
アメリカジョッキークラブカップ・中山競馬場芝2200m右外回りのコース特性(AJCC)
アメリカジョッキークラブカップは春の中長距離G1と関連性が高いレースです。
2014年以降6番人気以下の馬がAJCCで6年連続で3着以内に入るなど、6番人気以下の馬はAJCC過去10年で9頭が3着以内に入っています。
6番人気以下の馬の結果は2勝・2着4回・3着3回です。過去10年のAJCC出走馬で、近2走でのG1へ出走経験のある馬が8勝しています。
G1の厳しい流れを経験したことが、AJCCでいかされていることがわかります。
直線の入り口がスタートで1コーナーまでの距離は約430m、外回りコースで2コーナーまでは緩やかなカーブです。
4コーナーも緩やかなカーブになっていることから平均ペースに落ち着くことが多くなっています。
コース全体の高低差が5.3mと極めて大きいためスタミナと底力が要求されます。
脚質的には先行馬が有利ですが、逃げ切るには難しいコース設定になっています。
前半は落ちついた流れで、向正面あたりから緩いカーブを利用して3コーナーからのロングスパートの仕掛け合いになるので長く脚を使い続けるスピードの持続性が要求されます。
ゴール前直線は310mと短く直線一気は難しく、先行力があり、内ラチを器用に走る機動力も必須条件になります。
直線は残り180mから70m地点に待ち受ける難所、高低差2.2mの上り坂が待ち受けます。
最大勾配の2.24%も10場最大です。中山競馬場芝2200mで好走実績がある馬が再度激走することもあります。
アメリカジョッキークラブカップは、中山競馬場芝2200m巧者をおさえておきたいレースです。