神戸新聞杯

【神戸新聞杯2026 データ分析】危険な人気馬と勝ち馬の条件を徹底解剖!菊花賞トライアルを読み解く

2026年9月21日(月・祝)15時45分、阪神競馬場・芝2400メートル(外回り)で第74回神戸新聞杯(GII)が行われます。3歳牡馬三冠の最終戦・菊花賞への最重要トライアルで、3着までに優先出走権が与えられます。過去にはディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップ、サトノダイヤモンド、コントレイルといった、そうそうたる名馬が制してきた出世レース。今年は、二冠馬ロブチェンが参戦を表明し、菊花賞での三冠を目指します。ほかにエムズビギン、ショウヘイ、ジョバンニなどが名を連ねる見込み。ここでは、過去10年のデータを徹底的に分析し、傾向と狙い目を詳しく解説します。あわせて、危険な人気馬の条件と勝ち馬の条件を、それぞれまとめました。

コースの特徴とペース傾向

阪神・芝2,400メートル(外回り)
阪神・芝2,400メートル(外回り)
神戸新聞杯 コース解説

神戸新聞杯の舞台、阪神・芝2400メートル外回りは、右回りの競馬場の中で国内最長の1周2089メートルを誇るコースです。スタート地点はゴール前直線の4コーナー寄りで、急な上り坂を越えながらスタンド前を通過し、300メートルほどで1コーナーに差し掛かります。1〜2コーナーは入口から出口にかけて半径が小さくなるスパイラルカーブで、スピードを落とさずに進入可能。向正面は長い直線でペースが落ち着きやすく、3コーナー手前に若干の上りがあります。4コーナーの途中、残り約600メートル地点から直線残り200メートル地点までは緩やかに下り、ここからペースが一気に上がります。直線距離はAコースで473.6メートルと長く、残り190メートル付近には高低差1.8メートル、勾配1.5パーセントの急坂が待ち受けます。前半はゆったりとしたペースで流れ、残り600メートルからロングスパートできるスタミナと、直線での瞬発力・速い上がりが求められる、総合力が問われるコースです。

人気データの傾向

神戸新聞杯 人気データの傾向

過去10年の人気別成績を見ると、神戸新聞杯は堅く収まりやすいレースです。1番人気は7勝、複勝率80パーセントと、抜群の信頼度を誇り、馬券の軸として最も頼りになります。2〜3番人気もそれなりの複勝率を残しており、人気サイドが総じて堅調。注目すべきは、4番人気以下での優勝が、2022年のジャスティンパレス(5番人気)ただ1頭のみという点です。馬連の万馬券は、この2022年の1回しかなく、3桁配当だった年が6回を数えるほど、堅い決着が目立ちます。過去10年で1〜3番人気で全9勝を挙げており、上位人気馬同士での決着が基本線。また、過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは3回のみで、それ以外は3着まで8番人気以内で決まっています。捻って人気薄に本命を打つよりも、人気馬から流す馬券で勝負したほうが、はるかに効率が良いレース。上位人気を素直に信頼し、相手も人気サイド中心に組み立てるのが、このレースの鉄則といえます。

前走・実績データの傾向

神戸新聞杯 前走・実績データの傾向

過去10年で最も強調すべきは、前走が日本ダービーだった馬の好走傾向です。前走ダービー組は【10勝・2着6回・3着5回】と圧倒的で、馬券全体の占有率は約70パーセント。優勝馬10頭中9頭が、前走ダービー出走馬でした。毎年1〜2頭以上が馬券圏内に好走する、まさに鉄板ローテです。しかも、前走の人気や着順は関係なく、ここを目標に仕上げてきた馬が好成績を残しています。ダービー組以外のレースは、ほぼ連下扱いで、前走で馬券になっているか、1〜2番人気だったかのどちらかでなければ、なかなか馬券に絡めません。実績面では、JRA重賞勝ち馬が優秀で、とくに単勝3番人気以内に支持された重賞勝ち馬の成績は【9-2-1-4】で、勝率56.3パーセント、3着内率75パーセントと際立ちます。加えて、2016年以降の過去9年の優勝馬は、皐月賞・ダービーのいずれかに出走経験があり、そこでの最高単勝人気が9番人気以内でした。春のクラシックで、ある程度実力を認められていた馬に注目すべきレースです。

脚質・血統・騎手の傾向

神戸新聞杯 脚質・血統・騎手の傾向

脚質面では、末脚の重要度がJRA重賞のなかでも屈指です。2013年以降、上がり3ハロンタイム最速馬は【3-6-3-2】、同2位馬も【8-2-2-1】と、抜群のパフォーマンスを見せています。残り600メートルからロングスパートし、直線の急坂を上り切る持続力に加え、メンバー上位の上がりを使える末脚が必須。頻繁に上位の上がりを記録している馬は、必ず押さえておくべきです。血統面では、サンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が、過去10年の3着以内30頭中20頭と、約3分の2を占めています。加えて、阪神開催時は特定の枠に好走馬が集中する傾向があり、3枠が最多の勝ち星を挙げ、5枠が3着内率で優秀。単勝4番人気以下で馬券に絡んだ馬は、すべて5枠から8枠でした。騎手面では、過去10年の優勝馬10頭中7頭が、前走と同じ騎手が騎乗した馬。継続騎乗馬が、乗り替わり馬を3着内率で上回っており、やや優勢の傾向です。総じて、ダービーで実力を示した継続騎乗の実績馬を、素直に狙うのが正攻法となります。


神戸新聞杯2026 危険な人気馬の条件

神戸新聞杯 危険な人気馬の条件

過去10年のデータから、上位人気でも危険信号がともる条件を挙げます。

① 前走がダービー以外で、前走で馬券圏外かつ前走1〜2番人気でもなかった馬。前走ダービー組が占有率70パーセントと圧倒的で、ダービー組以外は「前走連対」か「前走1〜2番人気」でなければ、ほぼ馬券になりません。この条件を満たさない人気馬は危険です。

② 春のクラシック(皐月賞・ダービー)に一度も出走していない馬。過去9年の優勝馬は、皐月賞かダービーに出走経験がありました。春の二冠に出走していない人気馬は、実績面で見劣り、割引が必要です。

③ 上がり上位の末脚を使えないタイプの人気馬。上がり3ハロン最速・2位馬が【計11-8-5-3】と抜群で、末脚の重要度は屈指。先行して粘るだけで、メンバー上位の上がりを使えない馬は、直線で差される危険があります。

④ 乗り替わりの人気馬。優勝馬10頭中7頭が継続騎乗で、継続騎乗馬が優勢。前走から乗り替わる人気馬は、やや割引が必要です。

神戸新聞杯2026 勝ち馬の条件

神戸新聞杯 勝ち馬の条件

過去10年のデータから、勝ち馬に共通する条件を挙げます。

① 前走が日本ダービーだった馬。優勝馬10頭中9頭が前走ダービー組で、占有率70パーセント。前走の着順・人気は問わず、ここを目標に仕上げてきたダービー組が中心です。

② 1〜3番人気に支持された馬。過去10年で1〜3番人気が全9勝、4番人気以下の優勝は2022年の1頭のみ。上位人気馬が、素直に勝ち切るレースです。

③ JRA重賞の勝ち鞍がある馬。とくに単勝3番人気以内の重賞勝ち馬は【9-2-1-4】で3着内率75パーセント。重賞タイトルを持つ実績馬が、軸として頼りになります。

④ メンバー上位の上がり3ハロンを使える末脚を持つ馬。上がり最速・2位馬の好成績が示す通り、直線で速い脚を使えることが必須条件です。

⑤ 春のクラシックで9番人気以内の支持を受けた経験があり、前走と同じ騎手が継続騎乗する馬。実力を認められた実績と、折り合いを熟知した継続騎乗が、勝利への裏付けとなります。


まとめ

神戸新聞杯2026 データ分析 総まとめ

神戸新聞杯2026は、過去10年のデータから、前走ダービー組を中心に、1〜3番人気の上位人気馬を素直に狙うのがセオリーです。二冠馬ロブチェンが参戦を表明しており、前走ダービー勝ち・重賞勝ち・上位人気という好走条件を満たす、絶好の中心候補。4番人気以下の優勝は過去10年で1頭のみと堅いレースだけに、上位人気を信頼したいところです。危険な人気馬は、前走ダービー以外で条件を満たさない馬、春クラシック未出走の馬、末脚を使えないタイプ、乗り替わり馬。勝ち馬は、前走ダービー組で1〜3番人気、重賞勝ちの実績を持つ、上がり上位の末脚を使える継続騎乗馬が理想です。捻らず、人気馬から手広く流すのが回収率を高める最善策。ロングスパートに対応するスタミナと、直線での鋭い末脚を兼ね備えた実力馬を、素直に評価したい一戦です。当日のオッズや馬体重、馬場状態、枠順を確認して、判断してください。

【神戸新聞杯2026 血統情報】二冠馬ロブチェンの黄金配合に挑む刺客は?菊花賞トライアルを血統から徹底解剖

2026年9月21日(月・祝)15時30分、阪神競馬場・芝2400メートル(外回り)で第74回神戸新聞杯(GII)が行われます。3歳牡馬三冠の最終戦・菊花賞への最重要トライアルで、3着までに優先出走権が与えられます。今年最大の注目は、皐月賞・日本ダービーを制した二冠馬ロブチェンの参戦。この秋は神戸新聞杯から始動し、その後は菊花賞での三冠制覇を目指します。相手には、京都新聞杯を無傷の3連勝で制したコンジェスタス、京成杯覇者グリーンエナジー、毎日杯馬アルトラムス、初コンビ武豊騎手を迎えるエムズビギンなど、多彩な顔ぶれが集結。ここでは、有力各馬の血統を、1頭ずつ詳しく解説します。

ロブチェン(牡3歳)

神戸新聞杯血統 ロブチェン

皐月賞・日本ダービーの二冠馬で、黄金トライアングルを持つ世代トップの実力馬です。父ワールドプレミア、母ソングライティング、母父Giant’s Causewayという血統。父ワールドプレミアは、菊花賞・天皇賞春を制したディープインパクト産駒で、2400メートル超の長距離を制したスタミナを伝えています。母父Giant’s CausewayはStorm Cat系で、先行力と機動力の源。母ソングライティングは、スピード豊かな血統です。

血統内には、ヘイロークロスとボールドルーラークロスを併せ持ち、先行力・レースセンス・機動力を高めるとともに、前向きな気性と底力を補強する配合です。ディープインパクト系×ストームキャット系×アンブライドルズソング系という黄金トライアングルが、しなやかな体の使い方と高い先行センスを生み出しています。血統適性は、先行・機動力が5段階中4.8、10ハロンでの弱点の少なさが4.7と、非常に高い数値を示す万能型。日本ダービーは、皐月賞コースレコードとなる好タイム決着を演じており、状態を維持できれば、血統の全ての要素がこのレースでも爆発する可能性は十分です。近親には、プリークネスステークス(米GⅠ)馬イグザジェレイターがいる、北米ダート適性を持つ強力な牝系も持ち合わせています。父スタミナ×母スピードの理想配合を武器に、二冠に続く戴冠を狙います。

コンジェスタス(牡3歳)

神戸新聞杯血統 コンジェスタス

京都新聞杯を無傷の3連勝で制した、コントレイル産駒の実力馬です。父コントレイル、母キラモサ、母父Alamosaという血統。父コントレイルは、無敗の三冠馬でジャパンカップも制した名馬で、ディープインパクト晩年の傑作として知られています。京都新聞杯では、中団から直線で外を差し切り、1番人気だったベレシートをクビ差で下して重賞初制覇。新馬戦、1勝クラスに続く無傷の3連勝という、完成度の高さを示しました。

母父Alamosaは、アメリカのダート血統で、パワーと機動力を伝える存在。父コントレイルのディープインパクト系らしい末脚と、母系由来のパワーが組み合わさった配合です。日本ダービーには駒を進めておらず、京都新聞杯からの直行ローテとなりますが、神戸新聞杯では前走ダービー組以外からも好走馬が出ており、実績と勢いを兼ね備えたこの馬は侮れません。コントレイル産駒らしい、しなやかな身のこなしと、レースを重ねるごとに成長を見せてきた血統的な素質。西村淳也騎手とのコンビで、無傷の重賞制覇の勢いそのままに、二冠馬ロブチェンに挑みます。阪神芝2400メートルという舞台への対応力が、この馬の真価を問う一戦となりそうです。

エムズビギン(牡3歳)

神戸新聞杯血統 エムズビギン

キタサンブラック産駒で、母父にガリレオを持つ良血の一頭です。父キタサンブラック、母デルフィニアII、母父Galileoという血統。父キタサンブラックは、中長距離GⅠを7勝した名馬で、イクイノックスやクロワデュノールを輩出し、産駒に底力とスタミナを伝えています。母父Galileoは、欧州最強クラスの種牡馬で、フランケルやガリレオ産駒の名馬たちを多数輩出。母デルフィニアIIを通じて、この欧州の至宝の血を受け継いでいます。

父キタサンブラック×母父Galileoという配合は、スタミナと底力を極限まで高める組み合わせ。春はダービーまで駒を進めたものの、満足のいく結果ではありませんでした。今回、初コンビとなる武豊騎手を鞍上に迎え、巻き返しを図ります。京都新聞杯では2番人気に支持されながら7着に終わっており、状態面や展開の向き不向きを見極めたいところ。ただし、血統的なポテンシャルは高く、欧州の重厚な血が生きる2400メートルへの適性は十分。名手武豊とのコンビが、この馬の持つ血統的な素質を、どこまで引き出せるかに注目です。キタサンブラック×ガリレオの底力配合で、一変に期待がかかる一頭です。

アルトラムス(牡3歳)

神戸新聞杯血統 アルトラムス

毎日杯を制した、イスラボニータ産駒の一頭です。父イスラボニータ、母デジマノハナ、母父スクリーンヒーローという血統。父イスラボニータは、皐月賞馬で、マイル~中距離をこなす機動力とスピードを伝えています。母父スクリーンヒーローは、ゴールドシップやモーリスを輩出した名種牡馬で、成長力とスタミナを補完する配合。日本ダービーでは、17番枠という厳しい枠順から中団に収まり、折り合いをつけて脚を温存。直線では持ち前の瞬発力を発揮し、ゴール寸前で先頭を捉える強い競馬を見せました。

厳しい枠を克服した自在性と勝負強さは、世代トップ級。阪神外回りへの対応も見込め、2400メートルの距離経験も大きな強みとなります。父イスラボニータ譲りの機動力と、母父スクリーンヒーロー由来の成長力・スタミナが組み合わさった配合は、菊花賞へ向けての長距離適性も期待できるもの。毎日杯制覇からダービーでの好走と、着実にキャリアを積み重ねてきた実力馬です。岩田望来騎手とのコンビで、秋初戦でも中心視できる存在として、二冠馬ロブチェンに挑みます。血統的な地力の高さを、この舞台で証明したいところです。

グリーンエナジー(牡3歳)

神戸新聞杯血統 グリーンエナジー

京成杯を制した、スワーヴリチャード産駒の一頭です。父スワーヴリチャード、母シンバルII、母父Singspielという血統。父スワーヴリチャードは、日本ダービー2着の実績を持つハーツクライ産駒で、祖父ハーツクライも同じく日本ダービー2着という、悲願の戴冠を目指す血脈です。母父Singspielは、欧州の名種牡馬で、シングスピールやダルシャーンなど、欧州色の濃い重厚な血統を母系に持っています。

父スワーヴリチャードからは、ハーツクライ系らしい持続力と成長力を感じさせる配合。完成の早さよりも、経験を積みながら少しずつ力をつけていくタイプで、上原佑紀調教師からも「トモは成長途上」とコメントされるなど、まだ肉体面に伸びしろが残されています。京成杯では、後方の位置取りから直線で内を捌いて鮮やかな差し切りを決め、一気にクラシックの主役候補に浮上しました。日本ダービーでは、熱発の影響もあり、本来の力を発揮しきれませんでしたが、血統的な素質は確かなもの。祖父ハーツクライ、父スワーヴリチャードと続く日本ダービー2着の無念を、この世代で晴らせるか。欧州の重厚な血が生きる2400メートルで、静かな差し脚を武器に上位争いを狙います。


まとめ

神戸新聞杯2026 血統情報 総まとめ

神戸新聞杯2026は、皐月賞・日本ダービーの二冠馬ロブチェンを中心とした、菊花賞トライアルです。ロブチェンは、ディープインパクト系×ストームキャット系×アンブライドルズソング系という黄金トライアングルと、父スタミナ×母スピードの理想配合を持ち、血統適性は非常に高い数値を示しています。相手筆頭は、無傷の3連勝で京都新聞杯を制したコンジェスタスで、コントレイル産駒らしいしなやかな末脚が武器。キタサンブラック×ガリレオの底力配合を持つエムズビギンは武豊とのコンビに注目、毎日杯馬アルトラムスは厳しい枠を克服した自在性と血統的な地力が魅力です。京成杯馬グリーンエナジーは、ハーツクライ系の持続力と成長力を秘めた一頭。血統的な相性と、各馬のここまでの実績、そして2400メートルへの適性を照らし合わせて、狙いを定めたい一戦です。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。

【神戸新聞杯2026 競走馬情報】二冠馬ロブチェンに挑む刺客8頭を徹底解説!菊花賞トライアルの全貌

2026年9月21日(月・祝)15時30分、阪神競馬場・芝2400メートル(外回り)で第74回神戸新聞杯(GII)が行われます。3歳牡馬三冠の最終戦・菊花賞への最重要トライアルで、3着までに優先出走権が与えられます。皐月賞・日本ダービーの二冠馬ロブチェンが、菊花賞での三冠制覇に向けて始動する一戦。相手には、無傷3連勝で京都新聞杯を制したコンジェスタス、切れ味一級品のグリーンエナジー、重賞Vの実績を持つアルトラムスなど、多彩な顔ぶれが集結します。ここでは、有力8頭の競走馬情報を、1頭ずつ詳しく解説します。

ロブチェン(牡3歳/杉山晴紀厩舎・栗東)

神戸新聞杯 出走馬分析 ロブチェン 

春の二冠馬が、休み明けの一戦に臨みます。父ワールドプレミア、母ソングライティング、母父Giant’s Causewayという血統。昨年のホープフルステークスを制し、今春は皐月賞、日本ダービーと二冠を達成した、世代の紛れもない主役です。皐月賞は逃げ切り、日本ダービーは差し切りと、まったく異なる競馬のスタイルを使い分けられる自在性が最大の武器。展開を問わず勝ち切れる能力は、他馬とは一線を画すものです。

ダービー後の休み明けとなるため、状態面の見極めは必要ですが、菊花賞での三冠制覇という大目標に向けて、まずは弾みをつけるレースを見せたいところ。父ワールドプレミアは菊花賞・天皇賞春を制した長距離血統で、2400メートルへの適性は血統的にも裏付けられています。二冠を達成した実績と、逃げも差しもこなす自在性を武器に、この一戦でも中心的な立場は揺るがないでしょう。休み明けをどう乗り越え、三冠へ向けた最終関門である菊花賞に、最高の状態でつなげられるか。世代トップの実力を、この舞台で改めて証明したい一頭です。

コンジェスタス(牡3歳/高野友和厩舎・栗東)

神戸新聞杯 出走馬分析 コンジェスタス 

しぶとい末脚を武器に、勝負付けを覆しにいく実力馬です。父コントレイル、母キラモサ、母父Alamosaという血統。デビューから無傷の3連勝で京都新聞杯を制覇し、素質の高さを見せつけました。前走の日本ダービーは9着に敗れましたが、勝ち馬ロブチェンとはわずか0秒4差という僅差。決して大敗というわけではなく、勝負付けはまだ済んでいないと見るべき内容です。

直線でしぶとく伸びる末脚が最大の持ち味で、この脚質は、直線が長い阪神の外回りコースで、より生きてくるはず。無敗の三冠馬コントレイルを父に持ち、しなやかな末脚を受け継いでいる点も強調材料です。京都新聞杯で見せた完成度の高さと、ダービーでの善戦から、地力は世代上位にあることは間違いありません。阪神外回りという舞台替わりが、この馬にとって大きなプラス材料となりそうです。二冠馬ロブチェンに対して、0秒4差という僅差を、この舞台でどこまで詰められるか。しぶとい末脚を武器に、リベンジを果たしたい一頭です。

グリーンエナジー(牡3歳/上原佑紀厩舎・美浦)

神戸新聞杯 出走馬分析 グリーンエナジー 

一級品の切れ味を持つ、末脚自慢の一頭です。父スワーヴリチャード、母シンバルII、母父Singspielという血統。デビュー2戦目の未勝利戦では、2番手追走からメンバー中最速となる推定上がり3ハロン32秒9の末脚で突き抜けて快勝。重賞初挑戦となった京成杯でも、上がり最速の末脚で鮮やかに差し切り、連勝を飾りました。この2戦で見せた瞬発力は、世代でも屈指のレベルです。

一方、皐月賞は7着、日本ダービーは16着と、春のクラシックでは結果を残せませんでした。前&内有利の馬場や展開が向かなかったことに加え、ダービー前には熱発の影響もあり、本来の力を発揮しきれていません。父スワーヴリチャードはハーツクライ産駒で、持続力と成長力を伝える血統。母系にはシングスピールなど欧州の重厚な血が流れており、経験を積みながら力をつけていくタイプと見られます。春のクラシックでの無念を、秋のこの舞台でリベンジできるか。一級品の切れ味を取り戻せれば、二冠馬ロブチェンをも脅かす存在になり得る一頭です。

アルトラムス(牡3歳/野中賢二厩舎・栗東)

神戸新聞杯 出走馬分析 アルトラムス 

阪神で重賞制覇の実績を持つ、決め手上位の実力馬です。父イスラボニータ、母デジマノハナ、母父スクリーンヒーローという血統。デビュー2戦目のシンザン記念で3着に好走すると、今回と同じ阪神が舞台となる毎日杯で、重賞初制覇を達成しました。前走の日本ダービーは6着に終わりましたが、初めての2400メートルという長距離を克服しており、収穫のあるレース内容だったといえます。

決め手は、世代のなかでも上位に位置する存在。直線の長い阪神外回りコースは、この馬の持ち味である瞬発力を存分に生かせる舞台です。ダービーでは17番枠という厳しい条件を、折り合いと勝負強さで克服し、直線でゴール寸前まで迫る競馬を見せており、地力の高さは証明済み。父イスラボニータ×母父スクリーンヒーローという配合は、機動力と成長力を兼ね備えたもので、菊花賞へ向けての長距離適性も期待できます。阪神での重賞制覇実績と、2400メートル克服の経験を武器に、二冠馬ロブチェンに挑む有力な一頭です。

ゴーラッキー(牡3歳/黒岩陽一厩舎・美浦)

神戸新聞杯 出走馬分析 ゴーラッキー 

未知の魅力を秘めた、キタサンブラック産駒の素質馬です。父キタサンブラック、母ジェットセッティング、母父Fast Companyという血統。新馬戦では、のちに日本ダービー3着に入るバステールに先着して勝利を飾っており、この時点で世代上位の能力を示していました。ルメール騎手からも「トップスピードに入るといい感じ」「キタサンブラックの子らしく長く脚を使う」と評され、父譲りの持続力を体現する走りが持ち味です。

前走の香港ジョッキークラブトロフィーでは、2馬身1/4差の完勝を飾り、勢いに乗って本レースに参戦します。国際色豊かなレースでの快勝は、この馬の地力の高さを裏付けるもの。高いスピード能力を持ち、血統面から見ても、まだまだ伸びしろがありそうな存在です。中山では伸びを欠く競馬もありましたが、阪神外回りという直線の長いコースは、この馬の持ち味を引き出せる可能性があります。春のクラシックには参戦していない、いわば伏兵的な立場ですが、この一戦で結果を残せば、一躍菊花賞の有力候補に躍り出る存在。未知の魅力を、この大舞台で開花させられるか注目です。

ショウナンハヤナミ(牡3歳/渡辺薫彦厩舎・栗東)

神戸新聞杯 出走馬分析 ショウナンハヤナミ 

無敗の大器が、骨折休養明けの復帰戦に臨みます。父レイデオロ、母ショウナンバーチ、母父ディープインパクトという血統。新馬戦では、メンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムをマークし、2馬身差の完勝。続く若駒ステークスも、1馬身1/4差をつける完勝で、無敗のまま高い能力を証明してきました。この2戦で見せた瞬発力は、世代でも指折りのレベルと評価されています。

しかし、その後は骨折による長期休養を余儀なくされ、今回が久々の実戦復帰。しかも、いきなり重賞への初挑戦という、簡単ではない条件での復帰戦となります。父レイデオロは日本ダービー・天皇賞秋を制した名馬で、母父ディープインパクトとの配合は、スピードと瞬発力を兼ね備えるもの。休養明けというハンデを負いながらも、無敗のまま示してきた素質は本物であり、乗り越えられるだけの力は秘めているはずです。ブランクをどこまで克服できるか、そして無敗のまま重賞初制覇を飾れるか。大器の潜在能力が試される一戦です。

エムズビギン(牡3歳/友道康夫厩舎・栗東)

神戸新聞杯 出走馬分析 エムズビギン 

スタミナ豊富な良血が、ひと皮むけた姿を目指します。父キタサンブラック、母デルフィニアII、母父Galileoという血統。半兄リラエンブレムはシンザン記念を制した実績馬で、母デルフィニアIIはGⅠで2着2回という活躍馬。祖母AgainはアイルランドのGⅠを2勝という、超のつく良血です。初勝利後に挑んだきさらぎ賞では2着に好走し、重賞で通用する能力を早くから証明していました。

父キタサンブラック×母父Galileoという組み合わせは、スタミナと底力を極限まで高める配合。父の産駒は成長力が豊富なタイプが多いことで知られており、この馬もまさにそのタイプです。日本ダービーまで駒を進めたものの、満足のいく結果ではありませんでした。今回、初コンビとなる武豊騎手を鞍上に迎え、巻き返しを図ります。良血馬らしい大きな可能性を秘めながら、まだ本領を発揮しきれていないのが現状。父キタサンブラック×母父ガリレオの底力配合が、名手武豊の手綱でどこまで開花するか。ひと皮むけた走りで、二冠馬ロブチェンに挑みます。

ナリタエスペランサ(牡3歳/福永祐一厩舎・栗東)

神戸新聞杯 出走馬分析 ナリタエスペランサ 

距離延長で好成績を残す、展開に左右されない強みを持つ一頭です。父キタサンブラック、母ワンダーフィリー、母父Invincible Spiritという血統。2600メートルに距離を延ばした前走の帆柱山特別で、3馬身差の圧勝を飾っており、今回の2400メートルという条件は、決して悪くないはずです。春のクラシックには参戦しておらず、条件戦を確実に勝ち上がってきた、叩き上げの実力馬といえます。

先行力がありながら、メンバー中でも上位に入る推定上がり3ハロンタイムをマークできるのが、この馬の大きな強み。前でレースを進めながら、しっかりとした末脚も使えるため、展開に左右されにくいタイプです。父キタサンブラックは中長距離GⅠを7勝した名馬で、母父Invincible Spiritはスピードを伝える良血。連勝の勢いに乗って、今回が初めての重賞挑戦となります。実績馬がひしめくメンバーのなかで、確実な勝ち上がりを見せてきた地力と、先行力を生かした展開力を武器に、上位争いに食い込みたい一頭です。


まとめ

 神戸新聞杯2026 出走馬 総まとめ

神戸新聞杯2026は、皐月賞・日本ダービーの二冠馬ロブチェンを中心とした、菊花賞トライアルです。逃げも差しもこなす自在性を持つロブチェンに対し、コンジェスタスは無傷3連勝で見せたしぶとい末脚、グリーンエナジーは一級品の切れ味でリベンジを狙います。アルトラムスは阪神での重賞制覇実績、ゴーラッキーは新馬戦でバステールに先着した素質、ショウナンハヤナミは無敗のまま臨む休養明けの一戦、エムズビギンは超良血のスタミナ、ナリタエスペランサは展開に左右されない先行力が、それぞれの武器です。二冠馬ロブチェンの自在性に対し、各馬がどのような形で挑むのか、そして阪神外回りという舞台がどの馬に味方するのかが、この一戦の見どころとなります。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。

【神戸新聞杯2026 最終追い切り分析】二冠馬ロブチェンに死角なし!各馬の仕上がりを徹底診断

2026年9月21日(月・祝)15時30分、阪神競馬場・芝2400メートル(外回り)で第74回神戸新聞杯(GII)が行われます。3歳牡馬三冠の最終戦・菊花賞への最重要トライアルで、3着までに優先出走権が与えられます。史上9頭目の三冠馬を目指す二冠馬ロブチェンが始動するなか、京都新聞杯を無傷の3連勝で制したコンジェスタス、毎日杯馬アルトラムス、京成杯覇者グリーンエナジーらが逆転を狙います。ここでは、有力各馬の最終追い切りの動きを、関係者コメントとともに徹底的に調査し、状態を診断しました。

ロブチェン(牡3歳/松山弘平)

神戸新聞杯 追い切り ロブチェン

史上9頭目の三冠を目指す二冠馬は、春と変わらぬ順調さをアピールしています。8月19日に栗東へ戻り、乗り込みも順調そのもの。坂路でしっかりと基礎固めを行い、9月2日には松山騎手騎乗で4ハロン54秒8、6日にCウッドで時計を出すと、1週前の水曜は6ハロン82秒1-37秒3、ラスト1ハロン11秒7をマーク。3頭併せで、道中は僚馬2頭を前に見る形でリズム良く追走し、直線入り口で最内へ。楽な手応えでグイグイ脚を伸ばし、中ゲタリア(1勝クラス)に3馬身、外キャピタルサックス(3勝クラス)に1馬身先着する豪快な内容でした。

松山騎手は「雨で馬場が重かったのでラスト1ハロンが11秒7でしたが、しっかり負荷をかけられたと思います。落ち着きがあっていい状態になってきている感じがあります」とコメント。最終追いは、通常通り水曜のCウッドで4ハロン追い53秒0-38秒1、ラスト1ハロン11秒5。首を下げた独特のフォーム、大きな走りで折り合いもスムーズで、残り1ハロンで外から馬体を併せて半馬身先着でフィニッシュしました。首差しやトモのあたりは春より大きく感じさせ、さらに迫力が出た印象です。杉山晴紀調教師も「中間で心配することはない」と自信をのぞかせており、秋初戦からいい状態で臨めそうです。

コンジェスタス(牡3歳/西村淳也)

神戸新聞杯 追い切り コンジェスタス

京都新聞杯を無傷の3連勝で制した実力馬は、着実な上昇を感じさせています。1週前追い切りは、栗東坂路を馬なりで4ハロン57秒0-12秒8。高野友和調教師は「ジョッキー(西村騎手)に乗ってもらい感触を感じてもらった。『非常に良かった』とのことで満足のいく調整ができていると思う」とコメントしています。

日本ダービーでは、勝負どころで乗り遅れて9着に敗れましたが、高野師は「体全体に芯が入ってきた感じ。持ち前の操縦性の高さがさらに良くなっている」と、上昇度に納得の表情を見せていました。1週前追いのコメントでも「この馬の持ち味である操作性の高さが一段と良くなっている。長丁場を目指すにはいい傾向」と、状態面への手応えは十分。デビューからキャリアが浅いぶん、ひと夏を越した中間で成長を感じさせる動きを見せており、逆転があっても驚けない存在です。距離適性も高く、無傷3連勝で見せたしぶとい末脚を、この舞台で発揮できるか注目です。

アルトラムス(牡3歳/岩田望来)

神戸新聞杯 追い切り アルトラムス

阪神での重賞制覇実績を持つ、決め手上位の実力馬です。1週前追い切りは、栗東CWコースで併せ馬。強めに追われ、6ハロン82秒4-11秒4のタイムで、内キングリア(新馬)に半馬身先着する内容でした。野中賢二調教師は「順調。ひと夏を越してドシッとした感じがある。馬体に幅が出て成長を感じるね。自分のリズムで運べれば、いい脚を使える」とコメントしています。

日本ダービーでは、後方からの競馬となりながらも、持ち前の瞬発力を発揮。上がり2位の末脚で、0秒4差の6着まで追い上げる内容でした。野中師は「ひと夏を越してドシッとした感じがあります。前走で距離をこなしてくれたのは大きい」と、2400メートルを克服したことを高く評価しています。今回と同じ、重賞初制覇を飾った毎日杯の舞台である阪神外回りコースは、この馬にとって歓迎すべき条件。夏を越えての成長と、馬体に幅が出た仕上がりを武器に、二冠馬ロブチェンに挑みます。

エムズビギン(牡3歳/武豊)

神戸新聞杯 追い切り エムズビギン

超良血が、名手とのコンビで巻き返しを狙います。1週前追い切りでは、しっかりと感触を確かめた武豊騎手が「間違いなくいい馬」と絶賛。友道康夫調教師は「春に比べて動けるようになってきた。大きな馬だが、太め残りということはない」とコメントしており、状態面での上積みがうかがえます。

日本ダービーまで駒を進めたものの、満足のいく結果は得られませんでした。しかし、父キタサンブラック×母父Galileoという、スタミナと底力を極限まで高める血統的な素質は確かなもの。2024年セレクトセール1歳市場で5億9000万円の値がついた超高額馬でもあり、大きな期待が寄せられています。今回、武豊騎手との新コンビで臨む一戦。名手が太鼓判を押す状態の良さと、良血馬らしい大きな可能性を、この舞台でどこまで開花させられるか注目です。春に比べて動けるようになってきたという明確な上向きの変化を、結果に結びつけたいところです。

グリーンエナジー(牡3歳/戸崎圭太)

神戸新聞杯 追い切り グリーンエナジー

京成杯覇者は、鋭い反応で春のリベンジに燃えています。1週前追い切りは、美浦ウッドコースでラスト1ハロン10秒9を記録。春とは異なる、鋭い反応を披露しました。上原佑紀調教師は「たくましさ、力強さが増しているし、距離はあればあるだけいい。ポテンシャルや心肺機能が高い馬なので巻き返したい」とコメントしています。

デビュー3戦目の京成杯では、メンバー最速となる上がり3ハロン33秒8をマークし、抜群の切れ味で差し切って重賞初制覇。しかし、春のクラシック二冠では、この切れ味を発揮しきれず、不完全燃焼に終わりました。立て直した効果で、追い切りでも活発な動きを見せており、状態面での上昇度は明らかです。父スワーヴリチャードはハーツクライ産駒で、持続力と成長力を伝える血統。たくましさが増したという上原師のコメント通り、心身両面での成長を感じさせる仕上がりで、春のリベンジに挑む一頭です。

ゴーラッキー(牡3歳/C.ルメール)

神戸新聞杯 追い切り ゴーラッキー

キャリア4戦3勝の素質馬は、心身のバランスが整ってきました。1週前追い切りは、馬なりで目立つ動きを披露。黒岩陽一調教師は「心身のバランスが整ってきた。2400メートルはチャレンジになるけど、操縦性が高いので大丈夫だと思う」とコメントしています。

新馬戦では、弥生賞馬かつダービー3着のバステールを振り切って勝利しており、この時点で高い能力を示していました。前走の香港ジョッキークラブトロフィーでは、圧勝を収めて勢いに乗っています。初めての2400メートルという距離への対応が最大のカギとなりますが、黒岩師も指摘する通り、操縦性の高さはこの馬の大きな強み。名手C.ルメール騎手を鞍上に迎え、初距離への不安を乗り越えられるか。春のクラシックには参戦していない、いわば伏兵的な立場ですが、この一戦で結果を残せば、一躍菊花賞の有力候補に躍り出る存在です。

ショウナンハヤナミ(牡3歳/池添謙一)

神戸新聞杯 追い切り ショウナンハヤナミ

無敗の大器が、骨折休養明けの復帰戦に臨みます。1週前追い切りでは、負荷と伸びのバランスが良好な内容を披露。渡辺薫彦調教師は「休み明け感はあるけど、良くなっている。強いメンバーを相手にどこまでやれるか」とコメントしています。

新馬戦、若駒ステークスと連勝し、無敗のまま高い能力を証明してきましたが、その後は骨折による長期休養を余儀なくされました。休み明け感が多少残るものの、良化の方向にあるとのコメントは好材料です。父レイデオロ×母父ディープインパクトという、スピードと瞬発力を兼ね備えた血統を持ち、若駒ステークスでは強い立ち回りを見せた実績があります。土つかずのまま、いきなり重賞への初挑戦という簡単ではない条件ですが、渡辺師の言葉通り、休み明けからどこまで力を発揮できるかが焦点。大器の潜在能力が試される一戦です。


まとめ

神戸新聞杯2026 追い切り 総まとめ

神戸新聞杯2026の最終追い切りを分析すると、二冠馬ロブチェンは、春と変わらぬ順調な仕上がりを見せ、迫力が増した印象すら受ける内容でした。杉山晴紀調教師も「中間で心配することはない」と、死角の少なさをうかがわせています。対抗のコンジェスタスは操縦性の高さがさらに向上し、アルトラムスは夏を越えて馬体に幅が出て成長。エムズビギンは武豊騎手が「間違いなくいい馬」と絶賛し、グリーンエナジーは春とは異なる鋭い反応を披露しました。ゴーラッキーは初距離への対応、ショウナンハヤナミは休み明けからの巻き返しが、それぞれの焦点となります。総じて、有力各馬に大きな状態面の不安は見られず、実績・血統・展開が結果を左右しそうです。当日の馬場状態や馬体重、パドックの気配を確認して、最終的な狙いを定めてください。

【神戸新聞杯2026 総合情報】馬情報・データ・血統・追い切りを完全網羅!三冠へロブチェンが始動、刺客たちが逆転を狙う

2026年9月21日(月・祝)15時45分、阪神競馬場・芝2400メートル(外回り)で第74回神戸新聞杯(GII)が行われます。3歳牡馬三冠の最終戦・菊花賞への最重要トライアルで、3着までに優先出走権が与えられます。皐月賞・日本ダービーの二冠馬ロブチェンが、史上9頭目の三冠制覇に向けて始動。予想オッズでも単勝1.6倍で断然の1番人気に支持されています。相手には、京都新聞杯を無傷の3連勝で制したコンジェスタス、京成杯覇者グリーンエナジー、素質馬ゴーラッキーなどが逆転を狙います。舞台の阪神芝2400メートル外回りは、折り合いと末脚の持続力が問われるコース。ここでは、有力8頭について、馬情報・データ・血統・追い切りのすべてを統合し、1頭ずつ詳しくまとめました。

ロブチェン(牡3歳/松山弘平)

神戸新聞杯 総合情報 ロブチェン

史上9頭目の三冠を目指す二冠馬で、予想1番人気(単勝1.6倍)の断然の主役です。父ワールドプレミア、母ソングライティング、母父Giant’s Causewayという血統。父ワールドプレミアは菊花賞・天皇賞春を制した長距離血統で、2400メートルへの適性は血統的にも裏付けられています。昨年のホープフルステークスを制し、今春は皐月賞を逃げ切り、日本ダービーを差し切りで制覇。まったく異なるスタイルを使い分けられる自在性が、最大の武器です。

データ面では、杉山晴紀厩舎×前走同距離が【2-0-2-0】で勝率50パーセント・複勝率100パーセントと好相性。8月19日に栗東へ戻り、乗り込みも順調そのものです。最終追い切りは、栗東Cウッドコースで4ハロン53秒0-11秒5。首を下げた独特のフォーム、大きな走りで折り合いもスムーズで、馬体を併せて半馬身先着でフィニッシュしました。首差しやトモのあたりは春より大きく感じさせ、さらに迫力が出た印象です。松山弘平騎手は「落ち着きがあっていい状態になってきている」、杉山晴紀調教師も「中間で心配することはない」と自信をのぞかせており、秋初戦から死角のない仕上がり。実績・適性・仕上がりの3拍子が揃った、三冠へ向けての好発進が期待される一頭です。

コンジェスタス(牡3歳/西村淳也)

神戸新聞杯 総合情報 コンジェスタス

京都新聞杯を無傷の3連勝で制した、逆転筆頭の実力馬です。父コントレイル、母キラモサ、母父Alamosaという血統。無敗の三冠馬コントレイルを父に持ち、しなやかな末脚を受け継いでいます。京都新聞杯では、中団の外寄りから上がり最速35秒3で差し切り、デビューから3戦3勝としました。前走の日本ダービーは9着に敗れましたが、勝ち馬ロブチェンとは0秒4差の僅差で、勝負付けはまだ済んでいません。予想オッズは7.1倍で2番人気です。

1週前追い切りは、栗東坂路を馬なりで4ハロン57秒0-12秒8。高野友和調教師は「ジョッキー(西村騎手)に乗ってもらい『非常に良かった』とのことで、満足のいく調整ができている。この馬の持ち味である操作性の高さが一段と良くなっている。長丁場を目指すにはいい傾向」とコメント。「体全体に芯が入ってきた感じ」とも語り、上昇度に納得の表情を見せていました。デビューからキャリアが浅いぶん、ひと夏を越した中間で成長を感じさせる仕上がりです。直線でしぶとく伸びる末脚は、直線が長い阪神外回りコースでより生きるはず。ダービーでの0秒4差を、この舞台でどこまで詰められるか注目です。

グリーンエナジー(牡3歳/戸崎圭太)

神戸新聞杯 総合情報 グリーンエナジー

京成杯覇者は、鋭い反応で春のリベンジに燃えています。父スワーヴリチャード、母シンバルII、母父Singspielという血統。父スワーヴリチャードはハーツクライ産駒で、持続力と成長力を伝える血統です。デビュー3戦目の京成杯では、メンバー最速となる上がり3ハロン33秒8をマークし、抜群の切れ味で差し切って重賞初制覇。勝ち時計1分59秒3はレースレコードと0秒1差でした。皐月賞7着は展開不利、日本ダービー16着は中間の熱発が影響しており、本来の力は発揮できていません。予想オッズは10.7倍で3番人気です。

1週前追い切りは、美浦ウッドコースでラスト1ハロン10秒9を記録し、春とは異なる鋭い反応を披露しました。上原佑紀調教師は「たくましさ、力強さが増しているし、距離はあればあるだけいい。ポテンシャルや心肺機能が高い馬なので巻き返したい」とコメント。立て直した効果で活発な動きを見せており、状態面での上昇度は明らかです。心肺機能の高さから、距離延長はむしろ歓迎。京成杯で見せた最速上がりの切れ味が戻れば、不完全燃焼だった春のクラシックのリベンジも十分に可能な一頭です。

ゴーラッキー(牡3歳/C.ルメール)

神戸新聞杯 総合情報 ゴーラッキー

未知の魅力を秘めた、キタサンブラック産駒の素質馬です。父キタサンブラック、母ジェットセッティング、母父Fast Companyという血統。新馬戦では、のちに日本ダービー3着に入るバステールを振り切って勝利しており、この時点で世代上位の能力を示していました。キャリア4戦3勝で、前走の香港ジョッキークラブトロフィーでは2馬身1/4差の完勝。勢いに乗って本レースに参戦します。予想オッズは11.7倍で4番人気です。

1週前追い切りは、馬なりで目立つ動きを披露し、S評価を得ています。黒岩陽一調教師は「心身のバランスが整ってきた。2400メートルはチャレンジになるけど、操縦性が高いので大丈夫だと思う」とコメント。ルメール騎手も評した通り「キタサンブラックの子らしく長く脚を使う」持続力が持ち味です。初めての2400メートルという距離への対応が最大のカギとなりますが、操縦性の高さはこの馬の大きな強み。名手C.ルメール騎手を鞍上に迎え、初距離の壁を越えられるか。春のクラシック未出走の伏兵ですが、この一戦で結果を残せば、一躍菊花賞の有力候補に躍り出る存在です。

アルトラムス(牡3歳/岩田望来)

神戸新聞杯 総合情報 アルトラムス

阪神での重賞制覇実績を持つ、決め手上位の実力馬です。父イスラボニータ、母デジマノハナ、母父スクリーンヒーローという血統。今回と同じ阪神が舞台の毎日杯を、上がり最速33秒1の瞬発力で制し、重賞初制覇を飾りました。前走の日本ダービーは、スタート直後の接触で後方からの競馬となりながらも、上がり2位の末脚で0秒4差の6着まで追い上げました。予想オッズは15.6倍で5番人気です。

1週前追い切りは、栗東CWコースで併せ馬。強めに追われ、6ハロン82秒4-11秒4で内キングリア(新馬)に半馬身先着しました。野中賢二調教師は「順調。ひと夏を越してドシッとした感じがある。馬体に幅が出て成長を感じるね。自分のリズムで運べれば、いい脚を使える」とコメントし、「前走で距離をこなしてくれたのは大きい」と2400メートルの克服を高く評価しています。持ち前の決め手を発揮できる阪神外回りコースは歓迎の条件。夏を越えての成長と、馬体に幅が出た仕上がりを武器に、二冠馬ロブチェンに挑む有力な一頭です。

カフジエメンタール(牡3歳/坂井瑠星)

神戸新聞杯 総合情報 カフジエメンタール

展開のカギを握る、良血の連勝馬です。父ポエティックフレア、祖母フサイチパンドラ、叔母にアーモンドアイという良血。父ポエティックフレアは英2000ギニー馬です。城崎特別、熊野特別と連勝中で、毎日杯では3着に好走し、重賞でも通用する力を示しています。前走の熊野特別は、好素質馬がそろったハイレベルな一戦を、2番手から早めに抜け出して制した価値ある勝利でした。予想オッズは17.7倍で6番人気です。

データ面では、矢作芳人厩舎×中2週が【1-1-0-3】と好相性で、間隔を詰めて使うのが得意なパターン。今回がこれに当てはまります。久保助手は「本質的には1800、2000メートル向きの中距離馬。今回の距離は少し長いだろうけど、ガツンと行くような馬でないから、前走みたいにスローになっても折り合いがつく。これっていう逃げ馬がいないのなら、この馬が行く可能性はあるかも」とコメント。坂井瑠星騎手も「性格的にロスがない馬なので距離をこなせた」と評価しています。スローの先行策から上がり33秒台という形が、この馬の好走パターン。展開次第では、先行力を生かした粘り込みが期待できる一頭です。

エムズビギン(牡3歳/武豊)

神戸新聞杯 総合情報 エムズビギン

超良血が、名手とのコンビで巻き返しを狙います。父キタサンブラック、母デルフィニアII、母父Galileoという血統。半兄リラエンブレムはシンザン記念を制した実績馬で、2024年セレクトセール1歳市場で5億9000万円の値がついた超高額馬です。日本ダービーまで駒を進めましたが、満足のいく結果は得られませんでした。予想オッズは18.4倍で7番人気です。

1週前追い切りで感触を確かめた武豊騎手は「間違いなくいい馬」と絶賛。友道康夫調教師も「春に比べて動けるようになってきた。大きな馬だが、太め残りということはない」とコメントしており、状態面での上積みがうかがえます。ダービーは大外枠から終始外々を回すかたちで、脚をためられませんでしたが、京都新聞杯で欠いていた折り合いは改善されていました。父キタサンブラック×母父Galileoという、スタミナと底力を極限まで高める血統的な素質は確かなもの。名手武豊騎手との新コンビで、良血馬らしい大きな可能性を、この舞台でどこまで開花させられるか注目です。

ショウナンハヤナミ(牡3歳/池添謙一)

神戸新聞杯 総合情報 ショウナンハヤナミ

無敗の大器が、骨折休養明けの復帰戦に臨みます。父レイデオロ、母ショウナンバーチ、母父ディープインパクトという血統。新馬戦、若駒ステークスと連勝し、無敗のまま高い能力を証明してきました。若駒ステークスでは、アオり気味のスタートで後方からとなりながら、3、4コーナーで馬群の大外を押し上げる強い立ち回りを見せています。その後、骨折による長期休養を余儀なくされ、土つかずのまま重賞初挑戦となります。予想オッズは31.1倍で8番人気です。

1週前追い切りでは、負荷と伸びのバランスが良好な内容を披露。渡辺薫彦調教師は「休み明け感はあるけど、良くなっている。強いメンバーを相手にどこまでやれるか」とコメントしています。父レイデオロ×母父ディープインパクトという、スピードと瞬発力を兼ね備えた血統。休み明け感が多少残るものの、良化の方向にあるとのコメントは好材料です。ただし、スタートは上手でなく、今後も出遅れて後方からのレースとなるケースは多そう。土つかずのまま迎える重賞初挑戦で、休み明けのハンデを乗り越えられるかが焦点。大器の潜在能力が試される一戦です。


まとめ

神戸新聞杯2026 総合情報 総まとめ

神戸新聞杯2026は、皐月賞・日本ダービーの二冠馬ロブチェンを中心とした、菊花賞トライアルです。予想オッズでも単勝1.6倍と断然の支持を集めており、逃げも差しもこなす自在性と、父ワールドプレミアの菊花賞制覇の血、そして死角のない仕上がりが揃った、三冠へ向けての好発進が期待されます。逆転を狙う筆頭は、ダービーで0秒4差だったコンジェスタスと、春のリベンジに燃えるグリーンエナジー。素質馬ゴーラッキーは初距離が焦点、阪神実績のアルトラムス、展開のカギを握る良血カフジエメンタールも侮れません。実績・血統・仕上がりを総合的に見極めて、狙いを定めたい一戦です。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。

【神戸新聞杯2026 当日枠順確定情報】馬番順で全馬徹底解説!三冠へロブチェンが1枠1番から始動

2026年9月21日(月・祝)15時45分、阪神競馬場・芝2400メートル(外回り)で第74回神戸新聞杯(GII)が行われます。3着までに菊花賞への優先出走権が与えられる、三冠最終戦への最重要トライアル。皐月賞・日本ダービーを制した二冠馬ロブチェンが、史上9頭目の三冠制覇を目指して始動します。前日オッズでは単勝1.2倍という断然の1番人気。11頭立ての少頭数となり、3日間開催の最終日という条件です。馬場は、AコースからBコースへの替わり初週という施行条件で、内側の傷んだ部分がある程度カバーされた状態。枠順データでは、内から中目の枠が好成績を残しています。ここでは、確定した馬番順に、全馬の当日情報を1頭ずつ詳しくまとめました。

1番 ロブチェン(1枠1番/松山弘平/単勝1.2倍)

史上9頭目の三冠を目指す二冠馬が、最内枠から始動します。父ワールドプレミア、母ソングライティング、母父Giant’s Causewayという血統。昨年のホープフルステークスを制し、今春は皐月賞を逃げ切り、日本ダービーを差し切りで制覇しました。まったく異なるスタイルを使い分けられる自在性が、最大の武器です。前日オッズは単勝1.2倍と、断然の1番人気に支持されています。

枠順は1枠1番。今年はAコースからBコース替わり初週という条件で、内側の傷んだ部分がカバーされており、内枠のロスの少なさを最大限に生かせる状況です。データ上、馬番2〜5番が複勝率37.5パーセントと好成績ですが、最内枠でも自在性のあるこの馬なら、ロスなく立ち回れるでしょう。8月19日に栗東へ戻って乗り込みも順調で、最終追い切りは栗東Cウッドコースで4ハロン53秒0-11秒5。首を下げた独特のフォームで折り合いもスムーズ、馬体を併せて半馬身先着しました。首差しやトモは春より大きく感じさせ、迫力が増した印象です。松山弘平騎手は「落ち着きがあっていい状態」、杉山晴紀調教師も「中間で心配することはない」とコメント。中間の追い切りでも気配良好で、休み明け初戦の仕上がりとしては上々です。

2番 エイシンインアウト(2枠2番/横山琉人/単勝18.9倍)

好走データに該当する2枠から、一発を狙う上がり馬です。前走は8月23日の札幌芝2000メートル・ルスツ特別を勝利し、勢いに乗って重賞に挑みます。春のクラシックには参戦しておらず、夏の条件戦を勝ち上がってきた成長株。前日オッズは18.9倍で5番人気と、伏兵ながら一定の支持を集めています。

注目すべきは枠順です。阪神開催の過去6回のデータでは、2枠が【0-1-2-4】で複勝率42.9パーセントと好成績。さらに馬番2〜5番は【3-4-2-15】で複勝率37.5パーセントと、3着以内18頭のうち9頭を占めています。まさにデータ上の好走ゾーンを引き当てました。一部の予想では「想像を絶する強さ」と評価されるなど、素質を高く買う声もあります。横山琉人騎手とのコンビで、初の重賞挑戦となりますが、内目の枠を生かして、ロスのない競馬ができれば、上位進出の可能性は十分。夏を越えての成長力を、この大舞台でどこまで発揮できるかに注目が集まります。

3番 ゴーラッキー(3枠3番/C.ルメール/単勝12.5倍)

未知の魅力を秘めた素質馬が、好枠を引き当てました。父キタサンブラック、母ジェットセッティング、母父Fast Companyという血統。キャリア4戦3勝で、新馬戦ではのちに日本ダービー3着に入るバステールに先着して勝利しています。前走の香港ジョッキークラブトロフィーでは2馬身1/4差の完勝を飾り、勢いに乗って本レースに参戦します。前日オッズは12.5倍で3番人気です。

枠順は3枠3番。阪神開催の過去6回で3枠は【3-0-0-5】と3勝を挙げ、複勝率37.5パーセントという好成績を残している、勝ち馬を多く輩出する枠です。馬番3番も好走ゾーンに該当しており、データ上は絶好の条件といえます。1週前追い切りは馬なりで目立つ動きを披露しS評価を獲得。黒岩陽一調教師は「心身のバランスが整ってきた。2400メートルはチャレンジになるけど、操縦性が高いので大丈夫だと思う」と自信を見せています。初めての2400メートルという距離が最大のカギとなりますが、名手C.ルメール騎手を鞍上に迎え、好枠から確実な立ち回りができれば、一気に菊花賞の有力候補に躍り出る可能性を秘めています。

4番 アルトラムス(4枠4番/岩田望来/単勝20.1倍)

阪神での重賞制覇実績を持つ、決め手上位の実力馬です。父イスラボニータ、母デジマノハナ、母父スクリーンヒーローという血統。今回と同じ阪神が舞台の毎日杯を、上がり最速33秒1の瞬発力で制し、重賞初制覇を飾りました。前走の日本ダービーは、スタート直後の接触で後方からの競馬となりながらも、上がり2位の末脚で0秒4差の6着まで追い上げています。前日オッズは20.1倍で6番人気と、やや人気を落としています。

枠順は4枠4番で、馬番2〜5番という好走ゾーンに該当。内目の枠でロスなく立ち回れる好条件です。1週前追い切りは、栗東CWコースで強めに追われ、6ハロン82秒4-11秒4で内キングリアに半馬身先着しました。野中賢二調教師は「順調。ひと夏を越してドシッとした感じがある。馬体に幅が出て成長を感じるね。自分のリズムで運べれば、いい脚を使える」とコメントし、「前走で距離をこなしてくれたのは大きい」と2400メートル克服も高く評価しています。持ち前の決め手を発揮できる阪神外回りは歓迎の条件。夏を越しての成長と好枠を武器に、人気以上の走りが期待できる一頭です。

5番 カムアップローゼス(5枠5番/北村友一/単勝65.9倍)

最も好成績の5枠を引き当てた、伏兵の一頭です。前走は6月28日の函館芝1800メートル・臥牛山特別を勝利しています。京都新聞杯では6着に終わっており、重賞での実績は物足りませんが、夏を越えての上積みに期待がかかります。前日オッズは65.9倍で10番人気と、人気は大きく落としています。

しかし、枠順には大きな注目が必要です。阪神開催の過去6回で5枠は【1-3-1-4】と、複勝率55.6パーセントという全枠中トップの好成績。しかも馬番5番は、好走ゾーンである2〜5番にも該当しています。データ上は、最も恵まれた枠を引いたといえるでしょう。北村友一騎手とのコンビで、この絶好枠を生かせるかどうかが焦点。人気薄での出走となりますが、阪神芝2400メートル外回りは、直線が長く瞬発力が問われる舞台。スローペースからの瞬発力勝負になれば、展開次第で見せ場をつくる可能性もあります。データ上の好条件を武器に、一発を狙う伏兵として、押さえておきたい一頭です。

6番 エムズビギン(6枠6番/武豊/単勝35.3倍)

超良血が、名手とのコンビで巻き返しを狙います。父キタサンブラック、母デルフィニアII、母父Galileoという血統。半兄リラエンブレムはシンザン記念を制した実績馬で、セレクトセールで国内史上2位となる5億9000万円で落札された超高額馬です。日本ダービーまで駒を進めましたが、大外枠から終始外々を回す競馬となり、満足のいく結果は得られませんでした。前日オッズは35.3倍で8番人気です。

1週前追い切りで感触を確かめた武豊騎手は「間違いなくいい馬」と絶賛。友道康夫調教師も「春に比べて動けるようになってきた。大きな馬だが、太め残りということはない」とコメントしており、状態面での上積みがうかがえます。京都新聞杯で欠いていた折り合いも、ダービーでは改善されていました。枠順は6枠6番で、データ上は6・7枠が【0-0-2-18】で複勝率10.0パーセントと冴えない数字。この点はやや不安材料ですが、名手武豊騎手の手綱さばきでカバーできるか。父キタサンブラック×母父Galileoという底力配合の素質を、本番の権利取りに向けて開花させたいところです。

7番 コンジェスタス(6枠7番/西村淳也/単勝13.9倍)

京都新聞杯を無傷の3連勝で制した実力馬です。父コントレイル、母キラモサ、母父Alamosaという血統。無敗の三冠馬コントレイルを父に持ち、京都新聞杯では中団の外寄りから上がり最速35秒3で差し切り、デビューから3戦3勝としました。前走の日本ダービーは9着に敗れましたが、勝ち馬ロブチェンとはわずか0秒4差の僅差で、勝負付けはまだ済んでいません。前日オッズは13.9倍で4番人気です。

1週前追い切りは、栗東坂路を馬なりで4ハロン57秒0-12秒8。高野友和調教師は「ジョッキー(西村騎手)に乗ってもらい『非常に良かった』とのことで、満足のいく調整ができている。この馬の持ち味である操作性の高さが一段と良くなっている。長丁場を目指すにはいい傾向」とコメント。「体全体に芯が入ってきた感じ」とも語り、成長を感じさせる仕上がりです。枠順は6枠7番と、データ上は冴えない枠に入りましたが、直線でしぶとく伸びる末脚は、直線が長い阪神外回りでこそ生きるタイプ。ダービーでの0秒4差を、この舞台でどこまで詰められるか注目です。

8番 シートゥサミット(7枠8番/酒井学/単勝103.8倍)

阪神芝2400メートルの経験を持つ、最低人気の一頭です。前走は6月20日の阪神芝2400メートル・3歳以上1勝クラスで2着。今回と同じ舞台を経験している点は、数少ない強調材料といえます。前日オッズは103.8倍で11頭中最下位の人気となっています。

枠順は7枠8番。阪神開催の過去6回のデータでは、6・7枠が【0-0-2-18】で複勝率10.0パーセントと、厳しい数字が出ています。実績面でも、オープンクラスでの勝利がなく、重賞挑戦となる今回は相手が大幅に強化される形。酒井学騎手とのコンビで、まずは自分の競馬を貫きたいところです。阪神芝2400メートル外回りは、長い直線と外回りコースらしいゆったりした流れが特徴で、折り合いと2400メートルを走り切るスタミナが重要になります。同舞台での2着経験を生かし、展開が大きく向けば、掲示板争いに加わる可能性もゼロではありません。人気薄ながら、コース経験を武器に健闘を期待したい一頭です。

9番 グリーンエナジー(7枠9番/戸崎圭太/単勝8.8倍)

京成杯覇者が、春のリベンジに燃えています。父スワーヴリチャード、母シンバルII、母父Singspielという血統。デビュー3戦目の京成杯では、メンバー最速となる上がり3ハロン33秒8をマークし、抜群の切れ味で差し切って重賞初制覇。勝ち時計1分59秒3はレースレコードと0秒1差でした。皐月賞7着は展開不利、日本ダービー16着は中間の熱発が影響しており、本来の力は発揮できていません。前日オッズは8.8倍で2番人気と、巻き返しへの期待が高まっています。

1週前追い切りは、美浦ウッドコースでラスト1ハロン10秒9を記録し、春とは異なる鋭い反応を披露しました。上原佑紀調教師は「たくましさ、力強さが増しているし、距離はあればあるだけいい。ポテンシャルや心肺機能が高い馬なので巻き返したい」とコメント。立て直した効果で活発な動きを見せています。枠順は7枠9番と、データ上は不利な枠。ただし、直線の長い阪神外回りなら、大外を回されても末脚を生かせる可能性があります。京成杯で見せた最速上がりの切れ味が戻れば、ロブチェンを脅かす存在になり得る一頭です。

10番 カフジエメンタール(8枠10番/坂井瑠星/単勝45.0倍)

展開のカギを握る良血の連勝馬です。父ポエティックフレア、祖母フサイチパンドラ、叔母にアーモンドアイという超良血。城崎特別、熊野特別と連勝中で、毎日杯では3着に好走し、重賞でも通用する力を示しています。前走の熊野特別は、好素質馬がそろったハイレベルな一戦を、2番手から早めに抜け出して制した価値ある勝利でした。前日オッズは45.0倍で9番人気です。

枠順は8枠10番。データ上、6・7枠が複勝率10.0パーセントと冴えない一方、8枠は【2-1-1-7】で複勝率36.4パーセントと軽視できない数字を残しています。同枠からの好走馬は、エリキング、サトノダイヤモンドといった末脚確かな差し馬ばかり。直線の長い大箱コースだけに、勝負どころでスムーズに加速しやすいメリットがあります。久保助手は「前走みたいにスローになっても折り合いがつく。これっていう逃げ馬がいないのなら、この馬が行く可能性はあるかも」とコメント。矢作芳人厩舎×中2週は【1-1-0-3】と好相性で、スローの先行策から上がり33秒台という好走パターンに持ち込めるかが焦点です。

11番 ショウナンハヤナミ(8枠11番/池添謙一/単勝29.9倍)

無敗の大器が、骨折休養明けの復帰戦に臨みます。父レイデオロ、母ショウナンバーチ、母父ディープインパクトという血統。新馬戦、若駒ステークスと連勝し、2戦2勝と底を見せていません。若駒ステークスでは、アオり気味のスタートで後方からとなりながら、3、4コーナーで馬群の大外を押し上げる強い立ち回りを見せました。前日オッズは29.9倍で7番人気です。

1週前追い切りでは、負荷と伸びのバランスが良好な内容を披露。渡辺薫彦調教師は「休み明け感はあるけど、良くなっている。強いメンバーを相手にどこまでやれるか」とコメントしています。枠順は8枠11番の大外。データ上、8枠は複勝率36.4パーセントと悪くない数字で、好走馬はいずれも末脚確かな差し馬でした。この馬も、後方から大外を回して伸びる脚質だけに、枠順との相性は悪くありません。ただし、スタートが上手でなく、出遅れて後方からとなるケースが多い点は課題。骨折休養明けというハンデを乗り越え、土つかずのまま重賞初制覇を飾れるか注目されます。


まとめ

神戸新聞杯2026 当日枠順確定 総まとめ

神戸新聞杯2026は、11頭立ての少頭数で行われる菊花賞トライアルです。中心は、1枠1番を引いた二冠馬ロブチェン。前日オッズ1.2倍という断然の支持を集めており、逃げも差しもこなす自在性と、順調な仕上がりで三冠へ好発進を決めたいところです。相手筆頭は、鋭い反応を見せる7枠9番グリーンエナジー(8.8倍)、好枠3枠3番の素質馬ゴーラッキー(12.5倍)、ダービーで0秒4差だった6枠7番コンジェスタス(13.9倍)。枠順データでは、AコースからBコース替わり初週という条件で内側がカバーされており、2枠から5枠、馬番2〜5番が好成績。その意味では、2番エイシンインアウト、4番アルトラムス、5番カムアップローゼスも注目に値します。8枠も差し馬なら侮れず、10番カフジエメンタール、11番ショウナンハヤナミにも警戒が必要です。当日の馬場状態や最終オッズ、パドックの気配を確認して、狙いを定めてください。

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