフォーマンスを見せています。

セントウルステークスでも、そのダッシュ力を活かしたレース展開が期待されます。

セントウルステークスは、中京競馬場で行われるスプリント戦であり、ピューロマジッにとって絶好の舞台です。

特に、渋った馬場での対応力もあり、ダッシュ力を武器に先手を取ることで、再び勝利を狙える可能性があります。

【テンハッピーローズ】

父エピファネイア。母フェータルローズ。母の父タニノギムレット。

父エピファネイアは、ジャパンカップと菊花賞を制した名馬であり、その産駒にはエフフォーリアやデアリングタクトといった活躍馬がいます。

エピファネイア産駒は中距離での適性が高いことが知られており、テンハッピーローズもその血統を受け継いでいます。

母フェータルローズは、JRAで3勝を挙げた実績を持ち、芝1800mから2000mの距離での安定感が特徴です。

母父タニノギムレットは、日本ダービーを制した名馬であり、その影響もあってテンハッピーローズの血統は中距離に適しています。

牝祖オエノセラの子孫には、英1000ギニーで2着に入ったサンドロップや、サマーセント、サンレーンといった活躍馬が名を連ねています。

テンハッピーローズは、プリムラブルガリスの姪であり、その血統背景は非常に優れています。

しかし、その血統にもかかわらず、これまでの良績は芝1600m以下に集中しており、中距離馬としての本領をまだ完全に発揮していない印象があります。

セントウルステークスの1200mという距離は、テンハッピーローズにとって追走が厳しい可能性があるため、どのようなレース展開になるかが注目されます。

セントウルステークスは、中京競馬場で行われるスプリント戦であり、テンハッピーローズがそのスピードを活かしてどのように立ち回るかが鍵となります。

このレースでのパフォーマンス次第では、短距離路線での新たな可能性が見出されるかもしれません。

【ヨシノイースター】

父ルーラーシップ。母アースプレイ。母の父ゼンノロブロイ。

父ルーラーシップは、キングカメハメハを父に持ち、中距離での活躍馬を多く輩出していますが、ヨシノイースターは母方の血統に由来する短距離スピードが強く反映されています。

母アースプレイは、ゼンノロブロイを父に持ち、JRAで2勝(芝1200m)を挙げた実績があります。

ヨシノイースターは、アスターディゴンの半兄であり、マルブツイースターやダイメイザバリヤルの甥にあたります。

牝祖イングリッシュホーマーの産駒にはトウカイパルサーがいるなど、スピードとスタミナを兼ね備えた血統背景を持っています。

ルーラーシップ×ゼンノロブロイの配合は、カレンシュトラウスなどの中距離馬にも見られる組み合わせですが、ヨシノイースターの場合は母方から受け継いだ短距離スピードが強く、特に芝1200mでの適性が高いことが特徴です。

最近のレースでは、好位差しの戦法が安定しており、渋った馬場での対応力も持っています。

実際、芝1200mの勝ち鞍は全て1分8秒台であり、高速馬場よりもやや渋った馬場が得意とされています。

セントウルステークスの舞台となる中京競馬場では、ヨシノイースターがそのスピードを活かしてどのように立ち回るかが鍵となります。

特に、スタートからの位置取りと、道悪への対応力がポイントとなりそうです。

ヨシノイースターは、セントウルステークスでの上位進出を目指す実力馬として、その血統と近走の安定したパフォーマンスに注目が集まっていま

【アサカラキング】

父キズナ。母アサカラヴァーズ。母の父キングヘイロー。

父キズナは、日本ダービーを制した名馬であり、その産駒は多様な距離適性を持つことが特徴です。

アサカラキングもその血統を受け継ぎ、特に短距離でのスピードを武器にしています。母アサカラヴァーズは、キングヘイローを父に持ち、その母系にはしなやかなスピードと瞬発力が流れています。

シュピカの半弟であり、母母キョウワノコイビトはフィリーズレビューで2着に入った実績を持っています。

また、近親にはシャインモーメントが名を連ねており、その血統背景は短距離での活躍が期待されるものです。

キズナ×キングヘイローの組み合わせは、ディープボンドと同じですが、アサカラキングの場合は、ストームキャットとキングヘイロー、エールノコイビトといった血統が組み合わさり、短距離に特化したしなやかなスピードが特徴です。

そのため、ローレルゲレイロのようなイメージで、スピードを活かしたレース展開が得意です。

函館スプリントステークスでは、スタートが甘く、ハナを叩かれてしまいましたが、セントウルステークスでは、正攻法での巻き返しが期待されます。

特に同型馬との競り合いがポイントとなるため、スタートの改善とスムーズなレース運びが鍵となるでしょう。

セントウルステークスの舞台である中京競馬場では、そのスピードとスタミナが試されることになります。

【ダノンスコーピオン】

父ロードカナロア。母レキシールー。母の父Sligo Bay。

父ロードカナロアは、日本を代表するスプリンターであり、その産駒は短距離からマイル戦での強さが際立っています。

ダノンスコーピオンもその血統を受け継ぎ、特にスピードと持久力に優れた馬として注目されています。

母レキシールーは、カナダの年度代表馬であり、ダンススマートリーS(米G2・芝9F)を制した実績を持つ名牝です。

レキシールーの血統にはサドラーズウェルズの血が流れており、中距離型の特徴が見られます。

この血統背景は、サートゥルナーリアやパンサラッサと同様に、距離適性がやや長めに出るパターンです。

しかし、ダノンスコーピオンはロードカナロア産駒ということもあり、短距離でもその能力を発揮する可能性があります。

ダノンスコーピオンは、ダノンキラウェアの全兄であり、ダノンバジリアの半弟でもあります。

牝祖フェイヴァードワンはプリンセスS(米G2・ダ8.5F)に勝った名馬であり、この血統には短距離から中距離にかけての適性が強く刻まれています。

現在、3歳時からの成長がやや停滞しているとされていますが、セントウルステークスでの初の1200m戦が、新たな刺激となるかもしれません。

セントウルステークスは、中京競馬場で行われる短距離戦であり、ダノンスコーピオンがそのスピードを最大限に活かす絶好の舞台となります。

このレースでのパフォーマンス次第では、短距離路線でのさらなる活躍が期待されるでしょう。

セントウルステークス本命馬情報

セントウルステークス
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【ピューロマジック】

父アジアエクスプレス。母メジェルダ。母の父ディープインパクト。

1200メートル戦での戦績が〔4・2・0・0〕と、非常に安定した成績を誇っています。

この6戦すべてで逃げの戦法をとり、連対を確保してきました。

特に直近2走の重賞では、見事に逃げ切って勝利を収めています。

今回は新馬戦以来となる左回りのレースとなり、その適応力が注目されるポイントです。

これまで1200メートルの距離ではスピードを存分に生かした走りを見せ、他馬を圧倒してきました。

転厩後、安田翔伍厩舎での初戦となった葵ステークスでは、ハイペースにもかかわらず粘り強く逃げ切り勝ちを収めています。

前走の北九州記念でも、他世代との初対戦にもかかわらず、先手を取り、そのまま押し切って勝利しました。

セントウルステークスに向けては、CBC賞への特別登録を見送りつつも、順調に調整が進んでいます。

今回も前走と同じ53キログラムでの出走となり、重賞でも十分チャンスがあると言えるでしょう。

ピューロマジックは、3歳馬としては2015年のアクティブミノル以来、3歳牝馬としては2012年のエピセアローム以来のセントウルステークス優勝を目指しています。

その実力とスピードを発揮できるかどうか、レース当日の走りに期待が高まっています。

【トウシンマカオ】

父ビッグアーサー。母ユキノマーメイド。母の父スペシャルウィーク。

芝1200メートルのGⅠレースでは目立った成績が出ていないものの、GⅠ以外の重賞では〔3・0・2・2〕という安定した成績を残しています。

しかし、中京の芝レースでは過去4戦すべてで4着以下に敗れており、今回のセントウルステークスではコースの攻略が鍵となります。

3歳春までは1400メートルと1600メートルのレースを中心に使われ、GⅠも2回経験しています。

その後、初めての1200メートル戦となったキーンランドカップでは4着に入り、スプリント適性を見せました。

さらに続くオパールステークス(リステッド・阪神・芝1200メートル)を勝利し、京阪杯で重賞初制覇を達成しました。

昨年は京阪杯で連覇し、今年初戦のオーシャンステークスでも勝利を収めています。

2年連続の出走となった高松宮記念では、重馬場の影響で6着に終わり、昨年の不良馬場(15着)と同様に本来の力を発揮できませんでした。

しかし、スプリント重賞での実績は十分にあり、良馬場であれば巻き返しのチャンスが十分にある馬です。

今回のセントウルステークスでは、良馬場でのパフォーマンスに期待が寄せられ、勝利を狙う一戦となっています。

【ママコチャ】

父クロフネ。母ブチコ。母の父キングカメハメハ。

昨年のスプリンターズSで優勝し、その年のJRA賞最優秀スプリンターに輝いた実績馬です。

これまでの6勝のうち、5勝を中6週以内の間隔で挙げていますが、今回は約5か月半の休み明けとなり、その点が注目されます。

主に1400メートルと1600メートルの距離でデビュー後のレースを走っていましたが、昨年の北九州記念で初めて1200メートルのレースに出走し、2着という結果を残しました。

その後、スプリンターズSでは、好位から抜け出してGⅠ初挑戦での勝利を飾りました。

しかし、今春の高松宮記念では、GⅠ連勝を狙いましたが、結果は8着に終わっています。

それでも、これまでの5月から10月のレースでの成績は非常に良く、特に暖かい時期に調子を上げるタイプであると考えられています。

今回のセントウルステークスでは、初めて背負う57キログラムの斤量というチャレンジがありますが、得意な時期でのレースとなり、久々の勝利を狙っている状況です。

【アサカラキング】

父キズナ。母アサカラヴァーズ。母の父キングヘイロー。

前走の函館スプリントステークスでは1番人気に支持されながらも、先手を取れず2番手での競馬となり、最終的に9着に敗れました。

これまでの5勝はすべて逃げ切りで挙げており、今回のセントウルステークスでも他の逃げ馬とのハナ争いが勝負の鍵となるでしょう。

アサカラキングは、距離を短縮することで素質が開花しました。

初勝利は2000メートルで、1勝クラスは1600メートル、2勝クラスと3勝クラスは1400メートルでの勝利を挙げています。

今年の重賞初挑戦となった阪急杯では、先手を取り粘ってハナ差の2着に好走。続くモルガナイトステークス(福島・芝1200メートル)では、最内枠から逃げ切って快勝しています。

前走の函館スプリントSでは、騎手が番手に控える形での競馬となり、いつものリズムをつかめず9着という結果に終わりましたが、騎乗した斎藤新騎手も「番手に控えて、いつもの行きっぷりではなかった」と振り返っています。

もしセントウルステークスで自分の逃げの形に持ち込むことができれば、反撃のチャンスが十分にある馬です。

セントウルステークス穴馬情報

セントウルステークス
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【ダノンスコーピオン】

父ロードカナロア。母レキシールー。母の父Sligo Bay。

2022年のNHKマイルカップを制したGⅠホースですが、その後は勝ち星が遠ざかっており、今年春には安田隆行厩舎から福永祐一厩舎に転厩しています。

今回のセントウルステークスでは、初めてとなる1200メートル戦に挑み、復活を目指しています。

デビューからマイル路線で活躍しており、2歳時には朝日杯フューチュリティステークスで3着、3歳時にはアーリントンカップで重賞初制覇を成し遂げ、さらにNHKマイルカップでも優勝しました。

その後の富士ステークスでも3着に入るなど、安定した成績を残していましたが、以降は不振が続いています。

転厩後、初戦となった京王杯スプリングカップでは4着と復調の兆しを見せ、前走の安田記念では15着に終わりましたが、その後は放牧を経て立て直しが図られています。

8月29日の1週前追い切りでは、栗東坂路でラスト2ハロンを11秒8、11秒7という好タイムを記録しており、状態は良好です。

ダノンスコーピオンは、GⅠホースとして再びその実力を発揮し、セントウルステークスで復活のきっかけをつかむことが期待されています。

スプリント戦でどのような走りを見せるか、注目が集まっています。

【テンハッピーローズ】

父エピファネイア。母フェータルローズ。母の父タニノギムレット。

前走のヴィクトリアマイルで14番人気ながらも鋭い末脚を発揮し、差し切りで勝利を収め、重賞初制覇をGⅠという大舞台で果たしました。

この勝利は多くのファンを驚かせ、注目を集めました。

今回のセントウルステークスでは、デビュー戦以来となる1200メートルの短距離戦に挑むため、その適応力が鍵となるでしょう。

2歳時からソダシやサトノレイナスといった世代屈指の馬たちと接戦を繰り広げてきましたが、賞金加算には苦戦していました。

しかし、条件戦を積み重ねて力をつけ、昨年8月の朱鷺ステークス(リステッド・新潟・芝1400メートル)でオープンクラス初勝利を挙げています。

今年の戦績は、京都牝馬ステークスで7着、阪神牝馬ステークスで6着と結果に恵まれませんでしたが、前走のヴィクトリアマイルでその実力を発揮し、大金星を挙げました。

これまでの6勝のうち4勝は左回りのコースで挙げており、今回のセントウルステークスの舞台となる中京競馬場での走りも期待されています。

また、今後はアメリカのブリーダーズカップ出走も視野に入れており、秋の始動戦として良いスタートを切りたいところです。

セントウルステークスで再びその実力を発揮し、短距離芝1200メートル戦での適応がどうなるかが注目されます。

【モズメイメイ】

父リアルインパクト。母インラグジュアリー。

母の父Frankel。3歳時にチューリップ賞と葵ステークスで重賞2勝を挙げ、その実力を証明しました。

しかし、その後は結果が出ず苦戦が続いていましたが、今夏の北九州記念で3着、そしてアイビスサマーダッシュでは見事に1着となり、完全復活を果たしました。

モズメイメイは、特にスピードを活かした走りで注目されています。

昨年のチューリップ賞では、重賞初挑戦にもかかわらず逃げ切りで勝利を収めています。

その後の桜花賞でも果敢に逃げましたが、粘り切れず13着に敗北しました。

その後はスプリント路線に進み、葵ステークスでは抜群のスタートから快勝しました。

しかし、他世代との重賞対戦では苦戦し、思うような結果が得られないレースが続きました。

そこで戦略を変え、脚をためる戦法に転換すると、北九州記念では中団からの追い込みで3着に好走し、続くアイビスサマーダッシュでは馬群を上手くさばきながら伸び、久しぶりの重賞タイトルを手にしました。

今回のセントウルステークスでも、その実力を発揮できれば十分に勝機があると期待されています。

4歳牝馬が3連覇中という相性の良さもプラス材料となっており、モズメイメイが再びそのスピードを見せつけるか注目が集まっています

【テイエムスパーダ】

父レッドスパーダ。母トシザコジーン。母の父アドマイヤコジーン。

2022年のCBC賞で1分05秒8というJRAレコードを記録して逃げ切り勝ちを収めた実力馬です。

昨年のセントウルステークスでも14番人気という低評価を覆し、逃げ切りで勝利を飾りました。

今年は、2017年と2018年に連覇を達成したファインニードル以来となるセントウルステークスでの連覇を目指しています。

2022年のCBC賞では、当時ルーキーだった今村聖奈騎手とのコンビで重賞初制覇を成し遂げましたが、その後は成績が振るわず、苦戦が続いていました。

しかし、昨年のセントウルステークスで112.6倍という驚異の単勝オッズを背負いながらも、見事に逃げ切り勝利を果たしました。

その後は2桁着順が続いていましたが、前走のアイビスサマーダッシュでは好位からしぶとく粘り、3着に好走し、復活の兆しを見せました。

特に、気温が高い時期に好走する傾向があり、サマースプリントシリーズでも一昨年と昨年の2年連続で上位に食い込んでいます。

今年のセントウルステークスは、開催場所が阪神から中京に変更されていますが、昨年の勝利を再現し、連覇を達成できるか注目が集まっています。

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