
≪30万馬券的中≫
321,370円3連点6点的中しました!
アルゼンチン共和国杯コース解説(東京芝2500m)

先週からBコースを使用しています。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされましたが、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに軽微な傷みがあります。
アルゼンチン共和国杯には長距離適性が高い馬が多く参戦し、2015年アルゼンチン共和国杯優勝馬ゴールドアクターは続く有馬記念で優勝しています。
2016年アルゼンチン共和国杯優勝馬のシュヴァルグラン、2017年アルゼンチン共和国杯優勝馬のスワーヴリチャードは翌年以降にジャパンカップを優勝しており、成長力がある強い馬がアルゼンチン共和国杯を勝つ傾向があります。
東京競馬場芝Bコースの1周距離は2,101.9m、幅員は28mから38m、直線距離は525.9m、高低差は2.7mです。
アルゼンチン共和国杯はBコース開催4日目です。
スタート地点は正面スタンド前左の直線の坂の手前。芝2400mのスタート地点より100m左側へ移動した地点、坂の手前からのスタートです。ゴールまで正面スタンド前の2.1mの急坂を2度超えることになります。
最初の1コーナーまでの距離は約450m。スタートして、すぐに上りとなるため前半は平均ペースに落ち着く傾向があります。
1コーナーから2コーナーにかけてはほぼ平坦です。向こう正面の約450mある長いバックストレッチを通り、3コーナー手前から緩い上り坂です。
3コーナーから4コーナーにかけては下り坂になっています。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さです。
残り460m地点から300m地点にかけて、高低差2.1mのなだらかな上り坂が設けられています。高低差2.1mに及ぶ坂を上り切った後もゴールまで300mと函館芝コースの直線の長さとほぼ同じ距離の直線を走ることになります。
正面スタンド前の直線の坂を2度上るコース設定のため、芝2400mよりもタフなレースになります。
アルゼンチン共和国杯(東京芝2500m)は、直線まで脚を温存でき、長い直線での瞬発力に加え、2度坂超えをするスタミナとパワー、終始距離ロスの少ないインを走れる器用さと操縦性に優れている馬が好走しやすいコース設定になっています。
アルゼンチン共和国杯のデータ分析と傾向

①三連単配当傾向
過去14回の3連単で見てみると、10万円を超えたのは1回のみで、2万円未満の配当が7回。
ハンデ戦でありながら堅い決着に落ち着くことが多い傾向があります。
②負担重量
過去10年のデータから、過去10年の3着以内馬延べ31頭中26頭は、負担重量が55キログラム以上。
一方、55キログラム未満の馬は3着内率が8.9%と苦戦しており、軽ハンデ馬の好走率は低い傾向にあります。
このため、比較的重いハンデの馬を重視したが良さそうです。
③前走の着順
アルゼンチン共和国杯過去10年の3着以内の31頭中17頭は、前走の着順が3着以内でした。
逆に4着以下だった馬は複勝率が12.4%と低く、前走3着以内の馬を中心に馬券を組み立てたほうが良さそうです。
前走がG1だった場合、4着以下でも複勝率が35.7%と高い成績を残しています。
前走4着以下G1・G2以外だった馬は複勝率が4.3%と信頼度は低いです。
④通算キャリア
キャリアが13戦以内の馬は複勝率が50.0%と優秀な成績です。
特にキャリアの少ない馬の中成績が安定しています。
レース経験の多い馬の信頼度は低い傾向があります。
⑤前走4コーナー通過順
アルゼンチン共和国杯過去6年、3着以内19頭中15頭は、前走で4コーナーを3番手から7番手以下で通過していました。
前走2番手以内だった馬は全て4着以下、8番手以下だった馬も複勝率10.0%とやや苦戦しています。
⑥まとめ
重いハンデを担っている馬(特に55キログラム以上)
前走で好走している馬(特にG1・G2からの参戦馬)
キャリアが13戦以内の馬または2500mで実績のある馬
前走4コーナーを3~7番手で通過している馬
アルゼンチン共和国杯血統情報

【クロミナンス】
父ロードカナロア。母イリュミナンス。母の父マンハッタンカフェ。
ラッジオの半兄であり、フラッガラハ、エスティタート、フェルメッツァの近親です。
母のイリュミナスはクイーンステークスで3着賞。父ロードカナロアは短距離王で、アーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアといった名馬たちを輩出しています。
母母スキッフルはトニービンの産駒で、ハイペリオンの血統が流れており、晩成タイプが多い傾向があります。
ヌレイエフの血脈から大きなストライドを受け継ぎ東京向きの血統です。
【セレシオ】
父ハーツクライ。母クルソラ。母の父Candy Stripes
クルミナルやピオネロの3/4弟であり、アライバルやククナの近親です。
母クルソラはアルゼンチンで3歳牝馬チャンピオンを獲得しており、母母カロリカはアブリル賞(亜G2・芝1800m)の優勝馬です。
ハーツクライ×キャンディの配合はパシャドーラと同様で、脚が長く、持続力のあるストライドで走るハーツクライ産駒で、広いコースに適性が高い血統配合です。
【ショウナンバシット】
父シルバーステート。母ギエム。母の父Medaglia d’Oro。
スーパーフェザーの近親で、母母オーサムフェザーはBCジュヴェナイルフィリーズ(米G1・ダ8.5F)の優勝馬です。
母父メダグリアドーロはサドラーズウェルズ系として北米で成功を収め、ファントムシーフやハヤブサマカオーなどの母父としても実績を残しています。
父シルバーステートはエヤンやリカンカブールなどを輩出している種牡馬です。
パワーと機動力に優れた配合で札幌2600を連勝しています。ロベルト系色が強くでていますので外回りよりも内回りのコースに向いたタイプの血統配合です。
【ミクソロジー】
父オルフェーヴル。母スターエンジェル。母の父アフリート。
ジャックやスターリング、サイドワインダー、プリンセスジャックローズ、ミツバ、ナムラタイタンの近親です。
父オルフェーヴルはGIを6勝した名馬で、ウシュバテソーロやマルシュロレーヌ、ラッキーライラック、エポカドーロといった一流馬を輩出しています。
ミクソロジーは細くて無駄のない体つきで、オルフェーヴルの似ているステイヤータイプです。
【マイネルメモリー】
父ゴールドシップ。母コスモエンドレス。母の父スターオブコジーン。
エントリーチケットやコスモイーチタイムの半兄弟です。
牝祖オカノブルーの子孫にはマイネルブライアンやマイネルデュプレ、マイネルビンテージといった活躍馬が名を連ねています。
父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒で有馬記念や宝塚記念を制し、ユーバーレーベンやウインキートス、メイショウタバル、コガネノソラなどを輩出しています。
母がグレイソヴリン系で1800m~2000mへの適性が高い血統で、2500mは少しながいかもしれません。
アルゼンチン共和国杯有力馬情報

【クロミナンス】
今年はAJCCで3着、日経賞で2着、そして目黒記念で3着と、勝ちで馬と0.2秒差以内の接戦で、勝てていませんが、安定した走りを続けています。
前走の目黒記念ではスローペースの中、道中で4~5番手をキープし、直線で馬群を割って抜け出し粘り強く3着に入線。
斤量は前走から0.5キロ重い58キロ。
今回は約5か月半ぶりの実戦で仕上がり状態が最大のカギになります。
前走と同じコースで勝ち切れるか注目です。
【サヴォーナ】
前走のオールカマーでは4着という結果でした。
スローペースの道中は3番手を追走し、直線では一時2番手に上がるほどの勢いを見せましたが、勝ったレーベンスティールに内ラチ沿いをすくわれ、先行していた2頭にも直後差で僅差で敗れました。
2走前の函館記念では中団からの競馬で4着に終わりましたが、前走ではサヴォーナらしい先行でしたして粘る競馬ができました。
今年初戦の日経新春杯でも先行して2着となり、勝ち切るまでには至っていませんが、先行力を生かすのが持ち味です。
先行力を忘れた走りがこの馬の持ち味です。
斤量は前走から0.5キロ重い57.5キロ。スムーズに先行できれば好勝負必至です。
【ミクソロジー】
昨年2月のダイヤモンドSで重賞制覇。長期休養明けとなった前走のオールカマーでは11着に敗退。
大外枠から五分のスタートも、行き脚がつかずに後方を追走。
直線では上がり2位タイとなる34秒1の脚を使いましたがが、上位からは離されたままでした。
馬体重も10キロ増えており、休み明けで仕方なった印象です。
斤量は前走から1キロ重い58キロ。
休養前は4連勝で重賞勝ちした実力馬だけに1っ発激走の可能性も十分にあります。
【ショウナンバシット】
近2走では札幌芝2600mで札幌日経オープンとタイランドCを連勝しています。
前走のタイランドCでは、道中を3番手で追走し、4コーナーで馬群を抜けて先頭に立ち、直線はゴールデンでスナップとの追い比べをアタマ差抜け出し勝利しました。
馬場状態が稍重で、勝ち時計や上がりには時間がかかったもの、この馬の持ち味である粘りが出てきた印象です。
今回は東京への輸送がポイントとなります。
斤量は前走より1キロ増えて58キロとなりますが、スタミナは十分で、先行して後続を引き離す展開になればチャンスです。
【セレシオン】
3走前に新潟芝1800mの3勝クラスを制し、オープン入りしました。
近2戦では、関越Sで3着、新潟記念で2着と好成績を残しています。
前走の新潟記念はスタートで出遅れ、序盤は後方からの追走となりましたが、直線で馬群の間を伸びて、先に抜け出したリョシンクカニハナ差まで迫りました。
上がり3ハロンは出走馬中最速の32秒8を記録。
ここ2戦は後方からら届かずの競馬が続いていましが、実力はついてきています。斤量は前走より1キロ増の57キロ。
前が止まる展開になれば、一気に差し切るシーンがあっても驚けません。