【新潟記念2026 データ分析】荒れる新潟の最終決戦を攻略!過去10年データで危険な人気馬と勝ち馬の条件を徹底解剖
2026年8月30日(日)15時45分、新潟競馬場・芝2000メートル外回りで第62回新潟記念(GIII)が行われます。サマー2000シリーズの最終戦にして、夏の新潟開催を締めくくる伝統の一戦。2025年から負担重量が別定に変更され、実績馬の好走が増える傾向にあります。国内最長658.7メートルの直線での究極の瞬発力勝負を、過去10年のデータから徹底的に攻略します。
コース解説:新潟芝2000メートル外回り

新潟記念は、新潟開催最終日に行われます。開催が進んで内ラチ沿いが明らかに荒れており、外から差す馬が有利な芝状態です。国内最長658.7メートルの直線は、東京競馬場よりも130メートルも長く、究極の瞬発力勝負が繰り広げられます。芝2000メートルはコーナーが2回だけのワンターンという特殊コースで、向正面を延長したポケットからのスタート。3コーナーまで948メートルと非常に長いため、序盤から中盤はゆったりとしたペースで流れ、直線の末脚比べに持ち込まれるケースが多くなります。3コーナー入口から4コーナー半ばにかけて約1.6メートルの下り坂があり、ここで我慢しつつスピードに乗って直線へ。開催最終週で馬場の傷みは否めず、各馬が馬場の良い外へと持ち出しての直線勝負となります。勝利の条件は、下り坂でも我慢が効くこと、長い直線での騎手の的確な判断力、そして極端に速い上がりに対応できる末脚の3点です。
人気別データ:中位人気の伏兵に警戒

過去10年の単勝人気別成績を見ると、3着以内馬延べ30頭のうち15頭を1番人気から3番人気の馬が占めています。ただし、6番人気から10番人気の中位人気からも11頭の3着以内馬が出ており、伏兵の台頭が目立ちます。1番人気は複勝率50パーセントとまずまずですが、勝ち切れないケースも多く、2番人気が複勝率60パーセントと最も安定しています。一方、4番人気と5番人気は極端に不振で、この人気帯は軸として信頼しにくいゾーンです。ハンデ戦時代は特に荒れやすく、2021年から2023年は26万、70万、22万馬券と大波乱が続きました。別定戦に替わったことで実績馬の比重は増しそうですが、それでも中位人気の激走は頭に入れておきたいところ。上位人気を軸に、相手には6番人気から10番人気の伏兵を加えるのが、このレースの基本的な組み立て方となります。
年齢・枠順データ:若い馬と外枠が優勢

過去10年の年齢別成績では、3着以内馬延べ30頭のうち22頭を3歳から5歳の馬が占めています。特に3歳馬は勝率・複勝率ともに高水準で、別定戦になっても軽斤量の恩恵を受けやすい立場。4歳・5歳の充実期の馬が中心となりますが、7歳以上のベテランも馬券に絡んでおり、その好走馬はいずれも6番人気以下の伏兵でした。枠順は、外枠が明確に優勢です。3着以内馬30頭のうち28頭が3枠から8枠に集中し、特に2020年以降の6年では1枠・2枠が〔0・0・0・19〕と全滅。開催最終週で内が荒れる影響で、外枠有利・内枠劣勢の傾向が年々強まっています。特に8枠は中団・後方から差してくる馬と好相性で、道悪になればさらに外枠有利に。牝馬は苦戦傾向で、「夏は牝馬」の格言は当てはまりません。若い馬・外枠・非牝馬を軸に据えるのが、堅実な狙い方です。
前走・脚質データ:前走G1組と左回り実績が鍵

過去10年の前走別成績で最も好走率が高いのが、前走G1組です。日本ダービー組が2勝(2018年ブラストワンピース、2023年ノッキングポイント)、天皇賞(春)組、安田記念組からも勝ち馬が出ています。別定戦になったことで、前走G1からの休養明けの実績馬は、これまで以上に注目すべき存在です。また、前走がサマー2000シリーズ(小倉記念、七夕賞、函館記念)だった馬も、3着以内30頭中11頭を占め、穴馬の好走が目立ちます。脚質面では、先行勢と待機組がほぼ互角で、4角10番手以下からでも多数が馬券に絡んでおり、位置取りへのこだわりは不要。上がり3ハロン順位も、最速馬だけでなく4位以下からも好走が出ています。重要なのは、古馬の好走馬がいずれも左回りの重賞好走実績を持っていた点。加えて、当該年の重賞で3着以内に入った実績も、勝ち馬の共通項です。追い切りは「馬ナリ」で好時計を出せる馬が優勢で、一杯に追った馬は勝ち切れない傾向があります。
新潟記念2026 危険な人気馬の条件

① 前走が4番人気・5番人気だった、または当日4~5番人気に支持される馬。過去10年でこの人気帯は極端に不振で、中途半端な人気の実績馬は評価を下げるべき。
② 内枠(1枠・2枠)に入った人気馬。2020年以降の6年で1枠・2枠は〔0・0・0・19〕と全滅。開催最終週で内が荒れるため、内枠の人気馬は大きく割引が必要。
③ 左回り重賞の好走実績がない古馬の人気馬、または人気の牝馬。古馬の好走馬は全て左回り重賞実績を持ち、牝馬は苦戦傾向。実績が右回り中心の馬は疑いたい。
新潟記念2026 勝ち馬の条件

① 前走がG1、またはサマー2000シリーズ(小倉記念・七夕賞・函館記念)だった馬。前走G1組は勝率トップで、シリーズ組は穴での好走が多い。
② 3枠から8枠、特に外枠を引いた3歳~5歳の若い馬。外枠有利・内枠劣勢が顕著で、若い充実期の馬が中心となる。
③ 当該年の重賞で3着以内の実績があり、左回りの長い直線で速い上がりを使える馬。追い切りを馬ナリで好時計に仕上げてきた馬を上位に。
まとめ

新潟記念2026は、別定戦2年目を迎え、実績馬と上がり馬が入り交じる難解な一戦となりそうです。基本となるのは、外枠を引いた若い馬で、前走がG1またはサマー2000シリーズ、そして左回りの長い直線への適性を備えた馬。この条件に合致する馬を軸に、相手には中位人気の伏兵を加えるのが、このレースの攻略法です。
内枠の人気馬、右回り実績中心の古馬、人気の牝馬は、データ上の危険な人気馬。逆に、外枠を引いた実績馬や、当該年の重賞で好走している上がり馬は、狙い目となります。国内最長の直線で繰り広げられる究極の瞬発力勝負。荒れる新潟の最終決戦だけに、データの物差しを冷静に当てはめて、おいしい配当を狙いたい一戦です。
【新潟記念2026 血統予想】プリンスリーギフト時代からサーゲイロード時代へ!ディープの血を引くナスキロ柔い馬を狙え
2026年8月30日(日)15時45分、新潟競馬場・芝2000メートル外回りで第62回新潟記念(GIII)が行われます。サマー2000シリーズの最終戦にして、国内最長658.7メートルの直線での究極の瞬発力勝負。今年もGI馬が複数集結する豪華メンバーとなりました。この一戦を、血統の視点から徹底的に読み解いていきます。
新潟記念を制する血統の傾向
新潟記念は、長い平坦の直線が舞台。数年前までは、ユーキャンスマイル(2023年7番人気2着、2022年9番人気2着)、カラテ(2022年10番人気1着)、マイネルファンロン(2021年12番人気1着)と、プリンスリーギフトの血を引く馬の激走が目立っていました。しかし、最近の傾向は明らかに変化しています。シランケド(2025年2番人気1着)、ディープモンスター(2025年7番人気3着)、シンリョクカ(2024年8番人気1着)、インプレス(2023年10番人気3着)と、ディープインパクトの血を引き、そこにストームキャットやゴーンウエスト、カーリアン、ミスワキ、コジーンといったナスキロ血脈を重ねた馬が好走。ナスキロ柔いフォームで、ストライドを大きく伸ばすタイプが穴をあけています。まさに、プリンスリーギフト時代からサーゲイロード時代への移行です。今年も、ディープの血とナスキロ柔さを持つ馬を狙いたいところ。それでは、有力馬の血統背景を1頭ずつ見ていきましょう。
ゾロアストロ
父モーリス、母アルミレーナ、母父ディープインパクトという血統です。フォイヤーヴェルク、グレートマジシャン、ブラックマジックの甥にあたり、母アルミレーナはJRA3勝(芝1400〜1600メートル)。母母ナイトマジックは、バーデン大賞典(独G1・芝2400メートル)を制したドイツの名牝です。モーリス×ディープインパクトという配合は、ジェラルディーナ、アルナシーム、アルテヴェローチェなどと同じ組み合わせ。モーリス産駒でありながら、ドイツ牝系の重厚さと、母父ディープインパクトのしなやかさが強く出ているのが特徴です。きさらぎ賞を制し、東京スポーツ杯2歳ステークスでは2着と、長い直線をストライドで差してくる競馬を見せてきました。左回りの長い直線への適性は証明済みで、新潟外回り2000メートルでも、同様の走りができる計算が立ちます。3歳馬という年齢も、このレースのデータ上プラス材料。ディープの血を引くしなやかなストライドで、豪華メンバー相手に上位争いを狙える一頭です。まさに、今の新潟記念のトレンドに合致した血統といえます。
ダノンシーマ
父キタサンブラック、母インクルードベティ、母父インクルードという血統です。ワイルドベティの半弟にあたり、母インクルードベティは、マザーグースステークス(米G1・ダート8.5ハロン)を制したアメリカの一流馬。ヒューマナディスタフハンデキャップ(米G1・ダート7ハロン)を制したマイトラスティキャットも近親にいる、スピード豊かなダート血統の牝系です。母父インクルードは、サンデーウィザードやヒーズインラブ、カナルビーグルなどの母父としても知られています。父キタサンブラックは、年度代表馬にしてイクイノックスやクロワデュノールなどを輩出した大成功種牡馬。通算成績〔5・1・4・0〕と、一度も掲示板を外していない安定株です。見た目はわりと母似で、長い距離よりは2000メートルくらいがベターという印象を受けます。これまでよりも距離を短縮することで、より鋭い脚を使える可能性も。安定感のある堅実な走りを武器に、豪華メンバーの中でも侮れない存在です。母のスピードが、新潟の瞬発力勝負でどう生きるかが注目されます。
ドゥレッツァ
父ドゥラメンテ、母モアザンセイクリッド、母父モアザンレディという血統です。母モアザンセイクリッドは、ニュージーランドオークス(G1・芝2400メートル)を制した実力馬。牝祖フルーイションからは、ブリーダーズカップターフのノーザンスパーや、マーメイドステークスのサマーセントなどが出ている、活力ある牝系です。母父モアザンレディは、キングスビショップステークス(米G1・ダート7ハロン)を制した快速馬で、カフェファラオやルクソールカフェなどの母父。父ドゥラメンテは、早逝が惜しまれる名種牡馬です。菊花賞を制した実績馬ですが、母父モアザンレディのスピードで先行する脚質になったのは順当なところ。ヘイロー4×4のクロスを持つため、小回りでの小脚もききます。新潟外回りをストライドで差してくるタイプではないので、この馬は上がりのかかる競馬に持ち込んで、前々から流れ込む形が理想。ナスキロ柔い差し馬が有利な今の新潟記念では、脚質的にやや異質な存在ですが、先行力を生かした立ち回りで、粘り込みを図りたいところです。
ロデオドライブ
父サートゥルナーリア、母ビバリーヒルズ、母父スニッツェルという血統です。スリーピースやスバットマサムネの半弟にあたり、カンパニーやレニングラード、ヒストリカルの甥という良血。母ビバリーヒルズはJRA2勝(芝1200メートル)を挙げた馬で、牝祖クラフティワイフからは、トーセンジョーダンやトーセンスターダムなどが出ています。父サートゥルナーリアは、カヴァレリッツォやショウヘイなどを輩出した種牡馬。父母相似配合で、父とデインヒルが強く出たマイラー体型です。今春のNHKマイルカップを制した3歳マイル王が、秋への始動戦に選んだのが、マイルではなく新潟芝2000メートル。サートゥルナーリア産駒らしい脚長でしなやかな身のこなしで、新潟外回りでは斬れまくりそうな雰囲気があります。ただし、懸念材料は距離。マイラー体型だけに、2000メートルではゴール前でその斬れが鈍らないか、という心配は残ります。名手C.ルメール騎手を鞍上に、3歳馬の勢いと斬れ味で、未知の距離に挑みます。距離さえこなせれば、大きな上位進出も見込める一頭です。
まとめ
新潟記念2026は、GI馬を含む豪華メンバーがそろい、血統的にも見どころの多い一戦となりました。今の新潟記念のトレンドは、ディープインパクトの血を引き、ナスキロ柔いフォームでストライドを伸ばすタイプ。この条件に最も合致するのが、母父ディープインパクトで、きさらぎ賞・東スポ杯2歳Sで長い直線をストライドで差してきたゾロアストロです。
3歳マイル王ロデオドライブは、サートゥルナーリア産駒のしなやかな斬れ味が魅力ながら、2000メートルの距離が課題。堅実なダノンシーマは距離短縮で鋭さが増す可能性があり、ドゥレッツァは先行力を生かした流れ込みが理想です。ディープの血とナスキロ柔さ、そして左回りの長い直線への適性を軸に、狙いを定めたい一戦。プリンスリーギフト時代からサーゲイロード時代へと移り変わった、新潟記念の血統トレンドを味方につけたいところです。
【新潟記念2026 競走馬情報】GI馬が集結する豪華メンバー!有力8頭の実績・近況を徹底解説
2026年8月30日(日)15時45分、新潟競馬場・芝2000メートル外回りで第62回新潟記念(GIII)が行われます。サマー2000シリーズの最終戦にして、夏の新潟開催を締めくくる伝統の一戦。今年はGI馬が複数集結する、GⅢとは思えない超豪華メンバーとなりました。有力各馬の実績と近況を、1頭ずつ詳しく解説します。
ロデオドライブ(牡3歳/C.ルメール)

今年のNHKマイルカップを制した3歳マイル王。父サートゥルナーリア、母ビバリーヒルズ、母父スニッツェルという血統です。管理するのは辻哲英調教師(美浦)。ここまでマイル戦を4走して3勝、2着1回と、ほぼ完璧な内容を披露してきました。持ち味は、なんといってもピカイチの末脚。前走のNHKマイルカップでGⅠ初制覇を飾り、名実ともに世代トップのマイラーとなりました。
今回は、そのGI馬として臨む初めてのレースであると同時に、2000メートルへの距離延長が最大のテーマです。マイルで見せてきた鋭い末脚を、この距離でどこまで発揮できるかが鍵。長い直線を誇る新潟外回りは、末脚勝負の舞台であり、この馬の武器を生かすには絶好の条件ともいえます。名手C.ルメール騎手を鞍上に迎え、3歳馬という年齢もデータ上は好材料。距離をこなせれば、豪華メンバー相手でも上位争いは必至です。世代を代表する切れ者が、未知の距離に挑みます。過去10年で3歳馬が好成績を残しているだけに、勢いそのままに世代の力を示せるか注目です。
ゾロアストロ(牡3歳/岩田望来)

才能あふれる良血の3歳馬。父モーリス、母アルミレーナ、母父ディープインパクトという血統です。管理するのは宮田敬介調教師(美浦)。初勝利を挙げた後も、サウジアラビアロイヤルカップ3着、東京スポーツ杯2歳ステークス2着と、常に世代上位で好走を続けてきました。そして、きさらぎ賞で重賞初制覇を達成。初の関西圏での競馬で結果を出し、精神面の強さも証明しました。
新潟は、デビュー2戦目で初勝利を挙げたコースであり、相性の良さは折り紙付き。その好相性を、重賞の舞台でも示したいところです。母父ディープインパクトの血を引き、長い直線をストライドで伸びる走りは、近年の新潟記念で好走が目立つタイプにも合致しています。父モーリスは、過去10年の新潟記念で1頭が出走して1勝と、データ上も相性は良好。3歳馬という年齢も、このレースのデータではプラス材料です。岩田望来騎手とのコンビで、才能あふれる良血馬が、豪華メンバー相手に世代の力を証明できるか。長い直線での末脚勝負に、大きな期待がかかります。
ドゥレッツァ(牡6歳/田辺裕信)

2023年の菊花賞を制したステイヤー。父ドゥラメンテ、母モアザンセイクリッド、母父More Than Readyという血統です。菊花賞でGⅠ初制覇を果たした、스タミナ豊富な実力馬。ステイヤーとしての底力は、当メンバーでも屈指のものがあります。昨年のジャパンカップは出走取消となり、同年10月の京都大賞典以来の実戦復帰を迎えます。
久しぶりの2000メートル戦となりますが、この距離では2勝、2着1回、3着1回と好相性。菊花賞馬のイメージが強いものの、実は中距離への対応力も十分に備えています。長期休養明けという点は気がかりですが、休み明けでも力を出せるかどうかが、最大の焦点。豊富なスタミナを武器に、先行力を生かした立ち回りができれば、上位争いは可能です。田辺裕信騎手を鞍上に迎え、久々の実戦でどこまで動けるか。ステイヤーの底力を、新潟の舞台で発揮できるかが注目されます。仕上がり次第では、実績馬の意地を見せる走りも期待できる一頭です。
ダノンシーマ(牡4歳/川田将雅)

崩れ知らずの安定感を誇る素質馬。父キタサンブラック、母インクルードベティ、母父Includeという血統です。管理するのは中内田充正調教師(栗東)。デビューからここまで、すべて3着以内を確保しており、その安定感は抜群です。オープンクラス初戦の白富士ステークスを勝利し、前々走の阪神大賞典、前走の目黒記念では、ともに3着に好走しました。
近2走は長距離戦を走ってきましたが、今回は2000メートルで改めて重賞タイトルを狙います。距離短縮によって、より鋭い脚を使える可能性があり、この舞台替わりはプラスに働きそうです。父キタサンブラックは、イクイノックスやクロワデュノールなどを輩出した大種牡馬で、産駒の中距離適性は証明済み。一度も掲示板を外していない堅実さは、豪華メンバーの中でも大きな武器となります。名手・川田将雅騎手を鞍上に迎える点も心強い材料。安定感抜群の素質馬が、距離短縮を味方に、待望の重賞初制覇を狙います。崩れない堅実さで、しぶとく上位に食い込んでくる一頭です。
ステレンボッシュ(牝5歳/戸崎圭太)

復活を期す桜花賞馬。父エピファネイア、母ブルークランズ、母父ルーラーシップという血統です。管理するのは宮田敬介調教師(美浦)。桜花賞でGⅠ初制覇を果たすと、オークスでも2着と、クラシック戦線をにぎわせた実力馬です。その後は苦戦が続く時期もありましたが、前々走のエプソムカップで2着に好走し、復調を感じさせる内容を見せました。
持ち味は、広いコースで末脚を生かす競馬。新潟は初出走となりますが、長い直線を誇る外回りは、この馬の末脚を存分に生かせる、得意の条件となる可能性があります。父エピファネイアは、産駒にクラシックホースを多数輩出する名種牡馬。GⅠ馬としての地力は、当メンバーでも上位クラスです。戸崎圭太騎手は、過去の新潟記念で2着の実績があり、コンビでの好走に期待がかかります。かつてのクラシックヒロインが、得意の末脚勝負で復活を遂げられるか。広い新潟のコースは、復調途上の桜花賞馬にとって、絶好の舞台となりそうです。
チェルヴィニア(牝5歳)

切れ味抜群の末脚を武器とする牝馬二冠馬。父ハービンジャー、母チェッキーノ、母父キングカメハメハという血統です。管理するのは木村哲也調教師(美浦)。デビュー3戦目のアルテミスステークスで重賞初制覇を飾り、早くからその才能を見せていました。そして3歳時には、オークスと秋華賞を制し、牝馬二冠を達成。GⅠ級の能力を持つ、世代を代表する名牝です。
新潟は、初勝利を挙げた思い出のコースであり、相性の良さは実証済み。その思い出の舞台での復活に期待がかかります。父ハービンジャーは、過去10年の新潟記念で6頭が出走して1勝と、新潟外回りとの相性が良好な血統。長い直線で末脚を生かせる展開になれば、血統的にも注目の一頭です。牝馬二冠の実績が示す通り、切れ味鋭い末脚は当メンバーでも屈指。得意の新潟コースで、GⅠ級の能力を存分に発揮できるかが焦点です。二冠牝馬の豪華な末脚が、長い直線で炸裂すれば、上位争いは必至。相性抜群のコースで、復活の走りを見せられるか注目されます。
アーバンシック(牡5歳/三浦皇成)

GⅠ級の切れ味を誇る菊花賞馬。父スワーヴリチャード、母エッジースタイル、母父ハービンジャーという血統です。管理するのは武井亮調教師(美浦)。一昨年の菊花賞で、2馬身半差の完勝を披露し、GⅠウイナーの座に就きました。持ち前のスタミナと切れ味は、当メンバーでも上位クラスのものがあります。
昨年の天皇賞(秋)は5着に敗れましたが、上がり3ハロン32秒2(推定)という、驚異的な末脚を見せました。この鋭い決め手は、長い直線を誇る新潟外回りで、大きな武器となります。父スワーヴリチャードは、産駒にGⅠ馬を輩出する種牡馬で、母父ハービンジャーの血も、新潟コースとの好相性が期待できる配合です。持ち前のスタミナと切れ味を存分に発揮できれば、能力は明らかに上位。三浦皇成騎手を鞍上に迎え、菊花賞馬が本来の実力を示せるか。長い直線での末脚勝負は、この馬にとって願ってもない舞台。GⅠ級の決め手で、豪華メンバーの頂点を狙います。
サヴォーナ(牡6歳/池添謙一)

豊富な経験値を武器とする上昇馬。父キズナ、母テイケイラピッド、母父スニッツェルという血統です。管理するのは中竹和也調教師(栗東)。約1年半ぶりの出走となった前々走の福島民報杯を勝ち、見事な復活を遂げました。重賞では未勝利ながら、神戸新聞杯と日経新春杯で2着と、重賞制覇まであと一歩に迫る実力の持ち主です。
レースを経験しながら、着実に力をつけてきたタイプ。しぶとい末脚を生かして、悲願の重賞初制覇を狙います。父キズナは、産駒に多彩なタイプを輩出する名種牡馬で、中距離適性は十分。長期休養から復活を遂げた地力は侮れず、豊富な経験値は、豪華メンバーの中でも生きるはずです。池添謙一騎手は、2018年にブラストワンピースでこのレースを制した実績があり、コンビでの好走に期待がかかります。しぶとく脚を伸ばす持続力を武器に、実績馬相手に食い下がれるか。経験を積んで力をつけた上昇馬が、重賞初制覇に向けて、渾身の走りを見せます。
まとめ

新潟記念2026は、GI馬が複数集結する、GⅢの格を超えた超豪華メンバーとなりました。3歳マイル王ロデオドライブ、才能あふれるゾロアストロといった勢いのある3歳勢に、菊花賞馬ドゥレッツァ、アーバンシック、桜花賞馬ステレンボッシュ、牝馬二冠のチェルヴィニアといったGI馬たちが真っ向から対決します。
長い直線での末脚勝負が濃厚なだけに、各馬が持つ切れ味と、2000メートルへの距離適性が勝敗のカギ。3歳勢は距離延長、実績馬は仕上がりと、それぞれにテーマを抱えての一戦です。安定感のダノンシーマ、上昇度のサヴォーナも侮れません。実績馬と若い上昇馬の力比べという、見応え十分の一戦。長い直線で、どの馬の末脚が最も鋭く弾けるか、注目して見守りたいところです。
【新潟記念2026 追い切り診断】GI馬が集結!最終追い切りから読み解く有力8頭の仕上がり
2026年8月30日(日)15時45分、新潟競馬場・芝2000メートル外回りで第62回新潟記念(GIII)が行われます。GI馬が複数集結する超豪華メンバーだけに、各馬の仕上がりが勝敗を大きく左右します。休養明けの実績馬が多く、最終追い切りの動きと関係者のコメントが、これまで以上に重要な判断材料に。有力8頭の最終追い切りを徹底分析し、仕上がり具合を1頭ずつ読み解いていきます。
ロデオドライブ(牡3歳/C.ルメール)

3歳マイル王は、辻哲英調教師自らが手綱を取り、順調な仕上げで最終追い切りを迎えました。最終追い切りは、美浦ウッドで5ハロン67秒5-ラスト1ハロン12秒1を馬なりでマーク。1週前は同じく調教師が騎乗して6ハロン83秒5-11秒5を消化し、3頭併せで良いガス抜きができています。辻調教師は「先週ある程度やっているので、今週はサラッと。道中も我慢できていましたし、直線もコントロールできた状態で、後ろの馬を待つ余裕がありました」とコメント。
続けて「前の馬を捕らえるときの反応も良かったですし、状態面に関しては問題ない」と、仕上がりに太鼓判を押しています。休みを挟んで春よりフレッシュ感があり、帰厩後はテンション面も安定。落ち着いて調教を消化できているのは好材料です。唯一にして最大のテーマは、初の2000メートル、年長馬相手、そして57キロの斤量への対応。この点について調教師も「あとは距離、年長馬相手、57キロがどうか」と、率直に課題を口にしています。マイルで見せた鋭い末脚を、この距離でどこまで発揮できるか。状態面は万全なだけに、距離適性さえクリアできれば、豪華メンバー相手でも主役級の走りが期待できます。
ゾロアストロ(牡3歳/岩田望来)

きさらぎ賞馬は、1週前・最終追いと僚馬ステレンボッシュを圧倒する動きで、大きな上昇を感じさせました。最終追い切りは、美浦ポリで5ハロン66秒6-ラスト1ハロン11秒7を直強めにマーク。ステレンボッシュを0.8秒追走して0.1秒遅れの内容でしたが、追走する形での併せ馬で、動き自体は目立っていました。1週前も、ステレンボッシュを追走しながら0.1秒先着する好内容。宮田敬介調教師は「ステレンボッシュをあおるくらいの走りでしたし、測り知れないポテンシャルがある」と、その動きを絶賛しています。
最終追いについても「ひと追いごとに良くなって着実に良化。馬自身が併せ馬を意識して、気持ちを切らさずに走れています」と、順調な仕上がりに手応え十分。鼻出血で日本ダービーを断念した経緯があるため、慎重に立ち上げてきましたが、その不安を感じさせない充実ぶりです。母父ディープインパクトの血を引き、長い直線をストライドで伸びる走りは、近年の新潟記念のトレンドにも合致。新潟はデビュー2戦目で勝利した相性の良いコースでもあります。休み明けという点さえ問題なければ、3歳馬の勢いで世代の力を証明できる態勢。1週前・最終と目立つ動きを見せた点は、大きな強調材料です。
ドゥレッツァ(牡6歳/田辺裕信)

菊花賞馬は、長期休養明けながら、最終追い切りでGⅠ馬らしい素軽い動きを披露しました。最終追い切りは、美浦ウッドで6ハロン80秒9-ラスト1ハロン11秒1を直強めにマーク。1週前も6ハロン81秒8-11秒1と、意欲的に負荷をかけており、態勢は着実に整ってきています。鞍上の田辺裕信騎手は「本当にいいときはもっと良いんだろうけど、GⅠ馬らしい走りだった」と評価。尾関知人調教師も、その走りに手応えを口にしています。
尾関調教師は「札幌記念と迷いましたが、ゴチャつかない大きなコースの方が走りやすいと考えました。外回りのワンターンで対応しやすい」と、コース選択の意図を説明。かつてジャパンカップを取り消す原因となった爪の懸念についても「もう爪の懸念はなくなっている」と、不安を否定しています。昨年11月以来という実戦のブランクは気がかりですが、豊富なスタミナと底力は当メンバー屈指。休み明けを一度使って上昇する可能性もあります。秋への始動戦という位置づけながら、仕上がりは水準以上。ステイヤーの底力を、長い直線でどう生かすかが注目されます。復活を期す菊花賞馬が、実績馬の意地を見せられるか。
ダノンシーマ(牡4歳/川田将雅)

崩れ知らずの安定株は、休み明けを意識した計画的な仕上げで、態勢を整えてきました。最終追い切りは、栗東坂路で4ハロン55秒5-ラスト1ハロン12秒8を馬なりでマーク。1週前は栗東CWで中内田充正調教師自らが騎乗し、6ハロン84秒1-11秒1を一杯に追って、僚馬にアタマ差先着する好内容でした。中内田調教師は「1週前は負荷をかけて、反応も良かった。今週は新潟への輸送や暑さを考慮して、軽めの内容にした」と、計画的な調整を説明しています。
前走の目黒記念後は放牧に出て、先月末に栗東トレセンへ帰厩。休み明けで体重は増えているものの、順調に乗り込めており、レースまでには力を出せる態勢に整うとの見立てです。調教師は「3歳の後半から安定して走ってくれている。ここでいいパフォーマンスをして秋につなげたい」と、堅実な素質馬への信頼をのぞかせます。デビューから全レース3着以内という抜群の安定感が、最大の武器。近2走の長距離から2000メートルへの距離短縮は、より鋭い脚を引き出す可能性があり、プラスに働きそうです。名手・川田将雅騎手を鞍上に、堅実さを武器に、待望の重賞初制覇を狙います。暑さへの対応が、唯一の未知数です。
ステレンボッシュ(牝5歳/戸崎圭太)

復活を期す桜花賞馬は、僚馬ゾロアストロと併せる形で、状態を上向かせてきました。最終追い切りは、美浦ポリで5ハロン67秒3-ラスト1ハロン11秒9を馬なりでマーク。ゾロアストロを0.8秒先行して0.1秒先着する内容でした。1週前も、ゾロアストロと併せてラスト1ハロン11秒0をマークし、時計的にはしっかり動けています。宮田敬介調教師は「先週、今週と併せ馬ではゾロの方が目立っていて、まだ物足りなさは感じつつも、しっかり調教は積めてきました。態勢としては整っています」とコメント。
間隔が空いて前2走よりやや体が緩く、全盛期と比べると迫力はひと息という評価ながら、久々の併せ馬でもリズムを確認しながら動けている点は好材料です。調教師は「マイル戦よりは今回の条件の方が向きます」と、新潟外回り2000メートルへの適性に期待を寄せています。前々走のエプソムカップで2着に好走し、復調の気配は感じられます。広いコースで末脚を生かす競馬が持ち味で、長い直線の新潟は、初出走ながら得意の条件となりそう。秋の大目標エリザベス女王杯へ向け、いい形で入りたいところ。桜花賞馬の意地に注目です。
チェルヴィニア(牝5歳/津村明秀)

牝馬二冠馬は、牧場での調整から良い状態を維持し、順調に態勢を整えてきました。最終追い切りは、美浦ウッドで6ハロン86秒4-ラスト1ハロン11秒7を馬なりでマーク。今回から手綱を取る津村明秀騎手が騎乗し、僚馬を0.7秒先行して同入する内容でした。1週前も7ハロン96秒0-11秒4と、しっかり負荷をかけています。初めて騎乗した津村騎手は「さすがG1馬だと思った。いいフットワークだったし、背中もさすが。落ち着き、振る舞いも堂々としていた」と、その能力の高さに感嘆のコメントを残しています。
太田助手は「牧場から毛づや、バランス含めていい状態で帰ってきた。ずっと強い負荷をかけた調教をしていても、それに馬がこたえてくれている。舞台設定も向くと思うので、なんとか巻き返してくれたら」と、状態面に自信をのぞかせます。津村騎手も「トビが大きい馬なので、マイルというよりは2000メートル以上あった方がいい。この中でもやれる馬」と、今回の条件を前向きに評価。新潟は初勝利を挙げた思い出のコースで、相性は抜群です。近況は今ひとつでしたが、条件は明らかに好転。二冠牝馬の豪華な末脚が、長い直線で復活の輝きを放つか注目されます。
アーバンシック(牡5歳/三浦皇成)

菊花賞馬は、実戦を見据えて余力を残す調整で、最終追い切りを終えました。最終追い切りは、美浦ウッドで7ハロン96秒1-ラスト1ハロン11秒7を馬なりでマーク。ボウウィンドウを0.9秒先行して同入する内容でした。1週前は美浦坂路で4ハロン61秒3-15秒3を馬なりで消化。武井亮調教師は「余力残しで走りたい気持ちを残せるような調教」と、意図的に余力を残した仕上げであることを明かしています。
武井調教師は「前走は鼻出血もあったが、気持ちが途切れたような感じもあったので、調教に余力を残したことが、実戦でいい方に出てくれれば。長く良い脚を使う馬ですし、ワンターンの直線の長いコースなら」と、コース替わりに期待を寄せています。鞍上の三浦皇成騎手も「帰厩後は走りにまとまりがなかったけど、週を追うごとに良くなっています。ワンターンの2000メートルで、うまく前半を楽に入れれば、条件的にはいい」と、前向きなコメント。昨年の天皇賞(秋)で上がり32秒2(推定)の驚異的な末脚を見せたように、切れ味は当メンバー屈指です。休み明けと鼻出血明けという点は考慮が必要ですが、長い直線を持つ新潟外回りは、この馬の末脚が生きる絶好の舞台。本来の力を出せれば、頂点も狙えます。
サヴォーナ(牡6歳/池添謙一)

復活を遂げた上昇馬は、坂路で一杯に追う入念な仕上げで、態勢を整えてきました。最終追い切りは、栗東坂路で4ハロン54秒2-ラスト1ハロン12秒6を一杯にマーク。1週前も栗東坂路で4ハロン55秒1-12秒9を強めに追っており、しっかりと負荷をかけています。中竹和也調教師は「馬場が良くなくて脚をとられながらも、真っすぐ走っていましたし、回転も維持できていました」と、最終追いの動きを評価しています。
柴田助手は1週前に「1週前なのでしっかりやりました。もう少しピリッとしてほしかったところはありますが、そんなに間隔もあいていないし、太め感なく順調にきています。来週やって輸送して、ちょうどよくなると思います」とコメント。太め感なく、順調に態勢を整えてきた様子がうかがえます。約1年半ぶりの前々走を勝って復活を遂げ、重賞では神戸新聞杯と日経新春杯で2着と、制覇まであと一歩の実力の持ち主。しぶとい末脚を武器に、悲願の重賞初制覇を狙います。池添謙一騎手は、2018年にブラストワンピースでこのレースを制した実績があり、コンビでの好走に期待。豊富な経験値を生かし、実績馬相手に食い下がりたいところです。
まとめ

新潟記念2026は、有力各馬がそろって水準以上の仕上がりを見せ、豪華メンバーにふさわしい態勢が整いました。中でも動きが際立ったのが、1週前・最終追いともに僚馬ステレンボッシュを圧倒したゾロアストロ。宮田調教師も「測り知れないポテンシャル」と評し、鼻出血明けの不安を吹き飛ばす充実ぶりです。
3歳マイル王ロデオドライブは、状態面は万全で、初の2000メートル・斤量57キロへの対応が唯一のテーマ。菊花賞馬ドゥレッツァは長期休養明けながらGⅠ馬らしい動きを見せ、安定株ダノンシーマは計画的な仕上げで態勢良好です。復活を期すステレンボッシュ、条件好転のチェルヴィニア、切れ味自慢のアーバンシックも、それぞれに見どころ十分。休み明けの実績馬が多いだけに、最終追いの動きと関係者のコメントを総合的に見極めて、狙いを定めたい一戦です。
【新潟記念2026 総合情報】GI馬集結の豪華メンバー!馬情報・血統・データ・追い切りを1頭ずつ総まとめ
2026年8月30日(日)15時45分、新潟競馬場・芝2000メートル外回りで第62回新潟記念(GIII)が行われます。サマー2000シリーズの最終戦にして、今年のNHKマイルカップ馬ロデオドライブをはじめ、複数のGI馬が集結した超豪華メンバー。夏を締めくくる名物重賞であり、秋の古馬GIへの重要な前哨戦でもあります。ここでは、有力各馬について、これまでの馬情報・血統・データ・追い切りを1頭ずつ総合的にまとめました。それぞれの実像を、詳しく見ていきましょう。
ロデオドライブ(牡3歳/C.ルメール)

今年のNHKマイルカップを制した、3歳マイル王です。父サートゥルナーリア、母父スニッツェルという血統で、切れ味鋭い末脚が最大の武器。NHKマイルカップでは1番人気に応え、後方で脚を溜める形から、直線で上がり33秒3を使って差し切りました。データ面では、G1組が新潟記念で好成績という傾向に合致する強力な存在です。
追い切りでは、辻哲英調教師自らが騎乗し、最終追いを美浦ウッドで5ハロン67秒5-ラスト12秒1を馬なりでマーク。1週前も3頭併せで良いガス抜きができ、状態面は万全です。辻調教師は「状態面に関しては問題ない」と太鼓判を押し、春よりフレッシュ感があるとも。唯一にして最大のテーマは、初の2000メートル、年長馬相手、そして斤量57キロへの対応です。3歳牡馬の基本重量55キロに、G1勝ちによる加算で57キロを背負う点は、割引材料といえます。ルメール騎手は当該条件で複勝率33パーセントと相性は悪くありません。マイルで見せた鋭い末脚を、この距離でどこまで発揮できるか。状態面は万全なだけに、距離適性さえクリアできれば、豪華メンバー相手でも主役級の走りが期待できる一頭です。
ゾロアストロ(牡3歳/岩田望来)

前々走できさらぎ賞を制した、勢いのある3歳馬です。父モーリス、母父ディープインパクトという血統。父モーリスは、過去10年の新潟記念で1頭が出走して1勝と、サンプルは少ないながら好相性。母父ディープインパクトの血は、長い直線をストライドで伸びる走りを生み、近年の新潟記念のトレンドにも合致しています。新潟はデビュー2戦目で勝利した、相性の良いコースです。
データ面では、母父ディープの血統トレンド合致が強調材料。追い切りでは、最終追いを美浦ポリで5ハロン66秒6-ラスト11秒7を直強めにマークし、1週前・最終追いともに僚馬ステレンボッシュを圧倒しました。宮田敬介調教師は「測り知れないポテンシャルがある」「ひと追いごとに着実に良化」と、その動きを絶賛。鼻出血で日本ダービーを断念した経緯があるため慎重に立ち上げてきましたが、その不安を感じさせない充実ぶりです。岩田望来騎手は当該条件で連対率25パーセント。休み明けという点さえ問題なければ、3歳馬の勢いで世代の力を証明できる態勢です。1週前・最終と目立つ動きを見せた点は、大きな強調材料。当メンバーでも有力な一頭です。
ドゥレッツァ(牡6歳/田辺裕信)

2023年の菊花賞を制した、実績馬です。父ドゥラメンテ、母父モアザンレディという血統で、豊富なスタミナと底力が武器。菊花賞を制したように、長距離での実績は当メンバーでも屈指です。長期休養明けとなりますが、秋の大目標へ向けた始動戦という位置づけになります。データ面では、休み明けの実績馬をどう評価するかがポイントです。
追い切りでは、最終追いを美浦ウッドで6ハロン80秒9-ラスト11秒1を直強めにマークし、長期休養明けながらGⅠ馬らしい素軽い動きを披露しました。1週前も6ハロン81秒8-11秒1と意欲的に負荷をかけています。鞍上の田辺裕信騎手は「GⅠ馬らしい走りだった」と評価。尾関知人調教師も「外回りのワンターンで対応しやすい」とコース選択の意図を説明し、かつてジャパンカップを取り消す原因となった爪の懸念についても「もう爪の懸念はなくなっている」と否定しています。昨年11月以来という実戦のブランクは気がかりですが、休み明けを一度使って上昇する可能性も。ただし田辺騎手は当該重賞で馬券圏内がなく、その点は気にしたいところです。ステイヤーの底力を、長い直線でどう生かすかが注目されます。
ダノンシーマ(牡4歳/川田将雅)

デビューから全レース3着以内という、崩れ知らずの安定株です。父キタサンブラック、母父インクルードという血統。父キタサンブラックの血を引き、安定した堅実な走りが持ち味です。3歳の後半から安定して走り続けており、その信頼度は当メンバーでも上位。データ面では、前走の目黒記念組は勝ち切れていないローテーションながら、抜群の安定感が光ります。
追い切りでは、最終追いを栗東坂路で4ハロン55秒5-ラスト12秒8を馬なりでマーク。1週前は栗東CWで中内田充正調教師自らが騎乗し、6ハロン84秒1-11秒1を一杯に追って、僚馬にアタマ差先着する好内容でした。中内田調教師は「1週前は負荷をかけて反応も良かった。今週は新潟への輸送や暑さを考慮して軽めにした」と、計画的な調整を説明。休み明けで体重は増えているものの、順調に乗り込めており、レースまでには力を出せる態勢に整うとの見立てです。近2走の長距離から2000メートルへの距離短縮は、より鋭い脚を引き出す可能性があり、プラスに働きそう。川田将雅騎手は当該条件で複勝率33パーセントと好相性です。堅実さを武器に、待望の重賞初制覇を狙います。暑さへの対応が、唯一の未知数です。
ステレンボッシュ(牝5歳/戸崎圭太)

桜花賞を制した、実績馬です。父エピファネイア、母父ルーラーシップという血統。桜花賞を勝った実力に加え、広いコースで末脚を生かす競馬が持ち味です。前々走のエプソムカップで2着に好走し、復調の気配は感じられます。データ面では、前走の安田記念組という点と、牝馬で55キロという斤量の恩恵があります。
追い切りでは、最終追いを美浦ポリで5ハロン67秒3-ラスト11秒9を馬なりでマーク。僚馬ゾロアストロと併せる形で、1週前もラスト11秒0をマークし、時計的にはしっかり動けています。宮田敬介調教師は「先週、今週と併せ馬ではゾロの方が目立っていて、まだ物足りなさは感じつつも、しっかり調教は積めてきました。態勢としては整っています」とコメント。間隔が空いて前2走よりやや体が緩く、全盛期と比べると迫力はひと息ながら、久々でもリズムを確認しながら動けています。調教師は「マイル戦よりは今回の条件の方が向く」と、新潟外回り2000メートルへの適性に期待。長い直線の新潟は、初出走ながら得意の条件となりそうです。戸崎圭太騎手は当該重賞2着1回。桜花賞馬の意地に注目です。
チェルヴィニア(牝5歳/津村明秀)

牝馬二冠を達成した、実績馬です。父ハービンジャー、母父キングカメハメハという血統。父ハービンジャーは、過去10年の新潟記念で〔1-0-0-5〕と6頭から勝ち馬を出しており、新潟外回りで末脚を生かせる展開になれば、血統データ上は注目の一頭です。前走はヴィクトリアマイルで、今回は距離延長になりますが、ヴィクトリアマイル組は過去データ上も軽視できません。新潟は初勝利を挙げた思い出のコースで、相性は抜群です。
追い切りでは、最終追いを美浦ウッドで6ハロン86秒4-ラスト11秒7を馬なりでマーク。今回から手綱を取る津村明秀騎手が騎乗し、僚馬を先行して同入する内容でした。1週前も7ハロン96秒0-11秒4と、しっかり負荷をかけています。初めて騎乗した津村騎手は「さすがG1馬だと思った。いいフットワークだった」と、その能力の高さに感嘆。「トビが大きい馬なので、マイルよりは2000メートル以上あった方がいい」と、今回の条件を前向きに評価しています。太田助手も「牧場から毛づや、バランス含めていい状態で帰ってきた」と、状態面に自信。近況は今ひとつでしたが、条件は明らかに好転しており、二冠牝馬の豪華な末脚が、長い直線で復活の輝きを放つか注目されます。
アーバンシック(牡5歳/三浦皇成)

2024年の菊花賞を制した、実績馬です。父スワーヴリチャード、母父ハービンジャーという血統。父スワーヴリチャードは大阪杯とジャパンカップを制した名馬で、母ロカは芝中距離の3勝馬。母の全姉から、昨年のホープフルステークス優勝馬レガレイラがおり、血統的にも良血です。昨年の天皇賞(秋)で驚異的な末脚を見せたように、長く良い脚を使う点が最大の魅力。データ面では、当該年の重賞3着内実績(25年日経賞3着)が強調材料です。
追い切りでは、最終追いを美浦ウッドで7ハロン96秒1-ラスト11秒7を馬なりでマークし、ボウウィンドウを先行して同入しました。武井亮調教師は「余力残しで走りたい気持ちを残せるような調教」と、意図的に余力を残した仕上げであることを説明。「長く良い脚を使う馬ですし、ワンターンの直線の長いコースなら」と、コース替わりに期待を寄せています。三浦皇成騎手も「ワンターンの2000メートルで、うまく前半を楽に入れれば、条件的にはいい」と前向きなコメント。三浦騎手は当該重賞3着1回です。休み明けと鼻出血明けという点は考慮が必要ですが、長い直線を持つ新潟外回りは、この馬の末脚が生きる絶好の舞台。本来の力を出せれば、頂点も狙えます。
サヴォーナ(牡6歳/池添謙一)

重賞制覇まであと一歩の実力を持つ、上昇馬です。父キズナ、母父スニッツェルという血統。重賞では神戸新聞杯と日経新春杯で2着と、あと一歩まで迫る実力の持ち主です。約1年半ぶりの前々走を勝って復活を遂げており、しぶとい末脚が武器。データ面では、七夕賞組が〔1-2-2-13〕と好相性で、サヴォーナが該当します。
追い切りでは、最終追いを栗東坂路で4ハロン54秒2-ラスト12秒6を一杯にマーク。1週前も栗東坂路で4ハロン55秒1-12秒9を強めに追っており、しっかりと負荷をかけています。中竹和也調教師は「馬場が良くなくて脚をとられながらも、真っすぐ走っていましたし、回転も維持できていました」と、最終追いの動きを評価。柴田助手も「太め感なく順調にきています。来週やって輸送して、ちょうどよくなると思います」と、順調な仕上がりを伝えています。鞍上の池添謙一騎手は、2018年にブラストワンピースでこのレースを制した実績があり、コンビでの好走に期待。豊富な経験値を生かし、実績馬相手に食い下がり、悲願の重賞初制覇を狙います。
まとめ

新潟記念2026は、複数のGI馬が集結した超豪華メンバーとなりました。追い切りで動きが際立ったのが、1週前・最終追いともに僚馬ステレンボッシュを圧倒したゾロアストロ。宮田調教師も「測り知れないポテンシャル」と評し、鼻出血明けの不安を吹き飛ばす充実ぶりです。母父ディープの血統トレンドにも合致し、有力な一頭といえます。
3歳マイル王ロデオドライブは、状態面は万全で、初の2000メートル・斤量57キロへの対応が唯一のテーマ。菊花賞馬ドゥレッツァは長期休養明けながらGⅠ馬らしい動きを見せ、安定株ダノンシーマは計画的な仕上げで態勢良好です。桜花賞馬ステレンボッシュ、二冠牝馬チェルヴィニア、菊花賞馬アーバンシックといった実績馬も、それぞれ条件が好転。上昇馬サヴォーナも侮れません。GI馬がそろい踏みの豪華な一戦だけに、血統・データ・追い切りを総合的に照らし合わせて、狙いを定めたいところです。当日のオッズや馬体重、馬場状態は発走前にご確認ください。
【新潟記念2026 当日枠順確定!保存版】GI馬5頭集結の豪華メンバー!馬番順に全11頭を徹底解説
いよいよ2026年8月30日(日)15時45分、新潟競馬場・芝2000メートル外回り(左回り・Aコース)で第62回新潟記念(GIII)が発走します。サマー2000シリーズの最終戦にして、今年のNHKマイルカップ馬ロデオドライブなど、GI馬5頭が集結した超豪華メンバー。枠順が確定し、11頭立ての精鋭が出そろいました。当日の新潟は晴れ、芝は良馬場のコンディションで、クッション値は9.3の標準からやや硬めです。週中はまとまった雨がありましたが、当日は回復しました。ここでは、馬番順に全11頭の最新情報を、それぞれ徹底的に解説します。印は当欄の見解によるものです。最終的なオッズや馬体重、馬場の最終発表は、発走前に必ずご確認ください。

1番 ボーンディスウェイ(牡6歳/丸山元気)印:△

ハンデ戦での実績を持つ、いぶし銀の存在です。前走は目黒記念で11着でしたが、それ以前は堅実に走っており、力のある一頭です。今回は最内の1枠1番に入りました。近年の新潟記念では、1枠は苦戦傾向にありますが、ロスなく立ち回れる利点もあります。
過去10年のデータでは、2枠が3着以内なしとされるなど、内枠はやや割引材料。この馬にとっては、最内枠をどう生かすかがポイントとなります。丸山元気騎手は、当該条件で3着1回の実績があります。展開面では、中団から後方の位置取りが予想され、長い直線でどこまで伸びてこられるかが焦点。豪華メンバーが相手だけに、上位争いは楽ではありませんが、展開が向けば、馬券圏内に食い込む可能性も残されています。良馬場で速い時計の決着になった場合、対応できるかどうかも見どころ。ベテランの域に入りつつある一頭ですが、経験値を生かした立ち回りで、見せ場をつくりたいところです。内枠を克服して、粘り込みを図れるかが、この馬の課題となります。当日の気配とパドックの様子を、しっかり確認したい一頭です。
2番 サヴォーナ(牡6歳/池添謙一)印:☆

重賞制覇まであと一歩の実力を持つ、上昇馬です。父キズナ、母父スニッツェルという血統。重賞では神戸新聞杯と日経新春杯で2着と、あと一歩まで迫る実力の持ち主です。約1年半ぶりの前々走を勝って復活を遂げており、しぶとい末脚が武器。前走は七夕賞で10着でしたが、七夕賞組は当レースと相性が良く、巻き返しに期待がかかります。
追い切りでは、最終追いを栗東坂路で4ハロン54秒2-12秒6を一杯にマーク。中竹和也調教師も「馬場が悪くても真っすぐ走り、回転も維持できていた」と評価し、柴田助手も「太め感なく順調」と好感触を口にしています。2枠2番と、データ的には苦戦が予想される内枠に入りましたが、鞍上の池添謙一騎手は、2018年にブラストワンピースでこのレースを制した実績があり、内枠を克服する騎乗に期待。展開面では、中団から差す形になりそうです。しぶとい末脚を武器に、悲願の重賞初制覇を狙います。データ注目馬にも挙げられており、内枠さえ克服できれば、上位争いは十分に可能。豊富な経験値を生かし、実績馬相手に食い下がりたいところです。
3番 ロデオドライブ(牡3歳/C.ルメール)印:◎

今年のNHKマイルカップを制した、3歳マイル王で、当メンバーの中心的存在です。父サートゥルナーリア、母父スニッツェルという血統で、切れ味鋭い末脚が最大の武器。これまでの4戦は、いずれも上がり最速タイムを計測しており、決め手が生きる新潟コースは、相性が良さそうです。NHKマイルカップでは、後方で脚を溜める形から、直線で上がり33秒3を使って差し切りました。
3枠3番は、過去10年で好成績を残している好枠。データ面でも、各数値の高さが群を抜いています。追い切りでは、辻哲英調教師自らが騎乗し、状態面は万全。「状態面に関しては問題ない」と太鼓判を押しています。唯一にして最大のテーマは、初の2000メートル、年長馬相手、そして斤量57キロへの対応です。3歳牡馬55キロにG1勝ちの加算で57キロを背負う点は、割引材料。ルメール騎手との新コンビでの始動戦となります。展開面では、後方から末脚を生かす形が予想され、長い直線で決め手が炸裂すれば、豪華メンバー相手でも突き抜ける可能性。強豪古馬相手にどんな競馬を見せるか、注目の一頭です。距離適性さえクリアできれば、堂々の主役といえます。
4番 ドゥレッツァ(牡6歳/田辺裕信)印:○

2023年の菊花賞を制した、実績馬です。父ドゥラメンテ、母父モアザンレディという血統で、豊富なスタミナと底力が武器。菊花賞を制したように、長距離での実績は当メンバーでも屈指です。今回は長期休養明けとなりますが、4枠4番という中枠に入り、外回りのワンターンで対応しやすい条件が整いました。
追い切りでは、最終追いを美浦ウッドで6ハロン80秒9-11秒1を直強めにマークし、長期休養明けながらGⅠ馬らしい素軽い動きを披露。田辺裕信騎手は「GⅠ馬らしい走りだった」と評価し、尾関知人調教師も「もう爪の懸念はなくなっている」と、かつての不安を否定しています。昨年11月以来という実戦のブランクは気がかりですが、休み明けを一度使って上昇する可能性も。ただし、田辺騎手は当該重賞で馬券圏内がなく、新コンビという点は過去データ上わずかに割引材料となります。展開面では、中団から差す形が予想され、ステイヤーの底力を長い直線でどう生かすかが注目されます。過去10年で好走例のあるドゥラメンテ産駒という血統背景も心強い材料。復活を期す菊花賞馬が、実績馬の意地を見せられるか注目です。
5番 ゾロアストロ(牡3歳/岩田望来)印:▲

前々走できさらぎ賞を制した、勢いのある3歳馬です。父モーリス、母父ディープインパクトという血統。父モーリスは、過去10年の新潟記念で1頭が出走して1勝と好相性で、母父ディープインパクトの血は、長い直線をストライドで伸びる走りを生み、近年のトレンドにも合致します。新潟はデビュー2戦目で勝利した、相性の良いコースです。皐月賞は12着でしたが、着差以上に見どころのある内容でした。
5枠5番という中枠に入り、追い切りでは、最終追いを美浦ポリで5ハロン66秒6-11秒7を直強めにマークし、1週前・最終追いともに僚馬ステレンボッシュを圧倒しました。宮田敬介調教師も「測り知れないポテンシャルがある」「ひと追いごとに着実に良化」と、その動きを絶賛。鼻出血で日本ダービーを断念した経緯がありますが、その不安を感じさせない充実ぶりです。岩田望来騎手は当該条件で連対率25パーセント。展開面では、中団から差す形が予想され、母父ディープ譲りのストライドで長い直線を伸びてくれば、3歳馬の勢いで世代の力を証明できる態勢。1週前・最終と目立つ動きを見せた点は、大きな強調材料です。
6番 チェルヴィニア(牝5歳/津村明秀)印:○

牝馬二冠を達成した、実績馬です。父ハービンジャー、母父キングカメハメハという血統。父ハービンジャーは、過去10年の新潟記念で〔1-0-0-5〕と6頭から勝ち馬を出しており、新潟外回りで末脚を生かせる展開になれば、血統データ上は注目の一頭です。前走はヴィクトリアマイルで、今回は距離延長になりますが、ヴィクトリアマイル組は過去データ上も軽視できません。新潟は初勝利を挙げた思い出のコースで、相性は抜群です。
6枠6番という、過去10年で好成績の好枠を引きました。追い切りでは、最終追いを美浦ウッドで6ハロン86秒4-11秒7を馬なりでマーク。今回から手綱を取る津村明秀騎手が騎乗し、初めての騎乗ながら「さすがG1馬だと思った。いいフットワークだった」と、その能力の高さに感嘆。「トビが大きい馬なので、マイルよりは2000メートル以上あった方がいい」と、今回の条件を前向きに評価しています。太田助手も「牧場からいい状態で帰ってきた」と、状態面に自信。展開面では、中団から差す形になりそうで、条件は明らかに好転しています。二冠牝馬の豪華な末脚が、長い直線で復活の輝きを放つか注目です。牝馬55キロの斤量も、味方となりそうです。
7番 ジュンブロッサム(牡6歳/石川裕紀人)印:△

2024年の富士ステークスを制した、マイル〜中距離の実力馬です。重賞タイトルを持つだけに、能力は確か。前走は関越ステークスで9着でしたが、地力のあるところは随所に見せています。今回は7枠7番に入りました。
過去10年のデータでは、6枠から8枠が好成績とされており、7枠は悪くない枠。ただし、石川裕紀人騎手は当該重賞4戦で馬券圏内がなく、その点はやや気になるところです。展開面では、中団から後方の位置取りが予想され、長い直線でどこまで伸びてこられるかが焦点となります。富士ステークスを制したように、切れる脚を持っており、展開が向けば、上位争いに加わる能力は十分。豪華メンバーが相手だけに、簡単ではありませんが、重賞ウィナーの底力を見せたいところです。良馬場で速い上がりの決着になれば、この馬の決め手も生きてきます。近走は今ひとつですが、条件次第では巻き返しも可能な実力馬。当日の気配とパドックの様子を、しっかりチェックしておきたい一頭です。伏兵として、警戒が必要な存在といえます。
8番 ダノンシーマ(牡4歳/川田将雅)印:○

デビューから全レース3着以内という、崩れ知らずの安定株です。父キタサンブラック、母父インクルードという血統。父キタサンブラックの血を引き、安定した堅実な走りが持ち味です。前走は目黒記念で3着に好走し、その安定感を改めて示しました。3歳の後半から安定して走り続けており、その信頼度は当メンバーでも上位です。
7枠8番という、過去10年で好成績の好枠に入りました。追い切りでは、最終追いを栗東坂路で4ハロン55秒5-12秒8を馬なりでマーク。1週前は栗東CWで中内田充正調教師自らが騎乗し、6ハロン84秒1-11秒1を一杯に追って、僚馬にアタマ差先着する好内容でした。中内田調教師は「1週前は負荷をかけて反応も良かった。今週は新潟への輸送や暑さを考慮して軽めにした」と、計画的な調整を説明。近2走の長距離から2000メートルへの距離短縮は、より鋭い脚を引き出す可能性があり、プラスに働きそうです。川田将雅騎手は当該条件で複勝率33パーセントと好相性。展開面では、中団のいいポジションを取れそうで、堅実な脚で上位争いは必至。抜群の安定感を武器に、待望の重賞初制覇を狙います。暑さへの対応が、唯一の未知数です。
9番 アーバンシック(牡5歳/三浦皇成)印:▲

2024年の菊花賞を制した、実績馬です。父スワーヴリチャード、母父ハービンジャーという血統。母の全姉から、昨年のホープフルステークス優勝馬レガレイラがおり、血統的にも良血です。昨年の天皇賞(秋)で驚異的な末脚を見せたように、長く良い脚を使う点が最大の魅力。前走の金鯱賞は14着に敗れましたが、立て直しのための休養を挟んでの今回、巻き返しが期待されます。
7枠9番という、過去10年で好成績の好枠に入りました。追い切りでは、最終追いを美浦ウッドで7ハロン96秒1-11秒7を馬なりでマークし、意図的に余力を残す仕上げ。武井亮調教師は「長く良い脚を使う馬ですし、ワンターンの直線の長いコースなら」と、コース替わりに期待を寄せています。三浦皇成騎手も「ワンターンの2000メートルで、うまく前半を楽に入れれば、条件的にはいい」と前向きなコメント。三浦騎手は当該重賞3着1回です。休み明けと鼻出血明けという点は考慮が必要ですが、長い直線を持つ新潟外回りは、この馬の末脚が生きる絶好の舞台。展開面では、後方から末脚を生かす形が予想され、本来の力を出せれば、頂点も狙えます。切れ味は当メンバー屈指の存在です。
10番 バレエマスター(牡5歳/菊沢一樹)印:△

今春の新潟大賞典で2着に食い込んだ、上昇馬です。地力をつけており、今回のメンバーでも侮れない存在。前走はジューンステークスで6着でしたが、新潟コースでの好走実績があるのは、大きな強みです。今回は8枠10番に入りました。
過去10年のデータでは、8枠が好成績とされており、絶好の枠を引きました。新潟大賞典で見せた新潟コースへの適性は、この馬の武器。同じ新潟の舞台で、再び好走が期待されます。展開面では、中団から差す形が予想され、長い直線で末脚を伸ばせるかが焦点となります。菊沢一樹騎手を鞍上に、上昇度を武器に、上位食い込みを狙います。豪華メンバーが相手だけに、簡単ではありませんが、新潟巧者ぶりを発揮できれば、馬券圏内も十分に狙える一頭。8枠という好枠を引いたことで、外を回りながらも、伸びのある新潟外回りを生かせそうです。データ的にも枠の後押しがあり、人気以上の走りに期待がかかります。当日の馬体重とパドックの気配を確認して、状態を見極めたいところです。
11番 ステレンボッシュ(牝5歳/戸崎圭太)印:☆

2024年の桜花賞を制した、実績馬です。父エピファネイア、母父ルーラーシップという血統。桜花賞を勝った実力に加え、広いコースで末脚を生かす競馬が持ち味です。前々走のエプソムカップで2着に好走し、復調の気配は感じられます。前走は安田記念で10着でしたが、安田記念組という点は、データ的に悪くありません。
大外8枠11番に入りました。8枠は過去10年で好成績とされており、枠の後押しはありますが、最も外を回らされる点は課題です。追い切りでは、最終追いを美浦ポリで5ハロン67秒3-11秒9を馬なりでマーク。僚馬ゾロアストロと併せる形で、時計的にはしっかり動けています。宮田敬介調教師は「マイル戦よりは今回の条件の方が向く」と、新潟外回り2000メートルへの適性に期待。エピファネイア産駒は過去10年で好走例があり、血統的にも後押しがあります。展開面では、中団から差す形が予想され、長い直線で末脚を生かせるか。牝馬55キロの斤量も味方です。秋の大目標エリザベス女王杯へ向け、いい形で入りたいところ。桜花賞馬の意地に注目です。大外枠を克服し、復活の走りを見せられるかが焦点となります。
まとめ

新潟記念2026は、GI馬5頭を含む11頭立ての超豪華メンバーとなりました。当日の新潟は晴れ、芝は良馬場のコンディション。中心は、やはり3番ロデオドライブ。NHKマイルカップ馬の決め手は、長い直線の新潟で最大限に生きるはずで、好枠の3枠を引いたのも好材料です。初の2000メートル・斤量57キロへの対応が、唯一のテーマといえます。
対抗は、安定株の8番ダノンシーマ、二冠牝馬の6番チェルヴィニア、菊花賞馬の4番ドゥレッツァ。単穴には、追い切りで動きの目立った3歳馬5番ゾロアストロと、切れ味屈指の菊花賞馬9番アーバンシック。押さえに、上昇馬2番サヴォーナ、桜花賞馬11番ステレンボッシュを加えたいところです。過去10年で好成績の6〜8枠に実力馬が集中しており、枠順の後押しがある馬に注目。長い直線で速い上がりを使える馬が中心となりそうです。最終的なオッズや馬体重、馬場の最終発表を確認して、狙いを定めてください。豪華メンバーによる好レースを期待しましょう。
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