【CBC賞2026 データ分析】人気薄激走の伝統!狙うは”外枠×前走人気薄の先行馬”|危険な人気馬と勝ち馬の条件を徹底解説

2026年8月9日(日)15時45分発走、中京競馬場・芝1200メートルで行われる第62回CBC賞(GⅢ・3歳上・ハンデ)。サマースプリントシリーズの一戦で、フルゲート18頭のスピード自慢が集結します。ハンデ戦らしく毎年のように人気薄が激走する難解な一戦を、過去10年のデータから徹底的に読み解きます。それでは、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
単勝人気別成績|人気を問わず好走馬が出現

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気の好走率が低めで、2番人気の好走率がやや高いという特徴があります。1番人気は3着内率30パーセントと信頼度が低く、勝ち切れていません。昨年も1番人気のキタノエクスプレスが7着に敗れています。一方、2番人気は連対率30パーセント・3着内率60パーセントと安定しており、頼りになる存在です。
注目すべきは、上位人気馬から下位人気馬まで満遍なく馬券に絡んでいる点。さすがに14番人気以下の好走例はありませんが、10番人気から13番人気の馬も3頭が連対しています。2桁人気だからといって侮れず、人気に惑わされず気になった馬を素直にマークしておきたいところ。効率の良い馬券戦術としては、上位人気を軸に据えつつ、6番人気以下の伏兵を相手に絡める「人気サイド×人気薄」の組み立てが最も的中と配当のバランスに優れます。ハンデ戦ならではの難解さを、むしろ妙味に変えたいレースです。
年齢別成績|5歳馬がやや優勢

過去10年の年齢別成績では、3歳馬から7歳馬まで幅広く連対しています。その中でも少しだけ分が良いのが、6勝を挙げている5歳馬です。勝率12.8パーセント・3着内率25.5パーセントと、他の年齢を一歩リードしています。
特に強調しておきたいのが、5歳で優勝した馬は全て前走が3勝クラスかオープン特別だったという点。重賞で頭打ちになった馬ではなく、条件戦やオープン特別から上がってきた勢いのある5歳馬が、CBC賞では結果を残しているのです。逆に4歳馬は勝率6.9パーセント・3着内率20.7パーセントとやや物足りず、人気の割に信頼しきれません。3歳馬はハンデの恩恵を受けやすく、斤量が軽ければ一発の魅力があります。7歳馬も連対例があり軽視は禁物ですが、8歳以上は過去10年で3着内ゼロと明確に不振。年齢面では、上がり調子の5歳馬を中心に据えるのがセオリーといえます。
馬体重別成績|馬体重の重い馬に妙味あり

ハンデ戦ということもあり狙いを絞るのが難しいレースですが、ひとつの目安になりそうなのが馬体重です。過去10年のデータでは、馬体重が重くなるにつれて3着内率が上がっていくという明確な傾向があります。
具体的には、439キログラム以下が3着内率7.1パーセントと苦戦しているのに対し、500~519キログラムは20.8パーセント、520キログラム以上に至っては勝率12.5パーセント・連対率25.0パーセント・3着内率37.5パーセントと、大型馬ほど好成績を残しています。中京の直線には急坂が待ち構えており、単純なスピードだけでなく、坂を克服するパワーが要求されます。馬格のある馬ほど、このパワー勝負に対応しやすいと考えられます。人気薄に関しては460~479キログラムの回収値も高めで狙い目ですが、迷ったら馬体重が重い馬をチョイスする手もありそうです。パドックで馬体の充実した馬を見つけたら、積極的に評価したいところです。
前走4コーナー通過順別成績|先行できる馬を狙え

CBC賞は先行馬の活躍が非常に目立つレースです。過去、中京競馬場で開催された回のうち大半で、逃げた馬が3着以内に入っています。逃げ馬の複勝率は85パーセントに達するというデータもあり、前で自分の形を作れる馬が圧倒的に有利です。これは前が楽をしているというより、序盤からスピードに乗って主導権を取れる馬が、高い持続力でそのまま押し切っていると考えるべきでしょう。
スピード自慢がそろうため、逃げる馬をピンポイントで当てるのは難しいものの、前走の4コーナー通過順は有力な手がかりになります。前走で4コーナーを5番手以内で通過していた馬は勝率10.4パーセント・複勝率31.3パーセントと好成績。対して6番手以下だった馬は複勝率9.3パーセントと大きく見劣ります。ただし注意点として、勝ち時計が1分8秒0を超えるような時計のかかる決着になると、差し・待機勢の出番も増えます。当日の馬場と想定ペースを見極めつつ、基本は先行力のある馬を重視したい一戦です。
血統・前走クラス傾向|サマースプリント組とロードカナロア産駒に注目
血統面では、ロードカナロア産駒がCBC賞と好相性です。複勝率66パーセントというデータもあり、中京芝1200メートルの血統傾向に見事に合致します。今年の想定馬でも、ロードカナロア産駒のディアナザールが血統面で条件にぴったりの一頭です。中京の急坂をこなすパワーとスピードを兼ね備えた血統が、このレースでは活躍する傾向にあります。
前走クラス別では、過去10年の優勝馬10頭中6頭が前走オープン特別組。加えて前走が条件クラスだった馬も活躍が目立ち、中でも3勝クラス組は3着以内5頭中4頭が7番人気以下と、人気薄の好走が際立っています。前走GⅢ組も多く馬券に絡んでいますが、その中心はサマースプリントシリーズ(北九州記念など)を使ってきた1200メートルの重賞連対実績馬。また性別では、出走数の少ない牝馬が複勝率24.7パーセントと牡セン馬を大きく上回っており、特に3~4歳の牝馬は軽視禁物です。

危険な人気馬の条件
過去のデータから、CBC賞で人気を裏切りやすい馬の条件は以下の通りです。
① 単勝1番人気に支持された馬。過去10年の1番人気は3着内率30パーセントと信頼度が低く、昨年も1番人気キタノエクスプレスが7着に敗退。ハンデ戦の難しさが如実に表れており、1番人気は頭から狙うより、あえて評価を下げる方が妙味があります。
② 前走で4コーナーを6番手以下で通過していた差し・追い込み馬。複勝率9.3パーセントと大きく苦戦しており、高速決着になると後方からでは届きません。末脚自慢でも、前に行けない脚質は割引が必要です。
③ 8歳以上の高齢馬、および馬体重439キログラム以下の小柄な馬。8歳以上は過去10年で3着内ゼロ、439キログラム以下も3着内率7.1パーセントと、いずれもパワー勝負の中京では分が悪い条件です。人気になっていても慎重に扱いたいところです。
勝ち馬の条件
一方、CBC賞を勝ち切る馬に共通する条件は以下の通りです。
① 前走がオープン特別、または3勝クラスだった上がり調子の馬。過去10年の優勝馬10頭中6頭が前走オープン特別で、ここ5年の優勝馬は重賞もオープン特別も未勝利の馬ばかり。しかも5頭中4頭が前走7着以下からの巻き返しでした。重賞実績より、勢いと上昇度が問われます。
② 前走で4コーナーを5番手以内で通過していた先行力のある馬。勝率10.4パーセント・複勝率31.3パーセントと明確に優勢で、逃げ馬の複勝率は85パーセント。中京1200メートルは前で押し切るのが王道です。
③ 55キログラム以下のハンデで、馬体に余裕のある5歳馬。ここ5年の優勝馬は全て負担重量55キログラム以下。軽ハンデを味方につけられる実績控えめの馬、そして馬格のある5歳馬が、このレースの主役となる資格を備えています。
まとめ
CBC賞2026を攻略するうえでの結論は、「外枠を引いた、前走人気薄・先行力のある5歳前後の馬」を狙うことです。1番人気は過信禁物で、むしろ6番人気以下の伏兵に妙味があります。前走オープン特別や3勝クラスから上がってきた勢いのある馬、4コーナー5番手以内の先行馬、そして馬格のある馬を評価軸に据えたいところ。
枠順では6~8枠の外枠が優勢で、1~2枠の内枠は不振傾向。血統ではロードカナロア産駒、性別では牝馬が好相性です。ハンデ戦らしい難解な一戦ですが、これらの条件を丁寧に照らし合わせれば、高配当を仕留めるチャンスは十分にあります。人気に流されず、データが示す「勝ち馬の条件」に合致する馬を見つけ出すことが、的中への近道となるでしょう。
【CBC賞2026 血統分析】急坂スプリントは”ダンジグ×ロベルトのパワー”と”イン有利”がカギ!有力馬の血統背景を徹底解剖

2026年8月9日(日)15時45分発走、中京競馬場・芝1200メートルで行われる第62回CBC賞(GⅢ・3歳上・ハンデ)。夏の中京開催に定着したこのスプリントハンデ戦を、血統の観点から徹底的に読み解きます。
まず押さえておきたいのが、近3年の勝ち馬の傾向です。2025年はインビンシブルパパ(父がダンジグ3×3)が逃げ切り、2024年は1枠1番ドロップオブライトがインをすくって勝利、2023年はジャスパークローネ(ロベルト5×5)が逃げ切りました。逃げ馬は近3年で[2-0-1-0]と抜群の成績で、6~8枠で馬券に絡んだのは逃げた2頭だけ。中京1200メートルは急坂を備えたタフなスプリントコースだけに、ダンジグとロベルトのパワーを重視しつつ、何よりもイン有利・内枠有利をまず念頭に置きたいところです。それでは、有力各馬の血統を1頭ずつ見ていきましょう。
クラスペディア

母ウンベラータは2戦未勝利ですが、フェアリーステークス勝ちジェルミナルの全妹にあたる良血。母母オンブルリジェールはペネロープ賞(仏G3・芝2100メートル)の勝ち馬で、近親には仏ダービー2着ベストネイムなど、欧州の重厚な血が流れています。父ミスターメロディは高松宮記念の勝ち馬で、スリールミニョンやタガノアラリアなどの父。スプリント適性の高い血統です。
前走の春雷ステークスはプラス18キロという成長分を見せつけての勝利で、パワーアップが顕著。ただし注意したいのが、母系に気難しいオリオールの血が入る点で、**4角先頭だと[2-2-0-0]**とすべて馬券に絡んでいます。気性面から、先手を取って自分の形に持ち込むことが好走の絶対条件といえそうです。中京の急坂も、パワーアップした今なら克服可能でしょう。ここでもハナを切るか、もしくは外目の枠なら春雷ステークスのように番手からでも競馬ができます。イン前を取れる枠を引ければ、逃げ・先行有利のこのレースで大きな武器になります。血統・臨戦過程ともに、注目の一頭です。
ジェニファー

牝祖スイングバイの孫にJRA5勝のサラトガスピリットがいる血統。父アニマルキングダムはドバイワールドカップやケンタッキーダービーの勝ち馬で、主な産駒にメイトリアークステークス(米G1・芝8ハロン)の勝ち馬リーガルグローリー。日本での産駒にはタガノアビーやプリフロオールインなどがいます。
ブラッシンググルーム系の牝馬は、こうした短距離型に出ることがありますが、スピードというよりは粘り強さに長けたタイプです。前走の北九州記念で2着に好走しましたが、これは軽ハンデに加えて重馬場がプラスに作用した面が大きいといえます。したがって、中京の高速決着ではちょっと劣勢になる可能性があります。パワー型で時計のかかる馬場なら持ち味が生きますが、良馬場でスピード勝負になると、上位のスプリンター相手にどこまで食い下がれるかが課題。軽ハンデを味方に粘り込みを図りたいところですが、血統的には決め手の絶対値でやや見劣る印象です。展開が向いて前々で運べれば、また重馬場になれば、前走同様の粘りに期待したい一頭となります。
ディアナザール

ドナウデルタの全弟でイシュトヴァーンの4分の3弟、ジェラルディーナのイトコという超良血。母ドナウブルーはジェンティルドンナの全姉で、関屋記念と京都牝馬ステークスに勝ったオープン馬です。父ロードカナロア×母父ディープインパクトという配合は、ブレイディヴェーグやレッドモンレーヴなどと同じでしなやかな体質が特徴ですが、本馬は母系のダンジグの影響を感じさせる力強い後駆や捌きを持っています。
デビュー時から馬体重も20キロ増え、鞍馬ステークスでは初の1200メートルでも労せずハナを切って見せた点が大きな強調材料。ロードカナロア産駒は中京芝1200メートルと好相性で、複勝率66パーセントというデータもあります。中京1200メートルはダッシュ力と立ち回りの巧さが生きるコースで、この馬の先行力と機動力にはうってつけの舞台です。川田騎手を配し、前で運べればレース傾向に完璧に合致します。血統背景の豪華さ、コース適性、先行力と、good材料が揃った一頭。イン前有利の今年、絶好の狙い目となりそうです。
レッドエヴァンス

母レッドアヴァンセは阪神牝馬ステークス2着、ヴィクトリアマイル3着のオープン馬。母母エリモピクシーはエリモシックの全妹で、クラレント、リディル、レッドアリオン、サトノルパンなどを産んだ名繁殖です。本馬はルージュソリテールと同血(父が同じで母が全姉妹)という関係にあります。
父ロードカナロア×母父ディープインパクトという配合は、レッドモンレーヴのように1400メートルベストに出やすいタイプ。前走は好位抜け出しで危なげのない勝利を収めました。1200メートルだと、本来は後ろから差す形が向きそうで、後傾ラップで走破できる展開が理想となります。つまり、前半が速くなりすぎず、上がり勝負になれば、持ち前の決め手が生きるでしょう。逃げ・先行有利のこのレースにおいては、脚質的にやや不利な面もありますが、血統的な素質は世代上位。展開が向けば、しなやかな伸び脚で差し込んでくる可能性があります。1400メートル寄りの適性を、1200メートルでどう補うかがカギ。ペース次第で浮上する、血統馬らしい一頭です。
コウセキ

父はハリーエンジェル、母ノンシャランスの父はDubawiという欧州の重厚なスプリント血統。馬主はH.H.シェイク・ハムダン、生産者はGodolphinという、名門が手がけた愛国産馬です。父ハリーエンジェルはイギリスのスプリントG1を制した快速馬で、産駒にもスピードを伝えます。母父Dubawiは世界的な大種牡馬で、パワーと底力を補完する配合です。
血統的にはヨーロッパのスピードとパワーを兼ね備えたスプリンターで、時計のかかる中京の急坂コースは決して不向きではありません。全4勝すべてが逃げ切り勝ちというデータからも、スタートに優れ、先手を取って自分のペースに持ち込むと粘れるタイプであることがわかります。前走のテレQ杯(3勝クラス)を快勝してオープン入りを果たした上がり馬で、勢いも十分。松山弘平騎手とのコンビは好相性で、逃げ・先行有利のこのレースにおいて、ハナを主張できる脚質は大きな武器です。イン前有利の傾向に見事に合致する一頭で、逃げ切りが決まれば一発の可能性を秘めています。人気の盲点になるようなら、狙ってみたい先行馬です。
タマモイカロス

父はデクラレーションオブウォー、母タマモブリリアンの父はダンスインザダークという配合の3歳馬。父デクラレーションオブウォーは米欧のG1を制したウォーフロント系の種牡馬で、パワーとスピードを兼ね備えた血を伝えます。母父ダンスインザダークはサンデーサイレンス系のスタミナ血統で、底力を補完します。マーガレットステークス(リステッド)を勝った世代上位のスピード馬です。
前走の葵ステークス(3着)では外枠が響いて流れに乗り切れませんでしたが、最後の脚は目立っており、重賞でもやれる速さを見せました。ウォーフロント系のパワーは、中京の急坂コースにも対応可能。3歳馬ながら、ポジションさえ取れれば古馬相手でも十分に通用する能力の持ち主です。斤量面でも3歳馬のハンデの恩恵が期待でき、軽量を味方につけられれば浮上の目があります。ポジションを取れるかどうかが最大のポイントで、内目の枠を引いて前々で立ち回れれば、世代限定戦とは違った一面を見せる可能性も。父譲りのパワーとスピードで、古馬の壁に挑む注目の3歳馬です。
レイピア

父タワーオブロンドン、母アンナトルテ、母父エンパイアメーカーという配合の実力馬。タワーオブロンドン産駒の出世頭で、シルクロードステークス2着、オーシャンステークス2着、そして高松宮記念5着と、古馬スプリント重賞で堅実な好走を続けています。父タワーオブロンドンはスプリンターズステークスを制した快速馬で、産駒は芝1200~1400メートルに高い適性を示します。
母系のエンパイアメーカーは米血のパワーを伝え、筋骨隆々の500キロを超す立派な馬格を誇ります。中竹調教師も「スプリンター色を増している」と語る通り、成長とともにスプリント適性が高まってきました。パワーとスピードを兼ね備えた血統は、中京の急坂コースにうってつけ。重賞戦線で常に上位争いを演じてきた実績馬だけに、当メンバーでは能力上位の存在です。横山武史騎手を配し、いよいよ悲願の重賞初制覇を狙います。血統的なパワー、馬格、コース適性、そして安定した実績と、good材料が揃った一頭。イン有利の枠を引ければ、中心的存在として堂々の主役を張れるでしょう。
フィオライア

父はファインニードル、母フルールシチーの父はサクラバクシンオーという、生粋のスプリント血統の5歳牝馬。父ファインニードルは高松宮記念とスプリンターズステークスを制した名スプリンターで、産駒にもそのスピードを色濃く伝えます。母父サクラバクシンオーは短距離の大種牡馬で、父母ともにスプリント適性が極めて高い、まさに1200メートルのスペシャリスト血統です。
本馬は今年のシルクロードステークス(GⅢ)に出走するなど、重賞戦線で実績を積んできました。ファインニードル×サクラバクシンオーという配合は、スピードの絶対値が高く、中京芝1200メートルへの適性は血統的に申し分ありません。急坂コースでも、父ファインニードルが高松宮記念を制したように、パワーとスピードを兼ね備えた血が生きます。牝馬という点も、牝馬が好相性のこのレースではプラス材料。スプリント血統の申し子として、得意の1200メートル重賞で好走を狙います。前々で立ち回れる脚質があれば、イン前有利の傾向にも合致。血統からは、中京1200メートルへの高い適性がうかがえる一頭です。
まとめ
CBC賞2026を血統の観点から総括すると、キーワードは**「ダンジグ×ロベルトのパワー」と「イン前有利」**です。急坂を備えた中京1200メートルは、単純なスピードだけでなく、坂を克服するパワーが要求されます。近3年は逃げ馬が[2-0-1-0]と圧倒的で、内枠・先行有利の傾向が鮮明です。
血統面で注目したいのは、先行力と機動力を備えたディアナザール(父ロードカナロア)、パワーと馬格を誇る実績馬レイピア(父タワーオブロンドン)、逃げ切り実績豊富なコウセキ(父ハリーエンジェル)。いずれも、このコースで求められるパワーと先行力を血統的に備えています。加えて、スプリント血統の申し子フィオライア(父ファインニードル)、成長著しいクラスペディア(父ミスターメロディ)も、枠順と展開が向けば侮れません。血統が示す「パワー」と「先行適性」を軸に、内枠を引いた馬を重視して狙いを定めたい一戦です。
【CBC賞2026 競走馬情報】重賞初制覇を狙う実力馬が集結!急坂スプリントの有力8頭を徹底解説

2026年8月9日(日)15時45分発走、中京競馬場・芝1200メートルで行われる第62回CBC賞(GⅢ・3歳上・ハンデ)。サマースプリントシリーズの重要な一戦で、重賞初制覇を狙う実力馬と勢いのある上がり馬が激突します。中京芝1200メートルは直線が長く急坂も待ち受けるタフなコースで、スピードだけでなく持久力や立ち回りも問われます。本記事では、有力各馬の最新情報を1頭ずつ詳しく見ていきましょう。
レイピア(牡4歳・中竹和也厩舎/横山武史)

重賞制覇に機が熟した実力馬。重賞で2着2回、3着2回という成績で、重賞未勝利ながら力量は明らかに上位です。前走の函館スプリントステークス(3着)では1番人気に支持されるなど、世代を超えた評価を得ています。前々走の高松宮記念は0秒7差の5着と、GⅠでも上位に食い込む地力を見せました。
父はタワーオブロンドン、母アンナトルテ、母父エンパイアメーカーという配合で、パワーとスピードを兼備。中京へのコース替わりに不安はなさそうです。ハンデは56.0キログラム前後を背負う見込みで、実績馬ゆえに斤量は課題となりますが、それでも能力の高さは当メンバーで上位。唯一の鍵は、涼しい函館から真夏の中京への転戦という環境変化への対応です。ここをクリアできれば、悲願の重賞初制覇は目前。横山武史騎手を配し、いよいよタイトル奪取の態勢が整いました。500キロを超す立派な馬格を誇り、急坂コースでもパワーで押し切れる点は大きな強み。堂々の主役候補として、勝ち負けを期待したい一頭です。
ディアナザール(牡4歳・斉藤崇史厩舎/川田将雅)

飛躍を目指す血統馬。母のドナウブルーは重賞2勝で、夏の重賞も制した実績馬です。自身も夏競馬ではこれまで2戦2勝と、暑い季節に力を発揮するタイプ。コースレコード決着となった前走の鞍馬ステークスでは、ハナを切って3着を確保し、優秀なスピード能力を示しました。
父はロードカナロア、母父ディープインパクトという良血で、ロードカナロア産駒は中京芝1200メートルと好相性です。キャリア7戦で〔4・1・1・1〕という成績を残し、3着以内を外したレースは阪急杯の4着のみという堅実さが最大の魅力。安定感は当メンバーでも屈指です。川田将雅騎手を配し、先行力を生かして自分の形に持ち込めれば、上位争いは必至。ダッシュ力と立ち回りの巧さが生きる中京1200メートルは、この馬にとって絶好の舞台です。夏の得意なシーズンに、堅実な走りで重賞のタイトルを狙います。血統・実績・コース適性・安定感と、good材料が揃った信頼度の高い一頭といえるでしょう。
タマモイカロス(牡3歳・藤岡健一厩舎/西塚洸二)

切れ味を生かして勝負する3歳馬。前走の葵ステークスでマークした上がり3ハロンタイム(推定)は32秒7で、末脚の切れはここでも上位に位置します。古馬初対戦となる重賞未勝利の3歳馬ですが、54キログラムという軽ハンデは大きな武器。斤量の恩恵を最大限に生かしたいところです。
父はデクラレーションオブウォー、母タマモブリリアン、母父ダンスインザダークという配合で、パワーとスピードを兼備。現段階での持ち時計は1分07秒8で、速い時計での決着に対応できるかも鍵になりそうです。前走の葵ステークス3着は、外枠が響いて流れに乗り切れなかったものの、最後の脚は目立っており、重賞でもやれる速さを見せました。西塚洸二騎手を配し、3歳馬らしいフレッシュな勢いと軽量を武器に、古馬の壁に挑みます。ポジションを取れるかどうかが最大のポイントで、内目の枠から前々で立ち回れれば、世代限定戦とは違った一面を見せる可能性も。切れ味自慢の上がり馬として、一発を狙う注目の存在です。
アンクルクロス(牡5歳・高橋亮厩舎/松若風馬)

良馬場での見直しが必至の伏兵。コースレコード決着だった前々走で2着に好走し、速い時計での決着にもメドを立てました。前走の北九州記念(7着)は、出遅れに加えて馬場状態(重)が合わなかった面もあり、度外視できる内容。良馬場に替われば、前々走のような走りが期待できます。
父はタリスマニック、母ウインクルキラリ、母父ダンスインザダークという配合。5月の遅生まれで、5歳を迎えて本格化した印象があり、まさに今が充実期です。ハンデは56.0キログラム前後を背負う見込みですが、上昇度を考えれば見合った能力の持ち主。3度目の重賞挑戦で、初制覇を目指します。松若風馬騎手を配し、良馬場のスピード決着になれば、前々走の好内容を再現できる可能性は十分。前走の大敗で人気を落とすようなら、むしろ狙い目となる一頭です。中京の急坂もこなせるパワーがあり、条件が好転する今回は、警戒が必要な伏兵といえるでしょう。速い時計への対応力を武器に、上位争いを狙います。
コウセキ(牡4歳・西園翔太厩舎/松山弘平)

スピードは重賞でも通用する快速馬。前走のテレQ杯では、前半3ハロン32秒4のハイペースで逃げて快勝し、重賞でも注目の存在となりました。イギリスのスプリントG1勝ち馬(父ハリーエンジェル)を父に持つ外国産馬で、スピード豊富な血統は大きな魅力です。母父はDubawiという欧州の重厚な血統で、パワーも兼ね備えています。
全4勝すべてが逃げ切り勝ちというデータからも、スタートに優れ、先手を取って自分のペースに持ち込むと粘れるタイプであることがわかります。ハンデは55.0キログラムと恵まれ、逃げ・先行有利のこのレースにおいて、ハナを主張できる脚質は大きな武器。ただし、中京コースは今回が初めてで、左回りもデビュー戦(4着)のみという点は課題です。この対応が鍵になりますが、スピードの絶対値と先行力は当メンバーでも上位クラス。松山弘平騎手を配し、イン前有利の傾向に合致する脚質を生かして、逃げ切りを狙います。人気の盲点になるようなら、思い切って狙ってみたい先行馬。ハイペースを演出できる存在としても、レースの鍵を握る一頭です。
サンアントワーヌ(牝3歳・鹿戸雄一厩舎/丸山元気)

距離短縮で新境地を狙う3歳牝馬。前々走のフィリーズレビューは2着と、同世代の重賞で通用する力を示しています。今回が初めての1200メートル戦となりますが、この条件変更がはまるようなら、一発もありそうな魅力的な存在です。前走の桜花賞は7着でしたが、マイル戦の忙しい流れよりも、スプリント戦のほうが持ち味が生きる可能性があります。
父はドレフォン、母サンティール、母父ハービンジャーという配合で、パワーとスピードを兼備。ドレフォン産駒はダートのイメージが強いものの、芝の短距離でも活躍馬を出しており、1200メートルへの短縮はプラスに働く可能性があります。ハンデ52キログラムの3歳牝馬という軽量は、大きなアドバンテージ。牝馬が好相性のこのレースにおいて、この軽さを生かして初の古馬相手の一戦をクリアしたいところです。丸山元気騎手を配し、距離短縮とハンデの恩恵で、一気の重賞制覇を目指します。未知の魅力を秘めた3歳牝馬として、人気次第では妙味十分。条件がはまれば、上位争いに加わる可能性を秘めた注目馬です。
アブキールベイ(牝4歳・坂口智康厩舎/J.コレット)

重賞2勝目を目指す実力牝馬。昨年の葵ステークスを勝った重賞勝ち馬で、実績は当メンバーでも上位です。前走の北九州記念(5着)で久々に見せ場を作り、復調の兆しを見せました。直線の長い中京は、末脚を生かせる舞台。持ち前の決め手が生きる条件です。
父はファインニードル、母アゴベイ、母父ハーツクライという配合で、父ファインニードルは高松宮記念とスプリンターズステークスを制した名スプリンター。スプリント適性は血統的に申し分ありません。ハンデは55.5キログラムを背負う見込みで、実績上位ゆえに他馬とのハンデ差が鍵になりそうです。注目したいのが馬体重で、前走の12キログラム減は絞れたものとみられ、今回も430キログラム前後で出走したいところ。小柄な牝馬だけに、馬体重が好走の目安になります。J.コレット騎手を配し、直線の長い中京で末脚を爆発させられるか。重賞勝ちの実績と、名スプリンターの血を引くスピードで、2つ目のタイトルを狙います。展開が向けば、上位食い込みが可能な実力馬です。
ジェニファー(牝5歳・浜田多実雄厩舎/永島まなみ)

前走好走の勢いが注目される上がり馬。前走の北九州記念で2着に好走し、条件クラスからの格上挑戦で勢いを示しました。近2走は控える競馬で結果を残しており、自在性が出てきたのは大きな強みです。脚質に幅ができたことで、レース選択肢が広がりました。
父はアニマルキングダム、母スイングサンデー、母父スペシャルウィークという配合。父アニマルキングダムはドバイワールドカップやケンタッキーダービーの勝ち馬で、母父スペシャルウィークが日本の血統を補完しています。粘り強さに長けたタイプで、時計のかかる展開で持ち味が生きます。注目はハンデで、前走が50キログラムの軽ハンデだったのに対し、今回は2キログラム増の52キログラム。この斤量差がどう出るかが鍵になります。永島まなみ騎手を配し、前走の勢いを維持できるかが焦点。前走の北九州記念は重馬場が味方した面もあり、中京の高速決着では試練もありそうですが、自在性を身につけた今なら、展開次第で連続好走の可能性も。上がり馬らしいフレッシュな勢いで、重賞の舞台に挑みます。
まとめ
CBC賞2026は、重賞初制覇を狙う実力馬と、勢いのある上がり馬が激突する好メンバーが揃いました。中心は、重賞で好走を続けるレイピアと、夏競馬に強く安定感抜群のディアナザール。この2頭が、実績とコース適性の両面で上位評価となります。
ハンデ戦らしく、軽量を生かせる3歳馬タマモイカロスやサンアントワーヌ、良馬場替わりで見直せるアンクルクロス、逃げ脚が武器のコウセキ、実績馬アブキールベイ、勢いのジェニファーと、伏兵も多彩。中京芝1200メートルは急坂を備えたタフなコースだけに、スピードだけでなくパワーと持久力を兼ね備えた馬が有利です。ハンデ、枠順、そして当日の馬場状態を照らし合わせながら、狙いを定めたい一戦となります。
【CBC賞2026 追い切り徹底分析】結論=レイピアが坂路で抜群の動き!好調教馬を軸に急坂スプリントを攻略
2026年8月9日(日)15時45分発走、中京競馬場・芝1200メートルで行われる第62回CBC賞(GⅢ・3歳上・ハンデ)。夏のスプリントハンデ戦を、各馬の追い切り・調教の状態から徹底的に分析します。

結論|追い切りベストはこの3頭
最初に結論をお伝えします。今回の追い切りで、特に高い評価を与えたいのは以下の3頭です。
まず筆頭が、レイピア。最終追い切りで坂路4ハロン51秒9と活気十分の好時計をマークし、三渕助手が「いい動き。最後は甘くなるけど時計もいい」「ひと追いごとに良くなっているのは間違いない」と納得のコメント。状態は文句なしで、悲願の重賞初制覇へ視界良好です。次に、ディアナザール。CWコースで併せ馬に半馬身遅れたものの、斉藤崇史調教師が「ここへ向けて上昇している」と手応えを口にする good な仕上がり。夏2戦2勝の得意な季節で、状態は上向きです。3頭目が、ジェニファー。浜田調教師が「この夏は状態がいい」「数字以上に体を大きく見せている」と語る成長ぶりで、ハンデ2キロ増でも問題なしと明言。前走2着の勢いそのままに、上昇一途です。
これに、逃げ切り実績のコウセキ、実績馬アブキールベイの状態を加味して、最終的な狙いを組み立てたいところです。それでは、各馬の追い切り内容を1頭ずつ詳しく見ていきましょう。
レイピア(中竹和也厩舎/横山武史)

今回の追い切りで、最も高い評価を与えたい一頭。最終追い切りでは坂路で4ハロン51秒9と、活気十分の好時計をマークしました。三渕助手は「いい動き。最後は甘くなるけど時計もいい」と、その内容にしっかり納得。さらに「ひと追いごとに良くなっているのは間違いない」と、上昇途上にあることを明言しています。
重賞で2着2回・3着2回、前走の函館スプリントステークスでは1番人気に支持されるなど、力量は当メンバーでも上位。高松宮記念0秒7差5着というGⅠでの実績も光ります。父タワーオブロンドン譲りのパワーと500キロを超す立派な馬格は、急坂を備えた中京コースにうってつけ。追い切りで示した活気ある動きは、環境変化への対応にも不安がないことを裏付けています。横山武史騎手を配し、いよいよ悲願の重賞初制覇を狙う態勢が整いました。涼しい函館から真夏の中京への転戦という唯一の懸念も、この状態のよさなら問題なくクリアできそう。追い切りの好時計と陣営の手応えあるコメントから、堂々の主役として勝ち負けを期待できる仕上がりにあります。
ディアナザール(斉藤崇史厩舎/川田将雅)

good な状態で臨む一頭。最終追い切りはCWコースで併せ馬を行い、相手に半馬身遅れる形となりましたが、これは相手が強かったためで、動き自体は決して悪くありません。斉藤崇史調教師も「ここへ向けて、上昇している」と、状態が上向いていることに手応えを口にしています。
母ドナウブルーは夏の重賞を制した実績馬で、自身も夏競馬は2戦2勝と、暑い季節に力を発揮するタイプ。まさに得意のシーズンを迎え、状態面の後押しも加わりました。父ロードカナロアは中京芝1200メートルと好相性で、キャリア7戦〔4・1・1・1〕という堅実さも魅力。前走の鞍馬ステークスではコースレコード決着をハナを切って3着に粘り、優秀なスピード能力を示しました。川田将雅騎手を配し、先行力を生かして自分の形に持ち込めれば、上位争いは必至です。追い切りで見せた上昇度と、得意の夏という条件、コース適性が揃い、状態面は good の一言。半馬身遅れという数字だけで評価を下げるのは早計で、陣営の手応えを信じたい仕上がり。堅実な走りで、重賞のタイトルを狙います。
ジェニファー(浜田多実雄厩舎/永島まなみ)

状態面の良化が光る上がり馬。浜田多実雄調教師が「この夏は状態がいい」と語る通り、絶好の調子で本番を迎えます。1週前の段階でも「前走後もカイバをペロリと食べていて、馬が変わってきました。数字以上に体を大きく見せています」と、心身両面の成長を実感するコメント。ハンデ2キロ増(50→52キロ)についても「問題なし」と明言しており、上積みは十分です。
前走の北九州記念で2着に好走し、条件クラスからの格上挑戦で勢いを示しました。近2走は控える競馬で結果を残し、自在性が出てきたのも大きな強み。父アニマルキングダム譲りの粘り強さに、この夏の状態の良さが加われば、連続好走も見込めます。永島まなみ騎手を配し、前走の勢いをそのまま持ち込む態勢が整いました。「馬が変わってきた」という陣営の言葉通り、成長を続けている点は心強い材料。前走が重馬場だった点は割り引く必要がありますが、状態面の良化は本物です。軽ハンデを味方に、上昇一途の勢いで重賞の舞台に挑む、注目の一頭。追い切りと陣営コメントから、好調維持は間違いなさそうです。
コウセキ(西園翔太厩舎/松山弘平)

逃げ脚が武器の快速馬。追い切りでも、持ち味のスピードと先行力を裏付ける、軽快な動きを見せています。前走のテレQ杯(3勝クラス)を前半3ハロン32秒4のハイペースで逃げ切って快勝し、その勢いそのままに順調な調整過程を歩んでいます。全4勝すべてが逃げ切り勝ちというデータからも、状態が整えば先手を取って粘り込む競馬ができるタイプです。
父はイギリスのスプリントG1を制したハリーエンジェルで、母父はDubawi。スピード豊富な血統は、追い切りの動きにも表れています。ハンデ55キロと恵まれ、逃げ・先行有利のこのレースにおいて、ハナを主張できる脚質は大きな武器。ただし、中京コースは今回が初めてで、左回りもデビュー戦のみという点は、状態とは別の課題として残ります。松山弘平騎手とのコンビは相性抜群で、追い切りから息の合ったところを見せています。デビューから13戦一貫して芝1200メートルを使われ〔4・2・3・4〕と堅実。坂のある中京でひと踏ん張りが利けば、イン前有利の傾向に乗って好走する下地は十分です。状態面は良好で、逃げ切り警戒の一頭といえます。
アブキールベイ(坂口智康厩舎/J.コレット)

状態は良好で、末脚に懸ける実力牝馬。1週前追い切りは栗東CWコースで6ハロン82秒2-66秒1-51秒3-36秒7-ラスト11秒3を直線強めにマークし、しっかりと負荷をかけた好内容でした。坂口智康調教師も「体調は問題ありません。中京という舞台も気にしていません」と、状態とコース適性の両面に太鼓判を押しています。
昨年の葵ステークスを勝った重賞勝ち馬で、実績は当メンバーでも上位。前走の北九州記念(5着)は、先行決着の後方からロスが大きい競馬になったもので、差しに向く流れになれば巻き返しは十分です。父ファインニードルは高松宮記念とスプリンターズステークスを制した名スプリンターで、直線の長い中京は末脚を生かせる舞台。注目したいのが馬体重で、430キロ前後の小柄な牝馬だけに、好状態での出走が好走の目安になります。J.コレット騎手を配し、末脚爆発で重賞2勝目を狙います。追い切りの好時計と陣営の心強いコメントから、状態面は仕上がり良好。ハンデ55.5キロは実績上位ゆえの重さですが、good な状態なら、展開が向けば上位食い込みが可能な一頭です。
タマモイカロス(藤岡健一厩舎/西塚洸二)

状態キープで臨む3歳馬。仲田助手が「体は前走と同じぐらい。中京は走っていますし、問題ありません」と語る通り、良好な状態を維持して本番を迎えます。前走の葵ステークス(3着)でマークした上がり3ハロン推定32秒7の切れ味は、当メンバーでも上位。追い切りでも、その末脚を裏付ける軽快な動きを見せています。
父デクラレーションオブウォー譲りのパワーとスピードを備え、54キロの軽ハンデは古馬初対戦の3歳馬にとって大きな武器です。「中京は走っている」という陣営のコメント通り、コース実績があるのも心強い材料。持ち時計は1分07秒8で、速い時計での決着に対応できるかが鍵ですが、状態面は問題なさそうです。西塚洸二騎手を配し、3歳らしいフレッシュな勢いと軽量を武器に、古馬の壁に挑みます。前走は外枠が響いて流れに乗り切れませんでしたが、最後の脚は目立っており、重賞でもやれる速さを見せました。ポジションを取れるかどうかが最大のポイントで、状態を維持できている今、内目の枠から前々で立ち回れれば、一発を狙える仕上がりにあります。
サンアントワーヌ(鹿戸雄一厩舎/丸山元気)

体調良好で新境地に挑む3歳牝馬。鹿戸雄一調教師が「体も今のところプラスで、暑さも問題なく体調は良さそう。距離短縮がいい方に出てくれれば」と語る通り、状態面は良好で、夏場の暑さにも問題なく対応できています。前々走のフィリーズレビュー2着など、同世代の重賞で通用する力を示してきました。
今回が初めての1200メートル戦となりますが、追い切りの動きからも、距離短縮への対応に大きな不安はなさそうです。父ドレフォン、母父ハービンジャーという配合で、パワーとスピードを兼備。ハンデ52キロの3歳牝馬という軽量は、大きなアドバンテージです。丸山元気騎手を配し、距離短縮とハンデの恩恵で、一気の重賞制覇を目指します。「体はプラス」という陣営の言葉通り、成長分を感じさせる状態の良さも好材料。前走の桜花賞はマイルの忙しい流れで7着に終わりましたが、スプリント戦のほうが持ち味が生きる可能性があります。未知の魅力を秘めた3歳牝馬として、状態も整った今、条件がはまれば上位争いに加わる下地は十分。人気次第では、妙味も感じられる一頭です。
インビンシブルパパ(伊藤大士厩舎/団野大成)

昨年の覇者が連覇を狙う一頭。最終追い切りはWコースで6ハロン81秒3をマークし、伊藤大士調教師は「追い切りはいつも動くからね」と、この馬らしい動きの良さに一定の評価。時計面での不安はなく、状態は整っています。
昨年のCBC賞は、8枠17番からハナに立ち、前後半34秒0-33秒4という自身に向く流れをつくっての優勝でした。今年もハナを主張できれば、同じような競馬で連覇を狙えます。父ダンジグ3×3のスピードとパワーは、急坂の中京コースに好適。ハンデは58キロとトップハンデを背負う点が課題ですが、コース適性と勝ち味の遅さを補うレースセンスは魅力です。団野大成騎手を配し、連覇に挑みます。その後の国内3戦はすべて2桁着順と、やや不振が続いている点は気がかりですが、これは展開が向かなかった面も大きく、得意の中京替わりで一変する可能性は十分。追い切りで動きの良さを見せているだけに、状態面はクリアできています。展開が向いて自分の形に持ち込めれば、昨年の再現があっても不思議ではない、警戒すべき一頭です。
まとめ
CBC賞2026の追い切りを総括すると、状態面で一歩リードするのは、坂路で活気十分の好時計をマークし陣営が「ひと追いごとに良化」と語るレイピア、CWで上昇度を示し調教師が手応えを口にするディアナザール、そして「この夏は状態がいい」と明言されたジェニファーの3頭です。
これに、逃げ脚が武器で状態良好のコウセキ、栗東CWで好時計をマークしたアブキールベイ、状態キープのタマモイカロス、体調良好のサンアントワーヌが続きます。昨年の覇者インビンシブルパパも、Wコースで動きの良さを見せ、得意の中京替わりで一変が期待できます。波乱傾向の強いハンデ戦だけに、追い切りの状態と実績、そしてハンデを照らし合わせながら、前目のポジションを取れる馬を中心に、最終的な狙いを絞り込んでいきましょう。
【CBC賞2026 当日最新情報】馬場は絶好の高速決着へ!全18頭のオッズ・枠順・狙い目を馬番順に完全チェック

いよいよCBC賞2026(GⅢ・中京芝1200メートル・ハンデ)の当日を迎えました。2026年8月9日(日)15時45分発走、フルゲート18頭による夏のスプリントハンデ戦です。枠順・オッズ・馬場状況の当日最新情報を、馬番順にすべてチェックしていきます。
当日の馬場傾向|7月以降ノー雨の絶好の高速馬場
まず注目したいのが、当日の馬場状況です。中京競馬場は7月以降まとまった降雨がなく、8月9日時点で天候は晴、芝は良馬場。金曜正午時点でのクッション値は9.0と、時計の出やすい高速馬場のコンディションが整っています。使用コースはAコース(内柵を最内に設置)で、内側の芝は開催6日目を迎えても比較的良好な状態が保たれています。
高速馬場かつ内前有利という条件は、まさにCBC賞のデータ傾向(近3年の逃げ馬[2-0-1-0]、イン前有利)にドンピシャ。先行力とスピードを兼ね備えた馬、そして内目の枠を引いた馬に、より強い追い風が吹く一日となりそうです。それでは、全18頭を馬番順に見ていきましょう。オッズは8月8日時点の中間オッズを基準にしています。
【1枠1番】イツモニコニコ(単勝12.7倍・6番人気)
芝1200メートルで堅実な走りを続ける牝馬。最内枠を引き、高速馬場でロスなく立ち回れれば、上位食い込みも狙えます。追い切りは低重心でリズム感のいい登坂を見せ、順調な仕上がり。内枠先行有利の今の馬場は、この馬にとってプラス材料。人気以上の粘り込みに警戒したい一頭です。
【1枠2番】フロムダスク(単勝41.8倍・伏兵)
スプリント戦で経験を積んできた一頭。人気は落ちますが、内枠を生かして流れに乗れれば、見せ場を作る可能性はあります。高速馬場でスピードを生かしたいところです。
【2枠3番】レイピア(単勝6.5倍・2番人気)
重賞で2着2回・3着2回、高松宮記念5着の実力馬。最終追い切りは坂路4ハロン51秒9と活気十分で、三渕助手も「ひと追いごとに良化」と太鼓判。2枠3番という内目の好枠を引き、500キロを超すパワーと馬格は高速の急坂コースにうってつけ。ハンデ56.0前後は課題ですが、能力は当メンバー上位。悲願の重賞初制覇へ、視界良好の主役候補です。
【2枠4番】プロトポロス(単勝101.5倍・大穴)
人気薄の一頭。高速馬場のスピード決着で、一発の展開を待ちたいところです。
【3枠5番】ジェニファー(単勝8.8倍・5番人気)
前走の北九州記念2着で勢いに乗る上がり馬。浜田調教師が「この夏は状態がいい」「馬が変わってきた」と語る好調ぶりで、ハンデ2キロ増でも問題なしと明言。3枠5番の内目を引き、自在性を身につけた今なら、展開次第で連続好走が見込めます。ただし前走は重馬場が味方した面もあり、高速決着でどこまでやれるかが焦点です。
【3枠6番】レッドエヴァンス(単勝9.2倍・4番人気)
父ロードカナロア×母父ディープインパクトの血統馬。本来は1400メートルベストの決め手型ですが、高速馬場で前半が速くなりすぎず上がり勝負になれば、持ち前の決め手が生きます。3枠6番の内枠も好材料。人気を集めており、差し込みに警戒したい一頭です。
【4枠7番】ディアナザール(単勝5.8倍・1番人気)
左回りで3戦無敗、夏競馬2戦2勝の堅実派で、堂々の1番人気。父ロードカナロアは中京芝1200メートルと好相性(複勝率66パーセント)で、前走の鞍馬ステークスではコースレコード決着をハナを切って3着に粘りました。斉藤崇史調教師も「上昇している」と手応えを口にし、川田将雅騎手を配して態勢万全。先行力を生かせる高速馬場は絶好の condition で、4枠7番からスムーズに運べれば、中心的存在として上位争いは必至です。
【4枠8番】フィオライア(単勝17.7倍・中穴)
父ファインニードル×母父サクラバクシンオーの生粋のスプリント血統。中京1200メートルへの適性は血統的に申し分なく、高速馬場も歓迎です。牝馬が好相性のこのレースで、前々で立ち回れれば侮れません。
【5枠9番】クラスペディア(単勝41.8倍・伏兵)
前走の春雷ステークスをプラス18キロの成長分で勝利したパワー型。先手を取って自分の形に持ち込めれば、高速馬場での粘り込みも。4角先頭だと堅実に走るタイプで、逃げ・先行有利の傾向に乗りたいところです。
【5枠10番】ナムラローズマリー(単勝31.1倍・伏兵)
スプリント戦線で力をつけてきた一頭。高速馬場でスピードを生かし、展開が向けば見せ場を作る可能性があります。
【6枠11番】タマモブラックタイ(単勝41.0倍・伏兵)
人気薄ですが、中京の高速馬場は歓迎材料。流れひとつで浮上の目を探りたい一頭です。
【6枠12番】インビンシブルパパ(単勝13.1倍・伏兵)
昨年のCBC賞覇者。最終追い切りはWコース6ハロン81秒3をマークし、伊藤大士調教師も動きの良さに一定の評価。ハンデ58キロのトップハンデが課題ですが、父ダンジグ3×3のスピードとパワーは高速の急坂コースに好適。昨年のように6枠12番からハナを主張できれば、連覇の可能性は十分。得意の中京替わりで一変を警戒したい一頭です。
【7枠13番】サンアントワーヌ(単勝9.2倍・3番人気)
今春のフィリーズレビュー2着の3歳牝馬で、上位人気に支持されています。今回が初の1200メートルですが、鹿戸雄一調教師は「体はプラス、暑さも問題なく体調は良さそう」と好状態を強調。ハンデ52キロの軽量は大きな武器で、距離短縮とスピード決着がはまれば、一気の重賞制覇もあり得ます。丸山元気騎手を配し、注目の一頭です。
【7枠14番】コウセキ(単勝10.4倍・人気)
全4勝すべて逃げ切りの快速馬。前走のテレQ杯を前半3ハロン32秒4のハイペースで逃げ切って快勝しました。ハンデ55.0と恵まれ、高速馬場かつ逃げ・先行有利の傾向はまさにこの馬向き。ただし7枠14番の外目に入り、中京・左回りも初めてという点は課題です。松山弘平騎手とのコンビで、ハナを主張して粘り込めるか。逃げ切り警戒の一頭です。
【7枠15番】アンクルクロス(単勝9.9倍・人気)
前走の北九州記念で上がり3ハロン最速をマークした差し脚が魅力。良馬場替わりで見直しが必至の一頭で、コースレコード決着の前々走で2着に好走した速い時計への対応力は、高速馬場で生きます。松若風馬騎手を配し、7枠15番からの差し込みに警戒。前走大敗で人気を落とすようなら、むしろ狙い目です。
【8枠16番】アブキールベイ(単勝67.6倍・伏兵)
昨年の葵ステークス馬。栗東CWで好時計をマークし、坂口智康調教師も「体調は問題ない」と状態に太鼓判。直線の長い中京は末脚を生かせる舞台で、高速決着も歓迎です。8枠16番と外に入りましたが、差しに向く流れになれば、人気薄での巻き返しに警戒したい実力牝馬です。
【8枠17番】タマモイカロス(単勝17.4倍・中穴)
前走の葵ステークスで上がり推定32秒7の切れ味を見せた3歳馬。54キロの軽ハンデが武器で、仲田助手も「中京は走っている、問題ない」と状態良好を強調。高速馬場での速い上がり勝負は、この馬の切れ味が生きる展開。8枠17番の外枠から、前々で立ち回れれば一発を狙えます。
【8枠18番】ペプチドヤマト(単勝172.8倍・大穴)
最も人気薄の一頭。高速馬場のスピード決着で、大波乱の使者となれるか。展開の助けを借りたいところです。
まとめ|内前有利の高速馬場、狙いは先行力とスピード
CBC賞2026は、7月以降ノー雨の絶好の高速馬場で行われます。天候は晴、芝は良、クッション値9.0という時計の出やすいコンディションは、近3年の逃げ馬[2-0-1-0]・イン前有利というデータ傾向を、より強く後押しします。
オッズ上の中心は、1番人気ディアナザール(5.8倍)、2番人気レイピア(6.5倍)。この2頭は、追い切りの状態・血統・コース適性のすべてで上位評価です。3番人気サンアントワーヌ、4番人気レッドエヴァンス、5番人気ジェニファーが続き、逃げ馬コウセキ、差し馬アンクルクロスも人気を集めています。内目の枠を引いた先行馬を軸に、高速馬場でスピードを生かせる馬を狙いたい一戦。パドックでの気配と、直前のオッズ変動も、しっかりチェックして最終判断を下しましょう。








