オールカマー

【オールカマー2026 データ分析】危険な人気馬と勝ち馬の条件を徹底解剖!天皇賞秋トライアルを読み解く

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。秋の中距離路線の重要なステップレースで、1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられます。今年は、昨年覇者のレガレイラが連覇を狙って参戦するほか、宝塚記念からの巻き返しを目指すコスモキュランダ、ジューンテイク、中山牝馬ステークスを制したエセルフリーダなどが集結。舞台の中山芝2200メートル外回りは、外回りの下り坂から早めにペースが上がるため、立ち回り力と持続力が問われるコースです。ここでは、過去10年のデータを徹底的に分析し、傾向と狙い目を詳しく解説します。あわせて、危険な人気馬の条件と勝ち馬の条件を、それぞれまとめました。

コースの特徴とペース傾向

オールカマー コースの特徴とペース傾向

オールカマーの舞台、中山・芝2200メートル外回りは、内回りコースとは異なる周回で、立ち回り力と持続力の両方が求められる設計です。外回りの4コーナーから直線にかけて緩やかに下り勾配となっており、ここで一気にペースが上がりやすいのが特徴。ゴール前には高低差2.2メートルの急坂が待ち受け、最後まで脚を使い切れるかが問われます。前半は比較的落ち着いた流れになりやすいものの、下り坂に入ってからのロングスパートに対応できる機動力とスタミナが必須。中山芝2200メートル外回りでロスなく立ち回れる馬、GⅠやGⅡで内容のある競馬をしてきた実績馬、そして好位から中団で流れに乗って長く脚を使える馬を重視したいコースです。血統面では、ディープインパクト産駒の出走・好走が最も多く、安定した成績を残しています。近年は牝馬の好走も目立っており、実績やコース適性のある牝馬も評価したいところです。中山という舞台の特性上、持続力型の実力馬が中心となりやすい一戦といえます。

人気データの傾向

オールカマー 人気データの傾向

過去10年の人気別成績を見ると、オールカマーは上位人気が絶対的に信頼できるレースではありません。1番人気は【3-3-1-5】とやや苦戦しており、勝率30パーセント程度にとどまります。1〜2番人気によるワンツー決着も、過去10年で一度もありません。ただし、大波乱になりやすいわけでもなく、2桁人気の馬が2着以内に連対した例もなく、馬連の万馬券も過去10年で一度のみ。波乱傾向は決して強くないため、その点には注意が必要です。馬券的に最も注目すべきゾーンは、毎年のように複勝圏に入っている5〜10番人気の中穴クラス。過去10年の馬券に絡んだ30頭のうち22頭が1〜5番人気で、全体の73パーセントを占めていますが、それでも1番人気の信頼度自体は高くありません。勝ち馬の人気構成は1〜3番人気が3対2対1くらいの割合になることが多く、この割合から大きく外れると、堅いか荒れるかの目安になります。上位人気を過信せず、5〜10番人気の中穴クラスまで手広く相手に加えるのが、このレースの馬券戦略として効率的です。

前走・実績データの傾向

オールカマー 前走・実績データの傾向

前走のレースを見ると、宝塚記念と天皇賞・春が、それぞれ2勝ずつを挙げる最有力のローテーションです。宝塚記念組は連対数・3着内の回数も最多を数え、重要度の高い参考レースとして注目したいところ。過去10年の3着以内30頭中13頭が、上半期のGⅠレース、特に宝塚記念出走馬という点も見逃せません。一方、前走の着順別に見ると、どの着順からもまんべんなく勝ち馬が出ており、前走で6着以下だった馬が3着以内に9頭と多いのが特徴的です。前走で1着だった馬は0勝、2着も1勝と少なく、前走で好走したからといって、必ずしも連続好走するとは限りません。むしろ、掲示板外に敗れた馬が巻き返すケースが目立ちます。実績面では、過去10年の3着以内30頭中28頭が、実績上位一辺倒ではない中穴級までの馬で占められており、例年1頭以上の穴馬が馬券圏内に好走しています。前走の着順に一喜一憂せず、GⅠ・GⅡでの実績や、宝塚記念・天皇賞春組かどうかを重視するのが正攻法です。

脚質・枠順・騎手の傾向

オールカマー 脚質・枠順・騎手の傾向

脚質面では、前走で平地・中団から競馬を進めた馬が、最も多くの勝ち星を挙げています。上がり3ハロンの順位も上位の馬が有利で、下り坂からのロングスパートに対応できる、機動力と持続力を兼ね備えたタイプが狙い目です。枠順は、中山の内回りコースを使用する関係で、内枠が明確に有利。1番と4番の複勝率はそれぞれ50パーセント、40パーセントと高い成績を残しており、一方で10番より外の馬番は、勝ち星がなく連対率・複勝率も極めて低い数字にとどまっています。過去10年の3着以内30頭中、外枠(二桁馬番)はわずか3頭のみで、近年は内枠(1〜3枠)の好走が目立ちます。騎手面では、戸崎圭太騎手と横山武史騎手が、それぞれ2勝ずつを挙げており、好相性の騎手として注目に値します。総じて、内枠を引いた実績馬で、中団から機動力を生かして立ち回れるタイプを中心に、5〜10番人気の中穴クラスまで手広く狙うのが、このレースの狙い目となります。


オールカマー2026 危険な人気馬の条件

オールカマー  危険な人気馬の条件

過去10年のデータから、上位人気でも危険信号がともる条件を挙げます。

① 1番人気に支持された実績上位馬。1番人気は【3-3-1-5】とやや苦戦しており、勝率30パーセント程度。1〜2番人気のワンツー決着も過去10年で一度もなく、上位人気の過信は禁物です。

② 前走で1着や2着だった人気馬。前走1着だった馬は過去10年で0勝、2着も1勝のみ。前走で好走した勢いをそのまま評価するのは危険で、連続好走は難しい傾向にあります。

③ 外枠(二桁馬番)に入った人気馬。過去10年の3着以内30頭中、外枠はわずか3頭のみで、10番より外は勝ち星がありません。中山の内回りコースの特性上、外枠は大きな割引材料です。

④ 前走が宝塚記念・天皇賞春以外のGⅠで、実績が伴わない人気馬。実績上位一辺倒のレースではなく、3着以内30頭中28頭が中穴級までの馬。過度な実績評価は危険です。

オールカマー2026 勝ち馬の条件

オールカマー  勝ち馬の条件

過去10年のデータから、勝ち馬に共通する条件を挙げます。

① 前走が宝塚記念、または天皇賞・春だった馬。この2レースがそれぞれ2勝ずつを挙げる最有力ローテーションで、連対数・3着内の回数も最多です。

② 5〜10番人気の中穴クラスに支持された馬。1番人気の信頼度は高くなく、このゾーンから毎年のように複勝圏入りを果たしています。

③ 内枠(1〜4番、とくに1番・4番)を引いた馬。1番の複勝率50パーセント、4番の複勝率40パーセントと、内枠が明確に有利です。

④ 前走で中団から競馬を進め、上がり3ハロン上位の脚を使えた馬。下り坂からのロングスパートに対応できる機動力と持続力を持つタイプが中心となります。

⑤ 前走の着順にかかわらず、GⅠ・GⅡで実績のある中穴級の実力馬。前走6着以下からの巻き返しも多く、前走の着順だけで判断しないことが重要です。


まとめ

オールカマー2026 データ分析 総まとめ

オールカマー2026は、中山芝2200メートル外回りで、立ち回り力と持続力が問われる一戦です。過去10年のデータでは、1番人気が【3-3-1-5】とやや苦戦しており、上位人気の過信は禁物。5〜10番人気の中穴クラスから、毎年のように好走馬が出ています。前走が宝塚記念・天皇賞春だった馬が最有力で、今年はまさにレガレイラ、コスモキュランダ、ジューンテイクといった宝塚記念組が中心。前走の着順は問わず、6着以下からの巻き返しも目立つため、着順だけで判断しないことが重要です。枠順は内枠が明確に有利で、外枠(二桁馬番)は大きな割引材料。危険な人気馬は、1番人気の実績上位馬、前走1〜2着だった人気馬、外枠の人気馬。勝ち馬は、宝塚記念・天皇賞春組で、内枠を引いた中団からの機動力型が理想です。実績・枠順・脚質を総合的に照らし合わせて、狙いを定めたい一戦です。当日のオッズや馬体重、馬場状態、枠順を確認して、判断してください。

【オールカマー2026 血統情報】ニジンスキーの持続力が鍵!連覇を狙うレガレイラと刺客たちを血統から徹底解剖

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられる、秋の中距離路線の重要な一戦です。中山芝外2200メートルは、レースの後半1000メートルが全体に速いいわゆるロンスパ戦になりやすく、ニジンスキー的な持続力に富む中距離馬が活躍しやすい舞台設定。2025年はレガレイラとドゥラドーレスのきょうだいワンツーで決着しましたが、両馬の母ロカはリファール5×4とニジンスキー6×4を持つ配合。2023年1着ローシャムパークはニジンスキー6×7、2024年10人気2着アウスヴァールはニジンスキー5×5・5、2024年1着レーベンスティールや2023年2着タイトルホルダーもニジンスキーの血を引くなど、このニジンスキーの持続力が、このコースを攻略する鍵となっています。ここでは、有力各馬の血統を、1頭ずつ詳しく解説します。

コスモキュランダ(牡5歳)

オールカマー血統 コスモキュランダ

弥生賞馬で、中山内回りに実績が集中する重厚な中距離馬です。母サザンスピードは、MRCコーフィールドカップ(豪GⅠ・芝2400メートル)勝ち馬で、近親にはATCシャンペンステークス(豪GⅠ・芝1600メートル)のゴーインディゴーなどがいます。父アルアインは、シャフリヤールの全兄で、皐月賞と大阪杯に勝ち、本馬やラフターラインズを輩出。父を重厚にした中距離馬という配合です。

血統的な特徴は、ヘイロー4×4とサーアイヴァー6×5・6のクロスで、これにより機動力も兼ね備えています。良績は中山内回りに集中しており、弥生賞に勝ち、皐月賞と有馬記念で2着という実績を残しています。ただし、中山外2200メートルでも、セントライト記念2着とAJCC3着という好走歴があり、この舞台への適性も証明済みです。宝塚記念からの参戦となる今回、積極策でしぶとく踏ん張れるかがカギ。豪州GⅠ級の牝系に、日本のクラシック上位実績が組み合わさった血統は、中山の持続力戦にマッチする資質を秘めています。ロンスパ戦になりやすいこのコースで、機動力と重厚な底力を武器に、上位争いを狙う一頭です。

ジューンテイク(牡4歳)

オールカマー血統 ジューンテイク

キズナ×シンボリクリスエスの配合を持つ、リファールクロスのしぶとさが武器の一頭です。半兄にジューンオレンジ、ジューンベロシティ、甥にアドマイヤビクター、イトコにトーセンガーネットを持ち、母アドマイヤサブリナはJRA3勝(芝1200〜1400メートル)のスピード血統。牝祖ツィンクルブライドは桜花賞2着で、子孫にミッキースワローやペールギュントなどを輩出する名牝系です。

父キズナ×母父シンボリクリスエスという配合は、ソングラインやアカイイトと同じ組み合わせですが、本馬はリファール5×4のクロスを持つため、粘着力に優れているのが特徴。前で受けるとしぶとく粘るタイプです。ロベルト的な飛節を持ち、中山なら内回りのほうがベターという見方もありますが、外2200メートルでもスローペースをうまく立ち回れれば、持ち味を発揮できそうです。スピード豊かな母系と、リファールの粘着力が組み合わさった血統は、機動力と持続力の両方を求められるこのコースで、展開次第では上位争いに加わる資質を秘めています。スローな流れを味方に、しぶとい走りを見せられるか注目される一頭です。

パンジャ(牡5歳)

オールカマー血統 パンジャ

フランス牝系の重厚な斬れを持つ、ゴールドシップ産駒です。ロングランの半弟、ボンヌソワレの半兄で、伊ダービー(伊GII・芝2200メートル)のトーキョーゴールドの甥。母ノッテビアンカは、クリテリウムドサンクルー(仏GⅠ・芝2000メートル)3着の実績を持つ、ヨーロッパの実力牝馬です。父ゴールドシップは、ステイゴールドの代表産駒で、菊花賞・天皇賞春・宝塚記念を制した名馬。メイショウタバルやユーバーレーベンなどの父としても知られています。

牝系にはグレイソヴリンやミルリーフの重厚な斬れが流れる、フランス色の濃い血統。ゴールドシップ産駒としても、ストライドで差すタイプに出ています。中山なら、内回りより外2200メートルのほうが合う印象で、時計や上がりがかかる馬場を得意とします。ロングスパートが求められるオールカマーの舞台で、フランス牝系由来のスタミナと、ゴールドシップ譲りの底力を発揮できるか。時計や上がりがかかる展開になれば、この馬の持ち味が生きてきそうです。父ゴールドシップの血を受け継ぐ晩成型として、まだ上積みが期待できる一頭です。

レガレイラ(牝5歳)

オールカマー血統 レガレイラ

昨年の覇者で、無駄のない体つきの名牝です。ドゥラドーレスの半妹、ヴァルコスの姪、ステレンボッシュのイトコという名門一族。牝祖ウインドインハーヘアは、ディープインパクトの母であり、子孫に数多くの活躍馬を輩出した名繁殖です。アーバンシックとは父が同じで母が全姉妹という、同血の間柄でもあります。父スワーヴリチャードは、ハーツクライの代表産駒で、ジャパンカップと大阪杯を制した名馬です。

無駄肉のない体つきは、まさにウインドインハーヘアが持っていたであろうステイヤー質を彷彿とさせるもの。母がニジンスキー6×4を持つ配合で、このコースが求める持続力の血脈をしっかりと受け継いでいます。前走の宝塚記念は、メイショウタバルの逃げによる厳しい流れで、毎年追走がしんどい展開になりがちですが、昨年のオールカマーのように、前半がゆったりと入る流れになれば、連覇の可能性は十分にあります。ニジンスキーの持続力を体現する血統的な裏付けと、昨年覇者としての実績を武器に、連覇に挑みます。展開が向けば、その無駄のない身のこなしで、後続を突き放す走りが期待できる一頭です。

エセルフリーダ(牝5歳)

オールカマー血統 エセルフリーダ

中山牝馬ステークスを制した、重賞ウイナーです。父キタサンブラック、母デルマオギン、母父ハービンジャーという血統。父キタサンブラックは、中長距離GⅠを7勝した名馬で、イクイノックスやクロワデュノールを輩出する成功種牡馬。母父ハービンジャーは、欧州の名種牡馬で、パワーとスタミナを伝える血統として知られています。中山牝馬ステークスでは、道中2番手追走から抜け出し、好位から追い上げてきた馬の追撃を振り切って重賞初制覇を果たしました。

父キタサンブラック×母父ハービンジャーという組み合わせは、パワーとスタミナを兼ね備えた配合。3代母ランニングヒロインの半兄にステージチャンプ、4代母ダイナアクトレスは1988年スプリンターズステークスなど重賞5勝という、活躍馬を多数輩出する名門牝系です。中山コースでの実績があり、道中2番手からしぶとく抜け出す競馬ができるのは、大きな強みとなります。牝馬でありながら、パワーと持続力を兼ね備えた血統で、中山外2200メートルのロンスパ戦にも対応できる資質を秘めています。中山実績のある牝馬として、牡馬相手にどこまで通用するか注目される一頭です。

キャントウェイト(牡5歳)

オールカマー血統 キャントウェイト

ゴールドシップ産駒で、パワーと機動力を兼ね備えた一頭です。父ゴールドシップ、母マイネランデブー、母父アグネスデジタルという血統。父ゴールドシップは、菊花賞・天皇賞春・宝塚記念を制した名馬で、粘り強いスタミナと勝負根性を伝える種牡馬です。母父アグネスデジタルは、天皇賞春秋連覇などGⅠ4勝を挙げた芝ダート兼用の万能派種牡馬で、幅広い適性を伝えています。

父ゴールドシップ×母父アグネスデジタルという配合は、スタミナと機動力の両方を兼ね備えるもの。ノーザンテースト3×5のインブリードを持ち、底力を補強する血統構成です。条件戦を勝ち上がり、着実にキャリアを積み重ねてきた実力馬で、重賞初制覇を目指す一頭。ゴールドシップ譲りの粘り強さと、母父アグネスデジタル由来の機動力が組み合わさった血統は、持続力が問われるオールカマーの舞台に適性を示せる可能性があります。人気の盲点となりやすい存在ですが、血統的な地力は侮れません。上位人気馬を脅かす一発を、この舞台で見せられるか注目です。


まとめ

オールカマー2026 血統情報 総まとめ

オールカマー2026は、中山外2200メートルのロンスパ戦で、ニジンスキー的な持続力に富む中距離馬が活躍しやすい舞台です。連覇を狙うレガレイラは、母がニジンスキー6×4を持つ配合で、まさにこのコースにうってつけの血統。ウインドインハーヘアの子孫らしい、無駄のない身のこなしも魅力です。相手筆頭は、弥生賞馬で豪州GⅠ級の牝系を持つコスモキュランダ、フランス牝系の重厚な斬れを持つパンジャ、リファールの粘着力を武器にするジューンテイク。中山牝馬ステークス馬エセルフリーダ、ゴールドシップ産駒のキャントウェイトも、それぞれ持ち味のある血統です。過去の勝ち馬に共通するニジンスキーの血を、どの馬が受け継いでいるか、そして展開がロンスパ戦になるかどうかを、血統面から見極めたい一戦です。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。

【オールカマー2026 競走馬情報】連覇を狙う女王レガレイラと、中山巧者たちの決戦!天皇賞秋トライアルを徹底解説

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられる、秋の中距離路線の重要な一戦。連覇を狙うGⅠ3勝の女王レガレイラを中心に、宝塚記念で奇襲の逃げを打った伏兵コスモキュランダ、中山巧者の牝馬エセルフリーダなど、個性豊かな顔ぶれが集結します。ここでは、有力8頭の競走馬情報を、1頭ずつ詳しく解説します。

コスモキュランダ(牡5歳/加藤士津八厩舎・美浦)

オールカマー 競走馬情報 コスモキュランダ 

GⅠ級の底力を持つ、現役屈指の中山巧者です。父アルアイン、母サザンスピード、母父Southern Imageという血統。前走の宝塚記念では、8番人気ながら奇襲の逃げを敢行。メイショウタバルに2番手でピタリとマークされながらも、横山武史騎手が絶妙なペースを刻み、直線でも懸命に抵抗して4着に粘り込みました。鞍上は「この馬の能力は出し切れました」と納得の口ぶり。2024年の弥生賞ディープインパクト記念以来の勝利を目指します。

皐月賞と有馬記念の2着を含め、中山の重賞で5度の馬券圏内という実績は、現役屈指の中山巧者であることの何よりの証明です。もともと中山芝2200メートルが大得意の条件で、この舞台への適性は疑いようがありません。昨年のオールカマーは8着に終わりましたが、今年は夏場にしっかりと休養を取っており、フレッシュな状態での始動戦となります。宝塚記念で見せた、雨を味方につけた積極策も選択肢の一つ。中山巧者としての実績と、夏を越えてリフレッシュした状態を武器に、上位争いを狙う一頭です。

レガレイラ(牝5歳/木村哲也厩舎・美浦)

オールカマー 競走馬情報 レガレイラ 

集大成の5歳秋を迎える、メンバー最強格の女王です。父スワーヴリチャード、母ロカ、母父ハービンジャーという血統。ホープフルステークス、有馬記念、エリザベス女王杯とGⅠを3勝しており、今回のメンバーでは実績最上位となります。前走の宝塚記念は7着に終わりましたが、昨年は同じく宝塚記念11着からオールカマーを快勝しており、今年も同じローテーションでの連覇を目指す一戦です。

牝馬らしからぬパワフルな末脚は、中山の急坂向き。母がニジンスキーの血を引く配合も、このコースが求める持続力にマッチしています。昨年のオールカマーでは、前半がゆったりと入る流れを味方につけて快勝しており、今年も同様の展開になれば、連覇の可能性は十分にあります。GⅠ3勝という実績の重みに加え、このコースと相性の良い末脚を武器に、集大成となる5歳秋への好スタートを切りたいところ。実績・適性ともにメンバー随一の存在として、中心的な立場でこの一戦に臨みます。

エセルフリーダ(牝5歳/武藤善則厩舎・美浦)

オールカマー 競走馬情報 エセルフリーダ 

待ち望んだ中山開催で、真価を発揮したい一頭です。父キタサンブラック、母デルマオギン、母父ハービンジャーという血統。前走の中山牝馬ステークスでは、積極的な運びで重賞初制覇を達成。初めての稍重馬場にもしっかりと対応する強さを見せました。2走前の3勝クラス(中山芝2000メートル)では、8枠16番からスローの好位へ潜り込み、4コーナーでスムーズに外へ持ち出されてよく伸びる競馬を披露しています。

全5勝のうち4勝を中山でマークしており、スッと好位を取れるレースセンスが、この舞台で生きる条件です。内枠や上がりのかかる競馬も得意としており、展開適応力の高さもうかがえます。前走後はじっくりと休養を取っており、大目標であるエリザベス女王杯に向けて、しっかりと英気を養ってきました。牝馬でありながら、中山コースへの高い適性を武器に、牡馬相手にどこまで通用するか注目される一頭です。中山巧者としての実力を、この舞台で存分に発揮したいところです。

ジューンテイク(牡5歳/武英智厩舎・栗東)

オールカマー 競走馬情報 ジューンテイク 

春の経験を自信に変える、スタミナ豊富な中距離馬です。父キズナ、母アドマイヤサブリナ、母父シンボリクリスエスという血統。半兄は障害重賞を6勝したジューンベロシティで、母系からは豊かなスタミナを受け継いでいます。京都新聞杯、京都記念を優勝と、関西圏で確かな実績を残してきましたが、中山コースへの参戦は今回が初めてとなります。

今春は、ロマンチックウォリアーやメイショウタバルといった強敵を相手に、前走の宝塚記念でも経験を積んできました。着順こそ振るいませんでしたが、GⅠの厳しいペースを経験したことは、大きな財産となっているはずです。京都新聞杯・京都記念という重賞2勝の実績は、地力の高さを裏付けるもの。初めての中山コースへの対応がカギとなりますが、リファールの粘着力を持つ血統的な資質も併せ持っています。春に積んだ経験を糧に、初参戦となる中山で、どこまでやれるか注目される一頭です。

ヴーレヴー(牝4歳/武幸四郎厩舎・栗東)

オールカマー 競走馬情報 ヴーレヴー 

夏の勢いをそのままに、初の中山に挑む上がり馬です。父サトノクラウン、母アルギュロス、母父マンハッタンカフェという血統。全4勝を函館と京都で挙げており、右回りコースでの実績は十分。初めての中山コースでも、大きな不安はなさそうです。今夏は、函館の巴賞を1着、札幌のクイーンステークスを3着と連続好走しており、北海道遠征でしっかりとしたきっかけをつかみました。

今回は、初めての2200メートルという距離が最大のカギとなります。父サトノクラウンは、宝塚記念やジャパンカップを制した名馬で、中距離への適性は血統的にも裏付けられています。先行力を生かして、自分の形に持ち込む競馬ができれば、粘り込みも十分に期待できるタイプです。夏場に掴んだ勢いそのままに、初参戦となる中山コースと、未経験の距離延長という2つの壁を乗り越えられるか。上昇気配にある4歳牝馬として、上位争いに食い込みたい一頭です。

キャントウェイト(牡5歳/萱野浩二厩舎・美浦)

オールカマー 競走馬情報 キャントウェイト 

着実な歩みでたどり着いた、待望の大舞台です。父ゴールドシップ、母マイネランデブー、母父アグネスデジタルという血統。前走の2026ワールドオールスタージョッキーズ第2戦を勝利し、オープンクラス入りを決めています。ここまでの道のりは決して早くはありませんでしたが、着実に条件クラスを突破してきた実力馬です。

注目すべきは、中山芝2200メートルという舞台への適性。2年前のノエル賞で、強い勝ち方をした実績があり、この舞台とは相性が良いことが証明済みです。父ゴールドシップ×母父アグネスデジタルという配合は、スタミナと機動力を兼ね備えたもので、持続力が問われるオールカマーの舞台に向いた資質を持っています。オープンクラス入りしたばかりで、実績面では見劣りする面もありますが、相手なりに戦えるだけの地力は秘めており、警戒が必要な一頭。ゆっくりとした歩みでたどり着いた大舞台で、どこまで通用するか注目です。

リビアングラス(牡6歳/矢作芳人厩舎・栗東)

オールカマー 競走馬情報 リビアングラス 

得意の距離で一発を狙う、ベテラン中距離馬です。父キズナ、母ディルガ、母父Curlinという血統。オープンクラスでの勝利こそありませんが、3歳時には菊花賞で4着に善戦した実績を持っています。京都新聞杯3着、京都記念2着と、芝2200メートルの重賞で好走した経験もあり、この距離への適性は確かなものです。

昨年のオールカマーでは、ハナに行きながら向こう正面でマクられて粘れず、11着に終わりました。今春はやや精彩を欠く内容が続きましたが、夏競馬を見送ってじっくりと休養を取っており、立て直しの効果に期待がかかります。父キズナ譲りの持続力と、母父Curlin(アメリカのGⅠ馬)由来のスタミナが組み合わさった血統。ベテランらしい経験と、休養による上積みを武器に、得意の2200メートルで一発を狙います。昨年の反省を生かし、より落ち着いたレース運びができれば、上位争いに食い込む可能性も十分にある一頭です。

パンジャ(牡5歳/金成貴史厩舎・美浦)

オールカマー 競走馬情報 パンジャ 

上がり馬として、直線での浮上を狙う一頭です。父ゴールドシップ、母ノッテビアンカ、母父Kendargentという血統。今回と同舞台の前走・サンシャインステークスを差し切ってオープンクラス入りを果たしました。前走は、内・前有利の高速馬場のなか、中団のインを確保して立ち回り、スローな流れを直線で間を割るように伸びる競馬を披露。上がりの速い競馬でも崩れない対応力を見せています。

父ゴールドシップを思い起こさせる、ロングスパートの脚が最大の武器。フランス牝系由来の重厚な斬れと、ゴールドシップ産駒らしいストライドで差すタイプという特徴を併せ持っています。重賞は今回が初挑戦となりますが、実績馬たちが早めに競り合うような消耗戦の展開になれば、直線で一気に台頭してくる可能性を秘めています。相手強化のなかでどこまでやれるかは未知数ですが、父譲りのロングスパートを武器に、直線での一発を狙う伏兵として注目したい一頭です。


まとめ

オールカマー2026 出走馬 総まとめ

オールカマー2026は、GⅠ3勝の女王レガレイラの連覇なるかが最大の焦点となる、天皇賞秋トライアルです。昨年と同じ宝塚記念からのローテーションで臨むレガレイラに対し、宝塚記念で奇襲の逃げを打って4着に粘ったコスモキュランダ、中山巧者ぶりを発揮するエセルフリーダが、有力な対抗馬として挙げられます。ジューンテイクは春の経験を糧に初の中山に挑み、ヴーレヴーは夏の勢いそのままに未知の距離に挑戦。キャントウェイトとリビアングラスは、それぞれ中山2200メートルでの実績を武器に一発を狙い、パンジャは上がり馬らしい直線一気の切れ味に期待がかかります。持続力とスタミナが問われるこのコースで、各馬がどのようなレース運びを見せるか。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。

【オールカマー2026 最終追い切り分析】連覇へ抜群の仕上がり!レガレイラと中山巧者たちの状態を徹底診断

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられる、秋の中距離路線の重要な一戦。GⅠ3勝の女王レガレイラが連覇を狙うなか、宝塚記念組のコスモキュランダ、ジューンテイクや、中山牝馬ステークス馬エセルフリーダらが対抗として名乗りを上げています。ここでは、有力各馬の最終追い切りの動きを、関係者コメントとともに徹底的に調査し、状態を診断しました。

レガレイラ(牝5歳/戸崎圭太)

オールカマー 追い切り レガレイラ

連覇を狙う女王は、抜群の仕上がりを見せています。1週前追い切りは3頭併せを実施し、力強く併入。太田助手からは「状態、バランス含めて上昇傾向にある」とのコメントが出ていました。最終追い切りは、美浦ウッドコースでの併せ馬で、14秒1-14秒5-14秒6-13秒7-12秒5-11秒5というラップを刻み、併せた2頭に併入。馬なりのいつもの厩舎らしい内容で、ラスト1ハロンは11秒4というタイムをマークしています。

太田助手は「始動戦としては順調」「満足いく状態です」とコメント。大きなフットワークに比例した、気持ちに余裕を感じる動きで、かなりリラックスして走れているのが印象的です。休養を挟んだことで、良いガス抜きができたと見てよさそうです。特別に際立った動きというわけではありませんが、いつも通りの安定した仕上げ方は、逆に不安のなさを物語るもの。GⅠ3勝の実績と、昨年と同じ宝塚記念からのローテーションに加え、順調な仕上がりも揃い、連覇への態勢は十分に整っています。集大成となる5歳秋のスタートを、万全の状態で切れそうです。

コスモキュランダ(牡5歳/横山武史)

オールカマー 追い切り コスモキュランダ

中山巧者は、豪快な動きで状態の良さをアピールしています。1週前追い切りは、美浦ウッドコースで6ハロン79秒9を記録。2秒5先に追走された相手に0秒8先着する、非常に意欲的な内容でした。加藤士津八調教師は「よくなってきていますね」と、仕上がりに手応えを口にしています。最終追い切りは、コース併せ馬で、15秒6-13秒8-14秒4-13秒1-11秒6-11秒4というラップ。一杯に追われて、併せた相手を子ども扱いする動きを見せました。

前走の宝塚記念では、8番人気ながら奇襲の逃げを打ち、雨の重馬場のなかで見せ場十分の4着に粘った実績があります。最終追い切りの内容は、いつもの1週前の動きとの比較では、良くも悪くも仕上げすぎている印象という見方もありますが、状態面に不安がある内容ではありません。皐月賞2着、有馬記念2着を含め、中山の重賞で5度の馬券圏内という、現役屈指の中山巧者。夏場にしっかりと休養を取ったフレッシュな状態と、豪快な追い切りの動きを武器に、2024年以来の勝利を狙います。

エセルフリーダ(牝5歳/武藤雅)

オールカマー 追い切り エセルフリーダ

中山巧者の牝馬は、圧巻の動きで状態の良さを証明しました。最終追い切りは、コース併せ馬で実施。後方で脚を溜め、直線内からスルスルと抜け出すと、17秒7-15秒2-14秒5-13秒6-12秒3-11秒8というラップを刻んで、相手2頭を完封する内容でした。雨で馬場が渋っていたことを考えると、相当に動けている仕上がりです。

何より目を引くのが、勝負所での反応の良さ。久々の実戦となりますが、気持ちは十分すぎるほど仕上がっている様子がうかがえます。今回の出来なら、強力な牡馬が相手でも互角、あるいはそれ以上の走りも期待できそうです。前走の中山牝馬ステークスでは、積極的な運びで重賞初制覇を達成。全5勝のうち4勝を中山でマークしており、この舞台への高い適性は折り紙付きです。前走後はじっくりと休養を取り、次の大目標であるエリザベス女王杯に向けて英気を養ってきました。圧巻の追い切りの動きと、中山巧者としての実績を武器に、牡馬相手にどこまで通用するか注目される一頭です。

ジューンテイク(牡5歳/武豊)

オールカマー 追い切り ジューンテイク

春の経験を糧に、中山初参戦に臨む実力馬です。最終追い切りは、栗東ウッドチップコースで実施され、16秒6-15秒9-16秒0-14秒3-11秒9-12秒3というラップを記録。しっかりと負荷をかけた内容で、状態面をチェックする調整となりました。京都新聞杯、京都記念という重賞2勝の実績を持ち、地力の高さは確かなものです。

前走の宝塚記念は8着に終わりましたが、ロマンチックウォリアーやメイショウタバルといった強敵を相手に、貴重な経験を積むことができました。今回は、中山コースへの初参戦となりますが、京都新聞杯・京都記念ともに、スローの流れを味方につけて好走してきた実績があり、この舞台の展開次第では、持ち味を発揮できる可能性があります。半兄に障害重賞6勝のジューンベロシティを持ち、母系からは豊かなスタミナを受け継いでいる血統的背景も強調材料。名手武豊騎手とのコンビで、初めての中山コースにどこまで対応できるか、そして春に積んだ経験を秋の実戦に生かせるかが、この一戦の焦点となります。

キャントウェイト(牡5歳/横山典弘)

オールカマー 追い切り キャントウェイト

着実な歩みでたどり着いた大舞台で、状態面も上々です。1週前追い切りでは、動きの良さが確認されており、コスモキュランダ、レガレイラに次ぐ評価を得ています。父ゴールドシップ×母父アグネスデジタルという、スタミナと機動力を兼ね備えた配合が持ち味の一頭です。

前走の2026ワールドオールスタージョッキーズ第2戦を勝利し、オープンクラス入りを決めたばかり。ここまでの道のりは決して早くはありませんでしたが、着実に条件クラスを突破してきた実力馬です。中山芝2200メートルは、2年前のノエル賞で強い勝ち方をした、相性の良い舞台。ベテラン横山典弘騎手を鞍上に迎え、経験豊富な手綱さばきにも期待がかかります。オープンクラス入りしたばかりで実績面では見劣りする面もありますが、追い切りで見せた動きの良さと、この舞台との好相性を武器に、相手なりに戦えるだけの地力を発揮できるか注目です。着実な状態の底上げが、この大舞台でどう生きるかが焦点となります。

パンジャ(牡5歳/丹内祐次)

オールカマー 追い切り パンジャ

上がり馬は、しっかりと負荷をかけた追い切りで状態を整えています。1週前追い切りは、美浦坂路で14秒9-13秒6-12秒5-12秒1というラップを記録。終い重視の内容で、直線での決め手を意識した調整となりました。父ゴールドシップを思い起こさせるロングスパートの脚が、最大の武器です。

今回と同舞台の前走・サンシャインステークスを差し切ってオープンクラス入りを果たしており、状態面での上積みも十分に期待できます。内・前有利の高速馬場のなか、中団のインを確保して立ち回り、スローな流れを直線で間を割るように伸びる競馬を披露した実績は、末脚の質の高さを裏付けるものです。重賞は今回が初挑戦となりますが、追い切りでしっかりと終いを意識した調整ができている点は好材料。実績馬たちが早めに競り合うような消耗戦の展開になれば、直線で一気に台頭してくる可能性を秘めています。相手強化のなかで、上がり馬らしい勢いをどこまで発揮できるか注目の一頭です。

リビアングラス(牡6歳/西村淳也)

オールカマー 追い切り リビアングラス

ベテラン中距離馬は、休養からの立て直しで状態を上げてきています。1週前追い切りは、栗東坂路で14秒3-12秒9-12秒8-13秒8というラップを記録。終いの時計が安定しており、調整過程の順調さがうかがえる内容でした。父キズナ×母父Curlin(アメリカのGⅠ馬)という、持続力とスタミナを兼ね備えた配合が持ち味です。

昨年のオールカマーでは、ハナに行きながら向こう正面でマクられて粘れず、11着に終わっています。今春はやや精彩を欠く内容が続きましたが、夏競馬を見送ってじっくりと休養を取り、この一戦へ照準を合わせてきました。京都新聞杯3着、京都記念2着と、芝2200メートルの重賞で好走した経験があり、この距離への適性は確かなもの。3歳時には菊花賞で4着に善戦した実績もあり、地力そのものは侮れません。西村淳也騎手とのコンビで、休養による上積みを生かし、得意の2200メートルで一発を狙います。昨年の反省を踏まえた、より落ち着いたレース運びができるかが焦点です。

ヴーレヴー(牝4歳/吉田隼人)

オールカマー 追い切り ヴーレヴー

夏の勢いをそのままに、初めての中山コースに挑む上昇馬です。父サトノクラウン、母アルギュロス、母父マンハッタンカフェという血統。全4勝を函館と京都で挙げており、右回りコースでの実績は十分です。今夏は、函館の巴賞を1着、札幌のクイーンステークスを3着と連続好走しており、状態面での勢いは確かなものがあります。

初めての中山コースと、初めての2200メートルという2つの壁への対応が、この一戦の最大のカギ。父サトノクラウンは宝塚記念やジャパンカップを制した名馬で、中距離への適性は血統的にも裏付けられています。先行力を生かして、自分の形にレースを持ち込む競馬ができれば、粘り込みも十分に期待できるタイプです。若手の吉田隼人騎手とのコンビで、夏場に掴んだきっかけを、秋の重賞という新しい舞台でどこまで生かせるか。上昇気配にある4歳牝馬として、上位争いに食い込みたい一頭です。


まとめ

オールカマー2026 追い切り 総まとめ

オールカマー2026の最終追い切りを分析すると、連覇を狙うレガレイラは、いつも通りの馬なりの動きながら、リラックスして走れている状態の良さがうかがえました。対抗のコスモキュランダは豪快な動きで仕上がりをアピールし、エセルフリーダは圧巻の完封劇で牡馬相手にも自信を深めています。ジューンテイクは中山初参戦への調整をしっかりとこなし、キャントウェイトも動きの良さが確認されています。パンジャは終い重視の調整で決め手を磨き、リビアングラスは休養からの立て直しで状態を上げてきました。ヴーレヴーは初めての条件への対応が焦点です。総じて、有力各馬に大きな状態面の不安は見られず、実績や適性、そして当日の展開が結果を左右しそうです。当日の馬場状態や馬体重、パドックの気配を確認して、最終的な狙いを定めてください。

【オールカマー2026 総合情報】馬情報・データ・血統・追い切りを完全網羅!連覇へレガレイラ、中山巧者たちが激突

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられる、秋の中距離路線の重要な一戦です。GⅠ3勝の女王レガレイラが連覇を狙うなか、宝塚記念組のコスモキュランダ、ジューンテイクや、中山牝馬ステークス馬エセルフリーダらが対抗として名乗りを上げています。舞台の中山芝2200メートル外回りは、外回りの下り坂から早めにペースが上がるため、立ち回り力と持続力が問われるコース。ここでは、有力8頭について、馬情報・データ・血統・追い切りのすべてを統合し、1頭ずつ詳しくまとめました。

レガレイラ(牝5歳/戸崎圭太)

オールカマー 総合情報 レガレイラ

連覇を狙う、メンバー最強格の女王です。父スワーヴリチャード、母ロカ、母父ハービンジャーという血統。ホープフルステークス、有馬記念、エリザベス女王杯とGⅠを3勝しており、今回のメンバーでは実績最上位。牝祖ウインドインハーヘアはディープインパクトの母であり、母ロカはリファール5×4とニジンスキー6×4を持つ配合です。中山芝外2200メートルは、後半1000メートルが速いロンスパ戦になりやすく、ニジンスキー的な持続力に富む中距離馬が活躍しやすい舞台。まさにこの血脈を体現する存在です。

データ面では、前走宝塚記念は7着に終わりましたが、これは昨年とまったく同じローテーション。昨年も宝塚記念11着からオールカマーを快勝しており、同じ好走パターンの再現が期待されます。最終追い切りは、美浦ウッドコースでの併せ馬で、14秒1-14秒5-14秒6-13秒7-12秒5-11秒4というラップを刻み、併せた2頭に併入。太田助手は「始動戦としては順調」「満足いく状態です」とコメントしています。大きなフットワークに比例した、気持ちに余裕を感じる動きで、休養による良いガス抜きができた様子。牝馬らしからぬパワフルな末脚は中山の急坂向きで、集大成となる5歳秋のスタートを、万全の状態で切れそうです。

コスモキュランダ(牡5歳/横山武史)

オールカマー 総合情報 コスモキュランダ

中山巧者は、豪快な追い切りで状態の良さをアピールしています。父アルアイン、母サザンスピード、母父Southern Imageという血統。前走の宝塚記念では、8番人気ながら奇襲の逃げを敢行。メイショウタバルに2番手でマークされながらも、前半5ハロン60秒3という絶妙のペースを刻み、直線でも懸命に抵抗して4着に粘り込みました。横山武史騎手は「この馬の能力は出し切れました」と納得の口ぶりでした。

皐月賞2着、有馬記念2着を含め、中山の重賞で5度の馬券圏内という、現役屈指の中山巧者。もともと中山芝2200メートルが大得意の条件です。1週前追い切りは、美浦ウッドコースで6ハロン79秒9を記録し、2秒5先に追走された相手に0秒8先着する意欲的な内容。加藤士津八調教師は「よくなってきていますね」とコメントしています。最終追い切りは、コース併せ馬で一杯に追われ、併せた相手を子ども扱いする迫力でしたが、仕上げすぎているとの見方もありました。夏場にしっかりと休養を取ったフレッシュな状態と、豪快な動きを武器に、2024年以来の勝利を狙います。

エセルフリーダ(牝5歳/武藤雅)

オールカマー 総合情報 エセルフリーダ

中山巧者の牝馬は、圧巻の動きで状態の良さを証明しました。父キタサンブラック、母デルマオギン、母父ハービンジャーという血統。3代母ランニングヒロインの半兄にステージチャンプ、4代母ダイナアクトレスは重賞5勝という、活躍馬を多数輩出する名門牝系を持っています。前走の中山牝馬ステークスでは、積極的な運びで重賞初制覇を達成。全5勝のうち4勝を中山でマークしており、この舞台への高い適性は折り紙付きです。

最終追い切りは、コース併せ馬で実施。後方で脚を溜め、直線内からスルスルと抜け出すと、17秒7-15秒2-14秒5-13秒6-12秒3-11秒8というラップを刻んで、相手2頭を完封する内容でした。雨で馬場が渋っていたことを考えると相当に動けており、何より勝負所での反応の良さが際立ちます。久々の実戦となりますが、気持ちは十分すぎるほど仕上がっている様子。この出来なら、強力な牡馬が相手でも互角、あるいはそれ以上の走りも期待できそうです。前走後はじっくりと休養を取り、次の大目標であるエリザベス女王杯に向けて英気を養ってきました。牡馬相手にどこまで通用するか、当メンバー屈指の仕上がりで臨む一頭です。

ジューンテイク(牡5歳/武豊)

オールカマー 総合情報 ジューンテイク

春の経験を糧に、中山初参戦に臨む実力馬です。父キズナ、母アドマイヤサブリナ、母父シンボリクリスエスという血統。半兄は障害重賞6勝のジューンベロシティで、母系からは豊かなスタミナを受け継いでいます。京都新聞杯、京都記念という重賞2勝の実績を持ち、地力の高さは確かなもの。いずれもスローの流れを味方につけて好走してきた実績があり、後傾ラップになりやすいこのレースの傾向とも合致します。

前走の宝塚記念は8着に終わりましたが、ロマンチックウォリアーやメイショウタバルといった強敵を相手に、貴重な経験を積むことができました。最終追い切りは、栗東ウッドチップコースで実施され、16秒6-15秒9-16秒0-14秒3-11秒9-12秒3というラップを記録。しっかりと負荷をかけた内容で、状態面をチェックする調整となりました。中山コースへの初参戦となりますが、名手武豊騎手とのコンビで、初めての舞台にどこまで対応できるかが焦点。春に積んだ経験を、秋の実戦に生かせるかが試されます。

キャントウェイト(牡5歳/横山典弘)

オールカマー 総合情報 キャントウェイト

着実な歩みでたどり着いた大舞台で、状態面も上々です。父ゴールドシップ、母マイネランデブー、母父アグネスデジタルという血統。スタミナと機動力を兼ね備えた配合が持ち味の一頭です。前走の2026ワールドオールスタージョッキーズ第2戦を勝利し、オープンクラス入りを決めたばかり。ここまでの道のりは決して早くはありませんでしたが、着実に条件クラスを突破してきました。

中山芝2200メートルは、2年前のノエル賞で強い勝ち方をした、相性の良い舞台。1週前追い切りでは、コスモキュランダ、レガレイラに次ぐ評価を得ており、動きの良さが確認されています。ベテラン横山典弘騎手を鞍上に迎え、経験豊富な手綱さばきにも期待がかかります。オープンクラス入りしたばかりで実績面では見劣りする面もありますが、追い切りで見せた動きの良さと、この舞台との好相性を武器に、相手なりに戦えるだけの地力を発揮できるか注目です。着実な状態の底上げが、この大舞台でどう生きるかが焦点となります。

パンジャ(牡5歳/丹内祐次)

オールカマー 総合情報 パンジャ

上がり馬は、しっかりと負荷をかけた追い切りで状態を整えています。父ゴールドシップ、母ノッテビアンカ、母父Kendargentという血統。母ノッテビアンカはクリテリウムドサンクルー(仏GⅠ・芝2000メートル)3着の実績を持つ、欧州の実力牝馬です。父ゴールドシップを思い起こさせるロングスパートの脚が、最大の武器。今回と同舞台の前走・サンシャインステークスを差し切ってオープンクラス入りを果たしています。

内・前有利の高速馬場のなか、中団のインを確保して立ち回り、スローな流れを直線で間を割るように伸びる競馬を披露した実績は、末脚の質の高さを裏付けるものです。1週前追い切りは、美浦坂路で14秒9-13秒6-12秒5-12秒1というラップを記録。終い重視の内容で、直線での決め手を意識した調整となりました。重賞は今回が初挑戦となりますが、実績馬たちが早めに競り合うような消耗戦の展開になれば、直線で一気に台頭してくる可能性を秘めています。相手強化のなかで、上がり馬らしい勢いをどこまで発揮できるか注目の一頭です。

リビアングラス(牡6歳/西村淳也)

オールカマー 総合情報 リビアングラス

ベテラン中距離馬は、休養からの立て直しで状態を上げてきています。父キズナ、母ディルガ、母父Curlin(アメリカのGⅠ馬)という血統。持続力とスタミナを兼ね備えた配合が持ち味です。3歳時には菊花賞で4着に善戦した実績があり、京都新聞杯3着、京都記念2着と、芝2200メートルの重賞で好走した経験も持っています。

昨年のオールカマーでは、ハナに行きながら向こう正面でマクられて粘れず、11着に終わりました。今春はやや精彩を欠く内容が続きましたが、夏競馬を見送ってじっくりと休養を取り、この一戦へ照準を合わせてきました。1週前追い切りは、栗東坂路で14秒3-12秒9-12秒8-13秒8というラップを記録。終いの時計が安定しており、調整過程の順調さがうかがえる内容でした。西村淳也騎手とのコンビで、休養による上積みを生かし、得意の2200メートルで一発を狙います。昨年の反省を踏まえた、より落ち着いたレース運びができるかが焦点です。

ヴーレヴー(牝4歳/吉田隼人)

オールカマー 総合情報 ヴーレヴー

夏の勢いをそのままに、初めての中山コースに挑む上昇馬です。父サトノクラウン、母アルギュロス、母父マンハッタンカフェという血統。父サトノクラウンは、宝塚記念やジャパンカップを制した名馬で、中距離への適性は血統的にも裏付けられています。全4勝を函館と京都で挙げており、右回りコースでの実績は十分です。

今夏は、函館の巴賞を1着、札幌のクイーンステークスを3着と連続好走しており、状態面での勢いは確かなものがあります。初めての中山コースと、初めての2200メートルという距離への対応が、この一戦の最大のカギ。先行力を生かして、自分の形にレースを持ち込む競馬ができれば、粘り込みも十分に期待できるタイプです。若手の吉田隼人騎手とのコンビで、夏場に掴んだきっかけを、秋の重賞という新しい舞台でどこまで生かせるか。上昇気配にある4歳牝馬として、上位争いに食い込みたい一頭です。


まとめ

オールカマー2026 総合情報 総まとめ

オールカマー2026は、中山芝2200メートル外回りで、立ち回り力と持続力が問われる一戦です。過去10年のデータでは、1番人気がやや苦戦する一方、5〜10番人気の中穴クラスから毎年のように好走馬が出ており、前走が宝塚記念・天皇賞春だった馬が最有力。まさに、この2レースからの参戦となるレガレイラ、コスモキュランダ、ジューンテイクが中心候補です。最終追い切りでは、レガレイラが馬なりのまま安定した動きを見せ、エセルフリーダが圧巻の完封劇で自信を深めました。中山巧者としての実績・血統的な持続力・仕上がりの3拍子を総合的に見極めて、狙いを定めたい一戦です。当日の馬場状態やオッズ、枠順を確認して、判断してください。

【オールカマー2026 当日枠順確定情報】馬番順で全馬徹底解説!当日オッズ・馬場状況も完全網羅

2026年9月20日(日)15時45分、中山競馬場・芝2200メートル(外回り)で第72回産経賞オールカマー(GII)が行われます。1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられる、秋の中距離路線の重要な一戦です。当日の中山は曇・良馬場のコンディション。土曜は雨で渋った馬場でしたが、日曜は回復し、良馬場での施行となりました。13頭立てで、連覇を狙うGⅠ3勝の女王レガレイラが1番人気に支持されています。枠順は内枠が明確に有利で、過去10年のデータでは1枠が最も好成績。ここでは、確定した枠順・馬番順に、全馬の当日情報を1頭ずつ詳しくまとめました。

1番 キャントウェイト(1枠1番/横山典弘)

最内枠の好枠を引き当てた、上昇中の実力馬です。父ゴールドシップ、母マイネランデブー、母父アグネスデジタルという血統。前走の2026ワールドオールスタージョッキーズ第2戦(札幌芝2000メートル)を勝利し、オープンクラス入りを決めたばかりです。父ゴールドシップ×母父アグネスデジタルという、スタミナと機動力を兼ね備えた配合が持ち味。今回は最も好成績の1枠1番を引き当てました。

過去10年のデータで最も有利な1枠(1着率9.2パーセント・3着以内率25.2パーセント)を引けたのは、この馬にとって大きなプラス材料です。中山芝2200メートルは、2年前のノエル賞で強い勝ち方をした、相性の良い舞台。1週前追い切りでは、コスモキュランダ、レガレイラに次ぐ動きの良さが確認されており、状態面も上々です。ベテラン横山典弘騎手を鞍上に迎え、最内枠からロスなく立ち回れれば、相手なりに戦える地力を秘めています。オープンクラス入りしたばかりで実績面では見劣りしますが、絶好枠と舞台適性を武器に、人気の盲点となりうる警戒馬。持続力が問われるオールカマーで、着実な状態の底上げがどう生きるか注目です。

2番 ワイドエンペラー(2枠2番/C.ルメール)

名手C.ルメール騎手を鞍上に迎える、ベテランオープン馬です。昨年10月にオープン入りを決め、2走後のオールカマーは7着でした。今回は名手ルメール騎手とのコンビで、巻き返しを図ります。今回は2枠2番から。ただし、枠順データ上は2枠が最も不利(1着率5.9パーセント)とされており、この点は気がかりな材料です。

一方で、鞍上のC.ルメール騎手は、このオールカマーで過去10年に64騎乗16勝・勝率25.0パーセントという抜群の好成績を残しており、複勝率も高い名手。騎手の腕でカバーできるかが焦点となります。8歳のベテランで、実績面では上位馬に見劣りする面はありますが、名手の好リードがあれば、侮れない存在です。中山2200メートルの持続力が問われるコースで、ルメール騎手の巧みな立ち回りに導かれ、どこまで食い込めるか。枠順の不利をどう克服するかがカギとなりますが、名手とのコンビで、上位争いに一石を投じられるか注目される一頭です。展開次第では、見せ場をつくる可能性も秘めています。

3番 リビアングラス(3枠3番/西村淳也)

好枠を引いた、2200メートル巧者のベテランです。父キズナ、母ディルガ、母父Curlin(アメリカのGⅠ馬)という血統。持続力とスタミナを兼ね備えた配合が持ち味です。3歳時には菊花賞で4着に善戦した実績があり、京都新聞杯3着、京都記念2着、そして今年1月の日経新春杯3着と、芝2200メートル前後の重賞で好走を重ねてきました。今回は好成績の3枠3番から。3枠は過去に3勝を挙げている好走枠です。

昨年のオールカマーでは、ハナに行きながら向こう正面でマクられて粘れず、11着に終わりました。今春はやや精彩を欠く内容が続きましたが、夏競馬を見送ってじっくりと休養を取り、この一戦へ照準を合わせてきました。1週前追い切りは、栗東坂路で終いの時計が安定しており、調整過程の順調さがうかがえる内容。当日は良馬場に回復しましたが、この馬は道悪も水準以上にこなせるタイプです。西村淳也騎手とのコンビで、好枠を生かし、昨年の反省を踏まえたより落ち着いたレース運びができれば、得意距離で一発も。休養による立て直しと、2200メートルでの重賞好走歴を武器に、上位争いを狙う一頭です。

4番 ヴーレヴー(4枠4番/吉田隼人)

上昇気配の4歳牝馬が、好枠を引き当てました。父サトノクラウン、母アルギュロス、母父マンハッタンカフェという血統。父サトノクラウンは、宝塚記念やジャパンカップを制した名馬で、中距離への適性は血統的にも裏付けられています。全4勝を函館と京都で挙げており、右回りコースでの実績は十分。今夏は、函館の巴賞を1着、札幌のクイーンステークスで小差の3着と連続好走しており、勢いに乗っています。今回は好走圏の4枠4番からです。

初めての中山コースと、初めての2200メートルという距離への対応が、この一戦のカギ。ただし、道悪馬場になれば面白い存在という見方もあり、当日の馬場が渋った場合には浮上の可能性も指摘されていました。当日は良馬場に回復しましたが、先行力を生かして自分の形にレースを持ち込む競馬ができれば、粘り込みも十分に期待できるタイプです。若手の吉田隼人騎手とのコンビで、好枠から先行策を取れれば、上昇気配の4歳牝馬らしい走りが見られそう。夏場に掴んだ勢いを、秋の重賞という新しい舞台でどこまで生かせるか。初コース・初距離の壁を乗り越え、上位争いに食い込みたい一頭です。

6番 パンジャ(5枠6番/丹内祐次)

同舞台での勝利実績を持つ、上がり馬です。父ゴールドシップ、母ノッテビアンカ、母父Kendargentという血統。母ノッテビアンカはクリテリウムドサンクルー(仏GⅠ・芝2000メートル)3着の実績を持つ、欧州の実力牝馬です。父ゴールドシップを思い起こさせるロングスパートの脚が、最大の武器。今回と同舞台の前走・サンシャインステークスを差し切ってオープンクラス入りを果たしています。今回は5枠6番から。

内・前有利の高速馬場のなか、中団のインを確保して立ち回り、スローな流れを直線で間を割るように伸びる競馬を披露した実績は、末脚の質の高さを裏付けるものです。1週前追い切りは、美浦坂路で終い重視の内容をこなし、直線での決め手を意識した調整となりました。重賞は今回が初挑戦となりますが、実績馬たちが早めに競り合うような消耗戦の展開になれば、直線で一気に台頭してくる可能性を秘めています。丹内祐次騎手を鞍上に、今回と同じ中山2200メートルでの勝利実績を武器に、上位進出を目論みます。父ゴールドシップ譲りのロングスパートで、相手強化のなかどこまで戦えるか注目の一頭です。

7番 レガレイラ(5枠7番/戸崎圭太)

連覇を狙う、メンバー最強格の女王です。父スワーヴリチャード、母ロカ、母父ハービンジャーという血統。ホープフルステークス、有馬記念、エリザベス女王杯とGⅠを3勝しており、今回のメンバーでは実績最上位。競馬AI指数も81.3で、2番手のジューンテイクに12.4ポイント差をつける断然の評価です。母ロカはニジンスキー6×4を持つ配合で、後半にペースが上がるこのコースが求める持続力を、しっかりと受け継いでいます。今回は5枠7番から。

昨年のオールカマーでは、道中から上がりという形で高いパフォーマンスを発揮し、1番人気に応えて危なげなく勝利を収めました。前走の宝塚記念は7着でしたが、大雨のなかで引っ張られる厳しい展開が向かなかったもの。昨年と同じ宝塚記念からのローテーションで、同じ好走パターンの再現が期待されます。最終追い切りは、美浦ウッドコースで馬なりのまま併入し、太田助手も「満足いく状態」とコメント。当日は良馬場に回復し、良馬場でこそ力を発揮するこの馬にとっては絶好の条件となりました。牝馬らしからぬパワフルな末脚は中山の急坂向き。戸崎圭太騎手を鞍上に、4度目のGⅠ制覇に向け、しっかり足場を固めておきたい一戦です。

9番 コスモキュランダ(6枠9番/横山武史)

中山巧者は、絶好の状態で主役に名乗りを上げています。父アルアイン、母サザンスピード、母父Southern Imageという血統。前走の宝塚記念では、8番人気ながら奇襲の逃げを敢行し、雨の重馬場のなかで見せ場十分の4着に粘り込みました。皐月賞2着、有馬記念2着を含め、中山の重賞で高いパフォーマンスを発揮している、現役屈指の中山巧者です。今回は6枠9番から。

有馬記念で初めてブリンカーを装着してから、持ち味を発揮できるようになったのが大きな強み。加藤士津八調教師は「仕上がりは問題ないと思います」「あらかた整った」とコメントし、状態面に自信を見せています。もともと中山芝2200メートルが大得意の条件で、この舞台への適性は疑いようがありません。ゲート練習も済ませ、「特に問題なかった。何とか出てくれれば」とのこと。当日は良馬場に回復しましたが、道悪でも力を示せるタイプで、馬場を問わず好走が期待できます。横山武史騎手を鞍上に、グランプリレースで見せた積極策も選択肢。2年半ぶりの勝利へ、抜群の中山実績とフレッシュな状態を武器に、堂々の主役として臨む一頭です。

12番 エセルフリーダ(8枠12番/武藤雅)

中山巧者の牝馬は、圧巻の追い切りで状態の良さを証明しました。父キタサンブラック、母デルマオギン、母父ハービンジャーという血統。3代母系に重賞5勝馬など活躍馬を多数輩出する名門牝系を持っています。前走の中山牝馬ステークスでは、積極的な運びで重賞初制覇を達成。全5勝のうち4勝を中山でマークしており、この舞台への高い適性は折り紙付きです。今回は8枠12番から。

父キタサンブラック×母父ハービンジャーという配合は、パワーとスタミナを兼備したもの。最終追い切りは、コース併せ馬で後方から相手2頭を完封する圧巻の内容で、雨で馬場が渋っていたことを考えると相当に動けていました。何より勝負所での反応の良さが際立ち、久々でも気持ちは十分すぎるほど仕上がっています。この出来なら、強力な牡馬が相手でも互角、それ以上の走りも期待できそう。ただし、8枠という外目の枠は、内枠有利の当日傾向を考えるとやや不利な材料です。武藤雅騎手を鞍上に、スッと好位を取れるレースセンスを生かし、外枠のロスを最小限に抑えられるかがカギ。当メンバー屈指の仕上がりで、牡馬相手にどこまで通用するか注目される一頭です。

13番 ジューンテイク(8枠13番/武豊)

重賞2勝の実力馬が、中山初参戦に臨みます。父キズナ、母アドマイヤサブリナ、母父シンボリクリスエスという血統。半兄は障害重賞6勝のジューンベロシティで、母系からは豊かなスタミナを受け継いでいます。京都新聞杯、京都記念という重賞2勝の実績を持ち、競馬AI指数もメンバー2番手の68.9と、地力の高さは確かなもの。いずれもスローの流れを味方につけて好走してきた実績があります。今回は大外の8枠13番から。

前走の宝塚記念は8着に終わりましたが、ロマンチックウォリアーやメイショウタバルといった強敵を相手に、貴重な経験を積むことができました。最終追い切りは、栗東ウッドチップコースでしっかりと負荷をかけた内容で、状態面をチェックする調整となりました。ただし、中山コースへの参戦は今回が初めてで、しかも内枠有利のなかで大外枠を引いたのは、やや厳しい条件です。名手武豊騎手とのコンビで、初めての中山コースと外枠という2つの課題を、どう克服するかが焦点。京都新聞杯・京都記念で見せたスロー巧者ぶりを、この舞台の展開次第で発揮できるか。春に積んだ経験を、秋の実戦に生かせるかが試される一頭です。


まとめ

オールカマー2026 当日枠順確定 総まとめ

オールカマー2026は、当日曇・良馬場のコンディションで行われる、13頭立ての天皇賞秋トライアルです。土曜は雨で渋った馬場でしたが、日曜は回復し、良馬場での施行となりました。枠順は内枠が明確に有利で、1枠が最も好成績、逆に外枠は割引材料。中心は、5枠7番を引いた連覇を狙う女王レガレイラ。良馬場に回復した当日は、この馬にとって絶好の条件です。最有力対抗は、6枠9番で抜群の中山実績を持つコスモキュランダ。ブリンカー効果で安定感が増し、状態も絶好です。8枠12番で圧巻の追い切りを見せたエセルフリーダ、8枠13番で重賞2勝のジューンテイクは、外枠が課題。最内1枠を引いたキャントウェイト、好枠の3枠リビアングラス、4枠ヴーレヴーも侮れません。実績・適性・枠順を総合的に照らし合わせて、狙いを定めたい一戦です。最終的なオッズや馬体重、パドックの気配を確認して、判断してください。

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