【東海ステークス2026】最新前日情報|枠順確定!猛暑の中京ダートで4歳世代が激突、全14頭を馬番順に徹底解説
2026年7月26日(日)15時35分発走、中京競馬場・ダート1400メートルで行われる第43回東海ステークス(GⅢ・3歳上オープン・別定)。7月24日に枠順が確定し、14頭立てで争われることになりました。
昨年のレパードステークス覇者で、オアシスステークスと欅ステークスを連勝したドンインザムードが4枠5番、前走の天保山ステークスを快勝したベルジュロネットが5枠8番に入りました。1着本賞金は3800万円です。
この記事では、まず馬場状況と傾向を確認したうえで、全14頭を馬番順に最新情報とともに詳しく解説していきます。
馬場状況と天候の見通し
まず気になるのが当日の天候です。名古屋地方は7月25日に最高気温40度が予想されるなど、記録的な猛暑が続いています。史上初の5日連続の酷暑日となる可能性も指摘されるほどの暑さです。
そして肝心の7月26日(日)も、西日本から東海は猛暑の予報。名古屋周辺は昼間に雲が多くなるものの、危険な暑さになる見込みで、降雨の可能性は低い状況です。したがって、中京ダートは良馬場での開催となる公算が大きいといえます。
この点は血統・脚質の取捨に大きく影響します。もし雨が降って脚抜きのいい馬場になれば、ベルジュロネットやドラゴンテイラーといったスピード型の評価が上がりますが、良馬場想定であれば、パワーと持続力を兼ね備えた馬が有利になります。
中京ダート1400メートルは、スタート直後に芝部分を通過するためスピードに乗りやすく、前半が速くなりやすいコース。そして直線には約160メートルで1.8メートル上る急坂が待ち構えています。速い流れを追走しながら最後の急坂を克服するパワーが要求されるため、先行力と持続力の両方が問われるタフな舞台です。
枠順の傾向としては、2016年以降の中京ダート1400メートル・古馬オープン以上25レースを対象にすると、1〜2枠に絞り込むと勝率10.1%・複勝率22.8%・単勝回収率107%と優秀な数値。内枠にはやや注目が必要です。一方で外の8枠も最多の7勝を挙げていますが、そのうち5勝は3番人気以内の有力馬によるもの。実力馬が順当に勝ったという側面が大きく、枠順による有利不利は基本的に小さめと考えていいでしょう。
脚質面では、中京・阪神開催時は4角2番手以内が4勝・2着1回・3着2回と好走する一方、4角6番手以下も3着以内が15頭と一定の活躍を見せており、脚質不問といえます。ただし猛暑の消耗戦になれば、前で運べる馬の残り目も警戒したいところです。
それでは、全14頭を馬番順に見ていきましょう。
1枠1番 ノーブルロジャー(牡5歳)
斤量:57.0キロ 騎手:吉村誠之助 調教師:吉岡辰弥
前走は天保山ステークスで5着。同レースを勝ったベルジュロネットとは差をつけられましたが、掲示板は確保しています。5月の東京ダート1400メートル戦では3着に好走しており、左回りのこの条件では一定の走りが期待できます。
最内枠は、内をロスなく立ち回れれば妙味も。人気薄での一発を狙う立場ですが、展開が向けば掲示板争いに加わる可能性はあります。
2枠2番 ジュンウィンダム(牝6歳)
斤量:55.0キロ 騎手:国分優作 調教師:浜田多実雄
唯一の牝馬で、55.0キロという軽ハンデが魅力です。前走は水無月ステークス(阪神ダート1200メートル)で15着と大敗しており、距離延長がプラスに出るかがポイント。
牝馬の軽量を活かして流れに乗れれば見せ場はありそうですが、近走の内容からは強調しづらい面もあります。斤量差を武器に、どこまで食い下がれるかに注目です。
3枠3番 ハッピーマン(牡4歳)
斤量:58.0キロ 騎手:幸英明 調教師:寺島良
キャリア14戦で地方を含め8つの競馬場に出走という豊富な経験が武器。園田では地方交流重賞を2勝しており、様々な条件に対応できる柔軟性を持っています。全4勝中3勝を1400メートルで挙げており、距離適性は高いといえます。
1週前追い切りはCWコースで単走。馬なりで6ハロン83秒4-11秒2とシャープな伸びを披露し、寺島調教師も「最近の中で一番、真面目に走れていた」と好感触。今年は3戦して結果が出ていませんが、立て直しを図っている最中です。58.0キロを背負う点は課題です。
3枠4番 モンドプリューム(牡6歳)
斤量:57.0キロ 騎手:武藤雅 調教師:水野貴広
前走は天保山ステークスで14着と大敗しました。水野調教師は「前走は外からかぶせられるとハミが抜けた。スムーズなら」とコメントしており、レース運び次第では変わり身の余地を残しています。
最終追い切りは単走で調整程度にとどめており、1週前にしっかり負荷をかけた仕上げ。スムーズに運べれば、というのが陣営の本音のようです。
4枠5番 ドンインザムード(牡4歳)
斤量:58.0キロ 騎手:荻野極 調教師:今野貞一
今回の中心的存在です。オアシスステークスと欅ステークスを連勝し、前走の欅ステークスは59キロを背負いながら7馬身差の圧勝。2着に1秒2差という着差は、2000年以降でゴールドアリュール、アドマイヤドンに次ぐ3頭目という衝撃的な内容でした。
左回りのダートでは4勝2着2回3着2回と複勝率100%の抜群の安定感。今回は前走から1キロ減の58.0キロで出走できる点も有利に働きます。
最終追い切りは栗東坂路でスピード感十分の4ハロン53秒1をマークし、調教採点でも全馬中トップの評価。今野調教師は「前走と変わりないぐらいのデキ」と太鼓判を押しています。1週前には自身2番目の51秒9を出しており、仕上げの流れも理想的です。
唯一の懸念は530キロを超える大型馬での猛暑への対応。陣営も「できる限りの暑さ対策をして挑みたい」と語っており、暑さ対策が万全であれば3連勝の可能性は高いといえます。
4枠6番 ケイアイドリー(牡9歳)
斤量:57.0キロ 騎手:藤懸貴志 調教師:前川恭子
9歳という高齢馬ですが、調教では高齢を感じさせない活気ある走りを見せ、調教採点でA評価を獲得しました。叩いた上積みも感じられる内容です。
前走は水無月ステークスで12着と見せ場を欠きましたが、ベテランならではの立ち回りの上手さは健在。人気薄なら妙味のある存在になりそうです。ただしピークアウトの感は否めず、勝ち負けまでは望みにくいかもしれません。
5枠7番 ダノンフィーゴ(牡4歳)
斤量:58.0キロ 騎手:川田将雅 調教師:友道康夫
昨年5月以降は8戦連続で3着以内という驚異的な安定感を誇る一頭。2走前のかきつばた記念で重賞初制覇を達成し、本格化ムードが漂います。前走の黒船賞では逃げるマテンロウコマンドを捕まえ切れず2着でした。
最終追い切りは栗東坂路で4ハロン53秒2。友道調教師は「稽古は目立たないタイプだったが、ここへきて今までで一番、調教で動いている」と好感触を語り、「中央の左回り1400メートルはベストの条件」と条件面にも自信をのぞかせています。使い詰めだった疲れを癒やしたリフレッシュ効果に期待。鞍上は川田将雅騎手で、JRA重賞初制覇を狙います。
血統的には父イントゥミスチーフがストームキャット系の大種牡馬で、スピード型ながら母父の粘着力も受けたタイプ。好位抜け出しが理想の競馬です。
5枠8番 ベルジュロネット(牡4歳)
斤量:57.0キロ 騎手:M.デムーロ 調教師:大久保龍志
デビューから11戦連続で4着以内という安定感が光り、オープン昇級後は3着→2着→1着と着順を上げてきました。前走の天保山ステークスを快勝した勢いそのままに、重賞初挑戦を迎えます。
最終追い切りは栗東坂路で脚さばき軽快の4ハロン52秒6。1週前にはCW3頭併せで最先着を果たしており、調教採点でも2番目の評価。「550キロもあるとは思えないスピード感に加え、ラストもさらにグイっとひと伸び」と好調キープの内容でした。
全5勝がダート1400メートルという徹底したコース適性を持ち、前走550キロの巨漢という点も大型馬有利のこのレースにマッチします。鞍上はM.デムーロ騎手。ただし良馬場想定だと、湿った馬場がベターな血統だけにその点は気がかりです。
6枠9番 インユアパレス(牡5歳)
斤量:57.0キロ 騎手:横山武史 調教師:須貝尚介
昨年の東海ステークス2着馬です。当時は勝ったヤマニンウルスが別格の強さでしたが、上がり3ハロンは本馬も引けを取りませんでした。左回りでの馬券圏外は冬競馬に限定されており、暑い時季への適性を考えれば見限るのは早計です。
最終追い切りは栗東坂路で活気十分の4ハロン52秒2をマークし、先週からの上積みを示しました。調教採点もA評価。須貝調教師は「去年2着で、暑さも苦にしない。状態はいいと思うのでチャンス」と重賞初制覇へ手応えを感じています。
2桁馬番では全て連対という枠順傾向を持つ馬ですが、今回は9番。鞍上は横山武史騎手で、得意の左回りで反撃を狙います。
6枠10番 トリリオンボーイ(セン4歳)
斤量:57.0キロ 騎手:中井裕二 調教師:武井亮
前走は栗東ステークス(京都ダート1400メートル)で8着。追い切りでは追ってからの伸びを欠き、現時点ではやや物足りない内容という評価が出ています。
最終追い切りでの上積みが求められる状況で、現状では強調しづらい立場。展開の助けがほしいところです。
7枠11番 メイショウハチロー(牡4歳)
斤量:57.0キロ 騎手:団野大成 調教師:福永祐一
左回りのダートで5戦連続連対中という好調ぶりが光る一頭。メイショウハリオやテーオーロイヤルのイトコという名門牝系の出身で、父シニスターミニスターはダートの名種牡馬です。
福永調教師は「いつも通り53~54秒くらいで最後1ハロンだけやりました。暑さだけを心配していたけど、思ったより大丈夫で動きもいい」とコメント。猛暑のなかでも状態を維持できている点は好材料です。
ダートをストライドで走るエーピーインディ系で大箱向きのタイプ。1400メートルだと差しに回るため、中京でまとめて差し切れるかどうかが勝負の分かれ目になります。鞍上は団野大成騎手です。
7枠12番 バトルクライ(牡7歳)
斤量:57.0キロ 騎手:原優介 調教師:高木登
東京で4勝、中京でも3戦2勝という左回り通算6勝の実績を誇ります。今年の根岸ステークスでは13番人気ながら2着に好走し、まだ衰えていないことを示しました。
最終追い切りは美浦Wコースで併せ馬を行い、ラスト11秒7をマーク。高木調教師は「左回り1400メートルでワンターン。57キロで出せるのも大きい」と条件面と斤量面の好材料を強調しています。近2走は58.5キロで敗れましたが、根岸ステークスと同じ57キロなら反撃可能という見立てです。
ただし7歳以上は勝率0%というデータの壁があり、加えて美浦勢の調教採点は全馬B評価にとどまりました。3着候補として押さえたい立場です。
8枠13番 ドラゴンテイラー(牡4歳)
斤量:57.0キロ 騎手:坂井瑠星 調教師:藤原英昭
目下4連勝中の勢いに乗る上がり馬です。本舞台となる中京ダート1400メートルでの前走は、好位から抜け出して2馬身差の快勝。重賞級のパフォーマンスを見せており、ゴール前で流していたところを見るとまだ余裕がありそうという見方も出ています。
最終追い切りでは、連勝後にひと息入れたものの休養前とまったく変わらぬ迫力を披露し、調教採点で3番目の評価。時計的にも申し分なく、併せ馬でも微差ながらしっかり先着していました。約4か月ぶりの実戦ですが、休み明けの不安はありません。
母がストームキャット2×3という濃いクロスを持つスピード型で、前々で砂をかぶらない競馬がベスト。鞍上は坂井瑠星騎手です。馬場が渋って軽くなればさらに怖い存在になります。
8枠14番 マテンロウコマンド(牡4歳)
斤量:58.0キロ 騎手:松山弘平 調教師:長谷川浩大
1400メートル戦で5勝、本舞台の中京ダート1400メートルは2戦2勝という距離・コース適性の高さが光ります。前走の黒船賞では逃げてダノンフィーゴを封じ込め、地方交流重賞2勝目を飾りました。
上芝助手は「順調です。動きもとても良かったし、いい追い切りができた」とコメント。調整過程は順調です。母父キングヘイローを通じてヘイローの血を持つ点も、過去の好走馬と共通する血統要素として注目されます。
JRA重賞では2戦とも2桁着順に敗れており、ここが試金石。58.0キロを背負う点と大外枠がどう出るかがポイントです。鞍上は松山弘平騎手です。
まとめ
東海ステークス2026は、充実の4歳世代が主役を争う構図となりました。
中心はやはりドンインザムード。前走59キロで7馬身差圧勝という圧巻の内容に、左回り複勝率100%の安定感、そして調教採点トップの仕上がりと、死角は猛暑への対応くらい。前走から1キロ減の恩恵も受けられます。
相手筆頭はダノンフィーゴ。8戦連続で3着以内の堅実さに、「今までで一番動いている」という友道調教師のコメントが心強く、リフレッシュ効果に期待がかかります。
ベルジュロネットは550キロの巨体を感じさせないスピード感で好調キープ。全5勝がダート1400メートルという適性も魅力です。ドラゴンテイラーは4連勝の勢いと本舞台での快勝実績、インユアパレスは昨年2着の実績と得意の左回りで、いずれも上位を狙える存在です。
距離短縮組のバトルクライ、5戦連続連対中のメイショウハチロー、そして本舞台2戦2勝のマテンロウコマンドもヒモ穴として警戒したいところ。
良馬場想定のタフな消耗戦になれば、パワーと持続力を兼ね備えた馬が浮上します。当日の馬場状態と各馬のパドックでの気配、そして猛暑への対応力を最終確認したうえで、馬券を組み立てたいところです。
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